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No.37175の一覧
[0] リリカルなのはのエロ[cigger/ザ・シガー](2016/01/11 16:42)
[1] 俺が勝手に妄想したINNOCENTのプレシアさんのあれこれ[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[2] ティアナがエリオの童貞を喰うような話[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[3] カリムを屋外調教するような不倫セックス[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[4] INNOCENT時空でリニスさんがフェイトとアリシアにクロチンで性教育するお話[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[5] アインス蛇触手責め[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[6] ルーテシアとメガーヌの親子丼エロ大盛りツユダク[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[7] なのフェイリン桃ふた4P (元タイトル:親子競艶)[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[8] クロノくんとユーノくんをバニガコスにしてぬちょぬちょするおはなし (元タイトル:クロノとユーノのウサギ狩り)[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:21)
[9] ディアーチェを触手陵辱しようぜ!!!!!!!!!!![cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:22)
[10] フェイト陵辱祭[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:22)
[11] ヴィヴィオ×フェイト ふたレズ[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:22)
[12] エリオとフェイトでえちぃ事[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:22)
[13] スバルとティアナを嬲ったり辱めたりするだけのお話(前編)[cigger/ザ・シガー](2014/07/19 21:04)
[14] スバルとティアナを嬲ったり辱めたりするだけのお話(後編)[cigger/ザ・シガー](2014/07/19 21:07)
[15] はやアイ  はやて×アインスでエチィ事しまくるだけのSS[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:22)
[16] アリサたんをぺろぺろちゅっちゅするおはなし[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:23)
[18] ヴァイ×ティア[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:23)
[19] シュテルのフェレット狩り[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:23)
[20] なのは×ヴィヴィオ×フェイト 親子3Pレズ  【ヴィヴィオ×フェイト ふたレズ の続き】[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:23)
[21] ユーなのイチャラブSEX!! パイズリフェラと騎乗位で迸る司書長のザーメン!!!!![cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:23)
[22] キャロぱい[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:23)
[23] なのはとシュテルのフェレット狩り 前編[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[24] なのはとシュテルのフェレット狩り 中編[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[25] なのはとシュテルのフェレット狩り 後編[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[26] イノセント時空でリンディさんとプレシアさんがエロい事をするSS(ふた)[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[27] ヴァイス×シグナム で生活感のある系エロを目指してみた[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[28] イノセント時空でリンディさんとプレシアさんがエロい事をするSS(ふた) 2[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[29] A’s時空でリンディさん×桃子さん(ふたなり)[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[30] ヴィータさんとエロエロぬちょぬちょるお話[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:24)
[31] ユーノ司書長調教録[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:25)
[32] レヴィちゃんを蟲姦でちゅっちゅしよ♡ (蟲・種付け・出産) 2014/3/1 出産パート追加[cigger/ザ・シガー](2014/03/19 18:25)
[33] アリサたんをぺろぺろちゅっちゅするおはなし2 &すずか[cigger/ザ・シガー](2014/04/01 19:02)
[34] イノセント時空でクイントさんが旦那とイチャコラする話[cigger/ザ・シガー](2014/04/02 17:28)
[35] ヴァイシグ 猫ナム[cigger/ザ・シガー](2014/04/19 18:59)
[36] スバ×エリ[cigger/ザ・シガー](2014/04/23 15:26)
[37] リンディさん×シャマルさん[cigger/ザ・シガー](2014/04/26 18:41)
[38] 未亡人提督によるショタ狩り[cigger/ザ・シガー](2014/04/30 15:00)
[39] ルーキャロ レズレズえちぃ[cigger/ザ・シガー](2014/06/18 23:33)
[40] 八神家でアインス輪姦エロ[cigger/ザ・シガー](2014/06/28 19:02)
[41] イノセント時空でリンディさんとプレシアさんがエロい事をするSS(ふた) 3[cigger/ザ・シガー](2014/07/16 00:19)
[42] ミカヤさんVSショタチンポ[cigger/ザ・シガー](2014/08/20 17:21)
[43] ユーノくんを強姦するだけの話(ショタ陵辱)[cigger/ザ・シガー](2014/08/16 17:44)
[44] ミウラちゃん師匠のモノを頂く[cigger/ザ・シガー](2014/09/27 17:22)
[45] ユーノくんを調教するだけの話(ショタ・調教・男の娘)[cigger/ザ・シガー](2014/08/27 22:31)
[46] ユーノくんが堕ちるだけの話(ショタ調教・雌男)[cigger/ザ・シガー](2014/09/10 21:08)
[47] ナンバーズ拘置所組陵辱[cigger/ザ・シガー](2014/10/29 18:12)
[48] 聖王VS覇王 痴情最大の戦い!( ふ た レ ズ !!)[cigger/ザ・シガー](2014/09/20 17:05)
[49] リーゼ姉妹VSユーノ![cigger/ザ・シガー](2014/10/29 18:05)
[50] A’s時空でリンディさん×桃子さん2 ふたレズ湯煙不倫旅行[cigger/ザ・シガー](2014/10/22 15:11)
[51] 一週間妻 ヴィータ[cigger/ザ・シガー](2014/11/26 22:43)
[52] シャワールームのユーノ君[cigger/ザ・シガー](2014/11/25 21:27)
[53] エリキャロドキドキ初体験♡[cigger/ザ・シガー](2014/12/13 14:12)
[54] リリカル☆ドスケベパーティー![cigger/ザ・シガー](2014/12/13 14:19)
[55] リリカルドスケベマダムス 高町夫妻[cigger/ザ・シガー](2015/01/03 17:15)
[56] レティ×リンディ[cigger/ザ・シガー](2015/01/03 17:25)
[57] レティ×リンディ続[cigger/ザ・シガー](2015/01/03 17:26)
[58] INNOCENTでクアットロ(四菜ちゃん)と援交♡[cigger/ザ・シガー](2015/01/10 16:44)
[59] カリムさんがチンポ生やしてリンディさんをぶち犯す話♡[cigger/ザ・シガー](2015/01/17 14:38)
[60] リリカルドスケベ教会[cigger/ザ・シガー](2015/01/17 22:59)
[61] INNOCENTで二乃(ドゥーエ)さんが痴漢される話![cigger/ザ・シガー](2015/03/18 17:26)
[62] そうだユーノ君の射精管理をしよう[cigger/ザ・シガー](2015/02/07 15:03)
[63] ザフィシグアイ[cigger/ザ・シガー](2015/03/18 17:28)
[64] シグエリなのかエリシグなのかそれが問題だ[cigger/ザ・シガー](2015/04/18 13:52)
[65] でかくなったおっぱいでキャロちゃんがエリオのチンポをパイズリする話[cigger/ザ・シガー](2015/06/07 22:15)
[66] 名執事エドガー ヴィクトーリアお嬢様にご奉仕せん[cigger](2015/06/12 09:05)
[67] ノーヴェ×ミカヤ 夜の肉弾訓練 雌棒発射まったなし[cigger/ザ・シガー](2015/06/09 16:29)
[68] 「ディエチは良いお嫁さんになると思う」[cigger](2015/06/17 09:42)
[69] コロナちゃんと援交します[cigger](2015/06/17 09:45)
[70] ジークちゃんはアナル好き[cigger](2015/06/17 11:28)
[71] ヴィータさんこれ俺のチンポです[cigger](2015/08/02 05:53)
[72] 八神堂で一番エロいアインスさんお願いしますセックスさせてください[cigger](2015/08/14 08:40)
[73] ナンバーズトーレさんはアナル奴隷[cigger](2015/08/14 08:43)
[74] T&H 熟女店長 フェレット捕獲[cigger](2015/08/27 15:17)
[75] シグシャマ比べ[cigger](2015/08/27 15:30)
[76] 淫乱医務官シャマルさん[ザ・シガー/cigger](2015/10/04 14:53)
[77] ギンガさん筆卸すの巻[ザ・シガー/cigger](2015/12/12 20:20)
[78] プレシアさんはユーノ君と結婚しました[ザ・シガー/cigger](2016/01/11 16:39)
[80] ヴィクターさんショタに襲われちゃうの巻[cigger/ザ・シガー](2016/02/06 16:02)
[81] エリキャロ初めてのアナルセックス[cigger/ザ・シガー](2016/01/27 22:38)
[82] ティアナ執務官と変態少将[cigger/ザ・シガー](2016/02/06 16:13)
[83] おっぱいキャロさんに甘えましょう[cigger/ザ・シガー](2016/02/06 15:51)
[84] 現役レスキュー隊員 かわいいかわいい戦闘機人11番 一晩二万ッス♪[cigger/ザ・シガー](2016/02/11 12:58)
[85] ナンバーズ二番機 ドゥーエの受難[cigger/ザ・シガー](2016/02/11 20:32)
[86] オットー&ディード ナンバーズ双子姉妹丼[cigger/ザ・シガー](2016/03/05 15:04)
[87] リリカルなのは ドスケベ海鳴熟女牧場[cigger/ザ・シガー](2016/03/05 23:46)
[88] リリカルなのは 海鳴ドスケベ牧場 ニュー・エイジ[cigger/ザ・シガー](2016/03/21 11:53)
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[37175] エリオとフェイトでえちぃ事
Name: cigger/ザ・シガー◆964dce9a ID:8c0bc894 前を表示する / 次を表示する
Date: 2014/03/19 18:22
エリオとフェイトでえちぃ事


 さざめく雨は轟々と、風と共に木々を揺らし、叩きつけるように降り注いでいた。
 荒れ狂う曇天を見上げながら、フェイトは溜息をつく。
 
「凄い天気。これだと、今日は出られそうもないね」

「は、はい……」

 フェイトの言葉に頷くのは、彼女のすぐ傍で腰を下ろしていた少年、エリオだった。
 二人、他に誰の姿もなく、共に雨を凌ぐのは、薄暗い穴蔵の中。
 どこか緊張した面持ちで座るエリオの横に、フェイトもまた体を寄せて腰掛ける。

「ごめんね、もう少しきちんと天気も把握しとくべきだった」

「いえ、そんな。フェイトさんのせいじゃないですよ」

 フェイトの言葉に、少年は首を振る。
 大自然の見せる変化は、決して全て人間の予測通りになるわけがないと知っているからだ。
 特に、こんな辺境の自然では。
 二人が今居るのは、ある辺境世界の、孤島の一つだった。
 尊敬する上司であり育ての親でもあるフェイトと、まだ若い魔導師であるエリオで、ちょっとした訓練というわけだ。
 外界と遮断された場所で交える刃は、普段よりその鋭さを増したような気がする。
 だが生憎の雨天に見舞われて、中断を余儀なくされてしまって、今に至る。
 別に雨の中であっても魔導師の戦闘継続が不可能なわけではないが、そこまで無理を通す訓練でもない。
 今しばらくは、こうして雨風を凌いで待つのも構わなかった。

「エリオ、大丈夫? 体冷えてない?」

 生来の世話焼きらしく、フェイトは傍にいるエリオを心配して声を掛けた。
 ぐっと体を寄せて、少年の顔を覗き込むように。
 彼女は知らないだろう。
 自分のその豊満な肢体、バリアジャケット、しかもソニックフォームの薄着から溢れる肌色がどういう効果を持つかを。
 相手が被保護者の少年であればなおさらだ。
 だがしかし、少年はいつまでも少年でなく、経験少ないエリオの目にフェイトの姿はあまりに毒だった。
 かっと頬を赤くして、エリオはぷいとそっぽを向くようにフェイトから顔を逸らし、体を離す。

「大丈夫! 大丈夫ですから!」

「そう? なら良いんだけど」

 いつになく頑ななエリオの反応にフェイトはやや寂しそうな顔をした。
 どうにも、最近の彼はフェイトへの態度が硬い気がする。
 初めて出会った頃ほどではないにしても、以前より打ち解けてくれないのは何故なのだろうか。
 無論、フェイトはそれがある意味で自然なことだと気付かない。
 成長していく少年は何時しか少年でなくなり、女の体というものへの見方が変わるのだ。
 そして、フェイトの体はあまりにも女過ぎた事を。
 その淫靡さや美貌に反して彼女が自分の女を意識しないのは、魔導師として執務官としてランクが高すぎる為だろう。
 ましてや義母と義兄が共に提督として名高い高官とあっては尚の事。
 今まで彼女に言い寄る男はほとんどいなかったと言って良い。
 結局フェイトはエリオが顔を背ける理由に至らず、諦めて横になる。

「じゃあ、私ちょっと寝るね」

 そう告げて、目を瞑る。
 この後起こる事も知らず。



 フェイトの言葉からどれだけ経ったか。
 未だ土砂降りの空は狂ったように雨滴を散らし、眼下の全てに風雨を以って喚いている。
 その雨音の中、エリオの優れた聴覚は彼女の寝息を聴きとった。
 微かな息遣いに、少年の青い性が好奇心を抱き、何時しか振り返る。

「……」

 無言で、エリオは彼女を見下ろした。
 ソニックフォームのバリアジャケットのまま、横になって静かに眠るフェイト。
 バリアジャケットは防護服であると同時に耐環境性能として温度その他を調整する事も可能なので、毛布など羽織る必要もない。
 だから、彼女のボディラインは全て剥き出しになっている。
 ぴったりと肌に張り付いたソニックフォームのバリアジャケットで、曝け出されるその柔らかく張りの在る曲線の数々を。
 二の腕で強調される乳房、腰のくびれと爆発的なボリュームの尻、むちむちとした太腿。
 身を潜める穴蔵の土の上に千々と広がる、金色の髪。
 ごくりと音を立てて唾を飲む。
 気づけば、少年の短いズボンの前は張り詰めていた。
 
「フェイト、さん……」

 この感情は一体いつからだろうか。
 元々は尊敬する第二の家族で、ただ大切なだけの人だった。
 その大切な人の美しさに、やましいものを覚えるようになり、次第にその想いは膨らんでいき。
 精通を経た今は、胸の内に滾る劣情を抑えきれなくなっていた。
 エリオは恐る恐る手を伸ばし、彼女の長いブロンドに触れた。
 さらさらと手の中を滑る感触。
 次に豊満な乳房に伸びた指は、途中で止まる。
 さすがにそこまでしたら起きてしまうのではないかと思ったのだろう。
 だが湧き上がる浅ましい欲望は既に限界だった。
 エリオはおもむろに、ズボンのファスナーに手をかける。
 微かなジッパーの噛み合う音を立て、彼は自分自身のそれを取り出した。
 まだ成長しきっていない少年の、未成熟な性器は、皮を被った先をカウパー液で薄く湿らせていた。
 膝立ちのままで、エリオは目の前にある最上のおかずを穴が開くかと思えるほど見つめながら、硬くなった自身を手で握る。
 
「フェイトさん……フェイトさんッ」

 囁くような声音で彼女の名を呼びながら、エリオは手を上下させ、慰め始めた。
 母、姉、上司、家族。
 この美しい女性を形容する諸々が少年の中で混然となり、燃え上がり。
 大好きで、愛していて、汚したい。
 たっぷり我慢汁を滴らせた竿をにちゃにちゃと扱きながら、エリオは荒く肩で息をしながら必死に快感を貪る。
 あまりに必死過ぎて、少年は気付かない。
 フェイトの目蓋がぴくぴくと震え、目覚めの兆しがあったことに。
 そして決定的な破綻は、あまりに呆気なく訪れた。

「ん……あれ……エリオ?」

「あッ! ふぇ、フェイトさんッ!?」

 ぱちりと彼女が眼を開けた、その瞬間、エリオの体が痙攣した。
 彼の手の中で震え上がった竿から、思い切りぶち撒けられる濁った白色。
 それがフェイトの顔に、掛かる。
 寝起きの為か、いきなり目にした光景の為か、フェイトはただ呆然と硬直していた。
 前髪から顔を濡らす、糸を引いた粘液、青臭い匂い。
 それが何であるか、頭ではわかっている、でも理解が追いつかない。

「エリオ、これって……」

 徐々に状況を把握したフェイトは、顔についた精液を指で拭い、エリオを見上げた。
 少年もまた自分が何をしてしまったかを噛み締めて、その表情を絶望で染める。

「フェイトさん、あの……ごめんなさい……ごめんなさいッ」

 そう何度も繰り返して、泣きだしてしまうエリオ。
 無理もない、大好きな女性を前に最悪の痴態を晒してしまったのだから。
 そんな彼の姿を前に、フェイトは胸が締め付けられる想いだった。 

(エリオ……私の事、そういう風に見てたんだ……)

 今までずっとただの子供だと思っていた少年が、成長して女性の性を意識していたという事実。
 ましてやその対象が自分だったという事に、正直驚きを隠せない。
 だが嫌悪感はなかった。
 むしろ、大切に育ててきたエリオが自分を選んだという事に、どこか倒錯的な喜びを感じているような気さえした。
 豊かな胸の奥で心臓の鼓動が高鳴る。
 目の前でしゃっくりを上げて泣くエリオに対する眼差しが、変わっていくのを感じた。
 
「エリオ……」

 そっと名を囁きながら、フェイトは手を伸ばし、少年の頭を自分の胸に抱き寄せた。
 
「あッ……フェ、フェイト、さん……」

 深い谷間、柔らかな二つの肉に顔を挟まれて、目を見開いて驚くエリオ。
 そんな彼を、フェイトは優しい微笑みで見下ろす。

「ごめんね、エリオ。私気付かなかった、エリオが私の事をそういう風に見てるって。もっと早く察してあげるべきだったんだね。これじゃ、母親失格だ」

「そ、そんな事……悪いのは僕です……」

 柔らかに抱きしめられながら、エリオはフェイトの言葉にうなだれる。
 こんな自分を包み込んでくれる彼女の心に、甘えそうになる自分が恥ずかしかった。
 しかし、顔に押し当てられる乳房、そしてたっぷりと柔肉を実らせたフェイトの体に抱かれて、彼の体は心よりも素直に反応してしまう。
  
「あ。エリオ、これって」

 フェイトは、自分の太腿をつついている硬い感触に気付いた。
 指摘されて少年の顔が一気に赤くなる。
 一度の射精くらいでは飽き足りないとばかりに、彼の一部分は既に硬くなっていた。
 若い性の直情ぶりに、フェイトは思わずくすりと笑ってしまう。

「ふふ、別に恥ずかしがらなくても良いのに。男の子なら、良くある事なんじゃない? それに、私の体で反応してくれたって、事だよね」

「わぷッ!」

 ぎゅう、と、一層強くエリオを胸に抱き寄せて、フェイトは少年への想いが自分の中で熱を帯びていくのを感じた。
 純粋で素直な彼の反応が愛おしく、その気持ちに応えたいという感情が沸き上がってくる。
 体の芯に在る熱が、甘く潤んでいた。
 悩ましく吐息を零しながら、フェイトはエリオに囁きかける。

「エリオ。私もエリオの事好きだよ、だから、ちゃんと応えてあげるね」

「フェイト、さん……あッ、んぅ」

 頬に触れ、そっと彼の顔を上に向けさせると、フェイトはそのまま唇を寄せた。
 エリオにとっても、フェイトにとっても初めてのキスだった。
 触れ合うだけのそれは、しかし、抱き合って伝わる全身の熱と感触に、陶然となるほど甘く。
 しばしの時を経て顔を離す時には既に、二人の瞳を熱く潤ませていた。
 肩で息をしながら、フェイトはエリオの体をその場で押し倒し、馬乗りになる。
 硬く反り返った竿の上に。
 瞠目する少年の前で、フェイトは股の部分の、薄いバリアジャケットの生地を横へずらす。
 髪と同じブロンドの茂みとピンク色の割れ目から、とろりと濡れた蜜が滴る様が、少年の網膜に焼き付いた。

「もう濡れちゃってるから、入れるね? ねえ。エリオって、女の子としたことある?」

「な、ないです、そんなの……」

「そっか。実は私もなんだ。じゃあ、お互いに初めて、交換しよ」

 不安と期待の入り混じった微笑と共に、フェイトはバリアジャケットをずらして晒した入り口に、ゆっくりとエリオ自身を押し当てる。
 ぐちゅぅ、と濡れた音がした。
 お互いの粘膜の温度で、体がふるふると小刻みに震えながら、フェイトは腰を沈めていった。
 生まれて初めて受け入れる男のそれは、しかし痛みはほとんどなかった。
 エリオがまだ幼く体格が小さいというのもあるが、フェイトは長年の戦いで激しい運動を繰り広げた為に、破れていたのだろう。
 
「はぁ……んぅッ」

 まるで熱い湯に身を浸すような悩ましい吐息を零しながら、フェイトは遂に体をエリオの腰の上に乗せた。
 全体重が結合部に掛かる事で、ただ挿入しただけでも芯から痺れるような心地になる。
 生まれて初めての挿入、それは堪らぬほど甘美だった。
 そして、凄まじい快楽に飲み込まれるのはエリオも同じ。
 地面の土を指で掻き毟りながら、少年は魂まで抜け出てしまいそうな声を上げた。

「フェイ、ト……さんッ! これ、すごい……こんな……ぅああッ」

 まだ自分の手くらいでしか、快感を得る方法を知らない少年に、フェイトの媚肉はあまりにも過ぎた桃源郷だった。
 きゅっときつく締め付ける癖に、ヒダの絡みつき具合が複雑で、入れているだけでも勝手に吸い付いてくる。
 自分の意志とは関係なく、エリオの腰はより深い快感を、絶頂を求めて跳ね上がった。

「ひゃぁん!」

 突然下から突き上げられて、フェイトの口から甘やかな悲鳴が上がる。
 悲鳴、と言っても、決してそこに拒絶や忌避はない。
 むしろもっと男を求めるような、誘いを響かせる女の声だ。

「あッ! エリオ……ひぅ! 良いよ……もっと、突いて……突き上げてッ……したいように、して良いよッ」

 エリオが腰を突き上げる度、フェイトはそのたわわな乳房をたぷたぷと揺らし、黄金の髪を振り乱して、喘ぎ鳴く。
 少年の上に跨ってあられもない様を見せるフェイトは、清楚さと淫靡さを併せ持つ、なんとも言えぬ妖しさがあった。
 憧れの愛する女性を貫き、誰も味わった事のない彼女の媚肉を味わう恍惚に、エリオは脳髄まで蕩けそうになる。
 
「フェイトさん……フェイトさん、フェイトさん!!」

 涙目で彼女の名を叫び、手がかりを求めるように手を伸ばす。
 そんな少年の手を、フェイトは応えるように重ねて握った。
 ぎゅっと正面から重ねて握り合う手で、お互いを支えて、動きは余計に激しくなる。
 快楽も、同じように。

「えり、おぉ……凄い……これ、セックスって……きもちいぃ……やだ、もう……イっちゃいそうだよ……あ! 良い! そ、そこ……そこ、もっと突いて!」

 涙と唾液で顔を濡らし、いやらしく汚しながら、フェイトは普段は絶対に出さないような甲高い声で鳴いた。
 凛々しい執務官でもなんでもない、ただの女としての顔。
 理知的な平素の下地、これが彼女の地金なのだろうか。
 豊かな乳房を揺らしながらフェイトが腰を振り、その動きに合わせてエリオが腰を突き出す。
 フェイトは特に天井側を擦られるのが好きらしく、そこを重点的に突いてやると、応じるように膣壁がきゅっと締まった。
 狭く濡れた肉穴で竿を扱かれる素晴らしい快感に、エリオの限界も近い。
 が、それを彼は耐えた。
 もっと長く我慢して、もっと快楽を味わいたい。
 何より、フェイトとの大切な一時を簡単に終わらせたくなかった。
 足の指を丸め、絡め合った指を強く握り、唇を噛み締めて。
 エリオは耐えながら腰を動かす。
 外から届く雨音、濡れた土の匂いの中で、二つの肉は熱く交わり続ける。
 フェイトの豊満な尻が幾度エリオの腰の上で跳ね、またエリオの体は何度フェイトを突き上げたか。
 狂おしいほどに愛し合う、女と少年。
 だが永遠などこの世にはなく、終わりは唐突に訪れる。
 とうとう我慢の限界に達したエリオの体が、ぶるりと大きく震え上がる。

「くッ! ぅ、ああ!!!」

 叫びに近い声音と共に、少年の肉竿の先で白濁が爆ぜた。
 どくどくと、若い精は止めどなく溢れ、フェイトの中を満たしていく。
 膣の中で収まりきらなかった精液は、エリオ自身の腰を汚しながら、結合部からたっぷりと零れ出た。
 自分の中を満たす少年の熱に、フェイトもまた、深い陶酔の果てへ追いやられる。

「はぁぁ……あつい……エリオ、すごぉ……はぅんッ」

 ぶるッ、ぶるッ、とその豊かな体が震え、乳房を波打たせながら全身を痙攣させて。
 フェイトは初めて、他人の手で絶頂を迎えた。
 背筋を貫く甘い痺れるような電撃。
 恍惚に思考は溶けて、真っ白に染まっていく。
 何度も小刻みに震えては身を焼く快感に悶え、絶頂の余韻に浸ったフェイトは、ふっと体を弛緩させて、エリオの上に倒れる。
 彼女の重みを一身に受け、胸板の上で潰れる乳房の柔らかさを、エリオは放心しながら確かに体で感じ取った。
 受け止めた彼女の体、たっぷりと実った全身の柔肉から、呼吸する度にその心臓の鼓動が伝わる。
 耳元で幾度も繰り返される荒い呼吸、それはエリオも同じように。
 お互いに快楽を上り詰めた後の倦怠感は、何とも言えぬ至福の時間だった。
 まるで、夢の様な。
 今まで数えられないほど夢見た、フェイトと特別な関係になるという幻想。
 それがあまりにあっさりと叶ってしまった事に、現実感が伴わない。
 呆然と穴蔵の天上を見つめるエリオの視界に、すっとフェイトの顔が入り込む。

「フェイトさん……」

 見上げる彼女の顔。
 いつもと同じ、麗しい美貌は、しかしまったく違った印象を以って彼の目に映る。
 情交を終えて、ほのかに赤く上気した頬に、女の喜びに満ちて潤んだ瞳。
 堪らぬほどの色香に染まったその顔は、今までのエリオが知らなかった彼女のもう一つの顔だ。
 フェイトはエリオを熱い眼差しで見下ろしながら、汗で濡れた金髪を指で掻き上げる、そんな所作の一つだけでも匂うような色気が在った。
 魅入られる少年をよそに、フェイトは静かに顔を寄せて、間近で彼に囁きかけた。

「エリオ。大好きだよ」

 万感の想いを込めた甘い声音、唇が近づく気配に、エリオは目を閉じる。
 湿った感触とぬくもりが触れる感触。
 彼女の全てを感じ取りながら、少年はその背中に手を回し、力の限り抱き寄せた。


終幕





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