中学生になりました。
中学校は、小学校の時とは比べ物にならないくらいに酷い環境でした。
まず教師と生徒が絡み合うのは当たり前、理科室の実験器具を使ってマニアックにも程があるプレイを授業中にしたり、体育もマット競技(性的な意味で)ばかりです。
「小学校の時は授業はまともだったけど…」
「こりゃ授業ちゃうやろ」
「何の義務教育なんだこれは…」
「私はもう全部出来るんだけどな…」
フェイトちゃん自重してね。
でも、これだと義務教育とはいえ続けていく自信がないなぁ。
どうすればいいかなぁ…
いっそもう監理局に行った方がいいのかなぁ。
「それもありっちゃありだな」
「監理局で働きながらプレシアさんに教えて貰うのもありやないか?」
あ、それが一番良いような気がする。
ということで、みんなで帰宅してプレシアさんにお願いすることになりました。
「という感じなんですけど…」
「そうねぇ…私は別に問題ないけれど、監理局の仕事が忙しいと大変よ?」
あぁ…そういえばそれがあったね。
「なら仕事に慣れてきてから、勉強が出来そうならするようにするか?」
「それが現実的やな」
とりあえず中学校はもう行かない事で決定でいいんだよね。
じゃあ、近いうちに監理局入りかぁ…
「こんな若いうちから仕事する事になるとは思わなかったよ」
「せやなぁ…でも早く一人立ちしたいと思ってたから、丁度いいといえば丁度いいんやけど」
「一人立ちするなら喫茶店を開きたかったよ…」
「なのはが喫茶店を開いたら私も手伝いたかったな」
「あたしも平和に暮らしたかった…」
将来はみんなで隠居してゆっくり生活したいなぁ。
「貴女達、ほんと言うことが子供じゃないわよね…」
こんな世界で生活してたら仕方無いですよ。