<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

XXXSS投稿掲示板




No.24192の一覧
[0] もしも行人が大学生だったら(ながされて藍蘭島再構成?) [森林 樹](2010/12/26 02:20)
[1] ながされて[森林 樹](2010/11/09 20:00)
[2] せまられて1[森林 樹](2010/11/09 20:01)
[3] せまられて2[森林 樹](2010/11/09 23:26)
[4] おいかけられて[森林 樹](2010/11/10 09:36)
[6] 日が暮れて[森林 樹](2010/11/13 00:33)
[10] キレちゃって[森林 樹](2010/11/15 19:29)
[11] しゃべっちゃって[森林 樹](2010/11/17 11:47)
[12] たべちゃって[森林 樹](2010/11/19 23:19)
[13] たべちゃって番外編 のぞいちゃって[森林 樹](2010/11/20 20:51)
[14] 朝がきて[森林 樹](2010/11/22 10:10)
[15] まねかれて1[森林 樹](2010/11/26 21:26)
[16] まねかれて2[森林 樹](2010/11/29 22:13)
[17] 夜が明けて[森林 樹](2010/12/04 17:18)
[18] 温泉宿で[森林 樹](2010/12/07 01:37)
[19] 稽古をはじめて[森林 樹](2010/12/21 01:03)
[22] 登場人物設定(ネタばれ注意)12月6日新項目追加[森林 樹](2010/12/06 20:41)
[23] いろいろランキング(物語進行ごとに変化あり)[森林 樹](2010/12/04 18:00)
[24] PV20万記念 外伝 美咲ちゃんの独白[森林 樹](2010/12/08 16:06)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[24192] 温泉宿で
Name: 森林 樹◆dff00a94 ID:66f9b4ab 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/12/07 01:37
「木刀・・・?」

「そう、木刀。この島で手に入るところってないかな?」

俺はなまった体と精神を鍛えなおすことにした。
その為に木刀を入手したいと思って、ちかげちゃんの家からの帰り道、すずに聞いてみた。

「りんちゃんの家の人に言ったら作ってもらえると思うけど、
 月見亭にいったほうが早いかもね。」

「月見亭?」

「うん。村のはずれ、西の森の山奥にある温泉宿だよ。
 そこのお土産に木刀があったはずだけど。」

すずが言うにはその月見亭というところに木刀があるらしい。
こんな島で温泉宿というのが成り立つのかどうかは怪しいが、立派な観光地?らしい。
なんでも名前通り月見の名所らしく、温泉も美肌効果があって人気だとか。
12年前の嵐で番頭たちがいなくなり廃れてしまったが、最近新しい女将が来て宿を復活させたらしい。

「廃れた宿を立て直すなんてすごい人もいるんだね。」

「うん、すごいよ。前よりも月見亭もきれいになったって評判なんだ~。」




第11話  温泉宿で



俺はすずの案内で月見亭にやってきた。
そこは西の森の奥、この島の中央に近い所にあった。
森の中の開けた場所にあって、ここなら標高も少し高いし夜にはさぞ月が奇麗に見えるだろう。
宿はなかなかに立派な純和風の温泉宿。
周囲が森なこともあって、物静かで秘湯の宿のような雰囲気を醸し出している。

「ごめんくださーい。」

すずが入口の前で呼びかけると、一人の女性が出てきた。
俺たちの前に立つと、深々とお辞儀するこの人が、どうやら女将さんのようだ。

「いらっしゃいませすずさん、お待ちしておりました。
 そちらの方は初めてですね。
 私、この月見亭の女将を勝手ながら務めさせていただいております
 護衛用人型自動人形三百九十八号と申します。
 この島の方々にはサクヤとお呼びいただいております。」

「あ、初めまして。東方院行人といいます。」

丁寧に挨拶してくれるサクヤさんに俺も自己紹介する。
・・・?あれ、なんか引っかかることを聞いたような・・・

「あの、サクヤさん?」

「何でしょう?」

「自動人形ってなんのことですか?」

「ああ、そのことですか。私は人間ではありませんよ。
 皆さんはじめは間違われるのですが、私は本来警備用に作られたロボット・・・
 からくり人形と言った方が良いですね。その三百九十八号にあたります。
 皆さんからは数字をもじってサクヤとお名前をいただきました。」

とても信じられないことを話すサクヤさん。
そんな、ありえない。現代でも人と外見が区別できないほどのロボットなんてないのに。
こんな島にそんなロボットがいるわけない。

「あはは、またまた。俺が初めて会うやつだからってからかわないでくださいよ。」

「行人さん行人さん、サクヤさんが言ってることって本当だよ?」

「はは、すずまで何言って・・・」

「本当ですよ?ほら・・・」

「おわぁ!?」

「ひにゃぁ!?」

俺に対して人間でないことを示すかのように自身の首から上を分離させるサクヤさん。
まるであんぱんでできた顔が着脱式のヒーローのように、首が取れた。
あまりの事に驚いたが、よく見れば首の断面が機械の接続部分のようになっている。
本当にロボットだったんだ・・・
てか、すずは知ってたんだよな。なんでそんなに驚いてるんだ。

「にゃ~、いきなりそんなことしないでよサクヤさ~ん。
 びっくりするじゃない。」

「くすっ、すみませんすずさん。驚かせてしまいましたね。
 でも行人さんもこれで信じていただけましたでしょう?」

「ええ、こんなものを見せられたら信じるしかありませんよ。」

サクヤさんは首が取れた状態でも平然と話していた・・・って、あれ?
なぜか先ほどまでは動いていた口が動いていない。
それなのに声は聞こえる。なんでだ?

「ああ、それはですね。声は首元のスピーカーから出ているんですよ。
 音声を聞きとる機関も喉にあります。
 私の頭部って単なる飾りなんですよ、会話に合わせて表情と口を変えるだけです。
 周囲とのコミュニケーションを円滑に進めるための付属パーツにすぎません。」

また頭部を装着するサクヤさん。今度は言葉の通りに口が動いた。
話の内容に少し引いてしまっている自分がいる。
今のサクヤさんの外見はどこから見ても人間だが、思考回路はやっぱり機械な感じがする。

「サクヤさんも俺と一緒で外から流れ着いたんですか?」

「はい、アイランド号という船に乗り込んでいたんですが、嵐にあってこの島に漂着したらしくて。」

「ええ!?アイランド号!?」

それって130年前にこの島に来た人たちの船だよな。
ってことは何、サクヤさんて130年も前に完成したロボットなわけ!?

「つかぬことを聞きますが、サクヤさんって製造年月日っていつ?」

「はい、慶応二年、西暦に換算すると1866年の5月と記録されています。」

・・・明治に入る前じゃないか。しかも慶応とかの年号使ってるあたりおそらく日本で作られたっぽい。
ええ~、当時ってこんな技術力あったっけ?今でも無理なのに?

「それで、本日はお泊りでしょうか?」

「あ、ううん違うの。日帰り。」

「そうですか、それではお部屋に案内します。」

俺の驚愕を無視して話が進む。
サクヤさんは俺たちを先導するように宿の奥へと入って行った。
案内された部屋は八畳ほどの部屋。
落ち着いた内装で、窓の障子をあけると西の森を一望できた。
森の向こうには海岸があり、その向こうに青い海と空が広がっている。
これは、鮮やかな緑と青が広がって雄大な景色だ。

「お昼間のここからの景色もいいんだけど、夜もきれいなんだよ。」

すずが自慢げに言う。
なんでも、昼間は明るく力強い景観に対し、夜は月と星が広がり、静けさも相まって風情があるらしい。

「へぇ、今日は日帰りだけど、今度は泊まりで来てみたいもんだ。」

「そうだねー。
 ねぇ行人さん、せっかく来たんだから温泉入って行こうよ。」

「そうだね、露天風呂にも興味あるしね。」

俺とすずは温泉に行くことになった。
脱衣所の前までくると、ある事に気付く。

「あれ?ここって男と女に分かれてない?」

「そうですよ。」

「でもこの宿って、もともと男がいた時からあったんですよね?」

「ええ、始めは男湯と女湯で別れてたんですが、この島には人間の男性がいなかったことですし、
 私がここの女将を始める時に改装して一つにしたんです。
 その方が広いですから。」

・・・とのこと。まぁ、男がいないのに分けていてもしょうがないわな。
正しい判断だったのだろう。俺、男だけど。

「でも行人さんとすずさんは恋仲の関係なのでは?
 問題ないと判断しましたが。」

「ちょ、ぶっ、違いますよ!?」

「あら、そうなのですか?」

「・・・行人さん、そんな必死で否定するのも失礼なんだよ?」

「あ、ごめんすず、別にそういう意味じゃなくてね。」

まぁ何度もすずとは一緒に入っているし今さらではあるんだけどね。

「すみません、てっきり二人が男女の仲だと思っておりまして。」

「いえ、そんな、構いませんよ。」

「そうですか?私のデータでは恋仲でない男女は別々での入浴と記録していますが、
 すずさんとの混浴でも構いませんか?」

「ええ、いいですよ。」

俺は了承してすずと一緒に入ることにした。
後ろではなんかすずが難しい顔をしている。

「んっとね、行人さん先に入ってて?私もすぐに入るから。」

「そうかい?なら先に入ってるね。」





Sideすず

行人さんは先に脱衣所に入った。
私はさっきの行人さんとサクヤさんとの会話で何か引っかかるものがあった。

「ねえねえサクヤさん。」

「はい、何でしょう?」

「男女の仲って恋人ってことだよね?
 恋人だったら一緒にお風呂に入るの?違ったら入らないの?」

「そうですね、外では一般的には男女別です。
 混浴の場所もありますが、基本的には一緒には入りません。
 肌を許すということもあり、一緒に入る関係としては恋人か夫婦が考えられます。」

「でも行人さんお願いしたら私と一緒に入ってくれるよ?」

だけど私と行人さんは恋人でもましてや夫婦でもないし・・・どゆこと?

「それはおそらく行人さんがすずさんを異性の対象としては見ていないということではないでしょうか?」

「うにゃ!?そうなの!?」

「はい、様子からして、すずさんのことを大事に思ってくれています。
 ただ異性の、恋仲になるかどうかの対象としては見ていないかと・・・」

にゃ~、そんな~。
私自身、行人さんのことは確かに好きだけど多分そういう好きじゃないし、
別に恋人になりたいとか、ましてや結婚したいなんて思ってないけど、むしろお兄ちゃんみたいに思ってるけど。
それでも全く異性として眼中にないとか、それはそれでつらいんだよ。

「あれ、でも行人さんこの間あやねと入ってたんだよね。
 じゃあ、あやねも女の子として見られていないってこと?」

「どうでしょう?なにかお二人に変わったことはありませんでしたか?」

「う~ん、・・・あっ、そういえば、あやねがなんだか照れ臭そうにしてた。
 行人さんもなんかあれからあやねにも凄いやさしいし・・・」

「ほほぅ、それはもしかしたらお風呂でしちゃってる関係かもしれませんね。」

「しちゃってる?なにを?」

「ナニですよ、ナニ。恋仲の二人がする男女の営みです。」

「ええっ、じゃあ二人は恋人ってこと!?」

「さぁ、確証はありませんし、推測でしかないですが。可能性は高いかと。」

「そんな~。」

それってつまり行人さんはあやねを異性として見てるってことだよね。
私は見られてないのに、あやねは女の子として見られている。
なんだろうこの敗北感。
好きで大きくなったわけじゃないけど、胸だって私の方が大きいのに。
何が違うんだろ?
あれ、そういえば今朝はちかげちゃんと行人さんの雰囲気も違ったような・・・

「そういえばちかげちゃんと行人さんの雰囲気も、あやねと似てた。」

「あら、行人さんったらもしかしてお盛んな殿方なのでしょうか。
 まぁこの島で唯一の男性ですし、相手は一人でなくとも構いませんものね。」

「えっ、それってちかげちゃんも行人さんと恋人になったってこと!?」

「おそらくは・・・」

「うにゃ~・・・」

しょっく・・・。周りの友達は異性として見てくれているのに私は違うの?

「どうして私は駄目なのかな?
 ねぇ、サクヤさん。私ってそんなに魅力ないのかな?」

「いえ、すずさんは魅力たっぷりな女の子ですよ。自身をもって。
 今の行人さんはすずさんを子供のように扱っているだけですよ。
 別にすずさんに興味がないわけではないはずです。」

「・・・そうなの?」

「ええ、おそらく他の女性たちは自身の色気をもって自分が大人であるとアピールしたのでしょう。
 すずさんも魅力的なプロポーションをお持ちなんですから、アピールすれば大丈夫。
 行人さんもきっとあなたの魅力に気づいてくれますよ。」

「そっか、そうなんだ・・・。
 でもあぴーるってどうすればいいの?」

私の行動が子供っぽく見えたということだと思う。
でも大人のあぴーるってどうすればいいのかわかんない。

「簡単ですよ、今から一緒にお風呂に入ってお互いに体を洗い合えばいいんです。」

「うにゃ、洗いっこ?いつもしてるよ?」

「それは背中だけなのではないですか?」

「うん、そうだけど・・・」

「それでは駄目です。背中だけでなく、前も後も、頭からつま先まで全身を洗い合うのです。」

「にゃ~?全身?」

「はい、全身です。そうですね、まずは・・・・」






Side行人

露天風呂はテニスコートほどの広さのある一つの大浴場だった。
周囲を竹で作った壁に覆われ、風呂の淵は大小様々な岩で作られている。
まさにこれぞ温泉といった風情だ。
村にはなかった蛇口まであり、そこで体を洗うこともできるようになっている。
こんなものまで作ったのか、凄いなさくやさん。
かけ湯をして風呂に浸かる。

「・・・あ~~~。」

あまりの気持ちよさに思わず声が漏れた。
この温泉の効果だろうか?皮膚の毛穴全体から疲労物質が出ていくかのような感覚。
体の芯から温まりそうだ。

「お待たせ、行人さん。」

しばらくしてすずが入ってきた。

「遅かったね、どうしたの。」

「にゃはは、さくやさんとちょっとお話があって・・・」

「?ふ~ん。」

「そ、それよりさ、行人さんもう体洗った?」

「クスッ、いいや、すずは洗いっこだ好きだろ?ちゃんと待ってたよ。」

「・・・そっか。えへへ。」

風呂からあがると、二人分の椅子を取る。
桶にお湯を満たして手拭いを用意した。

「背中、洗ってくれるかな?」

「うん。にゃはは。」

案の定、すずはうれしそうな顔をする。
すずは洗いっこが好きと言っていた通り、背中を洗うのが好きみたいだ。
俺の方から背中を洗うことを頼むといつも嬉しそうにする。
椅子に座ると背中を向けた。背後ではクシュクシュと備え付けの石鹸を泡立てる音がする。
やがて、背中にふにゅりっ何か柔らかいものが当たる感触がした。
それは柔らかく弾力のあるもので、けっして手ぬぐいやへちまスポンジの感触ではなかった。
すずは俺の両肩を掴んでいて、なんだか吐息の音が耳のすぐそばで聞こえる。
背中では、押しつけられた柔らかいものがぬるぬると上下に動いている。

「・・・nんっ、・・・ふ・・・」

「あの・・・すず?・・・何してんの?」

「何って、行人さんの背中を洗ったげてるんだよ?」

まるで当たり前のように言うすず。
おかしい、今まではちゃんとスポンジか手拭いでこすってくれていたはずなのに。
何で今回に限って、こんなわけわからんことをする?
これじゃあまるで話に聞くソープ嬢みたいじゃないか。
俺はすずとはそんなことをするつもりはない。

「ありがとう、もういいよ、すず。
 次は俺がすずの背中洗うから。」

「あっ、まだ駄目!!」

「は?」

俺が立ち上がろうとすると、すずは俺の胴に腕をまわして抱きつくような格好で引きとめた。

「ちょっと!すず!?」

「ま、まだちゃんと行人さんの背中洗えてないもん!!
 それに、今日はちゃんと体全部洗うんだもん!!」

「えっ!?なんで!?」

「い、いいのー!今日は全部洗うのー!」

「洗うにしても、普通に手拭いかへちまで洗ってくれたらいいから!」

「こ、これだって普通だもん!」

いやいやいや、絶対普通じゃない。なんだ、どうしたんだ今日のすずは。
なんでこんなに性的な洗い方をしたがる。
俺の抗議を聞き入れることなく、頑固に洗うと主張するすず。
彼女との性的な触れ合いは気が引けるが、無理やり引きはがすのもためらわれた。
どうするべきか悩んでいる間にもすずは俺の背中を、おそらく彼女の胸を擦りつけるようにして洗う。
俺の体の前に回してきた両手も、石鹸が付いていて、
その石鹸付きの手で撫でまわしてきた。



Sideすず

自分の体に石鹸を塗りたくって、行人さんに抱きつく。
サクヤさんに教わったように体を上下して洗っていると、行人さんがもういいって言った。
なんで?こうすると男の人は喜んでくれるってサクヤさん言ってたのに。
私を洗ってあげる、と言って行人さんは立ち上がろうとする。

「あっ、まだ駄目!!」

まだ全然洗っていないのに、もう交代なんて駄目!
体の隅々まで洗わないと行人さんに私が女の子だってわかってもらえないってサクヤさんが言っていた。
このまま終わったら行人さんはきっと私に対する態度を変えない。
聞き分けのない子だと思われるかもしれないけど、今日は譲る気はなかった。
行人さんの胴に腕をまわして密着する。
そのまま座り込んで引きとめた。
観念したのか、行人さんは立ち上がらない。
何か悩んでいるかのような顔をしている。
私は今がちゃんすだと思ったんだ。
前にやった手で、行人さんのお腹と胸を撫でまわすようにして洗う。
もちろん教えられたとおり背中を自分の胸で洗うのも忘れない。
お互いの体がくっついているのに、石鹸がぬるぬるして固定されない。
なんかちょっとおもしろい。

「ちょっと、すず!背中だけでいいって!」

「駄目。今日は全部って言ったでしょー。」

行人さんは駄目だって言うけど、私を力任せに振りほどこうとはしない。
私が無理を言ったり抱きついたりしても、いつも困った顔をしながらも応えてくれる。
ふふ、そういう優しいところが好きなんだけどね。
だからいつもついつい甘えてしまう。
だから今回も、許してくれるよね?
開き直って行人さんの体を撫でまわす。
行人さんの体は、引き締まっていて筋肉がすごい。
無駄なお肉が少なくて、服を着ているとわかりづらいけど、お腹なんかも割れてる。
いつもの洗い方じゃよくわからなかったけど、肌も私たちと違って固い。
筋肉のせいかな?胸も私たちと違って柔らかくない。
なんだろう、行人さんにこうしていると体が熱くなってきた。
おかしいな、まだお風呂には入ってないのに。

「ん・・・はぁ、はぁ、・・・んくっ・・・」

自然と荒くなってきた息が漏れる。
何故か判らないけどこすりつけている胸が気持ちいい。
さっきまでは普通だったのに、乳首が大きくなっている。なんで?
その大きくなった乳首を行人さんの背中でつぶすようにすると腰のあたりがびりびりする。
こんなの初めて。勝手に体が動いて止まらない。

「すず、もういいから十分きれいになったから、交代しよう?な?」

行人さんが私の手を取った。ようやく止まる私。
交代するために動こうとする行人さん。でも駄目。
まだサクヤさんに教えてもらったことが残っている。

「駄目!まだ残ってるから座って!」

「まだって、ちょ、すず!?」

「ここがまだだもん。」

私は素早く行人さんの正面に回り込むと、彼が股間を隠している手拭いをはぎ取った。
そこは一昨日に一緒にお風呂に入った時に見たものとは違っていた。
行人さんの股間に私たちと違っておちんちんというものが付いているのは知っている。
初めて見た時はなんだろうと思ったけど、教えてもらった。
男の人と女の人、その体の中で一番の違いなんだって。
珍しくて、行人さんは隠すんだけど一緒にお風呂に入ると気になって仕方無い。
ふとした動作で時折ちらっと見える時があるからじっくり見たことはないけど大きさとかは知っていた。
でも行人さんのおちんちんは一昨日にちらっと見た時より大きくなっていた。
先っぽから色の違うところが顔を出している。(←半起ち状態。行人は仮性。)
こんな見た目だったっけ?
そういえば行人さんが島に最初に来た日、初めて一緒に入った時はこんな感じだった気もする。
サクヤさんが言うには、おちんちんは気持ち良くなると大きくなるらしい。
その通りなら、さっきのは行人さんも気持ちよかったってことだよね。
気持ち良かったのは行人さんも一緒だったんだと思うとちょっと嬉しい。へへ。
行人さんが慌てて隠そうとするけど、その前に私は彼の開かれた足の間に体を潜り込ませる。

「駄目だってすず!それ以上は本当に!?」

私を止めようとする行人さんの声がするけど、その言葉は耳に入っても反対側の耳から抜けて行った。
頭の中は次にどうするかで一杯で、もう行人さんの言葉の内容を理解できなかった。
これからのことを考えるとどきどきする。なんでだろ?
たしかおちんちんの洗い方は・・・・

「えい!!」

「うわぁ!?」

彼のおちんちんを、私の石鹸まみれの胸の谷間に挟む。
たしかこうやってはさんで胸をつかってぐにぐに洗うんだよね。

「駄目だってすず!それは本当にやばいから!誰に教わったのそんなこと!」

行人さんが何か言っている、けど私には聞こえない。
もう目の前のおちんちんに意識が全部集中していて余計なことは聞こえなかった。
両手でおっぱいを持ってぐにぐにと動かす。
教えられたとおり、上下させたり、左右で違う動きをさせてみる。
行人さんのおちんちんはあったかくて、触れている肌がじんじんしてきた。
揉みこむようにこすると、私も気持ちがいい。
時折乳首が行人さんの体にあたって、そこからなんだかびりびりとしたものが流れる。
いつのまにかおちんちんをはさみながら、私は自分の胸を揉んでいた。
これ、気持ちいい。さっきの背中洗うのよりもっと気持ちいい。
行人さんもいつのまにか黙っているのか、さっきまで何か言っていた言葉が聞こえてこない。
そのかわり、私の自然と漏れた声が聞こえてくる。

「ふ、んん・・・はぁ、はぁ、・・・nん・・・」

さっきまでも温かかったけど、おちんちんがどんどん熱くなってきた。
おっぱいが火傷しそう。でも止まらない、止められない。
それにどんどんおちんちんが大きくなってくる。
胸の谷間でむくむくと大きくなって、先っぽから何か大きなものが顔を出した。
さっきまでと違い、まるでキノコのような形になるおちんちん。
エラがはったような傘ができて、その傘も大きくなってくる。
いつのまにかおちんちんは子供の腕ぐらいの太さになっている。
長さも伸びているのか、どんどん私の顔に先っぽが近付いてくる。
見た目はまるでマツタケで、キノコそっくりだけど、胸に伝わるどくどくとした血管の動きがそれが生き物だと言っている。
あれ、マツタケ?なんだっけ、前にもなんかあったような?
わかんない。頭もぼーっとしてきてくらくらする。
気持ちいいことしかわからない。
他には何も考えられなくて、気持ちよさを与えてくれる目の前のおちんちんから目が離せない。
おちんちんの先からは透明な汁が出てきていて、胸を動かすたびににちゃにちゃと音がする。
その音が耳に届くたび、お腹の下の方がじんじんして、きゅっとなる。
さっきまで臭いも気にならなかったのに、今はすごい強い臭いがしてくる。
なんだろう、どこかで嗅いだ事のあるようなないような強い臭い。
クサイはずなんだけど・・・この臭い・・・ちょっと好きかも。
この臭いをかいでいると、なんだか口の中に涎が溜まってきた。

「くん・・・う、く、・・・はぁ、はぁ・・・あぁ・・・」

どんな味がするんだろう?汗のようにしょっぱいのかな?
それとも涎が出てくるんだし、梅干しみたいにすっぱいのかな?
私はこのおちんちんの先から出る汁を舐めてみたくなった。
おそるおそる舌をのばして先っぽの切れ目に触れる。
その瞬間、おちんちんが爆発した。

「!?!?ぷぁ、ぶ!?」

白くて何か熱い液体が顔中にかかる。
それはとってもぬるぬるしていて、とっても熱くて、・・・とってもクサイ。
あの臭いがもの凄く強くなる。
口の中にも白いものが入り込んで、苦みとえぐみ、それ以上の臭いが意識を朦朧とさせる。
そして、いつか見た光景がよみがえった。夢か現実かわからない光景。

橙色の光に照らされた行人さんとあやね。
二人とも裸で、行人さんはあやねのお尻に自分の腰をぶつけていた。
ぐちゅぐちゅと、パンパンと、なんだかすごい音がしている。
行人さんはいつもと違って怖い顔をしていて・・・
あやねは目じりが下がりきり、どこを見ているのかわからない顔で・・・
二人して何かに取りつかれたかのように喘いでいて・・・・
行人さんがうめいて腰の動きを止めると・・・・

 「あひゃあああああああああああああああ!?」

あやねは絶叫してお漏らししてた。
そうだ、その後行人さんがあやねから離れたら、ずるっと出てきたおっきな棒。
あれはおちんちんだ。今私の目の前にある大きくなった行人さんのものそのもの。

じゃあ、あの時行人さんはこのおちんちんであやねをいじめてたのかな。
胸でこうして触れているだけで気持ちいいんだもん。
もしかして、あやねも気持ち良かったのかな?
気持ちよかったら、私もあんな顔するのかな?
今も・・・してるのかな?
頭の中のあやねに、自分を重ね合わせる。
行人さんにお尻に腰をぶつけられて、いじめられる私。
でも私は気持ち良くて、なんだかわかんなくなって、あやねみたいに顔を涎と涙でぐしゃぐしゃにして・・・
想像すると急に頭がごちゃごちゃしてきて顔中熱くなって余計わけわかんなくなって・・・・

「・・・はふん。」

たぶん私は気絶した。



Side行人

「すず?すず!?大丈夫か、おい!!」

あまりの気持ちよさに抵抗するのを忘れていた。
思わず不覚にも射精してしまった。その直後、いきなり気絶するすず。
後悔の念を抱いてる暇もなく、目の前の事態に慌てる俺。
なんだ、どうしていきなり気絶した。

「・・・はっ!?」

そこで俺は一つの視線に気づいた。
浴場の大岩の一つ、その影に人影が潜んでこっちを観察している。
考えてみれば今日のすずはおかしすぎる。
普段このこはこんなことしない。
それにやけにむきになっていたし、すずがパイズリを知っているなどおかしい。
そして何より、例え知っていたとしてもいきなり何の脈絡もなくこんなことをするとは思えない。
誰かに何かを吹き込まれて、真に受けたのだろう。
すずって単純そうだし。

「あなたが、すずにいらんこと吹き込んだんですね?」

「ふふ、ばれてしまいましたか。
 まさか私が覗いていることにも気づかれるとは思いませんでした。」

かくして、隠れていたのはサクヤさんだった。
悪びれた様子もなく姿を現す彼女。
むしろにまにまと笑いながら俺たち二人の姿を見ている。
あんたそんなキャラだったんですか?

「まぁあなたが覗いてるのに気づいたのは今ですが。
 すずが自分からこんなことをするはずありません。・・・何かまちがったことを教えられでもしない限りは。
 そしてさっきまで普通だった彼女が急にこんな行動をするようになった。
 すずに変なことを教えたのはあなた以外考えられませんよ。」

「そうですね。ふふ、でも行人さんも満更でもなかったんではないですか?」

「うぐっ・・・」

そう言われると否定できない。
すずには絶対手を出さないとか自分で決めときながら、すずを拒めなかった。
それどころか気持ち良くてつい射精してしまった。
もしすずが気絶していなかったらどうしてただろうか?
勢いのままにすずも他の子同様抱いていたかもしれない。
くそっ、俺はなんて意思が弱いんだ。

「すずを拒めなかった俺も俺ですけど、サクヤさんもサクヤさんですよ。
 この子がこういうことに無知なのをいいことに色々吹き込んでけしかけて。
 いたずらにしては度が過ぎてますよ。」

「あら、それはごめんなさい。その点に関しては私の非を全面的に認めます。
 悪乗りしすぎたと自分でも感じております。
 ですが、もともとはすずさんが望んだことでもあるのですよ?
 私からではなく相談を持ちかけてきたのもすずさんからですし・・・」

「すずが?」

「はい。自分は行人さんにとって女性として魅力的に見えていないのではないか、そう疑問に思い不安がられておりました。
 彼女自身、知識がないわけですから行人さんと性的な関係になりたいと考えていたわけではありません。
 ただ、子供扱いされて、女性として見られていない可能性に不安を抱いていたのでしょう。
 女性にとって同じように大事にされていても、異性として見てもらえているかどうかというのは大きな問題なのです。
 すずさんの話では行人さんは彼女の友人は異性として見ているふしがあるそうですね。
 なぜすずさんは駄目なのですか?私から見ても彼女は魅力的だと思うのですが。」

「いや、だってすずはまだ13歳だし・・・」

「年齢は関係ありません。なにも実際に行為に及べと言っているわけではないのです。
 ただ、他の方同様にすずさんも女性として接するべきだと進言しているのです。
 憎からず想っている相手に異性としてすら見られていない事実は、女の子にとってつらいのですよ?」

そうか、俺はすずを知らない間に傷つけていたのか・・・

「長々と私風情が説教してしまい申し訳ありません。
 では、私はこれで。」

サクヤさんはそれだけ言うと風呂場をあとにした。
言いたいことはなんとなくわかる。俺も悪かったのは認めよう。
でもサクヤさん・・・

「あんためちゃくちゃだろ・・・・」

行為に及べと言っているわけではない。
そう言いつつ、すずに性的行為をけしかけているのは結局、サクヤさんという事実は変わらないのだった。
この後、なかなか目を覚まさないすずを着替えさせて宿を出た。
もちろん目当ての木刀も入手したけど、木刀とすずを背負って家まで戻るのは結構つかれた。

『おや、行人君おかえり。』

「あっ、からあげさん。ただ今戻りました。」

『すずは眠っちゃったのかい?』

「あっ、ははは、ええまぁ、温泉でのぼせたみたいで。」

『そっか、ここまでおぶってきたんだ。御苦労さま。』

家の前でからあげさんにあった。
挨拶をして家にはいり布団を敷く。そこにすずを寝かせた。

「女の子として・・・か・・・」

どうするかな。俺はすずへの接し方を改めるべきなのだろうか?
一人そんなことを考えていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
行人木刀入手。
原作のしのぶの話で、島の噂に行人が木刀で岩を切り裂く、
すさまじい剣速でカマイタチを生みはなれた大木をなぎ払う、
大滝を逆流させるというとんでも話なものがあります。
この作品では行人は修業し、からあげさんに改造されて噂を本当にしてやろうと。
次回より行人の日課にからあげさんとの稽古が追加されます。


ねこ+またたび=酔っ払い
すず+精液臭い=酔っ払い?な法則
すずは精神的にお子様なので、SEXの知識はありません。
また、すずにはみんな特に教えていません。
自分が行人に抱かれたーとか。
若い衆はまだ知らない子は知りません。
知っている子は知ってますが。大人は皆行人が誰と関係をもったとかは知っています。




前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.027014017105103