わがままプーが消えて一人になると、急にいろんなことが頭に押し寄せてきた。
倒れた。纏を解いた瞬間?
二度目の死、その先にあるのは?
そもそも、神とはいったい・・・・・・
ベッドの中で目を瞑って考えていると、なんだか世界に一人だけなような、そんな気がした。辺りは静かで、人の気配も無い。
部屋に誰かが入ってきた。
でも、なんとなく今起きていくのも変な気がして、寝たふりをする。
「アルア・・・・・・いつ、目を覚ましていただけるのでしょうか」
ミルキかよ!空気読めよ。しかもそわそわしだしたかと思ったら頬を赤く染めてやつはこうのたまった。(全部気配でわかる。特にこいつは)
「眠り姫は王子の口付けで目を覚ま「さねーよ」
お前は乙メンか。
「おっ起きてたんですか・・・」
「起きてました」
残念そうにするな。近親相姦は大好物だが自分が対象になるのは別問題だ。
あ、あとここで主張しておくけどわたしは腐女子ではない。友達が腐女子だったの!これ結構切実!!
「あ・・・・・・。じゃあ、みんな呼んできますね」
頬を染めてはにかまれて胸がきゅんとした。そんな馬鹿な!
「ミルキ」
「なんですか?」
わたしに呼び止められたのが嬉しいらしく素晴らしい笑顔だ。
「豚は死ね」
・・・・・・。
やっぱり胸のときめきなんて気のせいだったようだ。
第六話 これは作者の気分によってジャンルが変わる小説です。
ミルキが家族を呼びに言って数分後。
わたしは真剣な顔をした家族に囲まれていた。
「アルア」
代表らしい父が重々しく口を開く。
「お前は、生まれつき体が極端に弱かったようだ。さっきも、天空闘技場の空気が体に合わなくて死にかけた」
死っ!?ど、どんだけ・・・・・・。
でもあそこありえないくらい空気悪かったからなぁ・・・。
・・・じゃあ流星街に行ったら即死か。
「だから、一種の防衛本能で生まれつき纏をしていたんだろう」
トリップ特典じゃなかったのか・・・。ちぇっ。
「え、じゃあ」
「纏を解いたお前は倒れたんだ。今はまた無意識に纏をしているから大丈夫だが」
・・・・・・病弱設定?いや萌えるけど自分が対象以下略。
「ごめんなさいね、アルアちゃん。丈夫に産んであげられなくて・・・・・・」
母に涙ながらに謝罪された。気にしてないよ!美人に涙は似合わないよ!
「キキョウ、お前だけのせいじゃな「そうよ!あなたの遺伝子が劣悪だから!」
「へぶほっ」
え?
「ああ、アルア。僕が貴方を守りますから」
うっとりと陶酔する次兄。
「アルア、どんまい」
いつもの無表情の長兄。何が!?何のどんまいなのお兄様!やめてよね!
それと、真剣な目でこっちを見ている我が双子の兄。シリアスはお呼びじゃないよ。てか今思いっきり念の話したよね?居て大丈夫なの?
「アルア・・・・。その・・・念とかの話、親父達から聞いた」
え?
ヤバクね?原作・・・。
「オレ、天空闘技場で200階まで行ってくる。それから、親父達に念教えて貰って、強くなる。オレが、お前を守るから」
病弱だと判明してから扱いが変わってない?
あー・・・。原作・・・。まあ、とりあえず
「ありがとう」
初めて、
「ああ、家族なんだなあ。」と思った。
みんなも笑い返してくれて。前のわたしには無かった、ものだ。
「あ、アルアが僕に笑いかけ「お前じゃねーよ豚君」
・・・兄を豚と呼ぶ家はどうなんだろう。
「じゃあ俺に「あなたじゃないわ」
原作でこの夫婦の関係はこうだっただろうか。色々疑問は尽きないが世の中には聞かない方がいいこともある。
逃避の意味もこめて唯一喋らない長兄の方を見ると、希少な笑顔を浮かべて彼は言った。
「どんまい」
だから何ィィィィィィ!?どんまいで全てが許されると思うなよ!
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最初につけ足しました。
ふう。短いですねごめんなさい。次こそは天空闘技場に行きます。
というか一人称が「俺」のキャラが多くて書き分けられない。誰か助けて。