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No.1691の一覧
[0] 夏の桜[名無し](2005/07/09 23:13)
[1] Re:夏の桜2[名無し](2005/07/10 16:08)
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[1691] Re:夏の桜2
Name: 名無し 前を表示する
Date: 2005/07/10 16:08
「木場達の墓参りに来てたんだよ。へへっ、化けて出られちゃ困るからな」
そうやっておどけるのは、彼の照れ隠しだと知っている。
「真理ちゃん達来たのか」
アイスクリームのカップを一瞥して海棠は言った。
「ああ、会ってないけどな」
園田真理。
菊池啓太郎。
園田真理は、修二が「流星塾」にいた頃の友達であり、クリーニング屋の菊池啓太郎も彼女を通じて知り合った。
真理は今、消えた父に代わり新たに「流星塾」を作り、孤児たちの世話をしている。
その傍らで、オルフェノクの存在を世の中に知らせようとしているらしい。
元々オルフェノクは、都市伝説として有名だ。
人間の敵、という形で。
ある点ではそうかも知れない。人間の力を遥かに超えた異形の体を持ち、武器を自在に操り、人間を灰にする力を持つ彼らは、脅威以外の何者でもないだろう。
自分もそう思っていた。自分達を執拗に狙ったスパイダーオルフェノク・・・澤田は残忍な殺し屋にしか見えなかった。
しかしそれも、灰と消えていく自分の運命の悲しさに耐え切れず犯した罪だった。
彼らは、人間なのだ。
「それにしてもよ、あいつがこんな簡単に死んじまうとはよ」
海棠は墓石の前にしゃがんだ。
こんどは俺の番かな、と少し自虐的に笑って。
忘れかけていたが、この男もオルフェノクだった。
「海棠は今何をしてるんだ?」
ふと思った疑問だった。
「んん?俺か?俺は、あれだ。風来坊ってやつよ」
つまりは、無職という事だ。
「たまーにピザ屋でバイトしてるけどよ」
そういえば、そのピザ屋の店長もオルフェノクだと聞いたことがある。
だが、スマートブレインに脅され、巧を襲ったらしい。
あの会社が無くなった今、オルフェノク達は誰も殺さずに済むのだろうか。
いや、彼らの中には、自分の力に溺れ、人々を狩り立てる者もいるのだ。
現に修二もそうした者達と戦い、倒した。

もしかしたら、話し合えるかも知れなかったのに。
乾巧の夢を継いだはずだった。
しかし、自分がやっている事は、それと真逆なのだ。

「・・・オルフェノクと人間の共存って、出来るのかな。」
修二は誰に言うとも無しに、ぽつりと呟いた。
「ん・・・難しいな」
海棠も、いつもの陽気さが嘘のように弱気な声を出した。
沈黙が空間を支配する。
その時だった。
修二の鼻先に、何かが落ちてくる。
手に取ると、それは桜の花びらだった。
「何で・・・」
修二と海棠は桜の木を見た。依然として緑色の葉で覆われている。
突然、海棠が笑い出した。
「あーはっはっは!あいつはやっぱ、死んでもうるせえ奴だな。」
手の平の桜の花びらを見つめる。

―元気だせよ、三原。

そう、聞こえた気がした。
【後書き】
書いといてなんですが、自分でも意味が分かりません。
こんな駄文読んでくれた人ありがとう。


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