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No.6220の一覧
[0] リリカなんとかなのはお前がどうとか【習作】[てすよ](2009/03/04 23:11)
[1] テンプレ[てすよ](2009/01/30 14:16)
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[6] テンプレ[てすよ](2009/03/04 23:05)
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[6220] リリカなんとかなのはお前がどうとか【習作】
Name: てすよ◆e8efcc3b ID:356c7f70 次を表示する
Date: 2009/03/04 23:11
このお話は主人公最強です
俗に言うオリ主最強です
オリジナル魔法とか使いまくり!
お話をすべてテンプレどおりにやっていきます
パクリ?インスパイアです。
ラーメンは醤油
ブーン








朝 八神家


「朝やでー起きやー?」


全身に強い衝撃を受けて目を覚ます。


「ぐふっはやて、もう少し穏便にだな・・・」


なんのことはない同居している少女が自分の上にのしかかってきただけなのだが


「にいちゃんは朝弱いもんなぁ?こんくらいせぇへんと起きんやん?」


ニコニコと笑いながらかわいらしく言うが自分にとっては毎朝これをやられてはたまらない


「・・・俺が起きないのはともかく、生命の危機を感じるのは気のせいか?」


「気のせい気のせい。もう朝ごはんできとるよ。はよきてな」


そういいながら車椅子に戻り部屋を出て行くはやて。


何を言っても無駄だと解し、ため息をひとつ。どうしてこうなったのか自分でも分からない。



そうあれは2ヶ月前のことか










2ヶ月前、海鳴市某所


寒い。寒い。寒い。




自分はなぜここにいるのか




分からない


分からない、分からない


分からない、分からない、分からない


名前も



家族も



生き方も




分かるのは敵を殺す方法と






―――獲物を殺す方法―――






分からない





なぜ自分がそんなことを知っているか分からない



分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない



「俺は―――誰だ?」





ここは寒い。それだけが分かる


寒いのは嫌だ。寒いのは嫌だ


このまま俺はここで息絶えるのか




嫌だ




死にたくない


まだ、死にたくない





誰か、助けてください








          「大丈夫?」













このときはやての背中に羽が生えていたとしてもきっと俺は驚かなかったろう。










「行くところがなければ家に来ればええ」



彼女の家に連れられ自分のことを話し、最初にできた会話がそれだった。



「あんたも孤独、あたしも孤独、でも一緒なら孤独やない」



俺は孤独だった。家族も、名前も、記憶全てを失った俺は迷子よりも頼りない



少女も孤独だった。家族も、自由な脚すらもない



だから一緒にいよう?そう少女は言った。



不思議と涙が出た。



悲しいのかうれしいのかそれすらもわからない


ただ、誰かと共にあれるということがこれほど自分に強い感情を引き起こすとは思ってもいなかった



単なる傷の舐めあいだという奴もいるだろう。


厄介者が一緒になっただけだと言う奴もいるだろう。



それでも、このあふれ出る感情はとめられなかった。


「泣いとるん?」


「分からない。何で泣くかも、自分がどうなってしまったのかも」


「ええよ、泣いとき。家族なら当たり前や」


家族


そうきいた俺の感情は―



俺達が泣き止んだのは一時間後だった。




こうして奇妙な共同生活が始まったのだった。








現在 八神家


ぬる目のホットミルクをちびちびと舐めながらこれまでの生活を考える。


確かにここでの生活はすばらしい。自分にも帰れる場所があるということがここまでの安心をもたらすものだとは思っても見なかった。



だがしかし、同時にこうも思う。



(このままはやての世話になっていていいのだろうか)


はやてにきかれたら一笑に付されるような疑問だろう。


彼女は間違いなく是と応えるはずだ。


孤独を知っている者は孤独を恐れる。


(しかし、それでも俺がいる事が重荷になっているのでは?)


彼女のことを思うなら俺はさっさとここを出て行くほうがいいのかもしれない。胡散臭い奴がいつまでも一緒にいるというのは彼女のためにならないのではないだろうか?


(だが、はやてはまだ子供だ。一緒にいてやれる存在が必要だ)


そう考えたところで唇を歪めて自嘲する。



(詭弁だな)



結局自分が彼女と一緒にいたいだけなのだ。なんだかんだ言ってこの生活から抜け出す気がない。そんな自分に反吐が出る。


(結局自分のことだけか、俺は)



「にいちゃんどないしたん?」


「いや、なんでもないよ。今日もはやての作る朝食はおいしいなぁ、とね」


そっかといって何が楽しいのかニコニコ笑っているはやて。



ふと訪れる沈黙。



「なぁにいちゃん」


「なんだ?」



「にいちゃんはいなくならんでな」


俺は心底驚いた。彼女に自分の心を読まれたかとすら思った。


彼女は鋭い。おそらく同年代の少女と比べても数段に。長い通院生活の中で彼女は他者を観察する術を覚え驚異的な洞察力を持つに至ったのだろう。


事実これまでにもこちらの行動を読んでいるかの言動をする事が何度かあった。


「当たり前だ。ここは俺の家なのだろう?なんで自分の家からいなくならなきゃならん」


うまく自分の考えていたことを悟られず誤魔化せているだろうか


「そう・・・やね。ここはわたしたちの家やもんね」


俺の答えに満足したのか朝食の続きを食べ始めるはやて


「いやーなんかにいちゃんはここよりいい待遇の場所があったらさっさとそっちに移ってまうような気がしてなぁ」


「何言ってるんだ。いくらなんでもそこまで恩知らずじゃないぞ。俺は」


笑いながら朝食を摂る。


願わくばこの生活がもう少し続くことを


例えそれがかなわない願いだとしても。

























申し遅れた


俺の名前は“にい”


八神はやてに飼われるただの猫だ。






あとがき
このお話は主人公最強です。マジパネェッス。非常にテンプレどおりの話なので多分そこらにいくらでも似ている話が転がっていると思います。このオチもありがちなので多数の人は読めてたと思います。




にい この作品の主人公。別に人間が悪い魔法で猫に変身させられたとか満月の夜だけ人間に戻るとかそういう設定は一切ない。何で喋れるか?不思議な力です。何で強いのか?不思議な力です。なんで記憶がないのか?不思議な力です。


疑問や意見、叱責、テストの結果などがあったらどしどし送ってね。

何でも応えちゃうゾ




キメェと思った奴。君は正しい


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