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No.10094の一覧
[0] 萌え?・・・いや、むりっしょ?《ネギまエウ゛ァ憑依》[フィノ](2010/04/03 23:13)
[1] プロローグ[フィノ](2009/11/11 08:53)
[2] プロローグ 2[フィノ](2009/11/11 08:53)
[3] え・・・マジ?な第1話[フィノ](2009/08/01 22:15)
[4] 緊急指令死亡フラグを撃破せよ・・・な第2話[フィノ](2010/02/26 12:17)
[5] 現状の思考と考察・・・な第3話[フィノ](2010/02/26 12:20)
[6] チャチャゼロ・・・・ゼロ?な第4話[フィノ](2010/02/26 12:26)
[7] 良い日旅立ち・・・炎上な第5話[フィノ](2009/08/01 22:19)
[8] 学校とはとにも奇妙なところだな第06話[フィノ](2010/04/13 21:43)
[9] 人間交差点・・・・な第7話[フィノ](2009/08/28 15:17)
[10] 頭痛がおさまらないな第08話[フィノ](2009/08/01 22:21)
[11] 真実は小説よりも奇なり・・・俺のせいだがな第09話[フィノ](2010/04/13 21:44)
[12] モンスターハンター・・・待て、何故そうなるかな第10話[フィノ](2010/02/26 12:29)
[13] 復讐は我にありな第11話[フィノ](2010/02/26 12:31)
[14] 新たな一歩なのかな第12話[フィノ](2010/04/13 21:46)
[15] 肉体とは魂の牢獄なんだろうな第13話[フィノ](2010/02/26 12:36)
[16] 絶賛逃亡中?な第14話[フィノ](2010/02/26 12:37)
[17] 幕間その1 残された者、追うことを誓った者[フィノ](2010/04/13 21:48)
[18] ラオプラナな第15話[フィノ](2009/08/01 22:28)
[19] 思い交差点な第16話[フィノ](2009/08/01 22:28)
[20] 色々とな第17話[フィノ](2009/08/01 22:29)
[21] おいでませな第18話[フィノ](2009/08/01 22:30)
[22] 幕間その2 騎士と主と在り方と[フィノ](2009/08/01 22:30)
[23] 発掘も楽じゃないよな第19話[フィノ](2009/08/01 22:31)
[24] 嫌な確信が出来たな第20話[フィノ](2010/04/13 21:50)
[25] 予想しておくべきだったな第21話[フィノ](2010/04/13 21:59)
[26] あいつらも大変だったようだな第22話[フィノ](2010/04/13 22:14)
[27] 目玉だな第23話[フィノ](2010/04/13 22:35)
[28] 全て世は事も無しな第24話[フィノ](2010/04/13 22:37)
[29] 知らぬが仏、つまりは知らないと死ぬ事だな第25話[フィノ](2009/08/09 13:34)
[30] タヌキとキツネとだな第26話[フィノ](2010/04/13 22:38)
[31] 失態だな第27話[フィノ](2010/04/13 22:39)
[32] さて、どうしようかな第28話[フィノ](2009/08/24 18:15)
[33] 中々にヒドイ事をするな29話[フィノ](2009/08/28 14:04)
[34] 1と0の差かな第30話[フィノ](2009/09/07 12:08)
[35] 時間は勝手に進むものだな第31話[フィノ](2009/09/21 17:04)
[36] 英雄の横顔かな第32話[フィノ](2009/09/28 22:28)
[37] ボロボロだな第33話[フィノ](2009/10/07 00:20)
[38] 夜ももう終わりだな第34話[フィノ](2009/10/16 01:21)
[39] 事故だと思いたいな第35話[フィノ](2009/10/21 19:47)
[40] 幕間その3 曰く、チョーカッコいい男[フィノ](2009/10/29 02:12)
[41] 戦闘or日常さてどっちが疲れるかな第36話[フィノ](2009/11/04 14:11)
[42] 取り合えず叫ぼうかな第37話[フィノ](2009/11/11 13:22)
[43] 気のせいだと思っておきたかったな第38話[フィノ](2009/11/15 20:58)
[44] それぞれの思惑だな第39話[フィノ](2009/11/25 09:56)
[45] 美味しそうだな第40話[フィノ](2009/12/01 16:19)
[46] 互いの牙の間合いだな第41話[フィノ](2009/12/08 01:32)
[47] 幕間その4 仲良くなろう[フィノ](2009/12/08 20:14)
[48] 出発は明朝かな第42話[フィノ](2009/12/18 17:37)
[49] 強い訳だよな第43話[フィノ](2009/12/26 14:10)
[50] 商人・・・、なのかな第44話[フィノ](2010/01/22 01:29)
[51] ケダモノの群れだな第45話[フィノ](2010/01/08 19:08)
[52] 見たかったな第46話[フィノ](2010/01/19 00:19)
[53] 疑うな第47話[フィノ](2010/01/20 01:44)
[54] 無形の有形だな第48話[フィノ](2010/02/03 06:37)
[55] そして歩き出すだな第49話[フィノ](2010/02/03 15:55)
[56] 旅の途中だな第50話[フィノ](2010/02/17 19:39)
[57] 地味に変わってるな第51話[フィノ](2010/02/24 00:17)
[58] 到着、出会いと別れだな第52話[フィノ](2010/02/26 12:10)
[59] 幕間その5 爪痕[フィノ](2010/03/04 23:18)
[60] 難しいな第53話[フィノ](2010/03/06 23:40)
[61] 日常だな第54話[フィノ](2010/03/13 12:39)
[62] その後の半年だな第55話[フィノ](2010/03/22 14:24)
[63] 研究の日々だな第56話[フィノ](2010/04/04 18:01)
[64] すれ違う人々だな第57話[フィノ](2010/04/13 22:55)
[65] 花畑の出会いだな第58話[フィノ](2010/04/25 22:56)
[66] 幕間その6 メイド達の憂鬱[フィノ](2010/05/02 06:47)
[67] 幕間その6 メイド達の憂鬱 中篇[フィノ](2010/05/05 06:13)
[68] 幕間その6 メイド達の憂鬱 後篇[フィノ](2010/05/23 22:37)
[69] ありふれた悲劇だな第59話[フィノ](2010/06/24 21:58)
[70] それぞれの思いだな第60話[フィノ](2010/11/12 06:04)
[71] 強く・・・、なりたいな第61話[フィノ](2010/10/25 22:54)
[72] ブリーフィングだな第62話[フィノ](2010/11/12 14:41)
[73] 彼女達の戦場だな第63話[フィノ](2010/12/01 23:14)
[74] 彼の戦場だな第64話[フィノ](2011/01/26 13:43)
[75] 自身の戦いだな第65話[フィノ](2011/04/18 03:53)
[76] 狗の本分だな第66話[フィノ](2011/04/23 03:32)
[77] 対峙だな第67話[フィノ](2011/05/02 03:37)
[78] 懐かしいな第68話[フィノ](2011/07/07 22:33)
[79] 風の行方だな第69話[フィノ](2011/09/23 23:39)
[80] 彼に会いに行こうかな第70話[フィノ](2011/10/01 03:42)
[81] そんな彼との別れだな第71話[フィノ](2011/10/15 07:37)
[82] 小ネタ集 パート1[フィノ](2009/08/11 22:17)
[83] 小ネタ集 パート2[フィノ](2009/09/21 17:03)
[84] 小ネタ集 パート3[フィノ](2010/02/03 15:53)
[85] 小ネタ集 パート4[フィノ](2010/02/04 03:28)
[86] 作者のぼやき。[フィノ](2010/01/08 00:21)
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[10094] 思い交差点な第16話
Name: フィノ◆a5d9856f ID:8813959a 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/08/01 22:28
思い交差点な第16話








一階での騒ぎの後、俺とディルムッド後、何故か着いて来るドクロを引きつれ取った部屋に向かう。
向かいながら、ディルムッドに念話でドクロを追い払いように言うと、ディルムッドの方から、
一度話を聞いた方がいいと帰って来たので、そのままつれて来た。
まぁ、今の所は正体がばれる要素が少ないから情報源に使えるならいいだろう。
そう思いながら、キールに言われた部屋に行き、今は部屋の中で一息と言う所。
部屋は、それなりの広さとベッドが二つ。
後はシャワー室とテーブルにイスが2つに机が1つと言う作りで、これといって特徴は無い。
まぁ、アパートや寮と違うのだからこんなもんだろう。
そう思いながら、俺は箒と魔法銃をはずし、ディルムッドの方も槍とカバンを置いて、
ベッドに座り、ドクロはドクロで棍棒を立てかけイスに腰掛け口を開く。

「あんたら、この町に遺跡の発掘と調査にきたんだろ?なら、アタイを雇わないかい?」

そういいながら、こっちを見てくる。
雇う雇わないの前に、こいつの腕前も、どれくらい使えるのかも分からない。
その事を考えれば、答えはNOなのだが、こちらとしても遺跡の発掘調査なんてビギナーな上、この町に詳しいやつは欲しい。
そう思っていると、ディルムッドの方が先に口を開いた。

「とりあえず、何ができるんだ?俺たちも無能を雇うほど暇はしてないが。」

そう言ってディルムッドはドクロの方を見る。
俺は、キセルに新しく魔法薬を詰めて、吸いながら自身の尻尾をいじる。
どうでもいいが、モフモフして抱き枕にいいかもしれない。そう思って毛繕いをする。
ドクロの方は、それなら問題ないというかのように自身の事を話し出した。

「いうねぇ、カラクリ。それに、エヴァも同じ事考えてるだろ?
 アタイはこれでも、フリーの発掘屋でね色々と遺跡を見てきたから腕はあるよ。」

そう言って、こちらを見てくる。しかし、ドクロの話はおかしい。
普通、発掘をするなら、パーティーを組む。それは、それだけ遺跡には危険が潜むからだ。
だから、フリーで発掘するのは普通はしない。まぁ、メリットといえば発掘したものを山分けせずに独り占めできる事ぐらいか。
しかし、それも生きてこその報酬。ついでに言えば、その報酬も早い者勝ちなので、フリーというのはやはりおかしい。

「キサマの言っている事とはおかしい。いくらなんでも、発掘調査を一人でやるのは危険すぎるだろ?」

そう言って、軽く睨んでやると、ドクロの方も話し出す。

「あぁ、言い方が悪かったね。フリーの発掘屋と言っても、アタイはパーティーの追加要員みたいなもんだよ。
 いろんなパーティーに雇われては、報酬分の働きをするって言うね。まぁ、そんなんだから知り合いは多いよ。」

なるほど、それなら話は通る。実際旅をするにしても、何をするにしても同じ目的を持つ奴に出会える確率は低い。
その上で、アリアドネーなんかの学者が発掘調査をする際、自分達だけですべてをまかなえるとは思えない。
しかも、この町は荒くれものが多い。それはそれだけ、ゴロツキ達がいて、なおかつそれなりのルールがあると言う事だ。
その事を考えれば、こういう職業の奴がいてもおかしくはない。ついでに言えば、トレジャーハンターたちも同じだろう。
自分たちで遺跡調査をするにしても、その過程で情報がいる。いくら遺跡があってもそれが発掘された後なら、くたびれ儲けもいい所。
なら、ここでコイツを雇うのはありか。しかし、ただ雇うのも問題がある。先ずは、

「雇うのは吝かじゃない。だが、先ずはこの目で腕を見てからだ。」

「あぁ、いいぜ。腕を見せるにも料金がいるが、まぁ、そこはいい男もいるし半額にしてやるよ。」

そう言って、お互い握手する。しかし、握手しながらもドクロの目線の先はディルムッドに行き、やはり物欲しそうにしている。
だが、ディルムッドの方はドクロの視線をどこ吹く風と受け流している。なんだかややこしい事になりそうだ。
そう思っていると、

「それじゃあ、アタイはこれで帰るよ。また明日の朝ここに来るから。」

そういって、後ろを向き手をヒラヒラさせながら出て行こうとしている。
それなら、明日来るまでに色々とそろえてもらうか。朝から来てもらっても、今の所する事は無い。
それならば、昼にでも来て貰って、その時情報やら何やらを貰った方がいいだろう。

「まぁまて、帰る前にそろえて貰う物がある。」

そう言って呼び止めると、いきなりかよと言う風な感じでこちらを向き口を開く。

「せっかちだねぇアンタも。で、なんだい?報酬分は働くって言った手前、言われれば動くけど。」

「あぁ、そんなに難しいもんじゃない、先ずは、今ある遺跡に関する情報。次に、真祖に関する情報。
 後、錬金術師がこの町にどれくらいいるかを知りたい。」

そういうと、ドクロは物珍しそうに俺の方を見てくる。
一体なんだ、何か不味い事でも言ったか?そんなにおかしな事は言っていないが?
そう思っていると、ドクロではなく、ディルムッドが口を開いた。

「ドクロ、何か問題でもあったか?後、ついでに服飾に関しての本があれば買ってきてくれ。」

そういうと、ますます物珍しそうに見ながらドクロが口を開く。

「いや、このご時世、錬金術師を探す奴が珍しかったモンでね。それと、カラクリ服飾の本なんて何に使うんだい?」

フム、それは俺も気になった。何でコイツは服飾の本なんて欲しがった?
そう思って、ディルムッドの方をドクロと一緒に見る。

「なに、旅でだいぶ服がボロボロになってね。
 それをエヴァだけに直させるのも心苦しいんで、後学の為にやれる事をやるまでさ。」

そう言って首をすくめて見せる。確かに、この町に来るまでに俺の服は別として、ディルムッドが着ていた服はボロボロになっている。
それを自身で直したいと言う事か。もしくは、そろそろメイド服に嫌気が差したかの二択だな。
まぁ、どちらにせよそうして貰えると俺の方としてもありがたい。
しかし、ドクロは何で錬金術師で珍しいと言ったんだろう?

「ドクロ、錬金術師はそんなに珍しいか?」

「あぁ、珍しいというより、あんな銭ゲバな連中とかかわろうとする奴自体が少ないよ。あの連中は何に関してもカネカネうるさくてね。
 そのくせ、実用性はあるからいなくならない。でもまぁ、今はもうそんなに人数はいないねぇ。
 しかし、何で錬金術師なんかに会いたいんだい?あんた魔法使いだろ?」

確かに、錬金術にはカネがかかる。しかも、作るものしだいでは大金が。その事を考えれば、銭ゲバと言われても仕方ないか。
しかし、俺も錬金術を多少なりとも習得している身。どちらにせよ、実践で錬金術をしている奴には会っておきたい。

「何、私も錬金術を習得しているんでね。後学の為に実践している奴に会いたい。ついでに、この町で商売をしてもいい。」

そういうと、ドクロは嫌な者でも見るような目で俺の方を見てくる。

「アンタも銭ゲバ一族だったか・・・。まぁいいさ、錬金術師はカネに細かい分、支払いはきっちりしてるしねぇ。」

そういった後、ドクロはこれで話が無いなら帰ると言い、俺の方も明日は昼から来ていい事を伝えドクロと分かれる。
そして、部屋に残ったのは俺とディルムッド。と言っても、特に艶の話も無い。
俺は魔法薬を吸いながら毛繕いし、ディルムッドの方はカバンからワインを出して飲んでいる。

「チャチャゼロ、ドクロをどう見る?」

そう聞くと、ワインを飲んでいたディルムッドがこちらを見ながら答える。

「明日の昼次第と言った所かな。さっき提示した物がどれだけの量と質で集まるかによるよ。
 まぁ、名前と言動からしてムクロの娘なんだろ、それなりには使えると思うが。」

「それもそうか・・・・、なに!?ムクロの娘?!」

「・・・・、気づかなかったのか?」

ディルムッドそう言った後、俺は生命の神秘について考えながらシャワーを浴び、手に入れた魔法銃の整備と、改造プランを模索する。
威力としては、今のままでは問題無いとは言えない。なんせ、ゼロ距離射撃で脳震盪と言うくらいの威力しか出せないのだから、
実戦でなおかつ距離があった場合は中ってもダメージが入らない。その事を考えるなら、改造した方がいい。
ついでに言えば、魔法銃に原作のネギが使うような大口径な物が多い。
これは純粋な魔力を打ち出すのではなく、魔法の矢を打ち出すと言う仕組みの物が多く、
そのため、一回で何発かの魔法の矢を出すと言う、いわば散弾銃のような仕組みの弾丸が多いからだ。
だが、その弾丸は弾幕としては便利だが、貫通力が無い。魔法障壁を張られるとダメージが届かない可能性がある。
それを考えるなら、貫通力重視の口径が小さい物の方が扱いやすい。そう考えると、いくつかの銃が浮かぶ。

形だけなら、扱い慣れた64や89のようなライフルが楽だが、持ち運びには不便だ。となると、ハンドガンタイプでなおかつ扱い易い物。
ジャムる事が少なくて、威力の出せる物・・・・、ドア・ノッカーか。ククク、いいじゃないか。
今の俺の体は、保身事態が必要ない。その事を考えれば、保身無きゼロ距離射撃を目的とするこの銃はおあつらえ向きだ。
そうと決まれば、先ずは今ある銃をばらし、使えるパーツとそれ以外のパーツ分け。それに、ランタンも作らないといけない。
少なくとも、作る弾頭は常時魔力流入式弾頭で作るとして、命中率はランタンで補正してもらおう。ただ、作成には多少時間がかかるか。
いくらパーツ流用とはいえ、簡単な構造だが無いパーツの方が圧倒的に多い。目処としては4日で鋳造から完成まで行きたい所だが。
そんな事を考えながら銃をバラしていると、後ろから声がする。

「エヴァ、せめて上の下着はつけないか?下はまぁ履いてるからいいとして、バスタオルだけと言うのは目の毒だ。
 ついでに言えば、尻尾は濡れたままじゃないか。」

「あぁ、気にしてなかった。髪と耳は拭いたから暇だったら尻尾は拭いといてくれ。」

「拭いといてくれって・・・・、まぁいいか。」

そういうと、ディルムッドは尻尾を拭き出した。
途中なんか尻尾をモフモフされた様な気がするが、まぁ、拭いていたから偶然だろう。
そう思いながら、銃をバラし終わり、昼間着ていたハイネックの黒いシャツを着て尻尾を抱き枕代わりに就寝。
そうして、ヘカテスでの夜は過ぎていった。


ー次の日ー


この町が荒れていると言うのがよく分かる・・・。いや、正確にはこの店か。
朝一で叫び声がすると思って目を覚ますと、一階部分で人が吹っ飛びだしていた。多分誰かが魔法を使ったんだろう。
俺の部屋は角部屋だから大丈夫だったが、下手な所に泊まると1階まで寝たままダイブする事になりそうだ。
そう思いながら、あくびを1つし挨拶をする。

「くぁ~っ、とりあえずおはようチャチャゼロ。」

そう言って、横を見るよ、いつもの軽鎧のディルムッドが窓から下をのぞいている。

「あぁ、おはようエヴァ。それにしても、ドクロの言った『地の果ての方がマシ』と言うのは頷けるな。」

「そうか、だが、隠れ蓑としてはもってこいだ。これなら多少の荒事は見逃してもらえる。
 それに、こんな町だからこそ集まる情報と言うのもある。」

そう言って服を着替える。着る服は白いワイシャツに黒いズボン。後は黒いリボンタイに黒い大きなリボンで髪をまとめて出来上がり。
銃は完成していないので、昨日と同じハンドガンに箒を持って、キセルで魔法薬をすう。
ディルムッドの方も、軽鎧から着替え黒いパンツにカーキー色のシャツと言ういでたちで木の槍を二本もって1階に降りる。
そこには、風通しのよくなった出入り口と、カウンターでお金を数えるキールがいた。

「おはようキール、風通しがいいな。」

そう言いながら、カウンター席に着くと金を数えるのをやめたキールが返す。

「おはようございます。エヴァンジェリン嬢、チャチャゼロさん。オープンカフェには持って来いの日和でしたので。」

そう言って、何事も無いかのように返してくる。
まったく持ってコイツも肝が据わっているというかなんと言うか。

「マスターも思い切った事をする。」

と、呆れた様に言いながら、ディルムッドが辺りを見回している。
そして、その後朝食を注文して食べ、昼間ではまた町で買出しを兼ねた散策。
昨日の時点で、最終的に5分の3まで回れていたので、残りの2を回る。しかし、その2は特にこれと言った目ぼしい物は無く。
しいて上げるなら、警察のような所があったぐらいか。ちなみに、俺の顔はばっちり犯罪者兼賞金首として乗っていた。
まぁ、今の時点では問題ないか。そう思い、ララスに帰ってくると、すでに棍棒を背負ったドクロの奴がカウンターでメシを食っていた。
ついでに言えば、他にも何人か血の気の多そうな連中がいるが、それはいまさらと言う事か。

「よぉ、お二人さん。頼まれたもんは大体そろったよ。後、キールぴぴるぴるぴー追加~。」

そう言いながら、飯をかきこんでいる。しかし、ドクロは細めなんだが一体どこに入っているんだ?
それとも、ムクロと同じように最終的に骨だけになるから細いのか?生命の神秘は計り知れない。
まぁ、まだムクロの娘と断定された訳ではないのだが。原作のトサカと奴隷長が親子と言う事もあるし、ありなのか?
そんな事を考えながらディルムッドと俺が席に着き、昼飯を注文する。ドクロの方は、早々と料理を平らげ爪楊枝のような物を加えている。

「とりあえず、カラクリ受取りな。」

そう言って、包みに入った一冊の本らしき物をディルムッドに受け渡している。

「これは俺が昨日頼んだ本か?」

「そうだよカラクリ、一生懸命探したんだから褒めておくれよ。」

そう言いながら、ドクロの方は頭を差し出しているが、とうのディルムッドは包みを開け、本を読んでいる。
それに気がついたドクロは、今度は机に『の』の字を書き出した。なんというか感情豊かな奴だ。
そう思いながら、キセルに魔法薬を詰め火をつけて一服。

「で、後の物は?まさかそれだけしかないとは、言わんだろうな?」

そう聞くと、ドクロの方は俺の方を見て、何枚かの紙を渡し説明しだした。
ついでに言えば、後ろで喧嘩が始まったのか、やけにうるさい。

「とりあえず、今の所はその紙に書いてあるとおり、錬金術師は町に4人。そのうち一人は知り合いだから機会があったら会わせてやるよ。
 次に、真祖の情報だけどサッパリだね。ここの近くで目撃されたのを最後に今はどこに雲隠れしたやらって言う状態だよ。
 まぁ、今から発掘するあんたらにとっては好都合だね。下手に真祖と出くわしたら、命がいくらあってもたりゃあしないよ。」

そこまで言って、ドクロはキールからカキ氷のハワイアンブルーのような色の液体の入ったグラスを貰い口を湿らせた。
今飲んだのがぴぴるぴるぴーなんだろうか?少し飲んでみたいような気がする。そんな事を考えながら、貰った資料に目を通し
今のドクロの証言と照らし合わせていくと、ほとんど一緒のことが書いてある。
後は、遺跡か。そう思って顔を上げると、ドクロの幸せそうな顔が目に飛び込んできた。
何事かと思えば、ディルムッドが遅ればせながらと言った感じで頭をなでている。
まぁ、ディルムッドの目は本にしか行っていないのだが。

「洋裁から採寸、鎧の修繕から他には生地選びにフリルやレース果には、召還師の衣装まで。パーフェクトだドクロ。」

「そうだろぅ?もっと褒めておくれよダ・ン・ナ。」

そう言って、とろけそうなぐらい幸せそうにディルムッドに引っ付いているのだが、なんだかなぁ~。
そんな事を思っていると、ドクロのいた位置に人が飛んできた。多分、後ろで喧嘩していた連中だろう。
そして、そいつはそのままの速度でドクロを巻き込んでカウンターの向こうに吹っ飛んでいく。
ついでに言えば、ディルムッドはディルムッドで頭をなでていた手をいつの間にか引っ込めていたもんだから、なんのすがりようも無い。

「これは、ドクロが天に召されたか?」

「いや、それはいくらなんでもないだろう。」

そう言って、カウンターの奥を見る。ついでに言えば、後ろで喧嘩していた連中も一緒になって覗き込んでいる。
ただ一人、キールだけが何事も無いかのように拭いていたグラスを置き、カウンターの上の木片なんかを掃いている。
誰も話さない、なんだろうこの嵐の前の静けさと言う言葉がぴったり合いそうな言葉は。ただ、辺りにはカウンターを掃く音だけが聞こえる。
そして、飛んでいった奥から一瞬、紅い光が光ったかと思うと、ドクロと一緒に飛んでいった男がこちらに飛んできた。
そして、地を這うようなドクロの声がする。

「アタイの幸せを・・・・、アタイの夢のようなひと時を・・・・、奪ったのはどいつだ!!!!」

そう言いながら、背負っていた棍棒・・・、やっぱり釘バットか。
を手に持ち、悠々と喧嘩をしていたやつらの真ん中に行く。心なしか、紅いオーラが見えるような気がするが、どうなんだろう。
それを見ている俺たちにキールが静かに一言。

「血が嫌いなら見ない方がいいですよ。」

そう言って、またカウンタを掃きだした。
キール、それは虐殺フラグなのか?そうなのか?そう思い、とりあえず耳をベタンと両手で頭に押さえつける。
そうした瞬間、ディルムッドが口を開く。

「鬼がいる。」

その言葉が引き金になったのか、ドクロが暴れだした。
それも、殴るとか、蹴るとかが可愛らしく聞こえるような感じで、やけに水っぽい音とともにグジャとかバキッとか聞こえてくる。
その上、バーサーカー並みの雄たけびを上げながら。
まぁ、実際の物は聞いたことないんだけどね。
でも、尻尾が本能的に逆立つ。

「どいつだーーーー!!!アタイの幸せ奪ったのはーーーーー!!!!」

そう言いながら、後ろで破壊活動をするドクロを尻目にディルムッドが指をさしながら俺に聞いてくる。

「なぁエヴァ、あれどうやったら止まる?」

どうやったらと聞かれてもな。なんか、初号機ばりの暴走状態な上に血濡れの釘バット持った鬼をどうとめるか。
・・・・・、あぁ、なるほど、原因を消せばいいのか。

「ドクロ~、幸せ奪ったのはそこの全員だ。だから、叩きだせ。」


ーsideドクロー


だれだ、だれだ!だれだーーーー!!!
結婚適齢期が近づいてそろそろやばいかな~アタイ、なんて思ってた私の前に現れた王子様。(この際コブの白い女狐は無視。)
その方とアタイの、甘いひと時をメチャクチャのグチャグチャにした奴はどこのどいつだ!
アタイの目の前にはいつもこの店によっついてるゴロツキどもがいる。いつも喧嘩ばっかしてる連中だけど、大概は目をつぶっている。
しかしね、しかしだね、今回は許せない、いや、許しはしないよこのごくつぶしども!!
そう思いながら、自信の愛用している棍棒を振るう。
そのたびに、ゴロツキどもはどっかに吹っ飛びやけに水っぽい音を上げているが、アタイの知ったこっちゃ無いよ。
何せ、こいつらのうち誰かはアタイの幸せなひと時を邪魔したんだ。それならミンチになっても仕方ないだろ。
アタイの乙女心を返せって言うんだよ!そう思いながら、棍棒を振るっていると後ろから声がする。

「ドクロ~、幸せ奪ったのはそこの全員だ。だから、叩きだせ。」

アタイの幸せを一番邪魔してそうな奴の声だが、まぁ、雇い主だからこの混乱に乗じて亡き者にしよう・・・・、
なんて、そんな事は考えない。うん、きっと考えなかったんだからね!
しかし、そうかい。そこにいる奴ら全員がアタイの幸せを奪ったんだね。
だったらキッチリと落とし前をつけて貰おうじゃないかい!
今日のアタイの一撃は乙女の心の叫びが乗るからたたじゃすまないよ!


ーside俺ー


俺の言ったことが届いたのか、ドクロは一度行動を止め、
ただブンブン殴りつけていた棍棒を今度は野球のスイングをするように構えて、大声で叫んだ。

「これが乙女の心の叫びだよ!唸りを上げろ!エクスカリバーーーーーン!!!撲殺しうるミズ○ノの一撃

そういって、目の前の奴ら全員を吹き飛ばして、ドクロはやけにすがすがしい笑みを浮かべながら、
さらに風通しのよくなった入り口を見ているている。
俺としては、今聞いた事を無かった事にしたいが、エクスカリバーンって聞こえたし、
真名開放っぽく撲殺しうるミズ○ノの一撃とも聞こえたし・・・。
まぁ、戦力としては申し分ないか。ついでに言えば小さな初代魔王様が出てこなくてよかった。

「なぁ、チャチャゼロ。ドクロのアレは宝具とかじゃないんだよな?」

そう聞くと、ディルムッドはひどく難しい顔をしながら腕を組み口を開いた。

「いくらなんでも、違うよエヴァ。アレはどこをどう見ても唯の棍棒だ。
 たぶん、ドクロが気かなんかを使ったんじゃないか?」

そんな事を言っていると、キールが俺たちに少し席をはずすといって外に出て行った。
あぁ、料金の取立てか。しかし、あのバーテンが何気に一番精神的にタフなんじゃないか?
俺の方は真祖なのに、たまに胃に穴が開きそうなぐらい痛むし。主に人間関係で。
そんな事を考えていると、ドクロがこっちを振り向いて目が合う。
心なしか冷や汗を流しているように見えるが、おおかた、ディルムッドに見られたくなかったとかだろう。

「・・・・・、エヘ」

そう可愛らしく言った後、少し顔を赤くし咳払いをし、席について飲み物を飲んでいる。
こちらとしては、最後の一言がアレじゃないなら何とかフォローやら、してやれたのだが、アレはいくらなんでもフォロー出来ない。
と、なればここはディルムッドを使うか。そう思い、念話を繋ぐ。

(チャチャゼロ、全力で慰めろ。)

(慰めろって・・・・、しかも全力でか?)

そう言いながら、俺の方を嫌な顔をしながら見てくる。
まぁ、さっきのアレを見たらその気持ちも分からなくはないが、このまま落ち込まれても後味が悪い。
チラリとドクロを見れば、グラスの水滴がカウンターに溜まって出来た水溜りで絵を書き出している。
うん、重症確定。ここは、生前のモテ男スキルで乗り切ってもらおう。

(あぁ、全力でだ)

そういうと、ディルムッドはドクロの頭をなでながら、口を開いた。

「とりあえずお疲れ様。ドクロのおかげで落ち着いて話が出来るよ。
 それに、俺はドクロのお転婆な所も嫌いじゃないよ。」

そう言いながら、柔らかくドクロに微笑みかけている。
ちなみに、ドクロの方は最初の頭ナデナデで少し機嫌が直た上での今の話だったので、
色々と妄想状態に入っている。そんな中、俺の方に念話がとんでくる。

(エヴァ、なんか行ったらいけない方に行った様な気がするんだが・・・・。)

まぁ、今のが慰めの言葉か、愛の囁きかと問われればひどく疑問だ。
むしろ、6:4ぐらいの割合で愛の囁きに取れなくもない。
ここは、1つディルムッドに強く生きてもらおう。

(チャチャゼロ、健闘を祈る。)

そう念話を送った瞬間、ドクロが俺の方を見ながら、にまぁーっと笑いかけてくる。
あぁ、完璧に勘違いしたなコイツ。不幸な事故て通じればいいが、最終的に誠くんな展開は勘弁願いたい。
ちなみに、その場合俺が世界で、ドクロが言葉か。いかん、やけに鮮明にその姿が目に浮かぶ。
てか、その場合俺達どっちも死亡してるし・・・・。
そんな事を考えていると、ドクロがやけに嬉しそうに話しかけてくる。

「ちょっと、聞いたかいエヴァ。いまカラクリ・・・、もうこの際ダーリンでいいや。ダーリンがさ。
 アタイのおかげで話しやすくなったって、しかも、嫌いじゃないってさ。もう、これはラヴだねラヴ。」

そう言いながら、肩を組みながら、話しかけてくる。多分の、今俺の耳と尻尾は確実に下に垂れている。
もう、この上なく垂れている。ここまで、乙女の妄想力とやらが強いとは思わなかった。
むしろ、ディルムッドに任せたらリアルスクールデイズフラグじゃないか。
はぁ、何でこんな状況に。そう思いながら、ドクロに釘をさす。

「妄想する分はかまわんが、チャチャゼロはやらんぞ。」

そういうと、今までニヤニヤしていた笑いが引っ込み俺の方を見てくる。
心なしか、組んでいた腕に力が入っているようにも思う。

「あんたも、アタイの幸せ奪う奴かい?」

「頭を冷やして、昨日のやり取りを思い出せ鳥頭。」

「何を!この女狐!」

そう言いながら、棍棒を持ち出す。俺も俺とて、銃を取り出す。
銃が人を殺すんじゃない、降りかかる火の粉が俺に銃を抜かせるんだ。特に今のドクロとか。
そう言って、お互いカウンターを離れてジリジリと距離を取り出す。
そうして、睨み合っていると、キールが風通しのよくなった入り口から入ってきて、通りすがりに、

「私はドクロの事好きですけどね。」

と、この状況で物凄い爆弾を投下して何食わぬ顔でカウンターに戻る。
俺はそのキールの背中を見ながら心の中で一言、

(あんたは男だよ。)

と、賞賛を送ってドクロを見ようとした瞬間、

「ぐぇっ」

いきなり首をつかまれた。しかも、手じゃなくてラリアットで。
コイツには本格的に一度世間の厳しさを教えてやろうか。特に、今だれにラリアットかませたかとか。
そう思いながら、痛む首をさすり、ドクロを見ると、頬に手を当てイヤイヤという風に顔を赤らめ首を振っている。
うん、もう面倒くさいからこのままほっとこう。うんそうしよう。そう思って、カウンターに行こうと思って振り向くと手をつかまれた。
なにかと思うと、ドクロが真剣に俺に聞いてくる。

「女狐・・・・、今のキールの言葉。どう思う?」

頼むから、これ以上他人の恋愛に巻き込まないでくれ。
しかし、キールが嘘を言うような男かと言われれば、少なくとも昨日から見た限りではそんな奴には見えない。
と、いうよりドクロの方が付き合い長いんだから、知ってそうなもんだろ。

「キサマを好きという奴は、キサマに嘘をつくような奴なのか?」

そういうと、ドクロはどこか目から鱗が落ちたようになり、

「そうだね、キールはそんな奴じゃないね。それは、付き合いの長い私が知ってそうなモンなのに、
 女狐に教わるとは一生の不覚。頭冷やしてくるよ。」

そう言いながら、ドクロはどっかに行ってしまった。
はぁ、遺跡の情報がまだ聞けてないんだがな。


ーside男二人ー


「よかったのかキール?」

そう言って、オレは目の前のキールに聞く。
ここに来てっといっても、ほとんど日は立っていないが目の前の男は寡黙な男だと思う。
そんな男が、今もエヴァたちの諍いを一言で解決してしまった。
まぁ、その仕方もどうかと思う所もあるが。そう思っていると、キールが口を開いた。

「事実ですから。」

と、簡潔な言葉。しかし、簡潔だからこそ、それ以上の意味もそれ以下の意味も持たない。
ならば、あの告白はキールの本心なんだろう。
そう思いながら、近くの酒を飲んでいると、キールが口を開いた。
エヴァたちは後ろの方で何やらゴソゴソ話しているし、話し相手をするのもいいかも知れない。

「貴方は彼女の事が好きなのですか?」

そう言って、俺の方を見てくる。
さて、彼女とはどちらの事か。言葉のニアンスは感じ取れない。
むしろ、キールの声は抑揚も音の高低もなく平坦だ。
だから感じ取れない。

「ドクロの事なら答えはノー。エヴァの事なら・・・・、やっぱり答えはノー。
 少なくとも、エヴァに関して言えば。好きとか嫌いとかそんな言葉じゃ表せない。」

そういうと、キールは珍しそうな物を見るように口を開いた。

「てっきり、貴方たちは愛し合っている物とばかり。
 しかし、現実はそれ以上でしたか。私の眼力もまだまだです。」

そう言いながら、小さく笑う。
それに対して、俺も小さく笑う。
エヴァの事は、何だろう。好きとか、愛とかそんなんじゃない。うん、それははっきりしている。
ならば、忠義だけかと聞かれればそれもまた微妙だ。最初の方こそエヴァに付かず離れず逆らわず。
だったが、最近はそうとも言えない。ならば、これに合う今の関係を表す言葉は何だろう。
そして、ふと俺の口を付いて出たのが、彼女とであった頃に彼女が言った言葉。

「パートナーか・・・。」

そう、口からもれて、それにキールが反応する。

「なるほど、あなた方の関係はパートナーですか。その顔の傷に分けがおありでも?」

そう聞いてくる。俺の方も、気がつけばエヴァに付けられた顔の傷を指で撫でていた様だ。

「しいて言えば、俺が彼女のパートナーである証かな。」

そういって、キールに笑い返し、キールもそれを聞いて満足行ったかのような顔をし
その後エヴァが戻ってくるまで、キールがいつドクロを好きになったのかという話を酒の肴に語り合った。



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