ガンスリ劇場5 ここだけの話、寝取られとMCは大好物でしたブリジットさん2※今回は特に下ネタが酷いので、苦手な人はスルーでお願いします。 「えー、お姉さまが急遽シャワーを浴びたいと申されましたので、大変不本意ながら本編では空気を読まずにお姉さまを苦しめた腐れ外道のトリエラと二人きりになってしまいました」「ちょ、紹介が酷すぎる……!」「まあそれは置いといて、足の付け根を押さえながらシャワーに走っていくお姉さまは大変萌えました」「ううっ、今更ながら多少の罪悪感が……」 「ではお姉さまが帰ってくるまで私たちだけでMC体験を行いましょうか。クジを引きましょう」「まだこれ続けるの……」「おっと、私が被害者でまたもやトリエラが加害者ですか。今度はどんな畜生道に堕としてくれるんでしょうね」「さっきから言葉の端々がとげとげしいね、エルザ」「私の中であなたの株は底値を割りましたから。では催眠術をお願いします」 MC薬を嗅がされるエルザ。トリエラが嫌々ながら暗示をする。「そういえば何でこんなことしてるんだろ……。ああ、ええと。暗示はブリジットと一緒で猫になれ! ただし健全な方で!」 空ろな瞳になるエルザ。そして徐に四速歩行になり鳴き声を上げる。「にゃー」「おおう、発情期でもないのに何かそそられるものが。やっぱり王道は凄いね」 その時、シャワーを浴びたブリジットが部屋に入ってくる。 エルザの目が光を取り戻し、妖しく光る。「にゃーん♪」「きゃっ! え、ちょ、何これ!」 押し倒されるブリジット。エルザがブリジットに馬乗りになり体中を舐め始める。「うわわわわわわわ! 絶対洗脳解けてるよねこれ! 目に光が戻ってるし舐め方がいやらしすぎる! って、ひゃん!」「ゴクリ……」「トリエラも生唾を飲み込むなー! ――あ、あれ? え、エルザさま? その手にされている荒縄と白い液体が入った特殊注射器はなんですか?」「ふふふふ、いけないお姉さま。この劇場初期の関係を取り戻すのですよ。さあ私にまかせて……」「ひー! 駄目、駄目! 穴が違う穴が違う! いや、そっちも嫌だけどこっちはもっと違うー!」「ふふ、可愛いお姉さま。大丈夫ですよ、直ぐに何も感じなくなりますから!」「アー!!!!!!!!」 一時間後、自身を覆い隠すシーツを抱きしめ、部屋の隅でよよよと泣くブリジットがいた。「汚されちゃった……、汚されちゃったよぅ……!」「あー、何か流石に可哀相な気がしてきた……」「あああああの、お姉さま? 今度は私たちに好きな暗示をかけてもいいですから!」 二人の必死の説得に一応泣き止むブリジット。恐る恐るMC薬を二人に嗅がせ、暗示を口にする。「……なら、二人ともずっと私の友達になーれ」「…………」「…………」 微動だにしない二人に間違えたのかなあ、と首を傾げるブリジット。 そのとき、トリエラとエルザが徐に立ち上がった。 そして我先にと部屋から飛び出していく。「うわああああああああ、何この胸の痛みは! 罪悪感で死にそう!」「じゅじゅじゅじゅ純情過ぎて自分の醜さが突きつけられた気がします!」 一人部屋に取り残されたブリジット。彼女は「最近、汚されてばかり……」と呟き、一人部屋を後にした。 その後、ブリジットとクラエスの会話。「という訳で実験の結果を漫画にしてみました」「実験てこの前のMC体験?」「そう、あの部屋の出来事は逐一カメラで見てたわよ。同人誌の通り、可愛らしい声で啼くのね、ブリジット」「その話はもう止めてよ……。ていうかもう変な実験に突き合せないでよ。今度からは絶対に協力しないからね」「あら残念ね。ブリジットがそんなにつれないのなら、あなたとピノッキオが夜中にしてる長電話の記録をアルフォドさんにうっかり提出してしまうかもしれないわ」「ななななななななな、何でそんなの持ってるの!」「さあね。でもいい雰囲気よねー。お休みメールにおはようメール。顔文字もあんなに沢山使って。因みに昨日の電話の締めくくりはものスッゴイ猫撫で声で『明日も電話していい?』」「うわわわわわわ」「可哀相にねー、アルフォドさんも。まさか私の本が現実になるなんて……ってあらブリジット。どうして土下座なんてするの? 私とあなたは友達じゃない」「後生ですからこのワタクシめに後慈悲を。何でも致しますから……」「まあ、これじゃあ脅迫してるみたいだわ」「いえいえ滅相も御座いません。ワタクシが自主的にクラエス様にお使えしているだけで御座います」「そう。なら一つだけ願い事を聞いてくれないかしら?」「ななな、何なりと」「次の休日、私とデートしましょ」「へ?」 次回へ続く。