マシュー・バニングスの日常 第二十三話△□年▽月×□日 二週間ほど過ぎて・・・「そういうわけで、主治医の先生と、ご両親の面談は出来たんだけど、どーにも実際に本人に会わせるかどうかは難航してんだよ。」「むつかしいとこやな・・・士郎さんと桃子さんも居ても立ってもいられへんやろし。でも先生の考えもわかるしな。」 八神と話している場所は、高町の入院してる病棟から少し離れた位置にある喫茶店である。 俺の職場の病院との中間地点にあり、近頃はよくここで八神と色々と相談している。 頭を切り替えて話を続ける。「そろそろ最低限の体力も戻ってきたんで、脊髄再生術を施そうかって話になってんだわ。神経系は難しいからな。後で自力で感覚を取り戻すリハビリは長くかかるから、なるべく早めにつなげておいたほうがいいってことなんだ。」「難しい手術なん?」「大丈夫。主治医の先生の専門は神経外科で、この方面ではトップクラスの人だから。ていうか、そういう人だから高町の主治医に選ばれたんだろな。どう見ても一番の重傷は脊髄だったから。ちゃんと上の人も考えてここに送ったみたいだ。」「そっか。それなら安心かな。でもマーくんは何するん?」「俺はリンカーコア障害治療部だからな。魔力リハビリ担当だな。」「外科手術にはタッチせえへんの?」「戦場負傷とかなら経験あるけど、こういう本格的な神経再生術なんてなあ・・・無理だ無理。一応手術室には入るけど、主に魔力センサーでのバイタルチェックとか担当かな~」「マーくんて内科やったっけ。」「そだよ。分類すれば内科。」 一応、一通り勉強はさせられたから簡単な外科手術とかはできる。しかし俺の目的は元々自分自身の魔力異常の治療で、それは外科的手法でどうにかなるようなもんではない。本質的には怪我の治療であるのが外科、病気の治療が内科だ(思いっきり大雑把な分類だが) で、俺の目的は俺の病気の治療だから内科に偏る。一応、魔力中枢障害への治療という俺の専門分野以外でも、循環器系内科学も十分、一般病院に勤務できるレベルになっている。 まあそれはともかく。「たださ、問題は、そんな大手術をしようってのに、事前にご両親に話を通さないのはどうなんだって話でさあ。言葉の飾り用が無いんだよな。定期的に、ご両親に治療経過の説明してるけど、脊髄再生手術を行いました、って事後的に報告するわけにもいかんだろ。いくらなんでも激怒するぞ士郎さん・・・事前に伝えるにしてもそういう大手術をとにかくやりますからって言うだけって無理あるだろ・・・説明するにしてもやっぱ医者とご両親だけってわけにも・・・ああ~どうしよ・・・」「そうやなぁ・・・」 八神も良い知恵が浮かばないようだ。「結局・・・高町がご両親に会う気になってくれさえすれば、全て解決するわけなんですが・・・そのへんどうでしょう八神さん。」「なんでいきなり敬語やねん・・・でも、それもまだ難しいな。なのはちゃんて頑固で一直線やろ? それがこれまではええ方に向かってたから出来たことも多かったんやろて思うんやけど、今は悪いほうに頑固になってもうてる。」「そっか・・・あああ~マジでどうしよ~・・・」「でも近頃は結構、笑顔を見ることも多くなったし・・・手術が終わったタイミングでフェイトちゃんにも来てもらおうと思っとんねん。多分、ていうか間違いなくフェイトちゃんは泣くやろけど・・・そろそろ大丈夫やろ。」「一歩前進・・・か。でもやっぱ最大の問題はご両親との関係なんだよな・・・」 精神科の先生とか心理カウンセラーの人とか、もちろんいないわけでは無いのだが、今回の高町のケースでは、彼女はあくまで、ある程度治るまでは家族と連絡を取りたくない、としか言っていないわけだ。そして既に管理局武装隊に入ってる高町は11歳だろうが保護が必要な子供とは見なされないのがミッドの文化で・・・つまり一人前の大人が、怪我が治るまで余り知られたくないと言ってるだけで、治療費なども高町個人のミッドでの貯蓄が手付かずであるし、そもそも任務中の事故だから局から治療費も出るため問題なく、つまりどこにも問題が無い・・・ 地球の常識ではどうこうと考えて悩んでいるのは俺たちだけなのであり、そこまではミッドの人たちは共感してくれない。身内にも別に連絡しないわけでなく、ある程度、治ったらすると本人が言ってるし問題無いと言われてしまえばどうにもこうにも・・・ 医者は治せる人しか治せない、助けられる人しか助けられない。 同様に、やはり、できる範囲とできない範囲ってもんがあるってことか。 俺は高町のリンカーコアについては最高度の治療を施す自信はある。 しかし高町の心の問題については・・・どうしたらよいのか全く出口が見えなかった。「あ、そうや、ユーノ君もお見舞いに来たいって言ってたんやけど。」「ユーノ? 誰だそれ。」「ほらフェレットの。」「ああオコジョか。えっと・・・結構マジメっぽい、理性的な性格のやつだったっけ。」「うん、どやろ。」「んー任せる。まあフェイトさんよりはマシだろう。」「オコジョじゃない!」「ひどいよ!」△□年▽月××日 さらに数日後・・・ もうすぐ高町の脊髄再生術が行われるってのに事態に進展が見られず、俺は悩み続けていた。 オフにしている金曜日、バニングスの家の私室で、うんうんとうなっていると・・・ 姉ちゃんが部屋に入ってきた。 あれ? 午前中なのに学校は? と聞くと、サボったとのお返事。 なんでだよ、と聞くと・・・「あんたが悩んでるから、でしょうが!」 軽くキレられた。「ま、確かに悩んでるけどさあ・・・」 姉ちゃんは俺の目をじっと見て・・・「なのはのことでしょ。」 ズバリ正解。 まあ姉ちゃんに隠し事なんて出来るわけもなし。「確かにね、どうしたもんかと・・・」 俺はつい深くため息をついてしまった。「・・・ねえマシュー、話せる範囲でいいから、話してみてくれない?」 姉ちゃんは心底心配そうである。 ん~・・・ 確かに泥沼というか土ツボというか、にっちもさっちも行かない状況なんだよね・・・「高町がさ~・・・親御さんに会いたくないって言ってんのは話したよね。」「ええ、私もお見舞いに行けないのは納得いかなかったしね。本当に何考えてんだが・・・」 詳細な負傷の情報などは当然伝えていないが、大雑把なことは知り合い全体に伝わっている。士郎さんと桃子さんにしても娘の友人たちにはある程度は話さないわけには行かなかったし、そもそも高町の傍で看護している八神とは、姉ちゃんも月村さんも友達でありクラスメート。八神も心得てるから余り詳しく話さないにしても、高町が重傷、でもちゃんと治る怪我だから大丈夫、ただし今は入院中、多分半年ほどしたら全快するって程度のことはみんなが知っている。 お見舞いに行くと当然言い出す姉ちゃんと月村さんに、今は無理だと納得してもらうのも苦労した・・・ とりあえず、今は高町がなるべく誰にも会いたくないと言ってるんだ、ご両親にさえ会いたくないと言っているので、落ち着いたら見舞いの手配もするから今は待ってくれ、高町もそのうち自分から連絡するって言ってるし、と言うしかなかったのだが、姉ちゃんたちは当然納得していない。「会いたくない会いたくないって言ってても、いつまでも会わないわけにはいかないのは当然だし・・・それにさ・・・」「なに?」「まあ詳しいことは言えないけど、出来れば一週間以内とか・・・なるべく早くに会わせたいんだよね・・・」「・・・なにかあるの?」「いや、詳しいことは言えないんだけどさ・・・」「ふーん・・・」 少し沈黙。姉ちゃんは考えながら言葉を続けた。「なのはの説得は・・・出来そうもないの?」「・・・俺は無理だな・・・八神も無理でさ・・・二人で頭を抱えてる・・・」「・・・どうしてそんなに、なのはは頑なになっちゃってるのかしらね?」「ん~・・・多分だけど、なんつーか、トラウマみたいなもんに状況が直撃してるみたいというか・・・」「トラウマ? ああ、もしかして・・・」 俺がこの前、士郎さんから聞いた話。 士郎さんが入院したことで高町が孤独になり、周囲に異様に気を使う子供になってしまったという話は、姉ちゃんは既に知っていた、さすがは親友である。普段から高町は自分のことは後回しにして周りに気を使ってばかりいるので、それにムカついた姉ちゃんが怒ってケンカになったことがあるそうで、大喧嘩の末に結局、姉ちゃんの方が高町の家に言い過ぎたと謝りに行ったとき、士郎さんからこの話を聞かされたそうだ。まあそんなに詳しく聞いたわけではないようだが、高町に孤独だった時代があったこと、それで余りにも、いい子であろうとする傾向があることは姉ちゃんも良く知っている、と。その余りのいい子ちゃんぶりが腹立ったそうだが・・・「・・・でもそれだったら、一人になるのは嫌がるはずじゃ無いの? 今は無理に一人になりたがってるみたいにしか見えないけど?」「あー・・・あんまりはっきりしたことは分からないけどさ・・・」「なによ。」「いや、あやふやな推測しか出来ないし、あんま不確かなことも言えないし・・・」 そう、あくまで推測だ。 つまり幼少期に家族に放置されたトラウマから、家族を愛しているのに近付けないという葛藤があること、そしてその心の隙間を埋めるために魔法に過度に依存してること・・・恐らく高町は魔法が原因で大怪我をしたことで、家族に会えば家族は自分から魔法を取り上げてしまうと恐れているのでは無いか、トラウマを埋めるための魔法への過度の執着は恐らく病的なレベルに達していて、それを失いたくないということだけに心が歪んでしまっているのではないか・・・ 元々、高町は、魔法に係わり合いになるべき必然性が、俺たちの中では最も薄い。俺は死ぬか生きるかってところで魔法医療の勉強をせざるを得ないという境遇だし、八神だって守護騎士たちが独断とは言え大騒ぎを巻きおこしてしまったために魔法世界に関わらざるを得ない立場なのだ。フェイトさんは元々、ミッド世界の住人だし。 高町の魔法世界への参加は、あくまで自発的なもので、どうしてもそうしなくてはならないという必然性が薄い。そのことは高町自身が常々感じてることなのだろう。だが置いていかれること、孤独になることを過度に恐れてしまうのが高町なので、本人が本当に魔法に興味があるというのとは別に、とにかく「置いていかれたくない」という心理が自らを束縛してしまっていると思われる。だから過剰なほどに魔法世界に関わろうとして無茶な出撃とかもしてしまった。 それで地球の親友たちや家族たちを高町自身が「置いていって」しまってるわけでそこには矛盾があるのだが、高町は思い込んだら一直線な性格であって、はっきり言えば視野が狭い、見えなくなってしまってるんだろう・・・ 考えても考えても、答えの出る問題では無いが・・・ またひたすら俺は考え込んでしまった。 考え込む俺に再び話しかけてくる姉ちゃん。「ねえマシュー、はやてはなのはの看護をしてるのよね。」「ん? そうだけど。」「どうしてはやては良いわけ?」「それも前に言ったろ、ミッドの放送局でニュース流れて・・・」「だから既に知っていた、だからお見舞いを受け入れるしかないって説得したんだっけ。」「そうだよ。」「はやてが会った時はどんな感じだったの?」「んー、高町は最初はやっぱりビクビクしてたんだけどさ、八神は病人の扱い慣れてるし、高町がナーバスになってるのをちゃんと理解した上で、すごく平静に振舞って、何も言わずに笑いかけてやってさ。ごく自然に高町の懐に入り込んで、なにげなく身の回りの整理とか身だしなみを整えてやったりとかしてるうちに、高町も緊張を解いたみたいでさ。あれはさすが八神としか言えない。」「そうなんだ。」「だから、八神なら良いとしても・・・他の人を会わせるのはやっぱり怖いんだよなあ・・・」「そう・・・」 姉ちゃんはしばらく考え込んで・・・「ねえ、ちょっとはやてと話せないかしら?」「ん? いつも話してるんでないの?」「学校で少し話すくらいだし。あんまりまとまった時間話せないのよね、はやても忙しそうで。」「そだな・・・今の時間だと高町の看護してるかな・・・」 デバイス通信で病院にかけて、と・・・「もしもし。あ~どうもバニングスです。すいませんが館内放送で八神はやて、呼び出してもらえませんか。ええ305号室の高町さんの看護をしてる、はいいつもすいませんお願いします。」 ディスプレイが切り替わり、八神が姿を見せる。この調子で連絡取ることは多いので、高町も不審には思っていないだろう。「なに? どーしたんマーくん。」「今時間大丈夫か?」「なのはちゃんは昼寝しとるわ。ちょっと前までちゃんと眠れてへんかったからな。近頃は良う寝とる。熟睡できるようになったんはええことやで~。」「そか、それでだな、なんか姉ちゃんが話ししたいって。」「ん? なんやろな。」「悪いんだけどさ、マシュー。ちょっとだけ二人だけで話させてくれない?」「ん? いーけど。」 姉ちゃんは俺のデバイスごと持って部屋から出て行き・・・自分の部屋に閉じこもってしまったようだ。 俺はなんだろな~とか思いつつも、今は悩みのタネが他にある。 5分もすれば俺は再び、高町の治療計画を確認したり、高町の心の問題について考え込んだりし始めて、姉ちゃんと八神の会話については意識から消えてしまった・・・ アリサの私室で。「はやて。単刀直入に言うわ。会わせるべきよ、士郎さんと桃子さんと、なのはを。」「う~ん、それは私らも分かっとんねんけど、なかなかなあ・・・」「何が問題なの?」「色々あるけど・・・やっぱ、なのはちゃんが会うのは嫌やってしか言わへんし・・・」「なのはは11歳よ? 本人がなんと言おうと保護者の意見が優先されるべきじゃない?」「日本やったらそうなるわな・・・でもミッドでは違うてな、仕事もしてるなのはちゃんは一人前扱いされるんや・・・この辺は文化の違いとしか言えへんわなあ・・・」「ミッドの文化がどうだろうと、なのはは地球の日本人なんだから、こっちの考え方が優先されるべきじゃないの?」「その辺りはな・・・別に悪意を持ってミッドの文化を押し付けてるわけやなくて・・・こっちではそれが当たり前ってことで、ほとんど気にしてないっていうか、無頓着言う感じかな・・・マーくんがご両親に説明しに行ったんも、地球ではそれが当たり前というか絶対にせんとあかんことなんやって強く主張して、それで何とかなったみたいやし・・・」「理解はあるってこと?」「せやから、気にしてへんねん。管理世界、管理外世界、ミッドを中心とする世界は無茶苦茶広いから、色んな習慣とか考え方の違いがあるゆうことは当然分かってて、せやから大らかっちゅうか、無頓着ゆうか、あんまり気にしてへんって感じで・・・ただ本人が何も言わんかったら、当然のようにミッドの価値観で対応するわけでな・・・」「なのはの場合は、ミッドの価値観としては別に問題ある主張をしてるわけでも無いってことになるのね。」「せやな・・・11歳の子供のいうことなんやから、本人が何を言おうと保護者の意見優先言うんは地球の価値観で・・・」「でも地球の価値観としては絶対なんだ!って主張すれば、受け入れてくれる余地はあるわけね。」「う~ん。まああんまり対立するようなことやったら無理やろうけど、文化風習の違いなんだって強く言われると、大体、ミッドの人らはああそういう世界もあるのかって軽く流すことが多いかな・・・何せ次元世界は広いからな・・・」 アリサは少し考えて・・・改めて質問した。「なのはの主治医の先生の意見ってどんなもんなの?」「本人の意思を尊重するってくらいやなあ。別になのはちゃんが無理なこと言ってるわけでも無いし問題ないって思っとる感じ?」「ご両親とその先生は既に会ってるのよね?」「そうみたいやな。通信で何回か、一回は実際に会いに来たみたいやな。マーくんが案内したって・・・」「当然、ご両親は、なのはに会いたいって主張したと思うんだけど・・・」「先生としては、患者は心身ともに不安定だから今は不確定要素は排除したい、悪いがそれしか言えないって・・・」「あ~・・・言ってることは正しいかも知れないけどさあ・・・」「そうやねんなあ・・・」 アリサは考え込んだ・・・考え込んで・・・考え込んで・・・「馬鹿馬鹿しい!」 いきなり切れた。もともと短気なのだ。 ただでもなのはは入院してるのに連絡も取れないしマシューは悩みまくってるしで、実は相当にイラついていた。「そういうふうに考えちゃうから煮詰まって、それで何も出来ずに何週間も経っちゃったんでしょうが! このままだと間違いなくズルズルと時間が経っちゃって、気付いたら退院の日が来てるわ! なのは主観では、大怪我したくせに親に連絡もせず半年も勝手に親元から離れた上に後から事情を説明するってことになっちゃうじゃないの! そんなことが許されると思う子じゃないわ! それでまた自分の殻に閉じこもって、これまで以上に家族との間に隙間が出来ちゃうに決まってるわ! そんなことになったら士郎さんも桃子さんも恭也さんも美由希さんも、そしてなのは自身も! みんなが不幸になる、いいことなんて一つもない! そのうち連絡する、そのうち話もする、そのうちっていつよ! そのうちにできるならとっくにできてるわ、要はできないのよ! なんで出来ないのかも話は簡単でしょうが! 単になのはは子供だってこと! なのはは地球の日本人の普通の子供で! だから自分ではきちんと決められない、それが悪いの!? 地球では当然でしょうが! だから保護者の意見が優先されるべき! 当たり前でしょうが! ミッドの価値観なんて知ったこっちゃないわ! 場合によるのよ、今は明らかに地球の価値観を押し通すべき時よ! 不確定要素だから排除するだ? ふざけたことを言ってんじゃ無いわよ! 桃子さんたちにちゃんと会える以上の薬なんて、なのはにあるわけがないでしょうが! 両親と会うことが悪い影響を与える可能性もある? あるわけないでしょうがふざけんな! なのはのことも桃子さんたちのことも良く知らないくせにただ安全策だからってのを言い訳にして! あああああ腹立つわ! 絶対に会わせるべきよ今すぐ!!! 時間が経てば経つほどに、状況は絶対に悪くなる!!! 違うかしら?! はやて!」 勢いに流されたことは否定しない・・・と後日、八神はやてさん(11)は証言した。 実際アリサの言ったことは常々思っていたことでもあるし・・・ズルズル時間が過ぎるのを待つわけにも行かないのは確かで・・・ 二人はマシューは抜きで、プランを練り始めた・・・(あとがき)これはつなぎ的な話になりますね~問題解決編は次です。どういうふうに誰が解決するかは丸分かりな気がしますが・・・無事顔合わせが済めばリハビリ編へと移行できる・・・と思います。