一服盛られ、ふらふらとするパチュリーを抱え上げて、夜智王はベッドへ移動する。
「後で……覚えてなさいよ……」
「無論、こんな楽しい催しを忘れるわけなかろうが」
カカカ、と愉快そうに笑い、パチュリーの怒りなど意に介さず、蛇はその上着のボタンに手を伸ばす。
「さ、ご開帳と参ろうか」
「やぁ……ひぅっ!」
パチュリーの首筋を唇で愛撫しつつ、魔理沙に見せつけるように、少しずつパチュリーの服を脱がしてゆく。
夜智王の唇から流れ込む淫らな気に身悶えながら、それでもパチュリーは気丈に振る舞い、声を漏らすまいとする。
「う、あ……ひぅ」
薄暗い蝋燭の明かりの中、透けるような白皙の肌が少しずつ露になってゆく。
必死に声を抑え、身じろぎするパチュリーの仕草はその意に反して、酷く男の官能を刺激する物となってしまっており。
扇情的なストリップショーに、すっかり萎えていた魔理沙の一物がむくむく元気を取り戻し始める。
「ふぇ……ひぅぅ……」
慣れることのない感覚に妙な声を上げてしまう魔理沙。
「どうです魔理沙さん?パチュリーさまってエッチな身体をしてらっしゃるでしょ?」
夜智王の淫気に当てられ、淫魔の本能が絶賛暴走中の小悪魔が、魔理沙を抱き起こし、後ろから抱きつくと、耳元で囁く。
「や、やめ……みみ、くすぐったい……」
「痩せてらっしゃるから、余計におっぱいが大きく見えるんです、ほら」
夜智王が上着を脱がしきると、ぷるんと乳房が揺れる。
可愛らしいブラジャーに包まれた胸は美鈴程ではないが結構なボリュームがあり、窮屈そうに下着に押し込められていた。
不摂生が祟ってか、痩身のパチュリーだけあって余計に大きく見える。
「見ろパチュリー、お主の乳で魔理沙が興奮しておるぞ?」
夜智王の言葉通り魔理沙の一物は童貞小僧よろしく素直反応を示す。その様子に涙目のパチュリーが恨めし気な視線を向ける。
だが上気し潤む瞳はひどく愛らしく、かえって魔理沙の股間を刺激するばかりであった。
ぴくりぴくりと勝手に一物が反応する申し訳なさと、恥ずかしさとに、魔理沙は消えてなくなりたくなる。
「魔理沙の……変態……最低よ……」
「ち、ちがう……これは、勝手に……や、もぉやだぁ……」
女の身体を見て興奮する一物に魔理沙も涙をぽろぽろと零す。
「あら夜智王様、私が背中に当ててるおっぱいのこともお忘れなく」
「おっと、これはすまんかったな」
うふふふと愉しそう笑いながら、小悪魔がむにゅむにゅと魔理沙の背中に乳房を押し付ける。
小柄な癖に小悪魔も相当な一品の持ち主であるから、その感触が魔理沙の脳裏をちりちりと焼く。
夜智王も負けじとパチュリーの双乳に手を伸ばし、優しくこねくり始める。
「あっ……くっ、うぅ~」
「う、うわ……ぁっ」
ダイナミックにふにょんふにょんと形を変え、いやらしく揺れる乳鞠に魔理沙が思わず生唾を飲みこんでしまう。
「ふふ、魔理沙さんのおちんちんすっかりガチガチですね。いやらしい形……女の子なのに」
「やっ、やめろ、こあ!あぁっ!!」
パチュリーの乳房ですっかり怒張しきった肉棒と亀頭に小悪魔の指が触れる、小さく柔らかい女の子の手指に包まれ、魔理沙はあまりの気持ち良さに、悲鳴をあげて全身を小さく痙攣させる。
「触っただけ軽くイッちゃったんですか?」
「ち、ちがっ……ひぅ!こ、こあ、くっ!やめろって、はなせぇ、ふにゅぅ!!」
先端から溢れだした先走りの液を亀頭にぬるぬると刷り込まれ魔理沙が気の抜けたような声を上げる。
「敏感ですねぇ、まぁチェリーなんだから仕方ないです」
「おいおい小悪魔、あんまりやり過ぎるなよ?」
パチュリーの乳房を愛撫しつつ、背中に舌を伸ばしていた夜智王が暴走気味の小悪魔を諫める。
お前が言うな!とはこの事だろう。
「さぁて魔理沙、いよいよ生乳だぞ?」
器用にブラのホックを夜智王が口で外すと下着に詰まっていた柔肉が解き放たれぶるんと揺れる。
「ふ、ふあぁぁ、す、すご……」
「や、やめ、魔理沙……そんな目で、みないで……」
息を飲む魔理沙の情欲の籠った視線から、逃れるようにパチュリーが身を捩る、だが夜智王に捕まり果たせず、ふるふると解き放たれた乳房が揺れるばかりであった。
「またおっきくなった、魔理沙さんはおっぱいが好きなんですねぇ、ふふふ」
「いいではないか、おっぱいはいいぞぉ、夢と希望と愛が詰まっておるからな」
生乳を掴んだ夜智王がくにくにと優しく先端の突起を責める。
むくむくと大きくなった乳首に魔理沙の視線が吸い寄せられる。
「だ、だめ……夜智王……そこは、やめてぇ」
「ほぉ、そうかパチュリーは乳首が弱点か」
小悪魔に目配せをし、了承の視線を受け取った夜智王はパチュリーを抱えて魔理沙に寄せる。
小悪魔も魔理沙をパチュリーに寄せる。
「さ、どうぞ魔理沙さん」
「遠慮はせんでええぞ?」
ひょい、とパチュリーの乳房を持ち上げ、桜色の先端を魔理沙の眼前に付き出す。
「や、やめて……だめ」
嫌々と首を降るパチュリー。
魔理沙は熱に浮かされたように、魅惑的な双乳から目が離せなかった。
熱病患者が水を求めるように、無意識に顔が乳房に近づいてゆく。
「だめ!だめよ魔理沙!」
パチュリーの悲鳴に、すんでの所で理性を取り戻したのか、ぎゅっと目をつぶり、思い止まる魔理沙。
二匹の淫獣は詰まらなそうに口を尖らせる。
「あらら」
「やれやれ強情だのぉ、小悪魔」
「はい」
「一回果てれば理性も溶けるだろう、やるぞ」
「はぁい、かしこまりましたぁ」
「や、やめっ……!」
「きゃっ!……や、やだ!」
小悪魔がベッドに押し倒した魔理沙の上に、上下逆の格好でパチュリーを乗せる。
下着を取り払われたパチュリーの女陰が、そそり起つ魔理沙の男根が、互いの秘処を眼前に置かれ、二人の頬が一層羞恥に染まる。
「いっただきま~す」
満面の笑みを浮かべた小悪魔が魔理沙の肉棒をパクリとくわえる。
「んっ……うふ……ちゅぅ…ちゅぅ…おいひぃれふ……」
「あっ……あ、やめ、すっちゃだめぇ!……だめ、だめなの、あたし、あたし女なのぃ……やぁ、きもちいいよぉ、おかしいよぉ……ふぁぁ、なめちゃやだぁぁ、そここすっちゃやだぁ!」
小悪魔がリズミカルに頭を降って肉棒をしゃぶり、喉奥で亀頭を愛撫する度、魔理沙が制止の懇願と抑制できない快楽に淫らな悲鳴を上げる。
ここが弱点とみたのか裏筋を舌と指で丹念に責め始める小悪魔に魔理沙は翻弄される。
「はぁ……はぁ……んっ!……うぅ~……ふぁ、はぁ、夜智っ!やめ、な、さい……きゅぅ!」
小悪魔が無邪気な笑みを浮かべ、実に愉しげに小さな唇で献身的に魔理沙の一物が愛撫する。
じゅぼじゅぼと淫らな音に合わせて、唾液でべとべとの肉棒が小悪魔の口内を出入りする。
その淫靡な光景を見せ付けられるパチュリーの吐息も自然荒くなる。
しかもゆるゆると夜智王が尻をこねくり回しながら、女陰を愛撫してくる。
花弁への優しいキス程度の軽い愛撫にも関わらず、全身に堪えがたい快楽の波が広がり、その口からは抑えた喘ぎが漏れ出てしまう。
「ちゅぅぅ~んっ!……ふぁぁ、夜智王様ってば精気を流すなんてお器用なんですねぇ」
強く吸引してちゅぽん!と一物から口を離した小悪魔が尊敬の眼差しを夜智王に向ける。
「パチュリーはこうでもせんとあっさり気絶しそうでな」
「だったら……やめて、ちょうだい……くぅ!」
触れた箇所から、熱いのに全身が総毛立つようなぞわぞわとした感覚が走る。
夜智王が流し込む精気がパチュリーの身体に活力と快楽を与えていた。
「もうパチュリーさまったら、お体を気遣ってくれてるのに……もっと素直に快楽に身を委ねましょうよ」
気持ち良いですよ?とにっと笑った小悪魔が主の唇を奪う。
こちらは淫魔らしく、精気を奪う。夜智王からパチュリーを伝って小悪魔へと流れる精気のパイプにされ、一瞬パチュリーの視界が真っ白に染まる。
「んんっ!……ちゅ……んぁ……ぷはっ!こあ、やめなさ、むぅ!」
「魔理沙さんのおちんちん……ちゅぅ、ん~っ!……たっぷり吸ったお口でキスです、くらくらきませんか?」
「ば、ばか、何を……ああっ!やめなさい……乳首はぁ……」
「お前ら……やめろよぉ……」
小悪魔の口淫から解放されたものの、今度は自分のアレの上で主従が濃厚な絡みを始めた上に、眼前のパチュリーの秘処はすっかり潤み、見ているだけで股間を疼かせる。
加えて、パチュリーの抑え気味の喘ぎ声が魔理沙の耳に木霊し、視覚と聴覚を犯され魔理沙は煩悶する。
「魔理沙もパチュリーを気持ち良くしてやるか?」
ほれここを舐めると良いと、蛇が誘惑してくる。
「お願い……ぁあ!魔理沙……やめて……」
「やれやれ、二人ともなかなかに頑張るのぉ」
「ちゅぱっ……ですねぇ」
パチュリーの乳首から口を離した小悪魔も呆れ気味の口調で言う。
「そろそろイカせるか」
「どうしましょう?」
「魔理沙のチンポは……そうだな紅葉合わせと尺八で」
「パイズリフェラですね?パチュリーさまのおっぱいも使っていいですか?」
「二人紅葉合わせか、それは破壊力が有るな」
「や、やだ」「や、やめろよぉ」
のんびりと相談をする淫蛇と淫魔に、魔法使い二人は悲鳴を上げる。
必死の制止の懇願も、聞き入れらず再び淫らな行為が再開される。
「は~い魔理沙さん、ダブルパイズリですよ~?私とパチュリーさまのおっぱいまんこに挿入してくださぁい」
うふふ、と目を淫靡に輝かせた小悪魔は、パチュリーの乳首に自分の乳首を接吻させ、四つの乳房で淫らな穴を作る。
「ああっ!……やめなさい、こあ……ちくびは、だ、め……ぇ」
「はぁ……うふふ、パチュリーさまの乳首、こりこりして、気持ち良いですよぉ」
「いいのぉ」
羨ましそうにいいながら、夜智王指と舌がパチュリーの女陰へと向かう。
くにくにと外側の陰唇を愛撫しつつ広げ、膣口を露出させる。
桜色の内部は秘蜜で潤み、溢れだしたそれはゆっくりと内腿を伝い落ちていく。
血管と神経が集中し肌が薄い敏感な内腿へと舌を伸ばし、愛液を舐めとりながら秘処へと舌を這わす。
パチュリーへの愛撫の開始に合わせて、小悪魔は魔理沙の一物を乳房の間へと挿入させる。
再びパチュリーと濃厚な接吻をしたっぷりと分泌させた唾液を谷間に落とし潤滑剤にする。
とろとろと先走りを吐き出し続けている魔理沙の男根はゆっくりと乳房に飲み込まれてゆく。
「ひあぁぁぁぁっ!こ、これだめっ!……ひぅっ!あそこが、あそこがぁ!」
「あぁ……すごい、魔理沙の、あっついぃ!やぁやめて夜智王、そこ、だめぇ」
四つの乳房が作り出す乳圧と、極上の柔らかさ、唾液で滑る谷間の感触に魔理沙が堪えきれず悲鳴をあげ、背をのけ反らせてなんとか快楽を受け止めるが、その身体はびくびくと大きく痙攣し続ける。
突き出され顔を出した亀頭にすかさず小悪魔が接吻の雨を降らせ、舌を伸ばして鈴口を愛撫する。
一方パチュリーも小悪魔の乳首に擦られる自身のそれと、谷間に犯す魔理沙の肉棒の熱さに喘ぐ。
散々に夜智王が注いで来た淫らな精気で昂った身体には、乳房を犯す熱が悦楽であった。
しかも女の敏感な部分を夜智王が、パチュリーの快楽の波を完璧に読んで愛撫してくる。
「ふぁ……だめぇ……やぁ……なかに、舌、したぁ」
「やめて、やめて、やめてぇ……あそこが、あそこが爆発しちゃうよ、んぁああんっ!なんか来る、でちゃう、おしっこでちゃうよぉ!」
込み上げる射精感、未知の感覚に魔理沙が狂ったように喚く。
しかしやめて、と懇願する言葉とはうらはらに、その腰は勝手に動き、上下運動を繰り返し快楽を貪る。
「んっ……むぅっ……んっんっんっ!」
激しく突き上げてくる魔理沙の一物を巧みに受け止め、小悪魔は片時も肉棒を離さずに先端を愛撫し続ける。
さすがに挟み続けるが難しかったらしく、それは主に押し付ける。
快楽に翻弄されるパチュリーに代わって、その乳房を掴み一物に強弱をつけて刺激してやる。
時折ひくつく桜色の先端を苛めるのも忘れない。
「だ、だめ……もぉ……」
乳房と女陰を同時に責められ、パチュリーも急激に限界が近づく。
「そろそろだな、小悪魔、やれ」
ひくひくと痙攣する膣肉からパチュリーの限界が近いことを見てとった夜智王がスパートを命じる。
とっくに魔理沙は限界を越えていて、ただ自分が女であるという、本能が射精を堪えているだけの状態であった。
夜智王の命を受けた小悪魔は往生際の悪い一物に止めを刺すべく行動を開始する。
「ぢゅ、ぢゅぅぅぅぅぅぅう!」
「ひっ、ひぁぁぁぁぁ!」
強く吸引しながら、パンパンに膨らんだ陰曩をぎゅっと掴み、ぐにゅぐにゅと揉みしだく。
強烈な攻撃に魔理沙は視界が真っ白に染まる程の強烈な快楽に襲われる。
全身の血が股間に集まり感覚が抜けていく。
「やるなぁ」
小悪魔に負けじと夜智王も包皮を割って赤い真珠、女の一物とも言うべき器官、陰核を露出させそこに吸い付く。
最も敏感で繊細な器官を優しくだが容赦なく責め立てる。
吸いながら舌先で転がし、指で膣口と陰唇を擦る。
「あぁ……はぁ!……いっ、やぁ、あぁぁぁ」
「や……やだぁ……で、でちゃう、もぉもぉ、がまん……んんんっ!!ひっ、ふぁぁぁぁぁぁぁっ!」
全身をガクガクと震わせ、思い切り背を弓なりに反らせたた魔理沙が絶頂に達する。
ドクリと膨らんだ一物から間欠泉のように白濁液が噴出す。
「んっ!……んんっ!……うぐっ……ふぁっ!」
何とか受け止めようとした小悪魔だが、あまりの勢いに耐え切れず口を離す。
抑えを失った先端はびくびくと暴れながら、膨張と収縮をくりかえしながら、白濁液を吐き出し続ける。
勢い良く飛び出したそれらが小悪魔とパチュリーに降り注ぎ、淫らな化粧を施してゆく。
「むきゅ……ひっ…あ、あぁん!」
顔に叩きつけられた粘塊の熱さと濃厚な匂いに、パチュリーの理性が飛び素直に絶頂に受け入れる。
ずるずると崩れ落ちるように魔理沙の身体の上に倒れこみ、その肢体にしがみついて、絶頂の波に耐える。
魔理沙はその柔らかさと熱に絶頂後の敏感な身体を刺激され、一向に衰えない一物から更に精を吐き出す。
「あは、あははは、すごいです……んっ、こくっ……甘くて濃くて、やだ、私までイっちゃいそうです……」
勢い良く飛んできた白濁液をぶっかけられた小悪魔が淫らに笑い、陶然とした表情で付着したそれを一心不乱に舐め始める。
「そりゃ催淫成分の塊だからな旨いだろうさ。あまり含みすぎるとお主も余裕がなくなるぞ?」
「むりですぅ」
「さよか」
ふるふると震えていたパチュリーの、正気が溶け快楽に酔った瞳に、吐き出され、掛けられた白濁液が映る。
ごくり、とパチュリーの咽が鳴るのを聞いた夜智王がにぃと笑う。
指でぷるぷるとゼリーのように震える濃厚液を掬い取る。
「ほれ、旨いぞ?」
鼻先に突き出され、むんと甘いむせ返るような匂いがパチュリーの鼻腔を刺激する。
耐え切れずパチュリーは夜智王の指を咥えてしまう。
「ちゅ……んちゅ……こくっ……ふにゅぅぅ」
精液に良く似てはいるが、生臭いそれとは違い、一種の媚薬である白濁液の味に妙な声がパチュリーの口から漏れ出す。
マタタビに酔った猫のようだな、と夜智王はふにゃふにゃになったパチュリーを見てカラカラと笑う。
「はぁ、はぁ、はぁ……なんで、ぜんぜんおさまらないよぉ……夜智王のうそつきぃ」
一方密着するパチュリーの柔らかさ、匂いに包まれている魔理沙は、泣きたくなる。
アレだけ出したというに一向に男根が衰える様子もなく、びくびくと痙攣を続けている。
ドクンドクンと脈打つ肉棒の音が、まるで耳の横にあるように魔理沙を責め苛む。
「さて?」
「ひぅっ!」
睾丸に伸びた夜智王の手がくにくにと確かめるように蠢く。
あまりの気持ち良さと、男の手でそうなっている嫌悪感、背徳感に魔理沙の瞳からまたじわぁと涙を溢れさせる。
「ふむ三分の一程は出たかな?」
「あ、あれで!?」
少なくとも後二回はあんな思いをしなければこれは消えない、そう言われた魔理沙が悲鳴を上げる。
「大丈夫だ、男のこれが一番精を吐くのは女と交合した時。中々に濃厚な奉仕ではあったが、前戯はしょせん前戯……本番はもっと気持ち良いぞ」
「やだぁ、そんなの……おかしいよぉ、きがくるっちゃうよぉ」
「嘘を吐け、本当はもうパチュリーのそこに突っ込みたくて仕方ない癖に」
「ま、り…さ?」
「そ、そんなこと、な……い、んんっ!?」
否定しようとする魔理沙の肉棒を、唐突にパチュリーが掴む。
絶頂後の敏感な一物を柔らかな少女の手で握られ、魔理沙が息を呑む。
「ぱ、パチュ……なにを……だ、めぇ」
「ごめんなさい……魔理沙……」
夜智王にお仕置きを頼んだ事、それが過ちだった。
「だいじょぶよ……私が責任を取るから……んっ、ちゅ」
「あっパチュリー……だめだって……あう、気持ち、いいよぉ」
口と指を使ってパチュリーが魔理沙の肉棒に愛撫を始める。
小悪魔や夜智王に比べれば拙いが、嗜虐的とも言える先刻の責めとは違い、いきり立つ男根を慰撫するような、献身的な愛撫に魔理沙は戸惑う。
刺激は少ないはずなのに、心の底から沸き上がってくるような心地よい快楽。
懸命に愛撫をしてくれるパチュリーがたまらなく愛しい。
「パチュリー、いいよぉ……すごく気持ちいい」
「れる……ん、ほんと?」
嬉しそうに、くすぐったそうにはにかんだパチュリーが一層献身的な奉仕を始める。
小さな両手でしっかり肉棒をホールドすると、可憐な唇を一杯に広げて肉棒を飲み込む。
ゆっくりと、歯を立てぬよう慎重に亀頭と棹を口内粘膜と舌で慰撫する。
「ぱ、ちぇ……すごい、あったくて、やわらかくて、き、もちいいよぉ……だめぇそこだめぇ」
亀頭の根本、エラの辺りをなめしゃぶられた魔理沙が蕩けるような喘ぎ声をあげる。
「パチュリー、裏側の筋、そうそれだ、脈打っとる管をゆっくり擦ってやれ」
「やち……よけいなこと……ひゃぁ!あぁぁぁあ、らめそこらめ、きもちいいの、こしがぁぁぁ」
ガクガクと腰が痙攣する程の快美感に魔理沙が悲鳴をあげる。
「ふふ、気持ちよかろ?」
「いいのぉ……パチュリーのおくちもてもすごくいいよぉ」
「情の篭った愛撫だ、当たり前よ」
「じょう?……あんっ、ぱちぇ、ちょっとやすませて、だめだよ、でちゃう、このままじゃパチェリーのおくちにだしちゃうよぉ」
「んっ……じゅる……ちゅ……ぱぁ、はぁ、はぁ……いいわよ、へぇきだから……あむっ……んんっ」
「だ、だめぇ!」
時折夜智王が助言し、パチェリーも要領を得たのか、段々と巧みになってゆく口淫に魔理沙が悶える。
「肉欲を貪るような性交と違って、愛情の篭った情交は気持ちよかろう?まったく世話の焼ける連中よ」
「あ、い?」
「さよう愛よ。ほれパチュリーにばかり奉仕させんで魔理沙も返してやれ」
一回休みな、と魔理沙の肉棒から離れるのを嫌がるパチュリーを引きはがしベッドに横たえ、逆にぐったりしている魔理沙を引き起こす。
「や、やちぉ……ど、どうすればいいんだよぉ」
「魔理沙が今したいことをすれば良い」
頑張れ、とばかりに魔理沙の頬に接吻し、にやにやするばかりの蛇。
そんなこと言われても……と途方にくれる魔理沙は助けを求めるようにパチュリーを見る。
自然、豊かな膨らみが視界に入り、そこから目が離せなくなる。
「やだ魔理沙……そんなにじっとみちゃ……だめ」
痩せっぽっちの癖に胸ばかり大きな身体に劣等感でもあるのか、腕で乳房を隠し、もじもじと肢体をくねらせ恥じらうパチュリー。
その仕草に魔理沙の心臓がドクン!と跳ねる。
「(か、かわいぃぃ!)」
恥じらう女の子程可愛い物はない。
沸き上がるパチュリーへの愛しさに身を委ね、魔理沙は彼女に抱きついた。
「むきゅ……魔理沙?……あぅ……」
突然のことに驚きながらも、触れ合う肢体の柔らかさと暖かさ、心地よさに甘い声が漏れる。
「パチュリー、パチュリー、どうしよう……気持ち良いよ、ぎゅってしてるだけで、胸がどきどきするよぉ」
「魔理沙……かわいい」
ふるふると震える魔理沙を抱き締め返す。
初々しい恋人達の様な抱擁を、満足そうに眺めていた夜智王が腰を上げる。
「後はお互い心の赴くままにな、変に遠慮するなよ」
見つめ合う二人の顔が近づき、自然と唇が重なる。
最初は戸惑うな軽いキス、だが何度も繰り返し、互いの吐息が交じるにつれ段々と大胆になってゆく。
すっかり二人の世界に入ってしまった二人を、物欲しそうに小悪魔が指をくわえて見つめる。
「あぁ……お二人とも気持ち良さそうです」
いいなぁ、とすっかり蚊帳の外の小悪魔が不満の篭ったつぶやきを漏らす。
昂った身体をもて余しているのか、乳房と秘裂に手が延び、自分で慰めようとする。
「ほれ小悪魔、野暮はいかんぞ」
「だぁって夜智王さまぁ」
ひょいと小悪魔を抱き上げ夜智王がベッドから離れる。
よほどに切ないのか、すりすりと身体を擦り付けてくる小悪魔に夜智王は苦笑する。
「発情期の猫かお主は……ほれ愛し合う二人の交わりを邪魔するような無粋な真似はワシが許さんぞ」
お邪魔虫は退散じゃ、と言い、聞こえないのは承知で魔理沙達に「頑張れよ」と告げて扉へ向かう。
「夜智王さまぁ」
「安心せい、たっぷりと可愛がってやるから」
そう言い、ちゅっと小悪魔の頬に口付けると「あぁん!」と小悪魔が嬉しそうな悲鳴をあげる。
「なんでしたらもう二、三人仲魔を呼びましょうか?」
「野暮ったいことを言うな」
「あっ……やんっ、おしり、だめですぅ」
妙な気を回す小悪魔の尻をむにむにと揉みしだきながら夜智王は部屋を出た。