<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

SS投稿掲示板


[広告]


No.20484の一覧
[0] 【完結】ニートが神になりました(現実→異世界→マブラヴ)[ミケ](2012/03/15 12:46)
[1] 1話[ミケ](2010/07/20 20:36)
[2] 2話[ミケ](2010/07/20 20:37)
[3] 3話[ミケ](2010/07/20 20:37)
[4] 4話[ミケ](2010/07/20 20:38)
[5] 5話[ミケ](2010/07/20 20:39)
[6] 最終話[ミケ](2010/07/20 20:40)
[7] 1話 (マブラヴ編)(ここで読むのをやめると幸せになれるよ!)[ミケ](2010/07/22 20:49)
[8] 2話[ミケ](2010/07/20 20:43)
[9] 3話[ミケ](2010/07/20 20:44)
[10] 4話[ミケ](2010/07/20 20:44)
[11] 5話[ミケ](2010/07/20 20:45)
[12] 6話[ミケ](2010/07/20 20:46)
[13] 7話[ミケ](2010/07/20 20:46)
[14] 8話[ミケ](2010/07/20 20:47)
[15] 9話[ミケ](2010/07/20 20:48)
[16] 最終話[ミケ](2010/07/20 20:48)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[20484] 9話
Name: ミケ◆8e2b4481 ID:e453b056 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/07/20 20:48
「皆の者、さあついてくるのです」

 三人でお庭の御散歩の時間。悠陽様が言うと、その後ろを球が転がって行く。
 たまに勝手な方向へ移動する球を、お付きの者がそっと戻した。
 悠陽様は後をついてくる球の大群をいたく気に入った。
 二体の紫の子には手ずから食事を与えるほどである。

「中川少佐、この子は武御雷に瓜二つだとは思いませぬか」

 子供を見せられ、乾いた笑いをもらす亨様だった。
 その時、球が激しく振動して、変形した。

「こ、これは……!」

 丸っこいロボットに変形したロボットは、初めて言葉を話す。

「パパ―!」

「凄い……初めての変形を! ほら、中川少佐。呼んでおるぞ」

「パパか……パパですか……パパですよー」

「私の事も! 私の事も呼んで!」

 私が言うと、小さなロボットはママ―といって推進装置を使い、飛んでくる。ああん、可愛いよぉ。

 その頃、武達も子育てに勤しんでいた。

「武ちゃーん。うわぁぁぁぁぁぁん」

「純夏ぁぁぁぁぁぁ!」

「「ごめん、君達の相方はあのロボット」」

 こちらの世界の武と純夏は、当然ながら互いの変わり果てた姿に気づかず、人間と00ユニットの武と純夏と感動の再会を果たした。
 思わず、苦笑いをする武と純夏だった。
 一方、謎だらけのロボット族の生態に夕呼は頭を抱えていた。

「ほーら、シリコンだぞー。胸の大きな女になれよ、純夏―」

「あっ武ちゃん酷いよぉ。じゃあ私は、鋼で。かっこいい武ちゃんに育ってね」

「遊んでるんじゃないわよ! 一体どうやって育ってんの、こいつら!?」

「……親の愛情」

「設計図が生成できずすみません、香月博士。やはり大人にならないと駄目なようです」

 彩峰が彩峰父を抱いて言う。彩峰父が謝罪した。
 
「それで、ハックは出来そうかしら?」

「うん、私、子供の為……ロボタケちゃんとロボスミちゃんの為なら頑張って見せる」

「そう……じゃあ、早速今夜。やるわよ」

「はい!」

「純夏、応援してるぞ。ハックしている間、手、握っててやるからな」

 その夜、純夏は反応炉の前に立った。

「ベータ……貴方に命じます。人間を、殺さないで……! うわぁぁぁ、武ちゃん。武ちゃん……!」

「純夏! 俺はここにいるぞ!」

「ああああぁああああああああああああ!!!」

「純夏ぁ!」

叫ぶ純夏を武は抱きとめる。

「武ちゃん……。どうしよう……全ての情報を取った代わりに、全ての情報を取られちゃった……。ベータが、ベータがサンプルを取りに、ロボタケちゃんを浚いにここへ攻めてくる……。でも、武ちゃん……本星の位置、取得したよ……!」

「純夏!」

「それは本当? 不味い事になったわね……早速会議よ!」

『心配要りません、マスターリモコン戦術機の状態は良好です。即座に人員を奥に避難させて下さい。私が応戦します』

「メイ!」

 宙から聞こえてきた声……。横浜基地にインストールされたメイドのメイの声に、夕呼は頷いた。メイを採用してから、リモコン型の兵器を横浜基地内に大分ばら撒いている。
 その時、反応炉が機能停止した。本体から切り離されただけではなく、破壊されたのだ。

「いえ、メイだけにやらせるわけにはいかないわ。至急人員配備を。武、あんたにも出てもらうわよ」

「子供達は俺が守ってやりますよ! 了解です、夕呼先生!」

 そして二四時間後、絶望的な戦いが始まった。ベータにとって絶望的な戦いが。
 実は、横浜基地の隣にはニークの社があるのだった。
 つまり、横浜基地はニークの勢力圏内だったのである。
 横浜基地に到着するなり無力化されていくベータ達。
 しかし、ニークの加護も完璧ではなかった。同じ敷地内に武神の社があるからである。作戦を変えたベータは堕落の神の社と武神の社を破壊し、武神札を奪って帰って行った。
 この事件で、人類のベータへの戦法は確定した。
 すなわち、ニーク様の札を使って周囲のベータを無効化しながら進み、ピンポイントで頭脳級ベータを狙うのである。
 一方、ベータは武神札を各地から集め、オリジナルハイヴに集中させるのだった……。


前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.022738933563232