※東方緋想天のネタバレがあります。ご注意ください。 目を覚ませば、そこはやはり最近すっかり見慣れてしまった光景が広がっていた。 「目を覚ましましたか? 総領娘様」 「衣玖? ……あー、そっか。また負けたのね、私」 ボーっとしたままの頭で、視界に映った人物の名を呟き、自分自身がどうなったのかを鮮明に思い出す。 「毎回毎回よくやるなぁ、お前等。見てて惚れ惚れするぐらい負け続きだけどな」 「まったくね。というか、何でよりにもよってウチで決闘するわけ、あんたら」 横合いから聞こえてきた声に、私は少々不機嫌になりながら「ほっといてよ」と口にして、横になっていた体をゆっくりと起こしていく。 場所は博麗神社の縁側。私は彼女達と……、博麗霊夢、霧雨魔理沙、そして永江衣玖と同じように腰掛けて、小さくため息をついて先ほどのことを思い出す。 八雲紫とスペルカードルールで決闘して、また負けた。これで通算14度目の敗北だった。 あの日、銀時たちと別れて2週間がたつ。 あの時、私達は再会を約束し、その約束を果たすために八雲紫に決闘を挑む。 何しろ、八雲紫しか彼らの世界にいく方法を持たないのだ。だからあの日のうちに八雲紫が、私……、いや、私たちに突きつけた条件は、たった一つ。 スペルカードルールの決闘で、私たちの誰かが彼女に勝利する。という、実に単純でわかりやすく、そしてこの上なく難儀な条件だった。 八雲紫は強い。それがどんな決闘方法であれ、あのスキマ妖怪は常軌を逸した強さを誇っている。 スペルカードルールであるという時点で望みはある程度あるのだけど、それでもやはり彼女に勝つのは難しい。 彼女に勝てるとしたらそれは―――、スペルカードルールの決闘方法において天倵の才をもつ博麗霊夢ぐらいのものだろう。 ことスペルカードルールにおいて、彼女に勝る相手は今のところ想像できない。 ……まぁ、霊夢はこのことに関してはまるで無関心だから、彼女が紫に『これ』関連の決闘を挑むことはないと思うけど……。 今のところ、戦況というのもあまりよろしい状況ではなかったりする。 私は言わずもがな毎日決闘を挑んで結果は惨敗。 幽香は今のところ挑むつもりはないらしく、もっぱら太陽の畑で向日葵の世話にいそしんでいる。そんなわけで、唯一アレに勝てそうな彼女はこの夏が終わるまで期待できない。 射命丸文も銀時たちの世界に興味があるのか、彼女も彼女なりに時たま決闘を挑んでいるらしいけど、今のところ勝ったという報告は聞かない。 アオは……、そもそも飛翔が出来ない彼女はスペルカードルールを用いた決闘が出来ないので、決闘自体はまったく別の方法が用いられた。 彼女だけじゃんけん。聞く人が聞けば「なんて緩い条件なんだろう」とか口走りそうだが、舐めてはいけない。相手はあのアオだ。 現在、人里の元よろず屋に居を構え、今もよろず屋をついで忙しく駆け回っている彼女に、先日戦況を聞いたところ、5千回中全敗というステキすぎて寒気を覚える返答が返ってきた。 5千回よ? 普通考えて最低でもあいこぐらいあるじゃない? その全てが初手で負けてるとかどんな確率なのよ? そんなわけで、アオは期待できない。というか、期待するほうが酷かもしれない。改めて彼女の不幸体質を実感できる話よね。 「ま、なんとかなるわよね」 一人呟いて、なんと無しに苦笑する。 ほかのメンバーが一体何事かと怪訝な表情を浮かべていたけど、私はそれを気にしなかった。 彼らは今何をしているのだろう? そんなことを想像して、それが鮮明に想像できるものだから、またくすくすと笑ってしまう。 「……頭の病気?」 「失敬な」 まじめな顔されて言われた言葉に軽く傷つきながらも、私はしっかりと返答して空を見上げた。 手元には、今日現像できたらしい一枚の写真。今度はそちらに視線を移して、そのあわただしい写真を見て、ついつい苦笑する。 大丈夫。私はがんばれる。感傷に浸るなんて私らしくないけれど、それでも私は私のやりたいようにこれからも生きるのだ。 今はまだ届かないけれど、それでも泣き言なんていってやるものか。あのスキマ妖怪から一本とればいいのだから、きっと何とかしてみせるんだから。 だって、約束した。私たちはまた会うんだって約束したんだから。 だから、待ってなさいよみんな。―――また会える日まで――― ■東方よろず屋■ ■エピローグ「彼と彼女の”また会える日まで”」■ 「いい加減家賃払えッつってんだろーがクソボケェェェェェェェ!!」 「だからちょっと待てって言ってんだろーがクソババァ!! ほら、アレだ、昨日ビデオ直してやっただろーが。あれでチャラでいいだろ!!」 太陽がさんさんと輝き、今日もかぶき町は活気に満ちている。 そんななか、今日も今日とていつものやり取りを繰り広げているのはスナックお登勢の二階、よろず屋の玄関にいる二人。 よろず屋の大家、年のころなら60代ながらも未だに元気なお登勢とそのよろず屋の主である坂田銀時である。 その二人を、よろず屋の中で眺めている従業員、志村新八と神楽、その神楽のペットたる定春。 「帰ってきたんだね、僕等」 「新八、それこれで何回目アル? ここ2週間はずっと同じことをアレ見てるたびに言ってるネ」 新八の感慨深く呟く言葉に、神楽が酢昆布をかじりながらそんなことを言葉にする。 ここ三ヶ月、彼らはこの世界では行方不明者として扱われていた。何しろ、本当に彼らは三ヶ月前、忽然と姿を消したのだ。 幻想郷という異世界。そこに、彼らは迷い込んだ。どこぞのスキマ妖怪が寝ぼけたせいで。 まぁそれはともかく、戻ってきた彼らはまず自分達の住居とも言うべきよろず屋がまだ残っていることに安堵した。 この辺、実はアオが残した能力の影響だったりするのだが、本人達は知るよしもない。 新八は家に帰ると、姉であるお妙にひとしきり泣かれたあと、お約束といわんばかりにぼこぼこにされたりするが、この際余談である。 いわく、「てめぇ、人に散々心配かけといて今まで何してやがったんだコノヤロー!!」とかなんとか。とても三ヶ月行方不明だった弟にかける言葉ではないが、それはさておき。 「元気にしてるかな、天子ちゃんたち」 なんともなしに呟いて、新八は窓の外に視線を向ける。 長いこと見慣れた風景。だけど、幻想郷で営んでいたよろず屋からの光景も、鮮明に思い出せて、ダブって映る。 騒がしかった三ヶ月。 わがままを言いながらも楽しげにしていた比那名居天子。 面白おかしく、マイペースに人を弄り倒した風見幽香。 自由気ままに騒ぎまくった三妖精。 紅茶を嗜みながら、なにかとちょっかいをかけてくるレミリア・スカーレット。 そんな彼女に付き従い、結果的によろず屋に入り浸ることとなった十六夜咲夜。 夕方にはいつものように射命丸文が酒を片手に尋ねてきて。 それに混じる形で伊吹萃香が参戦する。 そんな彼女等に巻き込まれて、なし崩し的に参加することになるお隣さんの稗田阿求。 よろず屋にいただけで、これだけの人物が集まってくるのだ。依頼を受けたこともあり、その友好関係はわずか三ヶ月で捨てがたいほど大きく、そして多くなった。 未練がましいとは思うけど、それでも新八はその思い出を忘れることなど出来そうにない。 それは神楽も同じだ。口には出さないが、彼女にとっても幻想郷の毎日は楽しくて仕方がなかったのだ。 会いたいと、この二週間、まったく思わなかったわけではない。だが、彼らにはどうしようもない。どうがんばったって、彼らは幻想郷にはいけない。 「大体、妖怪が普通にいた異世界に居たとか信じられねぇーんだよ馬鹿たれ!!」 「だって仕方ないじゃん!! いっちゃったもんは仕方ないんですよ!! つーかそこの妖怪よりオメェのほうがよっぽど妖怪なんだよコノヤロー!!」 「あらあら、そんなことを言っては失礼ですわ、銀時」 ぴったりと、いい争いをしていた二人の動きが止まった。 一人は、ありえないものを見たがゆえに。もう一人は、ここしばらく聞いてなかった知り合いの声を聞いたがゆえに。 そう、唯一、彼らが彼女達にあえる要因を持つのは、かのスキマ妖怪以外には存在しないのだから。 ゆっくりと、銀時が顔を後ろに向ける。そこにはスキマから体の上半身だけを出していつものように妖しい笑みを浮かべている八雲紫の姿があったのである。 ぶっちゃけると、事情を知らない人間が見ればばっちりホラーな光景である。だって、上半身だけで下半身が見えないんだし。 「おぉ、ゆかりんじゃねぇの。つーか、いつも思うけどその登場の仕方止めてくれませんかね?」 がしかし、幻想郷である程度耐性のついた(ついちゃったとも言う)銀時は普通に言葉を返していた。 そんな彼の様子を視界に納め、紫はころころと笑って、スキマから全身を出し、そのスキマに腰掛けた。 見ようによっては、空中に座っているように見えるだろうその光景を見て、さっきから沈黙しっぱなしのお登勢さん。 「こんにちわ。私は八雲紫、あなたの言う信じられない生き物、つまりは妖怪ですわ」 饒舌に、八雲紫はいつものように語り、お登勢は珍しく呆けた表情を浮かべていた。 まぁ、無理らしからぬことだろう。長年生きていた彼女にしてみても、目の前のそれはあまりにも異常すぎた。 「あれ? 紫さんじゃないですか」 「おぉ、久しぶりアルなスキマ」 「あらあら、新八も神楽も元気そうね。それに定春も」 声をかけられてそちらに振り向き、新八たちに視線を向けてそんな言葉をかける。 そんな光景を見て、お登勢は小さくため息をついて目の前の光景を眺めていた。 どうやら、銀時の言っていた妖怪が平然とすむ異世界というものが、少しずつ現実味を帯び始めてきたらしい。 これが銀時だけが主張したならば、いつものような根も葉もない嘘と断じるだろう。 というかそもそもそんな話、天人(あまんと)が従来する昨今といえど信じられる話ではない。誰から聞いてもだ。 だが、目の前で次元に切れ目を作って【常識的にありえない】登場をした自称妖怪と、そんな人物と平然と話をする新八と神楽。 しかも、彼らの会話の中には【幻想郷】という単語が何度も飛び出している。その幻想郷というのは、三ヶ月の間銀時たちが居た異世界だという。あくまで銀時の話だが。 ドッキリだとしても手が込みすぎているし、すくなくとも、銀時や神楽はともかく、新八に関してはこんなことをするとは思えない。 第一、目の前の自称妖怪はありえないほど人間離れしていた。 空間に切れ目を作って登場したことといい、その外見も人の姿をしていながら、まさしく人外のような美貌だった。 金紗の長髪、病的なほどに白い肌、自然界にはありえない金色の瞳。顔立ちはひどく整っており、まるで作り物めいた美しさがそこにある。 何よりもその身に纏う雰囲気が、その立ち振る舞いが、人でありながら人ではない矛盾した【何か】を醸し出していた。 それらの要因が、異世界という存在を【根も葉もない嘘】から、【嘘だとは思うが、もしかしたらあるかもしれない】と考えを改めさせる。 「あんた、八雲紫っつったね? あたしゃお登勢って言うもんだけど、その口ぶりからするとこいつ等の知り合いかい?」 「えぇ、そうよ。私の手違いで彼らを私たちの世界に招きいれてしまった。ま、悪いとは思っていないけど」 いけしゃあしゃあと言葉にし、紫はくすくすと笑ってお登勢の言葉を待つ。 そんな彼女の様子を見て、お登勢は小さくため息をつき、目の前の自称妖怪に視線を向けた。 彼女の言葉からも【世界】なんて単語が飛び出して、自分の常識が崩れそうになりながらもお登勢はそれを一旦外に追い出した。 「そーすっと、あんたかい? こいつ等をどこぞにやっちまったのは」 「私自身は寝ぼけて覚えてはいなかったのですけど、そのようね。伊達に、【神隠しの主犯】なんて呼ばれていませんわ。でもいいじゃない、困るわけでもなし」 「こっちが困るんだよ。ったく……」 平然と口にする目の前の女性の言葉に、頭痛を覚えながらお登勢は言葉を口にする。 今まであったことのない、人を煙にまくような胡散臭い言動。何よりも平然と自身を【神隠しの主犯】であると臆面もなく口にする。 胡散臭い。だというのに、明らかに嘘としか思えないその言動が、どうしてか【嘘】だとはっきり断じることが出来ない違和感。 それを外に出さないだけ、お登勢という女性は肝が据わっているといえるのだろう。 「ま、それはともかく。今回、私がここに来たのはちょっとした用事があったからですわ」 「用事?」 「そう、用事」 そういいながら、紫は懐から一枚の写真を取り出す。お登勢にはそれがなんだかわからなかったが、よろず屋の面々はその写真が何かわかったらしい。 みな一様に、喜びの色を強くする。あの無関心で居ることの多い銀時ですら、うっすらと笑みを浮かべている。 「それ、もしかして文さんからですか?」 「えぇ、あの鴉天狗からお使いを頼まれましてね。こっちには、手紙もあるわよ」 にこやかに言いながら、紫はそれを彼らに手渡した。 手紙は、彼らがお世話になった里の人々や、数多くの妖怪たちからのものだった。 その中に、彼女の名前を見つけ、自然と新八の顔がほころぶ。 「元気みたいですね、みんな」 「えぇ、それはそうよ。私、あれには毎日喧嘩をふっかけられてるし」 「……なんでアルか?」 「私に勝ったら、こっちに続く【道】を作ってあげるから。って、約束したもの」 だからでしょうね。なんて言葉にして、紫は苦笑した。 幻想郷の結界に綻びがないかを管理する。ある意味では管理者である彼女。その彼女でしか出来ないこと。管理者としては失格かもしれないが、それでも……、彼女も彼らのことを嫌ってはいないのだ。 彼らが居た三ヶ月。幻想郷にも大きな影響を与えたといってもいいだろう。特に、あのわがまま不良天人には。 だから、建前として条件をつけたのだ。 少なくとも、すぐにやられてやるつもりはないけれど、それでもいつかはあの少女は八雲紫を下すかもしれない。 それほどまでに、あの少女が彼らに【会いたい】と願う思いは本物だった。 かつては犬猿の仲だった、少女と紫。それがいつしか、紫にとっては彼女はわがままを言う身内という認識に取って代わったのはいつの頃からか? それは、彼女自身にもわからなかったが、少なくとも嫌な気はしないので、そのことを深く考えはしなかったが。 「……女ばっかじゃないかい。あんた、本当にどこに居たんだい?」 「オイィィィ、クソババァ!! 人を汚物見るような目でこっち見んじゃねぇぇぇぇ!!」 写真を見て軽蔑の眼差しを向けるお登勢に、銀時が弁明するように暴言交じりの声を張り上げる。 まぁ、お登勢の反応も無理のないことだろう。何しろ、銀時と新八、かの店長以外は全員女なのだから。 しかも、中には少女といえる年齢のものも多く、明らかに幼女な者も何人か居た。 オマケに、包帯まみれの銀時には左右から青い髪の少女と、緑の髪の少女が腕を絡めとっていたし、銀時の前に居た黒髪の少女は背中を預けてにこやかに笑っている。 回りもほとんど女性だし、なにより誰もこれも美女、美少女ぞろい。 ぶっちゃけ写真だけ見ると女性を手玉に取ったプレイボーイである。無論そんなわけないのだが。 お登勢は知るよしもないが、この中のほとんどが全員百歳越えている妖怪とか神様とか吸血鬼ばっかりだったりするのである。だって、この中に人間ほとんど居ないし。 「一部の方は写真に写らないんで、にとりさんに改造して写るようにしてもらった甲斐がありました」などといい笑顔で某鴉天狗こと射命丸文は語っていたが、ここにきてその心遣いが裏目に出てしまったようである。 「それじゃ、私は幻想郷に帰るわね。またいつか」 そんな楽しい騒動を懐かしそうに眺めていた紫だったが、彼女はそんなことを口にしてスキマの中に消えていく。 その光景を信じられないといった面持ちで見ていたお登勢。跡形もなく綺麗さっぱり居なくなったのだ。驚くなというほうが無理というものだろう。 神出鬼没とはまさにこのことか。自分の都合で現れてあっさりと帰っていく。なんとも八雲紫らしいあり方に、銀時も新八も、神楽も思わず苦笑した。 「銀さん、これ天子ちゃんから」 新八から一通の手紙を渡され、それを受け取って中身をあける。それを見ないように、お登勢は端のほうに移動してタバコをつけて、それを口にくわえる。 これはお登勢なりの配慮だろう。歳を重ねているだけあって、さりげなく相手を気遣うすべは心得ている。 銀時が中身を開けると、そこにはなかなかに達筆な文字が視界に飛び込んでくる。 ソファーに腰掛けると、新八と神楽もよってくる。それを追い払うそぶりもなく、銀時はその文面を目で追い始めた。 最近の近況。自分が今ナニをしているのか。 いろいろかくものがありすぎて、だけど何と書いていいのかわからない。 そんな気持ちが文面に表れていて、たまらず三人とも苦笑した。 良くも悪くも、あの天人は人に手紙を送るなどということは初めてだろうし、これはこれで仕方がないのかもしれない。 そして最後に、こう記されていた。 ”―――またいつか、会える日まで―――” 「あぁ、わかってるさ。いいからとっととこっちにこいってんだ、アイツは」 小さく言葉にし、ぼやいたように聞こえるその声とは裏腹に、その表情には小さく笑みが浮かんでいた。 新八にも、神楽にも、同じように笑みが浮かんでいる。それに気がついているのか、気がついていないのか、銀時はまた言葉をつむぎだす。 それはなんでもないことのように。いつものように飄々とした言葉で。 「待ってんぞ、天子。”―――また会える日まで”な」 /東方よろず屋・了 ■あとがき■ どうも、白々燈です。これにて、東方よろず屋は完結いたしました。 色々書いてていい経験になりました。 ひとまず、銀さんたちの奇妙な体験はこれにてひと段落です。 ただ、もしかしたら、ネタが集まり次第【第二部】という形で執筆することがあるかもしれません。 でもその際、新しくスレを建てるか、それともこれにそのまま続けて投稿するかは悩むところではありますけど……。 それでは、皆さん。今回はこれにて終了です。 またいつか、もしかしたら銀さんたちと幻想郷のメンバーのどたばたが見れることもあるかもしれません。 その時があれば、気まぐれ程度に見てあげてください。 それでは、今回はこの辺で。 今までご感想、意見などくださった皆さん、本当にありがとうございました。