<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

SS投稿掲示板


[広告]


No.6658の一覧
[0] 流されたゆたうワカメのごとく(Fate・憑依・壊れ・ギャグ・R-15?)[犯人](2009/02/19 00:14)
[1] 流されたゆたうワカメのごとく(Fate・憑依)[犯人](2009/02/16 03:51)
[2] 平田くんのように自分がギャグ作品の主人公だと気づいたときには遅かった訳で[犯人](2009/02/16 04:30)
[3] 途中からグダグダになるよりはしょっぱなにグダグダさを見せ付けておきたかったわけで[犯人](2009/02/16 13:51)
[4] 話の収拾って、最後に爆発してみんながアフロになればつくんじゃないかな、とか思ってるわけで[犯人](2009/02/17 05:38)
[5] 四話 後編  創作は楽しいけど「夢オチ」という単語がふと頭をかすめることもあったりするわけで。[犯人](2009/02/17 20:31)
[6] 五話 やっぱりこういうグダグダ話が書きたくってこういうの始めたりしたわけで[犯人](2009/02/19 00:19)
[7] 六話 前編 ワケワカメというフレーズを最初に考えた人は天才だと思うわけで[犯人](2009/02/20 20:26)
[8] 六話 インターミッション  私、実は、もっとやれが怖いんです。[犯人](2009/02/21 23:05)
[9] 六話 後編 やはり魔法少女は適齢期というものがあるけれどギャップ萌えもまたあるわけで[犯人](2009/02/22 14:01)
[10] 七話 誰にでも黒歴史はあるっつか今まさにライブで作ってるわけで[犯人](2009/02/23 00:18)
[11] 八話 前編 やはりシリアスも必要じゃないかと思ってみたわけで[犯人](2009/02/23 20:55)
[12] 八話 後編 これが私なりのシリアスなわけで[犯人](2009/02/23 21:00)
[13] 九話 前編 一区切りついても書くものは変わらないわけで[犯人](2009/02/28 00:42)
[14] 九話 インターミッション[犯人](2009/03/03 22:59)
[15] 九話 後編 そろそろ伏線の回収とかに入らないとまずいわけで[犯人](2009/03/04 01:51)
[16] キャラクター紹介[犯人](2009/02/19 16:00)
[17] 番外編 その1 ライダーの幸せ[犯人](2009/02/23 20:52)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[6658] 九話 インターミッション
Name: 犯人◆d1587eef ID:e7e812b9 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/03/03 22:59



9話 インターミッション




ザクッ、メリメリ、ミチャリ。

右の肩口から背中にかけて裂けてゆく。

「ほう…」

これは、助からぬかな?慎二が言っていたのは、これか。なるべくこうならぬよう、速やかに間桐臓硯を止めると言っていたが…

ズルリ。

黒い影が降り立つ。ふむ、鍛え抜かれた体躯ではあるが、いささか均整と言うものが取れておらんな。これが暗殺に特化したと云う存在か。なるほど、佐々木小次郎が異端であろうというもの。正統なアサシンとはこういうものか。

「間に合わなんだか。」

もう、この石段で魔女を悔しがらせながら共に茶を飲むこともないか。

真なるアサシン…ハサン・サッバーハは、此方を一顧だにせず、蟲を拾って石段を降りてゆく。

「挨拶の一つもなしか。もとより、饒舌な暗殺者など聞いたこともない。」

その動きは、獣じみた、というよりいっそ昆虫のようでもある。脚を素早く交差させつつ進み、それに乗っかる上半身を微動だにさせない。そして音を立てない。くっくっ、まるで油虫よ、と思ったところで、そろそろ限界が訪れる。

「あっけないものだな。本当にランサーとの手合わせ以外にすることもなかったか。」


がさり。草が揺れ、音を立てる。

……?何者かが傍に寄ってくる。ほう。今わの際を看取ってくれる者がいる、か。
見ればそこそこに整った容貌。なにやら面妖な裾や袖の飾りはいただけないが、まあ、贅沢は言えん。最期に見た人の形をしたものが、あのアサシンでは無粋が過ぎると言うもの。

「ちょ、早くしなきゃ。」

何をしてくれると言うのか。もとよりサーヴァントのこの身に葬式の準備など無駄。

などと埒外なことを考えているうちに―――

傷は塞がり、欠けた部分を構成するエーテルは補われていた。いや、むしろいまのこの身はマテリアルにすら近い。

「なんと。」

「あはは。こんばんは、佐々木小次郎さん?ちょっとお話があるんですよ。ええ、少し時間もかかるので、歩きながら。」

先程とは違う声。見れば目の前の娘ではなく、杖?から聞こえてくる。

といっても、山門に括られている身では、そうも…何?

「ええ、もう束縛されてはいませんよ。」

面白い。一体何が起こったのか、何をするつもりなのか、何をさせようというのか…

「ではゆっくりと歩きながら語らうとしよう。こんないい夜に娘と二人、月を眺めながら彷徨うのも風流。」

「うわ、時代がかった気障。あんましあたしの好みじゃないなあ。」

「二人きりでもないですよー。」

「はっはっ。それは残念。」




はてさて、どんな面白い話を聞かせてもらえるものか。













暗躍していた方々が、表に出てきます。


前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.025840997695923