暗がりの中、ぼんやりと室内灯が燈る中、ゆっくりとベットの上に私は傅くように上体を伏せていく。いや、私は傅いているのだ、父に。血のつながらない父に
「ん…む…」
ゆるゆると父の股間で顔を上下させ、肉の竿に私の口で刺激を与え続ける、ゆっくりと、いつまでも続くことを望むように。だがそんな思いもだんだんと私の下腹部から沸きあがってくる熱に薄れ、舌を駆使し、亀頭を丹念に嘗め回し、口をすぼめて少しでも触れる部分を増やし、快楽を求める
(ああ…気持ちいい…熱くってごりごりして…堪らない)
ごつごつと気道を塞がれるたびに息苦しさより嬉しさと淫悦が浮かび、体の奥深くに刻まれていく。体からは濃厚な雌の匂いが汗と共に噴出して、父さんに私が何者なのか訴え続けてる。まるで膣を犯されているかのような体の反応
そう、これはフェラチオによる奉仕ではなく、私が父さんのペニスを使っての自慰だ
私はいつしか、長い父さんとの性行為によって口内すら性感を得た。それは良いことだと私は思っているし、昔から望んでいたことの一端でもある
「んむ…あは…ねえ、父さん…」
『父さん』という言葉に僅かな背徳感を感じ、背筋をぞくりとさせる。世間では父娘の間では禁じられている行為。正直世間などどうでもいいが、それでもこの行為のスパイスとなる程度には私はまだ正気を保っているようだ…
(うふ、うふふふふ)
いえ、そんな禁忌すら快楽にしてしまうほど私は溺れているの?もう狂っているの?
「く…フェイトの息は熱いな…」
咥えたままの、縦長に口をすぼめた顔で淫笑を私は浮かべ、父さんに褒めてもらった嬉しさを表す。頬は喜びで緩むが、それをまたバキュームし、萎めて体内の淫熱を高めていく
(ああ…好き、大好き、愛してる!)
父さんの肉棒だけじゃない、父さんから出るものは全て。この匂い、熱、普段の生活でも思い出すだけで秘裂はぬかるんでくるほど愛している。こうして喉を犯されていることじゃない。ただ父さんを肌で感じるだけで私は、その思いで一杯になってしまう
「父さん…ね?」
ゆっくりと、涎とこれからを連想してしまう父さんの先走り液でべたべたになった顔をあげ、先を促した。私はもうこれ以上は耐えられそうにない、そう目で父さんに訴えると、仕方ないな。と目で返してくれた。だから私は急ごうとする体を必死に押さえつけ、くるりと体の向きを変える
いつもの私の好きな体位、後背位。自分から父さんを抱きしめれなくて、父さんの顔も見れなくて、父さんに全て見られてしまう。この全てを相手に委ねてしまう体位がいつの間にか好きになっていた
「ん…開いちゃう…あっ…」
「ぬれているな、フェイト」
後ろから覗き込むように私の秘められた場所に顔を近づけ、ゆっくりと二本の指で押し広げられた。何度も数え切れない程見られているけど、いまだに恥ずかしさは薄れない。だって…私が淫乱だとはっきり叫んでいるようなものだから
「あ…あ…あ!あン」
まるで本番のように二本の指でピストンされているといきなりアナルに親指を入れられた。びっくりしてぎゅっときつく締め付けてしまったがすぐにゆるゆると腸液が流れ、膣と交互に入れられるのに支障がなくなってしまう
(すごい…ああ…もう駄目。同時なんてもうはじけちゃいそう)
後ろも父さんに楽しんでもらうために自分で開発して、ずっと昔に捧げた。女の子の日も抱いて欲しかったし。それに今はそうでもないけど、私は体質なのか前より感じる程で、小さい時はよく父さんにせがんだ
「…父さん…もう、入れて…」
顔を枕に押し付けて、両手でアナルと膣を広げて父さんを待つ、小さいころほどじゃないけど私は今でも後ろが好き。どこまでもどこまでも刺しぬかれるような気分になれる、あの熱い子宮の裏を擦られる感覚は独特で、すごい。でも最近は子宮に出された時の充実感も好きになった。そんな私でもやはりこの格好は恥ずかしい。それでも一瞬でも早く入れて欲しくて、父さんにこの気持ちを分かって欲しくて腰を淫らに、雄を誘うように本能で揺らしてしまう
ぐぷり…ようやく待ち望んだモノが私の中に来てくれた。背骨を通ってその喜びが這い上がってくる、あぁ堪らない…
「あ…はぁ…深…い」
(一つになる…父さんと…火花が散る…目の前…)
膣に押し付けられ、ゆっくりと挿しぬかれていく…あぁ、今日は前なんだ、ちょっと残念に思いながらそれでも父さんの好きにしてくれる事が嬉しい。私は父さんの物に成りたい、どろどろに溶けて一緒になりたい、もっともっと激しく、本でしか見たことないようなアブないプレイもして欲しい。そして私を壊して、私を隷属させて欲しい。なのに…父さんはいつも優しい。もっともっと強くして欲しいのに…それが分からないはずないのに、ずっとずっと優しく、ズルい
「父さん…もっと動いて…」
「はいはい、お姫様のおっしゃるように」
…いつもこうだ。私をもっと手荒に扱って欲しい、もっともっと溺れさせて、壊して欲しい。そういつも思っているのに、父さんはズルい。いつだって最後まで快楽に沈めてくれない。肩まで沈めておいてロープを投げて渡す、自分で絶対に私の未来を決めてくれない
もう…私は父さんの物なんだよ?もう離れられないんだよ?そういっても父さんはいつも笑って『甘えるな』なんていって突き放す
「ん…」
私の要求通り激しくなった腰の動きにあわせて動く私の乳果。シーツと擦れあってぐにぐにと姿を変え、それだけで痺れるような快感が強制的に送られる。腰から下はもう熱以外の感覚はよく分からない、ただただ女の子の一番大事な所が父さんに犯されているって全力で叫ぶだけ。目の前は白く霞みだし、背筋もびくびくと勝手に跳ね上がる。自分のはしたない声の恥ずかしさから咥えた人差し指からは、きつく噛み付いているせいでいつのまにか血が滲み出していた
(ああ…飛ぶ!飛んじゃう!イィ!おま○こが!ぐぽぐぽいい!)
もう、何がどうなっているか分からない、どのように犯されているかも忘れてしまった
でも、そんなことどうでもいいこと
ただただ、愛しい父さんの肉棒が胎内を抉って、蹂躙してくれさえすればいい。ずっとずっとこの時間が続けばいいと思ってしまう。淫猥な音を立てる蜜壷が、張り出した亀頭のエラがかき出す私の中の愛液が、脳の全てを白く染め上げる
(すごい!ああ駄目!父さん!そこすごい!)
父さんが私の弱いところに触れた瞬間、背筋を伸ばしてぎゅっと締め付ける。それを感じて父さんはそこをガツガツと擦ってくれる、本で調べたらGスポットというらしいクリの裏側を押されると、私はまるで壊れた機械のようにビクビクと意味のない痙攣と、壊れたレディオのように淫声を上げる
「あ!いい!父さんそこ!んグ!ぅぅう!」
恥ずかしさから、せめて声を防ごうと。噛み付いた左手の指以外、右手を口に持っていく。ただ、力がまったく入らないためゆっくりゆっくり、のろのろと。父さんから逃げる為にもがいている様に見えるだろう
ねっとりとした汗が全身を覆い、全身で後ろの支配者に屈服しているのを表す。父さん、これが私の全てだよ?全部全部あげる、全部全部好きにして
(駄目!無理無理!私の中に熱いのちょうだい!飛んじゃう!飛んじゃうから!)
いつものイきっぱなしの状態になった私を見ると、父さんは冷静にそれを感じて終わらせる瞬間を決めた
「…いくぞ」
「あっ!はいっ!!来て!中にきてぇっ!」
それだけ叫ぶのが精一杯、もう考えて喋っていない。ただ、父さんの声に反応しただけ、なんの意味もわかっていない、だから父さんの欲望が子宮口を叩いた瞬間、体だけ先に達して、次に『あ、私今イってるんだな』と思った瞬間。ガクン、と体が硬直して目の前は真っ白、完全に何も分からなくなる
「…あー…あー…あー…」
ぶぁっと体の隅から隅までの毛穴が開いてさらに淫猥な匂いを出しているんだろう。際限なく打ち付けられる精液、それを飲み込もうと雌の本能で吸い上げる、せりあがった子宮。体内にマグマが生まれたような気がして、それが正しいとばかりに意識の一片も残さず焼き尽くされる
(飛ぶ!飛んじゃう…熱い…死ぬ…壊れる…ああああぁぁぁぁ)
もう口から流れるのは涎と意味不明の音、声ですらない。目はきっと前みたいに白目を半分むいて涙と私の理性を垂れ流しているに違いない。顔は緩みまくって、体は陸に上がった魚のように喉とともに反らして跳ねる
「あひっ…ぃ」
(父さん…好き…)
ごぽっ
それでも父さん自身が私の中から居なくなったのだけは、胸に浮かぶ寂しさで分かった
「なあ、フェイト」
「ふぁ…はい」
今、私は力の入らない体を父さんに完全に預けて、ゆっくりと後始末をしてもらっている。もうちょっとしたらシャワーを浴びなければだめだが、このゆっくりとした時間が私は好きで、よく睡眠時間を削って父さんに怒られる
「まったく…馬鹿が馬鹿みたいな顔してないで、とっととシャワー浴びろよ?」
「ん…もうちょっと…父さん、今度は髪の毛」
「はいはい」
ティッシュでお互いの股間を拭い、ウエットティッシュで顔を拭いてくれた後、髪の毛を手櫛ですいてもらう
「フェイトは甘えんぼだな…いつまでたっても…」
「ん、だって父さんだもん」
「わけわかんねぇよ、ほら。明日からまた仕事だろ?さっさと寝ろよ?」
「…もうちょっと一緒にいて」
「だめ、仕事ちゃんとしろ」
でももっとこのままがいい、もっと肌で父さんを感じていたい。もう一回は私の体力がないから父さんに悪いしいいけど、でもこの優しい時間がもうちょっと欲しい
「…分かった、シャワー浴びさせてやるよ、一緒にな」
「ん」
きっと触れ合う肌でそんな私の心を読み取ったのだろう、父さんはいつものように簡単に折れて、折衷案をだす
「まったく…これで社会人かね?父さんは不安でたまらないよ」
「嘱託魔導師だけど、これでも結構頼りにされてるよ?」
この前も帰るとき、部隊長さんにまた頼むって言われたんだ、と語ると
「そんなのお世辞だよ、本気にするな」
って、目を細めてうれしそうにしながら忠告してくれた。父さんって昔からなんだかんだ言って、甘くて本当に分かりやすいと思う
「うん、気を抜かないようにする」
ずっと父さんは変わらない
あのなのはの墜落事件があって、皆の将来も大きく変わった。なのはは父さんの治療で魔力は回復したけど、教導官は辞めた。はやてはその時の事件をいまだに気にして特別捜査官になった
私は…どっちなんだろう?変わったのかな?変わらないのかな?
「どうした?」
「私、変わったかな?父さん」
「いきなり何を…しらん、自分で考えろ」
そう言うとまだ足が立たない私を、お姫様だっこでお風呂場に連れて行ってくれた。だからその間に父さんがいったようにちょっと考えてみた
「…きっと、変わらない、変わってない」
「ん?主語がないから分からんが…」
「いいの、父さんと同じだって分かってうれしいだけだから」
「なんだそりゃ?まあいいや、扉開けてくれ」
「うん」
きっと、ずっと前から父さんが好きで、ずっとずっと一緒にいたかったから。血の繋がらない、でも今では唯一になってしまった、『娘』って呼んでくれる人といつまでも居たいって思っていた。だからこれでいいんだ。そう思って力の入らない腕にこっそり魔力を通してドアを開け、照明を付ける
「そういえば、明日くらいになのは来るって言ってたよ?」
「マジか!…ああもう先にいえよ…35歳に毎晩とか勘弁しろよ…?」
「大丈夫だよ、父さん絶倫だし」
「…娘に言われると…分かっててもクるなぁ…鬼畜でハーレムとか俺も人生設計の中ではエロゲー内だけだったのに…」
「別に法律に触れてないし、もう」
「…ああ…俺首吊りたい…」
あとがき
マイルドに修正。修正前は1/3くらいあえぎ声っていう鬼畜以下でした…てかもう作品といえぬ!
PS 養子でも結婚は出来るっぽいですな…ちなみにやり方によっては血の繋がった親子とかでも可能…法律の抜け穴みたいな裏技ですが、こっちは…
PS2 結婚について調べたらフイタw『結婚できない対象』に『本人』…どんだけ!w…いや、書かないとやる人いるんだろうけどさw