【習作】 アネモノ 【4/5】
夢……、ベッドの上、僕はぼんやりとしたまどろみの中、夢だと自覚しながらも過去の記憶を再体験していく。これは、小学校の頃の記憶。そう……両親が突然の自動車事故で亡くなった時のこと。
――自宅には、小学生になり立てのボクが、これまで見た事もないほど、沢山の大人の人がひしめきあっていて、しかも、その人達は全員真っ黒な服を着ていた。
お父さんのお弟子さん達がボクの方を見て、さみしそうで、泣きそうで、そして無念さが入り混じったような不思議な顔をする……、その異様な雰囲気がとっても怖くって、ぼくはおかあさんを必死に探すけど、不思議な事にどこにもいない。
どこにいるんだろう? こんなに大勢の人がいるのに、おかあさんはドコ? それに、こんなに大勢のお弟子さんが来ているのに、おとうさんは?
何か変……わけがわからない不安で、ぼくの小さな胸がつぶれそうなほど苦しい。たまに遊んでくれているミカねぇも、さっきチラッと見かけた時に泣いていた……皆と同じ、真っ黒な服を着て、普段は明るくボクと遊んでくれるミカねぇが、あんなに泣きじゃくって……。
「おかあさん……どこ? おとうさん……、今日のおけいこは?」
誰も聞いてない、誰もかまってくれない……。親戚の人は、『ざいさん』がどう……とかそういう事を言い合っていて、とてもうるさい。ボクは不安な気持ちで押しつぶされそうで、今にも泣いてしまいそうで……、独り、とぼとぼと道場まで歩いていく。
「ツカサッッ!」
その時っ、思いっきり背後からぎゅうううって抱きしめられる。ボクよりも強いチカラ、それに大きなカラダ……そして、ちょっと鼻にかかる特徴的な声……。
「絵里ねぇっ、絵里ねぇっ、おかあさんはっ、おかあさんはドコなの? あの人達は何? おとうさんは?」
絵里ねぇの温かさに包まれて、ボロボロと堰をきったように、ボクの目から大粒の涙がこぼれ落ちていく。いつもボクに意地悪で、試合では手加減してくれなくって、負けず嫌いで、すぐに手を出してくる暴力的な姉。
だけど……、だけど……、いつだってボクが寂しい時には、ぎゅっっって守ってくれる絵里ねぇ。背後から強く抱かれる気持ちよさ。絵里ねぇの柔らかい黒髪から香る、お母さんのシャンプーと同じ甘いにおい。
「ごめんな、ツカサ。姉ちゃん、ちょっと大事な話があってん……。一人で寂しかったやろ? ごめんな……」
背後からボクをぎゅううっと抱きしめたまま、絵里ねぇが言葉を囁く。ボクの心から不安感が薄れていき、かわりに妙な気恥ずかしさ、そして嬉しさがあふれだす。
「ん……、大丈夫。絵里ねぇ……もう、ボク大丈夫やから、ちょっと、苦しい……」
「ツカサッ!! ツカサッ!! あのな、これから姉ちゃんがっ、ずっと……、ずっと、ツカサを守ったるから!! ツカサは姉ちゃんの大切な、大切な弟。絶対にっ、絶対にっ、どんなことがあっても守ったるからっっ!!」
背後から抱きしめられ、嬉しさと恥ずかしさで、いつの間にか泣きやんでいたボク。そんなボクの背中、首筋へ、ポタッ、ポタッ……と熱い雫が落ちてくる。ボクに後ろから、まるでしがみ付くように抱き付いている絵里ねぇ。ブルブルと寒いように痙攣しているその腕とカラダ……。
そして……、必死に何かを我慢しているような、絵里ねぇの苦しそうな声。
「絵里ねぇ、どしたん? 何があったん?」
「ツ、ツカサ……、こ、こっち、向かんといて……。うぅ……、す、少し、このままで……うっ……」
腕が苦しくって身動きをしたボクへ、哀願するような絵里ねぇの声。なんだか、それが、ボクはとっても悲しくて寂しくて……。訳がわからないまま、自分の奥底から沸き起こる衝動にまかせ、ぎゅっ! と絵里ねぇの腕を強く抱きしめる。
「絵里ねぇ、ボクだって、ボクだって、絵里ねぇを守るよ。絵里ねぇはボクの一番大事な人や。ずっと……、守ってみせるから」
――それは、暑い夏が終わり、枯葉舞う秋が始まった季節の記憶。道場の入り口で、小学生だった僕達二人、たわいのない……だけど、これ以上無いほど真剣な約束。
ぼんやりとした夢と現実の曖昧な境界。初秋の温かな布団の中、僕はいつもでも、その境界を彷徨い続け……。
「う……」
枕元に置いた目覚まし時計。セットしたアラームが鳴り響く丁度五分前……いつもと同じ時刻に僕はゆっくりと目を覚ました。秋の入り口らしく、まだ窓の外に暗闇が広がり、太陽は昇っていない。
何か、悲しい夢を見たような気が……そんなボンヤリした気持ちのままアラームを解除して、ベッドから降り、朝のストレッチを始める。毎朝の日課、早朝に姉と二人で行うランニング。ガリガリと髪をかきむしりながら、僕はゆっくりと玄関まで歩いて向かう。
「絵里ねぇ……」
――ソコには誰もいなかった。何かにつけ負けず嫌いな絵里ねぇは、いつも僕よりも早く起き、そして、僕より早く玄関でランニングの出発を待っているのが日課だったのに……。
(どうしたんだろう……)
昨夜、この場所で子供のように膝を抱え、ポロポロと涙をこぼしていた絵里ねぇの姿を思い出す。あの後、何を尋ねても答えてくれず、そのまま無言で自室へと閉じこもった姉さん。ミカねぇがもしかしたら何か知っているかも? と思い聞こうとしたけど、従姉も既に来客室へと引き篭もっていた為、何も知る事が出来なかった。
「はぁ……」
重い足取りでそのまま、カラカラと玄関を開き、早朝の空気を胸いっぱいに吸い込む。今日は日曜日、当然ながら学校は休みで、普段ならランニングの後、絵里ねぇと二人、道場で稽古予定のはずだったけど。
「くそ……」
何にイラついているのか自分でもわからぬまま、不安感を振り払うように大きく足を踏み出す。ジャラジャラと音を立てる庭にまかれた砂利。ソレに八つ当たりするように、僕は足を動かし、玄関から道路へと飛び出す。
すぐ隣に建っている親戚の家……その大きな門を睨みつけながら。
◆◆◆
「うう……、ツカサ。ウチ、朝はヨーグルトとコーヒーだけでええねん。こんな朝から、ふわぁ……、親子丼なんか食われへんわ」
「朝って……、ミカねぇ、もう一時だよ。それに、我が家にはコーヒーは無いよ。牛乳か、烏龍茶、緑茶……、うーん、あ、ココアならあったかも?」
一人での型稽古を終え、道場から自宅へと戻った僕を出迎えてくれたのは、絵里ねぇ……ではなく、化粧を落とし、ボサボサの金髪頭のまま眠そうにゴロゴロと転がりながら、何かの本を読んでいたミカねぇだった。
昨夜のように露出の激しい姿ではなく、絵里ねぇがかつて着ていたアメリカネズミの絵がプリントされた可愛いパジャマ姿。ただ、大胆に胸のボタンは開かれており、褐色の肌、大きすぎる胸の膨らみが見えそうだったけれど……。
「ほな……ココアでええ。うう……眠いわ。よろしくー」
昨夜、僕のアレを口に咥えたコトなんて、すっかり忘れているように無邪気な声で頼んでくるミカねぇ。僕も努めて昨夜、キッチンでの出来事を思い出さないようにしながら、淡々とココアを用意し始めた。
お湯を沸かしているポットの隣に置いてある鍋の中には、僕、絵里ねぇ、ミカねぇ、きっちり三人分……親子丼の具が入っている。だけど、絵里ねぇは未だ部屋から出て来ていなかった。ドア越しに声をかけても、「うるさいっ」って返事が返ってくるだけで……。
「ミカねぇ、ココア出来たけど?」
「うう……ありがと」
読んでいた本を畳の上へと置き、ムクッと起き上がる従姉。肌は当然、昨夜と同じ褐色なんだけど、化粧を落とし、口紅をつけていないその顔は、寝起きだというのもあって、どこか幼く……記憶の中のミカねぇと同じだった。でも、まあ、チラリと覗く首筋、大きな胸の谷間、真っ赤な舌に輝くピアスはとてもエロいんだけど。
「ん、ミカねぇ。それ、何の本なん?」
ココアを飲む為に従姉が手放した本……表紙に様々な爪、キラキラと輝くストーンや美しい模様が描かれている、を僕は見た。
「ん? ああ、コレな。ウチ、ネイリストを目指しとるんよ。と言っても、もう三級の資格は持っとるから、次は二級やな。まあ、その勉強やね。アイドルはもう止め。今の夢はな、AAAクラスのネイルスペシャリストになって、自分の店を開くコトや、ふふっ、遅まきながら、毎日お勉強ってトコ」
ココアのカップへ熱そうに唇をつけながら、ニコッと嬉しそうに微笑むミカねぇ。そう言えば子供の頃、ミカねぇは刺繍や絵描きが好きで、勝手に僕の服へ何かのキャラクターを縫い付けたりしていた事もあった。そういった芸術……みたいなモノが好きなんだろう。子供ながら、すごく上手だった記憶がある。
「へぇ……、すごいなミカねぇ。うん、きっとミカねぇなら出来るよ」
「ふふっ、まあ、夢やけどな。手って一番多く使う部分やろ? そこをな、綺麗に綺麗に仕上げるコト……、それがとっても楽しいんや。まあ、借金はなんとか返したし、仕方あらへんから今度は地道にお金を貯めて……お金……って、あっ、そやったっっ!! なあ……ツカサ?」
コトンッとココアのカップをテーブルへと置き、じりっ……と僕へ、這うように近寄ってくるミカねぇ。モロに胸の谷間が見えるポーズ。
そして、ニヤニヤとした意地悪そうな、何か企んでいるような微笑み。でもそれは、やっぱりとても綺麗で、妖艶だった……。
「なっ、何!?」
「ふふっ……昨夜……、ウチのお口、気持ち良かったやろ? あんなにたっぷり射精してたもんなぁ。また、シテやろか? 朝イチの濃いザーメン……、ウチのお口にたっぷり出してええのよ。あ……それとも……、ふふっ、オマンコしよか? ウチ、あれから部屋でツカサのチンポを思い出しながら、オナニーを二回もシテもうたんやから。な……、ウチのカラダ……ツカサの好きにしてええんよ?」
ゆらりと僕の首へ絡みつくミカねぇの細い腕、しなだれかかってくる熱いカラダと、ムニュっとした柔らかすぎる胸の圧力。真っ赤な舌の先端がチロチロと僕の耳を舐め、そして厚めの唇でくちゅり……と耳たぶを咥えられてしまう。
ミカねぇの口の中、くちゅくちゅという唾液をすする音がモロに耳へと響きわたり、堪らない気持ちになりそう……。
「うあ……、だ、駄目だよ。ミカねぇ……、え、絵里ねぇが部屋にいるし、バレちゃうよ……あっ、うっ」
「ふふっ、童貞ちんぽ、こんなにおっきうしといて、我慢は毒やで? ん……大丈夫や……絵里ちゃんは今、きっとそれドコロやないから。な……シよ? ツカサの童貞、ウチに頂戴……。な、お願いや……もう、ウチのアソコ、ドロドロになっとる。な? ウチの部屋へ行こっ」
僕の唇を割り、強引にミカねぇの舌が入り込んでくる。口の粘膜、唾液を交換するような激しいキス……口全体が痺れるような気持ちよさに包まれ、僕の意識は朦朧としてしまう。
さらに、ミカねぇの右手が僕の履いているジャージの上から入り込み、優しく肉棒を触る。サワサワと掌全体を使い、くすぐったいような気持ちいいような絶妙のタッチ。
「うあ……、ミ、ミカねぇ……、絵、絵里ねぇのコト……、やっぱり何か知ってっ……あっ、ああっっ」
「ああ……、ツカサ、ウチのオマンコ触って……、な……、恥ずかしいくらい濡れとるやろ? あっ、ソコっ、うんっ、あっ、上手や、もっと……クチュクチュってやらしい音だすくらい、強く触って……、あっ、あっ、あっ、気持ちいいっ、ツカサのっ、中学生に、あっ、ウチ、マンコ触られて……あっ、めちゃ気持ちいい」
ドロドロに熱い蜜をこぼしているミカねぇのアソコ。僕の指に絡みつくように、すごく柔らかい粘膜が熱く蠢いていた。ミカねぇの声に誘われるように、人さし指をニュルニュルしたその中へと挿入していく。指を締め付ける細い入り口……ミカねぇの膣の中が、ヤケドしそうなほどに熱く濡れそぼっている。
「くっ……ミカねぇ、絵里ねぇのコト、教えて、あ、ちょっ……」
「ん……、くすっ……、どうしよっかな。ふふっ、ほらツカサ、舌だしいな……、やらしいキスしよ? ウチとセックスみたいなベロちゅーや」
強引に奪われる唇……誘われるまま音を立てて舌を絡めあい、互いの性器を愛撫しつつ、僕はミカねぇに無理矢理引き摺られるように、フラフラとした足取りで客間へと向かっていく。僕が触れているミカねぇのアソコは、ドロドロに熱い蜜をこぼしており、指で触れる度、ビクンッとカラダを痙攣させる。僕の肉棒も爪と指でシコシコとリズム良くシゴかれ、堪らなく気持ちがいい。
――ミカねぇのこんなに熱いココに、もし挿入しちゃったら……どれくらい気持ちがいいんだろう。
こんな事、している場合じゃないって思っているのに、脳が沸騰しているように、期待と興奮で胸が張裂けそうになる。
「ああ……、ツカサの童貞ちんぽ……、すっごく固くて……まるで鉄のようや。ああ、はやく、はやく欲しい……」
ガチャン、と音を立て客室のドアを閉めた瞬間、ミカねぇがかすれた声でそう囁く。綺麗な顔が興奮しきっているようにピンクに染まり、唇の中で舌がクネクネと蠢いている。待ちきれない……という風にしゃがみこみ、素早く僕のジャージ、トランクスを引き下ろすミカねぇ。
そして、飢えきった女豹のように、パク……と躊躇なく僕の肉棒を口へと咥え込む。
「あっ、うううっっ、稽古して……まだ洗ってないから……、あっ、キ、キタナイよっっ、あっ……、し、舌が、絡み付いて……」
昨夜とは違い、洗っていない僕のカラダ……。きっとすごく臭くて汚いはずなのに、ミカねぇはジュルジュルと唾液の音を立て、思いっきり喉の奥にまで吸い込み、ピアスつきの舌でベロベロと肉棒全体を舐めまわす。亀頭の先端、カリの部分を何度も真っ赤な舌が這い回る。
「ん……そんなん全然ええよ……。ツカサのチンポなら……ん……、チンカスだってオシッコだって飲んだるから……。ああ……、すっごい熱い……。ああ……、もう限界。ウチのオマンコに、んっ……童貞ちんぽ食べさせて……。はよ……お願いや……」
亀頭の先端、尿道部分をチロチロと舌で舐めつつ、潤んだ瞳……上目使いでミカねぇが哀願する。肉棒を咥えながら、震える指先で自分からパジャマを脱いでいくミカねぇ。見事すぎる爆乳、そして……豹柄のきわどいパンティーに包まれた下半身が露になる。
「うあ……、ミカねぇ……」
絵里ねぇよりむっちりしている下半身……だけど太っているという訳じゃなく、女性らしい丸みを帯びたライン。お尻から綺麗にペティキュアが塗られたつま先まで、流石……アイドルを目指していただけあって、恐ろしく美しいプロポーション。
クス……、と微笑みながらミカねぇが立ち上がり、日に焼けた太もも、足を開いて、僕に見せ付けるように、ゆっくりとパンティーを降ろしていく。
「ウチのオマンコ……ふふっ、意外と綺麗なんやから……。ココは、まだ二人しか入れたコトあらへん場所なんよ。締まりも……きっとイイはずや……。ウチが上に乗って、メチャクチャに腰を動かしたるから……、ツカサは我慢せんで、何度でも射精してええよ。ああ……恥ずかしい、ウチ、すっごく濡れとる……」
ミカねぇのアソコ……うっすらと毛が生え揃った場所の奥に、綺麗なピンク色の部分があった。まるで口を開いた唇のよう……、ヌラヌラと粘液で光っており、その部分がミカねぇの指で押し広げられていた。
従姉の興奮に圧されるように、客室の床へ仰向けに横たわってしまう僕。ガチガチに勃起している肉棒へと、ミカねぇのアソコがゆっくりと触れてくる……。
「うああっ、ミカねぇ、だ、だめだよ……ああ……これ……ああ……」
「あっ……這入ってくる……ツカサの童貞チンポ、中学生チンポが……あっ、あっ、ウチの中に……、あっ、あっ、入ってっ、あっ……」
ニュプ……と凄まじく熱いモノが亀頭を包み込んでくる。ミカねぇの口の中もメチャクチャに気持ちよかった……だけど、ココの締め付けはもっと凄まじい。亀頭からサオの根元まで、全部がミッチリと密着するように圧迫されてしまう。
膣の中に、なにかツブツブのような柔らかすぎる突起があって、それが肉棒を全方位からネットリと絡みつく。
「くぅぅぅ……な、なにコレ……」
「ああっ、ツカサの中学生ちんぽ……、あっ、あぅ……ヤバい……、ウチのオマンコにピッタリや……。あっ、ああっ、あかん……。ウチ、虜になってまうかも……。ふふっ、んっ、う、動くで……ツカサ」
僕のカラダへ両手を乗せたミカねぇ。まるで泣きそうに歪んでいる顔……、必死に我慢するように歯を噛み締めている。
でも……僕にも余裕なんか全然ない。挿入しただけなのに、ミッチリと圧迫されるこの気持ちよさ……、これで上下に動かされたら……。
と、その時、ミカねぇがグニュリ……と腰を浮かせ、一気に上下運動を開始した…………。
「ああっっっ!!」
「あっ、ああっ、ああああっ、んんんっっ」
何本もの舌で肉棒を舐めしゃぶられ、しかもそれで上下にシゴかれる快感。きつく締め付けられる膣、熱い粘膜が擦れあう刺激が堪らない。
僕の上半身へ両手をついたポーズのミカねぇもメチャクチャに感じているのか、顔が真っ赤に染まり、口元が開いて銀色のピアスが見えた。グチャグチャと音をたてながら、ミカねぇが細い腰を動かす度、褐色の爆乳、ピンク色の乳首に装着されたピアスが激しく揺れる。
あまりに卑猥な姿……、僕は凶悪な気持ちを抑えきれず、下からその大きな胸、乳首ピアスをクネクネと指で引っ張った。
「うああっっ、ツカサ……あかん、あっ、あっ、今、乳首虐められたらっ、あっ、あああっっ、ウチ、ウチ、あっ」
金色の髪を振り乱しながら、可愛い声であえぐ従姉。胸はすごく大きいのに、肩や腰のラインは凄まじく華奢で……。ミカねぇの褐色の肌にいくつもの汗が流れていく様子さえ、とんでもなくいやらしい。
肉棒を締め付ける膣の感触が、さらに強くなり、まるで精子を搾り取るかのようにグネグネと全体に絡み付いてくる。ねっとりとした蜜が、つながっている秘唇からダラダラとあふれ出し、僕の腰へ広がっていく。
「あっ、あっ、あっ、あっ、ツカサっ、あっ、ああっ、イッてまう……童貞ちんぽに、あっ、ウチ、イかされちゃうっ……、あっ、あああっ」
ほとんどすすり泣いているようなミカねぇのかすれ声……ソレがもっと聞きたくて、僕は両手を使い下から乳房を揉みながら、人さし指で乳首を潰すようにグリグリと弄る。ビクンッとカラダを痙攣させるミカねぇ。
そして、僕の腰を挟み込んでいる褐色の足に、ぎゅううっとチカラが篭る。挿入された膣、その締め付けが更に強まり、グチャグチャにシゴき上げられていく……。
「ああああああああっっっ、ウチ、あ、もうっ、無理……、あっ、んっ、んんんっっ、ツカサっ、ううっ」
「くっっっ……」
肉棒が、柔らかなミカねぇの粘膜に包まれ、猛烈にシゴかれる。発狂しそうなほど気持ちがいい……だけど、僕は両手を伸ばし、ミカねぇの褐色の肌、上下にクネクネと動く腰を、強引に掴んで動きを止めた。
「あああっっ!! やっ、なんで、ああっ、ウチ、ウチ、もうイキそうやのにっ、ああっ、ツカサっ、動かさせてやっっ!!」
泣きそうな顔で唇を噛み締めているミカねぇ……。潤んだ瞳で僕へ哀願するように見つめてくる。そのあまりの色っぽさに堪らない気持ちになる……が、僕は快楽を必死で我慢しながらゆっくりと口を開いた。
「駄目……、う……、ミカねぇ、絵里ねぇのコト、そして遺産のコト、ミカねぇが知ってる事……、全部話すって約束して」
「うう……、そんな……、あっ、あ……、くっ……ウチ……」
目を逸らし、悔しそうに唇を噛んでいるミカねぇ……。その褐色の肌は赤く染まり、大きな乳房の頂点、ピンク色をした乳首はメチャクチャに固く尖っている。僕は興奮と冷静……二つの感情がごちゃまぜになった不思議な感覚のまま、片手をのばし、その乳首を思い切り捻る。
「あああっっっ、ツカサっ、あっ、ソレ、めっちゃイイっっ、あっ、ああ、イきたいっ、ああ、お願いや、ああ、チンポ、ツカサのチンポ、動かしてえな……、ああっっ、あっ」
哀願の声を無視し、挿入したままミカねぇのカラダを後ろへと倒させる。僕のカラダの下、足を抱えられ、正常位で秘部を肉棒に貫かれているミカねぇ。僕は舌を伸ばし、悔しそうに噛み締められたミカねぇの唇をベロリ……と舐め、ゆっくり、ゆっくりと腰を動かし始める。
「あっ、うっ、ああっ、ツカサ……、あかん……、あ、お願いや、もっと、もっと速く……、あっ、あっ、奥、奥まで入れてやっ、ああっ」
「全部、話すって、約束……できる?」
「く……あっ、うう……それは……、あっ、ああっ、くっ」
ミカねぇの泣きそうに歪んでいる顔を見ながら、じわじわと肉棒を膣の入り口ギリギリまで引き、そして浅い場所だけをゴツゴツと亀頭の先端で叩くように速くつつく。その度、ヒクヒクと痙攣を繰り返す褐色のカラダ。ミカねぇの瞳からポロポロと涙があふれ出していく。
「ひっ、あっ、あっ、こんなっ、あっ、ウチ、ウチのカラダが……、あっ、奥、奥までちんぽ欲しいっ、あっ、うう……あああっっ、あかん……、調教されちゃう、あっ、中学生チンポに、あっ、ああっ、好き勝手に、し、しつけられちゃう……こんなっ、こんなっっ、ひぃいい、ああああああ」
「ほらっ、ミカねぇ約束して、そしたら……くっ、こうやって……」
両足を押さえ、思いっきり膣の奥にまで肉棒を叩き込む。ズン……という感じでミカねぇのカラダ、秘部が喜んで僕を咥え込み、クネクネと圧迫する。その堪らない気持ちよさ……、ギリギリの射精感を我慢し、また僕は、膣の入り口……浅い部分だけをコツコツとつつき始める。
ミカねぇのアソコから潮を噴いたように大量の蜜がこぼれだす。その様子を眺めつつ、左手で固く勃起している二つの乳首ピアスを引っ張る。
「ひいいいいっっっ、い、言う、言います、何でも言いますからっっ、だから、だから、もう、もう……ああああっっ、かんにんしてっ、ああっ、ツカサ、ツカサっ。いいいっっ、あああああああああああああああああああっっっっ!! ウチ、ウチ、中学生に、中学生チンポに屈服してもうたっ、ああ、奥っ、奥までっ、ああああ、うううううううううううっっっ」
完全に折れ、僕へ哀願のすすり泣きを繰り返すミカねぇ。その様子を見て、僕は本気で腰を動かし始める。ドロドロに蕩けきった秘所、膣の奥まで何度も肉棒を往復させていく。獣のように声をあげて僕にしがみ付く従姉。亀頭の先端がクニュクニュと子宮に包まれるような感触が走り、それがとてつもなく気持ちがいい。
「や、約束だよ……」
「ああああっっ、気持ちいいっ、ああっ、はいぃ、言います。ウチの知ってること、何でも言うからっ、あっ、あっ、うううううう、いくっ、いくっ、出してっ、ツカサのザーメン、いっぱい、いっぱい出してやっ、ああああああああああああ、いくっ、いくっ」
涎と涙でぐちゃぐちゃに顔を歪めたミカねぇ……快楽のあまりすすり泣き、屈服しきった顔で僕に懇願を繰り返す。
異常に淫らで、それでもなお綺麗な顔……、僕もその顔を見ながら、とうとう限界を迎えそうになる。
一切の手加減なく、ミカねぇの膣の中へゴツゴツと肉棒を出し入れ……そして、射精の瞬間。
「いいいいいっっっ、ウチ、ウチ、また、いくっ、いくっ、中学生チンポ、中学生チンポで……ひぃ、ああああああああっっっ、あっ、ああああああ」
「うっっっ」
最後の瞬間……、思いっきりしがみ付いてくるミカねぇの腕、足を振り払い、なんとかペニスを膣の中から引き抜く。そして、僕はミカねぇの褐色の腹部、そして大きな胸へ大量の精子を吐き出した……。
ドロドロの白濁液が、ゆっくりと褐色の肌へ広がっていく……。凄まじい快楽と倦怠感。はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、僕はミカねぇの肌を汚していく吐き出した精子を、ぼんやりと見つめていた。