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No.21093の一覧
[0] テンプレエロ主(リリカルなのは・アニメ基準) [本城](2011/12/28 23:45)
[1] 1話[本城](2010/09/26 02:04)
[2] 2話[本城](2010/08/17 00:05)
[3] 3話[本城](2010/08/19 00:12)
[4] 4話[本城](2010/08/19 23:31)
[5] 5話[本城](2010/08/21 00:18)
[6] 6話[本城](2010/08/24 01:58)
[7] 7話[本城](2010/08/30 22:52)
[8] 8話[本城](2010/08/25 23:53)
[9] 9話[本城](2010/08/30 22:53)
[10] 10話[本城](2010/08/31 00:31)
[11] 11話[本城](2010/09/05 23:26)
[12] 12話[本城](2010/10/14 01:01)
[13] 13話[本城](2010/09/26 02:02)
[14] 14話[本城](2010/09/26 02:00)
[15] 15話[本城](2010/10/06 23:47)
[16] 16話[本城](2010/10/06 23:48)
[17] 17話[本城](2010/10/30 22:02)
[18] 18話[本城](2010/10/30 22:03)
[19] 19話[本城](2010/11/29 23:51)
[20] 20話[本城](2011/05/09 00:05)
[21] 21話[本城](2011/01/16 00:15)
[22] 22話[本城](2010/12/14 22:54)
[23] 23話[本城](2011/01/16 00:20)
[24] 24話[本城](2011/01/16 00:21)
[25] 25話 完[本城](2011/01/16 00:22)
[26] 二発目 1話[本城](2011/05/09 00:20)
[27] 2話[本城](2011/05/09 00:27)
[28] 3話[本城](2011/05/09 00:31)
[29] 4話[本城](2011/05/09 00:31)
[30] 外伝 性王・エロ主[本城](2011/05/09 00:27)
[31] 外伝 2話[本城](2011/05/09 00:32)
[32] 外伝 3話 最新話[本城](2011/12/28 23:46)
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[21093] 18話
Name: 本城◆13c6feb7 ID:ff7e6ebd 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/10/30 22:03










「……むう……」

のっけから不機嫌なオリトです。
太陽がサンサンと輝く常春の国、眠気を誘う陽気だが俺の心はそんなに穏やかではない。
これで何度目なんだよまったく……目の前ではプレシアとフェイトが芝居を演じている。


「たったの九個ではアルハザードに辿り着けるかわからないけど……」

「母さん、頑張って」

若返る以前の姿に変身しているプレシアにアリシアが声援を送る。
といってもまだ完全復活ではない、治療用ポッドに移動用のキャスターをつけてあるわけだ。
透明カプセルに入ったアリシアをプレシアが車椅子のように押して生活している。


液体の中に浸かる少女を運ぶ美人、はたから見ればかなり変な光景だ。
しかし、あの薄い青色の液体はLCLなのか? アリシアが溺れないところを見ると似たような物だろう。
ま、それはともかくとして芝居は佳境に入っていく、ここさえクリアできれば問題はないんだが……。


「――私はね、貴女が生まれた時からずっと、だ……だ……だい…………今日のおやつは大ドーナツよ!」

「か、母さん……」

「あーあ、またえぬじーだね」

「……さて、時空管理局の提督に真実を伝えにいくか」

よっこいしょと腰を上げてすたすたと歩く、するとがくんとした重みがかかる。


「ま、待って、やり直すからもう一度だけっ」

「俺の記憶が確かならその言葉は十五回目だと思ったけどね」

大人のプレシアといえどその体重は五十キロ程度、ちょいと強化すれば引きずる事など造作もない。
そのままずんずんと歩く俺の腰にしがみついたままのプレシアがツツーッと引きずられる。
下の床はフローリングなのでよく滑る。


「待って、待って、待ってーっ! お願いだから待って頂戴っ!」

「母さんっ。待ってオリトっ」

たたたっと走って来たフェイトがぎゅっとプレシアの背中に抱きつく。
とは言ってもフェイトの体重などたかがしれてる、親子揃ったところで俺の歩みは止められん。
のっしのっしと力強く歩く俺の眼前に二つの柔らかな物体が現れた。

ぽよん。

「まあ、アンタの怒る気持ちも分かるけどさ。ここは待っておくれよ、ねっ?」

「むー……」

アルフの豊満な胸に顔を埋めて歩みを止める、優しく俺の頭を抱きこんだアルフがよしよしとばかりに撫でている。
相変わらずの良い匂いがする胸の弾力を堪能していると怒りが治まってきた。
背中からフェイトのプレシアを心配する声が聞こえたので、一先ず休憩する事にしよう。










場所は変わってテスタロッサ家のリビングへと移動する。
ここはアリシアが完全に治療を終えるまでの仮住まいだが立派な家である。
先ほどの芝居をやっていたのも離れにある部屋だが、高町家の道場並みの広さがある。


プレシアの持つジュエルシードのもたらす利益はかなりの物だ。
それに加えてミッドの技術と自分の知識を売り物に使って国王と商談を交わした、これによりプレシアは莫大な富を得た。
親子三人とアルフで一生生活に困らないだろう、働かなくても遊んで暮らせるというやつだ。


と、話がずれたがとにかくプレシアの家で芝居の稽古をしていた訳だ。
一応原作と同じ流れに持っていきたいからな、フェイトが無罪になる為にもこれは必要だ。
しかし問題はプレシアにあった、アリシアと平和に暮らしていた「あの頃プレシア」は優しすぎる。


フェイトを自分の娘と認め愛しているので「大嫌い」が言えないのだ。
十回くらいならいいのだが流石にまいった、いっその事暗示をかけて「原作プレシア」に戻してやろうかと思ったぐらいだ。
プレシアの入れてくれたコーヒーを飲みながらどうした物かと考える。


「本当にご免なさい、忙しいところをわざわざ来てもらっているのに」

「まあね、愚痴るわけじゃないけどこっちも大変なんだ。あの提督は中々にやり手でね」

そう言ってこの間録画したリンディの画像を空間スクリーンに映し出す。
その映像を見た瞬間、フェイトとアリシアはビクッと身を震わせた。
見せたのは昨日の映像、リンディがロッテを睨みつけた場面の物だ。


「昨日もこんな風に厳しい表情で問い詰められたよ、何とか誤魔化しておいたけどね」

「これは……確かに凄い眼光ね。これでは相手をするのも骨が折れるでしょう」

「うん、でも頑張るよ。プレシアさん達には幸せになって欲しいからね」

「ありがとうね、オリトっ」

「ありがとうオリト、私も頑張ってお芝居の練習するからね」

俺の言葉に感謝の気持ちを表すアリシアとフェイト。
プレシアもそっと手を取って礼を言う、うーん、それにしても本当に綺麗な人だ。
これだけの美人が乱れるとどんな事になるのか非常に楽しみではある、しかしフェイトの前ではオリ主の俺。


ここはまだ我慢だ、着実に好感度を上げているのは確かなんだ。
欲望を押さえ込んで「良い人」でいなければならない、ここがオリ主の辛いところだ。
アリシアが完全に復活するまではプレシアに手を出しにくいからなあ。


「まあ、いま練習している場面はまだ先だからね。取りあえずは海のジュエルシードをそろそろ発見してもらうから」

「うん、魔力を撃ち込んで発動させればいいんだよね」

「そうだよ、ただし危険だから十分注意すること。アルフもフェイトのサポートを頼むよ」

「任せときな、オリトも気をつけなよ」

「もちろんだよ。それじゃあ今日はこれで、またねフェイト、アリシア」

椅子から立ち上がってフェイトの頭を撫でる、ナデポはないがこれは地道に効果があるのだ。
一家総出で見送ってくれるプレシア達に手を振って常春の国を後にする。
さてと、今日もアースラに乗り込むか。










「はいエイミィさん、今日もお仕事ご苦労様」

「いつもありがとうオリト君、わー良い香り」

受け取った花束の香りに笑顔を見せるエイミィ。


「君もマメな男だな、毎日よく続く」

「こういう所はクロ助も見習うべきじゃないかなあ」

「何を言ってるんだロッテ、だいたい君も――」

職務がどーの示しがどーのと言うクロノをのらりくらりとかわすロッテ。
その二人を笑って見ているエイミィとリンディ、中々に微笑ましい光景だ。
今日は珍しく約束があるとかでなのははアリサ達と会っている、いま暫くは子供らしく遊んでいてもらおう。


さて、ロッテとクロノは和やかに会話をしているが別段変わった様子は無い。
当然と言えば当然か、ロッテがクロノを好きだと言うのは嘘だからな。
しかしそれでは面白く……おほん、俺はともかくリンディが納得しないだろう。


今日は俺が来る前にジュエルシードを一個見つけたと言っていたからな。
一日で二個も見つかるとは思えない、というわけでロッテに念話で話があると言ってブリッジを後にする。
ちゃんとリンディにも目配せをすると、コクンと頷いて理解してくれた。よしよし。










「ロッテさん、クロノへの対応がイマイチだと思うんだけど」

「そんな事言ってもしょうがないじゃない、それとも何か良い方法があるの?」

「んー、クロノの部屋で裸でエプロン付けて、私を食べてみない? とか」

「却下よ」

「ならシャワー室に入って行って、私の体で綺麗にしてあげると言って抱きつく」

「却下」

「ベッドで全裸で待ち構えて、今日はクロノがご主人様にゃん――」

「却下! あなた私を変態にしたいの?」

うーむ、ロッテの性格ならこれでいいと思うんだけどな。
しかしこれらが駄目となるとどうするか、それに明日はアリアとロッテが交代する日。
今日中に少しは進展させたいものだ……んー、これでいって見るか?


「ロッテさん、これならどうだろうか?」

「何よ、また変な事言ったら引っ掻くわよ」

「いや、今度は比較的まともだから」

疑いの眼差しを向けるロッテにごにょごにょと耳打ちする。
ここはロッテの部屋なのだが気分という奴だ。
この案は合格だったらしくロッテはクロノに会いにいった。










「ほほー、クロノの奴やるもんだな」

訓練室の様子をモニターで眺めながら特製ドリンクを作る。
あの後ロッテは久々に稽古をつけてやると言ってクロノを誘った、リンディも気を利かせて午後はクロノに休みを与えた。
ジュエルシードが見つかれば呼ばれるかもしれないが大丈夫だろう。


この後で訓練を終えた二人がドリンクを飲む、しかしこれにはちょっとした興奮剤が入っているのである。
普段固いクロノもこれで少し緩くなるはず、それでロッテが成長したねとか何とかいいながらキスでもと言う筋書きだ。
だけどキスしてもクロノはロッテになびかないだろう、そこで俺がすこーし背中を押してやろう。


これは調合にコツがいる、えーっと濃度は二倍……いや、六倍にしよう。クロノを侮ってはいけない。
そんでもってロッテは感度がより高まるようにしてっと、クロノは精力がどれくらいか分からないから精力剤をどばっと増強する。
くくくくく、出来た。エロ主謹製特製ドリンク「背中と欲望を押す暴風」こいつは凄いぞ。


運動した後なら効きも早いだろう、ふふ、これは自信作だ。
これを飲んだ後に女を抱けばそれは天国を味わえるだろう、さらにクロノはまだ童貞。
初めてのセックスでこの快感は想像を絶する、しかも女がロッテだから二回三回はどんとこいだ。


そろそろ訓練も終わるだろう、それはいいがロッテの奴あの服のままで訓練しているな。
ミニスカートでビシバシと蹴りを出すのはどうなんだろう、クロノの方からまともに見えていると思うぞ。
防ぐ事に集中しているから気にならないのかな? まあいい、二人には存分に楽しんでもらうとしよう。


ほどなくして訓練を終えた二人が出てきた、休憩場所に用意してあるドリンクを取ってクロノに手渡すロッテ。
ゴクゴクと何の疑いもなく飲んでいる、さーてどうなるかな。俺はちゃんと物陰から見守っているぞ。
作戦通りにロッテが良くやったとか褒めている、暫くするとクロノの顔が赤くなってきた。
ロッテの方も胸を押さえて妙な顔になっている、どうやら効き始めて来たようだ。


『ちょっと、これ私の奴にも何か入れたの?』

疑問に思ったロッテから念話が届く。

『うん、ちょっと間違えたんだ』

『大丈夫なんでしょうね』

『それは大丈夫、それより部屋に行った方がいいよ。クロノの様子が変だから丁度いい口実になる』

『そうね、でも本当に大丈夫なんでしょうね? なんか、こう……もやもやするんだけど』

『ロッテさんなら耐えられるよ、頑張ってね』

クロノに肩を貸して部屋に向かうロッテ、二人に向かって手を振り見送る。
ふふふ、これでこっちはいいだろう。
もう少しアースラにいる必要があるからな、今の内にエイミィの好感度アップにいそしもう。





三時間経過。





「へえ、そんな事もあったんだ」

「そうなんだよ、でも面白かったんだ」

エイミィの休憩時間を利用して遺跡探索の話をして見た。
これが結構受けが良かった、勤務時間も一応何かあった時の為にブリッジに詰めていた。
民間協力者という立場はこういう時に便利だ、そろそろ休憩時間も終わりなので残っていたコーヒーをぐいっと飲む。


そして立ち上がるエイミィに今日の秘密兵器を渡す。
少し前に前髪がはねる事があるので困ると言っていた、こういうチャンスを逃す手は無い。
持っていた紙袋から綺麗にラッピングされた箱を手渡す、丁寧に箱を開封するエイミィ。


箱の中には色とりどりの髪留め、海鳴デパートで買った品で品質は確かな物。
うわあと驚くエイミィに着けてみてと言う、青い色を選んだエイミィが右側の前髪につけた。
どうかなと聞くエイミィに当然似合っていると答える、はやてとはまた違った感じが良いね。


「気に入ってくれたかなエイミィさん」

「うん、ありがとうオリト君。でも、いつも貰ってばかりで悪いね」

「そんな事ないよ、エイミィさんと話すのは楽しいからね。それにお姉さんができたみたいで嬉しいんだ」

「私もオリト君と話すのは楽しいよ」

にこりと笑って頭を撫でてくれるエイミィ、ふふふ、じっくりとすり込んでいく効果の高さは美由希で証明されている。
上機嫌のエイミィと別れてから端末を取り出す、ロッテの部屋に仕掛けておいた盗聴器に繋ぐ。
ベッドの下に付けて置いたから声は良く聞こえる筈、どーれポチっとな。


『はあぁぁんっ! あんっ、あんっ、あああぁんっ! いいよクロノっ、もっと、もっとぉぉっ!』

『はぁっ、はぁっ、はぁっ! ロッテ、ロッテッ! うあぁぁっ!』

……おおー、頑張ってるなクロノ。流石に守護騎士並みの濃度には耐えられなかったようだ。
三時間やりっぱなしであの勢いか、これはまだまだ続くな。
頑張れクロノ、頑張りは得意だろう。くくくくく。


それからアースラを後にした、ちゃんとリンディには二人の事は伝えておいた。
いきなりクロノが突っ走った事に驚いたが心配はしていないと言った、息子の意思を尊重するという事らしい。
もっとも、どうしてエイミィに今まで手を出さなかったのか少し不思議そうだった。
ロッテとエイミィでは積極性が違うんじゃないかなと説明したら納得した、あのアパートの一件を見ていたリンディならではだな。


取りあえずエイミィには内緒と言う事でこの件は落着、これでリンディの追求がロッテに向く事は無いだろう。
帰り際にリンディとキスをしてからアースラを降りた。
時間は……午後五時では夕食にはちょっと早いな、さてはてどうするか――む。


あれは忍と恭也……二人で何をしているのか、素早く物陰に入って織人に変身。
そのまますたすたと近づいていく、いやー変身魔法って便利だな。
洋服店のショーウインドウを眺める二人の近くに立って会話に耳をすませる。


「あら、新しい服が飾ってあるわ」

「こっちの白い服なんか忍に似合うんじゃないかな?」

「そう? 私はどっちかというと向こうのグリーンの服が好みよ」

「そうか、なら明日プレゼントするよ。丁度なのはや美由希の分も買おうと思っていたから」

「二人に服を買ってあげるなんて何かあったの?」

尋ねる忍に説明する恭也、どうやら兄妹へのサービスらしい。
普段から店の手伝いを頑張っている美由希、そしてなのはも学校と手伝いを頑張っている。
兄としてたまには可愛い妹達に贈り物をしたいと言う事、内容は立派だが言い方が上手くないな。


今の言い方だと忍へのプレゼントが二人の買い物へのついでに聞こえる。
確かに忍より二人を優先させても悪くは無い、だが忍としては自分を一番に見て欲しいだろう。
恭也がそう思っていたとしても、この場でさっきのような言い方をしたのは失敗ではなかろうか。


恭也が美由希となのはに贈る服を決めようと店の中に入る、当然このまま去るわけはないので店に入った。
後ろに続く忍の顔は僅かだが曇っていた、やはり二人だけの時は自分一人を見て欲しいようだ。
恭也は気づいてないだろうが、忍は普通の状態では無い。


一応、両親公認の恭也の恋人は忍だ。
忍もまだ恭也の事を恋人として認識している、もっとも俺が来る前よりはだいぶ心が離れているが。
そんな公認の恋人だからこそ、二人だけの時は「自分を見て欲しい」という欲求が強くなっている。


なので先程の言葉は忍に影響を与える、恭也が忍を繋ぎとめる為には常に忍を最優先しなければならない。
しかし、やや朴念仁の恭也にそこまで気を回すのは無理だろう。
美由希となのはのサイズを知っている恭也は良さそうな服を選んだ、忍もそのチョイスには納得したようだ。


ほほう、流石に長年兄をやっているだけの事はある。見事な選択だ。
ただ、それを俺の目の前でやるのは大失敗だよ。
続いてなのはの服を選ぶ恭也、ふと見ると忍が別の方向を見ていたのでさりげなく近づく。


恭也から少し離れて忍が見ていたのは一着の服、忍も良く愛用しているトレーナーだ。
うん? 何か服には素人の俺から見ても品質やデザインが違うような気がする。
ああ、有名ブランド品という奴だな。


「わあ……これいいわね、デザインも素敵だし肌触りが最高だわ」

その内の一着を持った忍が手に取って感心したような声を出す、どうやらウインドウに飾ってあった奴よりも気に入ったようだな。
だが値段を見た忍の表情が困った物になる、ちょうどその時に恭也が忍を呼んだので服を返して戻っていった。
どれどれ、いったいいくらぐらいするんだ……六万三千円。


服には無頓着だから良く分からないが高い部類に入ると思う。
忍ならほいっと買えるだろうが恭也はどうなんだろう、買えない事はないと思うが忍の様子から察するとねだるには高いという事かな?
……ああ、そういえば美由希やなのはの服も買うといってたな。


すると合計金額がいくらになるかが問題だな。
再び二人に近づくとなのは用に選んだ服を恭也がしのぶに見せていた。
うん、確かになのはに似合いそうな可愛い服だ。美由希と同じくスカートもセットだな。


「よし、これで決まりだな」

「でもいいの? この二着に私の服を合わせると結構な金額になるけど」

「はは、たまには奮発しないとな。それにこういった物は金額じゃないだろ?」

「そうね、ありがとう恭也」

恭也の言葉が嬉しかったのか微笑む忍、ふむう。
ウインドウの服もそこそこの金額だったな、それならさっきの服は特別な日のプレゼントではないから気を使ったのか。
しかし恭也の奴やってくれるな、ちょっと目を離したすきに関係修復にでるとは。


だとしてもエロ主として一度目をつけた忍を逃がす訳にはいかない。
フラグクラッシャーの力を侮るなよ……とは言ったもののどうしよう。
この服を買ってプレゼントするのは簡単だがイマイチ芸が無い、忍だってもらってばかりでは悪いと思うだろうし。


エイミィと同じで何かしら理由が必要だな、てくてくと二人の後に付いて歩きながら考える。
店を出てから並んで歩いている二人、何やら話しているようだが聞き取れない。
むう、このままでは何もできないな。余り今の状況で時間を割くわけにもいかない。


ん? 恭也が携帯を取り出して何処かにかけているな。
電話が終わると忍を促して近くのファミレスに入って行く、どうやら今の電話は高町家にかけていたようだな。
これ以上尾行を続けても意味がない……事も無い、何とも良い人材が歩いているじゃないか。


この姿では不味いので再び物陰に身を潜めてオリトに戻る。
そのまま念話で相手に呼びかけてこちらにこさせた、そして二人で店に入って恭也達からは死角になる席に座った。
メニューを見て、そんなに腹が減ってるわけでもないのでコーヒーとサンドイッチを二人分頼む。


「あの、私はそんなに長い事つきあえないわ」

「分かってるよ、ちょっと協力して欲しいだけだから」

「……あの後大変だったのよ、どうして仲間から尋問されなければならないのよ」

「自業自得じゃないの?」

「――っ、よくあっさりと言えるわね……」

悔しいのかお絞りを握り締めてこちらを恨みがましく見るシャマル、知らんね。
夕食の買い物に出かけていたところをゲットしたのだ、シャマルの力があればちょいとした悪戯がしかけられる。
俺の目線では見えないがシャマルの位置からは恭也達のテーブルが見える、二人が何を頼んだのか知らないが食べ物には間違いない。


「あの二人の食べる物にこれを混ぜて欲しいんだ」

「これって、水じゃないの?」

「うん、薬を混ぜた水だよ。男にはこっちの水、女の人にはこっちの水をね」

「……何考えているのかしら」

「シャマルの下着は何色かなと考えているよ」

がっくりとうな垂れてため息をつくシャマル、正直に答えたのに失礼な奴だな。
あれから服をちゃんと買ったようだな、ならば下着も一緒に……あれ?


「シャマル、俺の家に来た時はシグナムの服を借りていたよね」

シャマルには気を使わなくていいので呼び捨てでいいだろ。

「そうよ、今日はやてちゃんに自分の服を買ってもらったわ」

「なら下着はどうしてたのかな、あの時は忘れていたけどシグナムのブラだとシャマルには大き過ぎるだろ」

「むっ、確かにシグナムの方が私より"少しだけ"胸は大きいわ。けどそんなに差は無いわよ」

「うんうん、ウエストの太さはシャマルの方が"少しだけ"太いけど」

「~~~っ、い、言ったわね。今の言葉は聞き逃せ無いわよ」

ぷるぷると拳をふるわせて怒るシャマル、どうやらシャマルにとって腰の細さはプライドを刺激するらしい。


「で、質問の答えは?」

「あの時の下着はバリアジャケットよ」

「あっ、その手があったか」

良く考えたらそうだ、なのははバリアジャケットも普段の下着もピンクだから忘れてた。


「はぁ、案外抜けてるのね」

「……仕事をしてもらおうかな、これが終わったら帰っていいよ」

「分かったわ、これを混ぜればいいのね」

「うん、少量でも効果はあるから」

周りに気づかれないように旅の扉を起動させるシャマル、やがて恭也と忍の所に料理が運ばれて来た。
上手い具合に二人とも同じメニューだ、ふん、恭也の奴ご機嫌取りのつもりか?
らしくない事をしやがる、それはともかくポタージュがあるのはありがたい。


シャマルがポタージュの表面と旅の扉を繋いでそっと水を垂らす、少しなら分からないし冷めないから大丈夫だ。
流石に本職だけあって見事なもんだ、移動している相手や物にに使えないのが欠点だが凄い魔法だと思う。
……この魔法が使えると便利なんだがな、ベルカ式は苦手なんだこれが。


「終わったわよ、私はこれで帰るわよ」

「ありがとう、少し太いシャマル」

「……お、覚えてなさいよ。今度会う時に私の方が細いって事を証明して見せるわ」

バシンと代金を叩きつけてズンズンと大股で去っていくシャマル。
さて、これで恭也の今回の好感度ポイントは何の意味も成さなくなった。
恭也に与えたのは性欲増進剤のブレンド、忍に与えたのは性欲減退剤。


つまり、恭也はセックスがしたくなるが忍はその気が起こりにくい。
例えそこまで行ったとしてもそこからが問題だ、今の恭也はブレンド薬のせいで早漏になっている。
反対に忍はかなり長い間行為を続けないと達する事ができない、恐らく恭也が七回射精しても忍をいかせる事は不可能。


以前聞き出した事だが、恭也の最高記録は五回。
頑張れば六回は可能だろうが七回は無理だろう、舌でまんこを舐める程度の刺激では忍は満足しない。
つまり恭也は忍の体を使って自慰をするだけになる、果たしてその行為が二人にどういう影響を与えるかな? くくくくく。


……ん? 待てよ……このまま忍が不満を溜めたまま終わると「治療」と称して呼び出されるかもしれないな。
それではいつものパターンだ、今回は恭也への不満を保ちつつこちらの好感度を高めなければならない。
そうなると手段としては――うん、これで行こう。


携帯で連絡を取って準備はオッケー、急いで先程の洋服店に行きトレーナーを購入。
店員に尋ねて見ると、デザインは同じで子供用のもあるとの事。
これ幸いとばかりにそれもゲット、すずかのサイズはなのはと同じなのでこれでぴったりだ。


後はどう送るかだがこれもクリア、この店は配送も行っているので直ぐに頼んだ。
バイク便の兄ちゃんに金を渡して直ぐに運んでくれるよう頼む。
手紙を入れた箱を任せろといって、颯爽とバイクに乗って去っていく兄ちゃん。


これで良し、後はアパートに戻って支度をするとしよう。
今回は色々と小道具を持っていってやる、備えあれば憂いなしだ。










支度を終えてタクシーを待っているとすずかから電話がかかってきた。
荷物が届いたらしく服の礼を言うすずか、気にしないでいいと言ってから少し会話する。
ちなみに忍の携帯は現在留守電になっている、どうやらあの後ホテルにでも行ったのだろう。


メッセージは入れておいたのでこちらに電話がかかってくる事は無い。
すずかとの会話を終えると丁度タクシーがやって来た、タクシーで八神家に向かいながら計画の成功にほくそ笑む。
向かっているのは八神家だが、すずかや忍には俺が助けた女の子の家に行く事になっている。


二着のトレーナーもお詫びの印に買ってもらったと手紙に書いた。
これで高価な服を送っても大丈夫、すずかの好感度も稼げて一石二鳥。
忍もいくら欲求不満だと言ってもこれなら呼び出しは無いからな。


八神家の前でタクシーが止まる、ドアを開けて降りると玄関が開いてヴィータが飛び出して来た。
泊まりに来た事が余程嬉しいのかにこにこと笑って手を引いてくる。
しかし、これでまたシャマルと顔を会わせる訳だな。シャマル率が高い日なのだろう。


おっと、いかんいかん。
アリアに念話を送って事情の説明をしなくては、また怒らせる訳にはいかない。
はやて達と会話を楽しみながらマルチタスクを使ってアリアとも話す。


『……そういうわけなんだ、守護騎士のちょうきょ――もとい、監視も兼ねて今日は泊まる事にするから』

『了解、頑張ってちょうだい。それはともかく思い切った事したわねえ』

『ん? ひょっとしてロッテの事かな』

『そうよ、精神リンクを切るから何かと思えばクロノとするからなんて……』

『随分熱中していたからな、クロノの奴何回ぐらい出したかな?』

『知らないわよもう、余りロッテに変な薬使わないでよ』

『善処するよ。それと本局に帰る時は教えてくれ、その時には時間を作るから』

『ああ、その事なんだけど――』

アリアの説明を聞いて俺はばんざーいと両手を挙げたくなった。
ロッテもアリアももう暫くはこちらにいる事になったというのだ、何でもロッテがグレアムに交渉したらしい。
闇の書がおかしい事や、ジュエルシードの影響がどうのこうのと理由をつけたようだ。


もっともらしく聞こえるが、恐らくロッテがアースラを降りたくないだけだと思う。
ふうむ、余程クロノとのドッキングが良かったと見える。
ロッテはあの薬と相性がいいのかな、それとも単にエロ猫なのか……両方だったら笑えるな。


ともかくこれで一安心だ、ロッテはクロノと仲良くやるならリンディは無問題。
アリアにもまだ手伝ってもらえるのはありがたい、今夜は余裕を持って八神家で過ごせるというものだ。
暫くして八神家の食卓に美味しそうな料理が並ぶ、はやてが腕をふるっただけあっていい出来だ。


食事を終えてまったりとテレビを見る、片付け物が終わってからはやて達と遊ぶ事になるだろう。
全員が学校や仕事を気にしなくていいから夜更かしもできる、バイトはまだ決まってないのかな。
やがて片付けも終わって皆でトランプでもしようとはやてが言う、まあこの人数なら妥当だと思う。


だがこれいじょうのほほんと過ごすエロ主ではないわ、持参した特製ジュースを皆に振舞う。
カシスをベースにしたフルーツジュース、口当たりは良くて後味は爽やか。
そして何故かエロエロな気分になるという優れものさ、はやての分だけは緩和剤を入れて薄めてやる。


守護騎士対策として作った特別配合のジュースだ、これなら良い反応が期待できる。
いきなり服を脱いだりしないだろうがかなりムラムラする事は確か、気分の変化を不思議に思わないぐらいの暗示はかけられる。
やはり警戒心がないだけでやりやすくなるもんだ、さてどうなることやら。


……ふーむ、中々に我慢強い。
薬は効いているが体調の変化を表に出していない、もっとも不自然に足を揺らしたりしているから分かるけどね。
ここらでシャマルに動いてもらうとしよう、念話でこちらの要望を伝える。


抗議されるがそんな物は無視、明日から「ベルカの痴女」と呼ばれたいかと言うと黙ってしまう。
ふふふ、こちらにはエロ動画と言う伝家の宝刀があるのだよ。
神経衰弱が終わったところでシャマルが勝負を持ちかける、ちなみに一位は俺だ。


普通の状態では無いはやて達では思考能力も鈍る、二度連続で俺が勝ったから口実としては丁度良い。
こういう事はヴィータが言いそうではあるが、今の状態ではシャマルが言い出してもおかしく思われないだろう。
一対一のポーカーで勝負しましょうと言うシャマルにいいよと答える、そして持ってきた荷物から新品のトランプを取り出す。


はやての家のトランプは少し傷んでいたので目立つ傷もある、新品なら傷を目印にする事も出来ない。
シールをはがしてチャッチャッとシャッフルするはやて、これで俺の勝利は間違いない。
勝負は一回事に勝者の言う事を聞くこと、ふふふ、とっても楽しい勝負の始まりだ。


「私はもう一枚もらうわ」

「んー、俺はこのままでいいよ」

はやてがシャマルにカードを渡す、俺はクラブのフラッシュ。
シャマルは……六と七のツーペアか、勝ったな。
このトランプは元々仕込みがしてある、特殊なレンズを通して見るとカードの種類が裏に書いてあるのが見える。
特殊コンタクトをはめた俺には全てのカードが見通せる、どちらかが降りれば無効となるので負けは無い。


「勝負よ、六と七のツーペア」

「クラブのフラッシュ」

「うっ……」

「あー、シャマルの負けやね」

あははと笑うはやて、シャマルがこちらを疑わしげに見る。


『ちょっと、何かインチキしたんじゃないの?』

『いきなり失礼な事を言うな、ちゃんと市販のトランプだろうが。自分だって確認しただろう』

『そうだけど、何かスッキリしないんだけど』

『ベルカの騎士って往生際が悪いんだな』

やはり騎士である事を持ち出すと反応が面白い、キッと睨んでカードをはやてに渡す。

「~~~っ、もう一度勝負よ。さあ、要求は何?」

「んー、服を一枚脱いでもらおうかな。テレビでも良くやっている脱衣勝負で行こう」

「なっ……ちょ、ちょっと、それはないんじゃないかしら」

「あっ、それは卑怯だよシャマル。これは不可能な事じゃないよ」

「そうだぞシャマル、それは卑怯だろ」

「うむ、騎士が一度交わした約束を破るのは卑怯だ」

「ん? 騎士?」

「あっ――い、いや、騎士道精神に反すると言いたかっただけだ」

思わず言ってしまった言葉を訂正するシグナム、今のはナイスだぞ。
これで「騎士道精神」と言う言葉をキーワードに出来る。ヴィータには「卑怯」も仕込んであるせいか、さっきの発言はタイミングが良かった。
ヴィータやシグナムに【騎士道精神は大事】だよねと言う、はやてにも【約束は守らないといけない】よねと言っておく。


ううっ、と呻いて渋々と服を脱ぐシャマル。
ふふふ、リボンでもしていればこれで一枚と言えただろうがそうもいくまい。
シャツを一枚脱ぐと下からは白いブラに包まれた見事な胸が現れた、どうやらシャマルは白を好むらしいな。


「へー……シグナムさんほどじゃないけど形のいい胸だな」

「んなっ……」

「おー、オリト君もシグナムの胸の良さがわかるんやね」

「まあね」

「でも、この胸は私のもんやからな。あげるわけにはいかんでー」

にやにやと笑ってシグナムの胸をポンポンと叩くはやて、ふふふ、子供だから許される脱衣トランプ。
はやて自身にもエロに興味は持つよう仕込んである、もともと胸を揉むのが好きなだけに効きも良い。
シグナムは微妙な表情でこちらを見てる、ヴィータはちょっと面白くなさそうに自分の胸に手を当てている。


「さて、続けるのかなシャマル。ここで尻尾巻いても俺は構わないよ?」

「続けるわよ、次は私が勝って見せるわ」

「ふふふ、出来ない事を口にしちゃあいけないよ」

「い、言ったわね、見てなさいよ」


「なあ、シャマルの奴ずいぶんムキになってないか?」

「確かに、珍しく熱くなっているな」

シャマルの様子を見てシグナムとヴィータがぼそぼそと言う。
頭に血が上っているシャマルは聞こえないのか、手渡されたカードをじっと見ている。
ほう、今度はジャックとクイーンのツーペアですか。


「勝負っ、ジャックとクイーンのツーペアっ」

「キングのスリーカード」

「はうっ」

がっくりとうな垂れるシャマル、これでスカートも没収だな。
ここで下着姿になったシャマルに対してまた一言、ヴィータほどではないけどすらりとした脚だねと。
う~~~~~と唸って勝負を続行する、当然と言うかカードが見通せるのだから負けは無い。


ブラを没収、はやてのセンスの良さを褒める。
パンツを没収、武士の情けでバスタオルを巻いた姿でぷるぷると震えるシャマル。
そんなシャマルには目もくれないでシグナムと対決、当然シグナムもバスタオル姿。


後は言うまでもなく俺の完勝である、シグナムが騎士の面目がどうのと呟いてるが仕方ないね。
ヴィータはぶすっとしているし、はやては剥かれてもうたなーと笑っている。
まあ、一番悔しがっているのは負けるたびに比較されたシャマルだが。
それに「裸を見たのだから私の方が細いのが分かったでしょう」と念話での抗議も、シャマルの方がぽっちゃりしているねと返した事が原因かな。


どうせ服を脱いだのだからこのまま風呂に入ると言うはやて、折角なのではやてと一緒に入る事にした。
シャマルがはやてを庇うためか自分が一緒に入ると言う、しかしこれはシグナムやヴィータに阻まれる。
はやて自身が俺と入ると言っているのもある、しかしはやて達に尋問された時の言い訳に一緒に入浴しただけと答えたのも原因だ。


シグナムやヴィータからすればシャマルが俺の気を引こうとしているように見える。
事情を話せないシャマルは悔しがる事しか出来ない、その態度もまた誤解される元になるのだが。
恨めしげに俺を睨む視線を背中に受けながらはやてと共に風呂場へと向かう。










「シャマルはよっぽとオリト君が気に入ったんやなあ」

「そうかな、気の良いお姉さんだとは思うけどね」

はやての背中にお湯をかけながら話す、色気は無いが色白の綺麗な背中だ。
体を洗い終わった所で湯船に浸かる、はやては軽いので持ち上げるのも楽でいい。
向かい合わせでまったりと浸かる、入浴剤を入れてないので湯の色は透明。


はやてがちらちらと視線を向ける、どうやらナニかが気になっているようだ。
暫くしてよっと立ち上がる、ちょうどはやての顔の前に出現するお子様チンコ。
じーっとそれを見つめるはやて、そんなに見つめられると照れるじゃないか。


「そんなに気になるのはやて?」

「えっ、えっと、そんなことないよ」

「それだけじっと見てて説得力ないよ」

「あうう……」

俯くはやてを湯船から上がらせて椅子に座らせる、俺は湯船の横へりに腰かけた。


「これで良く見えるよ」

「う、うん」

許可をもらったからかじっくりとチンコを観察するはやて、教育の成果が出ているようで安心だ。
触ってもいいと言うとおりゃーと両手をのばしてふにふにと触り始める。
何て勉強熱心なんだろう、お兄さん感心してしまうよ。


「うわっ、大きくなってきたで」

「はやてがエッチな触り方するからね」

「むー、オリト君かて私にエッチな本渡したやないか」

「あ、読んだんだ? はやてが興味あるかなと思って」

「べ、別に興味はないよ。ただ本は読むもんやからな」

「そうだね、読んであげないと本が可哀想だね」

「そうや、本に罪はないんや」

などと言いながらチンコを扱くはやて、既に大人サイズになっている。
大きさに驚きながらも手は休めないはやて、恥ずかしさよりも好奇心が勝っているようだ。
薬の影響もあるのか足は動かないが腰を左右に動かしている。


「んっ、なんかピクピクしてきたなあ」

「はやての手が気持ち良いからだよ」

「そうなん? じゃあこのまま続けたら……その、出てまうんかな」

「うん、びゅびゅっと出るよ」

「そ、そうか……びゅびゅっとでるんやね」

射精が見たいのか袋にも手を伸ばして揉み始める。
むむ、教えてもいないのにそちらに手をだすとは侮れない。
よほど本をじっくりと読んだのか優しく揉み解すように玉を手でころがす。


「んくっ、気持ち良いよはやて」

「うわー、凄い硬くて熱くなっとる」

チンコの変化に興奮しているのか手の動きが早くなっている。
流石に本番は無理だがはやてにも気持ち良くなってもらわないとな。


「はやて、ちょっと止めてくれないかな」

「? どうしたん。ひょっとして何か間違った事したんかな」

「ううん、どうせならはやてにも気持ち良くなって欲しいからね――よいしょっと」

湯船から降りてはやての体を掴んで顔を足の方へ向けて寝転がる。
はやての事を考えて当然俺が下にくる体勢、69って便利だなあ。

「ひゃあんっ……えっ? うわっ、オ、オリト君っ、何てとこに顔当ててるんやっ」

「どこって、はやてのおまんこだよ」

「うわわわっ、こ、これは上級者のスタイルや」

「いや、これは中級だよはやて」

「なんやて? え、えっちって奥が深いんやな」

妙な事に感心するはやての一本筋まんこをぺろりと舐めて見る。
少しばかりぬるりとした液体が染み出していた、やはり薬が効いているな。


「ぺちゃぺちゃぺちゃっ、れろれろれろ~~~」

「ひゃんっ、ああっ……あ、あかん、そんなとこ舐めたらあかんよ」

「だって俺ばかり気持ち良くしてもらう訳にはいかないよ、ぺろぺろぺろぺろぺろっ」

「あうっ、ああ……な、なんや……ムズムズして変な感じや……」

ほほう、はやては中々に感度が良いタイプみたいだな。
あの程度の薬では性感の発達していないはやてだとくすぐったいだけだと思っていたが。
これなら本当に気持ち良くしてあげる事ができるな、はやての可愛い尻をわしっと掴んでまんこを強く舐め続ける。


「ちゅぱっ、ちゅぶっ……ちゅううっ、れろれろれろっ……ぺちゃぺちゃっ」

「あんっ、あうんっ……ああっ、なんやのこれぇ……はあぁ……」

「ぺろっ、ちゅうう……はやて、気持ち良いのかな?」

「あっ……うん、気持ちええわ……」

「じゃあ俺も気持ちよくしてよ」

「あっ、そやったね。忘れとってごめんなオリト君」

ぼうっとした声でチンコ扱きを再開するはやて、先程よりはゆっくりだが心地良いのは確かだ。
再びはやてのまんこに舌をはわせて愛液を啜る、量も多くなって来たので舐めやすい。


「ぺちゃぺちゃっ、ちゅるる~~~っ……ずずっ、ちゅばっちゅばっ」

「やあんっ、あんっ、はあっ……あかん、手が止まってまう……気持ちええ……」

快感に耐えながら必死に手を動かすはやて、我慢強い性格が幸いしているのか手は動き続けている。
少し舐める動きを弱めて見ると、手が早く動かして気持ち良くしようとする。
何とも優しい娘だ、はやての動きが止まらない程度の刺激を与えながら手コキを楽しむ。


「ちゅうっちゅううっ……れるっ、ぺろっ……ちゅるるっちゅるるる~~~」

「はぅぅん……あんっ、ええよぉ……おまんこ気持ちええなぁ……」

すっかり快感に酔いしれるはやて、ふふふ、これは将来エロエロになる資質は大きい。
今から仕込んでいけばちびエロ狸が誕生するだろう。
余り長くしていると怪しまれるからそろそろいかせてしまおう、舌の先をまんこにつぷっと差し入れてぐりぐりと回転させる。


「じゅるっ、ぢゅううっ……ちゅぶっちゅぶっちゅぶっ!」

「ひゃうんっ、ああっ、ああっ……なんやっ、ああっ、何か来てまうっ……あかんっ、うああっ……私っ、いってまうっ」」

「ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃっ……ぢゅるるるるる~~~~っ!」

「ああぁぁ~~~~~っ、いっ、イクウゥゥゥッ!」

びくっと体を震わせて絶頂に達するはやて、やはり知識があると手間が省ける。
体をずらしてはやてを仰向けにする、はぁはぁと目を瞑ったまま息をつくはやての顔にチンコの先を向けて扱く。
数回扱いたところでびゅびゅびゅっとはやての顔と胸に精子が降り注ぐ。


「あっ……ぺろっ……ううん……」

「へえ」

無意識に精液を舐め取るはやて、残りの精液を手のひらに集めてはやての口元に持っていく。
まだぼうっとしているはやての頬をペチペチと叩く、うっすらと目を開けるはやてにしっかりと目を合わせる。


「【はやて、これを飲んで】」

「うん……んんっ……んくっんくっ……ごくっ……」

手のひらの精液をこくこくと飲み干すはやて。

「【俺の精液って美味しいよね】」

「うん、オリト君のせーえき美味しいよ……」

にこりと笑って答えるはやて、やはり不味いより美味しい方がいいからな。
精液が美味しい物と認識させておくのは基本だな、これでエッチへの抵抗が一つ消えるわけだ。
うむ、夜天の王のまんこを堪能させてもらったぞ。わはははは。




そういえばこの家の風呂場と居間が離れていたのは助かったな、何枚もドアがあるからはやての声も聞かれずにすんだ。
ザフィーラがまだいなくて良かったと言える、そんな事を考えて脱衣所で服を着ていると顔を赤くしたはやてに頼まれた。
風呂場での事を皆に秘密にして欲しいと言うのだ、そういった羞恥心はちゃんとあるのは良い事だ。


「んー、秘密にしてもいいけどね」

「けど、なんや?」

「口止め料としてはやてのパンツをもらうというのはどうだろう」

「……お気に入りの奴でなくてもええか?」

「うん」

「よっしゃ、商談成立やで」

がっちりと握手する俺とはやて、何てノリのいい子だろう。
暗示をかけても性格は変わらないからな、それにはやてにはエッチな事に興味を持たせただけだ。
このノリは本来のものだから余計に楽しい、やはり明るく楽しいエロが一番だな。


風呂場から出る前に媚薬の原液を浴槽に流し込んでおく、これで湯につかれば肌から染み込む。
湯気にも成分が含まれるからさらにエロい気分になるだろう、おっと、脱衣所の棚の中にもアイテムを入れておかねば。
湯上りのはやてとアイスを食べながら会話する、二番手はシグナムとヴィータだ。


シグナムとヴィータが一緒に入るとは珍しい、原作でもそんな事は無かったと思うが。
もしかすると下着が濡れて来たので入浴を急いだのかもしれない、ちらりとシャマルを見ると新聞を読む振りをしてこちらを見ている。
俺がはやてに妙な事をしないか見張っているのか、もっとももう手遅れなんだけどね。


アイスを食べ終えて歯を磨くとはやてがこくりこくりと船を漕ぎ始めた、夜更かしをした事のあるはやても疲れたのだろう。
風呂場での事はそれなりに衝撃的だったからな、シャマルに言ってはやての事を頼む。
寝ぼけ眼でおやすみと言うはやてに手を振っておやすみと返す、眠りの暗示もかけておいたから明日まで目はさめないな。


はやて達と入れ違いにシグナム達が入って来た、思ったより早い風呂だな。
少し以外だったが二人の顔が赤く目も潤んでいる、ははーん。
どうやら長くあの風呂に入っているのは危険だと感じたか、だがしっかりと効果はあったようだな。


くくくくく、今日は思いっきり楽しんでやるからな。
今は何度も泊まりにこれないからチャンスは逃さない、シャマルを封じた俺に恐れる物は何も無い。
シグナムにはアイスミルクを差し出す、ヴィータにはアイスを渡す。


当然どちらにもたっぷりと薬を入れてある、今までの量を総合すると常人に使う量の十倍に相当する。
いくら守護騎士と言えど耐えがたいだろう、現にヴィータは眠くなってきたと言って部屋に行ってしまう。
シグナムもそうしたかったのだろうが、俺を一人にするのも悪いと思って話し相手になっている。


やがて戻ってきたシャマルが最後に風呂場に向かう、さーてシャマルにはこれから役に立ってもらうとしよう。
シグナムと会話しながらシャマルに念話を飛ばす、調整しだいでシャマルだけに届かせる事ができる念話は便利だ。


『シャマル、聞こえるかな』

『……何よ、お風呂ぐらいゆっくり入らせてくれないかしら』

『もちろんゆ~~~~~っくりと入ってもらうよ、脱衣所の棚を開けたまえ』

『? いったい何をさせる――なっ、何よこれっ』

『見ての通り大人の玩具だよ。シャマルに丁度良いサイズだから、それで一人エッチをするように』

『くっ……どうせ拒否権は無いんでしょう』

『うん、それに体も疼いてるから丁度良いだろ』

『やっぱり、何か変だと思ったのよ』

『はいはい、いいからちゃんとやらないとはやてやヴィータの所に行ってしまうぞ』

『っ……この卑怯者っ、鬼っ、ケダモノっ!』

『がはははは、褒められたと思っておこう』


「うーん、シグナムさんの髪って本当に綺麗だなあ」

「そ、そうか? それほどでもないと思うが」

シャマルに命令しながらシグナムとほのぼの会話、マルチタスクって便利だなあ。
手でシグナムの髪を梳きながら時間を潰す、そして頃合を見計らってトイレに行くと言って部屋を出る。
風呂場へ向かって脱衣所に侵入する、すると風呂場の中からシャマルの嬌声が聞こえた。


「ああぁぁんっ、くうっ……これ大きいっ、あふうっ……ああんっ、あんっ、あんっ」

「何だ、ノリノリじゃないか。困ったもんだなあ、くくくくく」

シャマルの行動を確かめて居間に戻る、ソファでもじもじと足をすり合わせているシグナム。
どうやらかなり良い具合らしいな、ここからの演技が肝心だ。
すっとシグナムの横に腰掛けて下を見て俯く、案の定シグナムがどうしたのかと聞いてきた。


「どうしたオリト?」

「うん……ちょっと凄い物を見ちゃって」

「凄い物だと? いったい何を見たんだ」

「えっとね、トイレから戻る時にシャマルの声が聞こえたんだ」

「ふむ」

流石に仲間の事となると表情に真剣さが増す、足をもじもじさせたままなので締まらないが。
ズボンの中がどうなっているのか見てみたいね。

「何か変な声だったから、心配になって脱衣所まで行ったんだ。ノックをしても返事がなかったからドアをそっと開けたんだけど」

「変な声だと? シャマルに何かあったのか」

「その、お風呂場の中からシャマルの変な声が聞こえて……それにお風呂場のドアが少し開いてたから心配で少しだけ見たんだ」

「それで、シャマルはどうしていた。まさか風呂場でのぼせていたのか」

「ううん、シャマルが……えっと、一人で……一人で胸を揉んでエッチな事をしていたんだ」

「なっ、なんだとっ!? それは確かなのかっ」

「うん、それにおちんちんに似た玩具をこう……ずぼずぼと股の間に差し込んで――」

「くっ、あの馬鹿者っ」

全てを言い終わる前に立ち上がって風呂場へと向かうシグナム、ふははははは。
これより尾行を開始する、すたこらさっさー。
少し間をおいてから脱衣所へと到着、しかしシグナムが出てくる気配は無い。
はてさてどうしたのかねえ、期待に胸を膨らませてそーっと脱衣所のドアを開ける。


「はあんっ、ああっ、んううっ……いいっ、気持ちいいっ……んはあっ」

「くっ、シャマルめ……何を馬鹿な事を……時と場合を……くうっ」

「うひょー……こりゃいいわ」

そこにはパジャマのズボンを脱ぎ捨てて、黒い下着の上からまんこを擦るシグナムの姿があった。
うんうん、分かるよシグナム。
さんざん我慢していたのに風呂場の湯気でさらに興奮したんだろう、流石のシグナムも耐えられないか。


おまけに同姓とは言えシャマルの痴態を見たのは追い討ちをかけるような物だ。
床に膝をついてこちらに尻を突き出す形で自慰を続けるシグナム、見事な尻が丸見えで何とも嬉しい限りだ。
……よし、シャマルにさらなる指令を送ろう、ピピピと念話を飛ばして指示を追加。


「……っ……んふうっ、はあはあ……んっ、ぺちゃっ、ちゅぱっ……」

「ううっ、なんだあれは……シャマルの奴どこからあんな卑猥な物を……」

まんこから引き抜いたバイブをシャマルが舐めている。
ちなみにあのバイブは特製でリアルな形をしている、俺のチンコからかたどりしたのでそっくりだ。


「ぺろっ……はあ、箱に入ったコレを拾った時どうしようかと思ったけど……拾って良かったわ」

「拾った? あんな物を捨てる奴がいるとは……んんっ」

「大きい……オリト君のオチンポと同じくらい大きいわ」

「なっ、何だと?」

小声で驚くシグナム、一瞬手が止まるが直ぐに再開する。
うーん、エロい尻だ。
飛びつきたいがまだ我慢しよう、今はシャマルに台詞を伝えなければ。


「ああ……一緒にお風呂に入った時のオリト君大きくしていたわね……私の裸で興奮していたのね、小さくても男の子だわ」

「な、なるほど……そういえば一緒に風呂に入ったと言っていたな」

「でもあんなに大きくなるなんて、誤魔化していた姿は可愛いかったわ……きっと我慢していたのね」

「むう……シャマルの奴め、やはりオリトに気があるのか?」

「今日だって口ではああいってたけど……っ……私の裸を一番良く見ていたわ」

「くふっ……そ、それは思い込みではないのか」

くくく、あーおかしい。
この場面を記録してもいいけどまあいいか。


「仕方ないわよね、シグナムは胸とお尻が大きいだけで女らしさが余り無いから」

「……な、なんだと……」

「ヴィータちゃんはぺったんこだもの、私に興味を持つのは当然よね」

「……今の言葉しかと聞いたぞシャマル、ヴィータにも伝えておくからな」


流石に今の言葉には腹が立ったのか自慰の手を止めるシグナム。
見たかシャマル、俺を抜けていると言った罰だ。
さて、そろそろ仕上げにかかろう。
こちらの指示にバイブをまんこにすぶっと挿入して自慰を再開するシャマル。


「んんっ……はぁぁ、やっぱり大きい……んんっ、はぁんっ、奥まで届くのおっ」

「くうっ、好き勝手な事を言って……んくっ、んんうっ」

「ああんっ、いいわっ、いいっ……オリト君のいいのおっ」

「はあっ、はあっ……本当にオリトのものはあれほど大きいのか……ふううっ」

くちゅくちゅとシグナムの股間から水音が聞こえる、すでに太ももまで愛液が伝っていた。
そろそろ頃合かな、ズボンを脱いでチンコを取り出す。
シグナムの尻振りダンスを見ていたので既にギンギンになっている。


「はぁぁんっ、いいっ、オリト君のオチンポいいのぉっ! 奥まで来てるうっ!」

「ああっ、うんんっ……はぁっはぁっ……オリトのが奥までっ……ううっ、私は何を考えているのだっ」

「気持ちいいのっ、ああんっ……突いてっ、奥まで突いてえっ……くふぅんっ、あはぁぁんっ」

「はぁぁぁっ、あれほど乱れるとはっ……くうっ、あ、熱いっ……疼きが治まらないっ」

完全に自慰に没頭しているシャマル、シグナムも両手でまんこを弄っている。
そっと脱衣所に踏み込んでシグナムに近づく。
既にシャマルを見る余裕も無いシグナムが、まんこに指を入れたままゆっくりと身を起こしてこちらに振り向く。


「んんうっ……オリト……私にも……オリト……っっ!」

「あっ……シグナム……さん」

ばっちりとシグナムと目が合う、完全に凍りついたシグナム。
両手をパンツの中に突っ込んだままの姿では言い訳もできない、こちらもチンコ丸出しなのでそれは同じ。
ここはチャンスでもあるので欲望に忠実になれと強力な奴を叩き込む、さあてどう出るかな?


「あっ……えっと……ご、ごめんシグナムさんっ」

「――っ! 待てオリトっ」

後ろを向いて脱衣所を出た所で肩をつかまれる、それを強引に振りほどいて二階にダッシュ。
シュタタタタっとフリチンダッシュではやてに言われた部屋に到着。そこ、笑わないように。
ふうと一息ついたと思ったらぐいっと両肩を持って振り向かされた、そこには下半身下着姿のシグナムがいた。


「あっ……う、うわあぁっんむうっ!?」

「んんっ!」

叫び声をあげようとした俺の口をシグナムの唇が塞いだ。
そのままぎゅっと抱きしめられてゆっくりと床に倒れる、ややあってシグナムが口を離す。
つうっと唾液の糸が引かれる。


「あの、シグナムさん?」

「頼む、大きな声は出さないでくれ」

真剣な表情で頼むシグナムにこくりと頷く。
ほっとした顔になったシグナムが立ち上がって部屋のドアを閉める。
そしてこちらに歩いてくるとしゃがんで俺に目線を合わせる、片膝を付いてしゃがんでいるので濡れた下着が良く見える。


「……うわ……シグナムさん凄い……」

「……む、むう……オリト、その、だな……」

「さっきの事なら誰にも言わないよ」

「本当か?」

「うん、そのかわり――えいっ」

「うわっ?」

がばっとシグナムの肩を押して床に倒す、片膝の状態では踏ん張りも効かないシグナムはどさりと倒れる。


「な、何をするオリトっ」

「あの事は黙っているよ、そのかわりシグナムさんが欲しい」

「なっ!? ば、馬鹿を言うな、それはいくらなんでも聞くわけにはいかん」

「……ならどうして追ってきたの? あんな姿を見せた上にキスまでされて我慢しろって言う方が無理だよ」

「それは……あの場合はああするしか……」

自分の行為を指摘されて目をそらすシグナム、その隙にパンツに手をかけて脱がそうとすると手をつかまれた。
キッと強い意志の篭った目で俺を見つめるシグナム。驚いたな、まだそれだけ抵抗できるのか。


「よせオリト、これ以上は駄目だ。それ以上するなら私にも考えがあるぞ」

「そう、ならいいよ。あの場であった事全部はやてに話すから」

「くっ、お前がそんな手段を取るとはな」

「軽蔑していいよ、でも……卑怯な手段を取ってでも俺はシグナムが欲しい、見損なわれてもシグナムを抱きたいっ」

「うっ……そ、そこまでして私を求めるというのか?」

困惑したシグナムの揺れた瞳をしっかりと見て頷く。
ここは真剣さが勝負だ、目を見たままでハッキリと伝える。


「今からシグナムを抱くよ、嫌なら抵抗すればいい」

「私は……」

「もし駄目なら、俺はもう二度とこの家にはこないから」

「――っ! う、ううっ……」

堪えるようにぎゅっと目を閉じるシグナムにそっと唇を被せる。
暫くそのままでいるとシグナムの体から力が抜けていく、俺の手をつかんでいた手が離れて背中にまわされる。
目が開かれたので口を離す、唾液で濡れた唇を開いてシグナムが言う。


「分かった、私は今夜お前に抱かれよう」

「ありがとうシグナムさん」

「ただし! この事は他言無用だ、それと今夜だけ言う事を忘れるな」

「約束するよ、それに今夜だけでも十分だよシグナムさん」

「ならばいい。それと……私の事はシグナムと呼べ」

ぷいっと横を向いて付け加えるシグナム。
ふははははっ、可愛い奴め。
本人の許可も出た事だし、これはとことん可愛いがってやらなければなるまい。


「シグナム、キスするよ……んっ」

「んんっ……んっ」

唇を合わせてシグナムの感触を楽しむ、直ぐにシグナムの舌が入ってきたのでこちらも舌を絡める。


「んんっ、んむっ……ちゅっ、ちゅうっ……んちゅっ、ちゅばっ……れるっ、ちゅくっ」

「んうっ、うんっ……ちゅるっ、ちゅうっ……んむうっ、んんっ……ちゅううっ」

ぐいとこちらを抱き寄せて情熱的なキスをするシグナム。
元々火がついていたのだ、さっきは多少押さえたようだがもう我慢する必要は無い。
唾液を送りこんで見るとごくごくと飲んで自分の唾液を送り返してくる。


「ぷはっ……はぁはぁ、凄いねシグナムのキスは」

「オリトも随分手馴れているな」

「気になるの?」

「いや、つまらない事を言ったな」

「いいよ、それよりシグナムのせいでこんなになっちゃったよ」

体を離して反り返ったチンコを見せ付ける。
目を見開いてそれを見つめたシグナムがごくりと唾を飲み込む。


「むぅ、凄いな。とても子供の物とは思えん」

「シグナムが魅力的だがら普段より大きくなってる見たいだ」

「あっ……わ、私は魅力があるというのか?」

「当たり前だよ、凄く魅力的な女性だよ。だからどうしても欲しいって言ったんだ」

「そうか、そうなのか……お前はそんなに私を慕っていたと言うのか」

ん? 何かシグナムの雰囲気が変わったぞ。
何か特別な事でも言ったかな、ただ魅力的だといっただけでこの反応。
もしかして女として評価されるのが嬉しいのかな、戦士として評価される方を喜ぶと思ったが。


「だが私はシャマルほど気が付く性格ではないぞ、目つきもシャマルよりキツイだろう」

「(ははーん、なるほどね)俺が欲しいって言ったのはシグナムだよ」

「あ、ああ」

「風呂場でもシャマルの裸よりシグナムに興奮したよ」

「うっ、そういえばいつから見ていた?」

「えっと「何を馬鹿な事を」からかな」

「あうっ」

どかーっとシグナムの顔が一気に赤くなる、なんか音でも聞こえてきそうだ。
何とも可愛い一面があるな、どうやら対抗意識というより「女らしさ」を認められるのに慣れていないのか。
いや、認められて感じる喜びが強いんだ。俺が子供だからというのも影響しているのか……うーむ、前回とは状況が違うからな。
ぼすっとシグナムの胸に顔を埋めて抱きつく、少し甘えるように胸を舐めながら言ってみた。


「シグナムは優しくて素敵な女性だよ、凄く温くて落ち着く……」

「そうか、そう思ってくれるのか……嬉しいぞオリト」

優しく俺の体を抱きしめて頭を撫でてくるシグナム、やはりこのやり方で間違いない。
シグナムの個別暗示は「嫌われたくない」、シャマルの女らしくないと言う言葉を気にしているんだ。
与えられた暗示をどう解釈するかは完璧には分からないからな、まあこれでシグナムの接し方は掴んだといえる。


要はシグナムにマイナスイメージを持っていないと示せばいいんだ。
なので今の行動は下手な重ねがけより効果がある、そして薬を飲ませるのと直接膣内から吸収させるのでは効きも違う。
シグナム自身が認めた一晩の行為を決して忘れられない物として刻み込む。


本当なら美由希や忍のように時間をかけたい、そうすれば何もしなくても好意は育っていく。
だが既に四人の内三人が出てきている状況ではそうもいかない、いくら好意的でもはやてが一番なのは変わらないからだ。
だからこそ二番目の位置をキープ出来るようにしておきたい、その為に少々強烈な一夜をプレゼントしちゃうぜ。


シグナムに気づかれないように上着のポケットからカプセルを取り出す。
少し握ると割れたカプセルから液体が流れ出る、それを手のひらに馴染ませた。
そのまますっとシグナムのパンツの中に手を入れる、ピクッと反応したが止めはしなかった。
既にぐっしょりと濡れているまんこを手のひらで撫でる。


「シグナム、凄く濡れているよ」

「うくっ、い、言うなっ」

「でもほら……」

指でまんこの入り口をかき回すとくちゅくちゅと大きな音がする、つぷっと人差し指がすんなりと膣内に入っていく。
これで十分に染み込んだだろう、こういう使い方をするのは初めてだから少し心配だ。
まあ、抵抗力の高いシグナムの事だから多分大丈夫だろう、多分。


「あうっ、ふうぅぅ……んんうっ」

「指がすんなりとはいっちゃったよ、中も熱くてとろとろだ」

「だ、だから言うなと……あぁんっ」

きゅっと指で膣壁を引っ掻いた途端色っぽい声をあげるシグナム。
入り口付近の場所を浅くちゅぽちゅぽと突いてみる、その間に空いている左手で胸を揉みながら乳首を口に含む。
れろれろと舌で乳首を転がしてちゅうっと吸い付く、指の動きを早くしてあくまで浅い場所を攻める。


「れろれろれろれろ、ちゅううぅぅ……ちゅばっ、ぺろぺろ、ちゅううっ」

「くあぁぁっ、はぁっ……んううっ、ああぁ……んはあっ」

やはり膣壁を引っ掻くと刺激が強いらしい、手を口に当てて声を抑えてるが無駄な抵抗だ。
もう挿入しても大丈夫だがまだ入れない、執拗に肉ビラと乳首を攻めているとヒクヒクと膣内が収縮し始めた。
指だけでいくかな? と思っていると、ぐっと手をつかまれたのでシグナムの顔を見る。


「はぁはぁ……オリト、今度は私が良くしてやろう」

上気した表情で言うシグナム、ふふ、先にいかされるのは納得できないか。
しかし俺に対してそういう態度は逆効果だぞ。


「うん、俺もそろそろ我慢の限界だから。気持ち良くしてもらうね――この膣内で」

シグナムが反応するより早くパンツをずらして狙いをつける、つぷっと先端を突き入れたところでようやくシグナムが反応した。
うん、今回は下着は着けたままでいってみよう。


「まっ、待てオリトっ」

「行くよっ、シグナムっ」

ずぶぶううっ!


「うああぁっ、あっ、あっ……ああぁぁぁぁぁっ!」

「ううっ、凄い膣圧」

一気に挿入した衝撃で絶頂に達するシグナム、ぎゅうっと狭まった膣壁がチンコを締め上げる。
流石に鍛えられた肉体だけあって締め付けも強い、キュッキュッとひくつくまんこはとても気持ち良い。
ここで何か言われる前に腰を動かす、ぐいっと突いて先端がコツンと子宮口にあたるまで推し進めた。


「くうぅぅ……あぁ、オリト、は、早く……んんっ」

「速くだね、分かったよシグナム」

「っ!? ち――」

早く抜いてくれと言いたかったその言葉を速く動かしてくれと解釈する。
これまたシグナムが言葉をつむぎ出す前に、がっちりと肉付きの良い太ももを掴んで猛烈にピストンを開始した。
シグナムのサイズは把握した、この一番フィットする大きさで突きまくってやる。


ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ!

「ふあぁぁぁっ! ああっ、ああっ、あああぁぁ~~~~~っっ!」

「ああ……良いよシグナム、凄く良いっ」

敏感なままのまんこをずこずこと突かれるシグナムは答えられない。
染み込ませた薬がどれだけの快楽をもたらしているのかは分からない、この反応からすると相当の物のようだが。
抵抗力が高いシグナムの事だからおかしくはならないだろう、後で怒るかもしれないがここは容赦無しの快感攻めだ。


ぢゅっぷぢゅっぷぢゅっぷっ、ぱんぱんぱんぱんぱんっ!

「んんぅぅぅっ、駄目だっ、このままではっ……ああっ、ああっ……くああぁんっ」

「シグナム、気持ち良いよっ……気持ち良くて止まらないよっ」

「ふあぁぁっ、ああっ、まただ……またっ、くるっ……どうしてっ、ふうっ……あっ、あっ、あはあぁぁぁっ!」

びくびくっと身を震わせて再び達するシグナム、こちらはまだ一度もいっていないのにこの早さ。
焦らしたとはいえかなり早い、やはり唯でさえ気持ち良いサイズのチンコ+直吸収の薬は強力過ぎる組み合わせなのか。
シーツをぎゅぅぅっと掴んで快感に耐えるシグナム、その表情は快楽に染まっておりとても淫靡だ。


……うーむ、たまらんな。普段が普段だからこのギャップはリンディや桃子さん以上かもしれない。
それにあの薬は俺にも多少の影響は与えている、対抗剤を飲んでいるがそれでもいつも以上に股間が熱く滾る。
抱いているのが原作キャラでもトップクラスのエロボディを持つシグナム、そのシグナムの乱れ姿は二度目とは言え興奮する。


いまだ達した余韻に浸るシグナムの足を持って体を返す、繋がったままなので膣壁を擦られたシグナムがひうっと声を出す。
ボューム満点の尻を一撫でするとその細腰に手を添えて怒涛の突きを見舞う、今日の俺は獣と化すのだ。
ぶじゅっとまんこから溢れる愛液、二度いっているのにも関わらず締まりの変わらない膣内はたまらない心地良さ。


じゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっ!


「かはっ、はぐうぅぅぅ~~~~っ、あふぅっ……んんうっ、んああっ……深いっ、ふかいぃ~~~っっ」

「はぁはぁはあっ、奥で当たっているよ」

「ぐうううぅぅ、んはあぁぁぁっ……どうしてっ、どうしてこれほど感じてしまうっ……これでは、私はぁっ」

「感じてくれてるんだ、嬉しいよシグナム」

突くのに合わせてぐりぐりと回転を加える、シグナムの喘ぎが大きくなるが強さは変えない。
腰の奥がじんじんと痺れて射精の時が近い、先ずは第一射目を放っておこう。
シグナムの膣もまたひくついているので一緒にいく事にする、それにしても白い尻に黒の下着は確かにエロさが強い。
じゅぶっじゅぶっと派手な水音を立てる結合部を見ながらスパートをかけた。


「ふううぅっ、はぁっ、はあっ、はあっ」

「はあああっ、あぁぁっ……まただ、またきてしまうっ……どうしたのだ私は……んああぁぁぁっ」

「くうっ、また締まってきた……いくよシグナムっ、このまま膣内に出すよっ」

「はぁぁぁっ、ああっ……分かったっ、来てくれっ……私の膣内にっ、ああっ、くあぁぁぁ~~~~~っっ!」

「うぅぅぅっ、出るうっ」

びゅびゅびゅうううぅっ、びゅるるるる~~~~~っっ!

最後の一突きでずんっと最奥を突いて、子宮口に先端を着けたままで勢い良く射精した。
どくっどくっとチンコがはねながら精子をシグナムの子宮に注ぐ。
三度目の絶頂にがくがくと足が震えていた。


「~~~~~っっ、あっ、ああぁ……熱いっ、こんなに沢山っ……あぁ、入ってくる……私の膣内に注がれている……」

「はぁぁぁっ……ふぅぅぅぅ」

ぎゅっとシーツに顔を埋めて快感を受け止めるシグナム。
きゅんきゅんと締める動きに応えて最後の一滴までびゅるっと注ぐ。
ここで俺も一息つこうかと思ったが直ぐにぐぐっと性欲が沸いてきた、やはりまだ止まれないらしい。


ならば止まらずに突き進むのみ、すまんねシグナム。
カートリッジロードされたチンコをじゅぶりと動かす、びくっと震えたシグナムがこちらを振り向いた。
こくりと頷いて腰に手を添える、シグナムはぎゅっと目をつむってシーツを握り締めた。


ぢゅぶぶっ。

「っっ、んうぅぅぅ~~~~っ、んんぅっ、んんんっ」

「くうううっ」

ぢゅぶっぢゅぶっぢゅぶっぢゅぶっぢゅぶっぢゅぶっ!


「んんんぅぅぅぅ……うああっ、だめだっ、ああぁぁっ……くうううっ」

快感に耐えようとしたが耐えられず声を上げるシグナム。
ぐっと前進して体を離そうとするが逃がさない、ずぶっとさらに強く腰を叩きつける。


「ひううっ、ふはあぁっ……お、オリトっ、そんなにされてはっ……んんんっ」

「うっく、シグナムもそんなに気持ちいいんだ」

「ううっ……そ、そうだ、お前のモノが余りにも……はああぁぁ……」

「そんなに良いならはっきり言ってよ、俺はシグナムのおまんこが凄く良いよ」

「くふぅっ、それは……オリトの、逞しいものが良いと言っているではないかっ」

むう、やはりシグナムの性格ではこうなるか。
だけど言葉でも感じる事が出来るからな、言わないならもっと乱れさせて蕩けるまでセックスを続けてやる。
魔力を使えば魔導師だとばれてしまう、不本意だが言動がはっきりしてきた以上薬の効きが鈍っているのだろう。


本当に抵抗力が高いな、ぐりぐりと腰を回しながらさらにカプセルを二つ割ってまんこと尻穴に染み込ませた。
そのままぐちゅぐちゅと愛液が白く濁る程に突く、するとぶるぶるとシグナムが震えだした。
こちらも体の動きを高める為にいくつかの増強剤を飲む。


「ううぅぅぅっ、あああぁぁっっ……まただっ、またこんなにっ……」

「はぁはぁ、ううっ、締まってきた……ああっ、最高だっ」

「はあああぁぁっ、待てっ、待ってくれオリトっ……はぐうっ、今強くされたら私はっ」

「うああっっ、シグナムっ、好きだあっ」

「なっ!?」

一瞬驚いて動きを止めたシグナム、その隙にこれまで最速の動きを持って膣内を突き進む。


ぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっ、ぐぷっぐぷっぐぷっ!

「ひうっ!? んああぁぁぁんっ、ああんっ、んひぃぃぃぃっ!」

悲鳴のような声をあげてまたもや達する、それにかまわず腰を動かす。

「? くううっ、蠢いて来てるっ……そらそらそらっ」

「いやああっ、だめだあっ、はうぅぅんっ……いいっ、いいのおっ……だめっ……ああああぁぁっ!」

快楽と理性がせめぎあってるのだろう、シグナムらしくない甘い声が混じる。
悶えるような声を出すシグナム、動きを変えないままでずぶっずぶっと膣壁を擦り続ける。


「はあぁぁんっ、感じるっ、感じてしまうっ……ああぁぁっ、凄いっ、気持ち良いいいっ!」

「ふうっふうっふうっ……俺も良いよっ、シグナムも気持ち良いんだねっ」

「ああっ、いいっ、気持ちいいぞっ……ふああぁぁっ、感じるうぅっ……」

「俺のチンコが良いんだねっ、まんこ気持ち良いんだねっ」

「そうだっ、オリトのチンコが良いんだっ……ふあぁっ、私のまんこが溶けそうだあっ」

ついに快楽が理性を上回った、声を抑えようとしないシグナム。
腰を自分から押し付けて、さらなる快感を得ようとしている。
だがこちらもたまらない、薬が効いているのは同じだからな。これは本当に獣になりそうだ。


ぢゅぐっぢゅぐっぢゅぐっぢゅぐっぢゅぐっぢゅぐっ!


「あぁぁ~~~~っいいぃぃ~~~~っ! もっと、もっと奥まで来てくれえっ、私の一番奥まで突いてくれえっ!」

五回目の絶頂を迎えたばかりのシグナムが間をおかずに求める。

「はっ、はっ、はっ、はっ……いくよシグナムっ」

ずぶっと最奥を突いてシグナムの期待に答える。


「んあぁぁっ、そこだっ、いいっ、いいぞっ……どうしてこんなにっ……気持ち良いんだっ」

「それだけ俺の想いが強いんだよっ、シグナムにそれが届いてるんだっ」

「ああっ、そうなのか……お前はそこまで私を……ううっ、これほどまでに私を求めてくれるのか……」

振り向いたシグナムの目から涙が溢れる、それは快楽だけの涙では無いだろう。
これで心を掴む事にも成功した、後はひたすら快楽を貪るとしよう。
今まで以上に心地良いシグナムの膣内に二度目の精を出す。


「くううっ、また出すよシグナムっ」

「出してくれっ、私の子宮にオリトの精を注いでくれっ」

「くはあぁぁっ」

ぶびゅるううぅぅぅぅぅっっ!


「んふううぅぅんっ、ああっ……入ってくる……嬉しいぞオリト」

「ふぅぅぅ……はぁぁぁぁ」

どくどくと注がれる精液、こぽりとまんこから流れ出てくる。
シグナムが震える体を動かしてチンコを引き抜くとごぼりと精液が溢れ出た。
そのままこちらに抱きついてキスをして来た。


「んちゅっ、ちゅぅっ……んんっ、んうんっ……ちゅるっ」

「んんっ、んっ……ちゅぅっ、ちゅるっ……」

唇を離したシグナムと目が合う、その表情は少女のような可愛らしさを持っていた。


「オリト、お前がそこまで私を想っていたとは知らなかった」

「う、うん、シグナムが魅力的過ぎるからね」

「ふふっ、世辞でも嬉しいぞ……ん? あぁ……まだこんなに大きいままなのだな」

そう言って笑うと俺の体を優しく押す、そのままベッドに倒れると衣服を全て脱いだシグナムが跨って来た。
チンコを掴むと自分のまんこにずぶずぶと沈めていく。
おお、自分から挿入とは燃えているなシグナム。さすが烈火の将。


「ああぁ……奥まで届いたぞ、くぅ……今度は私が動くからな」

「大丈夫? もう何回もいったみたいだけど」

「ふふ、私はそれほどヤワではないぞ」

にこりと笑って腰を上下に動かすシグナム、下から見上げる巨乳はまた迫力がある。
ボリューム満点の尻もぱちんぱちんと当たって視覚的にも大変満足。
もちろんぐちゅっぐちゅっと音を立てて抜き差しされる部分もバッチリ見える。


ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ!


「あぁぁぁっ、はあぁっ……いいっ、感じるっ……はあぁぁんっ」

「うっく、シグナムって可愛い声も出せるんだ」

「ふあぁっ、あんっ、あんっ、あんっ……くふぅんっ、止まらないっ……ああっ、止められないぃっ」

こちらの声も届かないぐらいセックスに集中するシグナム、自分で胸を揉んで腰を振る姿はとても艶かしい。
前回のチャイナドレスも良かったが全裸も良い、普段の凛とした雰囲気の美女が乱れるのは最高だな。
お礼として俺からも腰を突き上げてさらなる快感をプレゼント、やはり二人で動いた方が気持ち良い。


じゅぶぶっ。


「ふはあぁぁぁぁっ! ああっ、あああぁっ……ふかいっ、あぁぁ……」

「俺も我慢できないから動くよ、行くよシグナムっ」

ぐりっと奥を突きながらぐりぐりと腰を回す、膣内にピッタリと収まっている肉棒がごりごりと膣壁をかき回す。


「ひああぁぁっ、そこはっ、そこはだめだっ……あふぅんっ、そこは良すぎてっ……だめえっ!」

「っ、くううぅぅっ、いいなその声っ。そらそらそらっ」

シグナムの余りに可愛い声に刺激されて動きを早くする、一番感じるであろう部分を集中して擦った。
互いに腰を回して求め合う姿はまさに獣の如く激しい。
自分の胸を揉むのも忘れたシグナムが俺の肩に手をついて腰の動きだけに集中する。


ずりゅっずりゅっずりゅっ。


「あふぅんっ、ああっ、ああんっ……とけるっ、腰がとけてしまうっ……もうだめえっ!」

「ふっ、ふっ、ふっ……はあっ、そまた出すよシグナムっ」

「ああっ、来てくれっ……私の膣内に来てくれぇっ……くああぁぁっ、いっ、イクウウゥゥゥッッ!」

「ぐうっ、うああぁぁっ」

シグナムの絶叫と共にぎゅむっと収縮するまんこ、その締め付けに耐えられず大量の精が発射された。

どびゅびゅびゅううぅぅぅぅぅぅっ!


「……かはっ、はあっ、はっ……はっ、はあぁぁぁ……」

「くふぅぅぅぅ……」

ひくっひくっと口を開けたままで放心するシグナム、いくらタフだと言ってもこれで七回達した。
気絶したわけではないがだらりと力が抜けたその体はぐらりと倒れる。
ぼすっと胸に顔を埋める形で受け止めるがこのままでは不味い、シグナムの濃密な女の匂いがダイレクトに嗅覚を刺激する。


いまだに硬度を保ったままの肉棒に力が漲る。
まだ出来ない事もないが一応"初めて"のシグナムにこれ以上求めるのは酷だろう。
名残惜しいがチンコを引き抜いてシグナムの体を横たえる。


「んぅ……ん……すぅ……すぅ……」

「ありゃ、寝てるよ」

連続で七回も達した為か薬で体力を取られたか、はたまたその両方かは分からない。
満足したような安らかな顔で眠るシグナム、うーん、こういう無防備な表情っていうのは良いな。
折角なので持って来た携帯でパシャっと寝顔を写す、後始末のためにタオルで体を拭いてから風呂場へ向かう。


するとそこには風呂場で気を失っている金髪痴女――もといシャマルが寝転がっていた。
どうやら自慰でイキ過ぎて気を失ったようだな、こんな媚薬の空気が篭ったところで自慰何かするからだ。
途中でやめるなとは言わなかったからな、これはもうシャマルの責任だよ。


ふう、まあ今なら大丈夫だろう。
魔法で大人の姿になってシャマルの体の水分を飛ばす、ブラをつけてパジャマを着せてシャマルの部屋へと運ぶ。
シャマルに布団をかけて完了、クラールヴィントにメッセージを頼んで部屋を出る。


元の姿に戻ってお湯とタオルを持って部屋に行く。
シグナムの体を綺麗に拭いて後始末、余程つかれたのかシグナムは起きない。
俺もそろそろ眠くなってきたので、裸のシグナムの温もりを感じながら眠りについた。


洗面器とタオルはそのまま置いておこう、これでシグナムが目を覚ましても分かってくれるだろう。
布団は厚めの奴なのでシグナムも寒くはないだろう、上を向いても形崩れしない立派な胸に手を置いて目を閉じた。
……ん? 何か……忘れているような……ま、いいか……ぐー……。















…………不覚だ、まったくもって不覚だ。
シャマルの痴態を見て馬鹿な事をした結果とは言え……いや、オリトに体を許してしまった事はいい。
うむ、実に良いものだっ――おほんっ。


とにかくその事はいいのだ、きっかけはどうあれ互いに合意の上で行った事。
欲を言えば初めてだったのでもう少し雰囲気が――ええいっ、いかんいかんいかんっ。
しっかりしろシグナム! そう、私は先に気を失ったかそのまま寝てしまったのだ。


驚いたが冷静に思い出して対処すれば何の事は無い、オリトが私を介抱してくれたのだろう。
本当に子供とは思えない、子供とは思えない程立派なモノで私は……あう。
……それに体を拭いてもらったと言う事は、隅々までオリトに見られたと言う事……うああああ……。


今だ眠っているオリトの顔をまともに見る事が出来ない、自分の脱いだ服を着て(下着以外)洗面器とタオルを持って部屋を出る。
そのまま風呂場に向かってシャワーを浴びる、熱いシャワーを浴びていると思考もハッキリしてくる。
まったく、これではシャマルの事をどうこう言えないではないか。主にもこの事を知られる訳にはいかない。


ヴィータが知ったら何を言われるか分かった物ではないな。
幸いというか一夜だけの約束だ、今朝からまた今までの関係を……あ、あれは?
浴室の隅に転がった棒状の物体、これは昨夜シャマルが使っていた道具。


……確かに、これはオリトのモノにそっくりだ。
シャマルの奴こんなところに置きっぱなしにするとはけしからん。
こんな物を主はやてに見つかったら何と言い訳する気だ、拾った物なら処分しても問題ないだろう。


また同じ事がおきないようにこれは処分すべきだ。
確か今日は燃えないゴミの日だったな、丁度いいから朝一番で捨ててしまおう。
うむ、これはヴォルケンリッターの将として正しい行動だ。















「うーん、はやての料理はやっぱり美味しいな。いいお嫁さんになれる」

「あはは、ありがとうなオリト君。沢山おかわりしてな」

「「「……もぐもぐもぐもぐ」」」

一夜明けて朝の八神家、にこやかに朝食を取るはやてと俺。
しかし他の三人は無言で黙々と食事を続けている、その表情は三人ともさまざまだ。
やけに疲れた顔で眠そうにしているヴィータ、時折こちらを恨みがましい目で見ているシャマル。


顔色は良いが俺と目を合わせようとしないシグナム。それでいて醤油やドレッシングを取ろう
それでいて醤油やドレッシングを取ろうとすると、サッと手を伸ばしてこちらに手渡してくれる。
おかわりだって自分がよそってやると言って素早く盛り付ける、この時でも微妙に目をそらしてはいるが。


はやてがどうしたんやろ? といった視線を投げかけてくるが分からないと首を振った。
まあ、だいたい見当はついてるんだけどな。
シャマルとシグナムは昨夜の事が原因だろう、ヴィータは恐らく疲労。


シグナムと違って耐えるか自分で慰めるかしたんだろう、それであれほど疲れた顔になった訳だ。
何も言わないし、シグナムにも変化は無いところを見ると声は聞かれなかったようだな。
その内にヴィータの膣内もじっくりと味わいたいもんだ、あー味噌汁が美味い。


『随分ご機嫌ね下着泥棒さん』

『失礼な痴女だな、あれは正当な報酬だ』

いきなりのシャマルの念話にも慌てず対応。
シャマルは昨夜ノーパン状態で眠った、パンツは運び賃として貰ったのだ。
ちゃんとクラールヴィントにメッセージを残したのを聞いたようで安心だね。


『だ、だれが痴女よっ! あなたのせいでしょうっ、この変態っ!』

『ふんっ、まんこ全開でずっぽりくわえていた好き者が言える事か』

『すっ、好き者ですってえぇぇ~~~~っっ! あなたそれを見てたんでしょうがっ!』

『ああ見たよ、シャマルの金髪まんこをしっかりじっくりたっぷり見た』

ぶるぶると箸を握り締めてこちらを睨むシャマル。
今にもベキッとへし折れそうな箸で、ぶすうっ! と芋の煮物を突き刺して口に運ぶ。
丁度そこに箸を伸ばしていたヴィータが驚いている。


「なんやシャマル、そんなに今日の煮物は気に入ったん?」

「ええ、はやてちゃんの煮付け方はとても私好みなの」

「そうかー、そら良かったなあ」

「ぷっ」

「ふ、ふふふっ。本当に今日の煮物は美味しいわ」

俺の小さな笑いに引きつった笑いを浮かべたシャマル。
やけ食いの如く猛烈に飯を掻き込むシャマルを嬉しそうに見ているはやて。
うんうん、今日も八神家は平和だな。


はやて達の見送りを受けて八神家を後にする、やはりシャマルを封じておいて正解だ。
これなら無印は何とか無事に終わらせる事ができそうだ、油断は出来ないが多少の安心がある。
それはともかく、今日こそはアリアの相手をしなければ。念話で今夜アパートへの誘いをかける。


『くすっ、そんなに急がなくてもいいのに』

『いや、また何があるか分からないから』

『そうね。なら今夜お邪魔するわね』

『ああ、俺も楽しみにしている』

『もう、エッチなんだから。それはそうと今朝変な物を見たわよ』

『変な物?』

『ええ、あのシグナムとかいう守護騎士がゴミ捨て場に何かを持っていったのよ』

『それで』

『一度捨てたんだけど、直ぐに拾い上げてまた持って帰ったのよ』

『何だそりゃ?』

『さあ? 何かしらないけど捨てるのが惜しくなったんじゃないの』

アリアからの情報に首を捻る、一体シグナムが何を捨てるつもりだったのか。
この疑問はこの少し後に解けた、バイブの回収を忘れた事に気づいたのでシャマルに確認したところ知らないと返された。
自分で持っていって忘れたのでしょう、と言われたのでそうかもしれないと答えておいた。


くくくくく、いやーまいったね。
シグナムは余程アレが気に入ったようだな、まあ探るような真似はしないでおこう。
この事実はとても役に立ちそうだ、これからのシグナムの変化が楽しみだな。
ふははははは、今日の夜を楽しみにしつつアースラへと向かう俺だった。


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