俺と鬼と賽の河原と。生生世世
チョコレートを溶かし、型に流すだけ。
簡単なお仕事です。
「でも、それだけだとなんだかなぁ……」
自宅のキッチンで、ポツリと前は呟いた。
明日は聖ヴァレンティヌスの命日。
無論、ヴァレンティヌスの命日であってもそれに対し、手を合わせるものはいない。
二月十四日は、単なるしめやかな命日に収まらぬ。
剣の代わりに包丁を。流れ出る血潮の代わりにチョコレートを。
戦場を台所に変えて。
殺意の代わりに溢れ出る愛を以って。
バレンタインデー。
それは聖なる戦の日である。
男達はその日を間近にじりじりと無言で鎬を削りあう。表面化しないからこそ苛烈なせめぎ合い。
女達は準備から決行に至るまで、周到を尽くす。戦前の情報統制をしくじれば、戦を前に爆死する。
まあ、そんな感じで。
「かと言って、お菓子作りのテクニックなんてないし……」
そんな、凄惨で華やかな戦争を前に、前はキッチンを前にああでもない、こうでもないと頭を悩ませていたのである。
「ああっ、やっぱり市販にすればよかった……!」
後悔は決して先に立つことは無く。そもそも先に立ったら前悔か先悔だろう、というのはともかく。
市販品を買ってはいと渡してしまうのは、今となってはあまりに素っ気無さ過ぎるのではないか、と前は考えていた。
現存するライバルを考えれば、まず間違いなく最高級品を買える面子がちらほらと。
そして、お菓子作りにも造詣が深そうな、料理が得意な面子は、市販品に出せない味というものを前面に押し出してくるだろう。
不器用な人々も、不器用なりに頑張る。
そうなってはもう、真心で勝つしか方法は無い。
とか、なんとか。去年もあった葛藤だが。
いつものホットパンツと、横ストライプのトレーナー、それに合わせるかのようなストライプのオーバーニーソックス。
その上にエプロンを付けて、前は頭を悩ませるのである。
「なんか……、わざとらしい気もするし」
無論、もう遅いわけだが。
これから取れる手段なんて、今すぐコンビニへ走って購入するくらいのもの。
後は、この一晩でお菓子作りの才能に開眼するかだ。
さも無きゃ、普通に作って渡すしかない。
台所には、チョコをカットするのに使った包丁が。ボウルの中をかき混ぜるのに使ったヘラが。使用済みのクッキングペーパーが、さりげない悲哀を纏って寂しげに置いてあった。
しかし、そんな器具達に、哀愁を付加させる要因である、ハの字に下がった前の眉が、不意に釣りあがる。
「今さらだね。しっかりしろっ」
自分に渇を入れる。それだけで、置かれた器具達のイメージは、戦場の傭兵のような男臭い空気に変わった。
そして、
「薬師……、食べてくれるかな?」
頬を染めて呟いたその一言で、雰囲気が甘ったるく変更。
前は、頬に付いたチョコを気にも留めず、調理を続けたのだった。
其の六十一 俺と奴の命日。
地獄の三丁目に存在する、薬師宅。
の、隣。
「……」
「お母さん、どうしたの?」
「春奈、貴方は寝ていなさい」
料理本とにらみ合う愛沙は、あまりにも鬼気迫るものがあった。
これが乙女の戦場である。
「んー、チョコだー。あ、バレンタインデー?」
「……まあ、一応そうなのだけれど」
身を乗り出し、台所の上を見る春奈に、げんなりと愛沙は呟いた。
上手くいっていない。
愛沙は、このような菓子作りの経験が一切無い。
そもそも、家事の経験そのものが長くない愛沙からすれば当然であるが。
まあ、そんな中、閻魔やらと比べ、ある程度の水準の料理スキルは会得した愛沙ながら、菓子作りはあまりに勝手が違いすぎた。
まず、料理で早々湯煎なんて行わない。
(……少々、甘く見すぎたので)
内心、忸怩たる思いである。所詮溶かして型に入れるだけの簡単な仕事。アットホームな職場、と思っていたらこれだ。
普通に鍋に放り込んではいけないのだ、と気が付いたのが三十分前。
職場の部下にその手の料理本を持ってこさせたのがつい先ほど。
そうして、湯煎の存在に気が付いたのだが、いかんせん。
ボウルの大きさに合った鍋がない。
「わたしも作るー。なにすればいいの?」
手を洗いながら、無邪気に言われ、表面上平静を装ったが、愛沙は戸惑った。
「……まずは、チョコレートを溶かさないといけないのだけれど」
それを如何様にすれば良いかで悩んでいるのだ。この先を春奈に示すことができない。
本当のところを言えば、チョコレートを何らかの袋で包み、お湯に放り込めば問題ないのだが、自分の専門分野以外での閃きは人並み以下の愛沙だった。
「うん」
そして、そんな愛沙に対し、春奈は一度肯くと、あろうことか、置いてあったボールを抱きしめた。
「ええと、なにをしているので?」
流石に愛沙も、これには戸惑いを隠しきれない。
「んー。あっためれば溶けるじゃん」
「……いえ、ああ、まあ」
なんとも原始的な方法か。しかし、他に思いつかないのだから、まあ、仕方ない。
そして、春奈は不意にボウルの中に手を突っ込んだ。
「こうした方が、はやく溶けるかな? わたしったらさえてるっ」
そう言って、軽く刻まれたチョコレートを、春奈は握り潰した。
体温も手伝って、チョコレートは次第に固体の形を失っていく。
愛沙にはできない方法であった。愛沙の握力はしょんぼりである。
しかし、これで作業が可能である。チョコレートを溶かし、生クリームを入れ、ラム酒を投入し、固めてココアパウダーを入れれば、生チョコが完成する。
「よくやりました、春奈」
愛沙は、優しい手つきで、手が汚れるどころか、顔にすらべたべたとチョコレートを付ける春奈の頭を撫でた。
「んっ」
春奈は返事もそこそこに、一心不乱にチョコレートを溶かし続ける。
愛沙は指で、春奈の頬のチョコレートを拭った。
「んにゅ?」
そして、なんとはなしに、その指を舐める。
チョコレートの甘みが口全体に広がった。
「チョコレートを頬に付けておくのは立派な淑女にあるまじきことだと思うのだけれど」
「ん、ありがとっ」
「どういたしまして」
春奈が、愛沙へ笑みを返す。
そして、作業へ戻った春奈は、不意に質問した。
「お母さんも、やくしにわたすの?」
先ほどまでの和やかな雰囲気。
一転。
愛沙が一瞬にして固まる。
「そっ、そんなことは……」
「じゃあ、わたさないの?」
「ぎっ、義理なのでっ。去年も十分世話になったと思うのだけれどっ?」
赤くなって、愛沙が顔を逸らす。
にへら、と春奈は笑った。
「そっか」
「……そういう貴方は? クラスメイトが居ると思うのだけれど」
釈然としなさそうに、愛沙が問う。
意趣返しのつもりだったが、春奈にはまったく通用しなかった。
「わたしは一個で十分だよっ。やくししかいないもん」
「そ……、そうなので」
あまりにもはっきりと返されて、逆に愛沙がたじろぐ。
「お母さんは違うの? やくしのこと、すきじゃないの?」
問われて、愛沙は口元に手を当てて、真っ赤になって俯いた。
煙が出そうなほど、頬が熱い。
眉は困ったように曲線を描いた。
「なんかお母さんってさ」
春奈の呟きにも何も言えないまま、照れて愛沙は押し黙る。
「可愛いね」
愛沙を見上げて首を傾げた春奈の頭を、愛沙は黙ってぽすんと叩いた。
「貰っても困らないように、小さめのサイズにしないとね」
閻魔宅のオーブンは、フル稼働。
「どうせ、今年もたくさん貰うんでしょうけど……」
由比紀の呟いた言葉は、あまりに哀愁が漂っていた。
ただ、そんな大量のチョコの中、ささやかな気遣い。
「チョコレートケーキ、甘みを控えた方がいいかしら」
台所で、唇に指先を当てて、首を傾げる由比紀。
それを眺める閻魔もいた。
「我が妹ながら、羨ましいです……」
眺めて、見守るだけ。
そんな閻魔に気が付いて、由比紀が振り向く。
「あら、いいじゃない。美沙希ちゃんもちゃんと買ったんでしょ?」
「まあ、それなりのものを、適当に」
と、言いながらも、店で長い時間悩んでいたことを由比紀は知っている。
そんな彼女に苦笑して、由比紀は作業に戻った。
「それに、彼も市販の方が喜ぶんじゃないかしら? 女としてはアレだけど」
「う……」
閻魔は痛いところを突かれたように押し黙る。
チョコレートと見せかけてザラキーマカレーの悪夢はそれなりに薬師の心にトラウマを植えつけているらしい。
「どちらかというと、明日薬師にチョコを作ってもらって、ホワイトデーに返したほうがいいんじゃない?」
茶化すように、由比紀は言う。
そんな由比紀に、閻魔はむきになって反論した。
「なっ、ああ、アレですっ。彼にチョコレートなんて現代風のものが作れるわけがありませんっ!」
「ああ、そうかもね。むしろお汁粉とかなら出してきそうだけど」
それだけ言って、由比紀は押し黙った。
台所に向けて真剣な視線。
背には戦場へ赴く戦士の哀愁。
「さて、じゃあ……、全力で愛情を叩きつけるわ」
こうして、地獄全土を揺るがす聖戦が始まったのだ。
そして、当日。
『すまん、道端で龍に轢かれそうな婆さんを助けたらその娘が奇病に掛かっていて治療に必要な薬を回収に行ってたら婆さんを轢きかけてた龍と戦闘になって、帰って来たらその婆さんの夫が行方不明になって探してるうちに骨とか折れたせいで今日はいけそうにないっ!』
「……え?」
散発的に聞こえる爆音、怒号。そしてノイズ。電話が途切れた。
「薬師さん? 薬師さーん……?」
爽やかな由壱の映像でお待ちください。
「なにをやってるのかな?」
由壱は、学校の廊下で唐突に振り向いた。
そこには、葵がいる。
「っあ! な、なな、なんでもないわよ!」
勢いよく、手を振って葵は否定した。
「本当に?」
しかし、由壱が問うと、不意にその勢いが萎んで消えた。
「そんなことも、ないかも……」
由壱は苦笑。
葵は、誤魔化すように声を上げた。
「アンタ、バレンタインデーのチョコ、何個貰ったのよ?」
「んー、家族からのを抜いたら四つ……、いや五つかな」
「……五つも?」
「三つはクラスの友達から、ね」
そう言って、由壱は苦笑を続けた。
「モテるのね、アンタ……、ま、まあ、当然かもしれないけど」
「いやいや、残念だけど、義理だよ。なんせ、クラスの皆に配ってるんだから、俺だけもらえなかったらそれはそれで困るよ」
「じゃあクラスじゃない奴の一つは?」
その瞬間、由壱が、どんよりとした空気をまとう。
そして、零した言葉。
「……知らないお姉さんが、唐突に」
「なにそれ怖い」
「あはは、どうしようね、これ」
「どんな風に渡されたのよ」
「『うほっ、いい少年。貴方にこれをあげるわ、大人になったらと言わず、ホワイトデーに貴方の初めてでお返しに来てね、ハァハァ、短パンでも可よ』って」
「捨てなさい」
「あ、君もそのほうがいいと思う?」
あっさりと由壱は言った。食べたら最後な気がしないでもない。
「最後の一つは?」
葵が問うと、由壱は照れたように頬を掻いた。
「ええと……」
「な、なによ。もしかして、好きな人からでも貰ったの?」
戸惑うように後ずさった葵。
由壱は視線を泳がせた。
「なによ……」
そして、一度目を瞑り、自棄になったように、由壱は口を開く。
「君から貰いたいと思ってるんだけど、どうかなっ?」
「なっ、ないわよ!」
「じゃあ、君の手の中のはなんだろうね」
そう言って、由壱は葵の手元を指差した。
ばっと葵は手の中の箱を隠す。
「こ、これは、ダメよ。ダメなの」
「なんで?」
由壱は理由を聞いた。
のだが、
「の、罵ればいいじゃないっ」
唐突に、葵は言って、周りを大層驚かせたとか何とか。
「はっはぁ、チョコレートを溶かして型に嵌めるだけのこともできないのかこの雌豚とでも言っておけばいいじゃないっ」
周りに注目されているこを気にも留めず、葵は喚いた。
参ったなー、と笑う由壱は言葉の意味を理解し、呟く。
「あ、失敗したんだ」
「っ、悪かったわね!」
「まあ、うん。でも、だったらなんで持ってるのかな?」
由壱の質問に、びくりと葵は肩を震わせる。
「いっ、一応、渡す意思だけはあったのよ。それだけで満足なさい。ほらっ、他に貰ってるみたいだし」
「ふーん?」
なるほど、と由壱は納得した。渡すだけ、要するに気持ちだけなら渡す意思があったらしいが、由壱がそれなりに貰っているからそれその物を渡す理由もなくなってしまったらしい。
しかし、由壱的にはそんなのお断りである。
「ちょっとそれ、貸してくれるかな?」
そう言って、由壱は、葵の手元のラッピングされた箱を掴んだ。
あっさりとそれは葵の手からはずれ、由壱の元に収まる。
そして、由壱は躊躇なく包装を開き。
「あっ、待ちなさいっ」
制止を無視して、チョコレートの一つを口の中に放り込んだ。
そして、咀嚼。
「よ、由壱?」
無言の由壱に葵が呼びかけると、彼は口を開いた。
「うん、不味い。汚泥の味がする」
言われて、葵は肩を落とす。
確かに、あんまりといえばあんまりだ。事実でも、はっきり言いすぎである。
そんな葵に、由壱は続けた。
「でもさ。美味しいチョコを食べたいなら、高い奴を買ったほうがいいんだよ」
そう言って、照れたように由壱が笑う。
「ええと……、その。この意味、わかるよね?」
確認の一言。
「う、うん……」
葵は頷く。それを見て由壱は、踵を返した。
「じゃ、そういうことで」
去っていく由壱。
再起動した葵がそれを追う。
「か、返しなさいよっ、それ!」
「ははは、嫌だよ」
「中って寝込んだららどうすんのよ!」
「あー……、その時は、その。君が看病に来てくれると嬉しいかな、うん」
「馬鹿っ!」
そうして、バレンタインデーは終わりを迎えた。
深夜零時過ぎ。
龍と戦闘したり、お爺さんが暗黒物質に操られてたり、敵対組織のトップが実はお爺さんの父親だったり、暗黒面に落ちたり。
やっとの思い出、薬師は帰宅を遂げる。
「ただいま」
「おかえり」
「ん、銀子、お前さんなに食ってるんだ?」
「チョコ」
「そうか」
「食べる?」
そう言って、ソファに座って一人チョコレートを食べていた銀子は、薬師に向かって一粒のチョコレートを差し出した。
「食う」
疲れていた薬師は、それを直接口で受け取る。
甘みが、疲労に染み渡った。
「手作り」
「まじで」
銀子の言葉はいささか予想外。思わず間抜けに返答する。
「まじ」
「美味いじゃねーか」
「多分、副作用はないと思う」
「……一瞬にして味がなくなった」
「洗った。ビーカーは」
「なにで作ってんだお前さん」
「本当は、コンビニで買って済ませようと思ったんだけど」
「だけど?」
「クリームパンしか売ってなかった」
「……別のとこいけよ」
「ともかく、作った。頑張った」
「へいへい」
ぽんぽん、と薬師は銀子の頭を撫でる。
無表情で、銀子は無言。ただ、黙って撫でられる。
「クリームパンも食べる?」
そしてそんな中、袋ごと、銀子がクリームパンを差し出した。
「買ってきたんか」
貰うがな、と薬師は言った。
銀子は、袋から出したクリームパンを二つに割る。
「半分こ」
そして、片方を渡し、それを受け取った薬師は上着を適当に放り投げて隣に座った。
「藍音は?」
「最高に効く胃薬を探しに行った。多分、明日は覚悟した方がいいと思う」
「うわあ、本当に気の利くメイドですこと」
薬師はクリームパンを腹に押し込む。
すると、銀子がまたチョコレートを差し出してきた。
「もっと、食べて?」
首を傾げて言う銀子に応答し、それを食べる。
すると、まだ出てくるチョコレート。
薬師は、それに応じる。
それを繰り返すこと数回。
「いや、もういい」
「食べて」
短い言葉に、圧力を感じる。
少しだけ、薬師には思い当たることがあった。
作られたチョコ。今まで起きてた銀子。
「……もしかして、怒ってんのか」
「怒ってない」
「そうか」
諦めて、薬師は出されたチョコを口にした。
「もっと、食べる」
「むう……」
そして、突如、銀子はビーカーを取り出した。
中身は黒。黒の粘性のある液体。コールタールでなければチョコレート。
徐に銀子は、そのビーカーの中に指を突っ込んだ。
「舐めて」
「いや、それは」
できればお断りしたい。と思ったが、かかる圧力は桁違い。
「舐めて」
指を突きつけてくる銀子に、
薬師は諦めた。
今にも雫が垂れ落ちそうな銀子のに舌を這わせる。
「なんかエロい」
「お前さんがやれと言ったんだろう」
「ホワイトデーは、三倍返しに期待する」
「貴様ぁ」
「チョコは元手が掛かってないから……、クリームパン百五十円の半分掛ける三? 二百二十五円」
「うわあ、無欲。そんな健気なお前さんに四倍返ししてやりたくなってきた」
「やっふー、やっくん太っ腹」
「やっくんやめろ」
「やだ」
「そうか」
「とにかく、もっと食べる」
「わかったよ」
「ホワイトデーは、指輪か、やっくんがいい」
「二百二十五円の指輪か、二百二十五円の俺かよ。それは安すぎないか、俺が」
「知らない、お得。いただきます」
「手を合わせるな。ホワイトデーまで一月ある。まだ焦るような時間じゃない」
そして、無言。
黙ってチョコレートを食べるだけの時間が過ぎて。
「いいこと思いついた」
銀子は言う。
「貴方が私を食べて、来月貴方が三倍返し」
げんなりと、薬師は呟いた。
「……もうお腹いっぱいだ」
呟けば、また、暫くチョコを食べるだけの時間が続く。
「おいしい?」
「おいしい」
「そう」
銀子が、少し笑った。
その次の日、地獄各所に分刻みで呼び出され、結局薬師は音速を超えた。
―――
なんとなく、頑張って薬師も出しました。銀子分が不足気味との報告もあったので。
本当は由壱さんのとこで終了予定でしたが。
返信
奇々怪々様
そもそも、チャイムを鳴らしておけばこんなことには……! 不法侵入でドッキリ作戦が黒歴史に。薬師はもっと起きるべき。コアラにでもなるのか。
しかし、ネタにだけは反応するあたり、ちゃんと聞いてはいるんですよ。流石の薬師も。まあ、ネタにしか反応しませんけど。
とりあえず、変なツンデレを発揮しなければまあまあ行けると思うんですがね。
あと、なりふり構わない方向なら、薬師からの同情票で。
通りすがり六世様
もうバレンタインなんて、バレンタイン編書かないとなぁ……、くらいの勢いです。
むしろ自分が貰えるとしたら、野郎か、知らない誰かからという選択肢しかないです。状況的に。するとあら不思議、貰える方が恐ろしい。
とりあえず、由比紀余裕を装うキャラです。装うキャラなんです。
由比紀がMな方向に目覚めないか心配です。
アンプ様
ヴァレンティヌス様を出す案はありました。むしろ今でもあります。しかし、一年に一回のイベントに萌とギャグのバランスが取りにくいことが発覚です。
でもどうせなので、出せそうになったら出しましょう。今回の感想を見て、ふっとネタが来ました。感謝です。
そして、薬師はアレな方法でバレンタイン回避。銀子からは逃げれませんでしたが。
とりあえず、蓮子さんと玲衣子さんは、既にネタのストックはあるので、書くだけです。
SEVEN様
まあ、ヘタレなんです。その通り。押しに弱いんです。いざって時に尻込みします。
ミステリアスよりも庶民派で攻めた方が強いと思うんですがね。薬師と家事談義で盛り上がれる分、そちらの方が芽がありそうです。いつの間にか父薬師、母由比紀、娘閻魔みたいな感じになれば勝ちでしょう。
予定は無かったけど、バレンタインに薬師でました。本当はあの一言、どころじゃないけど、あの台詞で終わるところでしたが。
全裸チョコと、一晩悩みましたよ。まあ、でも今回は家庭内より外へ話を飛ばしたかったので。
春都様
果たして風にネタと普通の会話を見分けるセンサーでも付いているのでしょうか。
あと、二人して閻魔に容赦ない。
とりあえず、相手するのめんどくさいモードの薬師ならなにやってもいい気はするんですが。それができないのが由比紀。
バレンタインは、由壱も頑張りました。というかもう、初々しい。
黒だるま様
いつか血迷いそうだとは思っているようです。
まあ、閻魔の家系は大概暴走しがちですから、仕方ないといえば仕方ない。
しかし、十割薬師のせいなので、薬師は責任取るべき。
もう、血迷ったら薬師のせいにしてそれを盾に結婚を迫ればいいのに。
最後に。
由壱さんテライケメン。