むすぅ~めずっしチェーンッ♪
四十四日目
日本語が出てきた。懐かしくて泣いてしまった。
だけど。
「娘寿司チェーン、高田店オープン記念!巻き寿司80円!(120円以下のもの限定)ってかいてあります」
コレはないと思うの。
いやまじで、この「遺跡」は一体何処なんだ。アメリカ?日本?それとも違うとこ?
ぺよん、と音を立てて折れた「レトルトパウチされたチラシ(下敷き状)」を抱きしめてみた。土臭い。(発掘品だからね!)
とりあえず、ヴィグルーさんも復活して無心に遺跡を掘りまくってました。
その夜の交尾はすごく優しかったです。「好きって言え」と言われたので、好きといいました。優しい交尾、超好き。
四十五日目
盗賊団来た。必死で抵抗してたら、ぽいぽい人が吹っ飛ぶ。ワードッグすげえ。
「フタエノキワミ アッー!」
投げたけど。
「炊きたてのご飯投げ-!(穴の開いたお釜(火で熱した)」「パスタトルネード!(縄を投げた)」「くらえ灼熱のしるこ!(熱湯)」
お子様に大人気でした。爆笑的な意味で。
石畳の丘に登ってこようとした盗賊団の皆様には、奥様方謹製「マスターキートン式石けん水」をごちそうしました。
奥様にも大人気でした。爆笑的な意味で。
ゲリラ戦ってたのしい。
四十六日目
昨日襲ってきた盗賊団は、隣の国から逃げてきた「盗賊もどきの平民集団」だったそうです。
と、朝の一発でヴィグルーさんから聞きました。
夕べは余り寝て無くて、襲撃で気が立ってるから収めたいそうです。
最近はブチュブチュいってたのが、くちゅっ…くちゅっ…とゆっくりです。たまりません。そのくせ追い上げるときはいつも通りのガン責めなので
あえぎ声というか「あひぃ」やら「ひきぃ」やらすごい声が喉から出ます。
すごくすごくじらされてからイったので、足がブリッジ状態のまま、下半身けいれんしちゃいました。幸せ。
死傷者はあんまりでなかったので、女性や子供が大量に夕べ保護されたようです。
おさんどんに駆り出されました。
くらえ、卵がゆ!!ついでに蒸かした餅米も粒のママ混ぜてみた。腹持ちの良さに驚愕するがよいフゥハハハハハァー。
日本語を見たおかげで変にテンションが高くなってます。今日見せてもらったのはたぶんタイ語。よめねーよ。
あとなんか、私の下に何人か人が突くことになりました。難民救済チームとして。…私、奴隷だったとおもうんですけども。
帰ってからヴィグルーさんに「私、奴隷ですよね?」と問いかけたらなんか盛り上がったみたいで、ご飯食べずにずっとしてました。
くちゅくちゅでした。私が「イく」時の顔がすごく好きらしくて、ずっと睨んでいたら、そのときイっちゃいました。
目を見ながらイってしまった…。すっごいニヤニヤしてました。くふん。
+
ぐ、ぐぅ。
ぱさついた尻尾が太ももをはたく。
乾燥し、乾いた砂を含んだ砂が、荒野にふらつく影に容赦なくたたきつけられる。
月も星もぼんやりと砂塵に光を遮られている。
「め、めし…」
ボサボサの頭をすこし上げれば、けなげに荒野にそびえる遺跡都市。艶のない毛並みを持った耳と尻尾をつけた男は、フラフラと眼前の都市に
向かって足を進めていった。
その頃シオは。
「そ、そんなにゆっくり天井捏ねないでぇ!」
「んん?それが好きな癖に。Gも、こうやってこーねこーね」
「あぁぁぁん!はい、好きですゥ!あっ あっ た、たまりませぇぇぇん」
ヴィグルーの下にいた。