挿話 元普通人の話 前編
地下都市の灯りがぼんやりと差し込む薄暗い部屋の中、三人の男達が立っている。
それなりの広さを持つ部屋の中に、その三人の男から漏れる、興奮したような荒い呼吸音だけが響いていた。
「お、おい。大丈夫か。そんな量をいきなり注射しちまったらよ、いくらこの女でも……」
「大丈夫だって。もう何人もこのストーマーで雌便器にしてきたんだ。俺の腕を見くびるなよ。それより、もっとしっかり押さえとけ」
「しっかし、夢みてえだな。このカシラを犯せる日がくるなんてよ。このデカイ胸、この気の強そうな顔がヒィヒィよがるなんて、たまらねえな」
各自が好き勝手に喋る中、一人の男が注射器を取り出し、部屋の中央に置かれている椅子の前に立つ。
中央に置かれた大きな椅子。そこには猿ぐつわを噛まされ、残る二人の男に両腕、両足を固定された女が座らされていた。
真っ黒な瞳で、火が出そうなほどの激しさで近づく男を睨む。封じられた口からはモゴモゴと声にならない怒鳴り声と、涎がこぼれている。
「おいおい、ドラッグのカシラともあろうお方が暴れるんじゃねーよ。さ、ご存知ストーマーだぜ。アンタが持ってきたとびっきりの上物だ。何、すぐにチンポ狂いにしてやるよ。おい」
注射器をもった男が顎を動かし、それに合わせ腕を押さえている男が女の上着の袖をナイフで切り裂く。
ビリビリという布の裂ける音と共に、女の日に焼けた浅黒い左腕があらわになる。そこへ、一瞬のためらいも無く針を突き立てる男。
興奮を隠さず荒い息を吐きながら、注射器のポンプを操り、中身を女の血管へと注入していく。
「まあ、吃驚したぜ。取引相手のアンタが一人で旧校舎で気絶してるのを見つけた時はよ。護衛の男もいねぇし、何の冗談かと思ったぜ。どうやらドンパチがあったらしいが、てめえ巻き込まれたな。ま、これまでずっと俺達を相手に稼いできたんだ。ここらで還元してもいいだろ?」
下品な笑い声を上げながら、一人の男がフラックスのスーツにナイフで切り目を入れていく。大きな胸を押さえつけているボタンが弾けとび、下着をつけていない見事な胸が空気に晒される。
手で掴んでも、柔らかな肉がはみ出るほどのボリューム。ピンク色の乳首が男達の視線に嬲られ、ツンと尖っている。
「まあ、還元つってもだ。お前は今から俺達にこってり犯されて、ストーマーの作成方法を吐き、一生工業ギルドの雌便器になるんだがよ。ハハッ!!」
男の欲情にかすれた声。その声に反応した女が、必死に暴れるが、両手両足を押さえつけられ、大きな胸が揺れるだけ。だがその瞳は、毅然として男達を睨む。
強気の姿勢を崩さず、口から猿ぐつわ越しに怒鳴っているが、声にならず部屋に響くだけ。
「ま、諦めな。運が無かったんだよ、カシラ。それより、そろそろ効いてクルころだぜ。てめえも、もう終わりだよ。これからストーマーを何本もぶち込まれ、ひぃひぃアクメ泣きしながら、喜んで俺達のケツ穴をしゃぶるようになるぜ……。おいっ!!」
注射器を持っていたリーダー格の男の合図で、腕を押さえている男がフラックスの耳へと唇を寄せて行く。情欲に歪む脂ぎった顔、その唇から舌を伸ばし、女の耳へとしゃぶりつく。
両足を押さえている男が、うめき声を上げながら舌を伸ばし、フラックスの太ももを舐め始める。激しく音を立て、女に聞かせるように。
「ふっ、ううううぅぅううっっ!!」
その行為に、はっきりと快感に濡れた声を漏らし、ガクガクと体を震わせる女。一瞬、黒い瞳がトロンとした涙目になる。
だが、気を取り直したのか、あくまでも強気で男を睨む。顔を真っ赤に染め、亜麻色の髪を振り乱しながらも強気な表情を崩さない。
「へえ。耳と太ももを舐められるダケで、大概の女はイクもんだが、さすがだねぇ。ま、まだまだ時間はあるしよ。楽しんでくれよ」
リーダーの男がニヤニヤと笑いながら、その上着のポケットから何か箱を取り出す。煙草の箱くらいの大きさ。だが、その中に入っているものは違った。
長さ10センチほどの大きな針。それを何本も箱の中から取り出し、椅子の前にあるテーブルへと並べ始める。
「まあ、アンタは当然知ってるだろうがよ。ストーマーってのは痛みと快楽がごちゃまぜになる作用がある。へへ、普通に犯しまくってチンポ中毒にするのもいいがよ、てめえみたいなプライドの高い雌にはコレが効くんだよっと」
そう言うなり、男が一本の針を持ち、女の乳首目掛けいきなり刺し貫く。
「うぐぅぅうううううううっっぅううう!!!」
顔を真っ赤に染め、ガクガクと全身を震わせながら猿ぐつわの奥で叫び声を上げるフラックス。その間も容赦無く、他の男達は耳と体を舐め続けている。
その度、ビクビクと全身が痙攣している女。黒い瞳にじわり、と涙が溜まり始めている。
「どうだい自分の体が信じられないだろうが、え? イッただろ? 痛いクセにめちゃくちゃ気持ち良かっただろうが、え? おい、しっかり答えろ。でねえともう一本いくぞ」
針を女の目の前で振る。しかし、凶暴な顔で睨む男にも屈せず、はっきりと横に顔を振る女。
だが、その顔は明らかに絶頂で歪み、針が刺さったままの乳首は凄まじい硬さでツンと尖り、秘部から椅子を濡らすほど愛液が流れていた……。
「そうかい。ならいい、次は細い針でいくぜ。この髪の毛並みに細いヤツでよ、お前のそのデカイ乳を刺しつくしてやるよ。コイツはきついぜ。ギリギリでアクメできねえぞ。ま、狂う前に素直になるこったぜっと」
言葉の最後、プツッっと音を立てるような勢いで男の右手は動き、大きな乳房へと針が刺さる。細い細いその針。それが乳首を避け、乳輪部分へと突き刺さっている。女のくぐもった絶叫が響く。だが、その声には明らかに甘い響きが伴っていた。
そんな女を見ながら、何本もの針を乳輪へと刺していく男。物欲しげに固くそそりたった乳首には一切触れず、ただその周りの部分へ何本もの針を刺していく。
「うぐっ、ううぅううう、ううううううっっっ!!!!」
ガクガクと全身を痙攣させている女。太ももを舐めていた男が下品な声で笑い声を立て、スーツの短いスカートを捲り上げる。
空気に露になった女の下着。黒くレースのあしらったその下着は、女陰部分の布が染みになるほどに濡れていた。
「うはっ、見ろよ。このマンコ。椅子に汁が垂れるほど感じまくってやがる。たまんねーな。ひひ、今からタップリ可愛がってやるからよ。もう足がガクガクして力も入ってねえな。ほら、開けよっ!!」
太ももを舐めていた太った男が言いながら、フラックスの肉付きの良い褐色の足を大きく広げ、椅子へと置かせる。そのまま、小さなナイフで黒く濡れた下着を切り取り、床へと投げ捨てる。
「ほらほらっ、こっちも早く素直にならねーと、テメエのデカイ胸が針だらけになっちまうぜ。こんなに乳首をおったてやがってよ。マンコも濡れ濡れじゃねーか、え? おら、軽く頷けば乳首に刺してやるぜ。どうだ、欲しくてしかたねーんだろ、この雌豚がっ!!」
針を持った男が持ち替えた長い針で、フラックスの乳首をツンツンと軽く嬲る。その大きな乳房には既に何本もの細い針が刺さり、うっすらと赤い血が流れていた。
だがそれにも快楽を感じているフラックス。両の黒い瞳を涙で濡らし、顔を真っ赤に染め、必死に我慢するように顔をしかめている。
男の針が乳首に触れる度、期待するように体を揺らし、喉の奥からくぐもった喘ぎ声を漏らしている。しかし、それでも頷かない。ギリギリで踏みとどまっている。
「それじゃあ、俺はこのマンコとケツ穴を責めてやるよ。ひひ、この筆でよ、粘膜部分にストーマーをイヤってほど塗りこんでやるよ。これはキツイぜ。処女ガキでもよ、チンポ欲しさにマゾ泣きしちまうからな。精々頑張ってくれや、カシラっ!!」
太ももを舐めていた男が、足元に置かれたバッグから絵筆を取り出し、テーブルの上に置かれている皿へと先端を浸す。その皿の中には、水に溶かしたストーマーがたっぷりと湛えられていた。筆にソレを含ませ、堪えきれない笑みを浮かべながら、男が先端を女の陰部へと近づけていく。
「うううっ!! ううっ!! おおおおっ!! うぐぃいいぃいううううっっっ!!」
顔を真っ赤にし、堪えきれず汗と涙、鼻水を垂らす女。必死で顔を横に振り、力が入らない腰を、それでも逃がそうと動く。
「おらっ、筆ばっかりに気を取られてるんじゃねーぞ、こらっ!!」
女の意識が下半身に向けられた瞬間を見逃さず、ブツッっと長い針がフラックスの固く尖った乳首へと突き刺さる。
「うぐっ、うぐうううううううっっっ!!!」
一瞬で絶頂へと登りつめる。気丈な顔はだらしなく歪み、ガクガクと体を痙攣させて、アクメの余韻を味わう。
しかし、男達は手を休めない。下の男が、絶頂で敏感になったフラックスのクリトリスを嬲るように、何度も筆でくすぐる。
その度、電流を流されたように跳ねる女の体。何度も、何度もアクメしているのか、喉から甘い叫びを上げながら、蕩けた顔で喜びの涙を流している。陰部からは、一筆ごとに大量の汁が溢れ、椅子にどんどんと染みが広がっていく。
その様子を見ながら、針を手にした男が、何本もの針を乳首へと刺す。その後、針を抜き取り、うっすらと出来た傷口に液体のストーマーを塗りこんでいく。
いくつもの穴を開けられた両方の乳首をストーマーで濡れた指で摘み、コリコリと刺激を加え、固く尖った乳首をさらに巨大に張り詰めさせる。
「こいつ、イキまくりじゃねーか。も、もう我慢できねえ。この顔、すっかり雌便器そのものだぜ。たまんねぇ」
両手を押さえながら、耳や顔を舐めていた男がそう叫び、ズボンを一気に足元まで下ろす。中央の男根は張り裂けそうなほどに怒張し、女を陵辱しようと上を向いていた。
その男根を、連続して絶頂へと導かれているフラックスに近づける。
と、その時、フラックスの表情が一変した。何度アクメしようとも、ギリギリのところで強気の姿勢を崩さなかったフラックス。
それが、男根が顔に寄せられた途端、その瞳がトロンと蕩け、男に、いや男根に媚びを売るような視線を向ける。
まるでそれは、徹底的に性処理奴隷の作法を身につけた雌のようだった。ハァハァと、猿ぐつわ越しに甘い吐息を漏らし、男根へ自ら頬擦りしそうなほど近寄っていく。
自由になった両手がブルブルと震え、まるで主人を迎えるように熱い男根へと触れる。そのまま、欲望を抑えきれず男根を擦りだす。褐色に日焼けした腕で、暴れることも無く、完全に屈服したように男根へと奉仕を行い始める。
「うう、コイツ。そうとうチンポ慣れしてやがる。この手コキうますぎじゃねーか。それに解ったぜ、この女。とっくにチンポ中毒だ。チンポの匂いを嗅いだ途端、心が折れやがった。この顔、性奴隷そのもののツラしてやがる。ほら、その口マンコで奉仕しな。コレがテメエのご主人様だよ」
言いながら、女の口から猿ぐつわを外す。その瞬間、抑え切れない喘ぎ声が部屋へと響き渡る。フラックスの体を嬲っていた他の男達も、その様子を見て、ズボンを下ろし猛り狂った男根を取り出す。
ハァハァと犬のように紫の舌を伸ばし、目の前の三本の男根を舐めようとするフラックス。
先ほどまでの光は既に瞳の中に無く、そこにはただの性欲に狂った雌の顔だけがあった。
「おら、カシラ。まだ舐めさせねえぞ。挨拶があるだろうが。この三本のチンポに対する挨拶がよ。言え。じゃねえとずっとお預けだぜ。ほら」
三人の粗暴な笑い声が部屋の中へと響き渡る。その声に、ビクッっと体を痙攣させるフラックス。ガクガクと体を痙攣させながらも、必死で歯を喰いしばり、男達に抵抗の様子を見せる。
男根を触っていた手を必死で離し、男達を睨みながら情欲で震える唇を開く。
「き、貴様ら、なんかに。ふ、ふざけるんじゃないよっ。そんな、そんなチンポ……、ほ、欲しくなんか、ん……、クソ、絶対、絶対っ!!」
「ちっ、全くしぶとい女だぜ。仕方ねえ。どうやら、本気で嬲ってやらなきゃいけないみてえだな。此処はよ、うちのギルドの拷問室兼、調教室なんだぜ。たっぷり狂わせてやる。てめえの弱点も解ったことだしよ。匂いだろ? へへ、一発で解ったぜ。てめえはチンポの匂い、雄の匂いで感じちまう雌豚なんだよ。それをよ、たっぷり解らせてやる。おい、椅子を倒してコイツを固定しろ。もう遠慮しねえぞ。ぶっ壊れる寸前まで追い込んでやるよ」
リーダーの指示に従い、二人の男が情欲で力の抜けた女の体を、水平に倒した椅子に固定してく。何度も経験があるのか手際よく、喘ぎながら暴れる女を押さえ付け、両腕、両足を広げた格好で固定していく。スーツに何度も切れ目を入れ、両腕、胸、太もも、陰部があらわになる。
「それじゃあ、コレだ。解るか? 開口具と鼻フックってヤツだ。覚悟しろよ。テメエが泣きわめいて失神しても容赦しねえ。死ぬギリギリまで責めまくってやるぜ」
両手両足をガッチリと皮具で椅子に固定されているフラックスへ、男が笑いながら近づいていく。その右手には、奇妙な道具が握り締めてあった。
残り二人の男は、女の顔を男根で嬲るように叩く。その度、体が痙攣するように震え、股間から抑え切れない愛液がビュクビュクと溢れる。
快楽に抵抗できないその顔を二人の男が固定し、口へ奇妙な器具が取り付けられていく。ソレは穴の空いた皮製の猿ぐつわ。中央にぽっかりと大きな穴が開いており、その中でフラックスの紫の舌が覗いている。そして、鼻フックが取り付けられる。まるで、家畜のように……。
「ふぐ、うぅぅうううぐぐうううっっっ!!」
「はははっ、まるで豚みたいな顔になったぜ。お似合いだ。くくっ、ストーマーの所為で痛くはねぇだろう? 今から何をされるか解るか? まず、お前に便器の作法を叩き込んでやるよ。そのクソ生意気な口の中に、俺達の小便と精液を注ぎこんでやる。それから、鼻の中にもだ。脳までザーメンの匂いがこびり付くように、直接ぶちまけてやるから、覚悟しろよ。おい。俺は、マンコに針を刺しまくってやる。この生意気な女を死ぬほどイキまくらせるぞ」
言い終えた男が、何本もの針をストーマーへと浸していく。ヒクヒクと痙攣している陰部を指でなぞり、その粘ついた濡れ具合を確かめる。
男の指の間でねっとりと糸を引くほど濃い愛液が大量にこぼれ出し、筆で嬲られたクリトリスは、固く赤子の親指並みの大きさでそそり立っていた。
「よし、お前らザーメンと小便を飲ませてやれ。喉の奥まで突っ込んで、一滴残さず胃の中へぶちまけてやるんだ。ひひ、カシラ様よ、そんなに顔を真っ赤に染めて、え? 期待してるんだろうが? さっきから、マン汁が溢れてきて止まんねえぞ。余った一人は交代するまで、乳首を潰すくらい摘みながら、全身をこってり舐めまくってやれ。腋の下からヘソの穴まで、今なら死ぬほど感じるようになってる。よし、やるぜ」
その言葉の直後、プスッっと何のためらいも無くクリトリスへ、ストーマーに濡れた細い針が突き立てられる。
「うぐっ!!! あぁ、ああああああっ、うぐっ、うぐぅぅぅぅうううっ!!!」
開口具の奥からアクメの叫び声を上げる女。涙を流し、陰部から勢いよく潮を噴き、男の針を持つ手を濡らす。
だが、その手は止まらない。ゲラゲラと笑いながら何度も何度も、細い針をクリトリス、陰唇、膣の入り口へと突き刺しては、抜く動作を繰り返す。
その度、フラックスの体が海老のようにのけぞり、喉から絶頂のアクメ声が上がる。新たにできた傷口、そこを筆で何度もなぞり、容赦なく快楽へと突き落とし続けていく。
「よし、それじゃあ俺もやるぜ。ほらカシラっ、メシだ。テメエはこれから先、一生、小便と精液を主食にして生きるんだ。おら、隠してもバレバレなんだよ。俺のチンポから目を離さねえじゃねーか、あ? そんなに蕩けた目をしやがって。え、どうした、抵抗しねえーのか? ひひ、そら突っ込んでやるよ」
顔の前に突きつけられた男根が、ぐぼっっと音を立て、女の口に挿し込まれる。一気に喉の奥まで容赦なく進入し、強烈なピストン運動を繰り返す。
「うおおっ!! こ、こいつ、めちゃくちゃ舌を動かしやがって。すげえぞ……、コイツの口。うお、喉の奥まで吸い込まれて、舌が、舌がすげえ。おぉ」
顔を紅潮させ、鼻フックから甘く鼻息を漏らしながら、自分から頭を動かす女。頬は思い切り男根を吸引している為か、強くすぼまり、黒い瞳からは歓喜のあまり涙をこぼしている。
それを見ながら、男達は笑い、さらに嬲るように快感を加えていく。グポグポと卑猥な水音が部屋に響き、女の甘い鼻息が漏れる。
「ははっ、見ろよコイツのマンコっ!! 喉に突っ込まれる度に潮を吹いてやがる。この感じかた、ただ事じゃねーな。舌の色といい、夢人に改造されてやがったんだ。ちくしょう、元から雌奴隷のクセに俺達からずっと金を奪ってやがったんだな、このクソアマはよ。こいつは許せねえ。便器らしく、キッチリ躾けをしてやらなきゃよ」
怒鳴りながら針を投げ捨てた男が、自らの男根に何かを巻いて行く。それは凶悪な突起のついたゴム状の布。その男根に巻きついた突起へ粉末状のストーマーをたっぷり塗りつけていく。全身を舐めていた男が、リーダーの合図に従い、新しい注射器を取り出す。
ポンプの中には新たな液体がタップリと充満している。
だがその動きにフラックスは気付かない。喜びの涙を流しながら、鼻息荒くひたすら頭を動かして男根へと奉仕している。
情欲に蕩けきった顔、瞳孔の開ききった瞳、媚びるような表情で、まさに便器のように男根へとむしゃぶりついている。
「おおっ、出るっ!! コイツの舌が、グニグニと絡み付いて。ううう。おし、出すぞ、え? ドコに欲しい? このまま口に出して欲しいか? え? カシラ様よ。肉便器らしく口にザーメンが欲しいか、あ?」
激しく頭を動かして奉仕を続けるフラックス。その瞳に輝きは無く、ただ男に、いや男根に媚びるような色だけがあった。
美しく整った褐色の顔が、鼻フックで固定され醜く情欲に歪み、ただ男根に支配され、甘い吐息を漏らす。
そして、男の言葉に何度も頷く。出して欲しいと、喉の奥を精液で征服して欲しいとひたすら哀願を続ける。
「うぅうう、うううっ!!」
その完璧に堕ちた雌の表情に、男が堪えきれず、喉の奥へと男根を深く挿し込む。
「うううっ、この便器がっ、出るっ、出るぞ。飲め、飲めっ!!」
「うぐぅううううぅぅうう!!!!!」
男根を咥えたままの女の喉から、はっきりと分かる大きな絶頂の叫び声。喉の奥に汚い精子を出されながら、今までで一番深くアクメする女。
そのガクガクと痙攣している乳首に、新たな注射器が突き立てられ、一気に中身が流し込まれる。
さらに、凶悪な突起がついた男根が情け容赦なく、フラックスの後ろの蕾に差し込まれる。
「ううううううううううううううううううううううううぅぅぅうう!!!」
白目を剥きながら、あまりの快感に失神する女。しかし、男達はそれを許さない。
気絶したフラックスの顔につけられた鼻フックを揺らし、現実へと引き戻す。
「くく、次は俺の番だぜ、便器女。あ? 少しはイイ顔になってきたじゃねーか。まだまだ終わらねえぞ。皆が出し終わったら、次はその鼻に流し込む。そして、ケツ穴。最後、テメエを床に這わせ、俺達の小便を舐めさせながらマンコを何時間も犯してやるよ。え? ははっ、なんだ、想像だけでイっちまったのか? めちゃくちゃ潮噴きしてるじゃねーか。とんだ便器女だぜ。おら、しっかり舌を動かせよっ!!」
新たな男が、いきり立った男根をフラックスの喉へと挿しこむ。
アナルは凶悪なモノで容赦なくほじられ、それでも感じているのか、ブクブクと泡になった腸液が椅子に流れていく。
部屋に何度も響き渡る、フラックスの甘い絶頂の叫び声。
何度精液を吐き出しても、ストーマーの効果からかすぐさま復活し、女へと襲い掛かる男達。
狭い部屋の中、肉欲の地獄が、いつ終わるとも無く繰り広げられていた。