マシュー・バニングスの日常 第六十二話d-mail to h.yagami@mid.xxxxxx from matthew.bunnings@mid.xxxxxx【日時はいつでも良いから、半日くらい落ち着いて話せる時間を取ってくれ。いくらなんでもこのままじゃ色々と無理だ。言いたかないが姉ちゃんマジ怒ってるし。俺も事情を聞きたい、もちろん話せる範囲で良いから。とにかくそちらの都合の良い時にあわせるから、繰り返しになるが半日くらい落ち着いて話せる時間を作って、決まったら連絡してくれ。待ってる。マシュー】 八神に送ったメールが返って来たのはそれから二日後だった。 二日も経ってやっと返って来たとか姉ちゃんに知られるとまずいので隠す。 しかも指定された日時がそれからさらに三日後だったし。 しかしこれはあいつが本気で時間空けたってことだろ。忙しいししょうがないじゃん。 俺は本当のところ最悪何週間待ちとかも想定してたし、むしろ予想より遥かに迅速だと感じたのだが。 だが、んなこと不機嫌な姉ちゃんに言ったところで通じないし。 それに俺も会う前に、何を話すべきなのか、俺はどうしたいのか、考えを整理しておかないといけなかったから。 多少時間が空いたのはむしろ歓迎だった。 自分の心を見つめ直す。 まず俺は今回の件・・・怒ってるか? いや、今になって怒りだすなら最初から怒ってるな。 ここ半年、仕事仕事で俺はほぼ留守番状態。まともに会えない状態が続いてた、そういう状態になったとこで怒ってるだろ普通。 じゃあなんでそういう状態なのに怒って無いんだ? 好きだから? いや、それとこれとは別でね? 高町にも言われたけど、「八神だったらなにしても怒らないのか」って。うん、それは違う。 俺はもちろんあいつの事は好きであり、将来は嫁にする予定であるが。 だからって何しても怒らないとか、それではだめだろ。 例えば俺と姉ちゃんだと今回の件でもそうだがそれ以外にも昔から・・・結構ケンカはしている。 まあ姉ちゃん気が短いからな・・・・ でもケンカして互いに言いたいことを言い合って、そして結局は互いに理解して歩み寄って仲直りもできるわけで。 そう考えると、実は俺と八神の場合は・・・ 互いに「相手が分かってくれてる」って勝手に確信して、話し合わないままなんとなく・・・過ごしてきた傾向があるな、やっぱ。 んでちょっと問題が起こったら・・・俺と姉ちゃんの場合のようにケンカして怒鳴り合って話し合って解決するんでなくて・・・ ううむ・・・なんといいますか・・・抱き合ったりキスしたり・・・その、つまりイチャイチャラブラブと甘い雰囲気に逃げて・・・ そんで何事も曖昧にしてきた傾向が・・・あるかな、俺と八神だと・・・ そうか。 俺と八神って。 本気でケンカした経験が・・・もしかして・・・ない? これはこれで問題あるような気がかなりする。 八神が何らかの理由で機嫌を悪くする → 俺が抱きしめてキスとかして誤魔化す → ほんまマーくんは・・・とかなんとか八神が言う。→ いつの間にかそれもこれも曖昧に・・・このパターンで済ませてきたのか俺たち。 やっぱりそれじゃあダメだ、近頃それで済まなくなってきた。そういうことか。 俺は残念ながら体が弱い。まだきちんと治ってはいない。 だから遠いミッドに行くにあたって、姉ちゃんが俺の体の事を心配するのは当然で、俺は姉ちゃんに心配かけてはいかん。 八神家に泊まればそのへん安心だと姉ちゃんも思ってた、だが、近頃は事情が変わって来た。 八神は忙し過ぎて、俺の事見てる暇とか、ほぼ無い。 俺としてはどう思ってるんだ? 八神が忙し過ぎることについて。まともに会えないことについて。 八神には八神の考えがあるんだ。 確かに八神はそれを俺に説明していない。 説明しないまま分かってくれてるはずと考えてる可能性も高い。 そしてそのままの状態で、たまに帰って来ては俺に甘えて元気を回復して、また仕事と。 客観的に見て、問題ありの状況であることは俺も認める。 八神の考え。 八神の事情。 八神があんなに仕事しまくる理由。 説明されてない。 そして八神は多分「俺なら分かってくれてる」と勝手に思ってる。 だが。 いや、多分だけどさ? 本当のところは本当に・・・ 俺、分かってると思うぜ? いや推測だけどさ。 つまり俺も、「八神は俺が分かってくれてると期待してるだろうが、その期待通りに何も言われなくても分かってる」自信があるんだな。 だから言われなくても平気だったというか・・・ しかしもちろんそれも俺の勝手な推測から来る自信。 この状態のままで、俺たち二人についてなら、なんとなく関係維持できそうな気がしないでもない。 二人とも互いに「言わなくても分かってる」って誤解かも知れないが思ったまま、それで何とかなるかもと思う。 世の中の夫婦だって腹の中のことを一から十まで説明しあってるわけじゃないだろ? そう言う感じの・・・なんつーか習慣的な曖昧な信頼感を・・・互いに抱ける相手なんて滅多にいないと思うぜ? 俺は情熱的な人間では無いので、あんま激しい恋情とか信じられない方で・・・俺と八神みたいにそういう日常的な信頼感を互いに持ってる相手をこそ特別な人間では無いのかと・・・思うんだよな。恋愛の相手じゃなくて、結婚の相手って感じで。 しかし・・・ 世界に俺たち二人だけってわけじゃあない。 それで納得しない人がいるわけだな、筆頭が姉ちゃん。 真面目に将来の事を考える場合。 俺と八神の仲は、万人に認められて、祝福されるもので無くては困る。 特に俺にとっての身内筆頭、生まれた時から姉ちゃんで、姉ちゃんである以上当然死ぬまで姉ちゃんである姉ちゃんとの関係は・・・ 現実問題、無視などできるわけもなく。 いや、俺は姉ちゃんにこそ認めてほしいし、祝福してほしい、そしてそのためには納得してもらわなくてはいけない。 今回の件で、今の俺と八神の状態については姉ちゃんは到底納得できないと明確になった。 そのことは八神も思い知ったはず。 だから、二人だけに通用する曖昧な信頼・・・のままで流すのは、もう無理だ。 言わずもがなな気もするんだが、でもやはり、ちゃんと聞かんといかんわな。 八神が頑張って仕事する、その理由。 大体予想はつくのだが、仮に予想外の理由があったとしても、俺は大抵、受け入れられると思う。 そして一度説明をちゃんと受ければ、俺は姉ちゃんに「説明されたし納得した」と胸張って言える。 ・・・そうか。 俺は。 まず第一に「八神との関係を維持したい」って思ってるんだな。 そのために、他の事は大抵受け入れよう、なんとかしようと思ってる。 八神ならなんでもあり、だとは思って無いよ? でも、仕事の事情とか全部説明されないから、だから八神を嫌いになるか?って言ったらそれも違うだろ。 どんな仕事をしてるのかとか一から十まで説明されないと納得できないか? 現実問題、俺のしてる病院の仕事だって、患者さんの個人情報とか「身内にも話してはダメ」な情報って多々あるぜ? 仕事上で、八神には話せないこと、話さないこと、多々あるさ。 同様に八神にも、俺には話せない、話さないことが多々ある、それが当然、問題無い。 俺は、ガキの頃から知ってる、小生意気で勝気で明るくて面倒見が良い関西弁の小柄な頑張り屋の仔狸が好きなんであって。 仕事が多少忙しくて、近頃はちょっと会えることが少ないとか、その程度の事は・・・正直、あんま大きな問題では無いと思ってる。 そのうちなんとかなんでね? ああ・・・でも問題はそこか。 「そのうち」なら、なんとかなるかもしれんが。 「いまは」問題あるって事実は消せないな。 俺の推測する、八神の仕事する「理由」が、まあ大体当たってるとすると・・・ 八神が仕事辞めるわけもなく、恐らく減らすのも不可。 多分、いや確実に・・・「まだ足りない」、だから「まだ頑張る」って以外の答えは無いだろな。 そうなるとどのくらいの期間、現状のほとんど会えない状態が続くのか不明。 しかしだな・・・それならそれで・・・ 「今はそうする、これは仕方ない、受け入れてほしい、でも別れたくない」って正面から姉ちゃんにぶつけるしか無いな。 もちろん姉ちゃんの答えは「ふざけんな」ってもんになるだろが。 うーむ・・・ よし決めた。 ここは譲らん。 相手が姉ちゃんでもだ。 俺の体のことだけ問題にするんだったら遺憾だが、八神たちが家にいないときは、病院寮に泊まるって体制は受け入れるしかないだろが。 病院寮なら人が多いし安心だからな。 でも八神が週末帰ってこれるときは連絡貰って八神の家に泊まって、これまで通りの関係を続ければ良い。 俺たちの仲は・・・たまに会うって程度でも維持できると俺は思う。 八神もそう思ってくれるはずだ。 うん、八神にはそう言おう。☆ ☆ ☆ さて当日昼過ぎ、俺は話の組み立て方を考えながらミッドに向かった。 今日は午後一杯と、夕方後も空けてあるそうだ。八神の仕事は明日の朝から。 今日ばかりは臨時の仕事も一切受けない、通信を切ると約束してる。 八神家に上がると・・・ 堅い表情の八神が俺を出迎えてくれた。「よっ。ただいま。」 あえて気軽な口調で挨拶するのだが、八神は。「・・・久しぶり。」 って堅い口調で返すのみ。少し腹立った。 そのまま八神は廊下を通ってリビングに俺を先導しようとするのだがその前に。「おい八神。」 あえて廊下に立ち止まり少しきつい口調で声をかける。 言われた八神は一瞬ビクっとしたような気がしたが、すぐ平静に戻り。「話は、リビングで座って落ち着いてしよ。」 と言うのだが。「その前に一つだけ訊いておきたいんだが。」「なに?」「悪かったと、思ってるのか?」「その話も・・・座ってから・・・」「俺が何よりも最初に謝罪しろって言ったらどうする?」「・・・マーくんがそう言うんも当然か、分かった、」 言いながら振り向いて謝罪しようとする八神。 を、捕まえて。 抱きしめて。 壁に押しつけながら。 思い切りキスしてやった。 驚いて無抵抗のまましばらくキスされてた八神は。 正気に戻ると何とか俺を振り払い逃げようとするのだが。 既に両腕ごと抱き締められて上から体重をかけられながら壁に押し付けられてるし逃げられん。 かろうじて息継ぎで唇が離れた、その後に、もう一度キスされないように顔を背けるのが限界。 そして泣きそうな顔、泣きそうな口調で。「なに・・・すんの、あかんて・・・今日はきちんと話をせんと・・・」「謝罪。」「え?」「謝罪を言葉じゃなくて、現物支給で貰っただけだ。だから気にするな。」「なにそれ・・・」「俺に謝らなくちゃダメだって思ってただろ?」「それは、そうやけど・・・」「じゃあ黙ってキスされてろ。」「そんなん・・・あかん・・・」「黙ってろ。」 もう一度深くキス。 そのまましばらく・・・キスし続けてた、下手したら十分以上。 しかし八神の様子がおかしい。 泣いてる。 瞳から涙がポロポロと零れ続けて、止まらない。 それに・・・なんだかすごく・・・悲しそうで。「どうした? 八神。」 って訊くしかなかった。「どうしたって・・・ほんま・・・どの口で言うねん・・・」「誤解するなよ? 今日はこんなふうにして全部うやむやにしようとか思って無い。ちゃんと話し合いに来た。」「それやったら・・・」「それはそれとしてやっぱり久しぶりなのは事実。前に会った時お前泣きそうだったろが。」「今は・・・泣いとるで・・・マーくんに泣かされとる・・・」「あんときゴメンな、姉ちゃんの言う事に咄嗟に従っちまった。かなりきついこと言われたんじゃないか?」「でも、それは当然やから。」「いやそれでも俺は後悔した。優先順位を間違えたんだ。」「どういうこと?」「今回は、姉ちゃんと喧嘩してでもって決意で来た。お前を優先順位、一番にする、腹が据わった。」「そんなん・・・」 八神は俺の胸にギュッとしがみつき・・・しばらく震えていた。 俺はそんな八神の背中を撫でて・・・ しかしいつしか八神は泣きやみ・・・ 今度は俺が不意を突かれた。 捕まえる力が緩んだ一瞬、するっと八神は俺の腕から逃げ出して、身を離す。「八神。」 言いながら肩に手をかけようとするのだが。「お化粧、思い切り崩れた。」「ん?」 意外な反論に咄嗟に言葉が出ない。「久しぶりやし気合入れてたのに・・・もう、どうしてくれるねん。」「あー・・・すまん。」 化粧とかそういう女性特有の話を障壁にされると正直戸惑う、分からんからな・・・「化粧直してくる。リビングで待ってて。」「いや、別に俺は構わないんだが。」「私が構うんや! ほんまマーくんは女心分かっとらんなあ。」「そうですか・・・分かったよ待ってる。」「ん、そんなに長くは待たせへんから。」 なんか力無いさっきまでの口調じゃなくて、前の通りのちょっと強気な俺の聞き慣れたいつもの口調に戻ってたし。 これなら大丈夫かなと、俺は言われた通りリビングに。 そこには守護騎士たちとリインが揃っていた。全員難しい顔してる。 俺がリビングに入ると全員一斉に立ち上がる。 皆を代表してか、シグナムが一歩前に出て俺の方に。「マシュー。」「おう、久しぶり。」「・・・すまなかった。」「なに気にするな。事情あったんだろ。」「まず、主が事情説明なさった後に、我々からも正式に謝罪させてもらう、が、その前に言っておきたい。本当に済まなかった。」 シグナムの言葉にあわせ、皆も口々に謝罪しながら頭を下げる。「はいはい分かったから。気にするなって。」「そういうわけにはいかん。主はともかく我々は・・・」「シグナム。」 意外と早く戻って来た八神がシグナムを止める。「事情を説明するのは私やから。」「はっ! 申し訳ありません。」 そして全員が卓に就く。 いつもの俺の席は八神と並んでキッチン側なんだが・・・ 今日は八神はそのいつもの席をあえて外して、俺と向かい合う位置に座った。 まあ仕方ないか、今のところは。 まずは話をしないといけないからな。 さて、では、話し合いますか。 長い一日になりそうだ。☆ ☆ ☆ いつものように玄関を自分の鍵で開けて入って来たマーくんは、顔色もいいし普通に元気そう。 表情も真剣やけど・・・そんなに緊張もしてないみたいな、自然体やな・・・ ほんまいざとなるとずぶとい言うか根性すわっとる言うか・・・私なんて無茶苦茶緊張しとるのに。 そんでマーくんをリビングに案内しようとした。 まず私が説明して、皆と一緒にちゃんと謝って、その後は二人で話さんとあかんやろけど、とか考えてると。 いきなりマーくんが、怒ったみたいな堅い・・・冷たい口調で私を呼びとめた。 一瞬私は体が固まる。 ああ・・・やっぱり私、甘え過ぎてたんや。 やっぱりマーくんも私に怒ってたんや。そう思った。 まず謝れ、か。当然やな、マーくん。 必死に体が震えるのを抑えながら謝ろうとして振り返ると。 なんか何が起こったんかよくわからんうちに・・・ 抱き締められてキスされてた。 マーくんにぎゅっとされてキスされてると。 一瞬、なにもかもどうでもよくなって。 もうこのまま誤魔化されてしまおうかなって気になって。 今ではこういう体勢なら・・・私くらいなら抑え込んでしまえるくらいに成長したマーくんの腕に抱き締められてると・・・ ああ、あかん。 やっぱり離したくない!って気持ちが・・・ なにが「謝罪を現物支給で」やねん。 「謝る気持ちがあるならキスされてろ」って・・・ずるいやんマーくん。 それやったら私は黙ってされてる以外の選択肢が・・・ やっぱりな。 なんややっぱりマーくんは私の事・・・許してるな、最初から。 騙されたわ・・・わざと冷たい声出して驚かせて・・・ ほんまマーくんはアホや・・・アホみたいに私に甘い、優しい・・・ でも今日はそんなマーくんと、お別れせんとあかん日なんや。 こうしてぎゅってしてくれる腕も、これからは無くなるんや。 そう思ったら涙が止まらへんようになって。 さすがに不審に思ったらしいマーくんがキスやめるんやけど。 そんで、力が入らへん腕になんとか力を込めて突き離そうとしたら・・・「お前を、優先順位で一番にする、姉ちゃんよりも。」って・・・ ちょっと待って、このタイミングで言われたら、そんなんまたせっかくの決心がぐらつくやん。 その言葉があんまり嬉しくてしばらくマーくんにしがみついてもうた。 いつもみたいに私の背中を優しく撫でてくれるマーくん。 あああ・・・なんで私は・・・この暖かい場所を・・・捨てようとか思えたんやろ? もうマーくんがこういうふうにぎゅっとしてくれへんとか・・・ありえへんやん・・・ ほんまにマーくんは私に優しい・・・甘い・・・やっぱり好きや・・・ そうや好きやから。 せやから・・・あかんねん。 どうせな、多分一回くらいはこういう状態になって・・・決意が揺らぐやろうとか・・・想定内や。 今度は間違えたらあかんねん。 私も優先順位を、間違えたらあかん。 前と同じ失敗を・・・したらあかん。 凄い精神力が要ったけど・・・ 私は一瞬マーくんの腕が緩んだすきにさっと逃げ出す。 そのまま化粧を口実に一回、マーくんから距離を置く。 部屋に一時退避。 思ってたより・・・きっついなあ・・・ 鏡の中の泣き笑いな私。 これからマーくんと、お別れせんとあかんのやって決意を思い出したら。 泣き笑いどころかなんというか・・・すんごい・・・絶望的な顔になっとるな私。 具体的に思い出したんが痛かったな。 ああやってぎゅってされる感触とか、体温とか、匂いとかな・・・ 思い出さへんかったらなんとかなったかもしれんのに。 一回、思い出してしまうとな・・・「それやったら仕事辞める?・・・・・・無理や。」 再び自問自答、決意を呼び起こす。そうなんや、無理やから、せやから諦めんとあかんねん。 あの感触を、諦めんとあかんねん。 手早く化粧を直す。 リビングに戻るとシグナムがちょっと喋りかけてたんで、取りあえずとめて・・・ さあ、話そか。 長い一日になりそうやな。☆ ☆ ☆<蛇足・・・・・・本編の真剣な雰囲気を壊したくない人は読まないでね>「第一ラウンド終了。このラウンドは「関係維持派」のマシューの奇襲が見事に決まり「お別れ派」のはやてはガードで手一杯でしたね。」「しかしはやてのディフェンスも堅い、決まるかと思ったが耐えて逃げ切るとは。だがこのラウンドはマシューがポイント取ったな。」「まあまだ序盤、これからです。解説は私ユーノ・スクライアと、クロノ・ハラオウン、暇人二人でお送りいたします。」「僕としてはフェイトxマシューを推薦したいんで、はやてを応援したいところなんだがな・・・」「冗談じゃない、なのはxマシューが万一にも実現しないようにマシューに勝って貰わなきゃ。頑張れマシュー! 押し倒せ!」「負けるなよはやて・・・うまく逃げ切れ・・・フェイトは尽くすタイプだからきっと上手くいく、後の事は心配するな・・・」「クロノは自分の都合しか考えてないね!」「お前が言うな。」(あとがき) なにがあったのかという「事情」、なぜ仕事に専念するのかという「理由」。 ここが大きな問題点になるわけですな、そこを話し合ってるラウンドは軽く5回以上は書きなおしてまだ不満だぜ!w とりあえずマシューは八神第一にすると心の中の優先順位書き換えました。しかし八神がそれを素直に受け取るかが・・・