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No.15296の一覧
[0] 車椅子な二人 [ジョジョの奇妙な冒険×リリカルなのは][Ganta](2010/03/08 18:19)
[1] 第一話[Ganta](2010/02/23 00:48)
[2] 第二話[Ganta](2010/02/23 22:13)
[3] 第三話[Ganta](2010/02/21 22:36)
[4] 第四話[Ganta](2010/02/21 22:39)
[5] 第五話[Ganta](2010/02/21 22:39)
[6] 第六話[Ganta](2010/02/21 22:39)
[7] 第七話[Ganta](2010/02/21 22:39)
[8] 第八話[Ganta](2010/02/21 22:40)
[9] 第九話[Ganta](2010/02/21 22:40)
[10] 第十話[Ganta](2010/02/21 22:40)
[11] 第十一話[Ganta](2010/02/21 22:40)
[12] 第十二話[Ganta](2010/02/21 22:40)
[13] 第十三話[Ganta](2010/02/21 22:42)
[14] 第十四話[Ganta](2010/03/08 18:20)
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[15296] 第十二話
Name: Ganta◆963a4144 ID:608809c7 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/02/21 22:40
只今、私達はジュエルシードの暴走体を発見し、一路神社に向かっている。なのはとレイジングハートも途中で合流するが、私達の方が目標に近いため、しばらくは私一人で暴走体の相手をしなければいけない。
前に戦った暴走体はなかなかのタフガイだった。体力だけなら並のスタンド使いよりもずっと上だ。しかし、少なくともスピードは私の「シルバー・チャリオッツ」に遠く及ばないし、パワーも動きの切れもこちらが勝っていた。
第一ヤツは思考が単純である。突っ込むことしか考えていない。……そこ、昔の私みたいだとか言うな。
今回はどんなヤツが待ち受けているか知らないが、体力さえ除けば、私とシルバー・チャリオッツの敵ではないだろう。

『次は、八束神社前、八束神社前でございます。お降りになる際は、お近くのボタンを押して下さい』

よし、行くぞ。はやて、ユーノ!








「……石段やな」
「石段だね」

意気揚々と飛び出した私達に立ちはだかったのは、凶暴な暴走体ではなく――ただの、石段であった。
私とはやては車椅子。石段は高く段差も大きいため、とても登れた物ではない。
ユーノは登れるが、あいつ一人で何とかなるのなら、元々車椅子二人と小学三年生に助けを求めたりはしないだろう。

「あかんなぁ。確かにこの上におるんやけど」

この際遠回りでもいい。近くにスロープとかは無いのか?

「ありません。どうします?」
「『シルバー・チャリオッツ』使って、ポルナレフさんだけでも登れへんかな」



パワーの関係で難しいが、出来ないことも無い。しかし、私を担いでノロノロ登っていく途中に襲われたら、反撃の仕様が無くなる……だが、それしかないだろう。

「シルバー・チャリオッツ!私を担いで登れ!」
「頑張ってなー」
「僕も行きます。一応この形態でも防御魔法は使えますし」

ユーノが私の肩に乗る。私はシルバー・チャリオッツに抱えられて、車椅子から離れた。













「もう少し早くなりませんか?もし誰かが暴走体に襲われていたら……」

ユーノが心配そうに声をかける。確かに今のシルバー・チャリオッツのスピードは、はやての車椅子より遅い。
だが、元々そこまで強くないし、更に若い頃より弱まっているパワーでは、これで精一杯だ。長い隠遁生活のせいで私が痩せていなければ、持ち上げられることさえ出来なかったであろう。

登り始めてから1分で、鳥居を潜り、神社の境内に到達した。そこで待ち構えていたのは……四つの目を持つ、黒い獣であった。
こちらを睨み付けて、唸りを上げている。私達が此処に着く前から、来るのを察知していたようだ。
前に戦った暴走体は、何やらもやもやした霧の様な感じであったが、こちらはよりはっきりとした形で現れている。
シルバー・チャリオッツに抱えられた自分の身体を、石畳の上に置く。私には足が無いから、必然的に尻餅をつく形になる。ふむ、少しごつごつしているな。

「実体化している?……原生生物を取り込んでいるんだ。ポルナレフさん!前より手ごわくなってます、気をつけて!」

なるほどな。ん、待てよ。「実体化している」?ということは、「実体ではない」ヤツより突き易いし、斬り易くなる。
ふふっ、ならば「余裕」というものだっ!

「任せろ。なのはが来るまでに、ヤツを「再起不能」にしてやろう」

前回と変わらず、ただ闇雲に突っ込んでくる暴走体。だが、その勢いだけは脅威に値する。

ならば!

「『シルバー・チャリオッツ』!ヤツを『受け流せ』っ!」

突進してくる暴走体を、まさに闘牛士のように避けるシルバー・チャリオッツ。そして、無防備になったヤツのどてっ腹に、容赦なく突きを叩きこむ。
予想以上に相手が固く、完全には貫けなかったが、それでも一撃で深手を負わせることに成功した。
倒れこむ暴走体。そこに追い討ちをかける。放っておくとすぐに復活するから、出来るだけ連続して攻撃しなければいけない。

「すいませーん、遅れました!高町なのは、行きます!」
『sealing mode.set up』

後ろから聞こえてくる元気な声は、私達の勝利を意味した。
よし、もうスタンドを消してもいいだろう。

「リリカルマジカル。ジュエルシード、シリアル16。封印!」
















封印が終わった後、私がどうやって降りるか等で一悶着あったが、無事に我が家に帰り着く事が出来た。二回目の戦いにしては上々といった結果だ。

「とゆー訳で、これより、反省会および祝勝会を始めまーす」
「始めまーす」

……はやて、なのは、一体何を?

「せやから、『反省会および祝勝会』ですよ。ま、それは名前だけで、本当はなのはちゃんと遊ぶんやけど」

なるほどな。
そういえば、はやてが同年代の友達を作ったのは、なのはとアリサ、すずかが始めてだったか。
友達を家に誘うのも今日が始めて、という訳だ。ハイになるのも頷ける。

「二人とも。一応魔法の練習もやってもらうからね」
「オッケー!じゃそれを先にして、後でゆっくり遊ぼうか」
「うん、そうしようはやてちゃん」

そういった後、なのははふと思い出したかのように話し始めた。

「あ、そうだ!その前に少し、聞いてもらいたいお話があるんだけど……ポルナレフさんも聞いて下さい」










なのはの口から語られた話は、私を驚愕させるに値するものだった。

「波紋」を使う人間が、この世界にいる。
なのはにその「ジョナサン・ジョースター」と名乗っていた男の年を聞くと、「30歳くらい」と言った事から、まず「祖父の名を偽名として使うジョセフ・ジョースター」では有り得ない。ジョースターさんはもう80を超えている、立派な老いぼれだ。
ということは、本物の「ジョナサン・ジョースター」か?私のように、何らかの要因でこの日本に来たのだろうか?しかし、彼はDIOに身体を奪われ、死んでいたはず。どういうことだ?

「ええっ!あの人がもう死んでいるって、どういうことですか!?」
「死んでいるも何も、彼は一世紀前の人間だ」
「そんな……でも、あの人は間違いなく生きていましたよ、ポルナレフさん!」
「恐らく『ジョナサン』は偽名だろうな。ひょっとすると、私のまだ知らない『波紋使い』なのかもしれない」
「そう、ですか」

「ま、まあそんな、生きた死んだとか辛気臭い話は抜きにして、とりあえずご飯食べよか、なのはちゃん、ポルナレフさん」

私となのはの語気がだんだん強くなったのを見かねて、はやてが止めに入ってくれた。はやての言うことは正しい。折角遊びに来たのに、これ以上重い話をすると私達の絆にひびが入る。
なので、私となのはは口論を終わらせ、はやての作ったオムライスを食べることにした。













「すみません、うちの妹がお夕飯までご馳走になって」
「お礼ならはやてに言ってくれ。ご飯を作ったのは彼女だ」

夜八時になり、それまで楽しく遊んでいた二人も、そろそろお開きということになった。
迎えに来た男は、なのはの兄らしい。やや細身だが、鋼鉄のように硬い体つきである。相当の修羅場を潜り抜けてきたようだ。

「ほな、絶対また遊ぼな、なのはちゃん」
「はやてちゃんも、またね」
「さあ、なのは。行くぞ」

別れを惜しむはやて。もっと遊びたかったのであろう。ゲームの相手なら私でも出来るが、いかんぜん腕が違いすぎる。相当に手加減してくれないとまともに戦えないのは、はやてが強いからか、私が弱いからなのか。

「はぁ、いってもうたなぁ。さ、ユーノ君、魔法の訓練しよか」
「うん、はやて……でも、さ。もう少し遊ぼうよ」
「え、もう少しって、ユーノ君……」
「見ててね、はやて」

ユーノがそう言うと、彼の身体が光に包まれ、フェレットからだんだん人型になっていく。
……ふっ、ユーノめ、粋なことを。

「よし。この姿なら、一緒にゲームできるでしょ?はやて」
「ユーノ君……そない芸当できるんやったら、はよ言ってくれれば良かったのに」
「僕の体質が、此処の大気中魔力素と適合不和を起こしていたんだ。ようやく慣れてきたから、この姿になれた」
「そうなんか。じゃあ、今日はもう練習終わりやな!ユーノ君、手加減はせえへんぞ」
「望むところだよ」
「ほら、ポルナレフさんも早く」

おいはやて、私もか!?……やれやれ、しょうがないな。





「またまたポルナレフさんの負けや。そない負け越してたらホンマに三枚目やで」
「う、五月蝿いはやて、此処から逆転するのが主役の戦い方だ!」
「……僕、これやるの初めてなのに、なんでトップなんだろう?」





… To Be Continued !!



あとがき

そろそろフェイトが登場します。あ、フェイトの所にもジョジョキャラを出す予定です。
さあ、果たして誰なんでしょうか!?(あ、これ二回目だ


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