まずは一言のお礼を。
読了ありがとうございます。
今回の作品は如何だったでしょうか。ややこじつけたところが無くもないかなと不安になっている次第です。
もし「作品設定とここが違うぜ」見たいなところがありましたら、コメントで教えていただけたらと思います。
さて、今回の作品で愛花をはずした理由ですが、これにはきちんとしたわけがあります。
まず一つ目は愛花が正統派ヒロインであること。ただこれはやや後付の理由でしかありません。
最大の理由は寧々さんと凛子の内面における凹凸が上手く噛み合いそうだったからという部分にあります。
作中で凛子は家族愛を欲しつつ上手く馴染めない自分を嫌悪している部分があり、寧々さんは大人でいようと賢明に頑張る部分があります。もちろんそれは背伸びをしている部分なのでしょうけど、このあたりの凸凹を上手く生かせるのではないかと思ったわけです。
ぶっちゃけてしまうと、凛子の悩みは愛花には重すぎるきらいがあり、寧々さんが大人ぶるには愛花はやや達観しすぎているというのもあります。
もちろん各モードにおける性格によってこれらのバイアスは変化するわけなのですが、初期設定から鑑みるとこの関係が一番しっくり来るのかなと、そんな感じです。
もう一つ。原作におけるサザエさん制度を廃止した理由にも触れておきます。
ラブプラスにおける大きなポイントは「永遠」にあります。
主人公もヒロインも進学成長することなく、日々を永遠に生き続ける。
ただこれはゲームにおける売りにしかなりません。
小説は日常を備に書き表す部分が大きいです。そこには時間的葛藤や将来の不安。歳相応な悩みやわだかまりなども存在するでしょう。
そしてそれを書き表すには、時間の経過が非常に大事なのです。
それ故にこちらの作品ではサザエさん制度を廃止し、彼女達の未来を描くことにしました。
この作品がきちんと連作になるかどうかはわかりませんが、上記の理由から続けば続くほどオリジナル要素が増えて行くと思われます。この辺りは少々目を瞑っていただきたく思いつつ、コメントなどで要望をいただければそれに沿った展開を織り交ぜていこうかと思います。
もちろん全てを採用できるとは限りません。その辺りはご理解くださいませ。
さて、長々と作者語りをしてしまいました。申し訳ありません。
次回作はいつになるか不明ですが、気長にお待ち頂けたらと思います。
それでは、失礼いたしました。