Appendix :Setting:「設定、あるいは覚書」前置き: まぁ、ネタバレを含むため、本編未読の方は先に読んでくるといいと思うよっ>ヴィルヘルミナ・ヘアゲット・バッツ (Wilhelmina Herget Batz) 年齢17歳(1944年8月現在)、3月21日生まれ。 出身はバイエルン州バンベルク。 帝政カールスラント空軍中尉。 原隊はカールスラント空軍第131実験部隊。 肩下まで伸ばした、毛先にウェーブのかかったブルネットの髪。 鳶色の瞳に、白い肌。 身長146cm、体重は40kg程度。 年齢に見合わぬその身長から、「Die Kleine(ディー・クライネ:おちびちゃん)」と呼ばれる。 尤もその名で呼ぶのはかつての上官くらいのものであり、近しいものはファーストネームで呼ぶ事が多い。 愛称はウィルマ(英、仏)、ミナ、エルマ/ヘルマ、ヴィル(独)、ビリー(米)等。 同期のウィッチに同様の愛称を持つ(そして著名な)者が多かったために、愛称で呼ぶものは少なかった。 使い魔は白毛のジャーマン・シェパード。 あるいはホワイト・スイス・シェパードと呼ばれる。 無口でほとんど単節で区切るような喋り方をし、表情に乏しいが、穏やかな気性で人に物を教えるのがそこそこ上手い。 ただし、訓練生時代ではその口調で度々叱責を食らっており、しかし結果として直ることはなかった。 航空歩兵としての訓練終了後、そのまま訓練校で教官として配置される。 これはきわめて異例であったが、彼女の飛び方に癖が無く模範的な物であった事が理由とされる。 また、他人の面倒を見るのが比較的得意だったことも挙げられるだろう。 ただ、教官職に就いていた間、何度も司令部に実戦部隊への配置換えを陳情していたがその全てが却下されている事は記しておく。 オストマルクが陥落し、東部戦線が過酷になってきた時点で教官職を解任。 III/JG52(第五十二戦闘団第三中隊)に戦闘隊長として配属となる。 この隊は後のスーパーエースであるエーリカ・ハルトマンやグンドュラ・ラルも所属していた中隊であった。 また、同戦闘団、別中隊の戦闘隊長であったバルクホルンともこの時期に知り合う。 その後、本国防衛戦、ガリア撤退戦と、彼女らと共に転戦を重ねる。 撃墜スコアのほとんどは此処で稼いだもの。 ダンケルク撤退戦の際に部隊のウィッチたちとはぐれるが、帝国本隊との合流に成功。 この際、中隊を離散させた責任を問われ戦闘隊長を解任、中尉へと降格している。 その後、南リベリオンのノイエ・カールスラント(カールスラント亡命政府)において、アドルフィーネ・ガランド少将が設立した131実験部隊に配属となる。 この実験部隊、通称”ハルブ”はMe262の運用実験のための部隊であり、後のJV44、通称ガランド・サーカスの前身となった。 その後、対ネウロイ戦術および兵装の実戦試験のために、前線であるスオムスに間借りしているカールスラントの工廠に出向。 そこから、第501統合戦闘航空団の三人へのMe262運用教導の為にさらに出向となる。 なお、三人がMe262の運用に習熟した後はそのまま第501統合戦闘航空団に配属となる予定だった。 その際の任務はヨーロッパ奪還の援護と、各国機種との連携下でのMe262のロッテあるいはケッテ、そしてシュヴァルム単位での有効な戦法の模索。(ロッテの基本形である攻・守パターンはその劣悪な運動性能のためにほぼ不可能。 草案としてはケッテを組み攻・攻・攻のフルオフェンスがあった) スオムスからブリタニアに向かう途中、北方から迂回してブリタニアの横腹を突こうとした大型ネウロイと接触。 乗り合わせた補給船団は壊滅的な打撃を受け、ヴィルヘルミナも重傷を負う。 その後は本編のとおり。 ちなみに元からオレ娘。 作者はオレ娘・ボク娘が大好きです。 確かに現実にいたら九割方ちょっと痛い子だけどさぁ…… TSして一人称を「私」だの「アタシ」に変えるだの……何それ駄目だよ、みんなわかってない、全ッ然わかってないよ! 【狂信者の目でぶつぶつと呟く】・固有の魔法技術は重量軽減/質量増加。 大きな荷物を軽くして運んだり、弾丸や手持ち武器の質量を増やして打撃力を上昇させたりできる。 怪力の魔法を持つバルクホルンとはまた別の形で力持ち。 機体重量の軽減による上昇の効率化、あるいは武器の質量を増やしての姿勢制御、急減速、重心移動への応用などが可能。 また、本職や専門には劣るが、レーダー魔導針の形成も可能であり夜戦もこなせるオールラウンダー。 魔導針は扶桑の八木・宇田式呪術陣を組み込んだリヒテンシュタイン式魔導針。 電探範囲は3~5kmほどであるが、魔力波のやりとり自体はそれなりに出来る。 Me262に乗り換えてからは同じく八木呪術陣タイプの新型、ネプツーン式魔導針に切り替えていた。 (尤も、作中ではネプツーン式魔導針の知識を持つ者が部隊内に無いためにリヒテンシュタイン式を使用することとなる) シールド展開は非常に苦手でその強度は平均的なウィッチの7割程度だったが、命に関わるため訓練の末に克服していた。・入院までの総撃墜数は177体。 七月初頭に501での教導を開始、終了時に今までの功績を称え柏葉付き騎士鉄十字章が授与され、大尉に復帰する予定だった。 が、本編のような事になってしまい、無期延期となっている。 よって、現時点での最高勲章は騎士鉄十字章。・使用機材はMe262A-1a/U4 基本的な性能は通常型であるMe262A-1aと変わらない。 ただし、通常型とは違い一部装甲板が開閉式になっており、魔力の外部入出力装置、アタッチメント接続用部品等が付いている。 これは後述する航空歩兵用の試験装備である50mmBK-5もしくは50mmMk214Aを運用出来るようにするための物。 巡航速度860km/h、限界速度950km/h。 限界高度は約11000m。 魔力シールド耐久力、標準的なウィッチが正常に展開した場合、12.7mm機銃弾を同時に五発まで。 魔道ジェットエンジンを採用した世界初のエーテル噴流式ストライカーユニット。 起動には高い魔力資質が必要で、主機の出力調整に使い魔が必須。 集中が途切れると容易にフレームアウト(失火)してしまうので、着用者や使い魔への負担が大きい機体でもある。 装着・起動までの時間、魔力消費、特に加速性能と旋回性能において既存機よりも低水準であるという大きな欠点を抱える。 その劣悪な旋回性能と加速性能は噴流式エンジンの低推力に加え、従来機種と形状上の大きな差違は無いにもかかわらずかなり増加した機材重量にも起因している。 加速性能の悪さは折り紙付きで、特に離陸時には上空に専属の護衛機の展開が行われるほどだった。 しかし、その速度、魔力増幅率においては既存機の追随を許さないというかもはや別次元であり、アドルフィーネ少将曰く「天使の加護を得たかのような」速度性能を誇る。 標準的なストライカーユニットの限界速度が550km~650km/h、新鋭の高速型でも700km/h程度が限界であることを鑑みると、その異常さが浮き立つだろう。 巡航速度の差で見ると平均的なストライカーでは400~500km/hであり、、Me262とは3~400km/h前後の差となる。 ネウロイの速度もウィッチと同程度であり、これほどまでの速度差があれば危険の大きいドッグファイトはほぼ発生しない。 特に足の遅い大型ネウロイに対しては急速接近と離脱が極めて有効であり、連携次第では一方的な展開に持って行くことも可能であるとされた。 非常に高い魔力増幅率を誇り、Mk108等の重量かつ非常に強力な武装を携行できる点が特徴としてあげられる。 高い魔力増幅率はシールドの強度にも現れており、熟練したものなら相当威力の攻撃に耐えることが出来るとされる。 ただ、その結果として主機の始動には高い資質が必要となってしまった。 Me262は欠点を多く持ち、決して優秀な兵装ではない。 しかし、その突き抜けた速度性能は多くのデメリットを持ってなお燦然と輝いている。 しかし、この”選ばれた者だけが使用できる”という点が論争の種になる事も少なくないようだ。※なお、アドルフィーネ少将がJV44を設立した際にはこの点がポジティブ方面で大きく取り上げられた。 構成員の全員が最低でも騎士鉄十字賞を受賞していたため、いわゆる「トップエース集団による最強・最精鋭部隊」として、戦意高揚に大いに貢献したという。 機械化歩兵のアイドル性、またカールスラント奪還戦であった事も重なり、JV44が空に居る戦場ではカールスラント地上軍の奮戦振りは予測を大きく超えるものが多く、参謀本部では嬉しい悲鳴が上がったとかあがらなかったとか。(尤も、これには都市部攻略戦に集中投入された重陸戦走行脚であるティーガーおよびその派生機の力が大きいとの説もある) 航続距離は標準的なウィッチで約1000kmとFw190やBf109よりも足が長い……と思うようだが。 実際は足が速いだけで魔力消費は大きいので、航続時間は大きく劣る。・使用武器はMG42、13mmMG131/F、30mmMk108、50mmMk214A、50mmBK-5、ウォーハンマー。 フリーガーハマーの強化版である24連装55mmロケット砲R4Mの装備も考えられていたようだが。 再装填が不可・重い・かさばる・威力は高いが大きな弾体のためネウロイに迎撃されがち、等の理由によりこの兵装の装備は見送られたようである。 また、突撃戦闘を想定しているので、遠距離火力は必要ないとの判断でもあった。 プランとしては、その大きなペイロードを生かしてフリーガーハマーの二丁持ちなどが考案されている。・MG42に関しては説明は要らないだろう。 MG42は帝政カールスラントが生み出した当代最高峰の性能と生産性を持つ傑作重機関銃である。 世界の火器事情を刷新した、MG34の後継兵器。 驚異的な射率(1200発/分)が生み出す文字通りつながって一つに聞こえかねない射撃音は”皇帝の電気鋸”と呼ばれるほどであった。 カールスラントの高い工業力に裏づけされた精度の高いプレス加工、信頼性の高い機構。 さらに銃身を容易に取り替えられるため、銃身の劣化や過熱による命中精度の低下に対しても高い耐性があった。・Mk108は、ウィッチの手持ち武装としてはかなりの大口径である。 重量60kg、全長1057mm+200mm。 弾頭重量は平均330g、装弾数は24発。 はじめから対大型ネウロイ用の武装として用意されており、非常に高い火力を持つ。 本来は航空機用に開発された物をウィッチ用に転用した物。 追加の200mmはストック等のウィッチが手持ちにして使用するための追加パーツの長さである。 選択可能な弾種は徹甲弾、焼夷曳光弾、薄殻榴弾。 20mm薄殻榴弾は非常に高い破壊力を持っていたが、生産に高い工作力が必須であり、しかも魔力弾化が非常に困難となっている。 前二つの弾種は兎も角、薄殻榴弾はMG151/20の二の徹を踏まないよう魔力弾化が容易なように再設計されているが、あまり効果は奏していない。 想定では装弾は全て薄殻榴弾の予定であったが、実際は徹甲弾と混ぜたり、いざというときに弾倉を交換するようにして消費を軽減するよう指示が出ている。(作中では曵榴・曵榴榴榴というちょっと変則的な割合となっている) 本来は航空機用に開発された物であり、毎分650発という、口径から考えると頭おかしいんじゃないかと思うほどの射率を誇る。 魔力を帯びさせることの出来ない戦闘機の12.7~20mm機銃/機関砲では、一定サイズ以上のネウロイに対して有効な打撃を加えることが非常に難しい。 その現状を打破する為に開発が決定されたという経緯を持つ。 ウィッチがこの口径をこの射率で連射すると、魔法で軽減してもリコイルを押さえきれず集弾率の異常低下が起こる。 というかウィッチが振り回され、飛行にも支障が出る。 また、弾薬自体のサイズ、それに重量もあるので装弾数も稼げない。 それこそあっという間に撃ちきってしまうのである(2.2秒で終了) よって、射率を毎分100発まで低下させ、単射/低速(100rpm)/高速(650rpm)のセレクターが追加されている。 Me262は魔力増幅率が高く、増強魔法への魔力マップの割り振り次第で、これを二丁同時に扱う事が出来る。 計画当初では専用のガンポッドで片手に二丁、合計四丁を装備させる予定であったという噂がまことしやかに囁かれている。 ハインリーケ・ベーア大尉専用の装備としてMk108を三丁結束させ、魔力で駆動する補助腕に装備。 両手で六丁の装備を行うという前代未聞の計画案の提出が確認されており、二丁というのもながち間違いでは無さそうである。 全長のうち砲身が占めるのは約半分程度、と口径に比べ短砲身。 初速も550m/s程度で、弾体の重さもある。 それゆえ命中率の低さが懸念されていたが、Me262自体が超高速での一撃離脱型なので大型ネウロイに対しては特に問題なかったようである。 小型ネウロイに対してはそもそもオーバーキル確定の装備であった。 そのため、サイドアームとしてシュネルフォイアーやMP40等の小型火器、もしくはMG34ないし42等を携行する事が推奨された。 重機関銃であるMG42をサイドアーム扱い出来るのも、Me262の魔力増幅率とそれに伴う強化魔法の高出力化のお陰である。 主弾頭である薄殻榴弾の弾道特性自体は非常に素直なものだったのだが。 砲身長が全長の半分程度であり、集弾率が低く、なおかつ弾体が重いため弾道が下がりがちで精密射撃にはかなりの熟練かセンスを要する。 その破壊力と外見から、整備士からは「削岩機」、下品な一部のウィッチたちからはその下がる弾道から「ションベン弾」と揶揄されていた。>ちょっと描写が足りなくて、本来のMk108にカウルとかプラスチックカバー付けたような物、と思われてる節もありますが。 本来のMk108の尾部に取って付けた感満載の木とゴムの複合素材のストック付けて。 弾倉は給弾位置に伝統と信頼のドラム型弾倉を貼り付けた感じでどうか。 バナナ型も好きだけど、射率の高い銃器には向いてないらしいので。 トリガーもきちんとした銃把ではなく、自転車のハンドル見たいのがL字に突き出てる感じのイメージです。 あと、取り回しやすいように取っ手が溶接してあるとか。 無骨な銃器大好き。 P90やAUGみたいなスマートなのよりもウージーとかイングラムにロマンを感じる方です。 Mk108は確か電気式プライマーだったはずなので、作中のは魔力式プライマーにして魔力で撃発を行っている、とかする。 (よってハンドルのレバーなりスイッチなりを魔力を込めて握り込む事で撃発する) なお、三丁結束させて片手に持たせるとかどうすんのさ、って言う人は武装神姫とかぐぐってみるとイメージ沸くかも。 あんな感じのマスタースレイブ方式の補助腕とか使うんじゃないかな、フミカネ的に考えると。・Mk108も十分大きいが、Mk214Aに比べたらよっぽどまともな武器である。 50mmPak38対戦車砲を原型とした化け物兵器。 このMk214A機関砲、重量490kg、全長4160mm、弾頭重量1.1kgと、航空歩兵用にしてもアホみたいなサイズである。 というか最早航空歩兵ですら使えるサイズではない。 明らかに車載用とかである。 50mmとか初期の戦車砲より大口径だし。 大型ネウロイ、特に重装甲の陸戦型や大型航空ネウロイの対空ビームの射程外から圧倒的火力を持って撃滅する、というコンセプトで作られている。 高速で接近し、相手の射程外から一方的に殴りつけ離脱、という遠距離一撃離脱武装ではあったが、当然のごとくサイズが肥大化。 普通のウィッチなら持ち上げることすら不可能なこのトンデモ兵器は、事実上、高効率な重量軽減魔法を持つヴィルヘルミナ中尉専用の装備となってしまった。 それでも機動性、運動性の低下は免れなかったため、開発各位の頭を悩ませている。 汎用性も低い上に故障も多いという欠陥兵器。 しかし、スオムスでの試験運用中、航空型大型ネウロイをものの十数秒でうっかり撃破してしまうという実績を作ってしまっている。 よって、廃棄処分にもされずに、スオムスのカールスラント工廠で地味に改修が続けられているのだった。 カールスラントの技術力は世界最高峰であり、何時の日か絶対に使い物にしてみせる、と開発主任は意気込みを語る。 そのとき歴史が動いたり動かなかったり。 各種制御用に小型の魔導モーターを内蔵。 使用する際はMe262A-1a/U4に増設されている出力ソケットと接続しなければならない。 射率は毎分160発、装弾数28。 単位時間当たりの弾体投射量がMk108やMG42と比べて圧倒的に低い。 ただ、大型ネウロイともなれば全長が100mを優に超す事は普通だったため、2mの砲身から生み出される高初速と直進性から問題ないとされる。 その聳え立つクソほど有る自重により、気持ち程度にリコイルが制御しやすくなっているのが怪我の功名? である。・BK-5も50mm機関砲であり、基本コンセプトはMk214Aと同じで、Mk214Aよりも先に完成していた。 Mk214Aよりも重量が有る上に射率も低く、故障率はMk214Aに匹敵するかそれ以上、というぶっちゃけて言うと失敗作である。 ここで航空歩兵用の大口径火砲の開発を中止すればよかったのだが、道理を科学力と執念でぶん殴ってどうにかするのがカールスラント。 僅か数週間差でMk214Aがロールアウトしてくる辺りにカールスラントの高い工業力と凝り性が伺える。・ウォーハンマーあるいは戦鎚。 全長60cm、重量2.1kg。 魔力浸透率を上昇・効率化させる加工済み。 魔力を込め質量を最大まで増幅した後に敵上方から投擲して使用する。 2~3m程度の小型ネウロイ相手であれば、手に持っての打撃も比較的有効。 尤も、接近のリスクを犯すよりは当然銃火器での攻撃のほうが理想的であり、近接対応用の装備としての使い方に限定される。 ヴィルヘルミナは欧州のウィッチ全般に見られるとおり射撃戦嗜好のウィッチであったが、必要に応じてこういった近接武器での打撃も行っていた。 使い捨ての、イタチの最後ッ屁的な攻撃方法だが、打撃力は高い。 大型ネウロイに対し貫通させずにその体内に留めさせることにより、残留魔力による再生阻害の効果があるとの報告も。 Me262に乗り換えてからは、その上昇した投擲初速のお陰で威力が飛躍的に上昇している。 E=0.5mv^2である。 別にヴィルヘルミナの魔法は質量を増幅させても体積は増えないので、見た目的には地味極まりない。 なお、スコップとか言い出さなかった作者の堪え性をほめていただきたい。 一番最初は魔力で青く光り輝くスコップを振り回して戦うウィッチだったが、余りにもシュールすぎるので没に。 スコップ最強伝説! スコップが戦場に出た瞬間にネウロイの全滅は必至。 特に塹壕戦。 っていうか世界大戦通して最強の近接兵装はショットガンとか銃剣とか刀とかじゃなくてスコップだと思うんだ。 ドイツといえば大型両手剣だろうが、作者が鈍器好きなので出ません。 スコップなら鈍器の条件も満たすけど。 坂本さんが刀持ってるのは和キャラだからではなく、モデルが大空のサムライだからだろうし。・使い魔は前述の通り白毛のジャーマン・シェパード。 ホワイト・スイス・シェパードという別の品種として登録されている、かも。 白毛のジャーマンシェパードは珍しい。 ヘアゲット/バッツ両家の守護精霊である。 非常に忠義が篤い使い魔で、ヴィルヘルミナが事故後に唐突に意思疎通が不可能になりかなり混乱したものの。 たとえ記憶が混乱していようともネウロイと戦う意志を絶やさぬ姿を見て、忠を捧げるに足ると思い、力を貸している。 素人である主人公の分も補って、Me262の制御を行えるほどの優良使い魔である。 劇中で主人公が時々飛んでる最中に気絶しかけたり、気を少し抜いても直ぐには落ちないのはこの子のお陰。 最初の模擬戦でフレームアウトして以来、常に出力管理に注意を払っている苦労人、いや苦労犬である 本編にきちんと登場しない以上全く持ってどうでも良い設定だが、ヴィルヘルミナの事を「お嬢」と呼ぶ。 好物は薫製ビール。 犬だってアルコール呑むのである。 CV:銀河万丈・モデルはドイツ空軍のエクスペルテン(エース)、ヴィルヘルム・バッツとヴィルヘルム・ヘアゲット。 何故二人か? バッツはバルクホルンやハルトマンと関係があって、しかも割とバルクホルンと仲が良さそうである(一緒に写っている写真が何枚か残っている)。 外側だけとはいえ、なるべくなら原作登場キャラクターと少しでも関連のありそうなキャラクターを使いたい。 あるいは、原作にも「居るんじゃ無かろうか?」と思わせる程度のキャラクターが良い。 完成してる物語に異物突っ込むんだから、自分に言い訳できる要素は出来るだけ追加しておきたいチキンハート。 しかし、バッツはMe262に乗っていないのである。 JV44に誘われなかったとも言う。 このSSは作者のMe262に対する熱いパトスをまき散らす場です。 よってヘアゲットと名前がファーストネームが一緒なのを良いことに統合しました。 全国のバッツファン、ヘアゲットファン、申し訳ありません。 なお、バッツは東部戦線のエクスペルテン。 愛称はヴィリー(Willy) 教官になったりした経緯はこの人から。 基本的な経歴はこの人をベースとしております。 シャーリーに呼ばせた愛称も、Willyをアメリカ風にしたもの。 JG52所属、ハルトマンが所属する第三中隊の隊長になったこともある。 ハルトマンより遅く戦線に出て、ハルトマンと同じか、より速いペースで撃墜数を稼いでいる。 もっとも、それだけ独逸が劣勢であったという事実でもあるのだが……(敵機の数が純粋に多い、ローテーションとか組んで休息を取るほど余裕がない、等の理由で劣勢国はエース(と戦死者)が生まれやすいらしいです) 戦場にでた時機が時機なら、ハルトマン、バルクホルンと並ぶエクスペルテンになっていたかも知れない。 軍の広報関係の写真が2~3枚だが、バルクホルンとBf109を前にして話してたりする物が残っている。 まぁ同じ戦闘団の中隊長だったし、それなりに面識や親交もあったらしい。 持ってないからわからないけど、バルクホルンの自伝になんか書いてなかったっけか。 興味があるなら少し調べてみると簡単に見つかる、と思う。(ただし英語や独語サイト) 総撃墜数は237機。 なお、きちんと生きて終戦を迎えている。 ヘアゲットは夜戦のエース。 ガランド・サーカスが結成された際、専用試作機Me262A-1a/U4をひっさげて参加した。 数が支配する第二次世界大戦時に専用試作機! 男の子の浪漫である。 しかし故障続きの上に超重量失敗兵装Mk214A(実際はBK-5だったらしいが)のお陰で超トップヘビーで、実際はまったくと言っていいほど役に立たない機体でした。 戦闘機に搭載する物に重要なのは何よりも軽さと小ささです。 ただし、同時にこれはMe262のペイロードの大きさを物語る良い例でもある気が。 身長170cmあるのに、ガチムチ独逸軍人達の中ではちびすけ(デア・クライネ)と呼ばれていた可愛そうな人。 ヴィルヘルミナのあだ名や機体、夜戦能力とかはこの人から頂きました。 元々はそのファーストネームとMe262に乗っていたという情報からの起用。 尤も、彼のMe262A-1a/U4は別に夜戦型の機体ではなかったのですが。 総撃墜数は73機。 内57機が夜間撃墜数。 こちらも生きて終戦を迎えていたはず。・なお、作中で、ヴィルヘルミナが離陸時に「迂闊にフルスロットルにするとチャンバーが溶け落ちる!」 とかよく言っているが。 そんなのは実機のMe262だけです。 しかもチャンバーじゃなくてタービンブレードだし。 ストライカーユニットではそんなことはなく、適正高度まではリミッターが働いて出力が随時調整されます。 ただ、100の魔力を注ぎ込んでも50位でリミッターがかかってしまうので、魔力の大いなる無駄である上に、逆に魔力をがんがん飲み干していく……という設定。 多分、普通のユニットが魔力で呪符(プロペラ)を生成しているところを見ると、タービンブレード一枚一枚を魔力で生成してるんじゃないかなぁ。 それだけ多数の呪符を生成するのと、さらにそれを高速回転させた上に。 流入するエーテルに何らかの方法で指向性を与えて吐き出すのに、高い資質が必要なんだと解釈。 また、実際のMe262が生産された時機と違い、資源の欠乏による耐熱金属の不足・低質化も無いと思いますので。 多少は気が楽なんじゃないでしょうか。 あれは技術が未成熟だったのに加えて、敗戦モードで高品質で高価な耐熱金属が満足に使用できなかった所為のはず。※と、いう風に強引に二人のキャラクター像を合体させてしまったため、結果的に昼夜対応というこの時代の戦闘機としてはチート一歩手前の能力者になってしまった。 一応、魔導針は固有魔法ではなく、ある程度は普及しているタイプの魔法っぽいので勘弁。 八木呪術陣を用いたリヒテンシュタイン式魔道針、とか言ってるし。 もしもレーダー針の形成が固有魔法だったら「呪術陣を用いた」とか○○式、という呼称は付かないんじゃないかと。 リヒテンシュタイン式だけだったら、そのタイプに分類されるだけの固有魔法、とも取れるんですが。 サーニャの魔法は「広域探査」、みんな大好きハイデマリーさんの魔法は(おそらくは芳佳と同じく)制御できなかった、という記述から「夜間視」だと思われる。 現実のデータをそのまま魔女に適応するのもどうかと思う所もありますが、実際だとこの手のレーダーの有効範囲は状況にも拠るが4~5kmほど。 もっさん曰く地平線の向こう側まで感知できるというサーニャの能力は、固有魔法で魔導針の効力を大幅にブーストしてるからなんではなかろうか。 空中で地平線、というと高度次第で数百kmとかになったはず。 特にサーニャは、ストライカーも高空で本領を発揮する夜戦向きの機体のはずだし。 現代の機載レーダーでも、(空中管制機でもないと)地平線の向こうとか凄い距離は見れないんじゃなったかな。 全くどうでも良いけど、複座型計画機Me262/HG3のベルリンレーダーって、馴染み深いパラボラ型なんだけど。 ウィッチ用にするとどうなるんだろう? 二人で百合百合な感じに額を合わせると頭上に魔力のパラボラぽいレーダーが出るとかそんなのか?>オリ主 石を投げれば当たるほどよく居るオリジナル(?)主人公。 そんなに良くいるのにオリジナルとはこれいかに。 年齢は28歳後半。 無職だがマンションのオーナーであり、不労所得者。 元不良で、バイカー。 盗んだバイクで走り出した15の夜である。 苛烈な性格をしていたが20歳の頃、とある事故で親友の死に面し、真面目に生きることを決意。 21歳で大検合格後、大学に入学、25歳で卒業。 その後、小金持ちな親が蓄財目的で購入したマンションの管理人をして過ごす。 基本的に遊び人であり、両親が死ぬまでは暇を作ってはレジャー系などにいそしんでいた。 27歳の頃、両親と死別。 遺産相続でマンションのオーナーになった彼は管理人を雇い、ニート生活を始めた。 一年ほど肉声を出さずに居たら、話し方を忘れるアホの子。 ただしコレは多少なりとも肉体との齟齬の所為もある。 童貞。 もうすぐ素で魔法使いになれる。 元々はゲームやアニメになど興味はなかったが、大学に入った頃偶然テレビでやっていたアニメにはまり、道を踏み外す。 コンバットフライトシュミレーターやエースコンバットなど、空戦の類のゲームを好んでやる。 また、そこから派生してにわかミリオタ、と呼ばれる程度には知識もあるようだ。 ただし、その知識量は一般人からはオタクと呼ばれ、オタクからは素人と呼ばれる中途半端なレベル。 ネアカな性格で、常にテンションが高め。 基本的にはツッコミ系性格。 好きな単語はロジカル。 女性の好みは体型にメリハリが付いてる子、明るい子、と自分では思っているが、実際はそんなに頓着しない。 座右の銘は「慌てる馬鹿は貰いが少ない」。 ただし、しばしば忘れて慌てて貰いが少なくなる。 寝るときはパジャマに着替える主義。 寝相は良い方。 しかし、不良時代のあだ名はT峠の狂犬。 こいつは”不幸(バッドラック)”と”踊(ダンス)”ッちまったんだヨ……!(ビキビキ) 面倒見は割と良く、評判もそれなりだったのだが、スピード狂かつ超喧嘩っ早かった。 喧嘩はそんなに強い訳ではなかったが、とりあえず殴りかかるあたりが狂犬である。 また、何をトチ狂ってたのかは解らないが、走行方法も危ない事が多かった。 狂犬だから。 この時代は彼にとってはとんでもない黒歴史であり、出来る限り触れたくない領域である。 自分の感情を制御しようとしたり、結構頻繁に落ち着けと自分に言い聞かせたりする傾向もこの辺の経験から。 また、変に勝負度胸があったりするのも、この頃に何度か修羅場を潜ったことがあるためである。 ピリオドの向こう側を目指して埠頭でチキンレースして海に飛び込んだのも良い黒歴史。 男は女を守る物とか言っているあたり結構古いタイプの男尊女卑派と思われがち。 とはいっても、別に女性は後ろに居ろとか、銃後を守る物とか、そういうのではなく。 ただ単に男の方が女より肉体的に優れているのは明らかなので、役割分担は重要だよねと思っている。 ゲームでもエディットできるなら肉弾戦キャラは男で、間接系は女で作る。 アグリアスを速攻で白魔道士にした猛者。 しかしパラメータを確り吟味した結果、近接系に戻している。 ウィッチーズに対する憤りは、どちらかというと子供を鉄火場に連れてくる(連れてこざるを得ない)事の方。 死んだ親友が年下の女の子だったのもこの行動原理に大きく影を落としている。 特に名前はない。 馬鹿野郎、ストライクウィッチーズに名前有りの若い男キャラなんていらねえんだよ……! というアニメ製作スタッフの漢気に敬意を払います。 土方? ハハハ、登場時間3分にも満たないじゃないですかぁ。 (宮藤パパとか赤城艦長は除く。 あと、ミーナさんの彼氏(故人)) ところでオリ主ってどう読むんだろう。 おりしゅ? おりぬし?・女の子になっちゃったことにあんまり気を揉んでないようだが、実際は思考放棄してるだけである。 お陰で生理起こしたときはあまりの精神負荷にぶっ倒れた上に、直後は情緒不安定に。 しかし生理が終わるとけろりと忘れる。 大抵のことはのど元過ぎれば熱さを忘れる、典型的なお馬鹿さん。 空戦のイロハをゲームから学んでいたのと、身体を動かすのが得意なため、初飛行でなんとか初三次元戦闘をこなしてしまう。 案外才能があるのかも知れない。 もっとも、射撃は下手くそ。 ヴィルヘルミナ・ボディの魔力量と資質におんぶにだっこ。 ただ、その資質のお陰でシールドの展開が非常に苦手なのであるが。 ついでに言うと、「飛行機の飛び方」を意識しすぎている所為で、「ウィッチの飛び方」になかなかついていけない。 ちなみに、憑依後、身長が変わったお陰で距離感が掴めずものすごい四苦八苦したが。 病院で一週間入院している間になんとか適応したため、とりあえず日常生活には支障が出ない程度にはなっている。 射撃が下手くそな要因の一つではあるが、やはり根本的に射撃に向いていないのであった。 この辺の描写はべつに詳しくやってもしょうがないのでスルーしております。 でも憑依系的には重要なんだろうか……? まったくもってどうでもいいことだが、厚着なのをいいことに、蒸し暑い日はノーブラ。 ブラジャー? 蒸れるんだよ! 知るかボケ! と自分を鼓舞しながらその日を過ごす。 厚着するのにはきちんと理由があったりするのだが。 時々キャラクターに敬称がついてたり付いてなかったりしますが、これは本人の癖です。 ミーナには何かと世話になっているという感覚が強いので概ねつけています。 美緒は一番の年上で、同じ(まぁヴィルヘルミナの体だから厳密には違うけど)モンゴロイドで、割と好みなので、さん付け。 ウィッチーズの中でお付き合いするなら美緒かシャーリーだと思っている。 あと、女の子だと思ってる相手は基本呼び捨てですが、大人の女性として認識してる相手にはさん付けしたり。 ただ、シャーリーのみ、主人公本人は大人の話が出来る相手だとは思っていても、こう友達っぽいというか気安い雰囲気なので呼び捨て。 本人も気付いていないが、一番気を許してるのはエーリカ。 何やられてもびっくりして心の中で叫んで、でもその程度で済む。 ただし、未だにエーリカの胸を揉んでやろうという野望は費えず。 モデルとなったキャラクターは特になし。 でもまぁ、この程度のキャラだったら、それこそ石を投げれば当たるくらい居るんじゃね? 一応性格の骨子としては ・やたらと大人ぶる。 ・自分の美学は貫き通す(男の意地とかその辺) ・女子供を大切にする。 ・悩むこともあるが思い切りはよくする。 ・考え方が若干ドライ。 ・でも自分の周囲に関しては凄くウェット、というか感情的に この辺を意識して書いています。 しかし要素だけ見ると結構勇者チックだな。 ドライな部分を無くしたら王道主人公で行けそうだ。 かなりの無茶とかしてますが、一応自分も生き残るつもりで、妥協しながら行動させてます。 なお、フィクションでファンタジー的にTSした童貞男性が必ず一度はやるであろう自慰行為もしくは性器鑑賞だが。 ヘタレ童貞なので怖いのと恥ずかしいのでやってない。 毎日良く運動して、疲れ果てて眠る健康的な生活を繰り返しているので別に性欲はもてあましていない。 でもおっぱいとかお尻とか心構え無しに見るとドキドキする。 男のサガである。>妄想 第一次大戦のウィッチ、”レッドバロネス”エルフリーテ・フォン・リヒトホーフェンとかどうだろう。 真っ赤に染められた飛行艇体”フォッカー”に跨って、当時ボスキャラと見做されていた大鷹型ネウロイとタイマンで45分にわたる死闘を繰り広げる。 その末にこれを討ち取って一躍有名になったとか。(ネウロイが機械型を主にとるようになるのは1937年の扶桑海事変から) ネウロイを撃墜するたび部屋に銀杯を飾るとか。 実は彼女より才能に優れた妹が居るが、エルフリーテの戦果は我慢強く、堅実な戦闘を心がけた結果のものであるとか。 ……なんか萌えキャラ要素がないです。 没。 エルフリーテはアルフレートの女性風読み。>妄想2 スオムスが誇る最強の非ストライカーの陸戦ウィッチ、”白い死神”シモーヌ・ヘイヘ。 ストライカーユニットへの適正が無く(空戦型のみならず陸戦型にも!)、対瘴気用の結界要員の従軍魔女だったのだが。 その神がかった狙撃力は、仮にストライカーに適正が有れば同時代のあらゆるウィッチを凌駕していただろうとも言われる。 (”アフリカの星””見越し射撃の神”ハンナ・ユスティーナ・マルセイユすら凌駕することは想像に難くない) 使用した銃はモシン・ナガンM28。 この旧式の、ボルトアクションの銃で一分間に16体の歩兵型ネウロイを撃破するという、驚異的な記録も残る。 スオムスでの陸戦に参加してから負傷して後送されるまでの約100日間。 たったこれだけの期間で、500体以上の歩兵型ネウロイを撃破している。 コッラーの戦いにおいてはシモーヌを含むたった32名の歩兵が4000体以上のネウロイを相手に拠点防衛に成功している。 この際に上げた戦果は莫大な物だったが、あまりもの激戦であったため、撃破数の計上が正確に為されていない。 一節では、この戦いでの撃破数を計上すれば、総撃破数800体を超えるという。 白い死神の二つ名通り、雪に良く紛れる美しい白髪と、雪のような白い肌を持つ。 固有魔法は「直進」。 対象に問答無用の直進性を与える魔法で、弾丸に驚異的な貫通力を付与する。 この悪魔的な戦果をたたき出した彼女に、何かコツのようなものはあるのか、と聞いたところ、「練習だ」の一言が返ってきたそうである。 これを聞いた一部の人間が勘違い。 人類の脅威であるネウロイですら、伝説のケワタガモを狙う狩人であるシモーヌにとってはただの練習の的でしかないのか、と戦慄したという。 ルーデル閣下やハルトマンと並ぶ、人類の決戦存在第三号。 マルセイユも含めるなら第四号。 何だこの戦果。 相変わらず絢爛舞踏も同然の殺害数だな、シモ・ヘイヘ。 個人携行火器でこれとかマジ人間止めてるとしか思えない能力。 しかも白い死神とか素で呼ばれてますし。 ウクライナの黒い悪魔、ハルトマンも大概だけれど。 シモ・ヘイヘが飛行機乗っても全然弱いと思うが、ウィッチは人間用の火器使うので行けるかなー、と思った。 だが、歩兵であって航空歩兵じゃないので没。 あと狙撃兵は渋いおっさんの方が圧倒的に萌え要素が強い事を思い出したのでウィッチ化はやはり没。 固有魔法は「隠蔽」でもいいかも知れない。 気配を消す系の、狙撃に有効な感じで一つ。>使い魔についての考察 アニメ版でも小説版でもほとんど触れられていない使い魔。 漫画版だとなんか、こう、トラブルメイカー的な……それでもろくな扱いじゃない。 もっふもふ要員なのになんでこんなに扱いが酷いんだ! 酷すぎる! アニメだと作画量が増えるので切るのは必然だったかも知れないですが…… さて、Ep2においてヴィルヘルミナが使い魔との交信をコンパス越しに行っていますが、この辺の考察と解釈を。 公式情報では、使い魔はウィッチが魔法を使うときに魔力の制御などを手伝っているようです。 魔力の制御の補助、ひいてはストライカーユニットの制御を使い魔が行っていると見て良いでしょう。 フミカネ氏のページ曰く、マルセイユは飛行中に使い魔を失った際、ユニットが火を吹いて飛行不能になった、との事ですし。 要するに、魔女とストライカーユニットの間を取り持つ存在、それが使い魔かと思われます。 使い魔のお陰で、ウィッチはユニットを感覚的に操作することが出来る、という事かと。(ユニットの操作感を感覚ではなく数値で表現できるウィッチは重宝される、という感じの記述があるため。 逆に言えばストライカーユニットの操作は多くのウィッチにとって感覚的な物なのでしょう。 この辺の思い付きが無ければヴィルヘルミナは地上勤務で最初の数エピソード過ごす羽目に……) 主人公は使い魔との意思疎通が行えませんが、ヴィルヘルミナの使い魔は主人公の意図が明確に伝わらなくても、それにあわせることが出来ます。 使い魔の高度な制御力を必要とされるMe262を制御しながら主人公にあわせてくれる彼。 相当優秀です。 なお、コンパスは単にガジェットとして有用そうなので。 あと、動物は人間よりも磁力というものに遙かに敏感だそうで。 その辺で意思疎通を図ろうという使い魔(とkd)の思いつき。 魔力で強化されている主人公の視覚でも捉えられないほど遠くにいたミーナさん達をどうやって使い魔が捕捉したのか。 そのまえに蘊蓄を少々。 フライトシムをやったことがある人ならご存じかと思いますが、飛行機のコックピットは計器がクソほど有ります。 高度計、気圧計、対地速度、対気速度、燃料、水平計、方位磁針、その他諸々。 そのどれもが空を飛ぶために必要な物です。 ウィッチはその身一つで空を飛ぶため、kdはしばしば「方位磁針すら無しに、よくこいつ等空で迷子にならないよなー」と思っていました。 そこでkdは思った! きっと使い魔がやってくれてるんだ! だんだん万能になる使い魔。 そのうちご飯を炊くのも洗い物を乾燥機にかけても縮まなくするのも、茶柱を立てるのも使い魔の仕事になりそうな気がしないでもない。 なお、上記の考察は完全に無根拠という訳ではありません。 ストライクウィッチーズの誌面展開、初期の辺りでは増加艇体に使い魔が乗り込むことになっていて。(増加艇体:脇にかかえたり、跨ったりする飛行機の胴体型をした追加装備、あるいは”旧式の”ストライカーユニット、魔女の箒。 今では影も形も無いですね) ウィッチを補助するために存在する様々な機能を使い魔が制御する、という物になっています。 高位の使い魔なら、なんと(水鏡を利用した)レーダー機能すら使用できるという物でした。(恐らくこの辺はサーニャの広域探査能力や、レーダー魔導針の設定に吸収されていったものと思われます) そう言う訳で、使い魔が、敵の位置は兎も角味方の大まかな方向くらいなら探知できても良いんじゃないかなぁ、と。 あと、ヴィルヘルミナの使い魔が犬であり、方向感覚と嗅覚に優れることも鑑みての描写でした。 各メディアで使い魔のことが全く触れられていないのは、使い魔というのが僚機等を超えた第一の相棒であり、側にあって当然の存在。 正しく空気の様な関係で。 そこに尺を割いてまでドラマを描く必要が無いほど、既に完成された関係なのではないか、と想像します。 ……まぁ、前述の通り低予算故だったり作画量だったり尺の問題だったり、キャラ数を増やすことを嫌ったりの所為な気が120%するのですが。 >ネウロイチート:書き始めるに当たって、敵戦力としてどんな塩梅か認識するために書きだしてみた物戦略編:・人間はウィッチを除いて瘴気で自動的に全殺しにしてしまうので、民間人に対する占領地政策とか必要ない。・よってゲリラとかレジスタンスとかほとんど気にしなくてよし。・兵器の製造、というか増殖に必要な資源の質は割と不問。 金属さえあればOK。・つまり、都市部を占領したらそのままそこが策源地となる。・事例が余り無い以上戦略的に運用するのは無理なのかもしれないが、勢力圏外でも突如として巣が出現したりする。・1944年の時点で膠着していたヨーロッパ戦線から遠く離れた、シベリアの方に突如としてネウロイの巣が出現した。 コレのお陰で、扶桑本国も臨戦態勢に入っているらしい。・人類側に対抗して、きちんと新兵器(新種?)を投入したりしてくる。・ウィッチもどき、と呼称されるような存在等や洗脳・憑依を見る限り、諜報の概念はきちんと有るようだ。・特定条件がそろうと、広範囲を地形ごと消滅させるらしい。 小説版では世界地図に色々穴が開いてます。・戦闘で破壊した人類側兵器も普通に吸収して資源化できる。 当然人類側の回収・再利用より効率は高いだろう。 なんたって吸収同化だし。戦術編:・個体間の差が小さい? ただし、指揮官的なネウロイ(往々にして大型)は存在する。・尤も、人類のピラミッド型指揮構造の真似をしてるだけで実際には別の指揮大系の可能性も有る。・人類側の戦術を模倣する傾向がある? 特にそんな描写はないがおかしくもないイメージ。・人的資源を気にしないでいいので、総生産量と戦力がイコール。・基本的な戦法は物量と質による攻勢……らしいが、陽動や迂回戦術などもちゃんと使う。・ウィッチの居ない部隊相手なら乱戦に持ち込んだ時点で勝ち。 瘴気で普通の人間は乙。・市街戦とかにとっても強そうだ。 歩兵が肉迫攻撃しようとしても、瘴気で乙確定。兵器能力編:・「瘴気」なる、オーラだか毒ガスだか良くわからないものを標準装備。 生態系にとって致命的らしい。・現状、人類側はこれに対抗するのに、ウィッチが展開できる結界以外の対処法を持たない。・コアがつぶされない限り再生する。 魔女の魔法力をこめた攻撃によって、この能力はキャンセルしたり遅滞させたりできる。・つまり、飛行機なら羽が折れたら墜落するし、戦車なら履帯が千切れたら機動力の低下や移動不可が起きたりするが。 普通に再生してフルポテンシャルで戦闘続行できるネウロイ。・というかネウロイの戦車は多脚型だからそもそも足一本くらいなら折れても平気。・飛行型はどうやって推進力と揚力を得てるのか謎。 一応推進部らしきものを持つものもいる。・が、揚力を使ってるような形状のでも、翼面積の3割ほど失っても普通に飛び続けられる。・反重力でも使ってるんだろうか。・装甲厚は同サイズの人類側兵器と似たようなものらしい。 通常の戦車クラスなら88mm高射砲の水平射で抜いて、撃破できる。・全高5~10mくらいありそうなのでも、側面からなら88mm高射砲でコアまで抜ける。 多分対戦車用の徹鋼弾。・しかし、100mとか超えるネウロイは、相応の装甲厚になる。 人類側の通常兵器が、一定サイズのネウロイまでしか相手に出来ないのは多分この辺が理由。・コアさえ生きていれば、コア単体でも周辺から金属を吸収しての再生が可能。・初期の兵器は実弾兵器が主らしいが、1939年の再出現時点でもアホかと思う威力のビーム兵器を持つ個体も居る。・大型ともなると滅多撃ちできる程度には実弾、ビーム共に搭載弾数があるらしい。 弾数無限のコスモガンの可能性も有るが。・レーザーと思われがちだが、光熱を伴い、当たると対象の融解・発火ではなく爆発や消滅が起こったり、広範囲を抉り取ったりする。・見てから避けれる辺り、ライトSFにありがちな「なんかビームっぽいもの」なんだろうけど。 一応公式では「光熱を伴う光学兵器」。・完成した怪力光線とかいうオチだったら笑う。苦手編:・水が苦手。 渡河に妙に時間がかかったり、水源地を迂回したり、雨季には侵攻速度が鈍るらしい。 アニメを見る限り「一週間に一度、ほぼ大型限定」とか、海を渡るとなると相当気合の入ったコアと機体が必要らしい。 小説版だと一気に大型が五機とかやってきたりしてるんですが。・寒さが苦手。 冬のスオムスでは地上の進行速度が鈍ったらしい。 と、なると、東部戦線では冬将軍様の出番がちゃんとありそうです。 そして春は地獄の湿地帯です。 ウラルでせき止めてるらしい東部戦線は割と安泰かもしれない。 よかったねサーニャ!・山岳地帯が苦手。 陸上戦力が多脚兵器な所為か、相当侵攻速度が鈍るらしい。 人類側はこれを利用して、山岳部を要塞化してネウロイの侵攻をせき止めているんだとか。・ウィッチが苦手。 というか、魔法力が苦手。 再生を阻害し、瘴気を退ける結界を張る。 応用により、コアの封印や、銃器に魔法力をこめて打ち出すことで威力の劇的な増大が可能。 シールドによって、艦船も吹っ飛ばす威力のビームを逸らすこともできるという、まさにネウロイの天敵。 MG42なんていう歩兵火器で100mを超える大型ネウロイを相手に出来るのはウィッチだけ。 漫画・小説・アニメ・各種記述から見えてくるネウロイのチートっぷりをざっと挙げてみた。 妄想や勘違いが大分混じってる気もするが、大体こんなところのはず。 そりゃあ人類連合が押されるはずだわー。 ウィッチがどれだけ頼りにされるかも良く解る。 大火力兵器を投入し辛い空に、100mを超える大型ネウロイが飛んでるわけだから本当手に負えない。 地上ネウロイは多分、艦砲射撃とか大型爆弾でなんとかやれそう。 戦艦の砲撃や爆弾が持つエネルギーに耐えられるほどの大きさだったらウィッチでも無理じゃまいか。 ただ、確実に撃破しないと再生されるため、通常兵器だと厳しいことに変わりは無いが。 ああ、いや、あるいは戦艦型ストライカーユニット、というかこう、魔女が動かす戦艦とかそんなのか……? 船霊とか基本的に女性らしいし、大和だか武蔵にはなんか女の子の霊が出るとかそういう話無かったっけ? メカ少女的にはいける! いけるよ! あるいは列車砲とか! 800mmグスタフとドーラ萌え! 萌え! 区画ごと吹っ飛ばすアホ見たいな威力萌え! 設営に一月かかったり、専用のレール必要だったり、お世話係に1200人の要員が必要なのもなんかお嬢様っぽくて萌え! 枢軸側のトンデモ兵器なんで、二期で脅威の超大型地上型ネウロイとして登場してくれないかなぁ。 登場したらルーデル閣下が嬉々として壊しに行きそうだけど。 よし、ガーデルマン出撃だ! とか言って。 ストパン世界だとルーデルは兄妹で二人も居るし。 なんだそのソ連軍終了のお知らせ。>どうだ! これこそが設定厨の本性だ! まぁ、こういう解釈と設定でSS書いてますよ、と言ってるだけです。 妄想の、あるいはフロム脳の結果、あるいは成果。 設定語りはウザいのはわかってますが、前7割は作中に出た情報のまとめみたいな形でもあるので、黒に近いグレーゾーンだと思うのですが。自分メモ: コンパス、ゴーグル、ティーカップ、QSLカード、ブランクタロット、リボン、目覚まし時計、ミーナ、美緒、扶桑人形?、ペリーヌ