最近、とても忙しくなってきました。
ベルカのテロリストが列車を使ってレリックを運んでいると聞けば、急行して鎮圧。
ホテルアグスタで行われるオークションに大量の危険なロストロギアが出品されると聞けば、即座に回収。
訓練をすれば、キャロが訓練の意味が無くなりかねないトンデモ巨大竜を召喚したり。
模擬戦をすれば、スバルとティアナが危険な行動を頻繁に行ったり。
休もうと思えばルーテシアに魔の手が迫っていたり。
「私…ダメかもしれない…」
「なのは…私もダメかも…」
「私もダメかもや…」
暗部武装隊の隊長はここまで忙しく無かったのに…
こんなんじゃあ、聖王教会が何か行動を起こした時に動けなくなりかねないよ…
「みんな疲れてるね」
「…大丈夫?」
「あー、ユーノ君とルーテシア」
珍しい組み合わせだね。
何かあったのかな?
「ルーテシアが六課の事務作業員にミルクを貰って飲んでたんだけど…」
「普通のミルクなん?」
「普通じゃないミルク」
「了解…後で詳しく聞かせて。解雇するから」
「…矯正しないの?」
「もう新人達だけで手一杯だよ」
エイミィさんもプレシアさんも、自分達が矯正担当になった隊員しか見る余裕が無いみたいだしね。
ユーノ君は完全にオペレーター専門だから心労は少ないみたいだけど。
「実験的な矯正部隊とはいえ、流石に多すぎやったか…」
「効果も正直微妙だしね…一応成功してる人も居るみたいだけど」
事実、六課を通して暗部武装隊に仮配属された新人が本配属されたみたい。
それとプレシアさんが教育したデバイス関連の子も1人、暗部で働いてるらしい。
「フォワード隊はキャロとエリオが良い感じかな。キャロがちょっと過剰攻撃気味だけど、周囲の安全は確認してやってるし」
「エリオはキャロに仕えてから安定したしね」
「成功例が出来たのは助かるなぁ」
ティアナの二重人格?はジェイルさんも匙を投げちゃったし、スバルは何度言っても力押しで何でも済ませようとするし…
この二人は諦めた方がいいのかなぁ?
「そや、近々スバルの姉のギンガ・ナカジマが六課に配属になるんやけど、よろしく」
え゛、また増えるの…?