あ機動戦士ガンダム00 統合戦争緒戦記
第2部 兵器設定
GN-010RE1ガンダムサバーニャR1
本体重量
58.4トン
装備
GNピストルビットII/ライフルビットIII GNホルスタービットに収容された攻撃用ビット兵器。原型機に比べGNコンデンサーが換装され火力向上したのが特徴。
GNホルスタービットIII 盾と武器運搬を兼任する防御用ビット兵器。ホルスタービット同士で強大なGNフィールドを展開する事で艦砲射撃すら撥ね付けられる。
またGNピストルビット/ライフルビットとの連携で粒子ビームの拡散・収束などが可能。
GNマイクロミサイル レイアウトは改修前のサバーニャと同じ。弾頭は最新型に変更したので威力は多少上がった。
パイロット
ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)、サジタリス・ブルースカイ
ELS戦争で活躍したガンダムサバーニャを2320年代の技術で改修した機体。
性能はベース機以上に向上し連邦のGN-XV並に仕上がった。ただし遡ればケルディムガンダムから改修を重ねてきた機体なので設計的に限界となっている。
長らく搭載していた太陽炉はこれまでの武力介入で残り一基までに減った為、母艦のプトレマイオス2改の動力に組み込まれた。
代わりにGN粒子貯蔵タンクを搭載し二機配備する事で、限られた粒子による運用制限をある程度補っている。
ガンダムハルートR1ファルコンと同じく量子ワープ機能を搭載し、使用は二回だけながら完全なる奇襲が可能。
同じ防御用ビット兵器を装備するヘラクレス・ウォールズと対多数戦向きの点では酷似するが、前者は正面突撃を想定した近接戦闘型であり本機は相手と距離を置く射撃型である。
GNO-0001ペルセウス
頭頂高 本体重量
17メートル 56トン
装備
GNビームライフル 単一装備での戦況対応が特徴の射撃兵装。ベース機のイナクトII専用装備からそのまま流用している。
GNコンデンサーに加えマニピュレーターによる粒子供給で威力調節、またバレル交換でロングかショートと射程距離変更が可能。
ショートバレルでは対MS戦に、ロングバレルは対艦火力支援に有効。最高出力はGNメガランチャーに匹敵する。
GNビームサーベル GN-X系と同種。
地球連邦軍から試作機を持ち出し旧人類軍本部カストロンで改修した、次期主力MS候補のAEU系試作機。
名前の由来は古代ギリシャ神話の英雄ペルセウスから。怪物ゴルゴンを倒した経緯をあやかり、人類の敵たるイノベイター及びELSの打倒を込めて命名された。
汎用性とGN-X系とのパーツ互換性が高く他GN機の倍に及ぶ稼働時間を誇り、GN-X系の装備ならば全て使い回せる。
外観は基本的にベース機のイナクトIIに似るが頭部クラピカルアンテナから、より一層ガンダムに近づいてきた。
かつては地球連邦軍精鋭用MS選考でGNX-805Tヘラクレスに敗れたGNX-Y804TイナクトIIだったが、
乏しい軍資金や戦力、整備施設など旧人類軍の苦しい台所事情に併せて調整を改修を重ねペルセウスとして変質していった。
コアファイターや擬似太陽炉二基中一基、マイクロウェーブ受信アンテナなどは撤去され、GNウイングは推進と放熱限定の簡易仕様に換装。
余剰スペースには肩部、胸部、両膝部にGNコンデンサー、腰部側面及び後部には擬似太陽炉の粒子供給時間向上に電力バッテリーが搭載された。
その結果、性能はイナクトIIより10%向上し拡張性と稼働時間は2倍に向上した。
高いスペックを誇るペルセウスは旧人類軍の要求を満たせるレベルだったが、後にもたらされたGNX-Y809TネオGN-X及びGNX-Y807Tジャーズゥにはあえなく破れ不採用になってしまった。
ネオGN-Xは本機以上の互換性に加え既存生産施設流用可能な点で、ジャーズゥは信頼性と重装甲高機動など堅実さに差を付けられた事に起因する。
GNX-Y804TイナクトII
頭頂高 本体重量
17メートル 62.6トン
固定装備
GNウイング 射撃、粒子制御、推進、GNフィールド発生をこなせる多目的粒子制御機。
次期高性能MSとして開発されたAEU系試作機。
センサー素子に覆われた顔表面とガ系のツインアイ及びセンサースリット、ガ系特有の狭い胴部と巨大な肩部GMコンデンサー、
AEU-09イナクトに似た頭部大型アンテナと左右マイクロウェーブ受信アンテナなど、AEU系とガ系のが組み合わさった外観が特徴。
GNZ-001ガルムガンダムをベースにしておりコアファイターシステムが組み込まれている。
拠点防衛及び次期主力を念頭に、制限される擬似太陽炉と機体数での柔軟に戦局対応が可能な汎用性と即応性、継戦能力などが高い。
またイナクトから受け継ぐマイクロウェーブ受信アンテナより電力を供給する事によって、受信範囲内の活動はほぼ無制限である。
代わりにユニオン系のライバル機GNX-805Tヘラクレスに比べ、機体が小柄でコンパクトな代わりに構造的余裕が少ないのが難点である。
次期主力MS開発テストヘッド機としては不十分だった為に評価試験の結果は不採用となり、
これに不満を持った開発陣に持ち出され旧人類軍の下でGN0-0001ペルセウスとして再開発、
一方連邦側に残った機体はデータと共に次期主力機候補GNX-Y806Tネクスト開発で生かされ、拠点防衛のコンセプトが受け継がれた。
GN-001RE4ガンダムエクシアR4
本体重量
47.5トン
装備
GNソードIII改 刀身全体をクリアグリーンの半透明新素材に統一する事で切れ味が向上した。
固定装備
GNスパイク 肘や膝、爪先などの四肢と肩部に取り付けられた近接戦闘装備。
ボディー固定型の実体剣として、挙動一つで敵機に損傷を与えられる。刃はクリアグリーンの半透明素材で構成。
パイロット
ハヤテ・爽・ラファール
西暦2320年代の技術で4度目の改修を施したガンダムエクシア。
ソレスタルビーイングの活動再開に併せてこれまで地上で運用されたR3の遠近戦兼任から、エクシア本来の近接戦闘特化に用途回帰された。
特徴的なのは全身に固定装備されたGNスパイクである。
性能も火力も連邦系MSを圧倒できない制約下で高い機体柔軟性を生かした戦闘を追及した結果、敵部隊に突撃し密集格闘戦に持ち込む事でハンデの埋め合わせが図られた。
その際主装備で敵部隊を早期撃破し切れない可能性は高く、更にMSがひしめき合う中での機動制限なども考慮。
機動の近接攻撃兼用という答えから本装備によって密集格闘戦を実現した。
ガンダムサバーニャR1と同じく量子ワープが可能で、武力介入では狙撃や目標攻撃の近接援護を担当する。
太陽炉不足から依然としてGN粒子貯蔵タンクを動力源とするが技術革新の恩恵により全体性能は向上、地球側の主力MSと互角に渡り合えるレベルを実現した。
AEU-10NPレギオン無人型
本体重量
仕様によって異なる
AEU-10レギオン・バリエーションの一種。
本来は拠点防衛及び火力支援の補助を用途に一部機体を無人制御に改修されたが、世界中に出回る内に各バリエーション機にも同様の改修が加えられるようになった。
その為、命名は便宜上であり本機を保有する勢力の数だけバリエーションが存在する。
作中ベガ指揮代行の率いる第20独立試験部隊ソウルズA小隊が交戦したのは、旧人類軍がイノベイター兵の戦闘データを組み込み、データ収集の為アフリカのテロリストに提供した無人試験型。
動力源は基本型と同じ水素プラズマジェットエンジンとGNコンデンサー併用だが、性能をフルに発揮させ高反応性を生かした高G機動戦闘を実現。
擬似太陽炉二基ダブルドライブ型と圧倒的性能を誇るはずのヘラクレスをも苦戦に追い込んだ。