フェイトside
私もユーノと関係を持ってから一週間ほど経ちました。
明日がどうなるかわからないのに、ユーノといるだけで毎日が幸せな気がします。
ですが、
「ねえ、フェイト、最近なのはが不機嫌そうな気がするんだけど、理由わからないかな?」
と、ユーノが聞いてきた。へ?
「ごめん、私にもわからない」
私は首を振る。なのはが不機嫌……言われてみればそんな気がする。
それに、この前、ユーノの前で私とその……した時、なんか怖かったし。あ、一応言っとくけど、私もなのはもそっちの気はないんから! あくまでも、三人でする一環だから!
「そっか、フェイトもわからないんだ」
と、ユーノは洩らす。
その時、ふと思いました。やっぱり、私も一緒なのが嫌なのかな?
よく考えなくても、私たちの関係は異常。本心ではユーノが私とするのは嫌なのかもしれない。
でも、私もユーノが好きっていう気持ちはどんどん強くなってきて、ユーノから離れたくない。例えユーノが本当に好きなのがなのはだとしても。
でも、なのはと話さないと。うん。
そして、翌日、意を決してなのはに聞いた。
「ねえなのは、なにかあったの?」
「へっ? いきなりなにフェイトちゃん?」
となのはが首を傾げる。
「えっと、最近のなのはが機嫌悪そうだったから」
ああ、となのはは納得する。やっぱり自分でも気づいてたんだ。
「その、もし私もユーノのモノになるのが嫌なら」
「違うよフェイトちゃん」
途中できっぱりと言葉を止められた。
「ユーノくんの……ご主人様が決めたことだから、私は気にしてないよ」
「でも」
なお言い募ろうとして、なのはは笑顔で遮った。
「ユーノくんは、ご主人様は私を助けてくれた。そばに置いてくれて、私を救ってくれた。フェイトちゃんも、笑えるようにしてくれた。ご主人様がすることは全部正しいの」
となのはが微笑む。
全部正しい、か……そっか、そこまでユーノのことを肯定できるから、私も輪に入るのを受け入れたんだ。
私もまだまだだったんだね、なのは。
それから、なのはがもじもじする。
「ただ、その不機嫌っていうより不満なの」
不満? ユーノに対しての?
あまりにも意外な発言だった。
「その、なんていうか、優しくしてくれるのは嬉しいけど、でもね、その……私もっと、ユーノくんに虐められたいの」
えっ?
「私はユーノくんの奴隷なんだから、もっとたくさん……」
ブルブルと震えながら、なのはは自分の言ったことに陶酔する。
「そ、そうなんだ……」
なんとかそう返す。
私は自分でも自分が歪んでしまったと思ってた。だって、好きな人が複数の女の子を侍らせてるなんて、普通じゃ受け入れられないでしょ?
でも、それでも、なのはの歪みは私以上だった。
そして、私はユーノにそれを伝えるか悩んだ。だって、なのはがそんなこと考えてたなんて言いづらいし……
でも、考えた結果、ユーノに伝えることにした。
だって、私の知る中で一番なのはの心を占めているのは私たちのご主人様であるユーノ。きっと、ユーノならなんとかしてくれるはずだと思う。
……他力本願って言わないでね?
そして、私がユーノに報告すると、ユーノは悲しそうに顔を俯かせた。
まあ、予想外だったろうね。なのはがそんなこと考えてたなんて。
「そうだったんだ……」
そう呟くとユーノはよしと気合いを入れた。早まらないでねユーノ。
この時の私は知らなかった。ユーノがちょっと間違った方に頑張ることを。
ユーノside
僕は早速行動を開始した。
なのはを満足させられるように、ご主人様らしいってどんなことかアリサとすずかに尋ねる。
「女の子に聞くなバカ!」
「流石に答えづらいかなあ」
と返され、ヴェロッサは、
「ユーノ先生、疲れてるんだね」
と同情混じりの目で栄養剤を渡され、クロノには、
「シャマルさんに看てもらってこい」
と切り捨てられた。
そして、シャマルさんの診察を受けた後、はいっといくつかの本と精神安定剤を渡されたのだった。
それから、部屋に戻って本の前で問答する。あのタイミングで渡されたってことは……ごくっと唾を飲み込んで本を開く。
ええええ?! こ、こんなことするの? わ、すご……
い、いや流石にこれはちょっと……ひいいいいい!!
僕はぱたんと本を閉じる。
うん……正直、ちゃんとできるかわからないし、そこまではと思う内容もあったけど、出来る限り頑張ってみよう。
後から考えれば、この時の僕は頭がパーになってたのだろうなあ。
その晩、僕はベッドの上でなのはとキスをしていた。
「えへへ、ユーノく~ん」
甘えるように擦りよってくるなのはの頭を撫でる。
「ねえ、なのは。今日はいつもと違う風にしてみたいけどいいかな?」
僕はそう尋ねながらベッドの下に置いといたカバンを持ち上げる。
なのははへ? と首を捻った。
カバンから取り出した紅いリボンでなのはを縛る。
えっと、縄は痛そうだし、跡が付いちゃうだろうからリボンです。でも縛るんだから、リボンも変わらないじゃないか。とちょっと冷静な自分がつっこむ。
と、リボンを伸ばして気づいた。それだけで、とろっとなのはのあそこから蜜が零れてるのを。
「なのは、もう濡れてる。縛られるだけで嬉しいの?」
と聞くとこくこくとなのはが頷く。
「う、うん、ユーノくん。縛って、私のことユーノくんから離れられないように……」
これで、喜ぶんだと少し驚く。縛るというのは肉体的だけでなく、精神的にも効果があるって乗ってたけど本当だったんだ。
でも、もう少し雰囲気作りをしないと、と考えて耳元に顔を近づけて囁く。
「なのは、『ユーノくん』じゃないよ『ご主人様』でしょ?」
雰囲気作りの一環で言ってみたんだけど、その囁きになのはがぶるっと震える。
「ご、ごしゅじんさま……」
「うん」
なのははご主人様と何度か呟くと、ぶるぶると震え、さらに蜜が溢れる。呼び方を変えさせただけなのに……
そして、リボンを結んだんだけど、なんていうか……すごい。
上半身を縛ったんだけど、根元をリボンで結ばれ、引き絞られた二つの乳房がより大きさを増して、前に向かって張り出してる。 真っ白な肌に紅いリボンもよく映える。
「すごいなあ」
ぐにっと試しに揉んでみる。
いつもより、みっちりと満たされたような、弾力が増したような感触が返ってくる。
「あああ!?」
途端になのはがびくっと跳ねる。
さらぐにぐにと揉むと、なのはがびくびくと震える。
「はあ、ひう! 気持ちいい! 気持ちいいです、ご主人様ぁ!!」
いつもよりも激しく乱れるなのはに少し面食らうけど、愛撫を続ける。
あっという間になのはの乳首が硬くなって、つんと上を向く。あそこが愛液でびしょびしょになっていた。
「そんなに気持ちいいの?」
「は、はい、ご主人様……」
こくこくとなのはが頷く。縛るだけでそこまで変わるんだ……
軽く左の乳房を持ち上げて、その紅くなった肌に舌を這わせ、そのピンク色の頂を口に含む。
グミのような感触の乳首を唇で扱いて、舌で舐めて、敏感なそこに歯を立て甘噛みする。
「っん!!」
途端に、なのはは背筋を逸らす。
天井を仰ぎながらぱくぱくと喘いで、あそこからも潮が噴き出す。
ほんの様子見のつもりだったのに、胸だけでなのはは絶頂に至ってしまったようだった。
そ、それにしても早いな……恐るべし緊縛プレイと僕は戦慄した。
「ご、ごめんなさいご主人様……勝手に一人でイっちゃって……」
意識を取り戻したなのはが小動物のように小さくなりながら、謝ってくる。
えっと、ここではフォローするんじゃなくて、
「うん、ダメだね。勝手に先にイくなんてね」
出来る限り、漫画のセリフを思い出す。
「お仕置きが必要だね」
「お仕置き……」
なのはは不安と期待が入り混じった表情で僕を見つめる。その表情に複雑なものを抱きながら、僕はお仕置きしようとして、
「ユーノ……」
後ろでドアが開いた。
振り向くと、そこにフェイトがいた。
「フェ、フェイト?」
「フェイトちゃん?」
熱にうなされたような顔で、ふらふらと僕らに歩み寄る。
「勝手に覗いてた私も、一緒にお仕置きしてください……」
フェイト、君もか……
そして、フェイトもなのはと同じくリボンでラッピングしてベッドに転がす。
うーん、なんかすごい光景だなあ。とちょっと人事みたいな感想を抱く。
リボンで緊縛された美女がベッドに二人も転がってるなんて、自分でも夢を見てるんじゃないかと疑う。
でも、目の前のは現実で、僕がしたことなんだ。
なんか、いろいろ段階飛ばしてる気がするけど、二人がいいならいいのかな? いいんだよね?
「うう、ご主人様……お仕置きぃ、早くう」
「ああ、ユーノ……ご主人様ぁ、フェイトにもお仕置きしてぇ」
と二人がおねだりしてくる。いや、お仕置きって反省させるものであって、おねだりは違うんじゃ?
と疑問が湧いたが、まあ細かいことは気にしないでおこう。うん。
えっと、お仕置きだから……
「はい、なのは、フェイト」
ベッドに登った僕は二人をうつ伏せにして、お尻を高く上げるような体勢にする。
そして、手を振り上げてなのはのお尻を叩いた。
「ひいっ?!」
悲鳴とパシッと肉を叩く音が部屋に響く。
「勝手に先にイくなんて悪い子だね」
さらにパンパンとなのはのお尻を叩く。
「はいぃ! 悪い子です! なのはは悪い子だからお仕置きしてぇ!!」
続いてフェイトのお尻を叩く。
「フェイトも、また覗くなんて、ダメじゃないか。反省してる?」
「ごめんなさい! 反省します! だからもっとぶってえ!!」
叩く度に二人のお尻の肉がプルプルと震えて、叩いた場所が赤く染まって、秘所からさらに、蜜まで噴き出す。
二人では叩く感触も違う。
なのはのお尻はプリプリしてて、叩く度に心地いい弾力が返ってくる。対して、フェイトは柔らかくて指に張り付くような感触で、どっちも甲乙付けがたいお尻だ。
『ああああああ!!』
そして、トドメとばかりに両方のお尻を同時に叩くと二人はブルブルと震えながらイってしまった。
……二人って実はマゾだったのかな?
ふと冷静に分析してしまう。と同時に、もやもやした何かが胸の奥にくすぶる。
「ご主人様ぁ……またイっちゃいましたぁ」
「ごめんなさい……お仕置きするの?」
二人が媚びるように僕を見る。その顔に胸の奥のもやもやが大きくなる。
……うん、今更だけど、なんか、やっぱり嫌だ。
「ごめん、やっぱりこれ以上は僕にはできない」
僕は二人を抱き締める。
「ご主人様?」
「ユーノ?」
二人が不思議そうに僕を見る。
「二人がしてほしいって思っても、僕は……あまり二人にこういうことはしたくない」
そういうことをすると、僕も二人をどん底に陥れた連中とぜんぜん変わらない気がしてしまう。だから、二人が望んでもそんなことをしたくない。
「できるなら、今までのことなんか忘れられるくらい、幸せにしてあげたいんだ」
と、僕は二人に思いを曝け出す。
二人は、一瞬ぽかんとしてたけど、嬉しそうに笑った。
「ありがとうユーノくん、そんな風に思ってもらえるなんて、それだけで私、幸せだよ」
「うん、私も、そう言ってもらえるだけで嬉しいよユーノ」
手を回せない二人が僕に身を寄せる。
そんな二人に僕は手を伸ばして、リボンの結び目をほどこうとして、諦めた。
ちょっとやそっとでは解けないようにちょっと強めに結んでたこともあるけど、汗で縮んだのか、結び目が硬くなってしまってたのだ。
汗で硬くなったリボンを苦労して解くと、なのはとフェイトの呼吸が荒くなっていった。え、え?
「ああ……ダメ、おっぱいが熱い、熱いよお……」
「わ、私も、熱い……疼いちゃう……」
二人は自分の手でおっぱいを揉み始めた。ふわっと、二人から甘い匂いまで漂い始める。
えっと、なんで……
と、考えて、すぐに答えに至った。血が戻ってきて、乳房の感覚が敏感になってるのか?
まさか、見た目や二人の乱れ具合以外にもこんな効果があるなんて……一つで三度おいしいとは、やるな緊縛プレイと再び感心してしまう。
って、なに考えてるのさ! 二人にはもうそういうことしないって決めたばかりじゃないか!!
僕は二人を抱きよせて、乳房を揉む。
「ああ、ユーノくんの手だあ……」
「ん、ユーノォ」
途端に二人が甘えた声を上げる。
血が急激に戻ったおかげか、熱くなってぱんぱんに張った乳房の感触を両手で楽しませてもらう。
しばらく、いつもと違った感触を楽しんでから、二人をなのはを上にして、織り重ねる。ぐにゃっと二人の乳房が重なり、ひしゃげ。秘所が重なり合う。
「ああ、フェイトちゃん」
「んん、乳首が擦れるう」
二人が蠢くたびに柔らかくつぶれた二人の乳房が形をゆがめる。
なかなかすごい光景だなあと思いながら、上になっているなのはのお尻を掴み、二人をより密着させながら、その間に僕の肉棒を突き刺す。
「ひう!?」
「ああう! お、お豆擦れるう!!」
ずりゅずりゅと二人の花弁の間を何度も往復する。
そして、たっぷりと二人の愛液を塗し、大きくなった息子をまずはなのはの中に入れる。
「あ、ああ、ユーノくん来たあ!!」
なのはが喜びの声を上げる。
僕はなのはのお尻を掴んで、何度もなのはの奥に突き入れる。
「あああ、ユーノくん! ご主人様! すごい、すごいよお!!」
ずんずんと腰を繰り出すたびに、なのはが甘い声を上げる。
「なのは、かわいい……」
そんななのはにフェイトがキスをする。
「んん!?」
ぴちゃぴちゃと音を立てて舌を絡める二人。いつの間にか、指を絡めるように繋いでる。
僕はなのはから息子を引き抜く。そのまま、今度はフェイトの中に。
二人が口を離す。
「あああ、抜いちゃダメえ」
「んんん、ユーノ、ユーノが入ってくるう!!」
なのはの抗議を聞きながら、今度はフェイトの中を味わう。
そして、何度も二人の中を交互に行き来を繰り返す。
「あああ、出たり入ったりい……ひゃん!」
「い、っぱい擦れるて、ふああ!」
「はあ、はあ、二人の中、すごい気持ちいいよ……」
何度も何度も、そうしているうちについに……
「ううう、出る!!」
なのはの中に突き入れた時に、僕の欲望が噴火した。
「あああああ! 出てる、ユーノくんのザーメンたくさん出てるう!!」
なのはがぶるぶる震えながら絶頂に達する。だけど、
僕は、そのまま、なのはの中に全部注ぎ込みたい誘惑と、絡みついてくるなのはの媚肉を押しのけて、まだ射精している僕を引き抜く。
そして、びゅくびゅく白濁を噴き出すそれを今度はフェイトの中に突き入れる。
「あああ! ユーノの、射精しながら入ってくるう!!」
そして、フェイトの一番奥で、残った全てを僕は吐き出した。
はあはあと僕らは余韻に浸りながら、ベッドに転がっていた。
そのまま、ゆっくりと呼吸を整える。よ、よし。
「えっとね、二人とも、突然だけど、実は僕、一つやりたいことできたんだ」
と、切り出す。
「やりたいこと?」
なのはの問いに頷く。
「どんなこと?」
フェイトの問いにえっとと話し始める。
「みんなで賑やかな家族を作ること」
僕の言葉に二人は満面の笑みで頷いた。
この時の僕は知らない。自分が考えてたよりも賑やかな家族になることを……
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3Pのお話です。
やっぱりちょっと描写難しい。
さて、いったいユーノの家はどれだけの大家族になることやら……