甘い口付けを交わした証拠に、つぅと二人の唇の間に唾液が糸を引く。
蕩けた声だ、霖乃助が懐かしい名を呼ぶ。
「み、みずち様?」
「・・・おお、なんだ、あの時の半妖の童か、大きくなったなぁ」
名を呼ばれ始めて気がついたらしい夜智王は、無邪気に言った。
霖乃助は密かにショックを受ける。
てっきり気がついての行為だと思っていたのだ。
「ひどい・・・僕の初恋だったのに」
「それはすまんかったな、だがなぁ、男だろうと女だろうと蛇妖は淫乱だぞえ?」
美化されていたみずち様の姿はガラガラと崩れていく。
だが、現実の肉体は霖乃助に密着し、離れない。
寧ろ「半妖ならたっぷりとデキるな」と嬉しそうである。
「の?・・・初めてであろう?」
赤を通り越し真っ青になっていた霖乃助の顔が羞恥に染まる。
人と妖怪の混血児、という生まれゆえに、霖乃助は男女間のそういったことを、忌避していた。
ただ、そんなことに頓着する蛇ではなかった。
「どうしたい?」
優しくしてやろうか?
淫乱に犯してやろうか?
それとも可愛く抱かれてやろうか?
慈母の様に優しく、売女のように淫乱に、少女のように可憐に、表情と声音を変え囁きかける夜智王。
霖乃助は、どうしていいか分からない。
ただ、本能的な恐怖から
「や、止めてください」
搾り出すように言う。
クスリと笑った夜智王は、ぐいと霖乃助を引っ張ると、その衣服を引っぺがす。
悲鳴をあげて抵抗するが、生憎女に化生しても夜智王の方が膂力が、圧倒的に上だった。
結果、霖乃助も裸にされてしまう。
晩秋の夜気にぶるりと震えながら、とりあえず股間を手で隠す。
「まぁそういうなら無理にはせんが・・・おお寒い寒い、温めておくれや」
そう言って、霖乃助を抱きよせ、布団に引きずり込む。
「ぬくいの」
「・・・・っぅ」
背後から抱きつかれ、霖乃助は背中に当たる双丘の感触に、思わず目を閉じる。
必死に何か別の事を考え気を紛らわせようとする。
そうだ素数だ、こんな時は素数を数えるに限る、お経ならぬ素数を延々と始める霖乃助。
「くすっ」
しかし見透かすように、夜智王はぴったりと身を寄せてくる。
全身の感じる女体の柔らかさに、霖乃助の思考は真っ白に染まってゆく。
「くふふっ・・・ここはしたいと言っておるえ?」
「ひゃぁ!」
すっかり膨らんだ霖乃助の股間に、夜智王のほっそりとした指が伸びる。
「や、やめてください、と言ったじゃないですか!」
「本番はな」
「そんな卑怯な・・・ううっ!」
「のぉ・・・良いではないか、霖乃助の息子はワシとしたいと言っておるのだから」
「それは生理的な反応で・・・」
ゆるゆると一物を弄られる快感に霖乃助は呻く。
女の手はあまりに気持ち良く、理性はどうあれ、肉体は抗い難く、快楽中枢の命ずるまま、一物には血液が送り込まれ、男根を勃起させてゆく。
「逞しい立派な息子殿だ、使わぬなどもったいない・・・」
うっとりとした声で夜智王が囁いてくる。
淫らなセリフにますます霖乃助の思考が溶けてゆく。
「ふふ、手が良いか?それとも口か?胸でするのも良いぞ?」
「やめっ・・・くぅ・・・」
「まぁ全部する。夜は長い、本番無しとなるとワシは寧ろしつこいぞ?」
逃がすまいと霖乃助に足に夜智王のむっちりとした足が絡む。
そして手の動きが、これまではただ触っていただけ、と言わんばかりに淫らなものに変わる。
「ひっ・・・くうっ!」
「我慢せんでよい・・・たっぷりとワシの手に出しておくれ?」
男の気持ち良い所を、当然のように知り尽くした夜智王の手淫は、恐ろしく気持ちよかい。
その上で霖乃助個人の快楽点を探すべく、一物全体を満遍なく愛撫してゆく。
その度に漏れそうになる声を抑えるため、だんだんと霖乃助の吐息が荒くなっていく。
「ここだ・・・霖乃助はここが一番気持ちよいであろ?な?」
「くっ!」
一物の裏側、根元近く右手で竿をこすり上げながら、そこだけはぎゅっと強く力を込める。
その度に霖乃助が堪えきれぬ快楽に、声を漏らす。
左手は睾丸をゆるゆるともみしだく。
「もうパンパンになっておるではないか・・・出しておくれ?ワシの手で射精しよ?な?」
先走りの液が溢れる亀頭を撫で回し、掌をぬるぬるにしてから竿を握り、強くこすり始める。
「やめっ・・・ゆるしっ!・・・あ・・・っ!」
「だ~め」
「ああっ!」
耐え切れなかったのだろう、びくっと震えた霖乃助は精を放つ。
射精の瞬間竿から手を離し、一物を好きに暴れさせながら、先端から迸る精液をしっかりと両手で受け止める。
「あぁ・・・熱ぃ・・・ふふ」
「はぁ・・・はぁ・・・もう・・・やめ」
「一回くらいで何をいっている?」
手で受け止めた精液を衰えた霖乃助の一物に擦り付けるようにして、ぬるぬるとしごく。
「ほら、元気なった・・・素敵だの」
恐怖と羞恥と快楽。
どれに身を委ねることもできず、霖乃助はもう夜智王のされるがままである。
夜智王は邪魔臭いと言わんばかりに布団をのける。
「次は口だ」
「ひっ!」
布団に霖乃助を押し付けるとその上の乗り、しっかりと堪能しろと言いたげに身体を押し付ける。
快楽に溶けた表情で霖乃助の一物に口を寄せる。
「ちゅっ」
「ひぁっ!」
亀頭に接吻し、鈴口を吸うと霖乃助が悲鳴をあげる。
竿をこすり、睾丸を揉みながら、亀頭をぱくりと口に含む。
「はぁっむ!・・・うふっ・・・じゅる・・・ちゅう」
「はっ・・・ふっ・・・くうっ」
「ぷはっ・・・デカマラすぎて顎が外れそうだ・・・ふふっ・・・」
一度口を離し、淫らに舌を伸ばし、裏筋を舐めてゆく。
ぬろぉとねちっこく舐めるたび、ぺちゃり、ぺちゃりと湿った音が響く。
先端が二つに裂けた、標準よりも長い舌が容赦なく一物を責め立てる。
「はぁ・・・まだかぁ?・・・もう出しても・・・いいのだぞ?」
さすがに一度出した直後だけあって、反応が鈍い。
つまらなそうに右手を亀頭に添えてぐりゅぐりゅと弄り霖乃助に悲鳴をあげさせながら。
側面から竿を咥え、上下にしごく。
「んっ・・・じゅぶっ・・・じゅるる・・・ふふっ・・・はむっ・・・ちゅうぅ」
執拗な責めに霖乃助は歯を食いしばって耐えるしかない。
「そんなに・・・ちゅ・・・がまんしちゃ・・・はぁ・・・いやぁ」
わざと可愛らしい口調を使い始める夜智王。その方が霖乃助の快楽と羞恥を煽れそうだったからだ。
自分はそれこそ散々に我慢する癖にとんだ淫乱ぶりである。
そこは棚に上げ、急かすように右手が霖乃助の尻に回る。
「そこはっ!」
菊門に唾液と先走りの液をすりつけ、ぐりぐりと弄り始める。
「やだぁ・・・またおっきくなった・・・あはっ」
「やめっ・・・ひぃ!」
霖乃助の懇願を無視し、今にも指を突っ込み兼ねない勢いで菊門を責め立てる。
もちろん一物への愛撫は口、舌、左手を総動員して継続中である。
「もう・・・たべちゃう・・・たっぷり咽喉奥に出してね?・・・んっ」
「ああぁぁぁ!」
かこっと大きくを口を開け、深く肉棒を咥え込む。
口をすぼめ、凄くよりも強く吸いながら、舌を動かす。
「んふっ・・・ンッ!・・・じゅぶ・・・ぢゅうぅぅぅ!」
「だめです!やめてっ・・・あっ、くぅ!」
悲鳴をあげるように懇願する霖乃助が、再度絶頂に達する。
手淫の比ではない快楽に、大きく身体を仰け反り、びくびくと震える。
口内で膨れあがった一物が、爆発し、大量の精液を夜智王の咽喉にぶちまける。
びくん!びくん!と痙攣する男根を愛おしそうに咥えたまま、叩きつけられた精液を、躊躇いもなく、寧ろ美味しそうに嚥下する。
「んっ・・・フッ・・・こくっ・・・ふぁ・・・こくっ」
「あ・・・くそっ」
白い肌を紅潮させ、自分の精液を飲み下していく夜智王の淫蕩な表情と痴態に霖乃助は興奮を抑えられない。
「ぷはっ・・・あはっ・・・美味しかった・・・」
「もう・・・無理です・・・やめ」
「こんなにしておいて?う・そ・つ・き」
閻魔様に舌を抜かれちゃうわよ。と再び勃起した一物をつんつんとからかうように突付く。
とは言え霖乃助は辛い、勃起はしているがすでに一物は痛みを覚えており、色々と限界が近い。
「辛そうね・・・大丈夫?」
「何を・・・んんっ!」
ついさっき自分の男根を咥えていた口でキスをされた霖乃助がさすがに嫌がる。
気にせず舌を侵入させた夜智王は、唾液と一緒に、十分な精気を霖乃助に送り込んでやる。
まぁたった今搾り取った分なので返す、と言うべきか。
霖乃助は、口から流し込まれる不思議な気と快楽に震える。
「何を・・・」
「精力を分けてあげたの・・・大丈夫朝まで何度でもイカせてあげるからね」
「本当にやめてください!・・・このままじゃ気が狂ってしまう!」
悲鳴をあげる霖乃助、にぃと淫らな笑みを浮かべた夜智王は耳に口を寄せ囁く。
「ワシをイカせた終いにしよう・・・だから最後までしよう?な?」
霖乃助は拒否できなかった。
「それはそうとして・・・胸でもしような」
「そんなズル!」
「なら霖乃助もワシの女陰を愛しておくれ?」
そう言い尻を向けた夜智王は再度霖乃助の上に乗る。
一物を挟み込むように胸を寄せる、自然股間が霖乃助の頭の上に来る。
二つ巴・・・女が上になる69である(ちなみに逆は椋鳥という)
嫌らしい事にまったく陰毛の生えていない股間はすでに準備が出来つつある女陰が丸見えだった。
霖乃助はあまりに淫らな光景に声が出ない。
「さぁてワシの紅葉合わせは絶品ぞ?ワシの気を逸らさねば、前の二の前になるえ?」
「くぅ!」
「熱くて、硬くて、でかい、いい一物だ、ふぅ」
神奈子や幽々子、紫にも負けぬ巨乳である。
柔らかな肉塊に包まれた男根はそれだけでビクリと震える。
露出した亀頭にふぅふぅと息を吹きかけて遊ぶと、ぴくぴくと痙攣する。
「やめっ・・・くすぐったい・・・」
「まったく野暮だの、さっきから止めろだのなんだのと、もっと睦言を囁いておくれ?ワシの乳は柔らかいであろ?」
「ひゃぁ!」
どろどろと妙に粘っこい唾液を垂らし、滑らかにした乳房でくちゅくちゅと一物を責め始める。
左右で互い違いにしたり、強く挟んでこすったり、その度に霖乃助は快楽に震える。
しっかりと顔出した亀頭にキスをしたり、咥えたり、なめしゃぶったり、軽く甘噛みしたりと口も忙しい。
ひぃひぃと悲鳴をあげる霖乃助を誘うように腰をくねらせる。
「のぉ・・・愛してはくれぬのか?」
ぴんっと勃った乳首で一物をこすりながら笑う。
このままではマズいと悟ったのか、霖乃助は震える手を伸ばし、秘裂をなぞり始めるが・・・いかんせん拙い。
淡い快楽に酔いながら、気にせず夜智王は霖乃助の一物への愛撫を再開した。
「ちゅぱっ・・・ふふっ・・・遠慮せんでもワシは生娘ではない、もっと強くしても平気だぞ?」
「すこし・・くっ・・・緩めてから・・・言って下さい!」
「断る・・・ちゅうぅ」
「くぁ!」
「あぁっ!」
強く吸われた霖乃助の指がくちゅりと秘裂に侵入する、さすがに気持ちよかったのか一物から口を離し、夜智王も快楽の声をあげる。
「いいぞえ?・・・もっと何本も入れてぐちゅぐちゅにして?・・・えんりょせんでええ・・あはっ・・・んっ!」
やけくそ気味に霖乃助が指を突っ込み膣口のあたりを激しくいじる。
「ふふっ・・・へたくそ」
「くうぅ!」
悪態をつくと、優しく淫らに再度霖乃助の菊門を愛撫する。
「こうやって、優しく、でも気持ちよくできなきゃ、だめであろ?」
何もワシのように経験豊富な淫らな女ばかりではないのだぞ。
と何の説得力もない説教をかます。
「やめっ!ひぃ!」
「入った入った・・・よい尻穴だ、きゅうきゅう締めてくる」
いっそ男でも味わってみるか。嘯く夜智王に霖乃助は震える。
「だめですっ!出るぅ!」
「出せ出せ、尻の穴いじられながらワシの胸でいけ!」
「ああ゛っ!」
びゅるびゅると三度目でも衰えぬ勢いで射精する一物。
顔や髪に精液を掛かるのも気にせず、振るえる亀頭を丁寧に舐めて清めて、胸の溜まった精気を舌で掬い飲み込む。
「んっ・・・こくっ・・・はは、三度目だというのにぷるぷるの良い子種だ・・・次は膣中にたっぷりおくれ?」
「はぁ・・・少し休ませて・・・下さい」
「それは普通女が言うセリフだ情けない・・・罰としてすぐするぞ」
「ひっ、やめっ!」
「ひぃではないわ・・・で、どうしたい?どんな手が良い?」
前から?後から?抱き合うか?それともやはり上にのるか?
「知りません・・・そんなこと!」
「ならば甲斐性をみせろ、なっ?」
初体験が上位では可哀想であろ?とよく分からない理屈をこねる夜智王。
霖乃助を引きこし、逆に自分は布団に身を投げ出す。
柔らかい笑みを浮かべ、両手を差し出し、さぁと誘う。
酷薄な印象の切れ長の瞳だが、この優しい笑みは目じりが下がり、妙に愛らしい。
その笑みに導かれるように、霖乃助がそっと覆いかぶさってくる。
「・・・えっと」
「大丈夫だ、そのままあてがって良い」
恥ずかしげも無く脚を開き、すっかり口を開けた女陰が、霖乃助を誘う。
はー、はーと息を荒くしながら、霖乃助も震える手で一物を掴み、秘裂へ誘導する。
夜智王はそっと導くように腰を動かして、先端が秘裂に接触するのを手伝ってやる。
くちゅ、っと淫らな音がやけに耳に響く。
感覚が妙に鋭敏になっている、霖乃助にはそう感じられた。
「怖いならゆっくり入れろ、生娘ではないからな、一気に入れても平気だがな?」
そっと霖乃助の首に手を回す。
霖乃助は一物から話した手を布団に着き、覚悟を決める。
「い、入れます・・・くぅ!」
「あはっ!」
霖乃助が腰を進めると、ずぶずぶと肉棒を女陰が飲み込んでいく。
先端を入れただけで、霖乃助は爆発しそうになり、思わず腰を引こうとする。
させじと夜智王の脚が霖乃助の腰に絡み付いて、それを防ぐ。
「ふぐっ・・・熱くて・・・ぬるぬるして・・・だめです、みずち様っ!」
「別に出しても良いぞ?初めてにワシの膣中はきついであろうからな、出しながら腰を振れ」
無茶な、と思いつつ、歯を食いしばり、尻と下腹に力を入れ、更に腰をすすめてゆく。
そんな霖乃助を興奮させるように、夜智王が甘い吐息と喘ぎをあげる。
まるで聴覚を犯されるような感覚に、心臓がばくばくと鼓動を打つ。
「いいぞ・・・霖乃助のチンポが、あっつくてかたいチンポがワシの膣中に入ってきておるよ」
「淫らなことをいわないでっ・・・くぅ」
「ワシの膣中は気持ち良いか?足りぬなら腰を捻ろうか?締めようか?」
「やめてください・・・っ!」
腰を進める度に、何もせずとも膣内の襞が霖乃助の一物を愛撫する。
夜智王の膣中は所謂「ミミズ千匹」という奴なのだが、当の霖乃助にはそんなことを意識する余裕は無い。
今にも爆発しそうな快楽に耐えながら、何とか根元まですっぽり挿入することに成功する。
「よぉ頑張ったなぁ、大抵は途中で爆発してしまうんだが」
夜智王の上に倒れこみ、抱きついてきた霖乃助の頭をよしよしと夜智王は撫でてやる。
「さて、動けるか?」
「無理です・・・こうしているだけで、なかで絡み付いて・・・うあっ!」
「三回も出したのになぁ・・・そんなことでは生娘は抱けんぞ?」
「そんな予定はありません!」
そうかぁ?と夜智王は首を捻る。
もう何年かすれば魔理沙ももっと色っぽくなるし、業を煮やして実力行使に出そうだが・・・
まぁその時に備えて精々ワシが仕込んでやるか。
そして三人でしよう。
そう勝手に決めて、夜智王は尻に力を入れてきゅうと膣口を締めた。
「うわぁ!やめっ・・・みずちさま!?」
「これがタコツボという奴だ・・・根元が弱いから気持ちよいじゃろ?」
「やめっ・・・ゆるしてくださいっ!」
「いやなら腰を振れい情けない。初めてなのだから遠慮なくやれい、ほれ」
「うぁぁ!」
器用に今度は亀頭を締め上げる。
もうヤケクソ、と覚悟したのか、なんとか霖乃助が腰を降り始める。
拙い腰使いを助けてやるように、夜智王を淫らに腰を振る。
「くふっ・・・ゴリゴリしておる・・・もっとぉは・や・くぅ」
まだまだ余裕のある夜智王は、淫らな言葉を吐いては霖乃助を挑発する。
一方の霖乃助はただ荒い息を漏らすばかりで、余裕は無い。
「ほれぇ・・・我慢などするなぁ・・・もっと鳴いておくれ?」
「ぐっ・・・あつっ!」
最奥まで一物を飲み込み、腰をくねらせる。
その癖飲み込んだ根元をぎゅうぎゅうと締め付け、不用意射精できないようにする。
ひどい話である。
「ダメです、もう・・・もうっ!」
「いいぞ?・・・膣中に遠慮なく出せ」
ぎゅうっと締めていた膣口を緩めてやる。
「あっ・・・く・・・ううっ!」
霖乃助が呻くと同時に一物が爆発、どふどふと今まで一番の量を夜智王の膣内に吐き出す。
子宮を叩く精液の熱さに、ぴくんっと軽く絶頂に達する夜智王。
病的に白い肌が薄紅色に染め、はぁっと熱い吐息を吐く。
「ふぁぁ・・・すごいぞ霖乃助ぇ・・・びくびく、どくどくと膣中に出てるぞ・・・あはっ、普通なら孕んでしまうなぁ」
「はぁ・・・そんなことを・・・いわないでください・・・」
夜智王の脚が腰を拘束したままなので、霖乃助は一物を引き抜くことも出来ない。
膣内に溢れる自分の精液の感触が正直気持ち悪いが、ただぐったりと夜智王の身体に身を預けるしかできない。
そんな霖乃助を愛おしそうに撫でる夜智王。
「よしよし、ワシ相手にきっちり腰を振って中に出すとは、童貞としては頑張ったの」
その慈母のような笑みが・・・きゅうと淫靡に歪む。
「さぁ次はワシがもっと気持ちよぅしてやる」
「やめてください、今は敏感で・・・ああっ!」
ぐいっと身を起こすと、余韻に震える霖乃助を押し倒す、繋がったまま器用に霖乃助の上になる夜智王。
「やはり男とするときは茶臼が良いなぁ」
淫蕩な笑みを浮かべ、半勃ちの霖乃助を一物を膣肉で愛撫し始める。
吸い取った分の精気を送り返し、精力を回復させ勃起させる。
ただ、さすがにそろそろ霖乃助の体力の方が限界らしかった。
「やめてっ・・・もう無理です」
「もっと身体を鍛えておけよ霖乃助?一人寝が寂しい時は夜這いにくるからな?」
「ひっ!」
本気で恐怖した霖乃助を苛めるように、手を伸ばし乳首を弄る。
思いも寄らぬ攻撃に霖乃助が呂律の回らぬ悲鳴を漏らす。
「さぁ動くぞ?イキとうなったら遠慮なく出せよ、すぐに勃たせてやるからな」
「やめっ・・・ひぃ!」
悲鳴をあげてばかりの霖乃助がつまらなくて仕方ない。
童貞でも、いや童貞だからこそ、もっと中が熱いだとか、柔らかいだとか、言って欲しいのに。
まぁ少々トウが立って羞恥心が邪魔をしているのだろう。
その羞恥心、溶かしつくしてやろう。
淫らな思考に酔いながら、夜智王は腰を降り始める。
膣壁の気持ちよい所に亀頭を擦り付ける。
くふっっと快楽に喘ぐように笑う。
霖乃助も「ヒダが・・・あっ・・・やっ」と女の様に悲鳴をあげる。
これはこれでまぁ中々に楽しい。
「なかでビクビクしておるぞ?・・・はぁ・・・あはっ・・・出したいのか?先っぽがもう膨らんできたぞ」
腰を振るたびにじゅぶじゅぶと湿った音と、ぱんぱん、と夜智王の豊満な尻が霖乃助の脚に当たる音が響く。
「手がお留守だ、茶臼は両手がいておるのだから、きちんと使え?」
霖乃助の手を取って自分の乳房に導く。
もうされるがままの霖乃助が、ふにゅふにゅと乳房を揉み始める。
「もっと強くぅ・・・そう・・・乳首もいじってぇ?」
ぴりぴりとした快感に身を委ねながら、ぱんぱんに膨らんだ睾丸に手を伸ばし、愛撫する。
それが止めだった、堪えきれず霖乃助が射精する。
宣言通り、射精する片端から精気を送り込んで勃起を維持させる。
イキながら、出しながら、更に腰を振られる霖乃助はもう頭が真っ白になる。
らめぇ!いやぁ!と呂律の回らない子供のような悲鳴をあげながら身体を仰け反らせる。
「もうちょっと、頑張れぇ?」
可愛らしく言ってみる。
そんな感じだが、口以外は容赦が無い。
遠慮なく腰を振る度、ごぷっ、ごぽっと押し出された精液がこぼれ布団を汚してゆく。
「あっ・・・っ・・・あぁ」
「すまんの・・・霖乃助・・・次はもっと頑張れよ?・・・そうしたらワシも優しくシテやるからの?」
荒い吐息を吐き始めた夜智王、絶頂が近いらしい。
激しかった腰使いが、ゆっくりと、淫らなものに変わってゆく。
「もう一回・・・出せそうだ・・・の?」
膣中で一物が膨らんでゆくのが分かる、射精の前兆だ。
爆発寸前の一物を膣奥の最奥までねじ込み、子宮口に押し付ける。
ごりっとした感触と身体を貫く快感に、夜智王にも絶頂が訪れる。
「イクよぉ・・・・・・イッちゃうからねぇ・・・だ・し・てぇ?・・・・・いっしょに・・・いこ?」
甘い睦言に、霖乃助の快楽中枢が焼ききれる。
「ああっ!」
きゅうっと膣肉が収縮し一物を包み込む。
うめき声と共に、たまらず射精した霖乃助の一物が、精液を吐き出す。
さすがに勢いが無いが、子宮内を満たしてゆく熱に夜智王の意識が一瞬飛ぶ。
「あつっぅい!・・・あっ・・・ふぁぁぁっ!」
派手に震えはしないが、小さく全身を痙攣させながら、ゆっくりと夜智王は身体を倒し、霖乃助に抱きつく。
「気持ちよかったぁ・・・またしような?霖乃助」
「みずち・・・さ―」
「・・・気絶しおった・・・それは女がすることなのだがなぁ」
まったくだらしのない・・・と散々責め立てたことは棚に上げ、憤慨する。
シた後の甘い睦言こそ情交の醍醐味だというのに・・・
罰として、すっかり萎えた一物を咥えたまま寝ることにする。
朝勃ちで一発できるかの?くふふと小悪魔のような悪戯な笑みを浮かべる。
「おやすみだ」
頬にそっと接吻すると、気絶したはずの霖乃助が、ぎゅうと夜智王を抱きかかえる。
「おっ♪」
嬉しそうに夜智王も霖乃助を抱き返すと、その暖かさに抱かながられ眠りに落ちていった。