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No.30317の一覧
[0] 【習作・オリジナル】真っ黒ダンジョン(仮)[クラクモ](2019/01/14 10:12)
[1] ・真っ黒なナニカと俺と悪魔[クラクモ](2012/06/01 00:12)
[2] ・状況把握と俺とグループ[クラクモ](2012/06/01 00:13)
[3] ・最初の狩りと俺と獲物[クラクモ](2011/11/06 03:52)
[4] ・初めての食事と俺と初めての……[クラクモ](2011/12/29 16:46)
[5] ・事後報告と俺とお持ち帰り[クラクモ](2011/11/02 21:46)
[6] ・ベッドと俺とその温度[クラクモ](2011/12/29 16:50)
[7] ・魔法と俺と黒い人影[クラクモ](2012/06/04 19:03)
[8] ・瞳の暗示と俺と白色[クラクモ](2011/11/24 19:32)
[9] ・列車と俺と失敗と[クラクモ](2011/12/29 16:55)
[10] ・ラインと俺とアルコール[クラクモ](2011/11/27 03:50)
[11] 幕間 ~それいけ神官ちゃん~[クラクモ](2011/12/29 16:56)
[12] ・わんこと俺と召喚陣[クラクモ](2012/06/01 00:14)
[13] ・獣と俺と、狩りをする人される人[クラクモ](2013/08/24 08:01)
[14] 幕間 ~それいけ狩人さん~[クラクモ](2012/06/04 19:04)
[15] ・宝?と俺と水の音[クラクモ](2013/08/25 21:28)
[16] ・五色と俺と昔の話[クラクモ](2012/11/09 01:00)
[17] ・眼鏡と俺と格闘戦[クラクモ](2013/04/05 02:53)
[18] ・始まる休暇と俺と半分[クラクモ](2013/08/25 21:27)
[19] ・準備と俺と夢見るチカラ[クラクモ](2018/12/12 18:22)
[20] ・記憶と俺と空の色[クラクモ](2019/01/14 09:55)
[21] ・彼女と俺と羽ばたく翼 <New>[クラクモ](2019/01/14 09:55)
[22] ※ こぼれ話 ※[クラクモ](2011/11/07 20:46)
[23] 番外~少し未来のこと『春待ち祭り』[クラクモ](2012/06/01 00:17)
[24] 番外~少し未来の先のこと『国境近くの町で』[クラクモ](2013/12/23 05:40)
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[30317] ・ラインと俺とアルコール
Name: クラクモ◆5e745eb7 ID:0f7bd90b 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/11/27 03:50
・ラインと俺とアルコール







三つ編みちゃんと遭遇した翌日、素敵な女のコが居ないハズレのパーティばかりだったけど
いつものようにグループの皆で探索者達を襲ったりしていた


「あはっ、いいわぁ……んっ……ふふふ、あン」

適当に無力化した後に先輩がエロコンボを決めているのをジックリ鑑賞していると
変なタイミングで少しだけど自分の力が高まるのを感じる
これは……あれ? なんでか三つ編みちゃんのラインを通じて力が入って来てる?



         ……◇……◆……◇……



拠点へ戻ってから意識を三つ編みちゃんの魂にある術式へと集中していってみる
……しばらくすると、夢の中に居るかのような感覚と共に、声や情景が浮かび上がってきた



「あー、あっあっ……あふっ あ……あっ、あッ!」

「くふっ! ……ふぅ  いやーこいつ、頭はこんなでも、ココの具合はそこそこだな」

あらら、三つ編みちゃん、町へと帰る前に浅い階層に入り込んでいるゴロツキにでも捕まっちゃったのかな
三つ編みちゃんの中で男が果てた瞬間に、こちら側に魂の力が流れてくる感じがした

自分のモノになった女のコを他人に触れさせるのは嫌だから
こんな風に力を吸収する術式は組んでなかった筈だけど……
うーん、俺との間に設定したつもりの"繋がって"、"絶頂を迎えたら吸い上げる"という術式にちょっとバグでもあったのかも知れない

しかし、あんな風な可愛い女のコとほとんど縁の無さそうな男達からも"良い"とまでは感じられないなんてなぁ
こんな時でもぱっとしない扱いとは……不憫な三つ編みちゃん


「へへ、次は俺の番だな――よっと……おぉ、確かに中は、まぁそこそこだな」

お尻を突き出しうつ伏せにさせられた三つ編みちゃんへと、別の男が組み付いて腰を打ちつけ始める

「あ……あ、ヒっ……あ、あっ……はふ……」

「それにしてもよ、コイツ確か昨日後追けてた下へ潜ってったパーティの奴だろ? こんなになっちまうなんて、一体何を見たんだ?」

「さァな、悪魔でも見たんじゃねーの」

おお、ゴロツキBさん正解


「……悪魔といえば、聞いたか、あの噂」

「ああ、ここの階層のずっと奥へ行ってボロボロになりながら帰ってきた連中が見たって奴だろ?
  なんでも頭が山羊で魔物を大量に引き連れてるとかいう」

「あひっ……あ、あー……ふは、あッ……あはぁ……」

犯されている三つ編みちゃんの隣でそんな会話をしているゴロツキA&C

ほほぅ、上の階層にも悪魔が居るのか、しかも山羊頭とか……記憶にあるスタンダードな悪魔じゃないか!
これは一度会ってみなければっ

「そうそいつだ……もしかしたら、コイツもそんな相手に出会っちまったのかねぇ」

「かもなぁ、にしても、好き好んでそんな危ない所へ行こうって奴の気が知れないぜ」


「あ……あはっ、あ……あー、あぁぅ」

三つ編みちゃんの薄い胸を後ろから捏ねながらゴロツキBが再び会話に加わる

「まぁそういうなよ、そんな無茶をする奴らのお陰で、俺らがこうしてイイ思いをできるってものさ」

「違いないな、ヒハハハっ」





         ……◇……◆……◇……





そんな状況の三つ編みちゃんから意識を切り離して、問題の術式に関してあれこれ考えてみる

姐御は別としても、これまで神官ちゃん、盗賊さんと、素敵な女のコが続いていたから
簡単に手放さないよう、念入りに支配する事しか思い浮かばなかった
でも三つ編みちゃんみたいに、たまたまチャンスがやってきたなら喰べちゃってもいいけれど
わざわざ2回3回とこちらから愉しみに行くほどじゃない女のコには、こんな感じの術式を仕込んでおいた方がおいしいかもなぁ

ふむ、どうせなら女のコが自分から行為を求めるように、ちょっとえっちになるよう意識を誘導させて
それからちゃんと専用の術式を設定して……後はシすぎて病気になったり身体を壊したりしないように
吸収した力の一部を使ってある程度健康を維持するように……うん、こんな所かな

よーし、手早く試すために明日は三つ編みちゃんを回収しにいこう
悪い奴に捕まった女のコを助けに行くなんて、まるでヒーローみたいだね!

あぁそうだ、ついでにコレも試してこようかな、臨床試験って大事だよね、くくくく……





トントントン


「ッ!?」

明日の計画を立てて一人でニヤニヤしていると、突然扉がノックされた
ななな何奴!? この場所は今の所誰にも知られていない筈だ、探索者もこんな奥までは……まさか先輩!?

トントントン

つ、ついに先輩の魔の手が(性的な意味で)ここまで伸びてきてしまったのかっ?!
いやしかし中に俺が居る事までは解らないに違いない、息を潜めて静かにしていればきっと大丈夫……大丈夫だよね?

内心あたふたしながらも硬直している俺
そうしていると扉の外側にいる何者かの気配が薄れていって……げぇ!
扉の隙間や鍵穴から、もやっとした何かが入り込んできたぁ?!
入り込んできた何かが一箇所へと集まって、だんだんと人型を形作っていく!!





「なにやってるの貴方」

変な顔をして動かない俺にそう声をかけてきたのは姐御でした
思わずぷしゅるるる、と風船から空気が抜けるように脱力して寝床へ崩れ落ちてしまう

「い、いやぁ……姐御だと気付かなくて驚きました、どうやってこの場所を?」

へなへなと返事をしてみれば、姐御は呆れた表情を浮かべて

「貴方ねぇ、私と魂のラインを繋いだ事をもう忘れたの?
  そちら側はいつでもラインを開いているみたいだから、居場所なんて簡単に判るわよ」

おおぅ、言われてみれば……なるほどと納得できるその説明、流石姐御です


「ところで姐御、ここへやってきた用件は何でしょう?」

もしかして夜這いだったりするんだろうか
仕事を終えて、そのまま朝までしっぽりと……なんてのも良いね!

「先日排除した探索者の連中が良さそうなワインを持っていたの
  それで、一人で飲むのもつまらないから……貴方ちょっと付き合いなさい」

残念、性的な意味ではなかったみたいだ

「おぉ、ワインですか? 俺ワインには少しうるさいんですよ」

なんて返しながらガラクタを漁って適当にコップを取り出す、姐御は……あぁマイグラスですか、ならOKですね

「まったく……魔法のイロハも知らなかった貴方が詳しい訳ないでしょう」

そんな言葉を投げかけつつもビンの栓を手で掴んでポンっと引き抜く姐御
女性がしていると何気に凄い光景だけど、あの細い指でも普通にそれだけの力があるんだよなぁ……魔物こえー

「ン、この香り……まぁまぁの品だったみたいね」

姐御はこの職場には不似合いにも思える綺麗なガラス製のワイングラスへ、俺は薄汚れた金属製のコップへとそれぞれワインを注いで

「良い月の夜に……」

へぇ、この世界にも乾杯のような作法、というか言い回しがあるんだ
こちらも「良い月の夜に」と返しながら掲げたコップを戻し、くいっと傾ける
吸血鬼ならではの言葉かも知れないけど……まぁ淫魔も月にまつわる属性魔法あるし、間違いでもないだろう

 ― 中級ワインの成分を記憶しました ―

「っ!? ブふっ、ごほっ」

少し気どってそんな事を考えながらワインの程よい酸味と渋みを味わっていると、いきなりそんな表示が出て噴出しそうになった
なにやってんだコイツ、という感じな姐御の視線を受けながら、どうにか堪えて一杯目を一気に飲み干す

「ちょっと! 折角の良いワインなのよ、落ち着いてゆっくり味わって飲みなさい」

「いや、それがですね姐御……」

言葉より実践だろう、とコップの中に爪の先から温水シャワー魔法と同じように創り出したワインを注いで
グラスからゆっくりとワインを飲んでいる姐御へと近づけてみせる

「それって、もしかして」

鼻先へとコップを近づけて中身を確認した姐御は、軽く目を見開いて驚いたような表情を浮かべた

「貴方って本当に変な魔法ばかり覚えるのねぇ……でも、これは良いわ、どんどん飲むわよ」

ニヤリと笑ってからぐいっと一杯目の残りを飲み干す姐御、さっきまでの優雅さとは逆に男らしい飲みっぷりです





         ……◇……◆……◇……





ペースの速い姐御と軽く語らいながらワインを飲んで、しばらく経過した頃

「それにしても、この部屋ちょっと臭うわね」

酔いが回って暑くなったのか、ローブの襟元を開いている姐御がそんな事を言い出した


「まぁベッド代わりに毛皮を使ってますから」

「そうじゃなくて……これは、男と女の臭いね」

目を細めてジロリとこちらを見ながらそう指摘してくる姐御

「あー、それはここであの時の神官とヤったからでしょうね」



「……ヘェ? ここで、ねぇ」

何か姐御の視線がおかしい……いや、妖しい……これは、もしかして

「そうです、ここで、こんな風に……」

言いながら隣に腰を降ろしていた姐御を膝の上に引き寄せて、後ろから抱きかかえてみる

「そぅ……それで、どうしたの?」

グラスを脇へ置いて、特に抵抗するでもなく続きを促す姐御
そんな姐御のローブの裾から手を入れて、その素肌へと触れていく

「こんな風に、裾から手を入れて……それからこうして」

「ン……ずいぶんと回りくどいのね」

きめ細やかな肌を指先でなぞりながら姐御の控えめなふくらみへと辿り着き、やわやわと力を加えて

「えぇ、あの時はまだ加減が解りませんでしたから」

そういいながら姐御の顔をこちらへ向けて、その形の良い唇へと唇を合わせる

「んっ……うン……ちゅく……んん……」

固くなってきたふくらみの先端を優しくこすり、ゆっくりとお互いの舌を絡ませて唾液を交換していく

「ンふ……それで、この先は……?」

ちょっと潤んだ瞳でそう聞いてくる姐御がどこか愛おしく感じられる
そんな姐御の下腹部へと片手を進めていって

「こうしながら聞いてみたんですよ、気持ちいいかって」

少し湿っている泉の周りで指を遊ばせると、姐御はぴくりと肉体を反応させた

「っ……ま、まだまだね」

「そう、あの時もそんな感じの答えでした、だから……」

もう一方の手で完全に充血したふくらみの先端をくりくりとすり上げながら言葉を続ける

「ホントにそうなのか、確かめさせてもらいますね」

「っ! ふ……んぅ……」

少し吐息が乱れた姐御へとまた口付けを交わして、上下の敏感な部分へと執拗に刺激を加えていく……



         ……◇……◆……◇……



「あ……はぁ……ん、ふっ…はぁ……はぁ……」

普段は冷静な表情を浮かべている顔を紅潮させて、時折ピクリと反応する姐御
その泉へと深く沈めた指先で、休む事無く内側をなぞりながら、耳元で再び問い掛ける

「こうするのが良いんですか?」

「はぁ……はぁ、全ぜ、んっ…ね、よくないわ」

目線を反らした姐御はそう言葉を返してくるけれど
その腰はもの欲しそうな感じで、今もこちらの指をきゅうきゅうと締め付けている

「そうですか……じゃあ、もっと別のモノがいいですか?」

膨張し誰得ローブを下から押し上げている俺自身を姐御のお尻へと押し当てて
言外に行為の段階を先へ進める事を匂わせて聞いてみれば

「んん……仕方ないわね、それで勘弁してあげる」

……そんな事言いいつつも、これから行う事への期待を隠し切れていない姐御
ふふふ、やっぱりさっきまでの態度は強がりだったのかな



するりと姐御のローブを剥ぎ取って、自分のローブも脱ぎ捨てて
それから姐御の背を押して、支えながらゆっくりと膝を立てたうつ伏せの状態にさせていく

「ぇ……こんな体勢で……?」

期待に震える姐御がぽつりとそんな言葉を漏らした

「ええ、姐御とラインを繋いだ時もこれでシたじゃないですか
  まぁ毛皮の上で獣のように……ってのもきっと愉しいですよ」

「あの時……?! ぁああ、あの時は私……ホラ、その」

後ろから思うままに突かれて酷く乱れてしまっていた自分を思い出したのか、姐御の顔が一気に真っ赤に染まる

「それに……さっき姐御は"良くない"ってウソついてましたね
  だから、これはお仕置きみたいなものです」

普段はあんなにクールなのに、行為の時の姐御って可愛いなぁ、ふふ
充分に潤った姐御の泉へと俺自身をあてがって、痛み防止の薬を創り出しながらゆっくり奥へと向かって突き進む

「ひゃ、あ……あぅ、んんん……」

中へと入り込むのに合わせて、くうっと反っていく背中を見下ろしながら
今回はどうやって愉しもうかなとあれこれ考えてみる……よし、こうしよう





「あ…あッ! はぁ……んん……うっ」

相互に繋がれたラインから快感が流れ込む分、痛みを意識する割合が減っているのだろうか
最初の時とは異なり、姐御は普通に悦びを感じられているようだ

「あっ…あぁ……んっ、ふかい……あぁ」

姐御のお尻へと、遅くも速くもないペースで腰を打ちつけながら、汗の浮かぶ背中へと口付けを落とす

「ふふ……姐御、コレはお気に召しましたか?」

熱い吐息をこぼして快楽に飲まれつつある姐御へとそう問い掛けてみれば

「いっ…んん……まぁッ、まぁ……ね」

なんて、途切れ途切れの素直じゃない答えが返ってきた
ここに居るのは一人の男と一人の女で、仕事じゃないから体面を取り繕わなくてもいいのに……仕方のない人だ
まぁ、そんな所が姐御の魅力なのかも知れないね

「姐御がこうしている姿、とても素敵ですよ」

「なにを……んっ、あぁ……こんな…あっ……あぅ……」

姐御は獣のような形が嫌なのかな、しかし男としてはこの体勢は良いものだ
突き入れた腰に押されて形を変える張りのあるお尻、こちらから送られる刺激にくっくっと反応しているその太もも
快楽に反り返っているすらりと伸びた背中、少し手を伸ばせばいい具合に触れる事ができるそのふくらみ

「うっ…あっ、あッ…あぁ……あっ……あ」

姐御の多くを一度に感じる事ができる
それにお互いが、お互いの求める衝動そのままに動きやすいのも素敵だ
今も姐御は熱く火照った肉体全体を本能のままに動かして、さらなる悦びを生み出そうとしている
その動きに合わせてこちらも腰を進め、二人の間で何度も淫らな音が弾けていく



「あッ  あ……んっ! あ、あぁっ……はぁぅ…あぁ、あっ」

しばらくして、姐御の声が高まってきた所で一旦動きを止めた

「あ……はぁ……どう、したの?」

もう少しで達していた所なのに、と言いたげにこちらを見やる姐御
それには答えずに首筋へと後ろから口付けをしたり、ふくらみをやわやわと触れたりと優しい愛撫を繰り返していく
そうして乱れていた姐御の呼吸が落ち着いたのを確認して、突き入れたままの腰の動きを再開する

「ン、あっ……い、いわ、そう……あぁ……は、んっ」

充分にほぐされていた姐御の肉体は、ちゅぐっちゅぐっとテンポ良く繰り返される前後運動を受けて
再び新しい快楽を生みだし、その高みへと走り始める

「あぁっ……あっ! はぁ……ぁあっ、あッ! あんっ」

先ほどの停滞があったからだろうか、姐御は積極的に自分の腰を動かして快楽を貪っている
ふふふ……でもそう簡単にはしてあげませんよ
その内部へ不規則な震えが走りはじめたのを確認しておいて、また腰の動きを緩めて姐御の肉体をまさぐっていく

「やぁ……あぁ、貴方っ はぁ…どうして」

「言ったじゃないですか、お仕置きだって」

もどかしそうに動く姐御のお腹をさすって、汗の流れる背中へと舌を這わせる
こちらの意図に気付いたのか、ハっとした表情を浮かべる姐御
そんな姐御が口を開く前に、停滞させていた動きをまた再開させ、熱く柔らかな肉の中を味わい始める

「なっ! ……ンっ……あぁ……あッ、あぁぅ……」

結局姐御は開いた口から言葉を発する事無く、求めていた刺激を受け入れていく
行為そのものはそう変わっていないのに、その肉体は次第に強い反応を返すようになってきていた



         ……◇……◆……◇……



「あぁ……私、もう…あっ、やめて……」

この"やめて"は「焦らすのをやめて」だと思うけど……ふふふ
長い間その高みへと辿り着けずに、それでいて決して冷める事のない行為を繰り返された姐御は
桜色に染まった頬をこちらへと向けて、弱々しく言葉を発している

「やめて、終わりにして欲しいんですか?」

そう言いながら肉体を離して、抜けてしまう寸前まで腰を引いておく

「やっ……っ! 違、ちがうの」

顔を横へ向けて振り向いて潤んだ瞳で見上げ、普段のきりりとした様子とは別人のような声色で
懸命にお尻を突き出して浅い部分にある俺自身を深く味わおうとしている姐御
そんな姐御の姿を見て、このまま一気にめちゃくちゃにしてあげたい衝動に駆られる

「ふふ……じゃあ、どうして欲しいですか?」

ゆるゆるとまた深みへと腰を沈めながら、もどかしそうな姐御のわき腹を撫で上げていって
その慎ましいふくらみの先端をすりすりと可愛がる

「あふ……あぁ……わたし、その……んん……」

……あー、これは駄目だわ
自分から求める言葉を言えずに恥ずかしがる姐御が可愛すぎる、もう我慢できない





無言で姐御の肉体をまさぐっていた手を離して、腰の両側をしっかりと掴む
先ほどのように突き入れた俺自身を限界まで引いて、体勢を整えて

「……あ、私」

行為を止めてしまうとでも思ったのか、不安げな表情を向けて何か言いかけた姐御の言葉に耳を貸さずに
――力強くその一番奥へと腰を叩きつける!

「……ッッ!! く! ああぁ……!」

勿論それで終わる事は無い、掴んだ姐御の腰と自分の腰を動かして、何度も何度も強く音を響かせる

「ひあっ  あ、アぁっ! んんっ……あぁあっ! あうっ!」

急激に変化した行為を受けて上がる、姐御の悲鳴のような声が心地良く心に響く
ぐぢゅっぐぢゅっと音を立てる柔らかな肉に包まれた俺自身へと伝わる反応が、その声が苦痛によるものではないと教えてくれる

「くぅっ! あぁっ……いイ! ぅあ…アっ! ぁあッ!」

敷かれた毛皮へと爪を立てて、肉体の際奥から沸き起こる快楽に嬌声を上げる姐御
そんな姐御をもっと近くに感じたくて、そのしなる背中へと覆い被さり細い上腕をぐっと掴んで
ガクガクと震える胴体全体を押し込むような勢いで、その際奥へと繰り返しぶつかっていく



「ああ! あぁ、アぁっ! っく! ぁ、ああっ、あアぁああーーーーっ!」

荒々しく押し寄せる快楽の波に飲まれ、押し上げられていった姐御が、ついにその頂点へと辿り着いた
止まる事なくその内部を抉っている俺自身をぎゅうぎゅうと締め付ける力が感じられる
行為によって淫猥な音を発している結合部からは、ねっとりとした液体が揺らめく姐御の太ももを伝って流れ落ちていった

「アあっ! あぁ! なに……これッ、あぁアっ…私、止まらなっ」

一度大きく絶頂を迎えた姐御、しかしその肉体は止まる事無く、すぐさま次の高みを目指してびくびくと反応している
俺の方はまだ辿り着いていないのだ、止める理由もない

「はぁぅ、アっ! だめっ、あぁ! あぁあ! ま、またッ、くゥううぅっっ…………ッ!」

これで二回目かな……あはは
別におかしい事も無いのにどういう訳か笑いが込み上げてくる、あぁ……愉しい、愉しいなぁ
絶頂がずっと継続しているかのような姐御の肉体を休む事無く責め立てる

「んうッ! クぅ……ああッ! アぁっ、ひ…っク! ふアっ! はぁアっ」

突っ伏してしまい、紅潮した顔を毛皮へと押し付けている姐御はすすり泣くような高い声を上げ始めた
ああ……そうか、好ましく思っている女を、自分の行為で満たしているのが嬉しいのかな
姐御がこんなにも感じてくれていると、俺も嬉しいし、愉しい……うん、そんな感じがする

「うぅア! ヒくっ! ぅアぁっ! アはぁんんンっっ…………ッ!!」

三回目っ!
休まず続けられる荒々しい行為によってめくれあがった結合部から、ボタボタと愛液が溢れて滴り落ちて敷物に染みを残している
もっと、もっと姐御には俺を感じて欲しい、そんな想いを受けて熱い肉の中を動く俺自身がさらに大きく充血していく

ピッタリと動く隙間も無いほどに密着して、そのまま溶け合ってしまいそうなほどに熱く包みこんでくるその内部
魂のラインから伝わるそれぞれの感情……まるで二人が一つの生き物になってしまったかのようにさえ思えてくる

「ひンっ! あ!! ふアっ! あアっ! ああッ! クああぁッ!」

俺も、もう限界が近いみたいだ
姐御が連続して達してしまう程感じているのと同じように、こちらもいつでもその時を迎えられるほどに高ぶりきっている


よし、随分と姐御を先へ進めてしまったけど、最後には二人で一緒に――

「……ああ! あぁあッ!! あぁああああっ!!!」

強く叫ぶように四回目の絶頂を迎えた姐御をぎゅっと抱きしめて
深く深く突き込んだ俺自身から高濃度の欲望を一気に解き放つ!!



         ……◇……◆……◇……



強く長く続いた絶頂の連鎖が終わり、力尽きて肉体から力が抜けた姐御がトサリと横に倒れる
ずるりと熱く爛れた内部から抜け出した俺自身から
大量に溜め込まれて姐御の内部へと吐き出しきれなかった欲望の残り火が、汗に塗れた姐御の肉体を白く染め上げていった





「はぁ、はぁ、はぁ…はぁ……はぁ…………ふー、はぁ……」

荒い呼吸を整えながら考えていて、今更ながら気付いたけど……
姐御を貫いたままで行為の最中に焦らすのって、つまりは自分を焦らしているのと同じじゃないか!
結局4~5回は焦らして止めてを繰り返してたから、その分の衝動が一気にきてしまったように感じる


あーー、それにしても疲れた……
どうも姐御とする時は熱くなって頑張ってしまう傾向があるなぁ、愉しいから良いんだけれども
こんなんで明日は起きれるんだろうか

姐御の隣へと肉体を横たえながらそんな事を思う
……まぁいいかな、明日の事は明日になってから考えよう


それじゃ、お休みなさーい





         ……◇……◆……◇……





そんなコトがあった次の日、空いた時間を使ってやってきました何階か上の階層

え、姐御? 姐御は一眠りして起きてから、いつもの3倍増しのクールさでキビキビと身支度を整えて
こちらの顔をろくに見ることさえしないで出て行っちゃったよ? 昨晩のお酒が残っていたのか、ちょっと顔が赤かったけど
皆が溜まり場へと集合する時間が近かったから急いでたんだろう





まぁそれはさて置き、ゴロツキのアジトは……と、こっちかな
三つ編みちゃんへのラインを通じて位置を調べてみたけど……うわぁ、3人揃って今日もまたヤってるや、頑張るねぇ


「やぁみんな、愉しんでるかい?」

アジトへ飛び込んで軽く挨拶、こちらへとゴロツキの皆さんの視線が集中する
その瞬間を利用して、それぞれへと視線を合わせて素早く拘束の暗示をかけていく

……残すのは一人で良いかなぁ
固まっている一人の腰から剣を奪って、三つ編みちゃんと寝床に居た一人を除いてサクサクと始末する
うん、あんまり良い剣じゃないね、この程度の武器を持つよりは爪を使った方が強い位かー

「ななな、なんだおめぇ!」

動けないままで声を上げる最後の一人を見てみれば……あーらら、いきなり仲間が死んだ恐怖からか見事に縮こまっちゃって、まあ
三つ編みちゃんも、抜けてしまったから物足りなさげにしてるじゃないか

「ふふふ、キミ達が昨日話してたモノさ……そう、悪魔だよ」

近寄り、そう声をかけながら汁まみれになっている三つ編みちゃんの下腹部へ触れて、修正した術式を送り込む
――これでよし、次は

「それにしても……このコを沢山可愛がってくれたみたいだね? 是非ともお礼をさせていただきたい」

そう言って懐から取り出した粉末を、身体を操って男に飲み込ませる

「うぐっ……な、何を飲ませやがったっ」

「イイ気分になれるお薬だよ、天国へ登るような気分を味わえるんじゃないかな」



「……なんだ? これ、からだがあつく、て、あぁ……ハァ……」

荒い息を吐きながら血走った目を三つ編みちゃんへ向ける男
縮こまっていた男のソレは元通りに、いや元以上に脈動して肉の悦びを求めているように見える

「さぁ、どうぞ? 最後になるんだ、存分に味わってよ」

拘束を解かれた男は、獣のような声を上げながら三つ編みちゃんへと襲い掛かっていった



         ……◇……◆……◇……



「あっ! アあっ、ッ! あヒっ! あッ!」

「ぐぅ、あぁ……と、止めてくれぇ、もう、身体が……」

嬉しそうな声を上げている三つ編みちゃんとは裏腹に、ぜぇはぁと苦しげな男がそんな声を上げる
あれから幾度となくその獣欲を三つ編みちゃんの胎内へ叩きつけた男の顔には、明らかな死相が浮かんでいた

よーしよし、三つ編みちゃんへ仕込んだ術式は正常に動いてるみたいだな
自分から何かをしようという意思のほとんど感じられなかったその肉体が、男を求めるように、いやらしくくねっている
三つ編みちゃんを経由した力の吸収も、しっかりと正しく動作しているみたいだ

男の方は……あ、ついにお亡くなりになったか、それとも気を失ったのか、身体から力が抜けて突っ伏してしまっているね
突然男の動きが止まってしまい「あー?」なんて不思議そうにしている三つ編みちゃんから男の身体を引き離して
それから軽く調べてみると――はい、ご臨終ですね、惜しい人を亡くしました
うはは、心臓止まってるのにまだ充血したままになってる! エロの力って偉大だな!

ちなみに男へ飲ませたのは、この前狼人君に切り落としてもらった俺の角の粉末だったりする
どこかで鹿の角が精力増強剤になると聞いた事があったんで、淫魔の角なら凄いんじゃないか?! と、試してみたんだけど
まさか自分では止められずに死ぬまでヤってしまうとは……これはまた、なんというか……思いのほか強力だね!
人間に使わせるような場合には一回の量を少なくした方が良さそうだなぁ

お薬は用法・容量を守って正しくお使いください、なんちゃって





         ……◇……◆……◇……





ゴロツキの寝床にあった適当な布を纏わせた三つ編みちゃんへ「町に戻って"思うように"暮らせ」と暗示を刷り込む
頭が変になってしまったけれど男を欲しがる若い女なんて、ある種の人間にとっては好都合な存在だよね
くくく、きっと今後も俺の為に力を集めてくれる事だろう


指示を受けてフラフラと歩き出す三つ編みちゃん、念の為に人間の気配がある方へと向かわせて、こっそり後ろから見守っておこう
まっさらにリセットされてしまった三つ編みちゃんのはぢめてのお使いという訳だ
お、発見されたみたい……うん、女性の神官も居るパーティみたいだから問題無く保護されるかな

気になる神官の女性は――おうふ、下町のおばちゃんというか肝っ玉かあちゃんというか、とにかくちょっと興味の対象外でした
あらら、三つ編みちゃんの格好に目を引かれた戦士♂がバシーンと叩かれてる
あの様子なら三つ編みちゃんも無事に町まで辿り着けるだろう、今後どうなっていくのか愉しみだ


うんうん、悪者に捕まっていた女のコも無事救助された事だし、今日は戻ってゆっくりしておくかー






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