ジェイルさんと別れて転送装置に入り、装置が放つ光に包まれて転移。
しばらくすると結構広い庭が目に入りました。
というか、はやてちゃんの家が目に入りました。
「はやてちゃん、ここに設置していいって許可したの?」
「したでー。むしろ一緒に住もうかって提案したで。なかなか良い家が見つからへんみたいやったし」
まぁ、確かにはやてちゃんの家は大きいからね。
これだけ広いと、1人暮らしの時は寂しかっただろうなぁ…
…いや、変態世界から切り離されるようなものだがら、むしろ平和だったのかな?
「おかえりなさい、みんな」
「「「「「ただいまー」」」」」
あぁ…なんだろう、この幸せな家族みたいな感じ。
血が繋がってる訳でもないし、それどころか出身世界も違う。
ヴィータちゃんとリインさんは人間でもないのに…それでも皆、本当の家族みたいな感じがするの。
というか、私の実際の家族以上に家族らしいって、どうなのかな…
それはともかく、とりあえず玄関の方に回って家の中へ。
リビングにみんなで集まった後に、プレシアさんに監理局で話し合った内容を伝えました。
「最高評議会の特別部隊…結構大変だと思うわよ?」
「そうなんですか?」
ええ、と肯定したプレシアさんは、詳しく説明しだした。
「監理局の捜査部隊は緊急に対応しなきゃいけない事件にはすぐ対応するけれど、それ以外は初動が遅いのよ…何せ局員が平時から『お楽しみ』だから。それを補うために動くのが特別部隊なの」
「それって…凄く忙しくなるんやないの?」
「そうね。まぁ、武装隊員を動かせれば問題ないけれど…従わせるのは大変よ?」
そうなんだ…大丈夫かなぁ?
変態な年上の武装隊員さん達を従わせるなんて、凄く難しそうだけど。
うーん、不安になってきたの…
「大丈夫だよ、なのは」
「フェイトちゃん…」
「きっとなのはが命令したら皆服従するよ」
それはフェイトちゃんだけだからね。
「いや、割とイケると思うぞ」
ヴィータちゃん、後でお話ししようね。
「はっ!ヴィータが粛正されてまう!?」
はやてちゃんも後でお話しようね。