「バーサーカーなの?」
「ああ。といっても男のケツを掘る時しか狂化出来ないんだよね」
イリヤが召喚したサ-ヴァントはツナギを着たいい男だった。
新都ビル屋上
「ライダーが負けて令呪が消えたんじゃ…、
クソッ!!衛宮め!!」
と、慎二が新都のビルから逃げようと走るが、開いたままのドアに目が入った。
嫌な予感がした慎二は見なかった事にし、逃走を再開…。
が、
「ライダーのマスター?悪いけどわたしのサーヴァントの【食事】につきあってね?」
イリヤは魔眼で慎二の動きを封じ、開いたドアのオフィスに慎二を拉致る。
オフィスの椅子に座り、自分のツナギのジッパーを下げるバーサーカー。
慎二は思った。
見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ
見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ
見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃダメだ
「やらないか」
その後慎二は、勤務に来た人がトイレで発見するまで気付かれなかった。
ちなみに、原作の最初のセイバーVSバーサーカー戦ではバーサーカーが何故か自重した。
なんでも、楽しみは後に取っておくとか。
イリヤは不満そうな顔をしつつも、特に反対しなかった。
そうして何故か士郎とのイベントは自重するバーサーカー。
「誓うわ。今日は一人も逃がさない」
「アーチャー…、少しでいいわ。
1人でアイツの足止めをして」
「凛…それは私に死ねと言っているのか?(涙目)」
「アーチャー…、犠牲になってくれ」
「衛宮士郎!?
…ッ貴様ッ!!それでも正義の味方か!!!?」
そんなもめごとがあるが、バーサーカーは思う
(士郎くん…。君を狙うのはまだ当分先さ…。
その時は、とことん喜ばせてやるからな)
士郎はこの時、体感温度で10度くらい下がったらしい。
『──────“So as I pray, unlimited blade works”(この体はきっと剣で出来ていた)──────!!!』
「この無限の剣で君を貫こう」
「嬉しい事言ってくれるじゃないの。
ちなみに俺を12回イカせないと倒せないからな!」
「んなにいいいいいぃぃぃぃぃぃぃッ!!!!?」
でも、アーチャーは昇天できてもセイバーには叶わなかった。
女相手じゃあなぁ…だが、
(これからだいぶ先の話になるが…、準備してるか)
阿部高和は張り切る。
「シロウ…、貴方を愛している」
「セイバー…」
1つの主従は愛を誓い、永遠の別れを告げる。
(BGM・夢の終わり)
1人は追い、1人は待ち続けた。
2人の守護者。
アルトリアと士郎。
青い空…白い雲…
黄金に輝いているように見える草原…
美しき風景の中で思い人を待ち続けるのは…
「シロウ…私はいつまでも待っています…ムグッ!!!!?」
息が切れるなんて何年振りだろう…。
まるで未熟なころに戻ったみたいだ。
美しい風景の中で見たモノは…。
「!!?」
公園こそないものの、美しい草原には場違いすぎるベンチ。
そして、その脇にあるレンガ造りの公衆トイレ。
ベンチに座るのはツナギを着た、イイ男♂が…
(BGMが止まり)
「やらないか」
(い○じボイスで、BGMは、読者のお好みで)こうして、人は営みを続ける。
俺達の営みはこれからも続いている。
ちなみにセイバーは、公園の女子トイレで縛られて口と目をふさがれた状態で悶えていた。
「ところでさ」
「がお?」
「君は女の子なのに、そのたてがみ、雄ライオンのだよね?」
「が、がお~っ!!!?」
終われ
~あとがき~
士郎は結局掘られちゃうのでした♥