注意-
痛い表現があります!観賞は自己責任で。
開戦前 サイド3ザビ家私邸 ギレン私室
部屋でギレンがナニかしている。ドアの鍵はしっかり締めている。
「くふ~。ふっふっふっ。」
「ハーハーハー。」
ギレンは自身の突起物を扱っている。何か腫れ物を扱うかのように。
「クワー!!!」
ギレンは立った!ギレンが立った!
同時に限界に達したギレンは絶叫した!!!
ドガン!とドアが室内に外れて倒れてきた。
室外には武装したドズル・キシリア・ガルマが。
彼らはギレンの悲鳴を聞いて部屋に押し入ってきたのだ!
なんと家族思いだろうか?この場合は余計なお世話だったが・・・。
そこで彼らが目にしたモノとは!?
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「は~またかよ兄者、声を抑えろよ、壁が薄いんだぞ!」
ドズルが目を背けながら忠告している。
「ふっ兄上は、まだ子供ですな!」
キシリアはギレンの体の腫れた突起物を見ながら嘲笑している。
「私にとってはいつまでもギレンは子供だのー。」
急に出現したデギンまでキシリアに同調している。
「兄上、ボクは!ボクは!!」
ガルマは、何か言いたい事があるようだが言葉にならない。
ギレンは必死に弁解している。
「誤解するな!おまえたちはなんだか勘違いしている!!」
立った後、絶叫を上げ、倒れこんだ衝撃で突起物を打ち付けてさらに
絶叫したギレンは腰が抜けた状態で説得しようとしている。
「あー分った分った。俺も経験した事あるから。」
ドズルは同情しているが説得できたかは微妙だ。
「・・・私はたまに。」
キシリアの告白タイム?
「ワシはもう年だからな。」
デギンは微妙な表現で。
「・・・クッ!兄上・・・。」
ガルマは経験があるからか目を背け続けている。
「誤解だ~~!」
ギレンの空しい叫びが<今日も>ザビ・シティーに木霊する。
防音工事しろよ。
ある日の出来事であった。
同じく開戦前 ルナⅡ 艦艇ドック
「はあはあ。今日も立派ね~。」
「なんて逞しいの!」
「これで相手を昇天させるのね~。」
「生涯のスコアはどれ位になるのかな?」
「もうダメだ~。」
ナニを言ってるのだろうか?この人は。
ルナⅡの広大な艦艇ドックの片隅でマチルダ少尉は訳の分らない事を言っていた。
「マチルダ、そんな所でナニをしているか!!」
ウッディ中尉は信じられない思いで自身の恋人を見ていた。
まさかアレに近づけるから僕の誘いに乗ったのか!?
信じられない!マチルダがデカイのが好きだったなんて。
知らなければ良かった。
散々手を回して任地を一緒したまでが最高だった。
「マチルダ、僕のでは満足できないのかい?」
「当たり前じゃない!あんな細いの!」
ガガーン!!
「マチルダ、別れよう、僕たちはもうダメなようだ。」
「君がそんなにマゼランの主砲が好きなら僕はいらないだろ?」
「確かにサラミスの主砲は細いが僕はあくまでサラミス艦長だ、
君はマゼランの主計係。別れた方がいいだろう?」
その時、突然。
「その通りだ。」
マゼランの乗員だろうか?屈強な男が出現した。この男は何を言っているのだろうか?
「マチルダ、その男とは別れて、私と付き合って欲しい。代償といってはなんだが
今度の演習で主砲を撃たせてあげよう。」
「恋人ではない、まずは文通から。」
「ウッディ!ごめんサヨナラ!!」
マチルダはあっさり彼を切ったようだ。やはり主砲を撃ってみたいのだろうか?
「見損なったよマチルダ、キミが巨砲大艦主義者だったなんて。」
ウッディは去っていく、彼はどこにいくのだろうか?
「キチンと自己紹介しようか、私はマチルダ・アジャン少尉です。」
「私はマゼラン級戦艦アナンケ砲術長バスク・オム少佐だ。」
<あとがき>
ザビ家の日常はアレです。
ギレンは思いっきり箪笥のカドに左足の小指をぶつけて悶絶していただけです。
アレは痛いんです。
マチルダの別れ話は思いつきで。
バスクとくっついたら面白そうと思いました。
所属、階級は適当です。