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No.25333の一覧
[0] 【完結】我が名はシン・アスカ[v&w](2011/01/27 01:02)
[1] 第1話 「瑞夢」 改訂[v&w](2011/01/15 15:30)
[2] 第2話 「混沌の先に」[v&w](2011/01/15 15:35)
[3] 第3話 「安寧」[v&w](2011/01/09 23:52)
[4] 第4話 「日常」[v&w](2011/01/11 13:32)
[5] 第5話 「新たな力」[v&w](2011/01/12 20:43)
[6] 第6話 「さまよう眸」[v&w](2011/01/17 14:26)
[7] 第7話 「悪夢」[v&w](2011/01/14 23:41)
[8] 第8話 「アスラン脱走」[v&w](2011/01/16 21:23)
[9] 第9話 「選びし道」[v&w](2011/01/17 21:52)
[10] 第10話 「プライド」[v&w](2011/01/18 21:40)
[11] 第11話 「届かぬ罪」[v&w](2011/01/20 00:05)
[12] 第12話 「勝利」 訂正[v&w](2011/01/25 21:43)
[13] 第13話 「最後の晩餐」[v&w](2011/01/23 22:52)
[14] 第14話 「戦士の条件」[v&w](2011/01/27 00:57)
[15] 第15話 「輝く明日を目指して」[v&w](2011/01/27 00:58)
[16] 我が名はシン・アスカ あとがき[v&w](2011/01/27 01:01)
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[25333] 第3話 「安寧」
Name: v&w◆480fbd7e ID:915498b1 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/01/09 23:52
ヒャッハー! 汚物は消毒だー!

ルナのおっぱいにダイブしてるヨウランの鼻の穴めがけてビールを発射してやる。
奥のほうまでビールが入ったのか激しくむせながらのたうち回るヨウラン。
セクハラされた本人はヨウランを指さしてケタケタ笑う。そして服を脱ぎ始める。
汗に濡れた締まった腹とピンクのブラが白日の目に晒されてしまう。
そんな可哀想なことをさせてはならないな、うん。
ここは一つ、シラフの僕が両手でもって隠させていただきます。
今が駆けるとき。目標のおっぱいを補足。ツインハンドライフル発射します!

あと少しでおやっさんに殴られた。

あと少しで我が悲願が達成できたというに。
床に倒れ伏した俺の背中にヨウランとヴィーノが乗っかって動けない。
そうこうしているうちに他の女性陣にルナは連れて行かれてしまった。
oh……jesus。

まだチャンスはある。
豊満な女性のシンボルを必ず鷲掴みにしてやる。
新たな目標を立ててしまった。
それはいいとして背中に乗ってる二人とも、そろそろ退いていたただけたら幸いなのですが?

「いい加減に降りろよ。重くて動けねー」
「よくも友達の至福の時間を奪ってくれたねシン君。どうしてやろうか」
「ヨウランさん、ここは一つバツゲームなんてどうですか?」
「ほほう? ヴィーノ君には何かいい考えがあるのかね?」

激・嫌な予感。
ヴィーノが指を鳴らすと何故かレイが『もしもしボックス☆』と書かれた箱を持ってきた。
お前何してんの?





アークエンジェル軍団の撃退に成功した後、必死こいて半壊のMSを操作しミネルバに戻った。
コクピットから降り疲れた体に活を入れ一歩踏み出した俺の前に並ぶルナとおやっさんを筆頭にした整備員軍団たち。

「お疲れ様」と一人ひとり熱い肉体言語をプレゼントしてくれる愉快な仲間たち。
嬉しさのあまり流れたのは心の汗だ。
疲労困憊の上さらにフルボッコという状態でタリア艦長に報告にいったら驚かれた。
そんなに戦闘が激しかったのかと沈痛な面持ちで声をかけられ「違います」と言えなかった俺を許してください。
あの夜の包容力を覚えさせたあなたが悪いんで俺は悪くない。

今すぐに眠たいが自室で基地につくまで我慢して待機しておくよう命令された。
基地とは目視できる距離まで近付いているが念のためだとか。
たぶん襲ってくることはないと思う。

時間があいた今のうちに隠し場所にあるPCにキラの写真のデータを入れておこう。
どうやって加工すれば面白カッコイイぜ☆な絵になるんだろう。
悩む。
アーサー副艦長が噴出すレベルに加工すれば。
それともアビー副操縦士が「データを寄こせ」と脅してくるレベルにするか?
一般ネタか特定ネタか。どっちに絞ればいいんだろう。

ウンウン唸って考えてたらいつのまにか船が止まっていた。
窓の外を見るとごつい機械や作業服を来た人たちが集まってきている。
もう基地に着いたみたいだ。
しかたないので海苔で重要な部分を隠すだけにとどまる。
この海苔もでかくてインパクトはあるがもっといけるはず……。
帰ったら再編集だな。

元の場所にPCを隠し身なりを整えているとレイが戻ってきた。
目の下にクマが出来ている。
冷蔵庫から栄養ドリンクを渡すと砂漠の中にオアシスでも見つけたかのような勢いで一気飲みした。
本当に疲れてたんだなぁ。

「基地についた。これから交換手続きがあるから集まるようにと命令だ」
「マジかよ。一応準備はしてたけど辛いな。眠てしかたない……」
「俺もだ。とにかく行こう」

愚痴っても仕方ないので素直にレイと艦橋に移動する。
途中でルナとも合流し一緒に行くことに。
まだ戦闘のときのことを根に持ってるのか睨んでくきます。
僕はHAHAHAと乾いた笑いで逃げるしかできません。
艦橋に着くまで針のむしろにいるようだった。

艦橋に着くと微妙にタリア艦長とアーサー副艦長が小物臭のする基地司令官とあーだこーだのやり取りをしていた。
ひとまず挨拶し経緯を見守る。
聞こえてくる内容は主にキラをどう取り扱うべきかで一貫していた。
結局は俺とレイがアーサー副艦長と交えて話し合った案が通った。

アーサー副艦長も影でホッとしていないで胸を張ればいいのに。
なんだかんだで俺達の拙い意見を綺麗に纏めてくれた能力はかなりのもんだよ?
仕方ないから今度いいお店でも紹介するとしよう。

話し合いの結果、キラは基地の施設の修理が終わるまでミネルバの営倉に放りこむことになった。
テロリストが狙ったように基地の収容所を攻撃したせいで入れられないらしい。

砂漠の虎め。ここまで用意周到とは恐れいった。
それで追撃をかけてこなかったのか。
次に会ったら万全の状態で落としてやる。
密かに次の目標を胸に秘め熱血してると嬉しいお知らせが。

なんと酒盛りができるらしい!

え? 未成年の飲酒はいけないって?
ザフトの法律だとOKだから大丈夫。
こういう趣味に寛容なところはザフトが一番だ。
それでラクスにフリーダムを盗まれたんだろうけど今は感謝しておく。

汚してもいい基地の一室を貸し出す上に、ご丁寧にも会場の準備をしておくとのこと。
イヤッホウ! 眠気も吹っ飛ぶぜ。
艦内放送で知らせを流したとたん、艦が揺れた。
どれだけ鬱憤たまってたんだろう。
もしかしてこれも計算して宴会をさせてくれたのか?
なんにしても基地司令官殿もやりますな。
大いに楽しませてもらいます!

退艦許可書を発行してもらった人から順々に会場へと急いでいった。
俺も同じ穴のムジナ。レイとルナを引っ張り急ぐ急ぐ。

会場はかなり広かった。
これなら盛大に騒げるぜと意気込む整備班が会場のセッティングを意気揚々と始め、コック達がキッチンへ急ぐ。
手の空いた者は率先して飾り付けをしているので手伝うことに。

ものの1時間で会場は出来上がり、残すは料理だけだ。
まだ30分ほどかかると連絡があったのでもう一度シャワーを浴びてスッキリすることにした。

広い風呂場で湯船に浸かりリフレッシュして会場に戻ると美味そうな匂いが……ヨダレ出てきた。
人もだいたい集まったところで宴は始まった。



やっぱ現地の酒はうまい!
飯もツマミも最高。
特に魚、鮮度抜群だ。
好きなだけ飲み食いできるなんて幸せすぎる。
寝不足なのも影響して気分は最高にハイッってやつだ!
無愛想なレイも今ばかりは笑いまくってる。

不機嫌だったルナに酒の力を借り拝み倒したら許してくれた。
俺が飯をおごるハメになったが一向にかまわん。

「わかった。そのデートは気合を入れていくよ」
「ちょ、なによそれ! 私は別にそんな気じゃ……」
「俺が勝手に思ってるだけだって!」
「もう! 悪い気はしないけどね……」

照れ隠しにルナは近くのグラスを一気飲みした。
俺も飲んだやつだけどブラッディマリーだったが大丈夫か?

おもしろいから黙ってよ。




そして冒頭に至る。


目を覚ますと女性陣がルナを連行していた。
倒れてる位置からはルナのスカートがベストアングルです。
ミニスカを履く君が悪いのだ。

神秘のトライアングルを満足するまで拝みたかったがヨウランさんの笑顔が怖いんで自重した。
二人とも背中から降りてくれたが両脇をがっちり固められちょっと抜け出せない。
目の前の笑顔のレイが嬉しそうに上に一箇所だけ大きな穴の開いた箱を俺に差し出した。

「中にある紙を一枚引いてくれ。それを実行すれば許してやる」
「『鼻の穴からスパゲティを食え』とかだったらマジで抵抗するぞ?」
「そんなもん見てもつまらんだろ。このヴィーノ様が選んだ罰だから安心しろ」
「余計不安だ」

仕方ない。
俺が悪かったし言うとおりにしておこう。
じゃあさっそく引かせてもらおう。
……これだ。

「うし、引いたぞ」
「ちょっと待ってろ。ふむふむ……『女装して全員に酌をしろ』か。普通のに当たったな」
「あ、俺ちょっと急用思い出したから戻る」

さっと出口までの距離を目測。
大股で8歩か。
人もいない絶交のチャンス。
大きく一歩を踏み出して、コケた。

「くそっ離せレイ! 後生だから見逃してくれー!」
「約束は守るべきだ。気にするな、俺は気にしない」
「おーい、誰かシンに女装させてくれるヤツはいないかー?」
「集めるなー!」
「私、やってみたい」
「アビー!?」

おやっさんまで悪ノリしないでくれよ。
いかん、もう逃げられない。

「やめろマジぶっ飛ばずぞ!」
「男なのに肌がきめ細かいですね。化粧のしがいがあります」
「ビデオの準備できたぞ」
「やめてぇ!」

ああ、もうダメだ。
さよなら俺、こんにちは新しい僕。
父さん、母さん、マユ。
俺は新しい道を逝きます。
どうか見ないで貰えると嬉しいです。

『こんな面白そうな物を見逃すわけにはいかない』

なんで三人とも同じ答えを―――!!





アレですね。抵抗は無駄でした。
バッチリメイクさせられた上に下着まで付けることになるとは……。
下だけはボクサーパンツで納得してもらったがブラジャーとか誰得よ。
ちゃんと詰め物してるのが余計に惨めにしてくれる。
鏡で自分の姿を見て「イケるんじゃね?」と思ったのが一番のショックだった。

「さーシン子ちゃんに酌をして欲しい人は手を上げてくださーい!」

「「「「「「はーい!!!」」」」」

「全員ですね。ではシン子ちゃん頑張って下さい!」
「やればいいんだろチクショー!」



僕は今日、大人になりました。





サバトも過ぎ去り正気を保ってる男衆総出の片付けも終わった。
最後の最後まで女装のまんまだった。
終わって速攻で着替えて自室へダッシュした。
ベッドに倒れこむと凄く気持ちイイ。
化粧臭え。またシャワーに浴びないと。
浴びなきゃ……浴びるんだ。
眠気をごまかしてシャワーを浴びて頭も半乾きのまま俺は眠った。

目が覚めたら昼前でした。
うわー寝過ぎだろ。
隣のベッドでレイは熟睡している。
頭を触ると寝ぐせが凄いことに。
シャワー浴びよ。

人心地つき部屋に戻ると見事に酒臭い。
あーこりゃやべーな。
換気扇を回し、レイの枕元に水差しと薬を置いて部屋を出た。
生きろ……。


ミネルバを降りて艦長のいる部屋に着いた。
警戒態勢で少しピリピリしてる人たちに睨まれる。
物怖じしてないのを装ってタリア艦長の前まで移動した。

「シンじゃない。なにか用事?」
「あの、外出許可が欲しいんですけど出来ますかね?」
「あら。さっそく落としたコとデート? 手が早いわね」
「デートなのは認めます。でもそんなんじゃありませんよ」

大人の余裕でいなされる。
これが熟女の底力か。

「そうねぇ。司令官、部下数名の外出許可は可能でしょうか?」
「近くの町までなら車ですぐの距離ですし問題ないかと」
「と、いうことで許可します」

やけに艦長ニヤニヤしてる。
司令官、アンタらもか。
よくよく見れば俺を睨んでた人たちもニヤけてるし。
今回は本当にデートだけだっての!
別に普通だよな。

無事(?)に許可ももらえたところでルナを誘いに行く。
部屋をノックするとメイリンが出てきた。
なんか睨まれた。

「ルナは起きてるか?」
「今シャワーを浴びてます。あと30分したら来て下さい」
「わかった。あり<ガシャン>う」

……怒るようなことしたっけ?
仕方ない。食堂で軽くつまんでこよう。

食堂で偶然出会ったヴィーノからデータを受け取れた。
すっかり忘れてた。危なかった。
我慢できずにその場でチェックしてみた。

ローアングルで撮影されたカメラの映像の中、様々な色の逆三角が映しだされる。
途中から嬌声が入りカメラが向いたその先にはあられもない姿のルナが。

「パーフェクトだヴィーノ」
「感謝の極み」

札を3枚握らせて別れた。


などという些細なやりとりも終わりルナの部屋の前に再びいる。
予定した時間より20分過ぎたけど大丈夫だろう。

「ルナー? いるかー?」
『シン? 開けていいわよ』

部屋の中にルナしかいない。
よかった。また睨まれるかと思った。

「メイリンは?」
「なんか仕事があるって行っちゃった。それより用事って何?」
「都合着いたら今日、一緒に食事いかないか?」
「へ?」

本人、思い切り忘れてたとさ。
「冗談だと思ってた」なんて言うなよ。男として悲し過ぎる。
冷めた目で睨んでたら慌てだした。
やっぱ忘れてやがったな。

「そんなことより許可とったの?」
「艦長直々にOK貰った。車も使っていいってさ」
「ふ、ふーん? それで何時からいくの?」
「あと2時間くらい後を予定してるけど」
「オッケー! じゃあ2時間後に基地ゲート前で集合ね!」

言い放つと扉を閉じられた。
大急ぎで服を見繕ってるんだろうな。
俺も準備しとこ。


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