「うー……なにやってるのよ、早く来なさいよ……」
おー、いたいた。わざわざ外で待ってるよ。
アパートのドアの前で体育座りしているシャマルンを発見。
しょぼんとして何とも元気がない、しかしその程度で同情は誘えないぜ。
何せあのままアリサの家に泊まれば、なのはとアリサのダブル朝フェラがあったかもしれないのだ。
……ん? そういえばシャマルはいつ可愛いがってもいいんだった。
ははは、周りにいる女性陣が魅力的過ぎるから忘れていたなあ。
それはさておき事情を聞かないといけないな、すたすたとシャマルに近づくとあちらも気づいたようで顔を上げた。
うう~~とこちらを恨みがましくにらんでいる、何だかなあと思いつつドアを開けて部屋に入った。
お茶を出して話を聞く、まあだいたいは想像がつくんだけどね。
「ふーん、それで手切れ金を渡されて追放されたんだ」
「されてないわよっ、それに手切れ金じゃなくてホテル代よっ」
「ま、どっちでもいいけどね。ずずー」
ダンッとテーブルに手を叩きつける、それを見て無関心に茶をすする。
結局の所ほぼ予想通り、あの時のシグナムの異変が原因だ。
あの後アイスを取りに来てから八神家に戻り、シグナムと二人で話し合いをしたシャマル。
どうやら俺が渡した薬を自分が調合した栄養剤だと言ったらしい。
それで飲ませようとした所間違えてシグナムのカップに入れてしまった。
あの時の体調変化は恐らく副作用か薬がシグナムに合わなかったのではないかと。
普段の冷静なシグナムならどこかおかしいと思ったかもしれない、しかしこの時のシグナムは普通ではなかった。
自分からセックスをねだるという破廉恥極まりない行動を取ったからだ。
説明を終えた頃にはレバ剣を構えたシグナムが立っていたとか。
「ははは、それは怖いな」
「あ、あのね、笑い事じゃないのよ。もう少しで直撃だったんだから」
ほんの少し不揃いな前髪を弄って話すシャマル、といっても今回は素直に従わなかったシャマルが悪い。
だから家を追い出されたんだ――ん?
ホテル代を貰ったって事ははやてが渡したんだよな、よくはやてが追い出す事に賛成したな。
「シャマル、ひょっとしてはやてにも愛想をつかされたのかな?」
「ち、違うわよ。ちょっと怒られただけよ」
「ふーん」
「信じてないわね? ちゃんと話すから真面目に聞きなさいよ」
ずずーっと茶をすすって話しを続けるシャマル。
シグナムがシャマルを追い掛け回しているとはやてが止めに入ったらしい。
それで事情を聞いたはやてにシグナムが説明、流石に俺とセックスしたとは言えないのでそのあたりは誤魔化した。
これはシャマルにも話してはいないようだ、シグナムが言うには頭が混乱して服を脱いで俺に抱きついたとの事。
事実と比べると随分なレベルダウンだが仕方ないだろう、この説明でもシグナムにとってはギリギリのレベルだ。
羞恥の余り涙を見せるシグナムに流石のはやてもお灸をすえる必要ありと判断したんだろう。
シャマルに反省するよう言った後で二日分の生活費を渡してくれた。
シグナムやヴィータはもう一声と延長を望んだとか、そんなこんなで八神家から追い出されたシャマル。
これでシグナムが真実を話していたらどうなったのか、とにかくシャマルの説明はこんなだった。
「――という訳よ、分かってくれたかしら」
「うん、それでホテル代を浮かす為に俺のアパートに来たと。いやーずる賢いなあ」
「……はやてちゃんに無駄なお金を使わせたくないからよ」
「俺に迷惑をかけるのはいいんだ、やっぱりズルイよね」
「二日くらいいいじゃない、掃除や洗濯は得意よ」
「まあいいけどね、もう風呂は入ったのかな」
「? お風呂なら済ませたわよ」
「ほほう、どれどれ」
立ち上がってシャマルの背後に回ってぎゅっと抱きつく、確かに髪から良い香りがする。
ついでに胸に手を回してもみもみと揉む、こちらもほどよい弾力が返ってきて良い感じだ。
「ちょっ、ちょっと、どこ触ってるのよっ」
「シグナムより控えめなシャマルの胸」
「……デパートで言ってた事と違わないかしら」
「気分の問題だよ、という訳で楽しくエッチしよう」
「何がよっ、私はそんな事しに来たわけじゃないわっ」
「あ、ベルカの誓いを破る気なんだ」
「うぐっ……そ、それは……」
振りほどこうとしたシャマルに伝家の宝刀を使う、言葉につまり抵抗が止まる。
長袖の上着をたくし上げてブラの上から胸の感触を楽しむ。
シグナム程ではないと言っても子供の手には余る十分なボリュームだ。
「確かいつでも可愛いがって下さいって誓ったよね」
「あ、あれはあなたが言わせた事でしょう」
「でも誓ったのはシャマルだよ」
白いブラをめくって直に触れる、乳首を指で摘んで弄ぶ。
んっと声を漏らすシャマル、そのまま両手で二つの乳首を刺激しつつじわりと魔力を流す。
「んんっ……んっ――はぁんっ!」
「ふふっ、シャマルは感度がいいなあ」
「そんな事ないっ――んくっ、んああっ!」
流す魔力を強くするとびくんと身を震わせて反応する、いやー実に可愛い反応だ。
乳首を弄り続けるとはぁはぁと呼吸が悩ましげな物に変化して来た。
そろそろ下も準備いいかなと思って命令してみる。
「シャマル、スカートまくってパンツ見せて」
「んくっ、んんぅっ……い、いやぁ……」
嫌だと言いつつ白のロングスカートを捲り上げていくシャマル。
白く肉付きの良い太ももがゆっくりと見えていく、腰まで捲るとシンプルな白い下着が確認出来た。
「へえ、今日は白一色なのか」
「んっ、そうよ……あっ、んんっ」
「少し中心が透けてるね、シャマルの金髪が見えるよ」
「っ――い、いやらしい事言わないで、するなら早くすればいいじゃないっ」
恥ずかしいのか悔しいのか、自棄ぎみに言うシャマル。
このままでは面白くないのでちょいと乱れて貰おう、丁度試してみたい事もあったんだ。
愛撫を続けたままシャマルに尋ねると可能だと返事が返って来た。
早速クラールヴィントを使ってシャマルの精神を解放状態にする。
簡単に説明するとシャマルの精神抵抗を弱体化させた、これで一般人並に暗示が効き易くなるはず。
とは言えただ操っても意味がない、シャマルと目を合わせて暗示を打ち込む。
そして乳首を指で摘んできゅっと引っ張って見た。
「シャマル、ここ気持ちいいかな?」
「はぁはぁ……ひぅっ!? ああっ、ふああっ」
「こっちはどうかな?」
するりとパンツの中に手を入れてじゅぷっと指を一本濡れたまんこに差し込む。
思った通りに十分に濡れていたまんこは、簡単に指を受け入れた。
「ふああぁっ、あくぅぅんっ……ああっ、な、何をしたのっ?」
「ふふふ、ちょっと感度を倍にしたんだ。シャマルに気持ち良くなって欲しいからね」
片手で胸を揉んで反対の手でまんこの肉ビラをなぞる、直ぐにぴちゃぴちゃと水音が立ち愛液が流れて来た。
当然手のひらにも魔力を流してあるので、普通に触られているだけでも十分に感じる筈だ。
「んくっ、んあぁぁんっ……ああっ、指っ……ゆびがっ、あんっ、いやぁ……さすっちゃだめぇ、だめよぉ……」
「ぬるぬるだね、シャマルのまんこ。クリトリスも立ってきたかなあ」
「あっ、だ、だめっ……そこは触らないでっ」
「そこってどこかな? ちゃんと言わないと分からないよ」
くちゅくちゅと肉ビラをこすりながら硬くなっていたクリトリスを摘む。
そして指の腹でコリコリとこね回すとシャマルの声が一段高くなった。
「あひっ、んああぁぁっ! ああっ、だめえっ、つままないでぇっ!」
「ふふふっ、気持ち良くないんだ」
「んううっ、んぁんっ! ちっ、違うのっ……き、気持ち良いのっ、気持ち良いからっ……はぁんっ!」
口に手を当てて声を抑えるが意味が無い、片手でまんこを弄っている俺の腕を止めようとしてるが力が入っていない。
ちゅぷちゅぷと中指を膣穴に浅く出し入れする、既にぐっしょりと濡れているまんこはとても温かい。
つぷっと指を二本入れてぐちゅぐちゅと入り口をかき回すと、さらにとくとくと愛液が沸いて来た。
「んううぅぅぅっ、んはあぁっ! ああっ、いやっ、いやぁっ! そんなに音を立てちゃいやよぉっ!」
「だったらいやらしい汁を止めればいいんだよ。ははっ、もうパンツがびしゃびしゃだね」
いやいやと首を振るシャマル、しかしまんこからはとくとくと新しい愛液が流れる。
胸から手を放して両手でまんこを攻める、クリトリスを指でさすりながら膣内をぐりぐりとかき回す。
テーブルを掴んで快感に耐えるシャマル、しかし普通でも気持ち良い魔力攻めを感度が倍の状態で受けているのだ。
いつまでも我慢できるわけが無い、ぶるぶると震えて今にも絶頂に達しそうだ。
「このままイクのとセックスするのとどっちがいいかな?」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……ひ、卑怯だわ……こんなやり方で」
上気した顔で荒い息をつくシャマル、これだけ感じてまだそんな口を聞くとはね。
やはりシャマルにはキッチリとお仕置きが必要だな。
立ち上がってシャマルから離れる、部屋の隅に行ってとあるアイテムを用意する。
突然解放されたシャマルは不思議そうにこちらを見ている。
しかし、俺が手にした物を見ると血相を変えて逃げようと立ち上がった。
はははは、そうはいかないよシャマルゥ。
ドアを開ける寸前でバインドで捕らえる、すかさずクラールヴィントに命じて念話妨害。
結界を張って準備完了、流れるような手際の良さにシャマルも感心してこちらを見ている。
「誰も感心なんてしてないわよっ!」
「驚いた、心が読めるのか」
「途中から口に出てたのよっ、それよりその機械使うつもりじゃないでしょうねっ?」
「そのつもりだけど? シャマルを気持ち良ーくしてくれた『極恥攻め君ぐれいと』だよ」
「やめてっ! それはやめて頂戴っ! それだけは嫌なのっ!」
涙目になって拒絶するシャマル、どうやら余程前回の焦らしがこたえたらしい。
まあ、これのせいで誓いたくない誓いを立ててしまったわけだからな。
ぶんぶんと首を振って拒否するシャマルに交換条件を出す事にしよう。
「それじゃあシャマルから誘ってよ、色っぽく誘えたらこれは使わないよ」
「さ、誘うって……どうしろっていうのよ」
「うーん……そうだね、『私のおまんこにぶっといチンポ入れて見ない?』とか」
「言えるわけないでしょっ! 何考えてるのよっ!」
うがーっと吠えるシャマル、中々に新鮮だな。
原作でもこれほど元気がよければ三期でも大活躍だったろうに。
「そう、ならこれだね」
「ひっ……あ、あのっ……わ、私とエッチな事しないかしら」
「全然駄目、色気も何も無いよ」
駄目出しをしてじりじりと魔法貞操帯を持って迫る。
慌てて次の台詞を考える、さてどれだけいやらしく誘ってくれるかな。
良い言葉が浮かんだらしくパッと表情が明るくなった、自信を持った目で口を開く。
「おほんっ……私と裸の触れあいしてみない?」
「……もういいよ、そうちゃーく」
「いやああぁぁぁぁぁっ!」
ふう、やはりシャマルゥではあの程度か。
忍や美由希と比べたら雲泥の差だな、せめて素の状態でももうちょっとなんとかならないかな。
コンビニでコーラを買ってアパートへと向かう、感度が倍の状態だから僅かな時間でも相当の責め苦だろう。
このまま帰ればエロシャマルにチェンジしてるはず。
ふふふ、今夜はどんな体位で楽しもうかな――ん?
前方に見えるあのちびっこは……ヴィータ? なんでヴィータがこんな時間に出歩いてるんだ?
携帯で時間を確認すると午後九時十五分、ヴィータが普通の子供ではないにしても出歩くのはおかしい。
ちゃんとアイスはシャマルが持っていったはずなんだけどな。
むう……考えていてもらちがあかない、こうなったら直接聞いてみよう。
ははははは、聞かなきゃ良かったよ。
まさかシャマルを心配してはやてがヴィータに頼んでいたとは。
俺のアパートに向かっていくところで見失ったと言ってたが嘘だな。
先ほど後ろから隠密魔法で近づいた時にアイゼンと喋っていたからな。
念話が通じないので不思議がっていた、下手に隠すと見つかった時に不味い。
アパートの近くで探索されたら結界が感知される、なので正直にシャマルが来ていると答えたがこれはやっかいだ。
いまごろシャマルはエロシャマルに変化してるだろう。
誤魔化そうにもヴィータに暗示は効きにくい、薬も使ってないから余計に効かない。
どうしよう……アパートはもうすぐだ、タイムリミットは近い。
そうだ、何とかこのまま帰せないものだろうか?
「ヴィータ」
「ん? 何だ」
「シャマルと会ったら直ぐに帰るんだろ。だったら今の内にタクシー呼ぼうか」
「いや、大丈夫だ。はやてにも遅くなるかもって言って来たから」
「そ、そうなんだ」
「ああ。だから――あ、そうだ」
何かを思いついたのか、ポンと手を打ってにこりと笑うヴィータ。
何故かその笑顔に嫌な予感を覚える。
「オリト、今夜泊めてくれよ」
「え、えーっと……それは、その」
「……あたしが泊まったら迷惑なのか?」
うっ、なんだその気落ちした表情は……可愛いじゃないか、くそう。
「いやいやいやっ、全然オッケー。ただシャマルと喧嘩しないで欲しいなーって」
「あははは、大丈夫だよ。シグナムは随分怒ってたけどあたしはもう気にしてねーから」
「そうなんだ、ヴィータは優しいなあ」
「そ、そうかな? まあ、あたしは心が広いからな、あはははっ」
上機嫌でてくてくと歩くヴィータ。
うう、つい好感度を稼いでしまう……どうするオリト、やばいぞオリト。
携帯ではやてに連絡しているヴィータと並んで歩くが焦りまくりだ。
迷惑ばかりかけて済まないと謝るはやてにも全然大丈夫だと返してしまう。
むむむ……それならヴィータが引くような事を言うしかないか?
携帯を返してからヴィータにそれとなく言ってみる。
「でもヴィータ、泊まるとなると服はどうするのかな?」
「ん? ああ、一晩くらいならこのままでいいよ」
む、流石にこれくらいではジャブにもならんか。
ならば次はずどんとストレートだ。
「じゃあ、エッチな事もオーケーだよね」
「えっ? な、なんだよそれっ」
「この前みたいにヴィータとお風呂に入って色々したいかなあって思って」
「ばっ……このスケベ野朗っ。あの時は特別だ特別っ」
「うん。ヴィータがいるから俺にとっては特別だよ? またヴィータとキスとかしたいなあ」
「お、お前、本気なのか?」
わきわきと手を動かす俺にすざっと一歩後ずさるヴィータ。
よし、このままアパートに来るのは危険だと思わせてやろう。
「本気だよ、ヴィータは可愛いから我慢できないかもね」
「うっ……しゃ、シャマルがいるんだぞ。シャマルは気にならないのかよ」
「ヴィータの方がずっと可愛い、だからヴィータとまたキスしたいんだ」
「お前……そんなにあたしの事が……」
くくく、どうだ。
ここまで言えば身の危険をビシバシ感じるだろう。
さあ、良い子は家に帰って寝てくれないかな。
「……分かった。そこまでいうならき、キスぐらいしてやってもいいぞ」
「……一緒の布団で寝たいなー」
「寝るだけならいいぞ、変な事したらぶん殴るからな」
「わははは、嬉しいなー、凄く嬉しいなー」
「そんなに喜ぶなよ、恥ずかしい奴だな」
棒読みの台詞も気にならないのか上機嫌のヴィータ。
薄い胸をえへんえへんと張って歩いていく、その姿は自信に満ち溢れていた。
おーまいが、なんてこったい。
シャマルより魅力的と言われたのが良かったのか、今までの好意と行為が裏目に出たか。
いかーん、もうアパートが見えて来た。
タイムリミットはちーかーいーっ! などと言ってる場合じゃない。
こうなったら僅かでも時間を稼がなければ。
「ヴィータ、ちょっとここで待っててくれないかな」
「ん? どうしたんだよ」
「いやね、ヴィータが来るなんて思ってなかったから散らかってるんだよ」
「なんだよだらしねーな、はやてみたいにちゃんと掃除しなきゃだめだぞ」
「ごめんごめん、すぐに片付けるからこれでも飲んでてよ」
先ほど買ったコーラを渡してダッシュでアパートに向かう。
ズバッと部屋に入ってエロシャマルを確認、バインドを解除すると同時に股を開いて欲しがるシャマル。
気合を込めて【我慢しろ】と欲望を押さえ込む、えりゃっと魔法で後始末。
服を着替えるように言って「極恥攻め君ぐれいと」を片付ける。
ヴィータが来てここに泊まる事を素早く説明、念話が通じなかった言い訳は考えておけと指示。
パパパッとおかしな点がないか確認、結界を解除して準備オッケー。
流石クラールヴィントだ、結界解除をヴィータに気取られていない。
なんとかピンチを切り抜けてヴィータを迎えに行く。
空のペットボトルを弄んでいたヴィータがこちらに向かって手を振っていた。
「もういいのか?」
「うん、ありがとう」
にこにこと笑うヴィータ、よしよし。
これで今夜はヴィータの好感度アップにいそしもう、シャマルにはとっとと寝てもらおうかな。
ふははは、見事にピンチを切り抜けると余裕がでてくるなあ。
「さ、どうぞ」
「おーいシャマル、落ち込んでないかー?」
「あらヴィータちゃんいらっしゃい」
「……」
「……おい、何やってんだよ」
「え? 今からお風呂に入ろうと思って」
睨むヴィータに笑顔のシャマル。
バスタオル一枚巻いただけの姿はなんとも色っぽい。
しかも横幅が短いから胸は半分しか隠れてない、腰だってギリギリ隠れてるだけだ。
STSフェイトの真ソニックに対抗してるのかと言いたい。
「風呂なら追い出される前に入っただろ」
「ええ、でも二回入っても悪くないでしょ」
「いいけどね、お湯を張るまで時間かかるよ?」
「あら、シャワーだけなら問題ないわ。さ、一緒に入りましょう」
うふふと微笑んでこちらに手を伸ばすシャマル、何を考えてるんだこの金髪さんは。
いや、普通なら嬉しいシチュエーションなんだけどね。
ただヴィータがいるのにこの態度はどういう事なんだろう、ちゃんと暗示は効いてる筈なんだが。
……まてよ、確か与えた暗示は「我慢しろ」だったよな。
あくまでそれはシャマルの意思の強さによるもの、高まった欲望が意思の強さを超えていたらどうなるか?
うーむ、欲望を抑える薬でも飲ませればよかった。まあ、まだ裸で誘わないだけましか。
とりあえず横にヴィータがいるのにこの誘いに乗るわけにはいかない。
「んー、いいや。一人で入ってきなよ」
ヴィータの手を握って誘いを断る、するとヴィータがふふんと笑みを浮かべてシャマルに言う。
「ほらほら、早く入らないと風邪引くぞ」
「そうねぇ、それじゃ仕方ないわね――あっ」
一瞬表情が固まったシャマルがくるりと後ろを向く、するとはらりとタオルが落ちてしまう。
というか、今の絶対わざと落としただろ。
あら、恥ずかしいと言いながらゆっくりと全裸を正面から見せてタオルを拾う。
そして妙に腰をくねらせながら風呂場に歩いていった。
「なあオリト、あいつ叩き出してやろうか?」
「いいよいいよ、それより何か話しでもしよう」
極力シャマルを気にしないようにすると機嫌よく笑うヴィータ。
どうやら裸シャマルより自分を優先してもらえるのが嬉しいようだ。
二人で取り留めない話をしていると湯上りシャマルがやって来た。
白い下着姿でぴたりと俺の横に座る、腕を絡めて肩に顎を乗せて頬を寄せる。
二人きりなら良い雰囲気なんだが……ヴィータの目つきがえらく鋭い。
そんな事はおかまいなしのシャマルが猫なで声でささやく。
「ねぇ、もう寝ない?」
「……えっと、ベッドは空いてるからどうぞ」
「もう、オリトと寝たいのよ。ね? 二人で楽しみましょうよ」
「……」
もうあかん、この後どう言い訳する気なんだろう。
俺の知った事じゃないがね、わはははは。
おお、ヴィータの目が青く輝いている。
「おいこらシャマル、何考えてんだよお前」
「うふふ、ヴィータちゃんにはちょーっと早い事を考えているの」
「なっ……ふ、ふんっ。あたしだってオリトとその程度の事してるかんな」
「んふふ~~、どうせキス止まりでしょう? それとも最後までしちゃったのかしら~?」
「うっ、それは……その」
図星をつかれて怯むヴィータ、その隙にこちらの体をひょいと抱きかかえるシャマル。
む、女にお姫様抱っこされるとはなんという不覚。
そのまま寝室へずんずんと進んで行く、ベッドの上にぼすんと置かれた。
ちょっと待っててねと言って出て行く、気になるのでそっと後からついていく。
「シャマルッ、お前何考えて――うわあっ!?」
「ちょっと大人しくしてねヴィータちゃん、暴れるとオリトに気づかれるわよ」
「てっ、てめえ、後で覚えてろよっ」
あらら、ヴィータがバインドで縛られている。
両手両足を固定されている、しかも両足はM字になっているので白いパンツが眩しいぜ。
魔導師だとばれる訳にはいかないので大人しくしているヴィータ。
何やら棚をごそごそと探っているシャマル、あの棚には色々な薬が入ってる。
以前少しだけ説明したのを覚えていたのか?
やがて、これだと言って一つの小瓶を取り出す。
「おい、何だよそれ」
「これ? ただの眠り薬よ」
「何でそんなもんがあるんだよ」
「うふふ、いざという時の為に私がオリトにプレゼントしたのよ」
「どんないざって時だよそれっ、むぐぐっ」
じたばたともがくヴィータの口に小瓶を突っ込むシャマル。
そのままゴクゴクと薬を飲ませていく。
あー、あれは確か媚薬の原液……全部飲ませちまったよ。
「じゃあねヴィータちゃん、お休みなさい」
「あ……う……」
「へえ、良く効くのねこの薬」
違うから、それ眠り薬じゃないから。
いくらヴィータとはいえあれほどの原液を飲ませたら……エロエロヴィータになってしまうのでは?
ま、それは後のお楽しみにしておこう。取りあえずベッドの上にごろりと横になってシャマルを待つ。
「待たせてごめんなさいね」
「いいけど、後でどうなっても知らないよ?」
「えっ? やだ、今夜は二回戦もありってことなの?」
くねくねと身をくねらせて頬を赤くするシャマル、どうやら頭がパッパラパーになってるようだ。
一応我慢しろとの暗示はまだ効いている筈、それでこの状態なんだよな。
やれやれ、守護騎士は全員激しいのがお好きか? ベッドに腰掛けて身をよじらせるシャマルを見る。
「で? どうするの」
「ふふっ、私の本領は癒しよ」
そういって近寄ると正面の床に座り込む。
そしてズボンに手を伸ばしてそのまま下着ごと下ろすとチンコを手に取る。
楽しそうに弄ぶとペロリと唇を湿らせるとにこりと微笑む。
「もうこんなになっちゃって、オリトの暴れん棒を癒してあげるわ」
「ははは、頼もしいな」
「任せて頂戴、チュッ」
亀頭の先端にキスをしてからぺちゃぺちゃと舐めていく。
れろりと亀頭を一周した舌がぴくぴく動く肉棒の上を這い回る。
鈴口をれろれろと舌先でほじりながら玉袋を手の中で優しく転がす。
「れろっ、ちゅぷっ……んうっ、ちゅっ……ふふっ、熱いわぁ……れろれろ、ちゅぷっ」
「いやいや、何とも色っぽいね」
「ちゅるっ、ちゅっ……ぺちゃ、ちゅくっ……んっんっ、ちゅうっ」
ぺろりぺろりと何度も周りを舐める、既に亀頭はシャマルの唾液でテカテカと光っていた。
玉を転がされる心地良い感触に益々いきり立つ肉棒。
硬く熱い竿に頬を寄せてチロチロと舌を這わせる。
「れろ、れるぅ……こんなに脈うって、ちゅっ……ぺろ、ちゅぶっ」
「んっ、そこいいな」
シャマルの舌が裏筋を擦るとぴりっとした快感が走る。
ぴくりと動いたチンコに気を良くしたシャマルがその箇所を何度も舐める。
「ここがいいの? それじゃあ……ぺちゃぺちゃ、れろっ……ちゅっ、れぇ……ちゅぷっ、ぺちゃっ」
「うっ、そんなに何度も舐められると困るな」
れろれろと感じる所を攻めるシャマル、舌の上に亀頭を乗せてレロレロと舌で弄ぶ。
ちらりとこちらを見上げるとあーんと口を開いてチンコを飲み込んでいく。
じゅわりとした温かさと柔らかさが伝わってきた、ぬるりと舌が絡み付いて同時に口での吸い込みが始まる。
「んっ、ぢゅっ……んむっ、ぢゅるっ……ぢゅるるっ、ぢゅっ……んくっ、れるっ……ぢゅぷっぢゅぷっ」
「くふぅ、気持ちいいよシャマル」
「んふぅん……ぢゅっぢゅるるっ……んうっ、ちゅばっ……れろれろっ……ぢゅううっっ」
じゅるるっと肉棒に吸い付くシャマル、口の中から肉棒が現れてはまた飲み込まれていく。
舌を器用に動かして常に先端を刺激する、根元を手でしごきながら反対の手で玉を転がす。
ぢゅううっと吸い込みながら顔を引く、先走りが吸い出される快感はとても気持ち良い。
こくこくと先走りを飲むシャマル、もっと欲しいと言わんばかりにぢゅるぢゅるとしゃぶり続ける。
唾液がぽたぽたと落ちるのも構わずじゅぽじゅぽと顔を前後させて吸い付く。
くううう、シャマルの口まんこは気持ち良い。この体勢だと尻がふるふると揺れているのが見えるのもポイントだ。
「ぢゅっ、ぢゅるっ……じゅるるる~~っ、んむっ……ちゅくっ、ちゅぶっ……ぢゅぢゅぢゅるるる~~~っ」
「くぅぅ~~~、その吸い込みいいよ。あ、ちょっと出るかもっ」
シャマルの頑張りにこたえるべく、ぴゅるるっと精液を射出。
いつもの半分にも満たないが普通の成人男子二回分の射精量はある。
「んむっ、んんぅ……んむっ? ぢゅううううっ、ぢゅるっ……んっ、んくっんくっ……ごくっ、ふぅぅん……ぢゅるるっ、ぢゅるうっ」
「あー、吸われるのって本当に気持ち良い。でも、そろそろシャマルの膣内に入れたいなあ」
「ぢゅぱっ、ぢゅぱっ……ちゅっ、ちゅぽっ……あぁ、私もオリトのオチンポ欲しいの」
「どこに俺のチンコが欲しいのかな?」
分かりきった答えを聞くと床にぺたりと尻を着けたシャマルが大きく足を開いた。
既に金髪が透けて見えるパンツをずらしてひくつくまんこを見せる。
両手で左右からまんこの肉ビラを開くとピンク色のまんこから愛液がとろとろと流れ出ていた。
「ここに欲しいの……お願い、シャマルのおまんこにその太いのを入れてぇ」
「いいよ、たっぷり食べさせてあげるよ」
ベッドから下りて服を脱ぐ、ちゅくちゅくとまんこを弄っているシャマルに近づいて股を開く。
ぐっしょり濡れたまんこにちゅぷりと亀頭を当てる。
それだけでじんわりとまんこの温かさが伝わって来た、シャマルの目を見て枷を外してあげた。
「シャマル」
「あ、あの、焦らさないで早く欲しいの」
「いいよ【もう我慢しなくていいから】」
「あっ……ああっ、ひあぁぁっ! あうっ、んああぁぁんっ!」
カッと目を開いたシャマルがガタガタと震える、まんこをちょっとつついてやるとそれだけで絶頂を迎えた。
何せ今まで我慢していた分に加えて感度が倍の状態なのだ、薬を使わなくてもそれ以上に敏感になっている。
試しにぷっくらと膨らんでいるクリトリスをきゅっと摘んでから魔力を流してみた。
「ひっ、ひああぁぁぁ―――っ! んんぅっ、あっ、あはぁ~~~っ……はぁはぁ」
「ふふふ、これだけでイッたんだね。それじゃあ次はお待ちかねの太いのだよ」
「あ、あぁ……い、入れるのね……あぁ、凄いのが来るのね」
余韻に浸りながらも期待に満ちた目でシャマルが見つめる。
狙いを定めてから一気にシャマルのまんこへとチンコを進入させた。
十分に濡れたそこは何の抵抗も無くずるるっと最奥へと誘い込む。
ぢゅぶぶううぅぅぅぅっ。
「んはああぁぁぁんっ! いっ、いいぃぃぃ~~~~っ! あはぁぁっ、あぁぁぁ~~~~っ!」
「ううっ、入れたとたんに凄い締め付けだ」
「はああぁぁ……いっぱい、いっぱいになってる……入ってるのぉ」
うっとりとした表情でこちらに身を預けてくるシャマル、背中にまわされた手が優しく抱きしめて来た。
「んぅ、凄い……やっぱり凄いぃ……ねぇ、動いてぇ」
「うん、いいよ」
ボリュームたっぷりの白い尻を掴むとぐちゅっと腰を突き上げる。
じゅぶりと熱い膣壁をかき分けてチンコが突き進む。
ぬるりとした感触が肉棒全体に伝わる、ずぶずぶと進むと先端がこつんと肉の壁に当たる。
「あぁんっ、奥まで来たあっ……んふぅん、あぁ……いい、いいわぁ」
「ふふふ、一番奥まで入ったね」
ちゅくちゅくと腰を回して快感を得ようとするシャマル。
抱きしめられているので大きくは動けないが腰だけで十分だろう。
むにいっと尻肉をつかんでずこずこと腰を突き上げてシャマルの膣内を突く。
ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ!
「んぁんっ、あんっ、あぁぁんっ! はあっ、んくぅんっ! あぁっ、いいっ、いいのっ!」
「んぅっ、いつもより締まりがキツイ」
「んぁぁっ、だって、だってこれ凄いぃっ! 少しうごいただけで――くひぃっ! そ、そこいいのっ、もっとおっ!」
膣壁のこりこりした部分にカリ首がひっかかると、びくっと体を震わせて反応するシャマル。
流石に感度が二倍のままでセックスするのは強烈なんだろう。
腰こそぐりんぐりんと動いてるが、両手は背中に回されたままだ。
ぎゅうっとしがみついたままで離そうとしない、もっとも快感が強すぎて離れられないのかもしれないが。
抱きついたままなので胸も密着している、ブラを横から抜き取るとさらに膣内の締まりが良くなった。
ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ!
「ふああぁっ、ああっ、あぁんっ! むねっ、胸がっ……こすれてっ、くうぅぅんっ、あんっ……だめえっ、腰が止まらないぃっ!」
「はははっ、いやらしいなシャマル。そんなに俺とセックスしたいんだ」
「あっ、あっ、あぁぁんっ……こっ、これはあなたがっ……いやぁっ、やめちゃいやぁっ……もっと動いてぇ」
「俺が好きなの? だからセックスしたいの?」
腰を止めたままくちゅりくちゅりとゆっくり揺する、感度が増したシャマルにはこれでも気持ち良いはず。
当然我慢できる筈もなく、直ぐに好きだからといって腰を振るだろう。
くくく、その声を眠ったと思っているヴィータに聞かせてやるのだ。
「ああっ、あっ、あっ……いやぁ、止めないで……おまんこ突いてぇ……」
「だからはっきり言ってよ、さあ――うっ!?」
「もうだめえっ! こんなのじゃだめなのおっ!」
いきなり叫んだシャマルに肩をつかまれる、そのまま床に背中から倒された。
仰向けになった俺に繋がったまま馬乗りになるシャマル、がばっと足を開いて肉棒をまんこに突き刺す。
うふふふっと妖しく笑う、そして猛然と腰を上下に振り出した。
じゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっ!
「あはぁぁんっ、ああっ、ああっ、いいっ、いぃぃぃ~~~~っ! ふかいっ、ふかいのぉっ! オチンポがふかいのぉっ!」
「ううっ、これは凄いねっ」
「はぁぁんっ、あはっ、あはぁんっ! ぐりぐりいいのっ、気持ち良いっ、おまんこ気持ち良い~~~っ!」
体の上に跨ったままでずちゅずちゅっと腰を使う、そり立ったチンコに自分からまんこを突き刺している。
……立場が逆だなこれって、男が女を犯すように激しい腰づかいでチンコを味わうシャマル。
ぢゅぶぢゅぶと突き入れながら尻を左右に振って、さらに深く肉棒を上手く使う。
「んんぅっ、いいっ、オチンポいいっ……ああっ、おまんこ広がっちゃうけどいいっ……もっと、もっとぉ~~!」
「くふぅ~~~っ、そんなに腰を回されるとたまらないなっ」
「ああぁんっ、気持ち良いのねっ……んくぅん、シャマルのおまんこ気持ち良いのねっ」
「そりゃっ、こんなに激しく出し入れされたら気持ち良いよっ」
「んふふっ、だったら出してぇ……オリトの熱い精子沢山出してぇ」
ぱぢゅっぱぢゅっぱぢゅっぱぢゅっ!
顔に胸を押し付けて、ぐちゅぐちゅと腰を激しく振るシャマル。
子供の上に跨り足を広げた美女が腰をピストンしている、なんという卑猥な光景。
セックスというよりチンコを使った自慰に等しい、なので一発出して動きを止めよう。
「シャマルっ、そろそろ出そうだっ」
「あはぁっ、出してぇっ……膣内に出していいからぁ、全部出してぇ……あぁんっ、膨れたわっ、出るのねっ」
「うっく、出るよっ……シャマルの膣内に出すよっ」
「ええっ、出してっ、出してぇっ! 熱い精子おまんこに欲しいっ! もっとずぼずぼするから出してぇっ!」
抜けないようにきつく締まった膣内で包みながら腰を使うシャマル。
ぱちんぱちんとシャマルの尻が太ももに当たる音が響く。
肉棒に纏わり突く膣壁がにゅるりにゅるりと蠢く、精子を絞り取ろうと肉棒を左右からこねくり回す。
ずぶっとシャマルが腰を下ろすタイミングを見計らってたっぷりと放出した。
「くぅぅんっ、あんっ、あんっ、あはぁぁんっ! 出してぇっ、来てぇっ! んあぁっ、はぁんっ、はああぁぁんっ!」
「くうぅぅっ、出るうぅっ!」
びゅうるるるるっ、びゅびゅびゅううぅぅ~~~っっ!
「うああぁぁ~~~っ! 出てるうぅぅぅっ、んああぁぁっはあぁぁぁんっ!」
どくどくと熱い精液がシャマルの子宮に流れ込む、普通の射精だが感度が高まっているシャマルには強烈な刺激。
絶頂と同時に膣内がぎゅううっと収縮する、亀頭の先端にちゅうっと子宮口が張り付くのが分かる。
天井を見ながらガクガクと震えるシャマル、ぷしゅうっと潮を吹くまんこが快感の強さを示していた。
「あっ、あはっ……あつい、あついのがいっぱい……すごい、あはぁぁぁ~~~っ」
「ふぅぅぅ……まだひくついてるよ、凄く飢えてるまんこだな」
達したばかりのシャマルだが、まんこはまだきつく締まっている。
攻められたままで終わるのも何なのでもう一発注いでおこう。
……ちょうど観客も興奮してる見たいだしね。
そう思ってずるりとまんこからチンコを引き抜く。
あんっと声を上げるシャマルをうつ伏せにして、バックから突き入れようと尻を持ち上げた。
すると半開きになっていた襖が開いて、よろよろと歩くヴィータが入って来た。
上半身はさっきのままだが下半身は裸だった、唇からは唾液の線が垂れている。
そして下半身のつるぺたまんこからも愛液が太ももを伝って足首まで流れていた。
シャマルとのセックスを見ていて慰めていたんだろう、両手の指が粘液で光っている。
「お、オリト……あ、あたし変だ……体が熱くて、おかしいんだ……助けてくれよ」
「ヴィータ? あっと、大丈夫か?」
ぐらりと傾いたヴィータを抱きとめる、はぁはぁと荒い息を吐くヴィータ。
こちらの肩を掴む手は震えて、目はどこか焦点が合っていない。
やはりヴィータと言えど原液一瓶の一気飲みはきつかったらしい。
「あっ……オリト、オリトぉ……」
「ヴィータ、何してるんだよ」
「あはっ……オリトのチンポだ、ははっ……硬いなあ、これ……あたしにもこれくれよぉ……なぁ、いいだろう」
あははっと笑いながらチンコを手で握るヴィータ、どうやら頭のネジがかなり緩んだようだ。
……うん、これならオッケーもらえるだろう。
というかこれで何もしないとその方が不味い、ここまで酷いと中和剤が効くかどうか。
「なぁ、あたしにもチンポくれよぉ……あたしとエッチしたいだろう、なぁオリトぉ」
「そりゃヴィータとエッチはしたいけど……いいの? 俺は今シャマルとしてたんだけど」
「何だとぉ? お前ええぇっ、あたしよりシャマルの方が良いって言うのかあぁぁっ!?」
「えっ? いやいやいやっ、ヴィータの方が可愛いよ」
「えへへへ、そっかあ……そうだろうなぁ、あたしとエッチした方がずうぅぅっと気持ち良いぞぉ……んちゅ~~っ」
「んむっ?」
身を預けたままのヴィータがいきなりキスして来た、体重が軽いので倒れはしないが驚いた。
両手を首に回すとちゅばちゅばと積極的に唇を合わせて来る。
こちらも立ったままでヴィータと唇を合わせて舌を絡ませた。
「んっ、んちゅ……ちゅっ、ちゅむっ……んんぅ、ふぅん……ちゅくちゅっ、ちゅばっ」
「んっ、んんっ……ちゅうっ……ちゅる、ちゅっ……ちゅぶっ、れろっ……んむっ、んぅっ」
れろれろと互いの舌を舌で舐める、唾液を送り込むとゴクゴクと喉を鳴らして飲む。
何時の間にか首に回されていた手はまたチンコを扱いていた。
ちゅぱっと唇を離すとにまーっと笑ったヴィータがその場に跪いた。
「あはぁ……こんなに大きくしやがって……まってろよ、あたしがたっぷりとおしゃぶりしてやるからな」
「あの、ヴィータ? そんな事したらヴィータの口に出しちゃうけど」
「んー? いいぞー、あたしがぜぇんぶ飲んでやるよ。お前の美味しいからなぁ、沢山出してくれよぉ」
ぺろりと舌なめずりをしてとんでもない事を言う。
全く……凄く嬉しいじゃないかっ。
ぐいと腰を前に突き出すとぺろりとチンコを舐めあげる。
「ぺちゃ、ぺろ……れるっ、ちゅぷっ……んっ、オリトの味がする……ぺろぺろぺろっ」
「んくっ、そうかな?」
「れろぉ……んっ、んくっ……ぷぅ……それじゃあいくぞ、あむ……ちゅううぅっ、ちゅるるるっ」
「んんっ、くふっ」
「んぢゅっ、んぢゅっ……ぢゅぷっ、ぢゅっ……ぢゅるるっ、ぢゅずっ……んくっ、んんっ……ぢゅぶっぢゅぶっ」
「んっ、気持ち良いよヴィータ」
頭を撫でると嬉しそうに目を細めるヴィータ、口が小さいので先端を加えて舐めているが吸い付きは強い。
口をすぼめての吸引は痺れるほど強力だ、両手で竿を持ちれろれろと鈴口を舐める。
舌の先で何度も舐めると今度は亀頭をパクリと咥えて舐めまわす。
口腔の温かさに包まれて、ぬめった舌で舐められる気持ち良さは心地良い。
あのヴィータが一心不乱に口腔奉仕をしているのも視覚効果が大きい。
小ぶりな尻をもじもじと動かしてチンコにしゃぶりつく鉄槌の騎士、いやーこれはお宝映像だ。
「ちゅぱっ……今日のチンポ大きいな……あたしの中に入るかな……ちゅっ」
「あー……無理しなくていいよ、何なら口だけでもいいから」
何せこれはシャマルサイズだ、少しは縮めたがヴィータにはちと大きいかもしれない。
しかし、ヴィータは大丈夫だと言っておしゃぶりを再開する。
ぢゅぶぢゅぶと唾液を零しながら懸命にしゃぶる、それだけに興奮するので腰に熱いものが滾っていた。
「んぢゅっ、ぢゅっぷ……ぢゅるるっ、ぢゅっ……んくっ、れろっ、ぢゅばっ……ぢゅるるっ、ぢゅぶっ」
「うっ、くぅ……ヴィータ、そろそろ出そうだ」
「んぅ? ぷぅ……ようし、いっぱい白いの出せよ……あたしの口で受け止めてやるからな……ぢゅうっ、ぢゅぶっ、ぢゅうるるるっ」
「ううっ……ヴィータっ、もっと吸ってっ……出るよっ、ヴィータの口に精液を出すからっ」
ヴィータの頭に両手を置く、ヴィータの動きはさらに早くなっていく。
先走りも一瞬にして吸い取り、唾液と共にすすって飲む。
ヴィータの小さな口に肉棒が高速で出入りする、これでもかと一際強い吸い付きが肉棒を襲う。
「ぢゅうるるっ、ぢゅるっ……ぢゅっ、ぢゅっ、ぢゅっ……ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ……ぢゅうずずずっ、ぢゅるるるる~~~っ!」
「うああっ、駄目だっ……出るうっ! ヴィータァッ!」
れろおっと舌が鈴口を舐めあげた時、先端からドプゥッと精液が放たれた。
ぴゅくっ、びゅるるるるぅぅぅっ!
「んんぅっ!? んんっ、んぅっ……んっ……んむっ……」
「ううっ、まだ出るっ」
びゅるるっ、びゅううっ。
どくどくと熱く白い塊がヴィータの口内に流れ込む。
本来なら飲みにくいそれを必死に喉へと送り込むヴィータ。
「んぐっ、んぐっ、んぐっ……んぶっ、んんっ……ごきゅっ、ごきゅっ……んぐっ、ごくっ」
「ふはぁ~~~、気持ち良い~~~」
「ごくっ…………んっ、ちゅぽっ……げふっ、ごほごほっ……」
「あ、大丈夫かヴィータ?」
咳き込んだヴィータの背中を撫でる。
ふぅと一息ついたヴィータが唇のまわりについた精液をぺろりと舐め取る。
そして俺の顔を見てにこりと笑う、精液を飲んで落ち着いたのかやや目がハッキリしていた。
「へへっ……大丈夫だよ、オリトの美味かったぞ」
「ははは、ちょっと出しすぎたかも」
「あたしのおしゃぶり気持ち良かったか?」
「うん、凄く気持ち良かった。これだけでもいいぐらいだよ」
「そうか、でも……今度はこっちに欲しいんだ、オリトのチンポ入れてくれよ」
ぺたりと床に腰をおろして股を開くヴィータ、小さいながらもとぷとぷと愛液を垂らして欲しがっているまんこ。
エロ可愛いヴィータをお姫様抱っこしてベッドへ運ぶ。
抱き上げられたヴィータが照れていたが、これがまた可愛い。
優しくベッドの上に寝かせてシャツを脱がせる、これで互いに全裸だ。
「ヴィータ、本当にいいの?」
「な、何だよ、いいって言ってるだろ……それともやっぱりシャマルの方が――んむっ」
「……ヴィータの方が可愛いよ」
軽いキスでヴィータを封じた後で笑顔で言う。
ヴィータとは本当に初めてだからな、ここは丁寧に行かないといけない。
そっと足を開いてまんこに先端をあてがう。
「それじゃ入れるよヴィータ」
「あ、ああ……その、優しくしてくれるか?」
「うん、優しくするよ」
にこりと笑う俺にヴィータもにこりと笑う。
亀頭にヴィータの愛液を十分に塗ってからずぶぶっと進入させる。
さんざん指でいじっていたからかかなりスムーズに入っていく、もっとも強引に入れたとしても痛みは感じないだろうな。
「あっ、入って来た……んっ、熱い……」
「ヴィータ、痛くない?」
「ああ、何か気持ち良いんだ……は、早く全部入れてくれよ」
潤んだ目で見つめるヴィータを見ながらずいっと腰を進める。
先端が入った所でぐっと一気に挿入した。
一瞬抵抗があったがぬるりと熱く狭い膣内に肉棒が進入を果たす。
じゅぶぅ……ぷつっ……じゅふうぅっ。
「あくっ? ああっ、んあぁぁっ! ふああっ、ああっ、んあぁぁんっ!」
「くうっ、せ、狭いなっ……でも気持ち良いっ」
ヴィータの膣内はギチギチと締め付けながらも、膣壁が柔らかく肉棒を包む。
入れているだけで扱かれているようだ、むぅ……これはすずかより気持ち良いかもしれない。
びくびくと震えるヴィータ、ひょっとして痛みを感じているのだろうか。
「ヴィータ、やっぱり痛いのかな?」
「ああっ、ち、違う……き、気持ち良いんだ……あたしのまんこが痺れてる……オリトのチンポ気持ち良いんだ」
「そうか、だったら動くね」
「あっ、ああ……もっと気持ち良くしてくれ」
こくりと頷いてヴィータの腰に手を添えてピストン運動を始める。
腰を引くとぬるっとした快感が肉棒全体に走る。
まんこがチンコを逃がすものかとしっかりと咥えていた。
じゅぶっじゅぶっじゅぶっじゅぶっ。
「んぁぁっ、あんっ、あぁんっ! ああっ、気持ち良いっ、気持ち良いっ! あぁんっ、あっ、あっ、ああぁぁんっ!」
「ははっ、可愛い声だな」
「ばっ、ばかやろうっ……笑うなっ、あんっ、んぁっ……ああっ、だめだっ……まんこ気持ち良いっ、気持ち良いよぉ」
「くぅ~~~~、可愛い、本当に可愛いよヴィータ」
あの気の強いヴィータがあんあんと少女のような声で喘いでてる。
いや、実際少女なんだけど。
とにかく普段のギャップという点ではシグナム以上だな、両手を腰に当ててずこずことピストンを速めて見た。
ぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっ!
「はふぅぅぅっっ! んくぅぅんっ、んぁぁっ、んぁぁんっ! 気持ち良いっ、凄いっ、凄いぃぃ~~っ!」
「そんなに気持ち良いんだ」
「ああっ、いいっ、いいっ……えっ、エッチってこんなにいいものなのかっ……しゃ、シャマルがおかしくなるわけだよっ」
シーツをぎゅうっと掴んで快感に耐えるヴィータ。ふふふ、まだまだこれからだよ。
チンコを変形させてヴィータサイズにする、そしてヴィータの肩を掴んでさらに深く挿入する。
ぬるりぬるりと狭く熱い膣壁が出し入れの度に肉棒を扱く、ぴっちりと吸い付くたまらないまんこだ。
ぢゅぶうっぢゅぶうっぢゅぶうっぢゅぶうっ!
「んひぃぃっ! ああっ、あっ、んああぁぁぁ~~~~っ!」
「えっ? もしかしてイッたのかな」
最奥まで突いた瞬間、びくうっとヴィータの体が震えた。
自分の体を抱きしめてぶるぶると震えている。
「あっ……あふっ、ふぅっ……あ、あたし……イッちまった」
「えっと、ここで終わりにする?」
「はぁはぁ……だ、駄目だ……オリトまだ出してないだろ、それに……」
「それに?」
「あ、あたしも……もっと気持ち良くなりたい……」
恥ずかしいのかぷいと横を向くヴィータ。
おお、これは感動の瞬間。
ならばここで決めてしまおう、ふふふふふ。エッチ大好きっ子になってもしらないぞヴィータ。
今だ敏感なヴィータのまんこを再びずこずこと突きまくる。
ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ!
「んぁぁんっ! ああっ、ふぁぁっ……あぁんっ、あんっ……すごいっ、すごいっ……オリトっ、うあぁぁ~~~っ」
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ!」
「あくっ、あんっ、あぁんっ! ああっ、まんこがっ、まんこがいいっ……チンポ気持ち良いっ、まんこいいよおっ」
涙を流して悶えるヴィータ、初めてでこれだけの快感は凄まじいだろう。
恨むならシャマルを恨んでくれ。
俺はお詫びに少しでも気持ち良くするからね。お、ここが弱点かな?
まんこの奥にこりっとした箇所を発見、そこに例の如くカリ首を引っ掛けて見た。
「んぅぅっ、んぅんっ……んひゃあっ! ああっ、んぁぁ~~~っ!」
「ビンゴ、ここがいいんだねっ」
「あひっ、ひぃんっ……ああっ、だめっ、だめえっ……あたしのまんことけちまうっ……んぁぁっ、あんっ、あんっ、んあぁぁんっ」
「んくぅぅっ、ヴィータッ、ヴィータァッ」
ずちゅずちゅずちゅっずちゅずずっちゅぶっちゅぶっちゅぶぅっ!
「ひぃうっ、ひゃああぁんっ! ああっ、だめっ、あたしっ……またっ、またいくっ……ああっいくっ、いくうっ」
「俺もいくよヴィータっ……そらそらそらそらそらっ」
スパートをかけてガンガンと腰を使う、ヴィータのまんこはそれでもしっかりと肉棒を咥え込む。
ぎゅううっと狭い膣内がさらに狭まる、肉棒が膣肉を擦る度に強烈な快感が走る。
まんことチンコが一体化したような快楽に腰が止まらない、これならヴィータには少しの余裕もないだろう。
子宮にたっぷりと魔力精子を流し込んでやろう。ふふふふふ、絶対に耐えられないぞ。
「んああぁぁっ、あふぅっ、あはぁぁんっ! んひぃぃっ、ひっ、イクッ、あっあたし……もうっ……イクッ、イクウウゥゥゥッッ!」
「ぐうぅぅぅっ、ヴィータァァッッ!」
ぢゅぶうっとヴィータの最奥を突く、ぴったりと隙間なく密着した膣壁と肉棒。
鈴口は小さな子宮口につぷりとめり込んでいる。
そこから魔力を帯びた精液が怒涛の如く流れ込む。
ぶびゅうるるるるるる~~~~~っっ!
「いひいぃぃぃ~~~~~っ! ひぅぅっ、あひぃぃぃ~~~~っ! まんこイクウウゥゥゥッッ! うあぁぁぁぁっ!」
「うっくぅ……搾り取られるっ」
びゅるるっ、びゅくっ、びゅくっ。
うっくぅぅ~~っ、ぎゅっ、ぎゅっと締め付けてくるな。密着度が高いから刺激が凄い。
どくどくと熱く滾った精液がヴィータの子宮を犯す。
間違いなく全て子宮へと注ぎ込まれた、その証拠にヴィータは快感の余り痙攣していた。
「あっ……ひっ……ひぅっ……んぁぁ……あっ、んっ……」
「はぁ~~~っ、気持ち良かった……最高だな」
「……そう、ならもう出来ないのかしら?」
「えっ?」
振り向くとそこには尻をこちらに向けたシャマルがいた。
まんこを手で開いて見せ付けている、先ほどの精液がどろりとまんこから溢れている。
ベッドは大きいので三人乗っても大丈夫なんだが。
「起きたのか」
「あんなに大きな声をだされたら当然じゃない、それよりねぇ……頂戴」
「……ふぅ、仕方ないなぁ。そんなに欲しいの?」
「……まだ体が疼くのよ……お、お願い……私ともう一度セックスして欲しいの」
「へぇ、今のお誘いは中々良いよ」
シャマルの可愛いおねだりに気を良くしたので、ヴィータのまんこからチンコを引き抜くとシャマルのまんこに狙いを定めた。
白い尻肉をしっかりと掴んで一気に挿入する。
ぢゅぶぶうっっ。
「んあぁぁんっ! ああっ、いいっ……やっぱりこれいいわぁ」
「やれやれ、何ていやらしい騎士様だ」
「あぁ……言わないで、だいたい私をいやらしくしたのはオリトじゃないの」
「正解だね、がはははは――とりゃ――っ!」
ぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっ!
「はぁぁぁんっ、いっ、いきなりっ……ふあぁぁんっ、あんっ、あぁんっ!」
「どうだっ、いいかっ、気持ち良いかシャマルっ」
「あんっ、いいっ、いいのっ……気持ち良いっ、気持ち良いぃ~~~っ! 突いてっ、もっとおまんこ突いてぇっ!」
「ふふふふふ、素直でよろしい」
シャマルの要望に応えて、シャマルサイズで容赦なく突く。
ヴィータの後だと緩く感じると言ったら、意地になって締めて来た。
お陰でこっちは凄く気持ち良い。お返しに魔力チンコで突きまくってあげよう。
ずぶうっずぶうっずぶうっずぶうっずぶうっ!
「あふぅぅんっ、これえっ、これいいっ……ああっ、あんっ、あんっ……いいっ、オチンポいいっ」
「気持ち良いかシャマルっ」
「ええっ、気持ち良いわっ! あんっ、響くっ、奥まで響くのぉっ! おまんこの奥まで響くうっ!」
「それならこのままいかせてやるっ、そらそらそらそらっ」
「はぁぁんっ、おまんこいいっ、オチンポいいのぉっ! 突いてっ突いてえっ! あはぁぁぁ~~~~んっ!」
さらに腰を加速させてずちゅずちゅっとまんこを突く。
ぼたぼたとシーツの上に混ざり合った淫液が落ちる、シャマルは突くのに合わせて腰を振り完全にセックスに没頭している。
こちらもヴィータを相手にした後なので興奮が冷めない。
「あふぅんっ、ふぁぁんっ! だめえっ、いくうっ! いっちゃうのおっ!」
「いけっ、思いっきりいけっ」
「はいっ、いきますぅっ、シャマルいきますうっ……あはぁぁんっ、あんっ、おまんこいくぅっ……んあぁぁぁんっ!」
「ううぅぅぅっ、受け取れシャマルッ!」
ぐりいっと子宮口に亀頭を捻じ込んで精液を放出する。
当然魔力精子なので快感倍増さ。
びゅうるるるっ、びゅびゅびううぅぅぅぅ~~~~っ!
「ひぃうううぅぅぅぅんっ! イッ、イックウウゥゥッッッ!」
「うううっ、まだ出るぞっ……ぐぅっ」
達しているシャマルから肉棒を引き抜く、素早く前に回りこんで正面に立つ。
はぁはぁと荒い息を吐くシャマルの口にずぽっと肉棒を突っ込む。
驚いたシャマルに飲めよと命じて精液を流し込む。
びゅるるるっ、びゅるっびゅるるる~~っ。
「んんうっ!? んんぅっ、んうっ……んん~~~~っ」
困った顔で首を振るシャマルににこりと笑って言う。
「駄目だよ、全部飲んでね」
「んぅんっ……んぐっんぐっ……んんっ、ごくっ……ごくっ……」
「ふぅ~~~……あ、ちゃんと綺麗にしてくれるかな」
「んん……ちゅうううっ……んくっんくっ……ぺちゃ、ちゅっ……んふぅん……ちゅっ、ちゅるっ」
「ふは~~~、やっぱ気持ち良いなこれ」
最初は眉を寄せたシャマルだが、綺麗になる頃にはぺろぺろと嬉しそうに舐めていた。
ふふふ、やはりシャマルはエロエロだな。
しかし、流石に疲れたな。
シャマルとヴィータの連戦だったからな。
ヴィータはまだ失神しているか。まあ、初めてであれだけの刺激を受けたら当然か。
シャマルはうっとりとした表情で眠っている。このままじゃ風邪引くな、まったくしょうがない騎士様だ。
魔法で後始末をして、二人をベッドの両脇に置く。
当然真ん中は俺だ、一応二人には下着だけ着けた。
毛布と布団をかけて明かりを落とす、ふぁぁとあくびが出た。
今夜は気持ち良く眠れそうだ。
「はぐはぐはぐはぐはぐっ……んん~~~っうめぇーっ」
「ははは、そんなに慌てて食べると喉に詰まるよ」
「だってこれうまいんだよ、何か今日はいつもよりご飯がうまいんだ」
ガツガツとご飯とおかずを掻き込むヴィータ、そりゃああれだけ乱れれば飯も美味いだろう。
まあ、ここでそんな事を言えばまた怒るので言わないが。
ちらりと部屋の隅に目を向けると、そこには布団で簀巻きにされたシャマルがいる。
ご丁寧に「エサやるな」と張り紙までしてある。
しくしくと涙を流してこちらを見ているシャマル。
お腹も空いてるだろうな、時おり腹の虫が鳴いている。
今朝目が覚めて朝食の用意をしていたら、シャマル巻きを引きずってヴィータが現れた。
おはようと挨拶すると顔を真っ赤にして挨拶を返してくれた、その時足でシャマル巻きを部屋の隅に蹴飛ばしたが。
ゴロゴロと転がったシャマルは壁にぶつかってそのままだ。
「……うう、お腹空いた……」
「ヴィータ」
「ごくごくごく……ぷぅ、ん? 何だよオリト」
「お腹空いたんだって」
指でシャマルを指し示す、するとヴィータは煮物が入った皿を持ってシャマルへと近づく。
シャマルの表情に喜びが浮かぶ、顔の近くにしゃがんだヴィータが煮物を箸で刺して差し出す。
「シャマル、あーん」
「あ、あーん」
あーんと口を開けたシャマルに芋の煮物が近づく。
だが口に煮物が入る瞬間にさっと引き戻される、ガチッと歯の鳴る音だけが聞こえた。
煮物はヴィータが美味しそうにもしゃもしゃと食べている。
「ん~~……美味いなこの芋」
「ううっ……ヴィータちゃんの意地悪、お願いだから何か食べさせて」
「ふんっ、あんな変な薬あたしに飲ませるからだよ」
「……あんなに気持ち良いって叫んでたのに」
「ふ、ふふふふふっ……反省してねーなシャマル」
ぼそりと呟いたシャマルの台詞に青筋を浮かべるヴィータ。
シャマル巻きを引きずって外に出て行く、暫くすると布団を持って戻って来た。
あれ? 確かシャマルは下着姿だったはず。直ぐにドンドンとドアを叩く音が聞こえた。
「開けて開けてーっ、せめて服を頂戴っ。ねえっ、聞こえてるでしょうっ」
「ヴィータ、服ぐらいあげたら?」
「いいんだよ、あたしに恥ずかしい事思い出させた罰だ」
「うーん、でも誰かに見つかったらはやての迷惑になるんじゃないかな」
「あっ……そっか、はやてに迷惑かけちゃ駄目だよな」
うーんと腕を組むヴィータ。
結局シャマルへの罰は、玄関で三回まわってワンで落ち着いた。
しくしくと泣きながら朝食を食べるシャマルは悲しみに満ちていた。
その後、ヴィータはシャマルと共に八神家に帰る事となった。
これ以上ここにシャマルを置いておくと、はやての恥になるとヴィータが言うからだ。
電話で昨晩の事をはやてに伝えるヴィータ、聞いているとシャマルが馬鹿になったと言ってるようだが。
電話越しにはやてに謝るシャマル、これじゃ家に帰ってもお仕置き確定だな。
全く……あの時素直に薬を飲んでいればこんな事にならなかったのに。
念話でそう伝えても、反論する気も起こらないのかどんよりと影を背負うシャマル。
「じゃあな、また遊びに来てくれよ」
「うん、はやてとシグナムによろしく」
「……えっと」
「ん?」
下を向いたヴィータがちらちらと俺の顔を見る。
何だろうと思っていると、キッと表情を引き締めたヴィータが顔を近づけて来た。
そのままそっと唇を重ねてきたので動かずにいた。
「んっ……キスしたからな」
「えっと、ヴィータ?」
「や、約束だったからな、キスしてやるって」
「あ、そうだったね。でもキスならあの時に沢山したけど」
「ばっ、ばかやろっ。あれは無しだっ、ちょっとおかしくなってたから無しだっ」
顔を赤くしてそっぽを向くヴィータ、向こうでシャマルが地面にのの字を書いている。
ヴィータの頭を撫でてやると、振り払おうとはせずにされるがままにしていた。
何度もこちらに手を振るヴィータに手を振り替えして見送る。
ふう、色々と面倒は起きたが結果としてはグッドと言える。
シャマルの立場は悪くなったがそれはまあいい。
ヴィータとシグナムは七割攻略といった所かな? 後一つ決定的な何かがあれば完全に堕ちるだろう。
さて、あと数日でクロノも動ける。
無印のイベントも残すところあと一つだ。
ここまで来たらこける事はないが慎重に行こう、手抜かりがないように準備を整えなければ。
心配事と言えばクロノが「運動」のし過ぎでちゃんと動けるかどうかだな。わはははは。