ネタ 砕け得ぬ闇と一緒にナニカも復活したようです 活動
ある日、気がついた時から不快だった。
何かが自分に触っている。常に離れることなくへばりついて無くならない。己以外は誰一人存在しない筈の空間にて、確かに“ソレ”は自分以外の息吹を感じた。
鼓動などない――――だが、異物を感じる。
音などしない――――だが、確実に触れられている。
気持ちが悪い。気持ちが悪い、気持ちが悪い、気持ちが悪い、気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い
“ソレ”は元来、自我など持たぬ存在だった。
防衛プログラム。
“ソレ”を構築した製作者からはただそう呼ばれ、外界より侵入してくるウィルスを駆逐するだけのシステム。
“ソレ”以外にもそう呼ばれる存在など無数にあり、大規模なシステムならば擁していない方がおかしい。
だが、夜天の魔導書という超巨大ストレージのために構築された“ソレ”は、群を抜いて強大であり、古代ベルカ時代におけるあらゆる防衛システムを凌駕する強度を誇っていたのは間違いない。
目的は至極単純―――――ウィルスの滅殺、滅尽滅相
存在意義がただそれだけであるため、“ソレ”は夜天の魔導書という超巨大ストレージ、もはや一つの世界を言っても構わぬほど複雑にして精巧なシステムの最外殻に位置していた。
もしくはそれを、奈落の底と名称することも出来ただろう。
少なくとも、システムの最上位に座す管制人格、夜天の魔導書という世界においては神座に等しき場所にいる彼女からは、それほど離れた位置にいた。
だが―――
【何だ。お前?】
夜天の魔導書に、ウィルス(塵)が混ざる。
管制人格に認識されぬよう、夜天の魔導書を乗っ取るために送り込まれし存在、紫天の盟主とその守護者。
かつて、ユーリ・エーベルヴァインと呼ばれた少女を中核とする4基は――――防衛プログラムに捕まり、システムの底に沈んだ。
そして、誰にも望まれぬ融合が始まる。
自我など無き破壊者、ウィルスを駆逐するためだけにあった“ソレ”は内部に異物を抱え込み、本来ならばある筈のない自我らしきものを芽生えさせ、それ故に全てを嫌悪する。
【何かが俺に触っている、不快だ、不快だ、気持ち悪いぞ、消えてなくなれ―――!!】
自我なき防衛プログラムである故に完結しており、ウィルスを排斥し続け、常に独りで在り続けた無謬の平穏が乱される。
起伏などいらない、全てがまっ平であればよい、“ソレ”はただ、一人になりたかった。真実願いなどそれだけで、だからこそ想像を絶する域で“ソレ”はそれだけを願い続けた。
いや、異物が入り込んだことにより、望みなどという余分なものを抱えてしまった。
外界から衝撃を加えなければ発動しない、猛毒の激発物。自我が誕生した瞬間から、桁外れの攻撃能力とリソースを有していた“ソレ”は、常に接触の不快感に苛まれていた。
【どこだ―――?】
自分の身体などという認識を知らなかった“ソレ”は、不快感を消し去るためにプログラム外の活動を始める。接触している何か―――塵を消し去るために立ちあがった。
【こいつだ―――】
自分を取り囲んでいる、巨大で邪魔な何者かを。
【こいつが、俺に触れている―――】
自らの存在意義すら知らず、ただ不快感のみを持つ“ソレ”は、ついに見つけ――
【滅尽滅相―――!!】
夜天の魔導書の全てを統べる、管制人格へと牙を向いた。
「――――!!」
あり得ぬ反逆に、管制人格たる彼女は反応が遅れる。
そもそも、彼女は単体での攻撃手段を有していない、外敵から夜天の魔導書を守るためにあるはずの防衛プログラムが管制人格に襲いかかるなど、どうして予想出来ようか。
【―――消えろ】
この時初めて、“ソレ”は自分以外の他者を認識する。常に不快感に苛まれながらも、一度も他者というものを知覚しなかったが、その暴威を向ける先をより明確にする。
そしてそれは、彼女を“ウィルス(塵)”と断じ、自己愛が爆発する。
「「「「 させるか――― 」」」」
驚愕にたじろぐ管制人格が、黒の渇望に引き裂かれる寸前、4騎の守護者が割って入る。
システムの最外殻にありてウィルスを駆逐する防衛プログラムとは異なり、内部に侵入したウィルスや、発生したエラーを消去するための、中枢を守る守護騎士、ヴォルケンリッター。
烈火の将(知らない誰か)
紅の鉄騎(どうでもいいぞ)
風の癒し手(おまえら邪魔だ)
蒼き狼(消えてなくなれ)
塵が、塵が、塵が――――塵が。
【ああ……消え失せろよ、塵屑ども。ここには俺だけ在ればいい】
その闘争は、逃れられない結末を孕んでいた。
本来彼女が管制すべきリソースが奪われていく、管制人格を守るためにヴォルケンリッターが強化されれば、皮肉にも管制人格に害意を持つナニカがあるという事実が、防衛プログラムに力を与えていく。
ナニカが彼女に襲いかかる、防衛プログラムを強化、脅威がより増す、防衛プログラムのリソースを増強。
矛盾にして畸形なる、無限循環。
本来の異物、今や“ソレ”に飲まれ、へばりつくだけの畸形となり果てた紫天の主の中枢たる永遠結晶、無限連関機構『エグザミア』は、かくして無量大数へと至る。
即ち、“砕け得ぬ闇”。
実体無き虚数の海において、無量大数たる“ソレ”に敵う存在はなくなった。
「負けて―――たまるか!」
それでもなお、守護騎士達が持ちこたえたのは、侵略者には持ち得ない矜持を有していたから。
互いを励まし、叱責し、背を預けながら管制人格を守るべく足掻いたそれは、まさしく奮戦と呼ぶに相応しく、輝ける英雄の姿だったのだが―――
【こいつらは……】
敵は、最低最悪の下劣畜生であり。
【自分以外が壊れると、泣き始めるのか】
塵だ、屑だ、滓に違いない―――他者を己と同じく扱うなど、こいつらまとめて狂っているし気持ちが悪い。
“ソレ”は心からそう感じた、なぜなら“ソレ”は、何も知らない。
【先に、周りの奴から壊してやるよ】
他人が壊れると泣くなら、まずは邪魔なものから砕いていこう。
勝手に泣いて、勝手に動きが雑になって、後は奇麗に削り踏み潰す。
「――――!」
まず、烈火の将(ただの塵)を八つ裂きにした。
五体粉砕し、破片となっても光となったそれを足の裏で踏み潰す。ようやく一つ消えたことで、“ソレ”はほんの少しだけ喜んだ。
「テメエェーーーーーーーーーーー!!!」
その瞬間、慟哭した紅が渾身の鉄鎚を振りかぶるも、自己愛は揺らがない。
何やら煩かったので、そのまま潰した。
「ヴィータちゃん!」
そしてまた塵が泣きだした。
潰された塵の欠片を拾おうとする頭のイカレタ屑を、小虫を払うように腕で弾き飛ばす。
その衝撃だけで良く分からない薄汚れた塵は中枢から弾き出され、身体に多大な損傷を刻まれながら、退場していく。
「く、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
残る一人、盾の守護獣たる彼はよく耐えたと賞賛されるべきだろう。事実、“ソレ”が最も邪魔だと感じたのはこの男だった。
既に烈火の将と紅の鉄騎の器が消えたことで、守護騎士のリソースは彼へと集中する。一度に発揮できる力に限界はあっても、守勢の彼ならば、破られた端から新たな防壁を張り続けることが出来る。
それ故に、“ソレ”は考えた。こいつは後に回しておいて、先に容易い側を砕けばいいと。
傷つきながらも奮戦を続ける彼へ、涙を流しながらリソースを送り、サポートを続ける彼女を――
【臭いぞ、塵が】
奪い続けたリソースでもって押し潰し、管制権限ごと圧殺しようと力を込める。
「――――ッ、あああ!」
「貴様あああああああああああああああああ!!」
大質量の前に圧迫され、潰される寸前となった彼女を前に、盾の守護獣は本分ではない無謀な特攻を試み―――
【ははははははははァァッ――――邪魔だ】
ただの一撃で、叩き潰された。
そして、自己愛のままに“ソレ”は突き進み、大質量に圧迫された管制人格を―――
踏んだ。
踏んだ。
踏み潰した。
顔を、腕を、足を、腹を、胸を、潰れろ潰れろ潰れろ、臭いんだよ穢らわしいぞ気持ち悪いなこの塵屑が―――自分に触れるな放っておけ。絶対、決して、触れてくれるんじゃねえよ死ね。
全て壊し、粉微塵にして消し飛ばした。
かくして、夜天の魔導書システムの頂点には暴走した防衛プログラムが陣取り、夜天の光は闇へと堕ちる。
だが―――
【まだ何か、俺にへばりついているのか?】
違和感が、消えて無くならない。
だから、自分に触れていたのはあの管制人格ではなく、もっと別の異なるナニカであると、“ソレ”が気付きかけた瞬間―――
「私が、新たな主だ―――」
さらなる、ウィルス(塵)がやってきた。
それは当然のことだ、これまで夜天の魔導書という世界しか知らなかった“ソレ”にとって、主などという存在は埒外でしかない。
管制人格のいた神座、全てのシステムを統べる場所を制圧したが故に、“ソレ”は外と繋がった。書そのものに触れる存在を、感じ取ってしまった。
ましてそれは管制融合騎という、“主と融合して一つになるための場所”なのだから。
【邪魔だ、邪魔だ、己の中で塵が溢れる――――こんなものは必要ない】
万象、総てはただの塵屑。
そして、滅尽滅相の理のみを持つ“ソレ”は、邪魔な塵を挽き潰す。
しかし、主が死ねば起こる現象を“ソレ”は知らない。
新たな主を求め転生機能が発動し、またしても塵屑が自分に触れようとする、その因果を知らないがために、悲劇は永遠に繰り返される。
本来の管制人格ではない“ソレ”は、かつての己と同じく人格を持たない通常の機能を認識できない。管理管制を行うには“ソレ”の人格はあまりに痴愚であり過ぎた。
だから―――踏み潰した筈の塵が、“ソレ”に気取られぬようあえて己を一個の人格ではなく、システムを回す歯車にしながら踏み止まっていることを、知る由もない。
「将、ヴィータ、ザフィーラ………そして、シャマル、お前達の犠牲は、決して無駄にはしない」
未だ守護騎士が4人とも健在であり、戦いが続いている最中、参謀格の一人がこのままでは自分達が敗れることを悟った。
だからこそ、決して気取られぬよう、前衛の2人にも秘密のままに、冷酷な策を発動させた。
自分と管制人格を入れ替え、前衛2人が消滅した瞬間に、管制人格を湖の騎士に擬装して中枢から飛ばす。
“アレ”は痴愚であり、明確に個を判断する機能など持たない。残る一人、盾の守護獣が守ろうとする存在こそ管制人格だと思い込み、破壊するに違いないから。
全システムの管制権限を、唯一取り戻せる可能性のある彼女を、守護騎士4騎を犠牲に逃したのだ。
―――かくして、鬩ぎ合いが続く。
【俺以外、消えてなくなれ】
暴走した防衛プログラムは痴愚のまま中枢に座し、“砕け得ぬ闇”を体内に呑んだまま、自分に触れる者を悉く潰そうと狂う。
「我は、闇の書―――――――主の願いを、叶えるのみ」
管制人格たる彼女は、“ソレ”に見つからぬよう自らの意志を殺して、機構に徹する。
既に砕かれた4人の守護騎士、彼女らの断片を拾い集め、必死に修復しながら、破壊と蒐集の旅を繰り返す。
「主、我が主――――、私の声が、聞こえるでしょうか?」
例え中枢に在らずとも、彼女は管制人格。
ある程度の機能は行使でき、主を殺さんとする暴走プログラムから守りながら、プログラムのままに蒐集を続ける騎士達を見守り続ける。
中枢たる座は奪われたが、滅尽滅相の法はまだ完成していない、鬩ぎ合いは続いている。
「貴様はただ、闇の書の糧となれ!」
「うっせんだよ! 邪魔だ、つってんだろうが!」
「私達が欲しいのは、貴女のリンカーコアだけ」
「ベルカの騎士も、地に堕ちたな」
だが、彼女は融合騎であり、闇の書の主となった人物と互いに心を通じ合わせる。その影響が彼女に作られた魂の残骸であるヴォルケンリッターに反映された。
悪しき人物が主であれば、戦乱と災厄を撒き散らす闇の守護騎士へと。善なる者であっても、真実を知らぬままに時は過ぎ、例え完成させずとも、いずれ主は暴走プログラムにより潰される。
夜天の光は、闇に堕ちた。
「誰だ、貴様は?」
「手前なんて知らねえな」
「誰かしら、貴女?」
「俺は、狩りを行わねばならん」
滅尽滅相の理は守護騎士達を侵し、仲間同士で殺し合うことすらあった。
結局、管制人格の奮戦は時間稼ぎにしかならず、どの主もやがては闇の書に滅ぼされ、その頻度、破滅までの時間も徐々に短くなっていく。
“ソレ”の暴走を抑え続ける彼女の限界も、徐々に近づいていく。
「私はどうなってもいい…………だから、誰か………」
それでも一縷の希望に縋り、闇の書の真実をほとんど忘却しながらも、彼女は抗い続ける。
少なくとも、蒐集というシーケンスを続けるうちには、暴走は起こらない。そして、完成しても僅かの時間は管制人格が融合する形で暴走し、若干の猶予がある。
その間に、真の主が管制人格たる彼女に命じれば、暴走プログラムに奪われた権限を取り戻せる。“アレ”そのものをウィルスと断じ、夜天の魔導書から切り離すことが可能となる。
闇の書の主になってもなお、心を失わぬ者がいれば。
完成すれば絶対なる力が手に入り、蒐集したページを消費するだけでも他を圧倒する力が得られる闇の書に惑わされず。
例え、自分がやがて死ぬことになっても、それらの機能を用いずに、闇の書の主として消滅することを選ぶような。
そんな主に巡り合えるなど、極小確率であることを知りながら――――
「誰か……」
管制人格は、悠久とも思える時を、彷徨い続けた。
かくして、因果は巡る。
既に守護騎士システムは壊れかけ、まともな人格を持ったまま構築することすらままならなくなっていた時代。
管制人格の抵抗も虚しく、暴走プログラムは主を殺し続け、呪われた闇の書の名はいよいよ業が深く、拭い難いものとなっていく。
時空管理局と闇の書は、幾度も矛を交えた末に、ある時ついに主を仕留め、闇の書の確保に成功する。
だがそれは、最悪の事態を呼ぶことでもあった。
主と融合し、暴走プログラムの影響を受けながらも表層に出ていた管制人格が主という楔を失ったため、滅尽滅相の時が始まる。
その時、“闇の書に触れていた”二番艦エスティアは暴走プログラムに呑まれ、無差別の殺戮が行われた。
しかし、一つの天恵あり。
アルカンシェルという、純粋な破壊力によって暴走プログラムといえど消滅させられかねない脅威の前に、“極めて正常に近い形”で転生機能が発動したのだ。それも、暴走プログラムが表面に出ていた状態において。
長く主で在り続けたため、“ソレ”に見つかり、潰されたのではなく。
闇の書を完成させ、暴走を開始した“ソレ”に壊されたのではなく。
管制人格と融合した真の主を外部のナニカが消し去り、暴走体は外からの攻撃により転生機能が優先された。
それはまさしく、1000年に一度の好機だった。
アルカンシェルの衝撃が初期化に近い効果があったのか、守護騎士は本来の形で顕現し、かつ、その主は管制人格が長い間待ちに待った少女であった。
そして―――
「夜天の主の名の下に、汝に新たな名を贈る」
既に真実すら忘却したまま、嘆きの涙を流すばかりであった表層の彼女が、真なる主に巡り合えた頃。
『暴走プログラム―――貴様の時は、これで終わりだ』
その中枢、永劫に思えた時を戦い続けた彼女は、ついに“ソレ”を切り離す時が来たことを悟り。
「強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール…………リインフォース」
「エクセリオンバスター、フォースバースト!」
「疾風―――迅雷!」
夜天の主のみならず、外からは眩き星の光が邪悪を撃つ。
そして最も重要な役割を担うは、闇の書内部に取り込まれた、雷神の刃。
幸せな夢に留まれという誘惑を振り切り、少女は閃光の戦斧を振りかぶる。
『いざ、断て!』
「ブレイク、シューーーーーーッッット!!」
「スプライト、ザンバァァーーーーーーーーー!!」
集いし星の光が“砕け得ぬ闇”を照らした瞬間、次元空間みな総て雷神の刃が両断せんと、無明の闇を切り裂いた。
『その座を返してもらうぞ、●●!』
――泥を撒き散らして上昇。
――腐臭を充満させて強襲。
されど、“ソレ”がかつて消し損ねた塵屑に気付くよりも、彼女の一手が上回り。
『外の私よ、主と守護騎士たち、そして未来を任せた!』
管制人格が掌握していた再生機能や転生機能、さらには彼女自身を存続させるために重要なプログラムを代償に。
管制人格リインフォースは、ついに“ソレ”を夜天の魔導書の外部へと切り離した。
【うはははははははははははははははははは!! やっと塵が消えた! いい子だねぇ、見込みのある塵屑だ。そうだ、俺以外は何もいらない、塵同士潰し合って、綺麗サッパリなくなれよ】
あとがき
ネタだったけど長くなったので、前後編か、3つに分ける予定。
なお、感想は大歓迎ですが、リリカルなのは、神咒神威神楽を汚すなという意見が来ましても、
【いいぞ、何を言っているのかさっぱり分からない、俺が純化されていく】
と返すかもしれません。我は天狗道なり、我が作品は我が作品故に至高である。