第百十七話 嘘、です 水泳部の部活が終わり、週末を迎えようとするひかげ荘にはいつものメンバーがいた。 むつきの嫁、セックスフレンドに加え、セックスフレンド未満の釘宮や明石、佐々木など。 もはや寮の方はガラガラで、そろそろ何も知らない子達も不審に思うレベルだ。 当初の美砂や長谷川、おまけでアキラや亜子、あやかに夕映ぐらいまでなら良かっただろう。 週末にいないことが多少増えても、最近親が煩いからなど言い訳は可能である。 しかし人数がここまで増えると、過半数以上がそう言いだせばあきらかにおかしい。 いつか、こちらからクラスの人間にぐらいは、理由を説明する日も近いかもしれなかった。 だがそれは何時か、未来の話であって今現在は、もう少しだけ大事な催しがある。「先生、こんなガチガチに。そんなに私に入りたいんだ。もう、仕方がないなあ」「なんて雄々しくたくましい。こんな先生の殿方に貫かれたところを想像しただけで」「やべ、子宮が疼いて来る。これピル飲んでても孕むレベルじゃねえか?」「それに裕奈とまき絵ももっとこっちに来て見たら?」 ひかげ荘の何時もの露天風呂でのことである。 皆で揃って夕食を終え、これまた一緒に風呂に入ろうとむつきが誘ったのだ。 そしてセックスフレンド未満の子がいようと構わず、美砂たちの裸体に欲情していた。 湯船には浸からず仁王立ちのまま、あやか曰く雄々しく立ち上がる一物を見せつけている。 美砂やあやか、長谷川や亜子はかぶりつきの状態でたくましさに惚れ直す程だった。「てか、普通の女の子は本能的に危機感覚えるレベルだって。恐怖を覚えるレベルだって!」「亜子、そんな近くで見て妊娠しないの?!」「膣内射精されぬ限りは妊娠などせぬでござるよ。お爺レベルは優に超えるでござるな」 まだセックスフレンドですらない釘宮や佐々木、長瀬辺りはわりと普通の反応か。「ねえ、アキラはエッチしてるんだよね。先生と」「うん、一杯して貰ってる。今日は今夜からも……」「私も今夜、しちゃうんだ。くーちゃんも?」「親愛的に、跡継ぎを貰う予定アル。桜子、負けないアルよ」 そして少しだけ興味ありげな明石は先輩たるアキラにこそこそ話を聞いていた。 それに耳をそばだて、道の領域に思いをはせているのは桜子と古の処女ながら嫁候補たちである。 他にも小鈴や葉加瀬、夕映やさよといった嫁達も復活したむつきの一物を惚れ惚れと見ていた。 一足早くそれを味わった和美に、少しの嫉妬交じりにどうだったか感想を聞いたりと。 処女、非処女はあれど同じ年代の中学生の乙女たちが勃起したむつきの一物に食い入っていた。 複数の視線を感じて、より一層たぎったむつきの一物が血管を浮だたせては膨張していく。 まだ大きくなるのと本気で恐怖を覚えたような悲鳴を釘宮辺りから漏らさせるほどに。 そんな釘宮を見て血走った眼でむつきが見つめ、近くにいた佐々木や長瀬はすすっと逃げ出した。「釘宮、そんな怯えるなよ興奮するだろ」「へ、変態。変態がいる!」「クギミー、もっと言ってあげて。先生がますます元気になってる」「はい、この通り。ビキビキと、皆さまを孕ませたいとたぎっておられます」 釘宮の怯えた声でさらに元気になった一物を見て、美砂が煽る様にそう言った。 言葉責めかと周囲が色めきだったその時、鈴が転がる様な清涼感のある声がむつきの後ろから聞こえた。 背中にぴったりと寄り添われた低めの体温、一瞬エヴァかと思ったが違う。 寄り添われたわむ胸は控えめながらエヴァとは違いふくらみをはっきりと感じる。 腰回りに伸ばされた細い腕は、完全勃起したむつきの一物を愛おしげに撫でまわし熱い吐息を吐く。「たくましい雄の脈動、普段の雰囲気とは裏腹に。とても素敵です、先生?」「なんでここにいるんだ、ザジ?」「お慕いしているからです、それ以外に理由は必要ですか?」「どうしても強請られ、私が連れて来てやったんだがな」 同じく後ろにいたエヴァの声は聞き流し、背中に寄り添ったザジをむつきは正面で抱きなおした。 逆にザジを後ろから抱きしめ返しながら、その細すぎる腰に腕を回す。 身長は夕映やエヴァより十センチ以上高いのに、腰回りが彼女たちなみとはどういうことか。 芸術と呼んで差し支えない腰の、本気で折れそうな腰を抱き寄せ、彼女の股座に一物を添える。 告白こそされたが、まだ自分の本性を明かしたつもりもないザジと疑似セックスをした。 きっと正面にいる美砂たちからは、ザジの褐色の割れ目をさする凶悪で赤黒い亀頭が見えることだろう。「ていうか、ザジてめえ。新参の癖に抜け駆けとか、折角私らが我慢して見るだけにとどめてたのに」「私はなにも、これは先生がお選びになったことですから……んっ、負け犬の遠吠え?」「こいつ、性格悪い!」 くすくすとザジが丁寧口調ながら勝ち誇り、むつきの性器による直接的な愛撫で腰をくねらせる。 あくまで主導はむつきと、ぷっくりあふれ出した愛液と言う名の蜜を凶悪そうな竿に塗りたくった。 イラッとしたのは千雨だけではなかったが、そこはさすがにむつきがこつんと頭を叩いて止めさせた。「仲良くしねえと、してやらねえぞ」「はい、申し訳ありません。先生」 むつきも今からでもザジを犯したい気持ちをぐっとこらえ、腰は動かさずに抱きしめるにとどめて言った。「あー、見ての通りだ。釘宮に佐々木と長瀬、あとは明石もか。まだ処女でいたい奴は、今日のところは帰れ」「えー、なんで。亜子もアキラもここにいるから、寮の部屋だと一人なんだよ。私もここで遊びたい!」「私はちょっと興味があるって言うか、なんていうか」「処女でいたいってことは、うちらも入っとるん?」「ああ、木乃香や刹那もだ。まだ厳密に俺と結婚したいか、一発込みのセックスフレンドになりたい奴以外は寮に帰れ。俺は今夜、ひかげ荘にいる子を全員抱く。抱いて抱いて、俺の女にする」 表の教師という顔ではなく、ひかげ荘の主という野獣の瞳でむつきはそう宣言した。 いやまだそう事前に宣言するだけ、人間味というものは残っていたのだろう。 きっと今夜、明日もか。 仮に釘宮達とひかげ荘内で遭遇すれば、本気で居やがっても無理やりしてしまう。 勃起不全だったことから復活した反動とでも言えば良いか、和美に癒して貰ったがまだ足りない。 全員俺の嫁だと抱いて子宮に射精して、匂いを染みつかせなければ不安なのだ。 今まではあまり考えず、かつ他の男から寝取る立場だったからこそ気づかなかった。 嫁になりたいと言ってくれている美砂たちはとても魅力的で、他の男がほうっておくはずがない。 自己主張しなければ、これは俺の女だとDNAから刻み込んでおかなければ不安でしょうがないのだ。「せっちゃん、どうする?」「先生には申し訳ありませんが。このちゃんはもう少しだけ時間欲しいんやろ? うちもこのちゃんと一緒がええ。だから、うちらも寮に帰ろう」「ふむ、であれば……拙者も寮まで護衛するでござるよ。釘宮殿と裕奈殿、まき絵殿と。四葉殿と葉加瀬殿はどうするでござるか?」 むつきの言葉を聞いて不安に思ったのはそれぐらいで、他の美砂たちは逆に胸を高鳴らせている。 長瀬が少し微妙な立ち位置と一応の確認をした二人は、以外にも冷静であった。「私は今夜は、ここで過ごします。こんな風に先生からお声を掛けて頂けなければ、踏ん切りもつかなかったでしょうし。将来の約束の為に、先払いです」「私も、残ります。いつでも来いと言われてはいましたが、なかなか自分からは。良い機会ですので、先生に大人の女性にして貰います」「私は確認されるまでもないな。処女ではあるが、マイハニーの精は既にここで受けた身だ」 二人の決心とお腹を撫でて言った真名の言葉を受けて、にんにんと長瀬は頷いた。 決定権がほぼなかった明石と佐々木は少し不満そうだが、釘宮が帰ろうと促している。 葉加瀬や四葉のように即決できなければ、きっと意味がない。「明石も佐々木も、良いから帰れ。本当に俺に抱かれたいと思ったら、改めてな。特に佐々木は俺に恋心の欠片もねえだろ。そんな中途半端以下な気持ちでいると後悔するぞ」「う、うん。まだ良く分からないけど、帰る。先生のケチ」 べーっと舌を出すところが、まだまだ子供というか抱かれる意味を分かっていないのだろう。 明石は兎も角、亜子やアキラがこの子はと、まるで妹でも見るような目つきになっていた。「それじゃあ、俺はもう少しここにいるから。帰る奴はそろそろ上がって帰れ。それで俺に抱かれたい奴は……目一杯おめかしして来い。女の子は準備に時間かかるだろ。俺がのぼせないうちにな」「うしっ、それじゃあ。長谷川、あのウェディングドレス貸して。今日こそウェディングドレスプレイするんだから」「馬鹿野郎、あれにどんだけの労力を。他はいくらでも貸してやる。お前らも、私の衣装は貸してやる。いくらでも汚して良いけど、これは駄目って言った奴は素直に諦めろよ!」 一番乗りだと、一番良い衣装を目指してまず美砂が誰よりも早く湯船から上がっていった。 一晩中セックスと期待にお尻をふりふりさせながら。 そのお尻、割れ目のある股座からお湯とは違う粘り気のある液体が垂れているのに気づいたのはむつきだけではなかった。 ここ最近ずっと抱かれず、欲求不満が溜まっていたのはむつきだけではなかったということだ。 これは負けていられないと続いたあやかや、亜子たちも同じようなものである。 控えめなさよも遅れてエヴァの手を引いて、ぺたぺた歩いていった。 その光景に「んっ」と何か引っかかったが、そんな大きくはないむしろ小さなことだろう。 人が減るにつれ今度は残されて襲われてはたまらないと、佐々木と明石の手を引いて釘宮が。「先生、もう少しだけ待っててや」「その時は一晩中、私とこのちゃんを楽しんでください」 近づいて来た木乃香と刹那は、名残惜しげにむつきの両頬にキスを落として湯船をあがっていく。 この場に残されたのは男であるむつきと抱きしめられたままのザジ、それから撮影班の和美の三人だ。 まず最初に動いたのは、いつものデジカメではなく家庭用ビデオカメラを持った和美だった。 ザジを後ろから抱きしめるむつきの正面に回り込み、二人の痴態を映像に残していく。 二十センチ以上小さく華奢なザジをむつきは後ろから包み込む様に抱きしめている。 まだ若草と呼んで差し支えない、髪と同じ白く濡れた陰毛を赤黒い亀頭で擦る様に持ち上げていた。 犯罪の二文字しか浮かばない光景だが、幼い体に反して時折女の顔を見せるザジが印象的だった。「ザジちゃん、最近腹黒が明らかになって来てたけど。結構エッチ?」「はい、それはもう。私の家系は意外に肉食系ですから。私もこう見えて、先生の雄が欲しくてたまらないのです。ほら、この通り」 和美の言葉にもひるむことなく、むしろ喜びを深める様にザジは華奢な腰を前後に振った。 元から股座を剃ってそそり立つむつきの一物の上である。 性器同士がこすれあい擦り合う音が聞こえるかと思いきや、聞こえたのは温泉とは別の水音であった。 にちゃにちゃと和美の持つビデオカメラからでもはっきり見える割れ目はキラキラと光っていた。「ザジ、お前はなんていうかエロイな。特別巨乳なわけでも、体つきが大人なわけでもないのに。あと匂い嗅いでると、興奮して仕方がないんだが」「私はこれでも国に帰れば、少々高貴な血筋ですから。委員長さんと同じです。自分の見られ方を、幼い頃から叩き込まれているんです。それとそういう香油を少々、体に染み込ませてみました」「先生、その高貴な少女を今夜どうするの? この場に残したってことは、ザジちゃんが一番手なんでしょ?」「ああ、少々小狡い手にしてやられたが。こんなにされたら抱かずにはいられない」 だがしかし、美砂たちも我慢していたのにいきなり体で誘惑するのはルール違反だ。 明確に決めていたわけではないが、ザジのこの腹黒さは和気あいあいとするひかげ荘にはふさわしくない。 現に先ほども千雨がこの野郎とイラつきを隠さずにいたのに、謝るどころか挑発する始末だ。 これは早々に調教しておかなければと、和美と視線を合わせた。 気持ちは同じようで、和美と一緒に最初のしつけ、調教は大事だよなと意地悪く笑う。「それじゃあ、ザジ。和美のカメラに向かって、まず自己紹介しようか」「エッチなビデオ見たことある? あんな感じで」 褐色の肌に白に見える銀髪、一学期までは寡黙な性格だったことから自称高貴な血筋という言葉に疑いはなかった。 むしろ少し納得するぐらいであり、だからこそ無茶苦茶庶民的で下衆な行為を試させた。 和美が付け加えた指示も知っていることを前提で、抽象的にもほどがある。 ここでカマトトぶれば、むつきのあやかの様に高貴な相手を自分色に染める楽しみがあった。 しかしそれは、少々ザジ・レイニーデイという少女を甘く見ていたに他ならない。「はい、わかりました。先生がおっしゃるとおりに」 にこりとむつきを綺麗な笑顔で見上げ微笑、ザジは姿勢を正すように両手をお腹の前で組みあげた。 和美から見て、まるで見えないドレスでも身に纏っているかのように。 このまま国賓級の来客があるパーティに放り込んでも違和感がないぐらいだ。「麻帆良女子中二年A組、ザジ・レイニーデイです。好きなモノは小鳥や小動物、あと乙姫先生。曲芸手品部に所属しているので、処女ですが難しい体位もそつなくこなせると思っております」 すらすらと酷く真面目な自己紹介が飛び出し、面食らったのはむつきと和美であった。 なんというか、庶民という物を思い知らされたような、負けるかとザジを責めたてる。 言葉と、少々早いが行動でだ。 むつきはザジが塗りたくった愛液を、逆に今度は塗りたくる様に腰を動かした。「ザジは処女なのにエッチなんだ。だから、こんなに濡れてるのか?」「先生への好意を自覚してからは……先生を想うだけで」「濡れてくるんだ」 意地悪く確認するようにザジの横顔をむつきは覗き込んだ。 素なのか狙ってなのか、褐色肌を少しだけ火照らせザジはこくんと頷いた。 その姿はまるで流暢に放し始める前の姿そのものである。 だが次に続けられた言葉に、むつきも和美もあっけにとられることになった。「だから、授業中も先生を想うだけで。特に先生の授業中は……」「ん、授業中は?」「こっそりオナニーしています。黒板にチョークで文字を書く指を見つめながら、さながら黒板ではなく私の陰部を引っ掻かれるのを想像し。教科書の説明をする声で責め立てられる自分を想像して」「え?」 なに言ってるのこの子と、むつきと和美の方が若干素に戻ってしまっていた。「にちゃにちゃと私の割れ目から染み始めた愛液をこねる音が周りに聞こえないかと怯えながら、けれど先生には聞いて欲しいと願いながら。先生の授業中に五回もイッたことがあります」「ちょ、ちょ。待て、ザジ待て。本当にか? お前、俺の授業中にオナニーしてんのか?!」「席が一番前の私は無理だけど、ザジちゃんは確か一番後ろの窓際だから。ありえない話でも」「最近は、前だけじゃ足りず。地下室に鎖でつながれ、複数人の先生に前も後ろも、穴という穴を犯され。ほら餌だぞと精液を流し込まれ」「待て、だから待てって!」 お前本気でそんな事をと夢うつつに語るザジを引き戻そうと、むつきは彼女を体ごと振り返らせる。 ほら戻って来いと頬を軽く叩こうとしたが、くすりと耳に覚えのある笑いが聞こえた。「嘘、です」「こいつ……」 悪魔のような笑顔で、むつきの顎に指を添えてザジはそう言ってのけた。「私の前の席の龍宮さんは勘が鋭いので、一度やってみようとしたら即座に気づかれ諦めました」「あっ、やってみようとはしたんだ」「お前、本当に良い性格してるよ」「お褒めにあずかり、光栄です」 喋らなかった時は全く気付かなかったが、目の前の妖精の様な存在は小悪魔である。 良く女性雑誌にある小悪魔系とかそういうレベルではない。 性根の、もっとも深い部分から小悪魔なのである。 存在そのものが、意図してそうしなくても生まれ持った何かがある小悪魔だ。 外観が妖精の様に可愛らしいだけに、内面のそれが本当に際立って分かった。「嫌われたいわけではないですが、性分なんです。だから今まで積極的に日本語を覚えまいとしていたのですが。先生、責任を取っていただけますか?」「しかも、俺のせいにしやがった。ああ、分かったよ。責任取ってやるよ」「で、結局ザジちゃんのペースか。これは意外なところから、強力なライバルが出て来たわ」 少々ご立腹気味のむつきが、ザジを横抱きに湯船をあがり和美に視線で床を濡らしてくれと頼んだ。 そう言うところが甘いというか、そりゃ負けるわと思いながら和美は桶でお湯を広げてあげた。 まだまだ夏場とはいえ、冷えた床はまずかろうと温められたそこにむつきはザジを仰向けに下す。 改めて見下ろすと、妖精と断じたその体は折れそうなぐらいに華奢で小さい。 今からこの少女を犯すのかと、性格云々は別にしてむつきの雄が猛るように反り繰り返った。「ザジ、さっき言ってた香油ってまだあるか?」「私が持ってきた桶の中に。興奮と強壮の作用があり、口にしても問題ありません」「へえ、これか?」 ザジが女の子の道具を色々入れていた桶の中に、見慣れぬ文字が書かれた青い便であった。 大きさは整髪料が入っていそうな二百ミリリットルほどの便。 黒い蓋を開けて手で扇いでみると、確かに今のザジの体臭に似た匂いが香って来た。 手に開けてみるとさらさらの水のようで、手の平を傾けてそのままザジの裸体に垂らしてみる。 褐色肌の控えめな小山、小さなイチゴが乗ったそこにシロップの様に香油が流れ落ちた。 イチゴは瞬く間に香油に飲まれ、山から川が流れる様に彼女の体に広がっていく。 エロ可愛い、そんな言葉が脳裏をよぎり、むつきは徐々に減っていく香油を落とす場所を変えていった。 胸からお腹へ、一層黒く凹んでいるおへそにまで。「先生、ちょっと変態ちっく」「なんていうか、綺麗なものほど怪我したくなるのは雄の本能だよ」「先生」 少しばかり撮影班である和美から茶々が入ったが、ザジの方は全く問題ないらしい。 むしろ綺麗と表現されたことを喜ぶように、両手を広げて来てくださいとむつきを誘っている。 本当にこのエロ可愛い妖精はと、むつきは床に膝をついて覆いかぶさっていく。 小さく可憐な妖精を大柄な男が貪り食う様に。 キスの直前までまじまじとザジを見つめ、とあることに気づいた。 褐色肌や銀髪もそうだが、ザジは瞳の色もやや暗めの黄金色というなんとも不思議な色だった。 妖精ではなく人を惑わす化生、それこそ本当に小悪魔のようで魂まで吸い込まれそうな気がする。「先生、お慕いしております」「ザジ、綺麗だ」 折り重なる様にむつきがザジを見下ろしたまま、そっと唇を振れさせた。 この時点で和美は言葉はおろか呼吸さえ押し殺し、それこそ気配さえ消して撮影範囲徹する。 夜半の月が空に浮かび湯煙に包まれた露天風呂にいるのは、全裸の男と少女の二人のみとするように。 小悪魔たるザジの唇に触れながら、改めてむつきは彼女の小柄さを全身で感じていた。 ゆっくりと身体を静めて行けば彼女の体に垂らした香油が二人の間でぬるりと滑る。 全体重を預けては潰してしまいそうだと、両膝、両肘を突っ張り体重をささえザジの唇を味わった。「んっ、もっと。先生、ください」「ああ、可愛いぞザジ」 唇を触れ合わせるだけでは足りないと、より多くを求めて来たのはザジの方であった。 むつきの首に腕を回し、自ら進んでむつきの唇を、零れ落ちてくる唾液をすすり上げていた。(この子、見た目に反して積極的というか。本当にエロイわ。あの先生が逆にリードされてるみたい) ちゅうちゅと吸血鬼が血を吸う様にすすられ、むつきもうかうかしていられないと行動を始めた。 次は俺からと唾液ではなく舌をザジに吸わせ、彼女の小さな唇をこじ開けては逆にすする。 甘い、先ほどの香油を吸っているように感じるザジの唾液。 これ以上は中毒になりそうだと、舌と舌の挨拶もそこそこに唇の落とし先を変えていった。 わざと聞こえる様にチュッと音を立てながら、ザジの首筋、鎖骨とキスの雨を降らす。「ああっ、先生。キスだけで、私……」 気持ちよさそうに空を見上げ体をのけ反らせたザジが、珠の汗を弾かせながら呟いた。 始める前から勃起しっぱなしのむつきの一物を太ももではさみ、ほらとあふれ出る愛液を塗りたくる。 切なそうに太ももをすり合わせながらも、はやく来てと強請る行為ではなかった。 それは懸命にキスの嵐をお見舞いしてくるむつきへの愛撫であった。 普通の中学生ならむつきの好意に翻弄され、なにがなんだか分からないはずなのに。 むつきの愛撫にお礼を返す様に、すまたのみならず、小さな胸もこすりつけ全身で愛撫を返していた。「ザジ、ほら気持ち良いか?」 うかうかしていると本当にまずいと、半ば焦りまじりでむつきはザジの胸の先っぽを甘噛みした。 もう片方の乳首は指先で軽く捏ね上げ、ピンっと弾く。 緩やかな愛撫と少しだけ刺激の強い愛撫をそれぞれ二つの小山に与えてあげたのだ。 手のひらにすっぽり収まるサイズだけあって、弾かれた胸は張りがあって弾力に富んでいた。 与えられた刺激がことのほか強く、下腹部にまで響いて感じられたらしい。 ザジの腰が浮き上がり、愛液でしんなりとした銀色の若草がむつきの陰毛と文字通り絡み合う。 和美には聞こえはしなかったが、触れ合っている当人同士はじょりじょりとその音が体を伝わっていた。「ザジは胸が敏感なんだな」「はい、余り大きくはありませんけれど。ぁっ、オナニーも胸から始めます」「心なしか、乳首が長めなのも?」「こねるの好きなのです。先生、もっとこねて虐めてください」 お互い本心からそう思っているのか、それとも愛撫の一環か。 ザジの浮いた腰をむつきは左手を回して支え、ザジの左胸の乳首を摘み上げた。 軽く指先でこねては切なげに息を吐くザジの反応を確かめ、ピンっと弾く。「はうっ」 乳首が弾かれるのと同調するように、ザジの体が腰が跳ねた。 楽器の弦を弾いたように、むつきの手でザジと言う名の少女が演奏される。 妖精のようで小悪魔のようで、楽器のよう。 エロの万能選手だなと奇妙な感心をしながら、むつきは彼女の胸を弄びながら体を丸めていく。 左手は腰を抱いたままなので、彼女の股座に両膝を淹れて一物と腰で彼女の小さなお尻を持ち上げる。 こんなに器用だったけと驚きつつ、ザジをまんぐり返しの格好にしてあげた。 自己紹介時に難しい体位もと言っただけに、窮屈そうな格好ながら、ザジは平然としている。 小さなお尻、すらりとした太ももの付け根にそれはあった。 可憐な姿ながら妖艶さを秘めた小悪魔さながらのザジの体のもっとも卑猥な部位。 白い若草に微力ながら守られ、香油ではない愛液をとろりと滴らせる割れ目。 乙女の一番隠したいであろう秘部を、ザジは言われるより前に自らの両手で花開かせた。「ご覧ください、先生。私の処女膜を」 にちゃりと涎のように愛液を糸の様に伸ばし、幼い割れ目が開かれる。 褐色肌だが他の子と変わらぬピンク色の肉壁。 蕾から開いたばかりのような小さな小陰唇の影に、石清水となる愛液の源流があった。 肉をたぐる様に指を歩かせ、オナニー慣れした指先でザジは両手の中指を沈み込ませ開く。 見ているむつきと和美が処女膜を心配するぐらい大胆に。 ぐにゅりと蠢く膣の中に潜む白っぽい処女膜を、むしろ見てと見せつけていた。「見えるぞ、ザジ。お前の可愛い処女膜が。和美、撮れてるか?」「え、ああ……と、撮れてる。けど、凄い。私も良くエロイって言われるけど、なんていうかレベルが違う。私のは中学生レベルのエロさ。ザジちゃんはなんか違う」「お褒めにあずかり、光栄です。さあ、先生。私を先生で、先生の色に染め上げてください」 この通り、愛撫はもう十分とばかりにザジが涎を垂らす膣口をに自分の指を埋めてはくちゅりと弄ぶ。 本当に準備は万端、何時でも準備は出来ている。 出来ているのだとむつきは、ザジの小さなお尻に両手を添え中腰に立ち上がった。 そんなに染めて欲しければ染めてやると。 その髪や陰毛よりも白くと、爆発寸前の危険物である一物をぴたりとザジの割れ目に沿えた。「ザジ、このままで良いんだな?」「ええ、私もその瞬間を共有したく。先生の雄々しいお姿を見せて頂けますか?」 最終確認にザジがこくりと頷き、むつきはより前かがみになった。 反り繰り返った一物は天を向いている為、挿入角度がかなり難しかったのだ。 むしろそのまままんぐり返しの格好のザジとキスが届くぐらいに、前に屈みこむ。 亀頭探りでザジが開いている割れ目の奥の膣口に沿える。 その間に和美も湯船の中から少しだけ移動し、むつきの正面にてその瞬間を待ち構えた。「んぐぅ」 ついにむつきが腰を、一物を沈め始めた時、初めてザジの口から苦しげな声が漏れた。 どんな愛の囁きも愛撫も澄ました顔で受け止めたザジがである。 むつきの一物による内部からの圧迫感、まんぐり返しで上から伸し掛かられる重量感。 乙姫むつきという男を真に受け止めようとし、許容量を超えたように苦しげにだ。「ぁっ、待っ」「行くぞ」 だが事前の余裕ありげなザジの言動、行動もあって、むつきは制止の言葉に気づけなかった。 亀頭の先にしゃぶりつく膣口付近の肉壁。 ザジなら大丈夫なのだろうと、一線を超える為の確認を怠った。 他の子なら、慣れない初心な姿の一つもザジが見せてくれていたら違ったはずだ。 しかし現実として、ザジはそんな姿の一つも見せなかった。 だからむつきは一気に彼女を貫いた。 獣欲が赴くままに、目の前の妖精か小悪魔のような可憐な少女の純潔を奪う為に。 ボコンと彼女のお腹がむつきの一物の大きさを受け入れ切れず、膨らむぐらいに勢いよくだ。「ひぃぁッ……ぁっ、ぁ」 目を剥き大きくのけ反りながら、目じりから涙を流しながらザジは喘ぐこともままならない。 初めての癖に調子に乗ってまんぐり返しを受け入れたのも悪かった。 想定外のむつきの一物に加え、上からかなりの重さで押しつぶされ、息は吐けるが吸えない。 少しでもどいてと言えたら良かったが、相変わらずむつきも傍で見ていた和美も気づいていないのだ。「ザジ、お前……中が、凄い」「えっ、どうしたの先生?」「この子の中、たぶん名器って奴だ。それも三つも」「ぁっ」 一体何のことだと小首を傾げる和美に、むつきは我を忘れそうになりながら答えた。 一般的に名器と呼ばれる女性器は、ミミズ千匹、数の子天井、蛸壷とある。 膣の肉壁のひだ、膣奥にあるぶつぶつ、膣口の吸い上げる力。 この小悪魔、いっそ大悪魔と呼んで差し支えない少女はそれらすべてを持っていた。 むつきもそんな名器を持つ子を相手にした経験があるわけではないが、明らかに他の子とは違った。 もちろん美砂たちの中も気持ち良いが、こうして入れただけではっきりと分かってしまうものがある。 さながら、本物の名画は知識がない人間にすらそれが本物とわかるように。「抜い」「ザジ、お前。才能の塊だな、そんな俺のがそこまで大きいみたいな演技まで」 本当に苦しいと呻いても、気づいて貰えない。 こんなことなら、むつきが言った通り少しずるをして名器に体を造り返るんじゃなかったと後悔しても遅い。「凄く良いぞ、ザジ。ほら、分かるか。腰が止まらねえよ。痛いぐらい勃起してるのに、腰が止まらねえよ。お前の存在そのものが奇跡だ!」「ちが、くっ」「ほら、ほらほら」「ぁっ、あぐぅあぁっ!」 産まれて初めて経験する名器の味わいに心奪われ、むつきはずんずんとザジを貫いて来る。 破瓜の痛みなど問題にならないぐらいに、それこそ殺されると思うぐらいに。 闇の福音が、多くの力ある者が惹かれても、所詮は人間と心のどこかにあった。 そんなザジの中の驕りが砕かれる。 安易に高貴な血筋とむつきを煽り、見た目は幼くても妖艶さを秘めた自身を糧にたきつけ。 今こうして人間の一物によって、ザジは人生で初めて殺されるかもと本気で覚悟したほどだ。「ザジ、凄く良いぞ。痛くないか、大丈夫だよな。こんなにエロ可愛いんだもんな!」「ひぃぁっ、んぐあぁぅ!」「凄い、ザジちゃんがあんな獣みたいな声あげて喜んでる」「はは、名器を持つザジが喜ぶなんて俺もまた名器なのかな!」 違う、それはもはや凶器だと言えたらよかったのだが。 今のザジにできるのはむつきの蹂躙に必死に耐え、股座から飛び散る愛液と破瓜の血が混じった体液をその顔に受ける事だけであった。 聖剣で殺される魔王の気持ちはこんな感じだろうかと、心のどこかで思いながら。「たす、くるしぃ。先生、私が壊れ」「俺も壊れそうだよ。ザジ、ここに出すから。一杯出すから、あと三回。いや、五回はしような。大丈夫、ちゃんと他の子にも残しておくから」「ひぃ!」 本気で恐怖した声を上げても、もはやそれすらむつきをたきつけるスパイスにしかならない。 そもそも急に大人しく苦しげに呻くザジの言動を、むつきは演技だと思っているからだ。 だからそんなひきつった声さえ、嗜虐性を引き出す為の物だと思っていた。 エロ可愛い小悪魔がちっぽけな人間の一物で恐怖し、むくむくとむつきの中で嗜虐性が大きくなる。 もっと、もっととザジを上から押しつぶしては、一物をめり込ませていく。 蛸壺の吸い上げを一物の根元で、ミミズ千匹を竿で、数の子天井を亀頭でぐりぐりと味わいながら。「ザジ、そろそろ。出すぞ、孕ませるぞ」「待って、先生お願い。お願いします、待って!」「待てない、今ここで。ザジを孕ませるから、来た。来たぞ、孕めザジ!」「いやぁッ!!」 一際強く、むつきがザジを貫きぐりっと彼女の子宮を強かに亀頭で打ち付けた。 そもでもはやザジの口からは苦しげな呻きも、セックスを拒否する声も聞こえはしなかった。 子宮口にねじ込まれたむつきの亀頭の鈴口から、びゅっと数滴の精液が飛んだ。 控えめにザジの子宮内に張り付いた精液が、たらりと奥をめざし垂れた。 子宮の奥にあるザジの卵子を目指しその数滴に込められた何倍もの数の制止がである。 苦しみや恐怖とは異なる何かが、ザジの中、子宮の奥で芽生え震えが起きた。「ぁっ」 今までとは少し違う、艶めかしい雌の悦びが込められた小さな呟きである。 そして次の瞬間、決壊した堤防のようにむつきの射精が一気に始まった。 上から突き込まれた体位なだけに、射精の勢いのままザジの子宮内に全て注がれていく。 それこそ一滴残らず、むつきの射精した精液全てが。 子宮口をこじ開け子宮の壁にそれこそ奥に、卵子が溺れるぐらい大量に注がれた。「あはっ、はぁぅ。んぁ、射精されてます。中に、私の中に先生の精子!」「ザジ、止まらねえ。腰より射精が止まらねえよ!」「凄い、こんな。こんな、あげない。お姉ちゃんに半分なんてもったいなくてぇ!」 全身をがくがく震わせながら、ザジは必死にむつきにしがみついて受け入れる喜びに浸った。 学生の自分はまだ孕めないので、一足早く姉にむつきの子を孕んで貰うつもりだったが。 注がれた精子一滴、一匹さえも渡したくはないと、両足でむつきの腰に抱き付いた。「先生、もっと出して。私の、ザジの中に精子出してくださいぁぅんっ!」「五回はするって約束したもんな!」「十回でも二十回でも、精子欲しいんです!」「先生は元からだけど、ザジちゃんが壊れた。エロ可愛い小悪魔が、淫乱サキュバスに」 見ている方が、撮影している方が当てられると、和美はビデオカメラを持たない方の手でオナニー中であった。 最後にまた自分も抱いて貰おうと決意しながら。 ただ今はザジの大事な初夜だからと、二人の痴態をしっかりカメラに収めていた。 まんぐり返しのザジをひっくり返し、それこそ獣のように後ろから犯すむつきを。 パンパンと尻を叩かれ、淫乱サキュバスとなったザジがお尻を振って誘う姿を。「ザジ、お前は俺のもんだ。俺の女、俺の嫁だ!」「はい、私は乙姫先生のものです。だから、一杯、一杯ください」「何をだ、言ってみろ!」「先生の精子、おちんぽ汁を私に。私の雌穴に、いやらしい穴にください!」 さすがに初めてで五回は無理だったか、三回目でザジが気絶するまで二人の痴態は終わらなかった。-後書き-調子に乗り過ぎてボコォされるザジ。魔族という設定から、ザジは自分を名器に仕立てあげたことにしました。結局それも最後のボコォで有耶無耶でしたがwそのうちポヨ姉も出して、ザジのふりして子種貰いに来てボコォしたいw