[人物集]
人物紹介(マブラヴside)
御剣冥夜他、207Bの面々は設定はそのままなので、説明を割合させていただきます。
・ 白銀武
ご存知、時と世界線を越える主人公。 階級は准尉から、ヴァルキリーズに配属されている現在は特務中尉。 BETAの存在する異世界に飛ばされるならまだしも、それ以外の異世界に飛ばされるという経験をする。
バルジャーノンそっくりの人型兵器、VRの性能に魅了され、これであの世界を救えると悟り、最初に出会った菫に協力を申し出る。
・ 麻倉直美
国連軍横浜基地207訓練小隊A分隊の衛士訓練生。 ヴァルキリーズ配属後の階級は少尉。
同部隊所属の高原光とは幼馴染であり、抜群のコンビネーションを発揮する。 狙撃を除いた射撃技能に優れ、味方に的確な支援を行う。
・ 高原光
国連軍横浜基地207訓練小隊A分隊の衛士訓練生。 ヴァルキリーズ配属後の階級は少尉。
麻倉直美とは腐れ縁の仲。 近接戦闘のスキルに長け、突撃前衛を目指す茜とは良きライバル。
・ 築地多恵
国連軍横浜基地207訓練小隊A分隊の衛士訓練生。 ヴァルキリーズ配属後の階級は少尉。
同分隊隊長である涼宮茜には愛情に近い何かを持っており、常に彼女の周りを付きまとっている。
・ 七瀬凛
日本帝国斯衛軍所属の衛士で、階級は少尉。 先に斯衛軍衛士となった兄を慕っており、それに関係する事になると見境が無くなる、所謂”ブラコン”属性の持ち主が唯一の弱点だが、それ以外は冷静沈着な完璧少女として振舞っている。
白の武御雷に搭乗。
・ 鳴海孝之
かつてヴァルキリーズに所属していた衛士で、階級は中尉。 遙や水月とは同期だが彼女達が総戦技演習の事故で任官が遅れてしまい、一足先にヴァルキリーズに配属。 明星作戦に参加した際にG弾の投下を目の当たりにし、九死に一生を得て生還するも重傷を負う。
復帰後は帝国軍厚木基地に配属され、9.11クーデター後は天元山で不法住居者の避難活動をしていた。
人物紹介(オリジナルside)
・ 霜月菫(しもつき すみれ)
国連軍太平洋方面第7軍、ペリリュー基地所属のVRパイロット。 階級は少尉。 電脳暦世界に迷い込んだ武を保護し、彼が持つVR操縦の才能にいち早く気付いた人物。
傍から見れば気さくなお姉さんだが、周囲に流される事無く自分の信念を貫こうとする、悪く言えば”カタブツ”な性格。 暴走しがちな上司に頭を抱えながらも、仕事をこなす努力家でもある。
・ ケイイチ・サギサワ
国連軍太平洋方面第7軍、ペリリュー基地所属のVR研究者。 階級は大尉。 太平洋の島国パラオ出身の日系人で、菫の上司。
自らの乗機であるマイザーを改造し、Vクリスタル由来の新素材技術『Vマテリアル』を発案するなど、その実力は確かなもの。 並行世界の存在、そして武を通じて知った異世界の兵器である戦術機や技術にも、強い興味を抱いている。
・ 苗村孝弘(なえむら たかひろ)
機動自衛隊のVR教導隊『リーフ・ストライカーズ』のリーダーを務めるVRパイロット。 階級は一尉。 幼い頃からゲームセンターに設置されている民生用のVRシミュレーターにハマっていく内に、本物のVRパイロットの道を志すようになる。
チーム内のポジションは遊撃指揮。 中距離主体の機動遊撃戦を得意とし、同じスタイルで戦う武に強い興味を抱いている。
・ 早峰美雪(はやみね みゆき)
機動自衛隊のVR教導隊『リーフ・ストライカーズ』のメンバー。 階級は二尉。 苗村孝弘とは幼馴染の関係であり、彼の後ろを追いかけていくうちにそのままパイロットになってしまった。 チーム内のポジションは広範囲索敵と狙撃支援。 千里眼ともいえる索敵力と百発百中の狙撃で進むべき道を見つけ導く。
・ 石川佑哉(いしかわ ゆうや)
機動自衛隊のVR教導隊『リーフ・ストライカーズ』のサブリーダー。 階級は三佐。 孝弘とは腐れ縁の関係で悪友。 本来は別部隊の隊長を務めているのだが、本人の希望によりリーフ・ストライカーズのメンバーとしての活動も行っている。 チーム内のポジションは遊撃格闘。 自ら砲火の前に躍り出て、至近距離における射撃や格闘で突破口を切り開く。
・ 花月桜花(はなつき おうか)
機動自衛隊のVR教導隊『リーフ・ストライカーズ』のメンバー。 絵に描いたような大和撫子で、しばしば脱線しがちなメンバー達を止めるストッパー兼まとめ役。 チーム内でのポジションは突貫前衛。 幼少の頃から鍛え上げられた薙刀術の腕前は、襲い掛かる全ての敵を文字通り薙ぎ払う。
・ 秋月椿(あきつき つばき)
異世界の日本である日本帝国と交渉のため派遣された、日本政府のエージェント。 文武両道の完璧お嬢様で、事実上の日本帝国代表である煌武院悠陽との数少ない話し相手となっている。 気品と風格に溢れた異世界の日本を何よりも気に入っている1人。
・ フーリエ
ケイイチの助手を務めるマシンチャイルド(人造人間)。 外見は14歳程度。 元々ケイイチが行って居た『自我を持つ人工知能』の研究から生まれた量子AIであり、マシンチャイルドのボディを手に入れた現在は現実世界の生活を楽しんでいる。 生体タイプのボディを使用しているので、通常の人間と同じように食事をとったりする。
・人物紹介(他作品ゲストside)
・ セネス・クロフォード
国連軍大西洋方面軍、レイキャビク基地所属の技術仕官。 階級は少佐。 彼女も武と同様“時空を越えた者”の一人であり、真の素性を知る物は国連上層部でもごく限られている。
元の世界では第222特殊部隊“サンダーフォース”の隊長を務め、暴走した人工知能“ガーディアン”の破壊作戦に参加。 その戦いの最後に、宇宙から飛来してきたオーバーテクノロジー“ヴァスティール・テクノロジー”を封印して欲しいとガーディアンに託され、ヴァスティールの技術が詰まった乗機“ヴァンブレイス”と共に人工冬眠に入る。
そして広大な時空の果てを漂流した末に電脳暦世界に到来し、保護される。 その後、再び封印を解かれてしまったヴァスティール・テクノロジーの行く末を見守りながら、新たな使い道を模索している。
元ネタ:テクノソフト制作のSTG『サンダーフォースⅤ』の主人公、セネス・CTN・クロフォードより
・ シュバルツ・クーゲベルク
新造特装艦『フィルノート』艦長で、ドイツ出身。 部下思いのよき指揮官であり、常に自分の信念を通し続ける豪傑。 現役時代は欧州戦線で数々の武勲を挙げており、“首領”の愛称で親しまれている。
時々『死ぬがよい』や『・・・と言いたいところだが』などの物騒な言葉や無理難題を押し付ける所があるが、それが冗談なのか本気なのかは定かではない。
元ネタ:弾幕STG『怒首領蜂(CAVE)』シリーズよりシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐
・ 岡崎教授
量子力学研究の第一人者。 本名は不明で、同僚達からは“教授”と呼ばれている。 量子転送技術を専攻で、夕呼が喉から手が出るほどほしい数式を生み出した張本人。 本名や素性に謎が多い人物だが、超が付く程の甘党で、イチゴに練乳をたっぷりかけて食べる程度らしい。
元ネタ:同人STG『東方Project(旧作)』より、岡崎夢美
・ 八意先生
椿が保護したイルマを治療した、蓬莱クリニックの院長。 医療用ナノマシンを用いて患者を治療する医師であり、カウンセリングや外科手術もお手の物。 プラントから捨てられたマシンチャルドや使役生物を保護して病院で働かせている一方、怪しげな研究や実験を行っていると言う噂も・・・?
元ネタ:同人STG『東方Project』より、八意永琳
用語解説(バーチャロン公式side)
これらはあくまで公式の物で、本SSとは設定が異なる場合があります。
電脳暦(Virtual Century)
略してVC。 巨大企業達がもたらした超情報化社会の影響によって、主権国家に代わって企業が世界を統一する時代。 年号は16進数で数えられる。
人類が自らの可能性を閉ざしてしまった閉鎖的な世界であり、後述の限定戦争等、ありとあらゆる社会活動が商業的、消費的なものにになっている。
限定戦争
電脳暦の世界において、従来の戦争を放棄するも依然として人々に残る破壊衝動・闘争本能、そして企業間における対立を解決させるべく生み出されたシステム。 『娯楽・見世物としての戦争』であり、各企業が戦力、開催地、放送権を独占し、それを活用することで多大な利益が得られた。
参加する兵士にも戦果に応じて報酬と栄誉が与えられるが、それには基本的人権を放棄した後(殺されても文句は言えない状態)、企業軍と一定期間の契約の元、一般社会から隔絶された戦場で戦い続けなくてはならない。
<技術>
ムーンゲート
VC84年に月面で発見された、人類起源外の巨大建造物。 最深部にVクリスタルが安置されている。 また、調査中に発掘された頭部らしき人型構造物(後のバル・バス・バウ)が、VR開発の遠因ともなった。
Vクリスタル
月面遺跡“ムーンゲート”最深部にて発見された、正八面体をした結晶体。
実空間と電脳虚数空間、更には異世界への通路を開き、事象の転送を行う機能を持つ。 また人の精神を吸収する作用を持ち、後に“バーチャロン現象”と名づけられ現場の作業員達から恐れられた。
またVクリスタルは地球や火星、木星でも発見され、それぞれアース・クリスタル、マーズ・クリスタル、ジュピター・クリスタルと呼ばれる。
バーチャロイド(VirtuaRoid)
限定戦争にて使用されている、人型機動兵器。 元々は『見た目が派手で、尚且つ残虐性が露呈しにくい』という、限定戦争のニーズから発案された“XMU計画”で人型兵器の開発が行なわれるも、技術力不足により頓挫してしまう。
しかしVC84年、月で発見された古代遺跡“ムーンゲート”から得られたオーバーテクノロジーによって実用化された。 火力、機動性、装甲など、あらゆる在来兵器を凌駕する性能を持つ。
Vコンバータ
バーチャロイドの背中に付いている、Vクリスタルの機能を模倣しようとした結果生まれたVRの心臓部。 内包するVディスクにVRのデータを書き込み、強い負荷を掛けることで起きる実体化現象“リバース・コンバート”を利用することでVRは製造される。
これ以外にも激しい機動(ダッシュ・ジャンプ)を行った時に、パイロットの意思とは関係なくVコンバータの内部機構が露出し強制冷却を行う自律放熱反応など、一種のブラックボックスと言える代物になっている。
因みにその外観は、初代の機体はセガサターン、2作目の『オラトリオ・タングラム』の機体ではドリームキャストと、セガが発売したゲーム機がデザインされている。
MSBS(Mind Shift Battle System)
バーチャロイドの操縦およびVコンバータの制御に用いるOS。
『人間の思考をダイレクトに機械の制御系に反映させて制御を行う』というコンセプトの元に開発された。 それ故に使用中はパイロットの精神に多大な負担を与え、開発初期にはVクリスタル同様バーチャロン現象が相次いて発生したという。
尚、実際のゲームとの対応は以下の通りになっている。
Ver.3~(初代)
Ver.5~(オラトリオ・タングラム)
Ver.7~(フォース)
Ver.8.5(マーズ)
タングラム
天才少女リリン・プラジナーが開発した、時空因果律制御機構。 Vクリスタルと共鳴し、平行世界から任意の事象をこの世界に持ち込むことで、個人から世界全体までの運命をも左右する。
<組織>
DN(ダイナテック・ノヴァ)社/DNA
電脳暦に存在した最大規模を誇る企業、ならびにその企業が保有する軍隊。
月面で発見したムーンゲートで得たオーバーテクノロジーを秘匿独占していたが、幹部の一人であるアンベルⅣの暗躍よりプラントが売却され、 さらに追い討ちをかける形でムーンゲートが暴走。
鎮圧作戦である“オペレーション・ムーンゲート”に成功するも、その時には既に衰弱していたDN社は崩壊し、残ったDNAは独立法人として限定戦争市場に参入している。
RNA
VCa2年にDNAの前に立ちはだかった謎の軍事組織。 それまでDNAが独占していたと思われた兵器であるVR、しかもDNAのそれより高性能な第2世代型を保有していた。 同年にオーストラリアで行なわれた“サンドサイズ戦役”以降、DNAと熾烈を極める争いを繰り広げる。
プラント
ムーンゲート発見後、オーバーテクノロジーの発掘と調査の為にDN社が発足させた自治組織。 同時にVRを生産開発する工廠の役目も持っている。
最初期の0プラントを皮切りに細分化され、DN社崩壊後はそれぞれ独立。 己の勢力拡大の為に他のプラントと対立・抗争を起こす事がある。
参考書籍:角川書店 電脳戦機バーチャロンマーズ パーフェクトブック
用語解説(SSオリジナルside)
XMシリーズ
武が提案した『元の世界でプレイしていたバルジャーノン、ひいてはVRの機動特性を再現する』というコンセプトを元に開発された、戦術機用OSシリーズ。
最初期に開発されたXM1と普及型のXM2は、従来の戦術機のコンピュータにそのままインストールが可能で、旧来のOSに比べ最大57%の即応性の向上を実現している。
性能向上型であるXM3では搭載するコンピュータもセットでスペックアップされ、ソフトと一体となった状態での換装により飛躍的なパフォーマンスを発揮する。
オーバーウエポン
戦術機に搭載されているジェネレーターを一時的にオーバーロードさせ、電磁速射砲などの特殊な武器の威力を上昇させる機能。 試験的に横浜基地で運用されている電磁兵装や光学兵装の威力アップに繋がるが、ジェネレーターに多大な負担をかけるため、使用回数は限られている。
元ネタ:STG『サンダーフォースⅤ』より、同名のシステムから
メガドライヴ
戦術機にVRと同じ特性を持たせるべく開発された、慣性エネルギー制御機構。 機体に掛かる慣性エネルギーをコアであるフライホイールに蓄積・放出する事でVRと同じような機動や攻撃、防御が実現出来る。
その性質上、ドライヴの効果が100%の状態で出撃するには事前にフライホイールを回しておく必要があり、慣性エネルギーの蓄積量が低いときは戦術機のジェネレータ出力で回して補うことも可能。
最初はVクリスタル質を利用したフライホイールをコアとして用いていたが、オルタネイティヴ世界で量産された時はG元素を含有した素材をしている。
元ネタ:1988年にセガが発売したゲーム機+『機動戦士ガンダム00』のGNドライヴ
マスターシステム
戦術機用のOS『XMシリーズ』の流れを組む、メガドライヴ搭載機にセットで用いる専用OS。 衛士の操縦思考をリーディングし、プロジェクションによって操縦系統に反映させることで、驚異的な反応速度と適応率を実現する。
元ネタ: 1986年にセガが発売したゲーム機
PCエンジン
大型宇宙艦船用の動力源として開発された対消滅炉。 PCとはPositron Coreの略であり、陽電子による対消滅反応を利用して莫大なエネルギーを生成する。 ML機関が停止した場合の非常用動力源として、メガドライヴとセットで凄乃皇に搭載された。
元ネタ:1987年にNECが発売したゲーム機
河城技研
電脳歴世界の日本に存在する、光学技術を専門とする新興企業。 光を乱反射させるナノマシンを機体表面に散布する光学迷彩システムを実用化し、町工場クラスの規模から一躍有名となり発展を遂げた。 他にもレーザー加工機械や義眼等、光を扱う分野のシェアを伸ばしつつある。
元ネタ:同人STG『東方Project』より、河城にとり
クレスト・インダストリアル/ミラージュ・コーポレーション/キサラギ製作所
電脳歴世界にその名を轟かせる巨大企業。 クレストは北米、ミラージュは欧州、キサラギは日本に本拠地を置く。 プラント及び企業国家による支配の一翼を担っていた企業であり、主権国家が復興した現在もその影響力は衰えていない。
元ネタ:アーマード・コア3より、同名の企業組織