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No.26700の一覧
[0] 東方蛇精譚・夜話【東方二次・男オリ主】[窓](2015/01/20 03:24)
[1] 蛇、幻想郷に至る、の巻[窓](2011/12/20 13:20)
[3] 蛇、旧友との再会に肝を冷やす、の巻[窓](2011/11/28 01:54)
[4] 蛇、洋館の門前にて門番と戯れる、の巻[窓](2011/11/28 01:54)
[5] 蛇、襲撃を受ける、の巻[窓](2011/11/28 13:39)
[6] 蛇、天狗娘と情を交わす、の巻[窓](2011/12/01 20:48)
[7] 蛇、山の神社にて、巫女に捕まる、の巻[窓](2011/12/01 23:44)
[8] 蛇、ミシャグジ神に苛まれる、の巻[窓](2011/12/06 05:28)
[9] 蛇、ミシャグジ神と共に人里に赴く、の巻[窓](2011/12/06 05:29)
[10] 蛇、ミシャグジ神と人里を堪能す、の巻[窓](2011/12/08 04:49)
[12] 蛇、襲撃されること再び、の巻(加筆)[窓](2011/12/09 00:07)
[13] 蛇、亡霊娘と情を交わす、の巻[窓](2011/12/09 15:03)
[14] 蛇、博麗神社に参拝し、巫女、魔法使いと遭遇す、の巻(冒頭追加)[窓](2011/12/15 17:13)
[15] 蛇、森の古道具屋を訪ねる、の巻[窓](2011/12/15 17:39)
[16] 蛇、半人半妖の店主を美味しくいただく、の巻[窓](2011/12/16 04:00)
[17] 蛇、半人半妖の店主と情を交わす、の巻[窓](2011/12/20 13:32)
[18] 蛇、棲家に帰還す、の巻[窓](2011/12/30 04:17)
[19] 【五万PV御礼】蛇、吸血鬼と情を交わす(前編)【おまけ】[窓](2012/08/30 17:21)
[20] 【五万PV御礼】蛇、吸血鬼と情を交わす(後編)【おまけ】[窓](2012/08/30 17:23)
[21] 【小夜曲一万U記念】蛇、メイド長と乳繰り合う、の巻【おまけ】[窓](2012/08/30 17:25)
[22] 蛇、妖怪の賢者、鬼と宴す、の巻[窓](2012/01/04 04:45)
[23] 蛇、風呂にて妖怪の賢者と戯れる、の巻[窓](2012/02/21 03:40)
[24] 蛇、妖怪の賢者と情を交わす、の巻(前編)[窓](2012/02/28 03:55)
[25] 蛇、妖怪の賢者と情を交わす、の巻(後編)[窓](2012/02/28 04:39)
[26] 蛇と九尾の狐、の巻[窓](2012/03/12 12:40)
[27] 蛇、地底に赴く、の巻[窓](2012/05/31 04:50)
[28] 蛇、鬼と宴す、の巻[窓](2012/07/08 22:05)
[29] 蛇と鬼と飲み比べ、の巻[窓](2012/07/16 04:25)
[30] 蛇と白黒魔法使いのトラウマ、の巻[窓](2012/08/25 04:31)
[31] 蛇、クピドの真似事をする、の巻[窓](2012/09/03 02:56)
[32] 【番外編】魔法使いと魔女、秘密の夜、の巻[窓](2013/02/25 22:01)
[33] 蛇、白黒魔法使いを誘惑す、の巻[窓](2013/02/17 13:10)
[34] 蛇と鬼娘、の巻[窓](2013/06/10 12:02)
[35] 蛇、隻腕の仙人と再会する、の巻[窓](2014/01/13 05:24)
[36] 子鬼の昔語り、の巻[窓](2015/01/02 05:51)
[37] 蛇、さとりの少女に出会う、の巻(文章追加)[窓](2015/01/20 03:26)
[38] 蛇、さとりの少女、新婚初夜、の巻[窓](2015/10/18 05:48)
[39] 蛇と温泉、の巻[窓](2015/10/26 13:21)
[40] 蛇、迷いの竹林に赴き、旧知に再会す、の巻[窓](2016/01/08 00:14)
[41] 蛇と蓬莱人の少女と月の姫、の巻[窓](2016/03/16 07:21)
[42] 蛇と蓬莱人の少女の過去、の巻[窓](2017/08/11 05:28)
[43] メモ。的な物[窓](2016/01/10 16:35)
[44] 【二万PV御礼】それはあったかもしれない世界【おまけ】[窓](2012/08/30 17:26)
[45] 【小夜曲お気に入り300件突破記念】ゆかりんとゆりゆりソープごっこ【これはひどいタイトル】[窓](2012/08/30 17:28)
[46] 【長期休載のお詫び】蛇、天人娘と酒盛りす、の巻[窓](2012/08/30 17:29)
[47] 【↑の続き】蛇、天人娘と情を交わす、の巻[窓](2012/08/30 17:30)
[48] 東方蛇精譚・零れ話 御阿礼の子と蛇[窓](2013/02/27 06:17)
[49] 【番外編】宵闇小妖と蛇・前編【そーなのかーの日】[窓](2013/03/08 04:50)
[50] 【番外編】宵闇小妖と蛇・後編[窓](2013/05/16 19:49)
[51] 【零れ話】蛇、さとりの少女、三日夜の餅、の巻(前編)[窓](2015/10/31 01:02)
[52] 【零れ話】蛇、さとりの少女、三日夜の餅、の巻(後編)[窓](2015/12/31 21:35)
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[26700] 蛇、天狗娘と情を交わす、の巻
Name: 窓◆0bf2c45e ID:6be04712 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/12/01 20:48
いきなり抱きついてきた文。
驚くでも無く、夜智王は、そっと抱き返すと、慰めるようにぽんぽんと背中を叩く。
「あまり得意ではないが夢違えの術でも使うか?」
あくまで文が怖い夢でも見て怯え、それゆえに昔馴染みの自分に甘えている。
本気で夜智王はそう思っているようだった。
「私はもうあなたの膝の上ではしゃいでいた頑是無い子供でも、色男に優しくされてのぼせ上がる小娘でもありません」
そう言い、証明するかのように、豊かに育った乳房を、夜智王に押し付ける。
「随分育ったのぉ、あの時はまだ膨らみかけの可愛いおっぱいじゃったが」
生憎乳を押し付けられた程度でどうこうする夜智王では無い。
その感触をしっかり楽しみつつ、拙い文の誘惑にはなびかない。
「っ!」
羞恥で顔を紅く染めた文が、ぐいっと夜智王をとこ押しつけ、上に乗るように押し倒す。
そして決定的な言葉を口にしようとした。
その唇を夜智王の一指し指が塞ぐ。
ぷにゅと文の柔らかい唇の感触を指先で楽しみつつ。夜智王は首を振る。
「ちと落ち着け文。お主は今、この場の雰囲気に毒されて、感情が暴走しておるぞ」
「・・・たぶん結構昔から貴方が好きでした・・・勿論女としてです」

それを自覚したのは祖母が亡くなって数日後、遺品の整理に祖母の家へ訪れた時のことだった。
夜智王が縁側で一人酒を呑んでいた。
声を掛けようとし、果たせなかった。
そこには文の知る、夜智王とはまったく違う男がいた。
夜智王の傍らにはもう一つ杯が置かれていて、祖母の分であることはすぐに分かった。
天狗の葬儀は天狗以外は参加できない。
生前、最も祖母と親好のあった夜智王とて例外ではない。
その代わりなのだろう。
春には桜を、夏には星を、秋には紅葉を、冬には雪を、夜には月を愛でた縁側。
祖母が一番好きだった場所で、夜智王は杯を重ねて、祖母の死を悼んでいた。
あまりに寂しそうな背中が、痛ましかった。
同時に文の胸には、じくりと嫌な痛みが走った。
そんなにも夜智王に想われていた祖母を、妬ましく感じたのだ。
あんなに好きだった祖母に嫉妬する程、夜智王を好きなのだと、初めて自覚した。
あまりの衝撃に、文は立っていられなかった。
「なんじゃ文。どうした?」
文の存在に気が付いていた夜智王は、ぺたりと座り込んだ文の方を振り返り、声をかける。
文は返す言葉がなかった
「大丈夫か顔色が悪いぞ?」
「…」
恐らく祖母の死にショックを受けている。そう夜智王は解釈したのだろう。
ひょいと文を抱き上げると、膝に間に降ろし、ぽんぽんと子供にするように頭を撫でる。
「ワシは無駄に長生きじゃから、親しい者を亡くしたのは初めてではないが、お主はそうではなかろ?
寂しいなら悲しいなら泣くといい。我慢などしないほうがいい。そのうち枯れ果てて、泣けなくなるからの」
ワシみたいにな。そう言い、蛇は黙って杯を干した。
わけの分からない衝動に突き動かされて文は泣き出した。
わぁわぁと声をあげて夜智王の胸にすがって泣きじゃくった。
何も言わず、夜智王は文を抱きしめると、背中をさすって慰めてくれた。
完全に子供扱いされている自分が惨めで悲しく、また文は泣いたのだった。

「でも貴方に恋心を打ち明ける勇気が私にはなかった」
祖母が居なくなって、夜智王はいけないことだと知りながら、容姿や性格の似ていた文に、祖母の面影を重ねた。
文が意識して、祖母のように振舞い、夜智王に相対したせいもあっただろう。
「私は貴方と祖母の関係に憧れていたから」
もし自分の恋心が知れれば、告げてしまえば、奇妙に心地よい、でも危うい関係はあっさりと壊れてしまう。
そう思い悩んだ末、文は自分の初恋を封印した。

「だからあんな性質の悪い男に惚れてしまったのです」
「それワシのせいか?」
「そうです、こうゆう時は何時も男が悪いと、天地開闢以来決まっているのです」
「ワシみたいな性悪に懸想するなと絢が言っておっただろうに」
「あの後・・・結局私あの男に抱かれました、多分貴方に始めてを貰ってもらったほうがずっと良かった」
何があったのか文は口を濁した。
夜智王も聞きはしなかった。
「あれ以来、男の人は苦手、いいえ嫌っていました」
例外は夜智王と親しかった鬼達だった。
元々奔放で知られた祖母に良く似た文を、何かと好色な視線で見るものは多かった。
夜智王が居た間は「あれは夜智王の“紫の君”だから手を出すな、ろくなことにならない」ということでちょっかいを出すものも居なかった。
しかし夜智王が幻想郷を追放された後は、少々事情が変わった。
「最初に気が付いたのは春虎殿でした。ですぐに行動に出ました」
「春虎らしいの・・・」
山の四天王の一人、虎熊童子の息子である春虎は、夜智王と特に親しかった鬼だ。
豪放磊落で、陽気で、酒を好み、嘘や卑怯なことが嫌いで「鬼に横道は無い!」を地で行く、鬼らしい鬼だった。
何より女好きで、人間だろうが天狗だろうが河童だろうが美女を攫うのが趣味のような奴だった。
ただ乱暴は一切しないあたりがその気質のまっすぐさを物語っていた。
人間の里でも「春虎童子が女を攫った、急いで取り返さんと女が情を移すぞ」と言われていた。
当然のように夜智王とは肉体関係があった、勿論女に化生した夜智王とだが、「お前ずっと女でいろよ」とよく言われたものだ。
「おおかた、文は俺の女だから手を出すな、とでも言ったのだろう、見つけ出して礼を言わんとなぁ」
当時の山は鬼が支配していた、春虎以外にも数名の鬼が文を気にかけてくれたお陰で、文は下位の鬼や、他の天狗、妖怪にに襲われることも無かった。
鬼達は、一人また一人と幻想郷を去っていったが、その頃には、文も一端の実力者となっていた。
「今はどこへ行かれたのか、伊吹殿に聞いても「知らん」としか帰ってきませんでしたし」
「まぁ見つけたら春虎らには礼をせんとなぁ」
「夜智王」
文は、何かを懇願するように、涙で潤んだ瞳を夜智王に向ける。
「なんじゃ?」
「私の初恋をぐしゃぐしゃにした償いをしてください」
んな無茶なと思いつつ、夜智王は問い返す。
「・・・どうして欲しい?」
「抱いて・・・ください」
まいったの。と夜智王は思った。
雰囲気に流されて、一時の激情に任せて出た言葉だ。真に受けるのは大人の男のすることではない。
とはいえ、何も分からなかった幼子だった頃ならいざしらず、女の方からこうまで言わせて、否と言うのも如何なものか?
と思う。
「う~ん、また今度にせぬか?」
「私はそんなに魅力がありませんか?」
「いやそんなことはないぞ。ただ外の世界で百年ばかし封印されいたからの、久々で抑えが利かん」
「かまいません」
ワシが構う。と夜智王は言った。
処女こそ奪いはしなかったが、最初の時はそれ以外の事は散々した。
大事にしてきた掌中の珠を自分で汚した、そう夜智王は思っていた。
「だからな、次に文とするときはうんと優しくしてやろうと、そう勝手に決めておった。ワシは嘘は吐くが、約束や誓いごとは破らん」
「そんなの・・・ずるい」
「いいではないか、こうして文とくっついて寝るだけでもぬくいし気持ちよい」
そう言い、夜智王はぎゅうと文を抱きしめる。
それだけで文の胸の鼓動は高鳴る。
まるで数百年前の子供の頃に帰ったような、幸福感を覚える。
幸福感を覚えながらも、文はぽろぽろと泣き始める。
「文?」
「いいです、夜智王が嫌だというなら、私が貴方を襲います」
「・・・はぁ」
冗談でも脅しでもない、文の目は本気だ。
夜智王はわかった降参だ、と言わんばかりに両手を上げる。
「抱いて・・・くれますか?」
「せっかく人が優しくしてやると言っておるのに・・・まったく、覚悟しろよ文。他の男では満足できない体になっても知らんぞ」
「もう手遅れです・・・ひぅ・・・あの時からずっと」
よほど嬉しいのだろう、文がしゃくりをあげながら泣き出す。
「始める前から泣く奴があるか…ほれ一度離れろ、まぁこのままでも気持ち良くはできるがな」
「どうやって?」
「何も女陰に突っ込むだけが男女の交合ではないぞ。互いの精気を交換しあえば、それは立派に情を交わすということだろう」
夜智王は精気を吸うのは普通にできるし、反転して自身の精気を他人に注ぐことも出来ると言う。
「器用なことができるのですね貴方は」
「で、どうする?これなら生娘のままでも気持ちよくなれるぞ?」
往生際の悪い蛇は、そう提案してくる。
そんなに怖いのか、案外に意気地が無い。
「そんなのまっぴらです。ちゃんと抱いてください。お祖母様のように」
妙な対抗心を燃やす文。
「さよか」
観念したのか夜智王は「降参だ」と上げたいた両手で文の顔を掴み、そっと招き寄せる。
「んっ」
二人は口付けをそっと交わした。



軽く触れ合った唇の柔らかな感触が心地よい、数瞬唇を重ね合わせ、互いの唇の感触を存分に味わった二人の口が離れる。
口の端に着いた文の唾液を舐めとり。
「甘いの」と夜智王は言う。
とろんとした表情をした文が、身を起し上着を脱ごうとする。
それをやんわりと夜智王が止める。
「どうして?」
「女が自分から脱いでどうする。そういう時はそれとなく、男に脱がすように仕向けるのだ。その方が男は興奮する」
「…なんでそんなに詳しいのです」
「そりゃ、ワシ女に化生して男を抱くこともあるし、いたっ!咬むな!咬むな!」
文が思い切り夜智王の腕に噛み付いた。
言うまでも無く、それは閨の最中に、デリカシーの無いことを言い放つ夜智王への抗議の実力行使であった。
「…」
「そんな目で見るな、ワシが悪かった」
本気で怯えながら夜智王は、じとぉっと夜智王を睨む文に謝る。
「(興奮すると咬み付く癖は絢そっくりだな…これを言ったらまた咬まれるだろうが)」
天狗に咬まれると、鳥に啄ばまれるようで、正直怖いのである。
そんなこと考えながらも。夜智王はするりと文の上着を剥く。
袷を止めているボタンを、ぷちぷちと手馴れた様子で外していく。
「(・・・恥ずかしい)」
子供のように他人に服を脱がされる羞恥が、文の体を紅潮させる。
「ふふ、そうやって恥ずかしがる女子がな、なんとも言えず男を興奮させるのだ」
「ばか・・・」
ボタンが全て外されると、月明かりの差し込む薄暗い部屋に、文の白い肌が晒される。
存外に洋風文化が浸透しているからか、可愛らしいブラジャーに包まれた乳房が揺れた。
「・・・」
「なんじゃ」
「外すの、上手いのですね」
何の迷いも無くスルリとブラジャーを抜き取った夜智王を文が胡乱な目つきで睨む。
「幕末だったかな、大陸に遊びにいった時か、上海の租界で覚えたのだ」
「・・・」
「咬むなよ」
だいたい野暮は無しにしろ、と言ったのはお前だろう?そう言わんばかりに、夜智王の両手が文の乳房に伸びる。
「っ!…脱がすのではなかったのですか?」
愛でるように蛇の両手が文の乳房の表面を撫でる。
くすぐったい感触に、もれる吐息を抑えながら、文が聞いてくる。
「着たままの方がそそるのだ」
「へん…たいっ!あっ!」
乳房を撫で回していた夜智王の両手が止まり、下から持ちあげるように、乳房をゆっくり揉み始める。
「綺麗な乳だな文」
「やめっ…そんなこと…んんっ!…いわないで、ください」
「柔らかいが、元気な良い乳だ」
ぽよんぽよんと弾力のある文の乳房の感触を夜智王は堪能する。
巧みな乳房への愛撫に、びくん、びくん、と断続的に体を震わせながら、文は疼き始めた股間を夜智王の男根にそっとあてがい、切なげに腰をくねらせ始める。
「ここだけは…熱いんですね……すごく固くなってます、やぁん!」
淫らなことを言う文へ、お仕置きと言わんばかりに、乳首をしごいて鳴かせると、乳房から手を離し、腰を掴んで動きを止める。
夜智王の男根を使った自慰を強制的に中断された文は、身を倒し夜智王の上に倒れこむと、愛撫で火のついた乳房を押し付けてくる。
「どうして止めるんです?」
「あのなぁ…折角愛してやっているのに、自分で慰める奴があるか…まったく」
身を起し胡坐をかくと、文を持ち上げ膝に乗せる。
自然正面に来た文の顔に顔を寄せ、再び口を塞いだ夜智王は、不意打ち気味に半開きの文の唇を割り、舌を口内へと滑り込ませる。
「んうぅ!!…うっ……うぅ~、っあ!やぁ!…何をするんですかぁ」
口内の柔らかい粘膜同士の接触がもたらす、地よさに、文はぐったりと夜智王にしなだれかかる。
とくんとくんと聞こえてくる夜智王の鼓動の音が、なんともいえない安息感をもたらす。
「何って西洋風に言えばディープキスかの」
「口の中まで吸うなんて…変態ですね」
「平安の昔ではあるまいに…現代ではなにも珍しくはないぞ」
そう言い、夜智王は文の顎を持ち上げ、再び口元に顔を寄せる。
やられっぱなしにはされないと、文も舌を伸ばしてくる。
ぺちゃ、くちゃと二人の舌が絡む音が耳に響く。
よほど切ないのか、軽く腰を浮かした文は夜智王の右脚に股間を押し付け、腰をくねらせ始める。
同時に夜智王の胸板に乳房を押し付け、乳首をこすりつけて、熱くなった乳房を慰める。
あまりに淫らな文に呆れつつ、夜智王は両手を文の背中へ伸ばす。
「ぷあっ!・・・やだっ翼は!」
翼をつかまれた文がびくりと震える。
「天狗と情を交わすのに翼を愛撫せんのは、三流のやることよ。気持ちよかろ?」
羽を整えてやるように、優しく夜智王の手が文の翼を愛撫する。
「きもちいい・・・です」
「敏感な愛いな翼じゃな」
光の加減で蒼色にも見える、見事な黒翼を夜智王は満喫する。
「子供の頃は、お祖母様のような、白い翼が良かった」
「絢は白狼天狗じゃったからなぁ、あの翼はいかにも汚しがいのある純白じゃった・・・おい自分で振っておいて不機嫌になるな」
「・・・」
ぶすっとした表情の文に苦笑する。
「文の黒翼も美しいぞ、烏の濡羽色という奴だ。感じやすい可愛いし。しなやかで、手触りも天鵞絨のようだ」
いいように愛撫され翻弄されるている状態が、文の反抗心に火をつける。
すっかり怒張した夜智王の男根にそっと手を伸ばす。
「ひゃぁ!・・・つけねぇ・・・そこは、やっ、あっ!」
その動きに気が付いたのか、敏感な翼の付け根に伸びた、夜智王の手がいやらしく這い回る。
びくびくと文の背が反る度に、翼がばさり、ばさりとのたうつ。
「ひどい・・・わたしにも・・・あなたを愛撫させてください」
「いいではないか、もう少し文の体を堪能させておくれ」
文の首に顔を埋め、首筋を愛撫し始める夜智王。
「・・・」
「ぎゃぁ!咬むな!咬むなといっとろうが!」
丁度眼前にあった夜智王の先端の尖ったの細い耳朶に噛み付いた文が、うーうーと抗議の声をあげる。
「わかった!お主の意見も聞く。だから咬むのはやめい!」
ようやく口を離した文は、自分でつけたくっきりと残る歯型を、愛おしそうに舐める。
「ぺちゃ・・・きもひいいでふか?」
「ああ、文の舌は気持ちよいよ」
ひょいと文を持ち上げた夜智王は、文をひっくり返し後ろ抱きにし、自分の下腹の上に乗せる。

「ほれ、いじってもよいぞ」
「どうせなら口で・・・」
駄目だと夜智王は断言する。
「ここを咬まれては洒落にならん」
再びぶすっとした文は、そそり立つ肉棒をくにくにと両手でいじり始める。
心地よい快楽に身を任せつつ、夜智王は後から文の乳房をつかんで揉み始める。
「あんっ・・・熱くて・・・固いです」
「よかったの」
「そんなに大きくないんですね」
あのなぁ・・・と夜智王は溜息を吐く。確かに夜智王の男根は異常な程に巨大なモノではない。
「まさか春虎あたりと比べておらんだろうな、あれは鬼ぞ?・・・男が一番傷つくようなことを言うな」
「すみません」
お詫びとばかりに、文は男根へ股間を擦り付けるように愛撫を始める。
すべすべの内腿や、下着越しでもぷにぷにとした感触の秘裂が男根を愛撫する。
文の秘部から溢れた愛液が、卑猥な音を立てはじめる。
「はっ・・・あぁ・・・ごめんさい・・・」
愛撫するつもりが、すっかり自分が気持ちよくなってしまった文が、荒く切ない吐息と共に謝罪の言葉を述べる。
「しかしもうびしょびしょだの、ワシはもっと文の身体を味わいたいんじゃが」
ぴらりとスカートを捲ると、既に下着は文の愛液でびしょ濡れになっている。
「もう我慢・・・できません・・・どうせなら・・・はぁ・・・ここを一番・・・愛してください」
「好きにせい、まったく」
許可の出た文は、少し腰を浮かすと、そそり立つ夜智王の肉棒を掴み、下着をずらし露出させた秘裂にあてがう。
くちゅ、と下の唇と亀頭が接触する。
「熱いです…」
「文の手はすべすべで気持ち良いぞ。怖いならワシが動くぞ」
「大丈夫…です」
少しずつ腰を落とし、ゆっくりと文は夜智王の男根を膣内に受け入れていく。
「んっ……はぁ、あぁっ!…くぅ…」
ぬぷっ、ぬちゅという淫らの音と、文のやや苦しそうな声が室内に響く。
「まて」
「あっ!」
ひょいと文の腰を掴んで持ち上げ、交合を邪魔する夜智王に文が抗議の声をあげる。
「もう少しゆっくりにしろ」
妙に結合を急ぐ文を止め。その腰を掴んだまま、夜智王はゆっくりと時折戻しながら、文の膣内に肉棒を埋めていく。
「んあっ!・・・うぅぅぅん!」
ぬちゅ、ぬちゅ、くちゅ、くちゅ
淫猥な結合が文の喘ぎ声に混ざって耳を打つ。
「痛くないか?」
「少し・・・はぁ・・・苦しいですけど・・・平気です・・・んっ!」
ごく浅く抽送を二三度繰り返す。
その度に、文があんっ、ひゃんと悲鳴を上げる。
「よし、嘘では無いようだな」
「ひどい・・・はんっ」
ぐちゅ、とまた少しだけ腰を進める夜智王。
入れた当初はぎちぎちだった文の中も、じょじょにほぐれ、きちきちと柔肉と襞が男根に絡みついてくる。
その快楽に負けず、慈しむように、夜智王は文の中へ侵入していく。
「やちおぅ・・・もう、はぁ・・・へいきです・・・ぎゃくに・・・んっ・・・もどかしい」
挿入と抽送を繰り返しながら、八割まで進んだあたりで、文のもらす声はすっかり甘いものになっていた。
もうゆっくりと進むのは、焦らされるようで我慢ができないらしい。
「そうか・・・では普通に入れるぞ?」
ぐいっと、最後の一突きでに力を入れ、文の最奥まで肉棒を押し進める。
「くっはっ……あふっ…ふぁぁぁっ!……ふぅ、全部…はいりました」
膣内が夜智王の肉棒で一杯になる。
まるで文の中にあつらえたようにぴったりの大きさのそれは、最も奥、子宮の入り口を時折コツンと叩く。
その度、まるで雷に打たれたような、びりっとした痺れと快楽が文の全身を苛む。
「やはりきつきつだの・・・」
「きもちよく・・・ありませんか?」
「そんなことはないぞ?ひだひだが絡み付いて、ワシの一物にだせ、だせと責めてきておる」
「はずかしいこと言わないで下さい・・・」
照れながらも、自分の中で夜智王が快楽を覚えてくれていることに、嬉しさが込み上げてくる。
「うご…かないの…ですか?」
「ん~文の中がワシの一物の形になるまでこうしていたい」
「ばかぁ…そんなの…いやぁ」
夜智王の淫らな言葉に、どくんと下腹がうずく。
「ほれ、いま中がきゅうとワシを絞ったぞ。感じているのだろう?文は言葉で責めれるのが好きか?」
羞恥と怒りから再度伝家の宝刀(噛み付き)を抜こうとする文の口を、素早く夜智王は塞ぐ。
思う存分に文の口内を味わう。
すっかりディープキスに慣らされてしまった文は、うっとりと身を任せるしかできなくなる。
「ふぅ…咬むなと何度言わせるのだ、まったく」
「だって…」
やれやれと首をふると、夜智王は文を床に押し倒す。
むにゅっと押し潰された乳房が卑猥に歪む。
「やっ…こんな格好嫌です」
「そうか?」
尻を高く掲げた、後背位での交わりを文が嫌がる。
夜智王が「なぜだ?」と囁きかける。
「こんな、畜生か衆道のまじわりかた…っ!」
ぺしん。
軽くだが尻を叩かれた文が息を飲む。
「こうせんと、お前はすぐに咬もうとするからの、それに絢はこの交わり方が好きだったぞ」
やけに祖母に対抗心を燃やす文をからかうように夜智王は言う。
しかしそれに食ってかかる余裕は文には無いようだった。
「いやぁ・・・・・やちおう・・・はだがふれてないと・・・やだぁ・・・あぁん!」
懇願する文のまろやかな曲線を描く尻を撫でながら、夜智王はゆっくりと腰をくねらせ始める。
「後抱きだと動かし難いからの」
「じゃぁ・・・まえからぁ・・・はぁぁぁ!」
「だって文は後から入れた方がしっくりする口のようだし」
いやぁぁと文が悲鳴をあげる。
まるで獣の様に交わるのが良い淫乱だ、と言われたようで恥ずかしい。
「最初は楽な方がよいじゃろう?大丈夫じゃ朝までは長い、前からも横からも、何度でもイカせてやるぞ」
「あっ!んんっ!・・・そんな、いきなりぃ!」
夜智王が抽送を開始する。
焦らすようにゆっくりと、入り口近くまで戻しては、一気に最奥まで突き入れる。
ぐちゅ、じゅぼっ、くちゅ、じゅぽ。
淫らな結合をかき消すように文が鳴き声を上げる。
「あぁんんんっ!・・・ひゃぁ!・・・はぁっはぁっ・・・んんっぅぅぅぅぅ!ひぅっ!」
抜き時には喘ぐように長く、入れる際には、悲鳴のように短く嬌声を。
「気持ち良いか文?文の中はとても気持ちよいぞ?」
「はいっ・・・きもちっ・・・ひぃん!・・・やぁぁぁぁ!いいっ!」
散々に焦らされていたせいだろう、文はもはや絶頂する一歩手前にすぐ達してしまう。
「ふぁぁぁぁ、やちおう・・・もうすこし・・・ひゃぁ!ゆっくりぃ・・・ふぁあ!」
ぬるっと奥まで突き入れた夜智王の腰が止まる。
先刻まではわざと中てていなかった子宮口に、ぴったりと先端をあてがう。
そのなんともいえぬ快楽にびくんびくんと文の体が小刻みに震える。
「はぁっ・・・はぁっ・・・やっ!びくんってしないでぇ」
「無理を言うな、文の中がねっとりと絡み付いとるせいだぞ」
「やぁん!」
荒い息を吐き、イクのを必死に堪える文の頭を、愛しそうに夜智王が撫でる。
「あたまなでちゃだめぇ・・・もうこどもじゃ、ないんですぅ」
「可愛いこというな、勝手に一物が動くぞ」
「だめっ!やぁっ!」
じっとしていてもびくびくと動く肉棒の刺激で、文は快楽に震える。
「さぁ文。一度イこうな」
「やだぁ・・・もっと、やちおうをかんじたいぃ・・・」
「朝まで愛してやるといったろ?安心せい」
「ひゃぁ!」
文の背中、翼を愛撫しながら、夜智王は再度腰を降り始める。
今度は焦らすつもりがないのか、勢い良く抽送を繰り返す。
「ひゃぁ!あっ!くふぁ!あんっ!あついぃ!ふかっ!あぁぁん!」
突き入れる度に肉棒の先端が子宮口を押しつぶし、文の尻と夜智王の腰があたるぱんっぱんっという音を立てる。
「ぁぅ!だめっ!イク!いっちゃう!」
絶頂が近いのか、文の膣内が痙攣を始める。
思考が白く溶けて行くような快楽の任せて文は淫らな嬌声を上げつづける。
「いっ!ひゅぅ!もっ!イクぅ!だしてっ!やちおう!わたしのなかに!」
「まだおあずけ」
「やぁ!ひどいっ!あぅっ!イクっ、もうがまんっ!できないぃ!」
「いいぞ、まず一回目じゃ」
「ひ!?ひゃぁぁぁぁ!?イクのっ!もうだめっイク!!やちおうのチンポでイクっ!あんっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
大きく仰け反り。一際大きな震えとともに嬌声を上げる。
ばちんっ!と弾ける様な感覚が全身を貫き、文は絶頂に達する。
激しく痙攣する膣肉が肉棒を締め上げるが、夜智王のほうは気にせずぐいっと奥まで、文の絶頂に合わせる様に付きいれる。
射精はせずに絶頂に震える膣肉の感触を、好色そうに顔を緩めて堪能する。
「出して出してと文の中が催促しておるぞ」
快楽の余韻に浸るどころか、続く快楽に震えている文をからかう。
「いじわるぅ・・・ひうっ!」
悪態をつく絢を、繋がったまま持ち上げ、とぐるりと向きを変えさせる。
膣内で回転した肉棒に文が悲鳴をあげる。
震える文を抱きしめたまま、夜智王は床にま身を倒す。
ぎゅうと夜智王に抱きつき、ぐったりとした弛緩した文の肢体を優しく抱きしめ返す。
「少し休んだら続きじゃな」
「ばかぁ・・・んっ」
再度二人は口付けを交わすのだった。



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