クロノ・ハラオウンの魔力反応が近づいてくる。千里眼が、その活躍を脳に投影する。
傀儡兵が次々に倒れていく。最低限の消耗で、最大限の効果を得る。成長したな。
だが、物量は時折クロノにダメージを与え、罠のように崩落する瓦礫が頭に当たる。
《…………》
[[…………]]
俺達は、ただ待つだけ。
そこには、一言の無駄話すら存在しない。いつもは俺をもからかうエイダも。
「来た」
[[Hand canon Ready.Mode:Direct cartrige]]
ハンドガンで、火力の少ないデザートイーグルで相手をするのは、ただの手加減だ。
この状態で俺を倒せるならそれでいい、できないなら――――
「!」
「待っていたよ、少年」
「プレシアの仲間か?」
「なぜ問う? 悠長にしている暇があるのか? 世界が滅んでしまうぞ」
左手に持つバケモノデザートイーグル、ヴュステファルケを持ち上げ、無造作にトリガーを引いた。
特殊非殺傷設定。超高密度魔力衝撃弾は、着弾時に砕け散り運動エネルギーのみを対象に伝え衝撃を与える。要はグローブで殴るようなもの、頭に当たれば意識を消し去り、かすればその皮膚を切り裂く。
「ほら、これで戦う理由ができた」
「くっ……」
[[制限。砲撃、誘導弾、補助魔法などの一切が使えません]]
《ガイア式の致命的な欠点だな。馬鹿魔力がないと使えない……》
エイダに報告されるまでもなく、ノスフェラトやエクスキャリバーが使えないのは判っていた。今、俺に使えるのは、手に持つハンドキャノンのみ。
「さあ」
ケースが床に落ちて、澄んだ音をたてる。
「始めよう」
動力炉。
俺の関与が判明していない、そして偽装だらけの時の庭園では、不足した出力を補うために動力炉からパスを通しているように見せかけている。原作の追従であり、敵戦力の分散でもある。
「え?」
「人?」
漏れ出る桃色の魔力光。輝く粒子が、その軌道に沿って剥がれていき、消える。視認性が上がるからなるべく隠せと言ったが、どうも小細工が苦手ななのはは、それができないでいる。
「ぱぁん」
「な、なに?」
「はい、死んだ。一回目」
デザートイーグルで撃つ真似をした。
「ゲームの始まり。貴様は俺を倒す、あるいは動力炉を破壊する。俺は貴様を足止めする、あるいは倒す」
「なんで、そんな……」
「理由は要らん。強いて言えば、敵だからだ。名乗る理由もない。本来なら話すことも、さっき撃ち落とさなかった理由も」
『おはなし』を封じる。御託はいい、今の俺となのはは敵。
「それでも、話してくれなくちゃ……」
「じゃあこうしよう。『戦うことに理由は要らない』。それに、力を示さずして理想を語るのは虫酸が走る。話し合いで解決する? そんな場合じゃないだろう? 時間があるのか? 貴様が間に合わなかったら? 大切なものが消えてしまうかもしれない。貴様が間に合わなかったせいで。ほら、今も時は流れ続けている。やり直すことはできない。巻き戻すことはできない。不意討ちでも何でもいい、何より優先されるのは障害を排除し、目標を達成すること」
「で、でも!」
「でも? これだけ、しかも敵なのに親切に俺が説明している理由が判らないのか? 俺は時間稼ぎをしている。ほら、俺が話しだしてから107秒も失った。それでも貴様は『でも』という無駄な言葉で俺の下らない言葉を聞き続けるのか? ああ、失敗したな、こんなことを言わなければもっと時間をかせ――――」
「なのは、説得は無理だ」
さすがにユーノは賢い。治安が悪く厳しいミッドチルダの出身だからか。訓練では容赦を忘れるように暗示までかけたというのに、これが不屈の意思、鋼の心だと言うのだろうか。
やっとレイジングハートを構えるなのは。
「来るがいい」
俺は構えもせず、敵の動くのを待った。
一体何者なんだ、こいつは?
戦いなれているとか、そういったレベルじゃない。
「スナイプショット!」
スティンガーブレイドの時間差一斉射撃などで追い込んで逃げ場を無くしているはずなのに、最低限の動きで交わされる。それでも当たりそうになるものは、あの装甲の塊みたいなバリアジャケットで弾かれる。生半可な攻撃は効かないのに、見た目に反して恐ろしいほどの動きを見せる。
今まで僕が立っていられるのは、ただ単に彼が『足止め』だけに徹しているからに過ぎない。隙を見て扉を破壊して奥に向かおうとして初めて魔力弾が飛んできた。攻勢に転じられたら、一瞬で肉薄されて終わりだ。今はそこにしかつけいる隙がない。
「ブレイズキャノっ!?」
だが、打つ手がない。何故か足止めに徹していて積極的に攻撃してこない彼だが、時々魔法の発動を狙って射撃魔法を放ってくる。弱点か、とも思うが、阻止される魔法に統一性がない。だが、これで彼は7発を撃ち切った。ルフトヴァッフェ社のADAシリーズ、その中のデザートイーグルと、その面影のあるデバイス。疑似カートリッジを使い、制御は全てデバイス任せの、術者に負担をかけず射撃魔法を放つ特殊なデバイスだった。1発の射撃で1発のカートリッジを消費するそれは、撃ち切るとリロードしなければならない。
スライドが下がったまま止まる。
僕は密かにしていた準備を最終段階へ移行する。
彼は変形デザートイーグルのマガジンを落とす。同時に逆のデザートイーグルを太股のフックに引っ掛ける。
まだ、まだだ。
そして、腰のポーチからマガジン引き抜き……
その手が変形デザートイーグルにたどり着く前に、僕の準備は完了する。
「スティンガーブレイド、エクスキューションシフト!」
周囲に作り出した高密度の魔力の刃、それを彼に向けて一斉に放つ。300もの魔力の刃、さすがにその装甲でも防げるはずがない。
「リアクティヴアーマー、パージ」
戦闘が始まってから初めて、彼が口を開いた。静かで、まるで囲んでいる剣林など見えていないかのように。
同時に、彼の輪郭が破裂した。
「な……なんだと……」
破裂した、それは間違いだった。確かにスティンガーブレイドは装甲版を貫いている。しかし、それらは装甲を貫いただけ、彼に一切のダメージを与えてはいない。
吹き飛ばされ、剥がれた装甲版と共にスティンガーブレイドが落ちていく。一緒に、彼も落ちていく。ゆっくりと。
よく見ればその羽に、いくつかのスティンガーブレイドが突き刺さっている。そして、頭に幾つか。唯一露出されている右眼にも。非殺傷設定だが、恐らくその眼は光を得ることはないだろう。痛みも相当なもののはず。なのに、彼はゆっくり床に降りるだけ。
そして、リロードを終え、その腕を、銃口をこちらに向けてきた。僕が見せた致命的な隙を、この男は見逃さなかった。
「がはぁっ!!」
S2Uが張ったシールドを数発で割り、両脚と腹に叩き込まれた衝撃。衝撃はバリアジャケットなど無いかのようにたやすく貫いて、皮膚を超え内臓にまで伝わる。追撃を覚悟したが、
「な……に?」
彼のデザートイーグルはスライドが後退したまま止まっていた。リロードする様子もない。
「時間切れ」
その姿が薄れていく。だんだんと、彼の向うの風景が鮮明になっていく。
「何が……」
「少年よ。人間、理性ではわかっていても、感情は理屈で制御できるものではない。喪うということ、それは何より哀しい。取り戻せる術があるなら、そしてそれが手に届くのなら。少年もいずれ理解するだろう。一つの命を想う、その為に全てを対価にする、それが愚かとは言えないことを」
その言葉は、泣きたくなるほどに哀しかった。
「今理解する必要はない。今は考えるべき時ではない。悩むな。今は今の自分を信じろ。行け」
「…………」
「Goodluck」
それが、最後の言葉。姿も形も影も何もかも、そこには存在しなかった。初めから、何も無かったかのように。
感傷に浸る暇はない。先へ進まないと。
なのはは弾幕を避けていた。分割思考に思考加速・神経加速をかけてなお、12.7mmちょうどの小さな魔力弾は彼女のバリアジャケットを削りつつあった。しかし、削る程度でなのはの装甲が弱体化することはない。
「アルティミシアかと思ったら、にゃっ! ま、まるでダンテなの!」
「誰それって、話してる場合じゃないよ!?」
弾幕、それはデザートイーグルとヴュステファルケから吐き出されていた。こちらはリロードなしでバカスカ撃っている。今のなのはは、クロノのように手加減が許される相手ではない。
これがAA12ならなのはは蜂の巣だろう、などとエルテは考えていたが、この時代ではまだ開発されていない。PS3とかはあるのに、とか、おおよそ戦闘中とは思えない雑多な思考をしていた。
なのはは戦闘の申し子だ。9年の訓練の最中、ある日突然、まるでこちらの考えを読むように動き出したのだ。それは策を講じれば講じるほどあっさり見破られ、ヤケになったエルテはもうめちゃくちゃに、勘と経験のみで、つまりは無心で戦った。すると目に見えて動きが悪くなったのだ。
時々異常なほどに鋭いなのは。人外魔境たる海鳴においてなのはもまた人外だったという可能性、仮説が立ったのだ。戦闘民族高町家の娘であることも、この仮設の信憑性を高くした。
なのはは、少なくとも無意識下で人の表層意識を読む。ゆえに、ラフィングパンサーを討てなかったレッドキャップスのように、無意識で戦闘ができるタイプ・無意識で最良の行動が取れるタイプに弱い。とはいえ、『弱い』という単語に比較的という言葉が頭につく。
「あの魔導師、一歩も動いてない……」
「え? あ、ほんとだ」
弾幕を避けるのもかなり余裕でやっている。エルテがマルセイユのように神がかった予測射撃なんかしたら瞬殺してしまいかねないが、それでもかなりの機動性。あるいは、予測射すら避けられるかも知れない。予測射の思考は表層意識に浮かぶ。
『Divine shooter、Ready』
エルテの教えは実行されてない。
「おかしいな、攻撃タイミングは可能な限り隠蔽しろと言った筈なんだが」
その小さな呟きは、なのは達に届くことはない。
だが、チャージをレイジングハートに任せ、回避に徹しているのは評価している。
「シュ――――ト!」
「ふん」
レイジングハートに大容量魔力キャパシタを搭載したおかげで、そしてなのは自身の制御能力の向上で、フルパワーでなくとも8発以上の誘導弾を放てるようになっているが、弱体化しているとはいえエルテに効くはずもない。デザートイーグルを振り回し、次々に来る12発の誘導弾を全て叩き落とす。その、弾幕の途切れた瞬間を狙い、レイジングハートをキャノンモードにしたなのはがSLBをチャージしている。ディヴァインシューターはただの時間稼ぎだ。
「うっ……く……」
ディヴァインシューターを制御しながら、大量の魔力を無理矢理リンカーコアから出力し、急速チャージする。魔力制御に出力にと、リンカーコアにかなりの負荷をかけている。なのマシンリミッタがある現状では、かなりきつい。
『チャージ完了と同時に発射します』
距離が取れない狭い空間で、SLBを放つには。移動しながら溜めるという訓練を、エルテ相手に嫌というほどさせられていた。敵戦力が判らない状況、その状態で可能な限り威力の高いものを敵に確実に当てる。ディヴァインバスターではなくSLBを選択した理由がここにある。
「ユーノくん!」
「ああ! ストラグルバインド!」
ディヴァインシューターは残り2発。だが、それだと時間が足りない。故にユーノに拘束を頼む。なのはに自力でバインドをかける余裕はない。
「っく! ガッ!? ゴはッ!?」
拘束と同時に、残ったディヴァインバスターがエルテを撃ち抜く。拘束の瞬間、ユーノに向きかけた銃口は力無く落ちる。
『撃てます』
「スターライト……ブレイカァァァァァァァァァァァ――――!!」
その黒い鎧をまとった魔導師は、桜色の光に包まれ、その姿は見えなくなった。
埋め尽くされる。
HMAAが砕けていく。
デザートイーグルが、ヴュステファルケが、吹き飛ばされる。
何度も受けた、『かつて』のなのはの『全力全壊』。
[[ランナー! ランナー!]]
エイダの声が聞こえる。桜色に埋め尽くされつつある意識が、戻ってきた。
《助かった》
[[もう砲撃は終わっています]]
《そうか》
HMDは砕け、ただのプレートになり下がった。酸素マスクも、ホースが切れているのか何も送ってこない。唯一露出した右眼で見れば、天井が見えた。いずれにせよ、俺は、私は負ける予定だった。なのはの成長が見れたのは予定外の喜びだったが。
「あ、あの……大丈夫ですか?」
「……わた、俺の心配をしている場合か。務めを果たせ」
「でも……」
「大馬鹿者。さっきも言ったはずだ。もう時間がない。さっさと行け」
「……わかりました」
なのはが私に背を向ける。ユーノがバインドをかけていく。無駄だ、とは言わなかった。
その後ろ姿を見送って、私はバインドをすり抜ける。偽装として、拘束されたHMAAの残骸をその場に残して。ジュエルシードから得た魔力結晶技術の応用であるこれは、私の制御を離れても存在できる。管理局からしたら未確認ロストロギアだ。ああ、またプレシアの罪状が増えたか。どうでもいいことだが。
「……っと」
『大丈夫ですか?』
「さすがにSLBは、な。それよりもなのはだ。相変わらず無茶をする……」
SSS+オーバーの魔力を有しそれを制御できているとはいえ、それは私が徹底監視下で訓練していたからできていたこと。実戦でいきなり、まだ訓練どころか教えてもいない複数の難解術式を行使するのは、たとえ訓練で鍛えられたリンカーコアであっても耐え切れない負荷になる可能性がある。
『リミットをかけて正解、と言いたいところですが』
リミットをかけたとして、大容量キャパシタ経由で砲撃していればアンリミテッドと同じくらいの制御負荷になる。チャージを急ぐあまり、リミット以上の魔力出力を出そうとしてリミッタに阻まれる。魔力転送貯蓄機能で、リミッタを超えた分の魔力がルーデル屋敷でカートリッジになるだけなので、結局は外に出せる魔力が制限されるだけで出力負荷も変わらない。
なのマシンの今後の課題が決まった。
「全て終わったら精密検査だ。百合に覚醒するほど隅々まで調べ挙げてやろう」
『ユーノ……ハートブレイクワン』
「比喩だ。本気で覚醒させはしないさ。もし目醒めたら、ちゃんと両刀に……」
『…………』
「どうした」
『まさか、ランナーが、ランナーが下ネタを!』
「理解。二度としない」
無意識だったのだが。
クロノが玉座の間に入るころ、ここは崩落の最中だった。崩れ大穴のあいた床の、わずかに残った足場の下は、真っ黒な虚数の海。この果てには、確かに世界が存在する。だが、今はどうでもいいことだ。
リンディが次元震を止めようと頑張ってはいるが、『完全に制御された次元震』の術式に介入するということは、制御を失った空間が『本当の次元震』を解き放ってしまうということだ。幸い、ガイア式魔法に介入できるはずもなく、全く効果のない無駄な行為だ。故に、彼女からの投降勧告はない。それどころではないのだから。
なのはが動力炉を破壊したが、今からやろうとしていることに対して塵にも等しい出力の動力は、元からダミーとして破壊させる予定だった。そして、それはトラップの起動を意味する。
『動力炉が破壊されました。これより爆破シーケンスに移行します。所員は速やかに安全圏まで離脱してください。繰り返します――――』
「な――――」
爆破までの時間、爆破範囲、その他諸々の情報を敵に一切与えない。いつ崩落するか判らないステージの上で、逃げることを許されないダンスを踊る。これ以上の恐怖はない。
「やっと……これで終わる。アリシアのいない世界が、こんなはずじゃなかった世界が」
ここから先のシナリオは、プレシアの描いたもの。私は、プレシアが落ちてから新たなシナリオを開始する。
「世界は! いつだってこんなはずじゃなかったことばかりだ! ずっと昔から、だれだってそうだ! こんなはずじゃない現実から逃げるか、立ち向かうかは個人の自由だ! だけど、自分の勝手な悲しみに、無関係な人間を巻き込んでいい権利なんて、誰にもない!」
「権利……? そんなこと、あろうとなかろうとどうだっていいわ。私は可能性を見つけた、そしてその可能性が実現できる手段もある……他の誰がどうなろうと、知ったことじゃないわ……」
「なんだと!?」
「大切な、愛する人を失ったことがあるかしら? 復讐しようとしたことは? 喪ったものを取り戻せるかもしれないなら、どんなに小さな確率でもすがりつきたいと思ったことは?」
「あ……」
「そう、この想いは誰にも止められないの……だから、私達は旅立つの、アルハザードへ!」
ジュエルシードが輝きを増す。私はそれを制御して、ただ少し強く光るように命じただけ。同時に、虚数空間の向こうへのゲートを、少しずつ開いていく。次元震は規模を更に増し、時の庭園が地震のように揺れ、崩落が激しくなる。
――――ぶれぃかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!
いとおしい声が聞こえたかと思ったら、桜色の光束が虚数の海に突き刺さって霧散した。
これは間違いない。メテオライトブレイカーだ。説教2時間追加。レイジングハートの再調整もしていないというのに、キャノンモードを使うとは。ついでにいうと、なのマシンのリミッタ機能が過負荷で壊れたとの報告がアジーンからきた。今のなのはは鎖と首輪のちぎれたケルベロスともいえる。
「母さん!」
なのはにだき抱えられたフェイトが、玉座の間に降り立つ。
出撃したのは知っていたが、まさかなのはと一緒に来るとは思わなかった。
「あなたはもう用済みよ、フェイト。どこへなりと行きなさい」
「母さ、いえ、あなたに言いたいことがあってきました」
「…………」
「私はアリシアじゃありません。だけど、私はあなたの娘です。だから……」
「笑わせてくれるわね。言ったはずよ人形。あなたは私の娘なんかじゃない」
「っ……」
その言葉は嘘だ。どんなに取り繕っても、私の鋭敏な感覚は、声の調子・心拍・体温などから、ある程度は言葉の真偽を知ることができてしまう。
『爆破5分前です。脱出を急いで下さい』
爆破のアナウンス。赤色の回転灯が灯され、庭園の振動が更に激しくなる。そして――――
「母さっ……」
「だめだ!」
プレシアの足元が、一気に崩れた。
フェイトはプレシアに手を伸ばすが、クロノにはがい締めにされ、虚数の海に身を投げることを許されない。
アリシアのインキュベータと共に、落ちていく。
「あ……ああ……」
「フェイトちゃん……」
『爆破4分前』
「早く、脱出しよう……もう時間がない」
「なのは、フェイトを頼む」
「……わかったの」
主なき城の衛兵は黙りこくり、二度と動くことはない。
既に転送妨害は解除され、比較的安全な場所まで戻ると、4人はアースラに転移した。
その数分後、時の庭園は黒き光に包まれ、次元震と共に消滅した。
《あとがき》
長らくお待たせしました。
終わらん、まだ終わらん!
少なくともStSまでは駆け抜けたいのだ!
アイアンマン……ヒーロー色が強すぎるんですよ。
アーマードコアとロボットアニメみたいな関係?
エースコンバットとマクロスみたいな関係?
あくまで兵器であるべきです。戦隊ヒーローとかロボットアニメのロボットは、もっと無骨でストイックであるべきだ!
なんか妙な飾りもいらないし変形・合体の必要もない! だがファルケンやホワイトグリント程度なら許す。
いや、ロボットアニメ好きですけどね。ヴァンドレッドとか。
現在のタイトル候補。
・暗躍少女ミシカルえるて 神話的なエルテ。うーん、原作も詩的ななのはだし……難しい。
・暗躍破壊神少女えるて アルジュナみたいだなー。
・変えない あるいは破壊神少女デストロえるて 微妙。
タイトルセンスが私にはない上に、エルテの立ち位置が微妙すぎて。
アルトは日常パートでしか出せません。
戦闘に投入したらカオスになるもの。
八神家の日常に出る予定です。
今回出たヴュステファルケン、Wüste Falkeと書きます。以前のverではデゼルトファルケンなんて恥ずかしい名前をつけていましたが、今度こそ正しいドイツ語による命名に!
形としては、10インチモデルとかのテーパーバレルではなくて、スライドとバレルをそのまま20インチまで伸ばしたものです。オリジナルが6インチ、最長バレルが14インチモデルですから、デフォルトの3倍以上の長さを持つわけです。ちなみに、6インチ=152.4mm、10インチ=254mm、14インチ=355.6mm、20インチ=508mmとなっています。バレルの長さだけで50cm物差超えました。チェンバーやスライドを含めたら600mmいくかも。まだ測ってなかったり。
長くなって曲げモーメントが大きいので、支えとなるフレームのバレルアンダーがトリガーガードから端までかなり肉厚になって、トリガーガードとは別にハンドガードもついています。
ええ、全く別物のうえに人間が扱える代物ではありません。確かヘルシングのジャッカルよりもでかいです。
実は、マルイのガスガンの改造案の一つで、バレル上下にピカティニーレールを追加するパターンもあったり。
さて、手加減しながら戦ったわけですが、戦闘って難しい。手加減しながらなんて余計に難しい。
クロノの魔法なんて殆ど覚えてなかったし……
結果、なのはは起動砲台、クロノは時間切れっぽくしてみました。
プレシア?
エルテが近くにいるんだぜ。
では、次回、無印編最終回まで、お元気で。
Jun.9.2010
似非ドイツ語による命名を修正。
デゼルトファルケンがヴュステファルケになりました。