13話~17話まで(+外伝8)で、第二部第三章、終了です。ここまで読んでいただきありがとうございました!今後もよろしくお願い致します。以下各話(13~17話)の後書きなどをつらつらと。■第十三話 嵐の前の静けさ、つまり平穏は大波乱の前兆なり・アラム・スカチノフ: 元ネタは「荒巻・スカルチノフ」。ロシアでもありそうな名前に若干変更。 ∩___∩ | 丿 ヽ / ○ ○ | ルイズ助けてっ! | U ( _●_) ミ アラムが 彡、 |∪| ,,/ 息をしてないの!! / ヽ ヽノ ヾ_,,..,,,,_ | ヽ ./ ,' 3 `ヽーっ │ ヾ ヾl ⊃ ⌒_つ│ \,,__`'ー-⊃‐'''''"・ハルケギニア語版『ネクロノミコン』:狂えるエルフ、アブドゥル・アルハズラットが書いた、宇宙的存在について書いた本のハルケギニア語版。有史以前のこの星の様子や、様々な呪文について書いてある。大抵の神話的存在について網羅している。ルイズはシャンリットの書籍ダウンロードサービスでデータを入手した。・砲火後ティータイム:シュヴルーズ先生の訓練の後は、正に砲火後。・脳味噌凍結処理して首から下をすげ替えたほうが生存率高い:シャンリットではよく行われる手術。人体培養技術の進歩によって、治すよりパーツごと交換したほうが安上がりになっている。・揺りかごの下にはビーシュ(トリカブト)を敷いていた:アラブだったかインドだったかの昔話、ビーシュ娘が元ネタ。・砒素や青酸、屍毒(プトマイン)、ストリキニーネ:砒素=鉱物毒。青酸=胃液と反応して青酸ガスを発生させて呼吸を阻害する。屍毒(プトマイン)=死体が腐る過程で発生する種々のアミノ酸化合物など。ストリキニーネ=猛毒。マラリアに効く。・エアロゲル(固化した煙、凍った煙): 防音材とかに使われている。軽い。頑丈なスポンジとでも思ってもらえれば。・担架のゴーレム |二二二二二二二二| |________| (_⌒ヽ /⌒_) ,)ノ `J U´ '、(, )))・シエスタの酒乱癖:原作通り・サイトの服:サイトが身に付けていた地球の物品は服だけだったが、この時点で全損。トレードマークの青いパーカーはありません。・たれルイズ:MPおよび現在正気度が減少すると、たれモードに移行して精神の消耗を防ぎます。・ミョズニトニルンの能力:ガリア全域の〈黒糸〉を掌握できる程度(ただし〈黒糸〉の管制人格からの逆ハッキングが無ければ)。ジョゼフの応援があれば、一時的にハルケギニア星全体のネットワークの制御権も奪えると思われる。現在ガリアは内政ターン。ミョズニトニルンが居る間に技術力を向上させたいと思って研究している。・ジョゼット・ドルレアン:修道院に預けられていたところを、ジョゼフによって呼び戻された。その後イザベラと仲良くなったり、伯父王に懐いたり、見聞を広めるためにトリステインに留学したり。どこかで生きている血縁上の父母(シャルル夫妻)と双子の姉(シャルロット)の存在は知っている。恨みはしてないが、良い感情は持っていない。ただし魔法の才能的には原作のタバサに相当。双子が生まれた時点で取り違えが起こっている。・『正しいトラペゾヘドロンの使い方』(1/1D6)と『間違ったトラペゾヘドロンの使い方・事例集』(1D4/2D6):トラペゾヘドロン・レプリカの使用マニュアル。間違った事例集の方には、凄惨な事例が載っている。・『しっとマスク2号』:レイナールの使い魔のマスク型マジックアイテム。嫉妬心を増幅し、身体能力なども強化する。1号よりも性能が向上している。・シャルル生存ルート:ジョゼフに魔法が使えないコンプレックスが無いために、王位継承時の愛憎反転が起こらず、弟ラブのまま。従って生存。■外伝第八話 『グラーキの黙示録』第十二巻作成中なう@おりばー・くろむうぇる・グラーキの黙示録:グラーキの信者が書き始めた魔導書。通常は11巻から成り、幻の12巻が在ると伝えられている。読んでしまうと、続きを書きたくてたまらなくなるらしい。グラーキの毒電波によって啓発された内容を書く、というのは当SS独自の解釈。【内容】 Ⅰ グラーキとグラーキ関連の魔女のカルト 『グラーキとの接触』 Ⅱ グラーキの従者及び、緑の崩壊 『緑の崩壊』『ナイハーゴの葬送歌』 Ⅲ バイアティスの幽閉 『バイアティスとの接触』 Ⅳ 迷路の神アイホートとその雛 『アイホートとの接触』 Ⅴ 先触れにして造物主グロース、彗星あるいは小惑星状のクリーチャー、ネメシス神話の一部 『グロースとの接触』 Ⅵ シュブ=ニグラスおよびムーン=レンズと呼ばれるものに関連する地方のカルト 『ムーン=レンズの守護者の招来/退散』 Ⅶ シャッガイからの昆虫、彼らのアザトース崇拝、アザトースの力の利用 『アザトースの招来/退散』『シャンとの接触』 Ⅷ シャッガイからの昆虫の奴隷であるザイクロトルからの怪物、その母星 『ザイクロトルからの怪物の招来/退散』 Ⅸ 異次元、ヴェールを剥ぎ取るものダオロス、スグルオ湾の住人(音として生きるもの) 『ダオロスの招来/退散』 Ⅹ 「膨れ上がって触肢が付いた、目と内蔵の塊」と描写されるムナガラーという神格 『ムナガラーとの接触』 11 夢のクリスタライザーとその適切な使用方法 12 イゴーロナクに関する資料 現在クロムウェルが執筆中・グラーキ【湖の住人】:大きなナメクジのような身体、背中の剣山のような棘、茎城組織に支えられた三つの目が特徴的。特殊なテレパシーで夢引きを行い、人間をおびき寄せる。おびき寄せた人間に、グラーキの背中の棘を突き刺し、毒液を注入して、それによってアンデッドに変化させる。アンデッドたちの思考は徐々にグラーキの意識と同化する。・『緑の崩壊』:特にグラーキのアンデッドの従者に効果のある呪文(生き物にも効果がある)。成功すれば相手を崩壊させて、見るのも汚らわしい緑色のクズにしてしまう。・『ナイハーゴの葬送歌』:アンデッド系のクリーチャーを灰にしてしまう呪文。・バイアティス【ヘビのひげ】:古城に幽閉された存在。旧神の印で封印されている。巨大一つ目ロブスター。待ち伏せ型トラップ。・アイホート【迷路の神】:外伝4で、雛だけ登場。地下迷宮の白いブユブユの八本足の神。迷路に迷ったらアイホートを呼ぼう、雛の苗床になるのと引換に出口を教えてくれる。断ると撲殺される。・グロース【ネメシス、先触れ、造物主】:惑星サイズの巨大生物。星の位置を動かし、眠れる旧支配者の封印を解く。滅びの星。グロースの罅割れた地表から目が見えたりする。・シュブ=ニグラス【森の黒山羊】:豊穣神。千の仔を孕みし黒山羊。巨大な雲状の塊、蹄がある脚、多くの口がついた太い触手などが特徴付けられるが、おそらくそれらの特徴にこだわることに意味はない。『黒い仔山羊』という存在を遣わせる。ハスターの妻とも言われる。・ムーン=レンズ:シュブ=ニグラスの化身の一つである『ムーン=レンズの守護者』を召喚するのに必要なアーティファクト。中心は50cmくらいの凸レンズであり、それを様々な金属パーツが鉄塔のように支え、各所に配置された鏡がレンズに月光を集める。・シャッガイの昆虫たち【精神的な寄生生物】:シャッガイという星から偶然地球に転移してきた知性在る拷問好きの昆虫たち。半物質であり、人の脳に棲み着いて精神を弄ったり記憶を覗いたり悪夢を見せたり出来る。宇宙を渡るくらいの技術がある。・アザトース【沸騰する混沌の中心】:痴愚神。凄い神。でも何も考えてない、考えられない。狂えるフルートの音をBGMに宇宙の中心でのたうっている。核エネルギーに関係在るとかなんとか。・ダオロス【ヴェールを剥ぎ取るもの】:異次元の神。無限に膨張する円柱と半球の組み合わせによって知覚されるが、見たら気が狂う。触れたものを異次元に飛ばすことが出来る。・スグルオの住人【生ける音】:宇宙のはるか遠い場所(スグルオ湾)で生きている者たち。爬虫類のような姿で人間には知覚されるが、実際は実体は無く、知性しか無い生きている音のみの存在。音でできているので、特殊な通信機を通じて、自らを離れた場所に送ることができる。・トルネンブラ【音楽の使者】:生きた音。奇妙な音楽として顕現する。気に入った人に音楽的な直感を授ける。時には、音楽家の魂をアザトースの宮殿に連れ去って、楽隊の隊員として働かせる。・ムナガラー【むさぼるもの】:詳細不明。クトゥルーと同時にやって来たとも言われる。内臓の塊のような姿。・夢の卵:夢のクリスタライザー。詳細はタルブ編で。・ヒュプノス【ヒプノス、眠りの大帝】:夢の国を支配する神様。・イゴーロナク【吐き気を催す邪悪】:無頭、白熱してたるんだ身体、両手のひらに開いた口が特徴的な神。邪悪な神。悪事を好む。崇拝者の身体を借りて顕現することもある。グラーキの黙示録12巻で言及される神。当SSでは12巻はクロムウェルの手によって執筆中とした。・クトゥルーの読み方について:Cthulhuと書き表されるが、これはその神の正しい読み方を表しているとは限らないという。例えばキリスト教やユダヤ教において唯一神がYHWH(神聖四文字(テトラグラマトン)、ヤハウェ)で表されるように。なので読み方としては、くとぅるー、くるーるー、くするー、ク・リトル・リトルなど、それっぽければだいたい許容される。筆者は『くるぅるぅ』が好き。■第十四話 黒山羊さんたら…… 本当は外伝8を織り込んだ話だった。クロムウェルと黒(クロ)山羊を掛けて。・地底魔蟲クトーニアン:イカミミズの化物。・トッツキ:ゲーム、アーマード・コアから。射突型ブレード。パイルバンカー。一撃必殺は男のロマン。・夢に見た再生の空、再会の空:平沢進『論理空軍』のサビのフレーズ。多分ウードが生前、平沢進師匠のファンだった。・授業速度が『疾風』のギトー:二つ名の由来を考えていたら何時の間にかこんなキャラに。偏在と呼吸制御による息継ぎなしの授業が名物。何気に空気分子の存在に言及していたりして、知識レベルは高い。多分シャンリット発行の最新論文とかにも目を通している。・ブリーシンガメン:原作では『炎の黄金』ブリーシンガメルとして言及されていた物。ブリーシンガ=炎の、メン=黄金色(琥珀)。北欧神話に於いて、豊穣神フレイヤが持っている首飾り。豊穣神つながりで、シュブ=ニグラス関連の呪物に改変。・シエスタ万能完璧メイド化計画:万能メイドは何でもできる。戦いのサポートも含まれる。実はサイト完璧執事化計画も進行中らしい。・うふふふ、ふふふ。みんな、燃えてしまいなさい! みんなみんな灰になれ! 空に水面に浮いて漂え!!:平野耕太の漫画『ドリフターズ』1巻から、炎使いの聖女の台詞。・太陽系からサワディーカー! 一億四千九百リーグの果てより飛来する太陽フォトン(光子)の翻訳者(犠牲者)として、諸君は讃えられる!:平沢進師匠の『ハンターを称える音声ファイル』から一部改変。公式サイトでフリーダウンロード出来るので是非。元ファイルでは、サワディークラップ(男性形)になっているが、ベアトリスが女性なのでサワディーカー(女性形)に変更。師匠の楽曲には、ソーラーレイという楽曲もある。・必勝『念力』バリア:ハルケギニアには防御魔法がないと皆言うけど、念力を極めたら、立派なフィールド系の防御魔法になると思う。一個人で使えるかどうかは分からないけど。・フレイムの発火能力(パイロキネシス):イメージ的には、エヴァンゲリオンの第三使徒の攻撃。キュピーン、ドカーン。・魚人とか屍食鬼とか:魚人=深きものども。食屍鬼=死体喰らいの汚い狼男。どっちも知性はあるが、人間に友好的かというとそうでもない。・黒い仔山羊【シュブ=ニグラスの仔】:太いロープのようなのた打ち回る黒い触手で構成された巨大な生物。触手の所々には緑のヨダレを垂らす、皺の寄った口が開いている。下半分はヒヅメの付いた足になっている。山羊というよりは、歩いて動く大樹という感じ。既存の物質とは異なるもので構成されているので魔術的な攻撃以外はダメージがなかなか通らない。だけど今回は反則魔法(虚無魔法)のせいで出番になる前に消滅。・話は聞かせてもらった。邪神が復活する:MMR的なアレ。邪神が復活する、というのは当SSのハルケギニア的に実際洒落にならない。■第十五話 王子様は厄介者 アルビオンは空賊国家になっている。だいたいシャルルのせい。・霧氷によって飛行機が墜落するというのは、地球でも起こるらしい。■第十六話 会議(話し合い)では何も決まらない。重要なのことは根回しで決まる どうにかゼロ魔21巻が出る前に書ききってしまいたいので、進行は巻きでお願します、な第十六話。・アンアンがウェールズにアンアンしそうに:まあ多分アンアンならそうするよね。多分。一応ウェールズは生存フラグ立った?・ゲルマニア皇帝:血筋コレクター。高貴な血筋を自分のハレムに取り込むのが趣味。・ガリア一家:仲良し。イザベラもルイズと面識あり。キャラが被るせいか、ルイズとイザベラは仲が悪い。シェフィールドとジョゼフはラブラブ。・ロマリア:現在二十年前の聖戦のダメージを立て直し中。ヴィットーリオが色々改革を断行しているのは、原作と変わらない。ただし、聖地奪還ではなく、聖地を通って異世界に入植するのが彼らの計画。・虚無魔法『生命』:なんとかSS中で言及したい。けど、なかなか難しそうなので備忘録として書いておく。以下妄想。『生命』はテラフォーミング魔法なのではないかと考えている。ゲートを通って入植した先でも系統魔法を使えるようにするための大規模世界改変魔法。マギ族は古代の地球のドルイドで、地球各地の巨石建造物は彼らが『レビテーション』で作った物。ブリミルはヨグ=ソトースの息子。魔法によってイグジスタンセア(地球)からハルケギニアにやって来た。ブリミルの時は『生命』の発動が不完全に終わった。サーシャに刺し殺されたから。でも発動を止めなかったら、環境改変魔法の影響でエルフが絶滅していた。サーシャは愛と故郷を天秤にかけて、故郷を取った。『生命』が完全に発動していれば、平民も魔法が使える社会になっていたはず。・ウード再登場:こいつ敵役の方が動かしやすい。・『加速』と並唱された『解除』の呪文は瞬時に完成し:虚無遣いの間では『加速』した時間の中で詠唱するのが常識です・『解除(ディスペル)』、返しっ!!:呪文合戦をやってみたかった。・グレゴリオクローン:千二百年前の第一次聖戦末期に鹵獲されて以来、ずっと実験材料に。憐れ。■第十七話 ニューカッスルの惨劇・『イゴーロナクの手』:外伝8でクロムウェルが作っていた手の形のアーティファクト。唾棄すべき行為をしたあとに、その証拠の物品を捧げて呪文を唱えると、台座に書き込んだ人物にそれと同じ行動を取らせることができる。趣味の悪いデスノートみたいな物か。・“重圧”のジェームズ:ジェームズ無双。広範囲『操り』の元ネタは、『惑星のさみだれ』という漫画の主人公の能力。狂わせてしまってごめんなさい。・ロケットパンチ:ゼロ魔原作でワルドの左腕が切断されたのに呼応している。・『加速』による重力レンズ砲:『空想科学読本』のヤマトに重力を発生させる方法から着想。あとは『終わりのクロニクル』の3rdギアのメイドさん達による重力レンズ加速砲。・チャールズ・スチュアート:モード大公の名前が分からなかったので適当に。テューダー朝の後は、スチュアート朝ですよね、英国史的に考えて。・擬真機関(As A Truth-Engine)/擬神機関(Azathoth-Engine):禁断の力。戦艦「アルビオン大陸」フラグ、オン。・アルビオン全土の寺院荘園を取り上げて:エルフを妾にするなら、ブリミル教は排除ですよねー?■キャラクターイメージ・ジョゼフ:鬱屈王、家族ラブ・シェフィールド:バカップル、ジョゼフ命・イザベラ:苦労人、女帝・ヴィットーリオ:狂信者・ジュリオ:タラシ・クロムウェル:拷問愛好家、ひゃっはー・シャルル:野心家、「僕が一番ハルケギニアを上手く治められるんだー!」・モード大公(チャールズ・スチュアート):お坊ちゃん大公・ウェールズ:原作通り・ジェームズ王:厳格な王2011.03.07 初投稿2011.03.09 誤字訂正2011.03.22 生きてます