機動戦士ガンダム00 統合戦争緒戦記
時代設定1
NPMS ノンパイロットモビルスーツ
ノンパイロットすなわちパイロット要らずという意味の通り、コックピットの代わりにAIユニットを搭載したMS。
組み込まれた戦闘機動プログラムはもちろん、ヴェーダのバックアップで、
一般兵と変わらない臨機応変でGに影響されない機動と精密無比にして無駄の無い戦闘を両立させた。
従来は操縦にパイロットを充てられ、その人件費と遺族保障、訓練費に誕生から成人までの時間がかかるが、
無人機ではそれらが省かれ生産費と維持費のみしか掛からずコストが大幅に削減された。
欠点はまずプログラム通りの挙動しかとれず、
ヴェーダのバックアップとデータリンクが封じられると有人機の柔軟性に敵わなくなる。
動きに無駄がない分、行動パターンが読まれやすく、熟練パイロット相手では分が悪い。
最大の欠点は戦争がゲーム化する事である。
兵士の損害がなくなれば、両軍は戦争を支える経済を破壊し尽くすまで戦う事になり、
戦争が破滅的な総力戦を呈してしまう危険性が高くなる。
ELSによって大打撃を受けた連邦軍だったが、
上記の危険性を考慮して拠点防衛と火力支援に配備するに留められた。
2317年の地球連邦軍の宇宙戦力
前史
ソレスタルビーイングの脅威と地球圏の平和を名目に、連邦軍の宇宙戦力は3大国時代よりも増強された。
大量のエネルギーを得られるGN粒子とそれを生成する擬似太陽炉は、従来の艦のような燃料や冷却剤の搭載スペースを省略できた。
とはいえ擬似太陽炉のコストは高く、しかも大量の電力を消費する為、大量生産には難があった。
それでも戦力確保の視点から、まずは擬似太陽炉からロケットエンジンの燃料と電力に当てる事にした。
将来を見越して設計に余裕を持たせたバイカル級航宙巡洋艦とウラル級大型輸送艦から開発し、
電力源の確保と共に推進、兵器共にGN粒子対応の艦船を徐々に配備するようになった。
2312年のアロウズの専横、2314年のELS戦にて、軍縮や打撃に遭いながらも宇宙艦船の進歩は進んだ。
2317年の宇宙戦力構成
ELS戦で大打撃から軍縮の維持の形で再建された連邦軍だが、
宇宙進出の加速に伴う防衛の必要性から戦力を地上から宇宙にシフトさせた。
その結果3年前よりも宇宙戦力が増強された。
拠点防衛部隊と独立機動部隊などは省略し、ここでは主要戦力を挙げる。
第1軌道防衛艦隊 ナイル級戦艦1隻、ドニエプル級防空巡洋艦3隻、ヴォルガ級航宙巡洋艦2隻、
バージニア改級輸送艦3隻、GN-XIVコアファイター搭載型21機、GN-XIII無人型12機
第2軌道防衛艦隊 ナイル級戦艦1隻、ドニエプル級防空巡洋艦3隻、ヴォルガ級航宙巡洋艦2隻、
バージニア改級輸送艦3隻、GN-XIVコアファイター搭載型21機、GN-XIII無人型12機
第3軌道防衛艦隊 ナイル級戦艦1隻、ドニエプル級防空巡洋艦3隻、ヴォルガ級航宙巡洋艦2隻、
バージニア改級輸送艦3隻、GN-XIVコアファイター搭載型21機、GN-XIII無人型12機
第4月面機動艦隊 ドニエプル級防空巡洋艦1隻、ヴォルガ級航宙巡洋艦3隻、ウラル級大型輸送艦2隻、
バージニア改級輸送艦2隻、GN-XIVコアファイター搭載型12機、GN-XIII無人型6機
第5コロニー防衛艦隊 バイカル級航宙巡洋艦2隻、ラオホゥ改級輸送艦3隻、GN-XIII6機、旧型MS6機
第6コロニー防衛艦隊 バイカル級航宙巡洋艦2隻、ラオホゥ改級輸送艦3隻、GN-XIII6機、旧型MS6機
第7コロニー防衛艦隊 バイカル級航宙巡洋艦2隻、ラオホゥ改級輸送艦3隻、GN-XIII6機、旧型MS6機
第8哨戒艦隊 ヴォルガ級航宙巡洋艦2隻 ラオホゥ改級輸送艦3隻、GN-XIVコアファイター搭載型6機、旧型MS6機
第9哨戒艦隊 ヴォルガ級航宙巡洋艦2隻 ラオホゥ改級輸送艦3隻、GN-XIVコアファイター搭載型6機、旧型MS6機
第10火星艦隊 ドニエプル級防空巡洋艦1隻、ヴォルガ級航宙巡洋艦3隻、ウラル級大型輸送艦1隻、
バージニア改級輸送艦2隻 GN-XIVコアファイター搭載型12機、GN-XIII無人型6機
総戦力 種別
67隻 戦闘艦36隻 輸送艦31隻
195機 有人GN機117機 無人GN機48機 非GN機30機