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No.25212の一覧
[0] 【完結】ろくでなし子供先生ズ(ネギまでオリ主)[えなりん](2011/08/17 21:17)
[1] 第二話 打ち込まれる罪悪と言う名の楔[えなりん](2011/01/01 19:59)
[2] 第三話 脆くも小さい英雄を継ぐ者の誓い[えなりん](2011/01/05 21:53)
[3] 第四話 英雄を継ぐ者の従者、候補達?[えなりん](2011/01/08 19:38)
[4] 第五話 ムド先生の新しい生活[えなりん](2011/01/12 19:27)
[5] 第六話 第一の従者、ネカネ・スプリングフィールド[えなりん](2011/01/15 19:52)
[6] 第七話 ネギ先生の新しい生活[えなりん](2011/01/22 21:30)
[7] 第八話 強者の理論と弱者の理論[えなりん](2011/01/22 19:25)
[8] 第九話 闇の福音による悪への囁き[えなりん](2011/01/26 19:44)
[9] 第十話 勝手な想像が弱者を殺す[えなりん](2011/01/29 20:15)
[10] 第十一話 私は生きて幸せになりたい[えなりん](2011/02/05 20:25)
[11] 第十二話 棚から転がり落ちてきた従者[えなりん](2011/02/09 20:24)
[12] 第十三話 他人の思惑を乗り越えて[えなりん](2011/02/12 19:47)
[13] 第十四話 気の抜けない春休み、背後に忍び寄る影[えなりん](2011/02/12 19:34)
[14] 第十五話 胸に抱いた復讐心の行方[えなりん](2011/02/16 20:04)
[15] 第十六話 好きな女に守ってやるとさえ言えない[えなりん](2011/02/23 20:07)
[16] 第十七話 復讐の爪痕[えなりん](2011/02/23 19:56)
[17] 第十八話 刻まれる傷跡と消える傷跡[えなりん](2011/02/26 19:44)
[18] 第十九話 ネギパ対ムドパ[えなりん](2011/03/02 21:52)
[19] 第二十話 従者の昼の務めと夜のお勤め[えなりん](2011/03/05 19:58)
[20] 第二十一話 闇の福音、復活祭開始[えなりん](2011/03/09 22:15)
[21] 第二十二話 ナギのアンチョコ[えなりん](2011/03/13 19:17)
[22] 第二十三話 満月が訪れる前に[えなりん](2011/03/16 21:17)
[23] 第二十四話 ネギがアンチョコより得た答え[えなりん](2011/03/19 19:39)
[24] 第二十五話 最強の従者の代替わり[えなりん](2011/03/23 22:31)
[25] 第二十六話 事情の異なるムドの従者[えなりん](2011/03/26 21:46)
[26] 第二十七話 いざ、京都へ[えなりん](2011/03/30 20:22)
[27] 第二十八話 女難の相[えなりん](2011/04/02 20:09)
[28] 第二十九話 大切なのは親友か主か[えなりん](2011/04/06 20:49)
[29] 第三十話 夜の様々な出会い[えなりん](2011/04/09 20:31)
[30] 第三十一話 友達だから、本気で心配する[えなりん](2011/04/16 21:22)
[31] 第三十二話 エージェント朝倉[えなりん](2011/04/16 21:17)
[32] 第三十三話 ネギの従者追加作戦[えなりん](2011/04/20 21:25)
[33] 第三十四話 初めての友達の裏切り[えなりん](2011/04/23 20:25)
[34] 第三十五話 友達の境遇[えなりん](2011/04/27 20:14)
[35] 第三十六話 復活、リョウメンスクナノカミ[えなりん](2011/04/30 20:46)
[36] 第三十七話 愛を呟き広げる白い翼[えなりん](2011/05/04 19:14)
[37] 第三十八話 修学旅行最終日[えなりん](2011/05/07 19:54)
[38] 第三十九話 アーニャの気持ち[えなりん](2011/05/11 20:15)
[39] 第四十話 友達以上恋人未満[えなりん](2011/05/14 19:46)
[40] 第四十一話 ネギの気持ち、ムドの気持ち[えなりん](2011/05/18 20:39)
[41] 第四十二話 契約解除、気持ちが切れた日[えなりん](2011/05/25 20:47)
[42] 第四十三話 麻帆良に忍び寄る悪魔の影[えなりん](2011/05/28 20:14)
[43] 第四十四話 男の兄弟だから[えなりん](2011/05/29 22:05)
[44] 第四十五話 戦力外従者[えなりん](2011/06/01 20:09)
[45] 第四十六話 京都以来の再会[えなりん](2011/06/08 21:37)
[46] 第四十七話 学園祭間近の予約者たち[えなりん](2011/06/08 20:55)
[47] 第四十八話 麻帆良学園での最初の従者[えなりん](2011/06/11 20:18)
[48] 第四十九話 修復不能な兄弟の亀裂[えなりん](2011/06/15 21:04)
[49] 第五十話 アーニャとの大切な約束[えなりん](2011/06/18 19:24)
[50] 第五十一話 麻帆良祭初日[えなりん](2011/06/26 00:02)
[51] 第五十二話 ネギ対ムド、前哨戦[えなりん](2011/06/26 00:03)
[52] 第五十三話 仲良し四人組[えなりん](2011/07/02 21:07)
[53] 第五十四話 麻帆良武道会開始[えなりん](2011/07/06 21:18)
[54] 第五十五話 この体に生まれた意味[えなりん](2011/07/06 21:04)
[55] 第五十六話 フェイトの計画の妨げ[えなりん](2011/07/09 20:02)
[56] 第五十七話 師弟対決[えなりん](2011/07/13 22:12)
[57] 第五十八話 心ではなく理性からの決別[えなりん](2011/07/16 20:16)
[58] 第五十九話 続いて欲しいこんな時間[えなりん](2011/07/20 21:50)
[59] 第六十話 超軍団対ネギパ対完全なる世界[えなりん](2011/07/23 19:41)
[60] 第六十一話 スプリングフィールド家、引く一[えなりん](2011/07/27 20:00)
[61] 第六十二話 麻帆良祭の結末[えなりん](2011/07/30 20:18)
[62] 第六十三話 一方その頃、何時もの彼ら[えなりん](2011/08/03 20:28)
[63] 第六十四話 契約解除、ネギの覚悟[えなりん](2011/08/06 19:52)
[64] 第六十五話 遅れてきたヒーローユニット[えなりん](2011/08/10 20:04)
[65] 第六十六話 状況はより過酷な現実へ[えなりん](2011/08/13 19:39)
[66] 第六十七話 全てが終わった後で[えなりん](2011/08/17 20:16)
[67] 最終話その後(箇条書き)[えなりん](2011/08/17 20:18)
[68] 全体を通しての後書き[えなりん](2011/08/17 20:29)
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[25212] 第五十三話 仲良し四人組
Name: えなりん◆e5937168 ID:1238ef7e 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/07/02 21:07
第五十三話 仲良し四人組

 エヴァンジェリン宅の居間にて、巻物を片手にムドは一つ大きく息を吐いた。
 時刻は午前四時の少し前ぐらい。
 電気は消されており、居間にはムド一人だけしかいなかった。
 だが遠くからは、距離の関係上届かないはずの祭りの活気が聞こえるようである。
 実際に中夜祭がとり行われているであろうが、聞こえるわけではない。
 あくまでそんな雰囲気がするだけ、それだけムドの気分が高揚していた事もあった。
 予選、それも裏の世界を知る者がいなかったとはいえ、武道会に出場したのだ。
 それもネギと共闘する形で、予選を突破までしてしまった。
 分かっているこんな事はもう二度とない事は分かっているのだが、胸に手を当てる。

「まだ、ドキドキしてる」

 今はアキラに返している金剛手甲をはめていた腕が熱い。
 予選の終了と共に、お互いを称えて叩きあった右手の手の平はもっとだ。
 だからこそ、一日疲れきった後で夜のお勤めをしても、眠れなかった。
 エヴァンジェリンの部屋からこっそり巻物を持ち出して、精神世界で修行していた程である。
 明日の本選の相談という意味もあったが。
 暗がりの中で時計を見上げ、もう一度巻物の中にある精神世界へ行こうか迷う。
 だがその迷いの答えを決めるより先に、家の外から賑やかな声が響き始めてきた。

「エヴァちゃーん」

 わいわいと賑わう声の中、愛しい人のうちの一人が戸を叩いていた。
 今は茶々丸が二階のエヴァンジェリンの部屋から出てこられない状態にある。
 その為、ムドがふわふわと揺れる足で床を踏みしめ、扉の鍵を開けて迎え入れた。

「お疲れ様、明日菜。皆も、お疲れ様です」
「ムド君こそ、お疲れ様。格好良かったよ」
「明日、また金剛手甲を貸してあげる」
「たく、危ねえ事をしてんじゃねえよ。考えあっての事だろうけどよ」

 亜子やアキラ、千雨とムド同様に午前様でも昼間と変わらないテンションであった。
 一足早く帰宅したムド達とは違い、中夜祭に出ていた彼女達はそれ以上か。

「えへへ、来ちゃったよムド君。明日は絶対、応援に行くね」
「おー、ここがエヴァちゃんの家かぁ。ヌイグルミが凄ッ!」
「あの、ムド様。本当によろしかったのでしょうか。裕奈さんに加え、まき絵さんまで」
「どうせ、後で兄さん達も来るでしょう。亜子とアキラは、裕奈さんを案内してください。それと、何人かは着いて来てください」

 まき絵の立ち位置は本当に微妙だが、追い返す意味も見つからず招き入れる。
 亜子とアキラには、地下室へと先に裕奈と亜子を案内して貰い、残りは全員二階へと連れて行く。
 ムドの拘りとして、別荘には従者全員で同じ時間使用したいのだ。
 たかが一日、されど一日。
 その為には、二階のエヴァンジェリンの部屋で寝ているネカネ達を連れて行かなければならない。
 その為の手が圧倒的に足りなかったのだ。

「なんか、嫌な予感がするのは気のせいかしら……」
「このガキの事だから、想像通りだろ。体弱いくせに、アレだけ派手に武道会で動き回って普通にヤルだけじゃ魔力抜ききれねえだろ」

 明日菜と千雨の呟きは、真に的を射ていた。
 エヴァンジェリンの部屋の扉を開けると、淀んだ空気が流れ出てきたのだ。
 まるで真夏の熱帯夜にて窓を閉め切っているような、温い空気。
 窓は開けられ換気は確かにされてはいる。
 それを主に生み出しているのは、生臭いものに近い性臭であった。
 この為に購入したようなダブルベッド、その上に素っ裸の女性が四人いた。
 姉妹のように抱き合ってすやすやと心地良さそうに、ネカネとエヴァンジェリンが眠っている。
 一人女の子座りで起きていたアーニャは、ぷるぷると震えていた。
 そして明日菜と千雨を見つけると、ムドの前で裸である事を恥ずかしがりもせず、二人に駆け寄り縋った。

「無理……私、一人でムドを満足させられない。お願い、明日菜も千雨も手伝って。絶対、私壊れちゃう」
「何、一体何を見たの。って言うかアーニャちゃん、服。服を着て!」

 明日菜に抱きついたアーニャが時折視線を向けるのは、ベッド上の茶々丸であった。
 より正確に言うならば、茶々丸が蒸らしたタオルで体を拭いている月詠である。
 拭かれた顔以外、いたるところに精液を付着させたままだらしない笑みを浮かべていた。
 極め付けに、肩幅より大きく開かれた股の間の谷間からどろりと精液が流れ出している。
 明らかに、情事の後で意識を遠いところへやっているようにしか見えなかった。

「魔力がぱんぱんだったのは分かるけどよ、加減しろ。まさか、アーニャまでヤっちまってないだろうな? さすがに、愛想尽かすぞ」
「アーニャはまだ乙女です。明日菜はアーニャをお願いします。茶々丸さんはそのまま月詠さんを、千雨はエヴァを。私と刹那は姉さんを運びます」

 三人が半死半生で、アーニャもまた満足に歩ける様子ではなかった。
 その為の人足である。
 まだ深く事情を知らないまき絵や裕奈がいるので、簡単に服を着せた。
 本当に簡単に、誤魔化せられるのならばショーツすら履かせずにだ。
 もっとも、その辺に落ちているであろうショーツはもはや使い物にならなかったが。
 大人のネカネを運んだ刹那とムドが一番苦労をしながら、運んでいく。
 二階のエヴァンジェリンの部屋から地下へと、別荘のボトルシップがある部屋まで。

「ねえ、こんなところで大勢集まってなにすんの? 私もう眠いから、寝たい。けど、今寝ると明日絶対起きられないからもったいないにゃあ」
「裕奈、あんまりぺたぺた触りながら歩き回らんといて。危ないから」
「その為の別荘だよ。エヴァ様の別荘は凄いんだから。ん、様? あれ?」
「あ、ムド君。ネカネさんは私が運ぶよ」

 裕奈が一人先に別荘へ入り込まないように、亜子がしっかりガードしていてくれた。
 刹那と二人で運んでいたネカネをまずアキラに渡し、ムドは携帯電話を手に取った。
 それからとある人物へと電話を掛けようとして、後ろから千雨に取り上げられる。

「和美の奴なら、来ねえよ。用があるからってさ。奴から伝言。私の事は気にせず、楽しんできてだとよ。お前は、一日ぐらいで気にし過ぎなんだよ」
「なになに、なんの話? ところで、本当にここで何をするわけ?」
「不思議な時間を皆で楽しむんです。では、行きますよ」

 別荘が見えるボトルシップの前で、皆の姿が光に包まれた。









 白い砂浜に、麗らかな若い乙女達の笑い声が埋もれ消えていく。
 別荘の中へと足を踏み入れて半日、一眠りした後の明日菜達は相変わらず元気であった。
 外の世界とは異なる暑い日差しの元、新たに魔法を知った裕奈を加えてビーチバレーに興じていた。
 明日菜とアーニャ、まき絵と裕奈のチームに分かれてである。
 四人とも、茶々丸が用意してくれたスクール水着にて、半分海に入りながらであった。

「いやあ、それにしても魔法超最高。麻帆良祭の中夜祭が二日分だもんね。そして、あわよくば仮契約、するっきゃないでしょ。私も魔法、使いたい!」
「ムド君かぁ……ネギ君みたいに可愛いし、エッチな事が上手なんだよね。浮気、してもいいかなぁ?」
「いいの、アーニャちゃん。これ以上、ムドの従者が増えても……」
「いい。本当に、ムドが魔力を抜くところを勉強したり、少しだけ混ぜて貰ったりしたけど。絶対に、アレは一人じゃ無理。一杯、従者いるわ」

 興味本位で魔法をと叫ぶ裕奈やエッチを前提に心が揺れているまき絵を前に、アーニャと明日菜はとある方をそろって見た。
 砂浜のそばにある西洋仕立ての東屋である。
 そこにあるベッドの上から、その視線に気付いたムドが朱のさした顔で手を振った。
 顔が赤いのは別荘に満ちた魔力によって、少し体調を崩したからである。
 だがそれ以外にも理由はあった。
 そそり立つ一物に顔を寄せ集めて舌を伸ばしあう三人の美少女がいたからだ。
 裕奈とまき絵に対して認識障害が掛かっているとはいえ、大胆なものである。

「はぁ、はぁ……ムド様、んっふぅぁ。あっ、あ……何処、あっふぁ」

 一人はムドの正面に跪き、後ろ手に両手首を縛られ、目隠しをされながら口淫をしている刹那であった。
 目隠しと腕を縛る布切れ以外、何一つ身につける事もなく全裸である。
 故あって上下左右にと良く揺れる一物に苦戦し、顔中がべとべとに汚れていた。
 それでも懸命に舌で見失った一物を探しては、袋から竿の裏筋まで舐め上げている。

「んっ……どうだ、気持ち良いだろ御主人様。美少女三人のフェラって、何処の王侯貴族だよ。それで、誰からか決まったのかよ」

 この暑い中でもメイド服にてベッドに上がりこみ、ムドの左手から竿を舐めているのは千雨である。
 奉仕しつつもぞんざいな言葉使いで、睨み上げていた。
 かと言って機嫌が悪いと言うわけではなく、千雨とする時はだいたいこうであった。
 機嫌が悪いのかと聞けば、実際に機嫌を悪くしてしまうので要注意である。

「ムド君のおちんちん、ぴくぴくしとる。そろそろ出てまう? アキラ、自分にかかっちゃうと可哀想やから、少し支えてあげて」

 アキラとお揃いの競泳水着姿の亜子が、千雨の正面にて舌を伸ばしながら呟いた。

「え、わ……私が? ムド先生、触るけどまだ出しちゃ駄目」
「なになにするの駄目って台詞、口癖ですか?」
「ちょっと……」

 膝の上のムドに突っ込まれ、少し恥ずかしそうにアキラは呟いていた。
 そして恐る恐る、ムドの一物へと手を伸ばす。
 アキラもまた、ムドの従者の中では特別な存在で処女の一人である。
 朝と夜のお勤めにも不参加で、時々亜子に誘われてムドとキスをするか胸を触られる程度。
 ムドの一物に触れた事はもちろんなく、本当におっかなびっくりであった。

「うっ、皆の唾液でぬるぬるしてる」
「千雨ちゃん、私後で良いから飲んで良い?」
「好きにしろ。刹那は……って、聞こえてねえなこりゃ」

 アキラが支えたムドの一物を、亜子が躊躇する事なくその唇で飲み込んでいった。
 喉の奥が亀頭でコツンと小突かれるまで。
 最後にムドの一物を支えていたアキラの指に、唇を触れさせ微笑んだ。
 そこでようやくアキラも、自分がムドの一物を支える理由が何処にもない事に気付いた。
 一物を口に含むのなら、射精したとしてもムド自身に精液が掛かる事はない。

「亜子、また騙して……もう、知らない」
「んーっ、ん?」
「ああ、無理して喋んな。早くアキラと一緒にエッチしたいから、が妥当なところだろ。刹那、少し詰めろ。ただ待ってるのも馬鹿らしい」
「千雨さん……一緒に、ムド様の子種袋を」

 ふいっとそっぽを向かれても、亜子はただアキラを見つめたまま口淫を続けていた。
 千雨は一旦亜子に譲り、刹那と同じ正面に回りこんでから片方ずつ分け合って袋を責め上げる。
 落ちてくる髪をかき上げながら、亜子がじゅぶじゅぶと唾液を絡めて竿を口に納めていく。
 千雨と刹那も、皺のある袋をさらにふやけさせようと、唾液を染みこませた。
 顔を背けようと、ムドを膝の上に乗せていては容易に卑猥な水音が届いてしまう。
 ほんの少し、視線を戻してみれば亜子が、千雨がアキラを見上げながら口淫をしていた。
 目隠しをされた刹那でさえ、気配を頼りにアキラを見上げている。

「ムド先せ、君……ちょっとだけ、だよ?」
「アキラ、んっ。気持ち良いです。ふぐっ、出そうです」

 観念したように、そっぽを向く事を止めたアキラがムドの首筋に顔を埋めた。
 小さく伸ばされた舌が首筋を、そこから耳たぶを舐めては穴をほじり始める。
 ちょっとだけと言いつつも、結構なサービスに加え、一物を三人に責められムドが喘ぐ。
 そして射精が近いとムドが漏らしたのを受けて、亜子がまず口淫を加速させた。
 より一層唾液を竿に絡ませ伸ばし、千雨と刹那が子種袋を刺激して精子を作らせる。

「可愛い、かも」

 首筋から耳へ、さらにムドを振り向かせてアキラが唇を奪った。
 それが最後の駄目押しとなり、ムドがその細い腰を快楽に跳ねさせた。

「で、出ます。ぐぅぁっ!」
「ンぐっ、ごほ……んっ、んぅっ」

 喉の奥で精液を受け止め、一瞬だけ亜子が咳き込んだ。
 途端に竿と唇の隙間を抜けて、膣内射精された秘所から垂れるように精液が垂れ出した。
 慌てて吸い込もうとしても、それ以上に大量な精液が次から次へと射精される。
 垂れた分は千雨と刹那が大事に大事に舐めとり、一滴たりとて無駄に流れる事はなかった。
 奉仕を強化させ、精液を奪い合うように亜子達が一物を舐める中で、打ち震えながらムドは自分を抱えてくれていたアキラに振り返る。

「うっ、くぅ……ぁっ、アキラ。乳首苛めるの、止めてもらって。はぅっ」
「駄目、亜子に苦いの飲ませてるんだから。ムド君も我慢」

 皆とは違い、なだらかな丘すらない胸に両手を置かれ、乳首を指先で転がされる。
 自分が誰かの乳首を苛める事はあっても、苛められる事はあまりない。
 不慣れな感覚に、分かってはいても女の子のような声がでてしまう。
 亜子とのレズから入ったアキラだけに、だからこそ戸惑わずムドを苛められたのか。
 処女とは信じられないぐらいに胸を弄ぶのが上手かった。

「ムド君、本当に女の子みたい。声、もっと聞かせて」
「あ、アキラ。きゅぅ、あっ……また、出てしまいます!」

 正真正銘、前後左右から美少女に責められムドの射精はしばらく止まる様子はなかった。
 やがて亜子が口淫で受け止めきれず、刹那へさらに千雨へと交代していく。
 だがどれだけ多くの射精をしてもベッドだけは、ずっと綺麗なままである。
 そんな献身的な奉仕のおかげもあって、ようやく一先ず射精の波は去っていった。
 くてりと力を失い、水着姿のアキラに体重の全てを預けると優しく抱きとめられた。
 まるで自分が抱かれた側のように、頭を優しく撫でられ癒される。

「可愛かった、ムド君。少し寝る?」
「いえ、大丈夫です。時間はまだ十分にありますし」

 相応の気だるさは残っていたものの、四人の美少女達はまだ一人も満足していない。
 一番年下ではあるが、一人の男としてここで寝てしまうわけにはいかなかった。

「千雨、仰向けに寝てください。それから刹那」
「お、おう。やっとか。壊すなよ、優しくしろよな」

 口に受けた精液を満足そうに舐め、時に互いに舐めあっていた千雨を呼び寝かせる。
 メイド服は着せたまま、その股座にムドが座ると千雨は少し体を強張らせていた。
 ただし、初夜を迎えた頃のようにカニバサミで、ムドを苦しめるような事はさすがになかった。
 恥ずかしそうにスカートの乱れを手で直した程度だ。
 さらにムドは声で呼び寄せた刹那の、手の拘束だけを解き誘導する。

「お、おい……なにをするつもりだよ」
「気持ち良い事ですよ。それから、次も決めちゃおうかと思いまして。ほら、刹那」
「ムド様、見えないんです。寝ているのは、千雨さんですよね?」
「んぁっ、胸に手を置くな。敏感になってんだよ」

 目隠しをしたままの刹那を、四つん這いで千雨の上に這いつくばらせる。
 そこでムドが亜子に視線を向けると、何がしたいのかを察してくれた。

「あ、そっか。アキラ、一緒にここ」
「そんな、そんなところに座ったら」
「くっ……大丈夫、遠慮なさらずに。全体重を私の背中にお預けください」

 千雨の上で四つん這いとなる刹那の背中の上に、亜子とアキラが跨った。
 折れそうな程に細い刹那の背中が、二人分の重さを受けて少し反り返る。
 自分からわざとムドの魔力による身体強化は最小限にして、苦重を味わう。
 千雨の両肩上に置いた腕は震え、ムドの目の前のお尻もふるふると震えていた。
 遠慮するアキラは足の先をベッドにつけていたが、亜子は足の先すら離している。
 これが刹那以外であったならば、瞬く間に千雨が押し潰されていた事だろう。

「怖え、私が一番怖くねえか。刹那、悦に入ってあへ顔になるな。ちゃんと支えろ。おい、ムド。体位の変更をしろ!」
「駄目です。緊張感あって良いじゃないですか。千雨がイクまで、耐えられたら次ぎは刹那の番です。亜子さんは刹那を直接、苛めちゃだめですよ」
「つまりはこういう事やよね。アキラはまだ、ムド君におまんこ見せた事はなかったよね?」
「え、あっ……止めて、亜子。私、最近部活なかったから処理に手を抜いてて」

 直接の愛撫を禁止された亜子が苛めるのは、アキラであった。
 片手で水着の上で窮屈そうな胸に触れ、もう片方の手は水着の股座へと伸ばした。
 大また開きとなり食い込みが激しくなった部分に指を滑り込ませ、少しだけずらす。
 もちろん抵抗はしようとしたが、暴れてしまえば下の刹那に加重がかかる。
 結局、アキラにできたのは恥ずかしそうに両手で顔を覆う事だけであった。

「ほら、見てやムド君。アキラって凄いやろ。陰毛が凄く濃いんやて。舌で舐めて上げる時な、ちょっとくすぐったいんよ?」
「亜子、お願い。止めて、恥ずかしい」

 四つん這いの刹那とは逆の向きで跨るアキラの股座は、ムドの目の前であった。
 アキラの髪と同じく艶やかな黒色の陰毛が、競泳水着の下から明かされた。
 基本的に下の毛が薄い者が多い中で、処理の跡こそ残ってはいるものの剛毛と言っても良い。
 背の高さ以外は典型的な日本女性であるアキラの、そんな意外な一面を目の前に凄く興奮した。
 恥ずかしそうに両手で顔を隠す仕草は、以前にフェイトに悪戯され恥ずかしがっていた栞と似たようにいじらしさがあった。
 性に奔放な者が多い中で、さらに貴重な存在である。

「千雨、入れますね。凄く興奮してるので、激しいかもしれません」
「なんか納得いかねえが……早くしてくれ、刹那がやべえ」
「それじゃあ、ゲームスタートですね」

 千雨の太ももを抱え上げて引き寄せ、いきり立った一物を秘所へと突きたてた。
 メイド服のスカートの中は、最初からショーツ一枚履かれてはいなかった。
 何時でも準備万端、前戯の必要さえなく潤った膣が迎え入れてくれる。

「え、あっぅぁんぅ……いきなり、奥まで。ぁっ……ゃ、ぅんぁ。てめえ誰を見て、興奮してやがる。私はただの肉壷かって、ぁん」
「千雨は千雨で、興奮させてもらってますよ」
「あっ、ムド様。今そこを弄られてしまっては、力が……んっ、ゃぁ」

 亜子には禁止をしたが、ムド自身が刹那を苛めないとは言っていない。
 目の前の真っ白なお尻から少し下にある秘所へと指を伸ばし、つぷりと指を埋め込んだ。
 千雨の膣内と同様に、愛液に満たされた膣内が美味しそうに指を締め付けてくる。
 これなら大丈夫かと指を一本から二本に増やし、手淫で刹那を苛めていく。
 自重を支える腕や膝が震え、その揺れ幅を時折確認しては責め方の強弱をつけた。

「アキラ、ウチ次にムド君に入れて欲しいから手伝ってや。気持ちええから」
「亜子、駄目。見えちゃう。ムド君に全部、ぁっ……指、入れちゃぅんっ」
「見えてますよ。亜子がアキラの大きな胸をたわませてるのも。毛深い陰毛を掻き分けて、おまんこに指を入れてるのも。届きますかね、んー」
「舐めちゃ、ぁっ……まだ、亜子にしか。指でされながら、舐められてる」

 腰、手、そして最後に舌を伸ばして、亜子が弄るアキラの秘所へと舌を伸ばした。
 アーニャと同じ、処女の香りを吸い込みながら舐め上げる。
 それぞれの体位的に処女膜までは舌が届かない。
 だが代わりに亜子が、アキラの秘所を開いてその中まで見せてくれた。
 何時かここに入れてあげようねとばかりに。

「見られ、中まで、ぁっゃぁ……亜子、私ムド君に見られちゃった」
「大丈夫やて、アキラのおめこは綺麗やから。ほら、ムド君見てや。興奮しとる」

 顔を覆う指の隙間からアキラが見下ろしたムドは、凝視していた。
 小さく可愛らしい顔に似合わない荒々しく興奮した様子で、一生懸命舌を伸ばしている。
 それでも刹那を苛める手や、千雨をよがらせる一物を持つ腰は止めてはいない。
 詳細こそアキラには見えなかったが、二人が喘ぐ声はしっかりと届いていた。
 先程までは女の子のような反応を見せていたムドの技巧と力強さに、やはり男の子だとアキラは思えてしまった。
 それと同時に、男の子に大事なところを舐められている事実に、体が正直に反応してしまう。

「アキラ、もっと濡れて来た。気持ちええの?」
「うん、気持ち良い。亜子にされてる時と同じぐらい、ムド君の舌が気持ち良い」

 少しずつ、本当に少しずつだがアキラもムドに心を開き始めていた。
 まだ本番を迎えるには時期尚早かもしれないが、その日は近い。
 と、少しムドがある意味で騎乗の二人に気を取られている間に、事態は進展していた。
 刹那が二人分の体重を支えている腕と足が、ガクガクと震え始めている。
 何しろアキラは既に足をベッドから離し、ムドには秘所を弄ばれ続けているのだ。
 何時倒壊してもおかしくない状況にて千雨も緊張しているのか、膣の締りが強くなってきていた。

「もう少し、あと少しで……はぁぅ、ぁん。私がイけるから、ぁっ、耐えろ」
「無理です、千雨さん。ムド様、もっと刹那を苛めてください。最後で、最後で良いですから!」
「おい、馬鹿。耐え、ぁゃっ……イク、来た。あと少し、頼む耐えろ。ぁっ、ぁっん」

 殆ど諦めてしまった刹那は、肘を半分以上折り曲げて千雨の目と鼻の先に目隠しした顔を近づけていた。
 いつイってもおかしくはない状況に、千雨が焦る。
 だが早くイこうと気は急く反面、冷静になった分だけその時が遠ざかってしまう。
 広げた両手でベッドのシーツを掴み、なんとかイこうと自分からも腰を使っていた。
 ムドの腰使いに合わせて、一物をより深く飲み込んでは、膣内でねぶりながら扱き上げる。

「早く、早くイけよ私。くっ、なんでイかねえんだよ。刹那、てめえ先にイったら覚えておけよ!」
「千雨さん、そのような事を言われては逆に……駄目、もう膝も立ってられない」
「もっと体重を預けて刹那を苛めてあげて。アキラは、好きなだけイっていいんだから」
「亜子に弄られて、ムド君に舐められて。イ、イク……本当に、イっちゃう」

 体だけではなく、互いの息遣いでさえ絡み合い高めあっていく。
 最初にイってしまうのは千雨か刹那か。
 そこへ新たな要素としてアキラも加わり、高めあいその時が近付いていった。
 殆ど崩れ落ちている刹那と体を重ねた千雨が、腰を浮かし上げ始めた。

「やっ、た。私が、先……イ、イク。ぁっ、ぁっ……んふぁ、ぁぅ」

 残り数秒、そこで千雨の勝ちは決定的であった。

「ムド君に見られながらイク、イッ、はぅぁんぁっ!」
「ひィッ、ぁっ……ひゃっ、ぁあっ!」

 一足早くイッたアキラが、刹那のお尻を掴んでしまわなければ。
 アキラの細く長い指が偶然、刹那のお尻の穴に吸い込まれてしまったのだ。
 初めての感覚に加え、突然の仕打ちに驚いた刹那がイったとして誰が責められようか。
 こうして偶然が重なった結果、アキラ、刹那、千雨の順と決定した。
 しかも、果てると同時に三人に押し潰され、千雨としては甚だ不本意な結果でもあった。









 白い浜辺さえも赤く染まる頃、ムドはまだ東屋にあるベッドの上にいた。
 遊びつかれた明日菜やアーニャ、裕奈にまき絵はとっくに塔の屋内に帰っている。
 海水で汚れた体を湯船で洗い流し、涼んでいる頃だろうか。
 昼間はベッドの上にいた千雨や亜子、アキラも今は一緒に精液で汚れた体を洗いにいった。
 残っているのは本当に、ムドと刹那だけである。
 その刹那は相変わらず目隠しをされ、今度は頭の後ろで両手を縛られていた。
 さらにその腕に足まで縛られ、強制的にまんぐり返しの格好であった。

「刹那、もう少しだけ付き合ってください」
「ぃゃっ……ムド様、もう休ませて、ぁっ。いくぅ、駄目。これ以上は死んでしま、ぁぅ」

 目隠しされた布切れを涙で濡らしての懇願であったが、一物の収まりがつかない。
 性的にも興奮しているが、明日に控えた武道会を前にしても興奮しているのだ。
 そこへこの魔力に満ちた別荘へやってきてしまい、本当に押さえ切れなかった。
 愛液よりも精液が圧倒的に多い刹那の膣内へと、これでもかと竿を突きこみかき回す。
 一突きごとにあふれた精液が飛び散り、ベッドは元の綺麗さが見る影もない。

「刹那、出しますよ。刹那の中に」
「外に、お願いします。ムド様、外に、いやぁっ、ぁっぁぅんぁ!」
「うぐっ、ぁぁっ」

 最後の一滴まで、あらん限りの精力を振り絞って刹那の膣、子宮まで満たしていく。
 一体何回した事か、精液ではない別のモノが出そうなところでようやく打ち止めであった。
 完全に萎えた一物をずるりと抜き出し、倒れる前に拘束を外してやる。
 すると刹那は四肢をだらりとベッドに投げ出し、股の間から精液を流しながら気絶してしまった。

「お疲れ様です、刹那。明日の朝は、もう少し優しくしますから」

 共に横に並んで倒れこみ、耳元で囁くとビクリと本能で察して震えていた。
 その様子にくすりと笑うと、ムドは気絶した刹那の頭を撫で始める。

「うぉ、お前達まだシテいたのか!?」
「エヴァ?」

 このままムドも眠り込む直前、砂浜の砂を踏む音と驚かれた声に体を起こす。
 そこには、真っ白なワンピースの水着を着たエヴァンジェリンがいた。
 驚き、跳び退った時の衝撃で痛んだのか腰を押さえていたが。
 結局、別荘での一日中エヴァンジェリンを初め、ネカネや月詠は眠っていたのだ。
 一足早く、ムドにヤリつくされた為に、腰痛を抱えてしまっての事である。
 こんな時間になって出てきたのは、寝てばかりいた為に、夕飯前に泳いで腹を空かせようとでもしたのだろう。

「ここ、空いてますよ。さすがに今は抱けませんけど、隣どうですか?」
「起き抜けに、また性臭のするベッドにいけるか。まだ頭が沸いているようだな。軽く体を拭いたら、散歩にでも付き合え」
「少し待ってください」

 体を拭く事もそうだが、ネカネに仮契約カードの念話で一報を入れて刹那の回収を頼む。
 南国の気候を前に風邪はひかないだろうが、熱中症等は逆に心配される。
 お互いに、各種の体液を消費したばかりだから尚更だ。
 一通り、頼んでからシーツの汚れていない部分で体を拭いてから、服を着てベッドを降りた。
 少し先を歩いていたエヴァンジェリンに追いつき、並び立つ。

「後でちゃんと風呂に入れ。体に匂いが染み付いてるぞ。その分、私の匂いが薄れてるな」
「また明日の朝にでもお願いします」
「私は武道会の後で良い。刹那と月詠も、明日の朝はなしだ。本気で、支障が出る」

 すんすんと胸板を嗅がれ、肩を抱こうとしたらついっと逃げられた。
 それでも最低限、手は繋いだままあまり広くもない砂浜の波打ち際を歩く。

「別荘の外でも言ったがな、今回だけだぞ。お前が武道会とはいえ、一人で戦う無茶は」
「ええ、今回だけですよ。そういう場、でしか兄さんに伝えられない事があるんです」
「坊やに当たるには、決勝まで行かなければならないが。最大の難所は、お前が一回戦で当たる佐倉愛衣だな」

 武道会本選のトーナメント表は、予選終了と共に発表されていた。
 一回戦がムド対愛衣、二回戦が楓対月詠、三回戦が明日菜対刹那、四回戦がエヴァンジェリン対山下という男子高校生。
 ここまでの四回戦がAグループであり、一回戦と二回戦、三回戦と四回戦の勝者同士で準々決勝を行う。
 さらにはその勝者同士が準決勝、そしてBグループの勝者と決勝であった。
 Bグールプの五回戦はクウネル対田中という謎の男同士。
 六回戦が大豪院対中村という高校生対決、七回戦が古対龍宮、八回戦がネギ対高音とこんなところだ。

「反面、愛衣さんさえ倒せば、後はエヴァ達だけですからね。楽と言えば、楽ですか」
「長瀬楓はどうする? 刃物が使えないのであれば、月詠のやる気も低下気味だぞ?」
「月詠は絶対に負けませんよ」

 その言葉に少しムッとしたのか、エヴァンジェリンが腕に抱きついてきた。
 理屈ではない言葉でムドが話したからだろうか。
 ちゃんと理由あっての事ですと、ムドは頭を撫でる手の平で伝える。
 ネギのパーティの中で、一番大人であるのは楓なのだ。
 体がという意味でもそうだが、精神的にも仲間を一歩引いた位置から常に見てさえいる。
 つまりは、そういう事なのであった。

「まずは武道会で兄さんとの決着をつけて、それからですね。超さんの事も、新たな従者も、フェイト君のお手伝いも」
「お前は、お前がやりたい事をやれば良い。本来は不要なハンデを背負って生きてきたのだ。そぐらいの権利はある。私達は、お前の決定には常に賛成するさ」
「ありがとう、エヴァ。絶対、幸せにしますね。全身全霊を掛けて、愛し通します」
「ああ、その代わりに私が守ってやるさ。お前や、お前の大事な従者達もな。それで愛が手に入るのならば、お安いご用だ」

 夕日に染まった波が打ち寄せる浜辺にて、二人は立ち止まり見詰め合っていた。
 そこから唇が重ね合わせられるまで、それ程時間の掛かる事でもなかった。









-後書き-
ども、えなりんです。

たぶん、今回の一番の見所は刹那のイキ殺し。
まる半日ぐらいやられっぱなしだと思う。
別荘は魔力が濃いのでムドも大変です。
千雨達は、適当に満足したら逃げました。
目隠しプレイで刹那は逃げられずあんな目に。

あと最後の役目って普通アーニャじゃね?
心の底から愛人を認めたのに、ポジションとられてるw
夜の生活はネカネに、昼の生活はエヴァに。
頑張れ、正妻(笑)

次回は土曜日の投稿です。


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