Appendix :Setting Extra:「設定、覚書、蛇足、補講、あるいは遠吠え」前置き: まぁ、ネタバレと設定語りを含むため、読みたい人だけ読むといいと思うよっ>Me262A-1a/U4専用増加飛行艇体 試製強化武装プラットフォーム”プルクツェアシュテーラー” ルビ:ぼくのかんがえたさいきょうのぞうかていたい 全長5520mm、乾燥重量980kg。 航空戦力に求められる「攻撃力と機動力の両立」という課題を、を時代に逆行することで達成した、カールスラントが生んだ狂気の兵装。 固定武装として50mmMk214Aを一門搭載。 両舷に55mmR4Mを12発投射できるランチャーを一基づつ、合計24発搭載可能。 推進機構として噴流式魔道エンジンJumo004Bを二基搭載。 推進補助として固体燃料式ロケットを四基搭載可能。 魔女用兵装としては大失敗に終わったMk214Aだが、攻撃性能を下げずにこれ以上の軽量化・小型化を行うのは現行の技術を持ってしては不可能であった。 通常ならこの時点で計画自体を失敗として破棄すべきであるが、祖国奪還へと向けての作戦立案が繰り返されるたびに、無視できない問題が持ちあがるのである。 打撃力の不足。 小型ネウロイ相手であれば、いくらでも、とまではいかずとも単体性能では魔女に軍配が上がる。 しかし、ネウロイの巣を攻略するに当たっておそらく確実に訪れるであろう状況――すなわち複数の大型ネウロイとの同時・連続戦闘である。 火力・装甲共に、単体の魔女を大きく上回るこれらに制空権を握られている限り、地上部隊の勝利は無い。 しかし、元来大型ネウロイ用として開発された大火力のMk108であっても、これら大型ネウロイを圧倒するには程足りなかったのであった。 火力を、大型ネウロイを一撃で打倒し得る火力を! その切なる要求への答えが、R4M55mmであり、本機である。 プルクツェアシュテーラー、カールスラント語で「編隊駆逐機」と名づけられたこの装備は、戦闘脚化していくストライカーユニットの進化に対し、明らかに逆行している装備である。 簡潔に言えば、増加艇体なのである。 魔女の箒の延長であった、跨って乗るタイプのストライカーユニットと、コンセプトは一緒なのだ。 宮藤理論に代表される装着型ストライカーユニット、つまり現在の戦闘脚は戦闘中に増加艇体から振り落とされたり、あるいは武装を増加艇体に依存していた状況を改善するためのものである。 いくら常人より頑強な魔女とはいえ、高空から落下すれば死は免れないし、武装の自由度は多様化する大型ネウロイへの対抗力に直結する。 これらの諸問題の解決は、魔女の生存性の飛躍的な向上へと繋がっている訳である。 そういった理由から主流を勝ち取った戦闘脚、その流れに真っ向から反抗したこの装備はカールスラントらしく実に尖っていた。 Me2621-a/U4と接続することで動力を獲得、計四発の噴流式魔道エンジンが生み出す推進力は本体の圧倒的重量にも関わらず速度性能の低下を招いていない さらに、主兵装のMk214Aは試算では100mクラスの航空型ネウロイを直撃弾一発で「破壊」することが可能であるとされる。 撃墜でもなく無力化でもなく破壊な辺りおかしい威力である。 ”空飛ぶの要塞”と後世に名高い(というか名前からしてそうなのだが)リベリオンの爆撃機、B-29スーパーフォートレスでも直撃一発で落ちる威力が魔力で強化されるわけなのだから。 重装甲の陸戦大型ネウロイですら、上面からの攻撃ということを差し引いても容易に撃破可能であろう、との評価も頷ける。 それに加え、R4Mの一斉射による空間制圧/対地爆撃も可能と、まさに要求どおりの仕様であった――が、代償と問題は極めて大きかった 四基の魔道エンジンは、ただでさえ魔力消費の激しいMe262の倍の魔力を必要とする。 その為、飛行可能時間は三十分を切るとさえ言われていた 一応、魔女は戦闘脚を装着して搭乗するため、増加艇体を放棄しても飛行の続行は可能であるのだが。 また、四基の魔道エンジンの同調は困難を極め、魔女・使い魔側の制御を離れ暴走し延々と魔力を吸い上げる危険性すらはらんでいた。 さらに、Mk214Aの機構的な脆弱性は解決されておらず、外部に増設されるR4Mランチャーは被弾からの誘爆の危険性を抱える。 推進補助のロケットは一旦火をつけたら燃料が尽きるまで燃え続け、強力な主兵装は正面のみ、という劣悪な射界でのみ使用可能という有様である。 しかしながら、やはりどうしようもなく必要なものは必要であり、作ってしまったのだからしょうがない。 想定ではMk214Aの代わりにMk108を多数装備した近接戦闘型、R4Mの搭載数を増やした爆撃型、レーダー型等のバリエーションが計画されていたが。 そのどれもが実戦レベルに到達する前に第二次ネウロイ戦役は終戦を迎えている。 とりあえずMe262の諸バリエーションを一つにまとめてみたり。 増加艇体とか初期のフミカネメカ少女/ウィッチを知らない人のために: 外見は、Me262的な意匠のエアバイクみたいなものだと思っていただければ間違いない。 Mk214Aの砲身がガツンと槍みたいに突き出てるとかそんな感じ>対ネウロイ無人戦闘航空機「War-Lock」 ネウロイが人類の脅威たる理由はいくらかあるが、その一つに圧倒的な防御力、というものがある。 基本的に人類が歴史的に運用してきた攻撃方法は、「凄く硬く、出来るだけ重いものを、凄く早くぶつける」というものである。 「凄く硬く、重いもの」は基本的には鉛などに代表される金属であるが、ネウロイの特性として金属の吸収と再生、というものがあった。 運動エネルギーを中和できるわけではないので、やはり破壊は可能なのだが。 ダメージを与えても破壊に満たない場合、投射物は破損飛散したとしても相手に吸収、再生される可能性が高い。 魔女の魔力がこのプロセスを阻害、あるいはバイパス出来ることは古くから知られていたため。 大型のネウロイ/異形は魔女本人が、あるいは魔女の助力を得なければ打倒することは不可能であった。 一方、近世のネウロイ戦役においてネウロイ側も当初は実弾兵器を使用していたが、中・後期においては光線兵器を多用するようになっていった。 これは人類側のいかなる兵器よりも強力な武器であり、これに対する有効的な防御方法が魔女のシールドのみ、ということもあり戦場での魔女の価値は高まっていく。 人類の技術発展は、発見と模造と精製の繰り返しである。 人類はこのネウロイの新たな武器をどうにか模倣出来ないか、と四苦八苦したが、そもそもネウロイの事が良くわかってないのである。 しかしながら、過程は割愛するが研究の結果、ネウロイのコアからのエネルギーの抽出および、その一定の制御系の掌握、既存命令のオーバーライド方法を確立するに至る。 結果、生まれたのが本機である。 飛翔方法の解析が出来なかったため、推進力は既存のパルスジェットエンジンに頼ることになってしまったが、無尽蔵ともいえるエネルギーをもつ。 何よりも、光線兵器の使用、および魔女のシールドと同等以上の防御力を有する光学障壁の展開能力を有した、人類初めての「ネウロイに勝てる兵器」である。 展開能力を重視した飛行形態と、戦闘能力を重視した人型形態を使い分けるための可変機構を有したため、構造的には脆弱な面も持つ。 問題点は、未だコアには機能的に不透明な部分も多く、制御が完璧とは言い辛い所にあるといえる。 制御が外れれば、ウォーロックがそのままネウロイ化する事態も考えられる。 また、当然だがコアの複製は現状では不可能なので、量産体制を作り上げることが事実上不可能なことである。 確認できるだけで二機製作されており、そのいずれも鹵獲されたコアを使用している。 一号機は各種実験に使われ、また長時間の調整と改良を受けたプロトタイプであり、安定性も比較的高い。 二号機は一号機で培われた技術を持って作られたプロダクトモデルであるものの、コアの調整および新型のジェットエンジンの調整に手間取る機体となっている 人類が魔女の力を借りずともネウロイに打ち勝つ為に作られた兵器である 機体コードネームも、詐欺師・男魔女の意であるところのWarlockではなく、戦場に鍵をかけるもの――War-Lockとなっている。 古来よりネウロイを打倒できるのが魔女だけとは言っても、年端もいかない少女を戦場に送り込む事に疑問を抱く感覚を持つものが一応いたのである。>銀について 本作の題名、Reines Silberはドイツ語で純銀、という意味である。 Falsches Silberは不純な銀、偽の銀。 銀といえば月と魔術の象徴である。 さて、ここで話は飛ぶ。 一般的に、あるいは占星術的に言えば月の象徴は女性で、太陽の象徴は男性である、が。 アニミズムや原始宗教、あるいは初期の占星術に見ると、太陽が女性格でその対である月が男性格である事例は意外に多いらしい。 まぁ、太陽が照らないと作物が実らないので、実りの象徴としてである。多分。 また、古代では女性上位社会が結構多かったため、太陽を権威の象徴として見る場合でも女性とする場合がある(天照大神とか) 後世において王権が男子のものへとシフトしていくにつれ、あるいは満ち欠けするのを見てか、太陽と月の性別は変化していった。「これらの情報からノイズを取り除くと、銀=月の象徴=男性格から女性格へと変化した、つまりTSの象徴でもあるんだよ!」> ΩΩΩ Ω<「「「な、なんだってー!!!」」」 どっとはらい。>銀についてその2 上で適当な事書いているが本当は(いや、上に書いた事も理由の一つだけど)、Silber、つまりズィルバーはMe262の開発コードである。 つまり、Reines Silber「本当のMe262」 vs、Falsches Silber「偽物のMe262」、という最終戦の構図な訳である。 ついでに言うなら、銀を魔女全般の象徴として見るなら、「本当の魔女」「偽物の魔女」、といった感じの構図が出来上がる。 主人公は、偶然力を貰っただけの「偽者の魔女」であるが、作品の過程において色々悩んだり成長して、「本当の魔女」になる……という題名決定時の漠然とした予定であった。 書けなかった自分の実力が全部悪いんだぁ!>魔女? 魔女は、何かを守ろうとしたときにフルパワーが出る、みたいなのが各所で示唆されているのでそれを意識してます 一応、自己中心的な考えで自分の周囲だけ守ってりゃーいいやー見たいな小ざかしい考え方の主人公。 色々悩んで挫折してトラウマ抉られてその結果、関係無いね!全力でみんな守ってやる!理屈とか限界とか知るか! みたいなのになっていくお話。だった。 言わばちょっと屈折して大人ぶってる人が周りに感化されて正義の味方に舞い戻る話。だった。>主人公のトラウマ 端的に言えば主人公が戦端開いた集団喧嘩してるときに親友の女の子が刺されて死んだ。 親友とのなれそめは、病気で長く寝込んでる母親がいるのに、深夜にブオンブオンと五月蠅く走ってる主人公達にクソ腹が立ったため。 ちっこい癖に真っ向から主人公と喧嘩して相打ちするほど度胸が据わってるというか周囲を顧みないというか向こう見ずというか。 主人公が微妙に弱いのも助かった。 殴り合いから始まる友情ストーリー。 それ以降、主人公と意気投合して周辺で暴走行為するDQNを片っ端から殴りに行ったり峠攻めまくってみたり。 その過程でこの親友、主人公の別の幼なじみ(男)とラブコメしたりなんだりあったり。 恐らく、主人公が出会った少ない人間の中で、最もお互いのことを理解出来た人間。 このトラウマから復帰するのを助けてくれたのが当然だが両親。 そんな両親の突然死は主人公を鬱っぽい状態に引き戻すのに十分すぎる事件であった。 が、こんな設定無駄……ッ 作中で描写しなきゃ全部無駄……ッ 無駄なんだよ……ッ 異性間でも友情は成立する派です。>愚痴とか ラッセルのキャラゲーはもう二度と買わない。 プロジェクトディレクターは製作陣の実力をもっと把握すべき。 言い訳に過ぎないが、正直この二作で大分熱が醒めてしまった。 PS2版のシナリオライターのキャラクター把握が酷い気がしないでもない。美緒さんとか。 ただし、DS版のシナリオ担当だけは一部評価する。 嬉しそうに「私が歌うわ!」 とか言って総スカン喰らう竹井さんかわいいよ竹井さん。 白銀の翼はかなり楽しかった。 DLC商法さえなければ。 シャーリーとペリーヌが便利すぎるのと、エーリカ・サーニャ・エイラトリオにすると微妙に使うの難しくて生きるのが辛い シナリオはあって無きがごとしなのでどうでもいい>二期について DVDボックス届いたら本気出すかもしれない