1 この話はミステリー小説です。題名はかの有名なアガサ・クリスティの推理小説『そして誰もいなくなった』からとっています。少し小説の内容のネタバレが含まれているのでご注意ください。
2 作者は素人です。ネタやトリックは某漫画や某小説のオマージュがほとんどです。読んでいけば、分かる人には一発で犯人が分かるでしょう。
3 ここ矛盾してないか?とかそれは現実的でない、となる部分は多々あると思います。作者が素人ゆえとご勘弁下さい。
4 舞台は私立桜が丘高校校舎です。敷地図についてはアニメ版のモデルである旧豊郷小学校を前提にして書いています。ただし、その建物や部屋の配置が話に大きく関わることはありません。
5 主人公は澪です(怖がりで役に立たなそうというのは置いておいて下さい)。彼女自身が知っているであろう勉学や教養の知識と、彼女が観察した内容を元にして話が進行します。
6 上記の内容で構わないという方は、読んでいただけると幸いです。
~登場人物~
・秋山澪 主人公。私立桜が丘高校三年。友人とバンドを組みベースを担当している。受験シーズンを前に事件に巻き込まれる。怖がりだが、持ち前の頭脳を活かして難敵に挑む。
・田井中律 主人公の無二の親友。バンドではドラムを担当。澪を怖がらせるため受験前でも怖い話を読みあさる。皆を引っ張るリーダーシップで主人公を支えるはずだが・・・。
・平沢唯 主人公の親友。バンドではギターを担当。怠け者だが、本気を出すとギターも勉強もとてつもない力を発揮する。推理ドラマは毎週テレビで見ている。
・琴吹紬 主人公の親友。バンドではキーボードを担当。見た目はおっとりしているが、成績優秀で力持ち。推理小説にも詳しく、いつかは自分で推理小説を書きたいと思っている。
・中野梓 主人公の後輩。バンドではギターを担当。真面目で頑張り屋だが、ゆるい先輩たちに毒されてイメージ崩壊中。推理ものは唯と同じくテレビで見る程度。
・山中さわ子 主人公のクラスの担任。音楽教師で軽音部顧問。年長者なので皆を引っ張る立場。桜が丘高校で働いている上OGなので、学校の内情や噂話には一番詳しい。
・真鍋和 主人公の親友で生徒会長。成績優秀、冷静沈着で実は一番探偵向き。受験を前にして主人公たちに関わりのある人間として事件に巻き込まれる。
・平沢憂 主人公の後輩で、唯の妹。文武両道で家事も完璧にこなすが、シスコンすぎるのが唯一の欠点。和と同じく部外者だが事件に巻き込まれる。
・鈴木純 主人公の後輩で、澪に憧れるジャズ研部員。ベーシストでその方面で澪と一番気が合う。その他は全くの一般人なので、推理関係の事柄に特に詳しいわけではない。
・曽我部恵 主人公の一つ上の先輩で元生徒会長。聡明なイメージとは裏腹に澪のファンクラブを創設した人物。律のせいで事件に巻き込まれた人。知性派なので思考力や論理的判断に優れる。
・ゲームマスター このゲームの主催者。本名、年齢、容姿ともに不明。自分の義務として事件を起こし、その自分の仕事を遂行する存在。