午後1時15分 神奈川県 某所「それは、……さっき書いていたけれど、大事な事は直に話すのが、あなた達の流儀だから?」鎖で縛られているために起き上がれず、仮面の下の目を見上げるように訊いてくる相手は、警視庁の、本庁勤務の警部補だ。この女性がずば抜けた秀才かどうかまでは、紅子が関知するところでは無い。が、つい先ほどこちらが打ち込んだ内容を、読んだ端から忘れる馬鹿、という表現は、少なくとも違う。【そうだ】この誘拐事件を起こした理由で、言葉にしていないだけの事柄は有る。ただ、それは、これからも明かすことは無いだろう。ここで打ち明けることにしている4つの理由のうち、今から話すことは、一番に大事な情報。出来ることなら、手紙にせずに誰かに直に話したい、という点は、『あの子』と自分とで最初から一致した意見だった。【まず、ある仮定の状況を念頭に置いた質問をしよう 蘭と融合したままなのか、あるいはサキュバスの人格が分離するのか、どちらに転ぶのかは、ここでは一旦置いておく 今後のある時点で、とにかく「異性と定期的に性行為を交わさなければ生きていけない身体の、女子」が、警察に自首するとしよう そんな特異な身体の少女を、逮捕し、留置し、審判ないし裁判に掛ける。そして裁判の結果に基づいて、どこかの施設の監視下に置く そんなケースを、この国の法体系は想定しているのだろうか?】「そんな想定は、無いわね。 あなた達の言う通りなら、そういう身体の実例は、この事件が初めてになるもの」少々の安堵が隠しきれてない、迷いない答え。問い掛けを読んで、こちらが持って行きたい話題の方向性を感じ取った気になっているのだ。この警部補は。捜査本部内でシミュレーションされていた応答だから、緊張が少々緩んでいる面もあるかもしれない。……これから、爆弾のような事実が落ちてくるのも知らずに。【では、もう1つ質問 この国は、法の根拠も無しに、逮捕後の少女が、誰かと性行為を交わせるような国なのか? 救命のために交わった相手が、何か罪に問われる恐れは?】『蘭』が融合したままならまだしも、『サキュバス』が分離し単独で身体を得て、警察に捕まった場合。その身が人権を有する存在として扱われるか、実は怪しい。司法上の手続きが保証されるかは不明で、動物扱いでの“保護”や“殺処分”も検討中。……それが、現時点での警察庁・警察庁の上層部の認識だと、紅子は知っている。そして、この場で返って来るであろう言葉も、実は分かっている。極秘で検討されている内容はあくまで上層部限りで、この警部補にすら知らされていない。彼女の口から出てくるのは、『サキュバス』が通常通り、少年法に基づく手続きに掛けられる事を念頭に置いた答えだと。「確かに通常だと、捕まった女の子にそういう、……性行為をすることはいけない事よ。絶対、罪に問われる。 でもね、あなた達が言っているような身体だとしたら、『本人』も、交わった人も、罪に問われることは無いはずよ。 だって、誰ともその行為をせずに『本人』が死ぬようなことになったら、それはそれで大問題になるから。 緊急のことだから、最初は何の法律も無いかも知れない。 ただ時間差があるとしても、『本人』を念頭に置いた決まりを作ろうという話は、どこかから出ると思うわ。それが法律になるか政令になるかは分からないけれど」想像通りの模範解答。一呼吸置いて、更に想定外が何一つ無い、念押しの言葉。「もちろん、これは、ちゃんと『本人』の身体を調べるのが前提よ。 隅々まで身体を調べて、確かに性行為をしないと死んでしまう身体らしいと、分かって。……それからの話になるでしょうね」【サキュバスについての、私達の理想は知っているな? サキュバスが、生命の危機に瀕することなく、この世の中で平穏に一市民として生活できること。この理想は、今に至るまで少しも揺らいでいない また、この理想が叶わないとしても、最低限目指したい状況というのも、あるにはある。それは、生命の危機に瀕することなく、平穏に生活出来ること、だ 世の中に出ずとも、とにかく生命が危うい状況から脱したいのだそうだ 世間に出られなくとも、私の従者として、私の元で生涯暮らし続ける状況となっても、その結果でも満足はすると、そう言っていた 世間に出るのであれ、世間から隠されるのであれ、まず、自身の生命を脅かされない暮らしが欲しい。それがサキュバス当人の最低限の願いだ】相手は何も言わない。何も言えないのか、あるいは、長文を打ち続けたいこちらの意向を察しているのか。確かに、饒舌に、サキュバスのことを語りたいのが現在進行形の本心だ。――これからが、本格的な爆弾投下の時間。【今、この場で、明言しておこう 今後推移がどう転ぶのであれ、サキュバスの魂が宿った身体は、「異性と定期的に性行為を交わさなければ生きていけない身体」となるはずだ そのため、収監・収容等の際に、生命の維持のための定期的な異性との性行為が、国家によって保障されること。かつそれが国のルールとして明文化されること それが為されない限り、サキュバスの自首は無い。仮に本人が自首したがっても、私は召喚主として認めない 逮捕後の生命が保証されないままの自首は、私の目には危うい博打にしか見えん】ここまでは、まだこの警部補にとって理解の及ぶ条件。警察に権限が無いという先程の言葉にも、まぁ納得がいくはず。刑務所や拘置所、少年鑑別所等の収容者の取り扱いは、国会で定める法律、あるいは法務省の省令くらいが妥当なはずだ。警察の権限でどうこうする話では無い。さて。これまで一応理性を維持していた相手が、取り乱しかねない内容に、踏み込もう。ここで明かしたかった、何より重要な情報に。【そしてもう1つ明言を 仮にそうして自首させるのならば、私は、この国とサキュバスに対してとてもキツい呪詛を創り上げるだろう サキュバスに家裁で言い渡される処分が、児童自立支援施設送致の一択にしかならないような、そんな呪詛を そうでもしなければ、「この世の中で平穏に一市民として生活する」という理想は、叶えられないからだ】見ちがえるほどに警部補の顔色が変わった。この会話の流れから、こんな明言を突き付けられることを想定出来ただろうか。酷くとんでもない内容だと感じているはず。これまでにない焦りと狼狽を丸出しにした、叫ぶのと変わらないような言葉が来る。「何でっ!? ……何か、法制度を誤解してない!? 少年院でも、刑務所でも、最終的には社会に出る道なのは変わらないのよ? あなたの圧力で審判が捻じ曲げられてしまえば、『サキュバス』にとって、かえってもっと悪いことになってしまう!」叫びの内容は、間違いではない。ごくごく当たり前な正論だ。但し、少年院や刑務所を出た後の時間が、『あの子』に長く残されているという前提ならば。年を取って、大人になって、中年になって、老いていく。その程度の未来が若い『サキュバス』にはあるはず、……そんな認識だからこその正論。相手の認識をここでへし折りに掛かる。これまで自分達が一言も明かしてこなかった事柄を、初めてぶちまけよう。【少年院も、刑務所も、収容期間が本人の寿命に対して長すぎる あの子の天寿は、今から長くても15年、短くて10年 これは、他者と融合しようが、身体を得ようが、どうしても引き延ばせない限界の寿命だ。元からこの程度の寿命だと、最初に召喚された時から分かっていた】元々の天寿がそうだったのか、実父達の企みよる過酷な生活で元の寿命がすり減らされたのかは、分からない。異世界の転移そのものに寿命を短縮化する作用があった、という線は、先日薄くなった。粟倉 葉という、転移・融合後も40年以上生きている例を知ったから。理由は確定出来ないが、『あの子』が召喚された時点で寿命がその程度で、そこから延ばしようが無いのは、どうしようもない不変の事実だ。「寿命が……、……それくらいの寿命と分かっていても、それでも生きたいから、あなた達は頑張っていたの? あなたの魔術は、他人の寿命を見抜けるものなの?」流石、警視庁の警部補、と言うべきか。衝撃的な事実を突き付けられても、パニックにならず、気分を害さないような言葉回しをとっさに練って問いをぶつけられる思考力は、少しだけ褒めていい。声が若干震えている辺り、まだ冷静になりきれていないのが丸分かりなのが若干アレだが。ただ、相手の態度への敬意として、紅子はやや丁寧に情報を開示することにする。【この世界の生き物の寿命は、この世界では、どんな分析の魔術でも分からない。厳然たる魔術の法則だ この法則の例外は3つだけ 誰が見ても死ぬ寸前の生物の場合。呪詛等の魔術で、寿命が規制されてしまった場合。それから、この世界ではない生物の場合 サキュバスはこの最後のケースに該当する。だから、私が魔術でうっすらと見抜けたというだけのこと。寿命が近くなれば、より正確な死期が分かるようになる サキュバスの出身地でも、同じ魔術法則はあったらしい。従って、元の世界では、あの子の天寿は誰にも分からない状態だった 私の召喚魔術でこの世界に転移してから、あの子の魂にある天寿の情報を、私が魔術で見抜いて、それで初めて判明したことだ なお、元々の天寿以前の問題として、放っておけばあの子の生命が詰む状況なのは今だって変わらない。それで生きようと足掻くのは、いけないことだろうか?】実父に殺されかけ、異世界転移後は世界に身体を壊され、今に至っては魔力の枯渇の危機に有る。どこまでが仕方が無いことで、どこからが自業自得なのか、紅子にも『サキュバス』にも分からない。確実に言えるのは、気を抜けばすぐ死んでしまう環境にあって、『サキュバス』は足掻いてきたということ。紅子が、そんな『サキュバス』を支える意思を強く持っていること。……加えて、この国は、紅子や『サキュバス』が持つ力に対して、とても弱いということ。【なお、この法則のために、サキュバスの融合相手である毛利蘭の寿命がどれくらいなのか、今もって不明瞭だ サキュバスのそれよりも長いのか、短いのか、全く分からない。毛利蘭は、この世界で生まれ育った存在なのだから 理論上、彼女が異世界に転移して、その世界の住民が彼女の魂を分析して、それで初めて分かる情報だ ただ、2人が融合した状態の今のままでは、お互いの寿命はより短い方に依存する 蘭の天寿がサキュバスより短い場合、蘭の寿命が尽きた段階でサキュバスも巻き込まれて絶命してしまう 蘭の寿命の方が長い場合は逆で、今後10年~15年のサキュバスの寿命が尽きた時に、蘭が巻き込まれて絶命する この寿命のシステムは元から承知の上で、サキュバスは、毛利蘭との融合魔術を掛けていた】60歳だと確実に高齢者扱いされ、40超えたら初老らしい『サキュバス』の世界でも、25~30歳前後までしか生きられないというのはかなり短い部類に入る。特段、短命の種族、というわけでも無いらしい。この天寿は魔術で延ばすことも出来ないのだから、受け入れる他ない。現代の日本で高2まで生きた女子の平均余命は、もちろんこの『サキュバス』の天寿より長い。『蘭』の方が長命で、『サキュバス』に巻き込まれて死にゆく確率が、そうでない確率よりも、かなり高い。魔術の法則はとてつもなく強固。『蘭』の寿命は見通せず、紅子達の見立てでも、国の統計に基づくこんな推測が限界だ。「それじゃあ」【もうひとつ寿命関係で明らかなことがある】警部補が言葉を続ける前に、タイピングを被せる。質問に応じて話が脱線する前に、一気に言いたい。【私の寿命が、サキュバスに依存しているということだ 最初の、失敗した召喚魔術が原因だ。サキュバスが死んだ時、その時を起点に私の寿命は一年持たないのが確定している。魔術が私の寿命を規制した 初っ端で、身体の壊れゆくあの子を見捨てていた場合、私は即死状態になっていた。それは、蘭との融合でどうにか回避したのだがな それでも、サキュバスの死と私の寿命の連動は、消し去れなかったというオチだ】不思議なほどに澄み切った思考の中で、ただただ文字を打ち続ける。ずっと『彼女』と共に居る、揺らぎのない紅子の本心。変な嘘を吐く訳でも無く、伏せていた情報を書いていくだけ。国家保安上、紅子はこれで完全に危険度随一のテロリスト予備軍に躍り出ることになるだろうが、……それがどうした。【この国は、魔術に対しては、とてもとても脆弱だ。転移魔術の使い手を敵に回すことが、国家にとってどれほど危うい事態をもたらすのか 貴女の勤め先の上層部は危機感を持っているはずだぞ。私達が転移の魔術を使えると公表されていた時点で、ネット上でも指摘されていた事なのだから 人を殺めるのは簡単だ。寝ているところを攫って太平洋のど真ん中に落とせば良い この国を滅ぼすのは簡単だ。全ての発電所の炉の中身を、国土のあちこちにぶちまけてしまえば良い】“発電所”、“炉”、“中身”。――何を指しているのか、すぐに勘づいたらしい。佐藤 美和子警部補の顔色は、青を通り越して白くなった。「っ、あなたは……!!」絶句して出した言葉はその一言が限界で、口をパクパクと動かせるだけ。ああ、この国には確かに存在する。扱いを誤れば数十年どころか数百年単位で国土に影響を及ぼしかねないような、そんな“中身”を抱え込んだ発電所が。ざっと、40だか50だかの数の炉が。どんなに科学の粋を集めた建造物であっても、魔術への対応は全く為されていない。科学の技術だけで発達したこの国は、超常の力に対して、途方もなく弱い。今まで表に出ている政府の者の言葉は、誰であってもこの現実を認めている。だからこそ、紅子の文章は力を持つ。ただひとり寿命が尽きるまで守りたい『女の子』のための、脅迫の文章は。【はっきり言っておく。サキュバスを殺すことだけは、誰であっても絶対に許さん 生命を維持させ得るか自信が無いから、あの子向けの法を何も作らないというのはまだ分かる。私の元で従者をさせればいいだけのこと だが、自首後に天寿を全うする以外のことで、生命が奪われるのならば、特にそれが国家の手によるものならば】改行を一個挟んで、書き切った。【私は、この国に本気で報復してから死んでいく、そんな道を選ぶだろう】~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 午後1時49分 神奈川県 某所美和子の体感でも短いのか長いのか分からない、無言の時間がしばらく有った。仮面とサングラスに隠された眼を、たぶん見詰め合っていただろう沈黙の時間。あまりの衝撃で、自身が呆然自失のまま何も喋れない時間が、どれほど過ぎたのか。……意識が現実に引き戻されたのは、召喚者の新たな文字がタブレットに出たからだ。【これで、ここでの会話は終わりだ 最初に言ったように、ここから出て助けを求めると良い 貴女を縛っている鎖の南京錠の鍵は、この教室の後方の床に置いている。頑張れば全部外せるはずだ。鍵は1個だが全部の南京錠で共通だ】オワリ、終わり、もう会えない。――ここで会話が終わるのは不味い!我に返って、食い下がった。「待って! まだ訊きたい事は一杯有るの!」【では、ひとつだけ質問に答えよう】少し浮かしかけていた腰を下げて、召喚者はそう答える。何を問うべきだろう。これまでの質問と被る内容は、最低の下策。さっき触れた発電所うんぬんは、……話の運び方に自信無いから却下。実現可能性に疑問を示していると思われたら、実演されて現実の国土が大被害を受けそうだ。寿命がどうこうという話も無理。内容の正確性に疑問を呈するような問いしか、思いつけない。捜査本部の打ち合わせで“出来る限り確認する事”になっていた話題を思い出す。――そうだ、ここで一切話題に出なかった事を訊こう。「じゃあ、……どうしても訊きたかったことから、ひとつだけ。 いつもあなた達が使っていた掲示板に、『サキュバス』と同じ世界の出身じゃないか、って、疑惑が掛かっていた人の書き込みが有ったでしょう? 元々は軍に派遣された巫女で、40年くらい前にこの世界に転移して、女子学生と融合して、それから、ひとつの職場を定年退職するまで勤め上げた人。 あの人は、あなた達の目から見て、本当に『サキュバス』と同じ世界の人なの? あなた達の判断を教えて」粟倉 葉、……の、名前は出せない。出せるはずがない。警察が書き込み主の身元を調べているのだと知られたら、どんなに不味いことが起こるか分からない。だから、あくまで存在不明の何者かの書き込みとして、質問をぶつけた。美和子に向けられた答えは、拍子抜けするほどあっさりとした内容。【その質問が来たか 今、答えは言わない。後日、私達が掲示板に書き込むから、それで、警察に分かる形にはなるだろう では、失礼する】美和子に向けたタブレットの画面は、召喚者が使っているノートパソコンの画面の丸写し。これまで筆談を書き綴っていたメモ帳を、USBメモリにコピーし、そのUSBメモリを正常に取り外す設定に持って行く様子が、そのまま映し出される。USBメモリは実際にノートパソコンから取り外され、召喚者が回収し、そのまままた腰を上げて、……この教室から去って行く。――ここで、無言は、いけない。「ねぇ! ……ッ!!」一言を出して、何か喋ろうとして。美和子は、何も言えないという現実に慄然として、また絶句する。警部補として“普通の被疑者”相手にいくらでも思い浮かぶ説得の言葉が、この場ではことごとく不適切だった。『彼女』や『蘭』の無事を願う言葉は、それが犯罪行為でしか得られないなら、使えない。元太に手出ししないように言うのも駄目。遺体窃盗を勧める意味になる。自首を勧める言葉も、相手が要求する法令の制定に絡むから無理。自身に権限の無いことを喋りかける無責任は、この相手にはきっとNG。犯罪行為を止めろ、……今の『彼女』が死ぬ。喧嘩を売るようなものだ。ブーツを履いた足は止まらない。結局、佐藤 美和子が何も言えないまま、召喚者はここから去って行った。この日、午後2時20分頃。神奈川県内のとある民家から、110番通報があった。鎖とノートパソコンとタブレットを抱えた、スーツ姿の自称警視庁の女性刑事が、近所の廃校から抜け出してウチに助けを求めてきた、という通報。職務中の警視庁警部補の拉致・監禁の報に、神奈川県警はもちろんすっ飛んできて、佐藤 美和子は保護され、病院に運ばれた。午後12時11分の転移から、民家からの通報まで、約2時間10分。最後30分のうち大半は、縛られた美和子が、現場の教室で鍵を片手に、手足の節々の南京錠と格闘していたから、犯人と向き合った時間は、実質、1時間半と少々。それが、日本警察史上初、転移魔術を使用した刑事拉致事件の概要だった。※11月7日 初出 12月16日 文章量が多いので話を分割しました。※紅子が教室から去るシーンで佐藤刑事に気を利かせた台詞を言わせようとして、作者がどん詰まりになりました。 この流れで言えそうな言葉が予想外に少ないどころか、思いつくものが皆無でした。刑事が言っても問題なさそうな台詞って、このシーンではどんなのが有り得たんでしょう……?※感想欄について、たぶん無いと思いますが念のため注意です。 このサイトのルールとして、感想欄での読者コメントへの、読者のコメント返しはNGです。(たしなめたくなるような内容であっても)他人のコメントへのコメント返しは止めて下さい。 また、実際に有った事件を揶揄するコメント(特に被害者の揶揄)はお控えください。 上記に抵触するコメントは、作者がスルーする場合があります。