~乙女大乱~第十二席より
正しく『恋姫総進撃』状態で、南蛮大王に声が掛からなかったのは、
「中原の事は、中原で片を付ける」と言う事?
「どうして、美以たちは戦わないのにゃ?」
実戦の指揮経験が無い、名目だけの大将軍なら兎も角(ともかく)それ位は、美以の頭脳でも疑問だろう。
対して、軍師孔明の説明はこうである。
「貴女たち1行は、4人だけしか御いでで無いでしょう。戦い方のまるで異なる中原の兵士を、行き成り指揮して頂くのも問題ですし」
この事を、繰り返し易しく説明して理解させようとしたが、
「たくしゃんにゃなら、よいにゃ?…しょれなら、こうしゅるにゃ!」
何をする?
「うにゃうにゃうにゃにゃ~~ベッカンコー!」
わらわら、わらわら量産される南蛮兵。
「これで、たくしゃんに、にゃったにゃ」
1瞬だけ唖然。しかし、見た目は「はわわ」中身は孔明である。
「それでは、作戦を修正します」
すなわち、劉備軍の突入と同時に、反対側から南蛮軍が突入して援護する事に成った。
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~乙女大乱~第十一席より
「まだ全ては片付いた訳じゃ無いわ。ゆがんだ政治(まつりごと)の見直しを始め、やる事は山積みよ」
「そうした後始末は、名門の私には相応しくありませんわね…貴女にお任せしますわ」
「好いわ。貴女が、そう言うなら、私が引き受けるわ」
最初から「これ」が目的だったのでは?
少なくとも、後ろで微笑んで居る軍師は、自分の主君の意志を承知していそうだった。
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~乙女大乱~第十二席より
ED後
宴も果てて………。
……。
…桃香は荒野に立っていた。
そう、荒野。帝都洛陽の郊外でありながら、荒れ果てた平野。
「世の中こんなに荒れちゃって…曹操さんじゃ無いけれど、やる事は山積みね」
左右に立つ妹たちに、そして自分自身に問い掛ける様に言う。
「あのウワサ、もしも本当だったらなあ…」
昨日の祝勝会。
何時の間にか、出席者の間に、不思議なウワサが広まっていた。
誰が最初に言い振らしたのか、そんな事すら不明な。
普通なら“流言飛語”の類として切り捨てられるだろう、
まして、内容が内容だった。
「貴女は信じているの?あんな与太話」華琳ならば言いそうだ。
「信じたい。でしょうか」そう答える顔は、日頃の「天然」ぶりよりも「純粋」と表現したかった。
「こんな世の中は、誰かが変え無くっちゃいけないんです。力の無い人たちがいじめられる事の無い、みんなが笑って暮らせる世の中に」
「その「誰か」に自分が成ろう、とは貴女は思わないの?」挑発すらしそうな問い方。
「分りません。でも「誰か」が「それ」をしなければいけないんです。そして、多分、私も何かをしなければ」
「それで」
「だから、信じたいのかも知れません。「天の御遣い」のウワサを」
「厄介ね」華琳は、心底、厄介そうだ。
「貴女みたいな人が、そう言うくらいだもの。民衆の間に「天の御遣い」を求める声は大きく広まっているでしょうね」
「だったら、大いに利用できそうね」何時の間にか雪連が来ていた。
「それが厄介なのよ。仮に「天の御遣い」と民衆に信じられそうな「誰か」が出現したら、少なくとも貴女には渡したくないわね」
「同感だわ」無論、雪蓮としては、完全に華琳とは逆の意味で、だろう。
「でも、私は来て欲しい。この世の中を変えられる人に。その人と1緒に私は、苦しんでいる人たちを助けたい」
「だったら…私の邪魔をしないで」華琳もまた、何時も桃香をからかう様子よりは真剣だ。
「あら、私たちのところに「天」が来るかもしれないのに」茶々を入れる雪蓮。
「貴女も言うわね…あれは?」
桃香、華琳、雪蓮は同時に見た。
「青天白日」の明るい空なのに、明らかに光り輝く流星。しかも、
「近付いて来る?そんな」困惑の上から取って代って、得物を見付けた顔に成って行く華琳。
「これは面白く成りそうね」本当に楽しそうな雪蓮。
「本当に、本当に来てくれるのですか?この世の中を…変える事が出来るんですか?」純粋きわまる感動の桃香。
そして、光り輝く流星は、乙女たちの目前に落下して………。
……。
…純白の(この「時代」では)見慣れない服装の少年が、ヒックリ返っていた。
「ここは何処?私は誰?いや、俺は北郷一刀だ。しかし、ここは『聖フランチェスカ学園』なのか?」
※ あらためまして、『真・恋姫†無双』~乙女大乱~全十二席の「終劇」おめでとう御座います。