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No.25333の一覧
[0] 【完結】我が名はシン・アスカ[v&w](2011/01/27 01:02)
[1] 第1話 「瑞夢」 改訂[v&w](2011/01/15 15:30)
[2] 第2話 「混沌の先に」[v&w](2011/01/15 15:35)
[3] 第3話 「安寧」[v&w](2011/01/09 23:52)
[4] 第4話 「日常」[v&w](2011/01/11 13:32)
[5] 第5話 「新たな力」[v&w](2011/01/12 20:43)
[6] 第6話 「さまよう眸」[v&w](2011/01/17 14:26)
[7] 第7話 「悪夢」[v&w](2011/01/14 23:41)
[8] 第8話 「アスラン脱走」[v&w](2011/01/16 21:23)
[9] 第9話 「選びし道」[v&w](2011/01/17 21:52)
[10] 第10話 「プライド」[v&w](2011/01/18 21:40)
[11] 第11話 「届かぬ罪」[v&w](2011/01/20 00:05)
[12] 第12話 「勝利」 訂正[v&w](2011/01/25 21:43)
[13] 第13話 「最後の晩餐」[v&w](2011/01/23 22:52)
[14] 第14話 「戦士の条件」[v&w](2011/01/27 00:57)
[15] 第15話 「輝く明日を目指して」[v&w](2011/01/27 00:58)
[16] 我が名はシン・アスカ あとがき[v&w](2011/01/27 01:01)
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[25333] 第7話 「悪夢」
Name: v&w◆480fbd7e ID:915498b1 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/01/14 23:41
チラチラとこっちの顔色を伺うルナ。
正直たまりません。
いますぐ押し倒して大人のレスリングにファイッ!といきたいとこだが我慢だ……。
熱いパトスに身をゆだねると大抵破滅するんですよ。
哀しいけどこれ、現実なのよね。

「……風呂に入ってサッパリしてきな。その後にまた話そう」

どうみてもチキンです本当にありがとうございました。
わかってるんだよ。でも仕方ないじゃないか。

やったら出来ちゃって、出来ちゃったから結婚して。
俺の人生そんなんばかりだよ!
たまには純愛一直線もしてみたいじゃない?

だから恨みがましい目でこっち見んなって。
下手にキスの一つでもしようもんなら誰かが入ってくるって。

「おいシン。ちょっとデスティニーの装備のことで相談があるんだが」

今回はおやっさんか。
入ってくるなり動きを止めるおやっさん。
ヌ・レーバーと見られてもおかしくない状況です。
なにせ汗まみれなルナとどこか賢者っぽい俺。

ま さ に 事 後。


でもね、おやっさん、いくら俺とルナを見比べても何もでてきやしませんから。
そのニヤニヤやめください。
ルナも赤面すんなって、て駄目か。

……明日は食堂に行きたくないなぁ。

「わかりました。それじゃルナ、後でな」
「う、うん! またね!!」

さあルナマリア選手、幸先のいいスタートを決めました。
もう言い訳すんなって感じですねぇ。
ほらおやっさんを見てご覧なさい。「わかるわかる」と顔で語ってます。
そうですね。じゃあ今回はルナにアタックをかけるんですか?
いえいえ、まだ時間はあります。

「お前もスミに置けなねーな。おい?」
「だから何にもなかったって言ってるじゃないですか。それよか相談内容を教えてくださいよ」
「しゃーねーなー。デスティニーの出力のことでな」

格納庫の隅っこにある休憩席に対面して座るとおやっさんはなにやら紙を渡してきた。
デスティニーのスペック表だ。

「見りゃ理解できるだろうがデスティニーとかの核動力機は出力が高い。そのせいでビームライフルの部品の摩耗が激しくなっちまうんだ。お前から議長にスペアを優先的に配布できるようお願いしてくれないか?」
「わかりました。あと気になった点はあります?」
「攻撃する装備の関係でレジェンドもドラグーンの予備をいくつか欲しい。インフィニットは動きまわるから関節関係の部品を……これはデスティニーも似たようなもんだな」

動かないと死にますから。
止まったところをズドンとか一度でも経験したら怖くて止まれませんよ。
事実、経験したときは死にましたから。

あとは軽く隊の仕様の確認だけしておやっさんと別れた。
帰り際にもらった今藤武はありがたく頂いときます。


さて議長と面談しております。
部屋に戻る途中でレイから伝言されたとです。
いきなり呼ばれてビックリです。

一緒に軽い食事しながら今後の展開うんぬんを話してもらいました。
よっぽど信頼されてるんだなぁ。
まさかレイと近いレベルの内容まで教えてもらえるとは……。
だが『もう知ってましたよ』などと顔に出してはいけない。消されるからね。

「何か質問はあるかね?」

それよりもルナに「後で」と挨拶してから軽く3時間は経過しております。
議長に呼ばれたから怒られないよね?
うーん。今後はオーブに移動するから上陸許可が欲しいな。
墓参りもしないといけないし。
キラが敵にいないと楽だな~……あれ?

「そういえばキラ・ヤマトはどうなってるんですかね? 詳細を知ってる人が殆どいないんですよね」
「レイにも教えてはいけないと伝えてあったからね。それで君は彼に会ってどうしたい?」
「どうもしませんよ。ただ話をして終わりです」

あとはウタマロの写真を見せるくらいです。

「嘘ではないようだね……。いいだろう、私からレイに伝えておく。時間が空いたら会ってみるといい」

議長の部屋を出て移動する廊下で俺は一つ思いついていた。
キラにただ写真を見せるだけじゃ面白くない。
ここは一つキャラ崩壊する格好をしてもらおうじゃないか。

「生活用品からパンツと網タイツを買わなきゃいけないな……」



ヨウラン経由でブツを手に入れた俺は警備兵の一人にキラのいる部屋に連れてきてもらった。
もちろんアスランには内緒にしてある。

やたら頑丈な鍵がいくつもつけられた部屋の前でレイは待っていた。
連れてきてくれた警備兵はレイと少し話をしすぐに戻った。

持っていたバッグをレイに渡し、次に金属探知機で俺の体を調べてもらう。
武器の所持がないと確認が終わると入室のOkが出た。
ちなみにキラは、頑丈な手枷と足枷で拘束してるとか。

「気をつけろ。相手はキラ・ヤマトだ。脱走のための準備を終えているかもしれん」
「わかった。十分注意する……」

ゆっくりと扉を開け部屋に入る。
……あれ?

「真っ暗だぞ?」
「そんなことはないはず、後だ!」

目の端に肌色のなにかが迫ってくるのが映った。
このままだと当たる。

腹筋に力を込めてしゃがむ。
髪の毛の数本を巻き込んでなにかは頭上を通りすぎた。

「?!」

驚くと同時に体制を崩した相手の顎めがけて頭突きをくれてやる。
恐ろしく大きな音が狭い部屋に響きまわる。
頭が超痛ぇ。
離れた相手を目測。混乱しているうちに接近し組み伏せる。

わずか5秒の間の出来事である。


「うっ……。離せ!」
「やめてよね? 俺が本気になったらアンタなんかが敵うわけないでしょ」

取り押さえたキラの手には小さな金属片が握られていた。
どうやって手に入れたんだよ。
さらに手足の拘束具まで外されてる。

レイはすぐさま隊員たちに迎撃体制を取るよう指示。
俺は自分のベルトを使ってキラの手を縛り上げた。
そして壁に固定してある椅子に座らせる。

暴れようと数分間もがいてたが無駄だと分かったのか急におとなしくなった。

「落ち着いたか?」
「……」
「俺の名前はシン・アスカ。お前の乗るフリーダムを倒した男だ」
「……え?」

キラはこっち見んなと言いたくなるほど凝視してくる。
そんなに意外だったのか?

「言いたいことがあるなら言ってください」
「え? いやその。本当に君が、僕を?」
「Yes,I am」
「なんで英語?」

ノリだ。
言わせんなよ恥ずかしい。


「そんなことは置いといて。キラ・ヤマト。アンタにはMS強奪を始め、いくつかの犯罪の容疑がある。弁護士は雇えないから法廷で頑張ってくれ」
「……僕は犯罪なんてしていない」
「フリーダムを違法に所持してましたよね? あれはザフトのものであり個人に提供したものじゃないんです」
「フリーダムはラクスが僕にくれた剣だ」

言質ゲット。ラクス・クラインは犯罪者……と。

こんな感じで話を進めると出るわ出るわ。
お前らいい加減にしろと突っ込みたい衝動を堪えて会話を録音していった。
ここまでポロポロ暴露してくると思ってなかったんで拍子抜けしてる。
扉の向こうからも呆れた感じの気配がした。
キラ・ヤマトはこういう生き物なんだ。
そう自覚すれば納得がいくぞ。
気にするな。

「アンタがどうやって枷を外したとか金属片を手に入れたはどうでもいい」

ざっと部屋を見渡してもなにもない。
差し入れに紛れ込ませたのか?

「ただ一つ言っておく。お前は俺の家族を殺した犯人だ」
「何を……?」

俺は話した。オーブの戦闘で非難していたこと。
非戦闘地域に突然MSアストレイが侵入してきたこと。
それらを狙って連合のMSが襲ってきたこと。
さらに戦闘境界線を無視して暴れまわっていたフリーダムが砲撃してきたこと。

全てを話し終えた。
何度やっても慣れない。

キラは真っ青になっていた。
まさかよかれと思った行動が裏目にでたとは思ってなかったんだろう。

「嘘だと思うならオーブのトダカ一佐に話を聞けばいいさ。俺はあの人に家族が殺された直後に保護されたんだ」
「そん、な……」

キラのヒットポイントはゼロになった。
今日のところはこれくらにしといてやる。

などと甘いことを言うと思ったか?

「正直、今すぐお前を撃ち殺したい気分だ。だが俺は軍人だ。不当な暴力はしちゃいけない」

肩をビクリとさせるキラ。
今からもっと恐ろしい目に会うんだぜ?

「だからこんなのを用意してみました」

ポケットから写真を取り出し見せてやる。

「うわ!? なんでこ、ん? ……え?」

さっきとは違う意味で顔が青くなっていく。
写真はもちろんキラさんのウタマロである。

「なんでこんな写真が!」
「いやはや。流石はスーパーコディネーター様。いいモノ持ってますね」

改めて見てもデカイよな。
大きさが全てじゃないと分かっていても敗北感がスゲェ。

「こういった写真を取らせていただきます。もしかすると手違いで万人にみられるかもしれません。でも気にしないでくださいね☆」
「うわー!! 誰かーー!! 助けてーー!!!」

超ゾクゾクする。たまんね。

文字通り命がけで抵抗するキラ。
面倒なので首を絞めて気絶させる。
呼吸音と瞳孔から完全に気絶したと断定。
これより作業に移る。




ミッションコンプリート。
いい汗かいた。今日も飯をおいしく食べられるな。
せっかくだからレイも呼ぶ。

「どうしたシン、なにか?!」

ぶふーっ! と吹出すレイ。
なんて貴重なシーン。写真をとればよかった。

「ウケるだろ? せっかくなんで記念写真を撮ろうかと。俺のバッグからカメラを取ってくれ」
「ちょ、ちょっと待て……カメラだ。それにしてもお前はどういうセンスをしているんだ?」
「ムシャクシャしてやった。後悔も反省もしていない」

椅子にキラは座っていた。
ただし股に足を開き右手を頭の後ろから回して左耳を抑え、左の掌は前方に指を揃えた状態で付きだした姿で。

「この左手が苦労したよ。透明で薄い板と糸で上手く支えてあるんだ」
「そ、そうか」

なぜに引く?
殺したほうがマシだったかもしれないのは確かなんだけど生きてるからセーフセーフ。

体制が整っているのを再度確認して俺はキラを写真にとった。
女のパンツを頭からかぶり表情は見えない。
身につけてるものは両端をクロスさせ肩口にひっかけたブリーフ。
最後に網タイツだけ。

最後に撮った写真に台詞を合成させれば出来上がりだ。
どんなことを言わせるかって? 決まってる。

『これが私のおいなりさんだ』


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