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No.4017の一覧
[0] アレな使い魔(ゼロの使い魔・憑依系)[例の人](2008/09/04 19:03)
[1] プロローグ~A long time ago in a galaxy far,far away~[例の人](2008/08/30 14:39)
[2] 第1話~キスまでの距離~[例の人](2008/09/04 19:06)
[3] 第2話~An old maid, an old maid~[例の人](2008/09/04 19:15)
[4] 第3話~栄光への脱出~[例の人](2008/09/04 19:23)
[5] 第4話~EAT-MAN~[例の人](2008/09/05 18:05)
[6] 第5話~宴の支度~[例の人](2008/09/11 07:50)
[7] 第6話~Street Fighter~[例の人](2008/09/16 21:49)
[8] 第7話~宴の始末~[例の人](2008/09/21 13:29)
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[4017] 第4話~EAT-MAN~
Name: 例の人◆9059b7ef ID:6d7552d7 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/09/05 18:05
──世界は、欺瞞に満ち溢れている。
虚構で構築された現実。
人は仮面を被って己を騙し、上辺だけの笑みを浮かべて生きていく。
そこには真実など欠片も存在しない。
例え存在するとしても、大抵の者はそれを知ろうとすらしない。
流されるまま、惰性で動くだけ。
水面に浮かぶ葉は、流れに乗って揺う。
どこまでも怠惰な日々は続く。
砂で作った城は当たり前のように脆い。
弱い心は、ゆっくりと磨耗していく。
惰弱で脆弱な砂上の楼閣。
ふとすれば衝撃で全て崩れ落ちてしまうだろう。
そんな自分の心を守るため、人は嘘をつく。
嘘という名の盾で、自分自身を守る。
嘘で己を塗り固めなければ、何もできやしない。
人が生きる上で、嘘は仕方のない行為なのだ。
……仕方ないからには、別にちょっとくらい嘘ついてもいいよね?
いや、だって『優しい嘘』って言葉もあるしね。
あるからには活用しないとね。
使わないともったいないよね。
まぁ、その、あれだ。
俺の嘘は全部優しい嘘なんだよ。
普通の嘘よりもハイレベルでエクセレントな嘘なんだよ。
ブリリアントでマーベラスなんだよ。
とにかくそんな感じで納得してもらいたい。
文句や苦情は受け付けません。
七日以内でもクーリングオフは却下です。
そんなこんなで、嘘を交えてお話中。

「まぁ。それじゃ才人さんはちっとも悪くないじゃありませんか」
「そうなんですよ! 俺は全然悪くないのに、ルイズちゃんったらひどいんですよ!」
「貴族の方とはいえ、していい事と悪い事があると思いますわ」
「俺は全然悪くないのにねー。ひどいよねー。平民同士、お互い大変だけど頑張ろうね、シエスタちゃん」
「そうですね。才人さんも、何か困った事があればいつでも私に言ってくださいね」
「シエスタちゃんは優しいなぁ」
「そんな、私は別に……」
「あ、照れてる?」
「もう! からかわないでください!」

俺はシエスタちゃんと世間話に花を咲かせていた。
話題の中心はもっぱらルイズちゃんだ。

「それにしても、勝手に召還して使い魔にした上にご飯もろくに出さずに部屋に監禁するなんて……。あんまりですわ」
「ですよねー」

え?
俺別にさっきから間違った事は言ってないよ?
一部言ってない事があったりはするけど、些細な事だよ?
ちょっぴり嘘も混ざってるけど、間違った事は言ってないよ?
嘘も方便だし気にしない。
俺は悪くない。
俺は間違っていない。
間違っているのは俺ではなく、世界の方だ!
とか、どっかのアニメの主人公が言ってたくらいだから俺も悪くない。

「ま、そんなわけでどうにも食事の量が少なくて。今の俺はお腹が空いて死にそうなんです。あ、眩暈が……」

俺はそう言って、わざとらしくふらついて見せた。
イメージは酔拳のジャッキーの足取り。
ついでにゲフンゲフンと怪しげな咳もしておく。

「だ、大丈夫ですか!? 賄い食程度ならお出しできますので、よろしければ厨房までいらっしゃってください!」
「あぁ、ぼっけぇありがてぇ。あんた、神様のような人じゃ。ありがたいのぅ、ありがたいのぅ」

岡山弁で感謝しながら、シエスタちゃんを拝む仕草をしてみせる。
別に岡山弁に深い意味はない。
それはともかく、シエスタちゃんはどうやらかなり純真な心を持っているようだ。
俺の話を全て信じきっている。
そもそも空腹と咳に何か関係があるのかとか、それすら疑っていない。
今時珍しい、とってもいい子だ。
いい子すぎて、俺はもっとエスカレートしてしまいそうです。
そろそろ情熱のパトスがオーバーヒート気味ですよ。
激しく刺激されたリビドーが蠢いてきてます。
まぁ、シエスタちゃんならきっと何があっても許してくれるさ。
そうだよね?
はい、許します。
わーい、ありがとう~。
許してもらったぞ~。
俺の心の声が自作自演で勝手に許しただけなんだが、別に気にしない。
許しが出たからには、さっそく紳士的に作戦行動開始だ。

「おっと、空腹のあまり足がもつれて、その上目が霞んで手が震えて勝手に動いてしまったぞぅ!? こりゃ大変だぁ! 一大事だぁ!」
「きゃあッ!?」

俺はシエスタちゃんの方に倒れこむと、さりげなくその大きな乳を一瞬だけ揉んでから離れた。
柔らかだが、確かな弾力を感じた。
これが乳。
別名おっぱい。
女体の神秘に頭の芯が痺れる。
あぁ、素晴らしい。
生きててよかった。
おっぱい! おっぱい!
埋まった指を緩やかに押し返してくるマシュマロのようなそれは、俺の手の平に吸い付いてくるかのようだった。
まさに至福の瞬間。
時間にして一秒にも満たない間だったが、指先に全神経を集中させていたので感触をしっかりと堪能した。
これでしばらくの間は夜のオカズに困る事はない。
ありがたや、ありがたや。

「失礼。あまりの空腹で眩暈がしてしまってね」
「もう……。気をつけてくださいね」
「いやいや、失礼。はっはっは」
「才人さんったら……」

胸を両手で隠しつつ、顔を赤らめるシエスタちゃん。
こいつはかわいいぜ。
しかも、乳を揉んだというのにそこまで嫌そうには見えない。
逃げたりしなかったのがその証拠だ。
──これならきっと、いつかヤれる。
俺は小さくガッツボーズをしながらそう思った。
ちなみに、今の俺はちょっぴり内股だ。
股間の暴れん坊がおっぱいの感触に覚醒してしまったからだ。
今すぐ全裸になりたい衝動が体を支配しようとするが、何とか踏みとどまる。
耐えろ、耐えるんだ俺。
最近全裸になりすぎだ。
ここで脱いでしまったら、今後の計画に支障が出る。

「あら、才人さんどうかしたんですか?」
「いや、別に……」

内股気味の奇妙な体勢でいる俺に、シエスタちゃんが怪訝そうな目を向けている。
これは何とか誤魔化さねば。

「シエスタちゃん、シエスタちゃん」
「はい、何でしょう?」

首をかしげるシエスタちゃん。
人を疑う事を知らない純真無垢な目が俺を見つめている。
世間の汚さとは無縁の、純朴な心。
あぁ、汚してしまいたい。

「さぁ、僕の下腹部に注目」
「え? 下腹部?」

あ、しまった!?
ついいつもの調子で言ってしまった!?

「いやいや、冗談ですよ!? さぁ、厨房へ行きましょう!!」
「あ、はい。そうですね?」
「さぁ、レッツゴゥ!」
「あ、才人さん!? 待ってください~!」

俺は急いで後ろを向いてシエスタちゃんの視線が下腹部に向かうのを阻止すると、厨房の場所も知らないのに適当に歩き出した。
ふぅ、何とか誤魔化せた。
この後、シエスタちゃんに案内されて厨房で食べたシチューはとっても美味しかったです。
賄い食とは思えないくらいの味だった。
思わず「このシチューを作ったのは誰だぁッ!? お前か! お前はクビだ!」とか言ってしまったほどです。
突然俺にクビを宣告された、偶然近くにいただけのコックさんは落ち込んでいました。
ごめんね!
本当は美味しかったんだよ!
食事後、シエスタちゃんはお腹が空いたらいつでも厨房に来てくださいねと、優しい言葉をかけてくれました。
嬉しい事言ってくれるじゃないの。
たっぷりと食いまくってやるからな。
これで食料は無事確保です。
ヤッフゥー!
今後もお腹が減ったら存分に利用させていただきます。
別にお腹が減らなくても、シエスタちゃんの乳を拝みにいく所存であります。
あの乳には拝観料を払ってでも見に行く価値がある。
俺はそう思う。
いつか自由に揉みしだきたいです。
揉むだけじゃなくて、舐めたり吸ったりもしたいです。
さらに、○○○○して、○○○を、あの乳で○○で○○○だよ! 
○○○で○○に○で○○○!!
もう辛抱たまらんですたい!
ちなみに○の中身の用語は自主規制です。
皆様でご自由に想像してください。

「シエスタちゃ~ん!」
「はい、何でしょう?」
「食事のお礼に何か仕事を手伝わせておくれ。俺は何でもするよ!」
「え? そんな、悪いですよ」
「何でも遠慮せずに言っておくれ! 服を脱げと言われれば脱ぐよ。むしろ脱ぎたいから脱いでもいい? いいよね?」
「きゃッ!? さ、才人さん突然服を脱ごうとしないでください!」
「うふふふふ~」
「もう! からかわないでください! なら、デザートを運ぶのを手伝ってくださいな」

シエスタちゃんは赤い顔をしながらも、微笑んで言った。
どうやら、俺が脱ぎだした事に少し照れたようだ。
あぁ、かわいいぜ。
また下腹部に異変が起こりそうだ。

「オッケー! 喜んでデザートを運ばせてもらいます!」

俺は大きく頷いた。
デザートだろうが何だろうが、もちろん了承さぁ。
さて、これでデザート運びとくれば次はギーシュとの決闘かな?


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