呉の孫策、この名前は歴史置いて有名だがこの世界に置いて今現在はあまり名が知られていない。
それもそのはず呉という国はなく、孫策は袁術の客将に成り下がっている。
そんなおり、魏と袁術の領地の境で山賊の本拠地があるということで、共同作戦をとることになりました。
孫策さんと黄蓋さんが袁術軍の代表として、俺と嬢ちゃんとが曹操軍として集まってきています。
山賊の砦の前に陣を構えます。
テントを貼ると孫策さんが尋ねてきました。
俺は一目見て分かった。
呉の服はエロいです。
ガス!!
い、痛っ!!嬢ちゃんが睨んできてます。
そんな目で見るなよ、男は少なからず狼ですよ?
とりあえず、孫策さん達と仲良くなっておく必要があるので、弾はたくさん用意しています。
そもそも、あまり仲がよくない二勢力がうまく運営するには、変な話しだがこのような事はしておいて損はないのだ。もちろんこれは俺の自腹になってはいるが。
「このお酒美味しいわねぇ~」
「ありがとうございます。この酒は北方より取り寄せた酒なんですよ?」
指揮官同士が仲良くしておいて損はないのだ。
いやだからね、嬢ちゃんもそう事前に説明したよね。
「・・少し胸が大きいからって、そんなに大きくても邪魔になるだけじゃない!」
まぁ嬢ちゃんはこれからが成長期じゃないか。
ついでに嬢ちゃんは孫策さん達が来てから俺の膝の上に座る。
最近ストレスが貯まると嬢ちゃんはよくこうする。移動なども馬に一緒に乗せるように行ってくる。
まぁ嬢ちゃんは文官だから馬での行軍はそれなりにつらいだろう。
孫策さんがそんな嬢ちゃんをみてからかっている。
敵の前面に陣を配置してその出方を待つ。
敵が砦の上に立ちなにやら孫策さんを侮辱する発言をしたらしい。
孫策さんの兵は怒り、今にも暴走しそうです。
ここで暴走されても迷惑なため、嬢ちゃんが策を一つくれました。
【桂花サイド】
あいつに言い渡したのは、至極簡単な策だった。
乳女の軍の暴走も食い止め、なおかつ魏の名を知らしめる事。
普通の将なら出来ないだろう。だが、私は知っているこいつは弓に掛けては天才を上回る鬼才に近いのだと。
あいつはいつものように弓を構え、一拍おいて放つ。
その矢は、孫策に侮辱を言い放っていた男の手を砦の梁ごと射抜いた。
これをやってのける者が一体この大陸に何人いるだろう。
そういえば、弓をいるときなんで『とれーすおん』って言ってるんだろう?
【太史慈】
よかった~。
これでもし外したら絶対笑い者だよ!!
曹操さんに魏の顔に泥を塗ったとか言って首を刎ねられる可能性もなきにしもあらずだった。
どうやら孫策さん所の兵隊達も落ちつてくれたようです。
黄蓋さんに「化け物か!」って感じのこと言われました。
いやいや、黄蓋さんこの世界は惇さんを初めにチートキャラがたくさんいるんだから。そんなことで驚かれても。ついでに惇さんは飛んで来る弓矢を素手で取ることが出来る人です。あれにはビックリしました。
山賊たちは火矢によるあぶり出しで殲滅しました。
孫策さんも惇さんまで行かなくてもかなりチートっぽい人です。一騎打ちしても負けないかもしれないけど勝つのは難しいといった感じです。だってあの人敵を斬り殺せば殺すほど、剣が鋭くなってます。なにそれ、この世界って経験値とかあるの?ってつっこみたいです。闘うほど強くなるとかどこのサイヤ人ですか、あなた。
ついでに目が血走って怖いです。しかも辺り構わず殺気振り向いてます。
殺気に当てられたのか。嬢ちゃんは青い顔をしています。
孫策さんはバーサーカーと名付けよう。
あとがき
太史慈を調べてみると、演義ではない方の三国志によると黄忠をおさえて弓の名手として出てくるらしいです。彼の有名な黄忠は演義のみ弓の名手らしいです。とりあえず上げてみました。