「ほら、淹れてやったわよ」
「うむ、ご苦労」
湯気の立つカップを手に戻ってきた由香理に、俺は尊大極まりない口調で言った。
由香理は俺のカップを丁寧にテーブルの上に置くと、一歩下がって直立不動の姿勢をとった。どことなく、客の注文を待つウエイトレスのように見える。いや、主人の命令を待ちわびる女奴隷と言った方が正しいか。溢れんばかりの男のロマンを込めて、あえてメイドさんと呼んでもいい。何しろ、今の由香理は俺の命令に絶対服従なわけだから、何と呼ぼうが遠慮はいらない。
「……飲まないの? 冷めるわよ」
由香理は怪訝な顔で言ったが、俺は目の前に置かれた熱いコーヒーを完全に無視して、にやけた顔でしばらく由香理の格好を鑑賞していた。
やや丈の短い白のエプロン。何の変哲もない普通のエプロンだが、今のこいつの装いは、普通という表現とは大きくかけ離れていた。
肩の辺りまで伸びた髪が、鎖骨の窪みをわずかに隠している。うなじの線も見えそうで見えない。その代わりに目につくのは、むっちり肉づきのいい二の腕と、いかにも柔らかそうな太もも。どちらも視覚に強烈に訴えかけ、俺の欲情を刺激してくる。
だが、何よりそそられるのは、薄いエプロンの生地を直接押し上げている、二つの大きな膨らみだ。その先端では、ブラジャーなんて無粋なものは不要だとでも言わんばかりに、硬くなったつぼみがつんと誇らしげに仁王立ちしている。
そう、由香理はエプロン以外の衣服を、一切、身につけていなかった。服も下着も脱ぎ捨てて、素っ裸の体の前半分だけを、申し訳程度に白い布で覆っている。俗に裸エプロンと呼ばれる姿だ。
言うまでもないが、由香理は何も好きこのんでこんな格好をしているわけではない。俺がそう命令したのだ。せっかくの日曜、しかも家族が出かけて二人きりという美味しい状況を、この俺が逃すはずもない。今日は心ゆくまで、由香理の心と体を貪り尽くすつもりだった。
由香理のボディラインを両の目で存分に堪能して、やっとテーブルのカップに目を向ける。そもそも、別にコーヒーが飲みたかったわけじゃない。単に由香理を使役したかっただけだ。それを言えばまた機嫌を損ねるだろうが、主導権がこちらにある以上、何も問題はない。
さて、最初は何をしてこいつを辱しめようか。焦げ茶と黒の中間の色をしたコーヒーの面を見つめ、エロい思索にのめり込む。時間はいくらでもあるから、やりたい放題だ。さあ、どうしてやろう。クックック。
よし、そうだ、まずはアレだな。月並みな行為だが、オードブルには悪くないだろう。俺は不審そうにこちらを見つめる由香理に、極上の笑顔で命令した。
「なあ、由香理、このコーヒー、せっかくお前が淹れてくれたんだから、ついでに飲ませてくれよ。口移しでな」
「……また、しょーもないことを思いついたわね」
案の定、由香理は目を細くして、針のような視線を俺に突き刺してきた。だが、いくら嫌がったところで、今のこいつに拒否権などない。俺に命令するような行為は真っ先に禁止しているから、従順に俺に従うしかない。転ばぬ先の何とやらである。
「イヤか? イヤならいいぞ。その代わり、今度の昼休み、クラスの皆の前でランチを口移しで食べさせてやるからな。お前に雛鳥になった気分を味わわせてやろう」
俺が事も無げに言うと、由香理は深くため息をついて、疲れた顔をしてみせた。
「はあ……わかったわよ。口移しで飲ませりゃいいのね?」
「うむ、わかればいい」
話が早くて助かった。やっぱり人間、諦めが肝心だと思う。もっとも、教室で晒し者になりながら由香理と口移しで飯を食うのも、やってみたいことではあった。さすがに恥ずかしさのあまり、こいつがぶっ倒れてしまうかもしれんが。
由香理は観念した様子で俺のカップを取り、口元で傾けた。中の液体を少しだけ含む。そのあと、横から俺の上体を抱え込むようにして、そっと唇を重ねてきた。かすかな鼻息が音になって漏れた。
「ん……」
舌でこじ開けられたと思った瞬間、由香理の唾液混じりのコーヒーが俺の口内に流れ込んできた。体温でやや生ぬるくなっている。それにブラックだから、ちょっと苦い。砂糖くらい入れときゃよかった。流し込まれたコーヒーを残らず飲み干したあとも、俺は舌を由香理の中で蠢かせて、由香理の肉を味わった。俺の舌がぬるりと口の中を這い回ると、由香理は羞恥に頬を染めたが、途中から急に抵抗するのをやめて、逆に自分の舌を積極的に絡みつけてきた。なんだかんだ言いながら、満更でもないらしい。さすが俺の肉奴隷。ちゅぱちゅぱと下品な音が部屋に響いた。
存分に唾液をすすり合ったあと、再びコーヒーを口に含んでもう一回。一口飲むのに、約一分。馬鹿馬鹿しいほど時間のかかる飲み物だが、とても美味だ。由香理に飲ませてもらったあとは、交代して俺が由香理に飲ませてやる。それを十回以上も繰り返し、やっと一杯飲み終わった。その頃には、俺と由香理の口の周りはコーヒーの雫でべとべとになっていた。
「ふう、美味かった」俺は満足の吐息をついた。「今度、外でもこうやって飲みたいもんだな」
「お断りよ、この変態」
由香理は吐き捨てたが、真っ赤な顔で言っても可愛らしいだけだ。絶対に今度やらせてやろうと心に決めて、空のカップを皿に戻す。
さあ、次はどうしようか。由香理の口移しコーヒーは堪能したから、今度は由香理の搾りたてミルクでも味わいたい気分である。しかし、今、こいつに母乳を出せと言っても、さすがに出てくるわけもない。絶対服従の命令とはいえ、不可能を可能にするほど都合よくはなかった。まあ、そこら辺は将来の夢ということで、いつかこいつが俺に孕まされて、ミルクをたっぷり出してくれる日を楽しみにしておくとしよう。
とにかく由香理の体を弄ぼうと、俺は自分の膝をポンポン叩き、座るように促した。由香理は渋々、俺の上に横座りになる。ぷりぷりした生の女の尻が、自分の膝の上にでんと鎮座しているというのも、なかなか乙なものである。ついつい撫でてしまうではないか。セクハラ魔神と化した俺に尻を撫で回されるのに、由香理は気丈に耐えていた。我慢しなくてもいいのに、と思う。どうやら裸エプロンを強制されてご機嫌斜めのようだ。ひょっとしたら、ただの照れ隠しかもしれんが。
「由香理、こっちも触るぞ」
返事を待たずに、俺の手が由香理の胸を乱暴にわしづかみにした。まずはエプロンの布地越しに、カップを持ち上げるようにして揉みしだく。心地よい弾力だ。たしか、バストの数値は今年に入って二センチほど伸びたはず。俺の日々の涙ぐましい努力は、着実に成果を上げているのだ。できれば、もう二、三センチあれば理想的と言えよう。俺自身のためにも、将来生まれてくる子供たちのためにも、頑張って揉んでやらねば。
伏せたお椀の曲線を楽しみつつ、人差し指で先端部を圧迫する。エプロンの布地の上からカリっと爪を立てて乳首をこすると、「ああっ」と悩ましい声があがった。
「やだ、くすぐったい……」
嘘つけ、気持ちいいと言え。その証拠に、胸の突起はしっかり自己主張していた。それをデコピンの要領でぴんと弾くと、由香理は泣きそうな顔で首を振った。実に可愛い。
エプロンの紐を力任せに解き、床に落とす。どっしり重量感のある肉饅頭が現れた。淡い肌色にピンクの乳輪。ピアスの類は今のところつけておらず、傷一つない玉のお肌である。代わりにキスマークでもつけてやろうか。以前、首のつけ根の辺りにこっそり仕込んでおいたことがあるが、後で発覚してしまい、しこたま殴られる羽目になった。どうやら体育の着替えの際、友人に指摘されたらしい。なんと言って誤魔化したのか、それとも開き直ったのか。そのときの由香理の反応、見たかった。
「うんっ、士郎……」
乳房の根元に口づけると、由香理は甘い声で俺の名前を呼んだ。それに応えて、おっぱいの表面を唇ではむはむ挟んでやる。ちょうど、水面の魚が酸素を求めるように。由香理の反応を確かめながら、乳房の周辺部から中心へと、責めるポイントを少しずつずらしていく。俺の唾でしとどに濡れた肌が、ひどく艶かしい。
由香理の乳首は俺を求めて、しこり立っていた。俺の舌が乳の表面を這い回るたび、ピクピクと痙攣して、更なる快楽を貪欲に求めてくる。奥歯で軽く噛んでやると、ひときわ大きく体が跳ねた。どうやらお気に召したらしい。乳首を吸い、肉を搾る。由香理は硬く目を閉じ、歯を食いしばり、喘ぎ声を必死で我慢していた。だが、それも一瞬のこと。俺が「我慢するな。声出して」と命じると、とたんに哀れなほどの乱れようを見せた。
「はあっ、あっ、ダメ、ダメぇっ……!」
「ダメじゃない、気持ちいいんだろ? 正直に言えよ」
「う、うん。気持ち、いい……」
目に涙をにじませて、こくんとうなずく由香理。命令のせいか、急に素直になった。嬲るのをあえて中断して、様子をうかがっていると、由香理は待ちきれなくなったのか、俺の頭を抱えて、「士郎、もっと」とおねだりを始めた。最初からそう言えばよかったのに。俺はニヤニヤ笑いながら、由香理の乳に舌を這わせた。ただ、やはりミルクは出してほしい。出ないのはわかっているが、由香理のミルクが飲みたい。そこで俺は一計を案じた。
「由香理、一旦離れろ。そこに寝てくれ」と、テーブルを指差す。
「え、この上? ベッドじゃなくて?」
「ああ、いらんものは全部どけて、そこに寝転がるんだ」
俺の言葉に、由香理は訝しがりながらも、黙って指示に従った。コーヒーカップとか花瓶とかを全て撤去して、テーブルの上に仰向けで横たわる。手術台に寝かされた患者みたいな格好だ。素っ裸だからなおのこと、それっぽいかもしれない。
俺は由香理をテーブルの上に寝かせ、「じっとしてろよ」と言い聞かせた。小さなビニール袋を取り出して、もったいぶった仕草で見せつけると、急に由香理の顔色が変わった。俺のやりたいことを悟ったらしい。頬が引きつっている。凄まじい量のやめろオーラが全身から放たれていたが、一度、思いつきで動き始めた俺が、そう簡単に止まるはずもない。俺は力任せにビニール袋を破り、中身をひとつ手に取った。
「これから何するか、わかるよな?」
手の中のプラスチックの容器をもてあそんで、由香理に訊ねる。何とはなしに、「俎上の魚」という言葉が頭をよぎった。さしずめ俺は板前だろう。これから由香理を美味しく調理するんだから。ただし、客として美味しくいただく役も兼ねている。
「し、士郎、あんたねえっ!」
「いやあ、なんかお前のおっぱい吸ってたら、ミルクが飲みたくなっちまってさ」
そう言って、コーヒーフレッシュのフタを開けた。
「ホントはお前がミルクを出してくれたらいいんだけど、まだ無理だろ? だから、代わりにこれを使って、それっぽくしようと思ってな。名案だろ」
「ダ、ダメっ! そんなのダメ! ダメダメダメぇっ!」
「恥ずかしがるなよ。意外と気持ちよくて、クセになるかもしれんじゃないか」
「なるわけないでしょうがっ! とにかくダメ! ダメよっ!」
わめく由香理を無視して、俺はコーヒーフレッシュを由香理の胸にぶっかけた。白い粘液が肌を汚し、なかなかそれっぽい感じである。雫がトロリと垂れて肌を伝い、テーブルの上に滴り落ちた。左右の乳房に、一つずつ。ついでにアイスコーヒー用のシロップも一緒にかけてやった。クリームと甘味料が混ざり、甘ったるい匂いが漂った。
「いやあ……こんなの、やだぁ……」
由香理は惨めな声ですすり泣いたが、それも俺の嗜虐心を煽る効果しかない。横から由香理に覆いかぶさり、べとつく乳房をペロリとなめた。甘い。甘いというか、甘すぎて吐き気さえ催す。これはやばい。思わず後悔してしまったが、由香理をいたぶるためならこのくらい、何でもないと言っておこう。ただ、さすがに全部なめ取ると糖尿病になってしまいそうなので、吸うのは乳首の辺りだけにしておく。
「由香理、お前のおっぱいミルク、すっげー甘くて美味いぞ。絶品だな、こりゃ」
「し、士郎……あんた絶対、後で半殺しにしてやるからね」
こういうのを、負け犬の遠吠えという。
「ん、なに? 遠慮せずに味わえって? わかったわかった。じゃあ、いただきます」
「んあっ !? い、いやあっ!」
俺の唇が由香理の乳首に絡みつき、ちゅうちゅう吸い上げた。先ほどよりも声が大きい。プルプル震える由香理の肌は桜色に染まっているし、顔も耳まで真っ赤にしている。それで唇を噛みしめつつ、うるうる涙目で俺を見上げてくるわけだから、今の由香理の可愛さはやばい。俺の股間が熱を帯びた。
舐めて、吸って、甘噛みして。由香理コーヒーに続く珍味、由香理ミルクと由香理プリンを、俺は思う存分堪能した。ヤダヤダと随分駄々をこねていた由香理も、俺の命令で無理やり、「あん、気持ちいいですう。もっと吸って、あたしのおっぱいミルクをたっぷり味わってくださいィィ」などと言わされたせいか、途中からは全てを諦めたように放心して、完全に俺の人形に成り下がっていた。
「うん、なかなか楽しいな。どうだ、由香理。お前も気持ちいいだろ」
「はあ、はあ、はあ……」荒い息を吐くだけで、返事がない。
「さあ、それじゃあいよいよメインディッシュだな。お待ちかねだ。たっぷり食わせてやるからな」
俺は手を由香理の股に伸ばし、しっとり濡れる割れ目を撫でた。由香理は力のない眼差しで俺を見返すだけで、抵抗一つしない。俺がズボンの中からギンギンにそそり立った一物を取り出しても、どこか焦点の合わない瞳で、ぼんやりと見つめるだけだった。
人の悪い笑みを浮かべて、由香理の顔をのぞき込む。
「悪いな、ホントはもっといろんなトコ、舐めてやりたかったんだけどさ。もう我慢できなくなっちまった。入れるぞ」
由香理の脚をぐっと持ち上げ、女性器を上向かせた。指で陰唇を開く。くぱあ。熱い粘液が溢れ出した。連なったピンクの膜が、よだれを垂らして俺を待ち構えていた。ひどく淫猥で美しい。一気に俺のを突き立ててやりたくなるが、一応、確認しておくことにする。
「由香理、そういや今日、危ない日だったっけ? 生でしたいんだけど」
問うと、由香理は肩で息をしながら、フルフル首を横に振った。生でOKらしい。特に命令していないのに、由香理はやけに聞き分けがいい。抵抗しても無駄だと悟ったのか、それとも体に火がついてしまい、俺が欲しくてたまらなくなったのか。俺は両方だろうと当たりをつけた。
「よし。んじゃ、いくぞ……」
由香理の穴に照準を定め、腰をゆっくり押し出した。亀頭が由香理のヒダをかきわけ、ずぶずぶ奥に飲み込まれていった。久々の生の挿入は格別だった。肉と汁が直接チンポに絡みつき、甘美な感触で包み込んでくる。避妊具をつけていては味わえない、至高の快感だ。
「あふっ、あん、ううん……」
切ない声を由香理があげた。メインディッシュである俺の肉棒を、下の口で美味そうに頬張っている。俺のが入ってきたとたん、火がついたような盛りようだ。可愛いなあ、ホント。
「由香理、俺のチンポでグリグリされるの、気持ちいい?」
腰を押しつけて結合部をかき回すと、由香理は「ふああっ」と派手に喘ぎ、体をくねらせた。快感のあまり声が出せないようだ。一旦動くのをやめて、由香理を見下ろして再度、同じ質問をする。
「由香理、気持ちいい?」
「うん、気持ちいい……」
「俺も気持ちいいぞ。お前の中、あったかくて大好きだ」なぜか、ここでクサいセリフが出る。
「ふふっ、ありがと……」
由香理は唇をよだれで濡らして、こくりとうなずいた。嘘みたいに従順だ。俺におもちゃにされて悔しそうに歯軋りする顔もいいが、こうやって素直に俺を求めてくる表情も実にそそる。この顔だけでイってしまいそうだ。俺は射精の誘惑に必死で耐えつつ、由香理の感触を噛みしめた。
「由香理、また動いていいか?」
「うん、いいけど……あんまり激しくすると、あたし、イっちゃうよ」
「そっか。俺より先にイったらお仕置きだからな」
俺は笑いかけて、軽く腰を突き出した。俺のが由香理の奥へと沈んでいく。さらに体を前に倒し、クリトリスを圧迫しつつ、再び乳房に手を伸ばした。由香理の肌はじっとり汗ばみ、シロップの甘い匂いを漂わせていた。
「ううっ、ああん。やあっ、おっぱい──ううんっ……」
「なんかその声、エロいな。もっと聞きたい」
「ち、違う、別に聞かせてるわけじゃ──」
その言葉を遮って、埋め込んだ陰茎を緩やかに前後させた。壁がこすれ、汁でぬめる。由香理は甘美な刺激に発言を中断させられ、低くうめいた。
「あうっ !? し、士郎……」
「由香理、気持ちいいって言って」
俺がそう命令すると、由香理は何のためらいもなく、大口開けて「気持ちいいっ」と叫んだ。ついでにもう一つ、俺が望むセリフを言わせることにする。
「由香理、おチンポって言って。おチンポいい、おチンポ気持ちいいですって言って。何度も言いまくって」
「う、ううっ。そ、そんなの、やだよ……」
乳首を指で挟み、キュキュっとこする。こいつの声を聞いてたら、なんかエロいセリフが聞きたくなった。だが、さすがにこれは恥ずかしいらしく、無理やり言わせるしかない。後ですごく怒られそうだが、まあ、せっかくだし、欲望のままに生きるとしよう。
「由香理、言うんだ。言え」
乳房をわしづかみにして、腰を激しく叩きつけた。べとつく肌がパン、パンと音をたてた。いい加減、俺もそろそろ限界なのだが、そこは男の意地がある。何としてでも、由香理に淫語を言わせながらイカせてやらねば。
由香理は目に涙を浮かべながら、「あんっ、あんっ」と甘い声で鳴いていたが、俺が目を合わせてもう一度命令すると、ついに折れた。
「き、気持ちいいっ! おチンポ、気持ちいいっ!」
人間の膣というやつは、恥ずかしくなると締まるものなのだろうか。急に中がきつくなった気がする。それはさておき、一度口にしてしまえば、後は楽だ。由香理は食卓の上で淫らに腰を振りながら、俺を喜ばせるために男性器の名をひたすら連呼した。
「ああっ、チンポっ! おチンポいい、気持ちいいっ! おチンポにまんこグリグリされるの、最高っ! はあんっ、士郎、あんたのおチンポ、奥っ! 奥まで、届いてるよぉっ! おチンポ、気持ちいいのぉっ! くそぉ、後でぶっ殺すっ!」
「うむうむ、いいぞ。じゃあ次は、『ザーメン奥にたっぷりちょうだい。孕ませて』だな。言ってみろ」
「ザ、ザーメンっ! あんっ、士郎のザーメン、奥っ、奥にたっぷり出してちょうだいっ! はっ、孕ませて! 士郎の赤ちゃん、孕ませてぇっ! いやあっ!」
「ああ……いいな、由香理。やっぱ俺、お前のこと大好きだわ」
俺はふっと微笑み、射精の準備を整えた。ますます激しく腰を突き、中をかき混ぜる。先走りの液と由香理の汁が混じって、ねっとり絡みついてくる感触。勃起しきった硬い乳首の触り心地。さらには「おチンポ、おチンポぉ」と呪文のように言いながら、舌を出して喘ぐ由香理の顔が、一気に俺を絶頂へと導いた。
「ああ、出るな」と思った瞬間、俺は力を振り絞り、由香理の中から己自身を引き抜いた。中に出してもよかったのだが、なんかぶっかけたくなった。尿道を熱いものが駆け抜け、白い汚濁となって由香理の肌に降り注いだ。腹と、胸と、顔にまで。由香理も既に絶頂を迎えていたようで、俺の精液まみれになりながら、幸せそうなアクメ顔を晒していた。
「んああ……ザーメン、おチンポぉ……」
別にもう言わなくていいのに、うわ言のように繰り返している。意識はあるんだろうか。試しに腹に触ってみると、由香理は背筋を反らし、ピクピクと痙攣した。どうやら全身がかなり敏感になっているようだ。そんな由香理の姿を見ているだけで、俺もまた、自然と燃え上がってしまう。
「よし、二戦目いくか。ほら、由香理、お前の大好きなチンポだぞぉ」
そう言って、再び勃起した肉棒をねじ込んでいく。由香理の体が激しく跳ねて、またもチンポの連呼が始まった。
さてさて、次は何と言わせようか。俺と由香理の楽しい日曜日は、まだまだ終わりそうにない。