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[8615] 人類種の天敵が逝く(マブラヴ×Acfa) 新話追加
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2010/02/18 18:48
このssの注意事項を説明しよう。

このssは激しい自己満足の塊でしかない。

また、作者はマブラヴオルタネイティブをやったことが無い。

そして、マブラヴの知識は他の二次創作の作品からきている。

そのため、ご都合主義が多く含まれてる。

例えば、弾薬はマブラヴの世界の物で代用できる事とかだな。

以上の事を留意してくれ。

機体構成はホワイトグリントに右腕のマシンガンと左腕のライフル、それと左肩のグレネード、最後に右肩のレーダーだな。

ssを読むときは部屋を明るくして、離れて見てくれ。

こんなところか

はっきり言って見返りは無いぞ?

それでも良いなら、見てくれ。

幸運を祈る。


お知らせ

【ネタ】を改め【習作】にしました。
また、「AMSから妄想が逆流する!ぎゃああああああああ!」
したのでxxx板の方をうpしました。
「月詠真耶は俺の嫁!!他の奴には渡さん!!」
という人は見ない方がいいと思います。
以上が宜しければ見て下さい。
タイトルは「人類種の半分の天敵がイク!(笑)」です。


言い訳
卒論の中間発表が終わり書こうと思ったらパソコンが壊れました(涙)
パソコンは買い換える必要は有りませんでしたが、データが全部吹っ飛んだ(涙)
パソコン内のエロ関係のモノも吹っ飛んで作者呆然。
色々と有りましたが作者は生きてます。



[8615] 魔女と天敵と戦乙女
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 12:46
・・・人類種の天敵と呼ばれてから暫く時が過ぎました。

いやね?別にそのつもりは無かったんだよ?ほんとだよ?

ただ、依頼が来たから行っただけで・・・

そしたらセレンからは見放されるは、オールドキングは相棒扱いしてくるは

どうせなら綺麗なオネーサンに相棒になって欲しかったヨ・・・

んでもって、依頼来たから行ってみたら、2対5だよ・・・

オールドキング(笑)は速攻で死ぬし、実質1対5ってどんなイジメ?

必死に頑張ったら勝てたけども。

その後、色々と自由気ままにすごしてたけど

なんやかんやしてたら、ネクストが来たけどな!

10体ほどね!!

頑張ったけど無理でした。

頭がパーン☆しました(笑)

そんで、俺は死んだはずなんですけど・・・

ここどこよ?

天国?地獄?

まぁ、地獄だろうけどさあんだけ人間を殺せばね。

どう考えても地獄でしょ。

だって、なんか気持ち悪いナマモノがうじゃうじゃいるし(笑)

どう見ても地獄です。本当にありがとうございました。(笑)

とりあえず、殺しますか。

精神的にクルものあるし・・・























・・・大体、終わったかな?

空中でマシンガン連射とかアサルトアーマーとか鬼畜過ぎたかな?

瞳が可愛いビーム出してくる奴潰したら、結構楽勝だったよ。

向こうからしたら、無理ゲーだろうな。

合掌

ん?なんかノーマルが結構来たな。

地獄にも、ノーマルとかあるのかぁ。

にしても、全体的にでかくネ?

地獄だからか?意味解らんな・・・

『こちら、横浜基地所属の伊隅みちる大尉だ、貴様に幾つか聞きたいことがあるのだが、いいかな?』

えー、囲んで銃構えて「お話しようヨ」とか、ドコのリリカルですかぁ?

囲んでる分、尚の事たちが悪いデスヨ?

とりあえず、撃たれてもプライマルアーマーで減衰できるけど、メンドクサイし一応、答えましょうか。

三途の川の船頭さんかもしれないし

「なんだ?」

うん!口下手だね!!

これは治さないといけないと、いつも思ってるけど直らないんだ!

これのせいで、人類の天敵になったと言えるかも知れないね!

『所属と目的はなんだ?』

所属って、一応カラードでいいのかな?企業の専属じゃなかったし、専属なら企業連に喧嘩売らないだろうし。

目的は無いよな・・・どうしようかな?


「所属も目的も特に無い。ただの傭兵だ。」

意味が解らんぞ!俺!

『なら、私があんたを雇うわ』

『香月副司令!?』

うん?誰だ?

「誰だ?」

『はじめまして、香月夕呼よ。傭兵なんでしょ?私があんたを雇うから、伊隅の指示に従ってこっちまで来てね。伊隅、帰還して頂戴』

『しかし!ふk『命令よ』っく、了解しました・・・』

・・・なんか急展開だな。

もしかして閻魔様なんじゃない?

てか閻魔様が俺を雇うとはどうゆうことなんでしょうか?

まぁ、いいか

「了解」









かくして、人類種の天敵は魔女と出合った。



[8615] 魔女の思惑、天敵の運命
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 12:47
遅かったじゃないか・・・言葉は不要か・・・
                     ジョシュア・O・ブライエン



        







             『人類種の天敵が逝く』










横浜基地に到着したら、いきなりノーマルに囲まれました(笑)

扱いひどくネ?

あと、閻魔様は女性でした。(笑) これなんて幻想卿なの? ヤマザナドゥなの? 死ぬの?

香月さんは美人なのは間違いない。

ただ、『こいつは匂うぜ、セレンと同じ匂いがプンプンしやがるぜ!』てことだ。

つまり、うほっ!ツンデレ!

しかしツンデレを恋人にするには、ものすごい努力が必要なんだぜ?

どMは狂喜するだろうが(偏見)

俺はMじゃないので、ゴメンだぜ!

とりあえずコジマ粒子のこと話さないと不味いかな?















私は傭兵と自称する人物を確保した。

一応、武装は解除させて、A-01で周りを固めさせた。

そして、秘匿通信で(サウンドオンリーだが)交渉を行った。

戦術機とは異なるコンセプトで作られたであろう機体。

名は”ネクスト”というらしい。

私は狂喜した。

あの機体の強みは攻撃力でも防御力でもない。

圧倒的で変則的なあの機動力だ。

ネクストはレーザー種の攻撃をいとも簡単に避けたのだ!

これさえあれば、今までの戦術が変わるに違いない!

しかも、ちゃんと確認したら、どの国にも所属していない!

なんと使い勝手のいい駒なんだろう!

私は狂喜していた・・・

コジマ粒子の話を聞くまでは・・・













ん~☆

香月さんが黙ってから結構経ったんだけど。

コジマのこと聞いてから表情が険しいデス。

あー、暇すぎてAMSから妄想が逆流しそうですよ?

つーか、いい加減降りたいんですけども?

よし、おりy「アンタ、ハイブ落としなさい」・・・はい?














コジマ粒子・・・なんて厄介な物抱えてる!

これじゃBETAを絶滅させる頃には、地球に住めなくなる!

それじゃ、意味が無い!

どうすればいい・・・




・・・そうだ、厄介な物なら捨てればいい。

タダで捨てるのは勿体無いから、役立たせてから捨てればいい。

もし成功したら、4の成果として発表すれば時間稼ぎになるだろう。

弾薬を補充させたらすぐに行って貰おう。

よろしくね。傭兵さん。

「アンタ、ハイブ落としなさい」













天敵は異形と敵対した



[8615] 異形の天敵
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/17 15:15
お前の勝ちか・・・誇ってくれ、それが手向けだ。
                アンジェ



        



          『人類種の天敵が逝く』


皆様、いかがお過ごしでしょうか?

えっ?私ですか?

実は、天敵友達の家に来てるんですよ。

ヤンチャな子ばっかりでね。

でも、私も大人ですから、スルーしてるんです。



俺TUEEEEEEEEEEEE状態ですがなにか?

ただいま絶賛ハイブ攻略中です。

ミッションは反応炉の破壊らしいデス。

えーっと、なんだっけ?

鉄源(チョルウォン)ハイヴ?に単機突入してます。

最初は、佐渡島ハイヴだったらしいんだけど。

帝国?が「そんな近いとこで下手なことすんじゃねぇ」ってことでここのハイブになったらしい。

にしても、ハイブの中は瞳ちゃん(レーザー属種)いないから楽チンだな。

ほとんどのナマモノ(笑)はスルーしたけど。

邪魔なときはグレネードで「焼き払えッ!」って巨神兵ごっこできたし。

「正面から行かせて貰おう、それしか能が無い」って雷電ごっこもできた。

満足しました。

なんか広い所出たんだけど・・・ここが反応炉?それとも他の場所?

とりあえず、AAでふっ飛ばしました(笑)

もし違ったらまた来るのメンドイんで、帰り道でAAを乱発しました(笑)

『ウソッ・・・タナトス、ハイブ内から出てきました!』

そうそう、オペ子はピアティフ中尉です。

セレンと違って説教の心配が無くって安心。

いやぁマジで説教は勘弁してほしい。

因みに、タナトスは俺の機体名。

タルタロスか迷ったけど、タナトスにしました。

セレンのペルソ○3やってる時に決めました(笑)

セレンに「タナトス(笑)とか厨二くせぇ」って散々言われた。カッコいいのに・・・

ついでなので、ハイブの外のナマモノ(笑)も殺っちまいますか。




ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ
ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ
ボラーレ・ヴィーア!!

ふぅ!エアロ・ス○スごっこも出来たな

オラオラか無駄無駄、アリアリもその内しよう。

恥ずかしいから、声には出さずに。

殆ど終わったハイブ前で俺はジョ○ョ立ちをしている。ネクストで

流石に、ネクストだとJOJ○立ちはキツイなぁ。

ここでハイブのモニュメント?が爆発したら戦隊ヒーローみたいでカッコいいのに・・・

天敵戦隊『タナトスマン』毎週日曜日朝10時から放送中!!なんちゃって(笑)

あれ?一人だから戦隊じゃなくね?一人ぼっちじゃね?寂しくなんて無いんだからね!勘違いしないでよね!!

ごめん嘘吐きました。メッチャ寂しいです(涙)

あ・・・モニュメントが崩れた。AA乱発しすぎたか?ついでに爆発しないかなぁ。

『CPよりタナトス。帰還してください。』

「了解」

さーて帰るか、腹減ったし。






ピアティフ


私は夢でも見てるの?

ハイブに単機突入なんて、正気の沙汰じゃない。

それなのに、あの傭兵は傷一つ無くハイブ内から出てきてしてしまった。

しかも、その後ハイブ周辺BETAを殺戮し、その残骸を見下していた。

そして、その後ろの地表構造物が崩壊した。

呆然としていた私に、香月博士は指示を出すように命令した。

「CPよりタナトス。帰還してください。」

鉄源ハイヴは一人の衛士によって壊滅した。


out













こうして、異形に天敵と認識された



[8615] 天敵と将軍と武人
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 12:49
よい戦士だ。感傷だが、別のカタチで出会いたかったぞ。
                    ベルリオーズ




        
          『人類種の天敵が逝く』


存外、合成食品ってのはうまいな。

死ぬ前は、乾パンと水のみの生活だったし。

稀に入ってる、氷砂糖がオアシスだったしな。

食事中、泣いちまったよ。

飯を食った後、香月さんが呼んでいるとの事でピアティフ中尉が来た。

実に、いい尻だった。

「尻を貸そう」ッて、言ってくれないかな?

香月さんの部屋に入るなり帝都に行けって言われたお。

あと、声で美人って事は解ってたけど、やっぱり美人だったぜ☆

どうやら、ハイブをつぶした映像を配信したら、帝国のお偉いさんが、興味を持ったらしい。

何でも、将軍との謁見があるらしい。

サングラスかけた、変なおっさん出てきたらヤダな。

え?女?んじゃ行く。

とりあえず、早めに行った方が良いかな?

でもスーツとか持ってないな。

パイロットスーツはあるけど不味いかな?

スーツはスーツだから問題ないかな?

大丈夫だろ、んじゃ行きますか。

明日らしいけど、早い方が良いよね?

タナトスに乗り込んで、オーバードブースト(OB)で帝都を目指します。

タナトス、いっきま~す。




また、ノーマルに囲まれた(笑)






悠陽



私は横浜基地から配信された映像に見入っていた。

狂気だ、あの戦術機の機動は。

狂気だ、空を飛ぶなんて。

狂気だ、ハイブに単機突入するなんて。

単機でハイブを落せる筈が無い

だが、それでもこの衛士はハイブを落した。

奇跡だ。

私はこの映像を見て思った。

必然だ。

私はこの映像を見て思った。

この者と会って見たい。

私は横浜基地にこの者の出頭を願った。

その者は1時間もしない内に帝都に来た。


out






とりあえず、横浜基地と同じように武装解除させられ、コクピットから降ろされ、将軍の前にいます。

将軍は可愛かった。

てか、若くネ? 17,18くらいじゃね?

でも、そんなの関係ネェ!そんなの関係ネェ!

・・・古いか。

俺の態度が悪かったらしく、オッサンとオネーサンに刀で切られそうになった。

将軍が止めてくれたけど。

まぁ、いいとして。

依頼を貰いました。

5日後に佐渡島ハイブを潰すらしい。

今回はノーマルの部隊も行くらしい。

少しは楽できるな。







紅蓮



ハイブ落しをした衛士の姿を見たときに思ったことは、彼が強いという事だ。

武人としての勘が言っている。

彼の態度を見た時に感じたことは、無礼な奴だという事だ。

叩き切ってやろうと思った。悠陽殿下の言葉が無ければ、実際そうしただろう。

彼の眼を見て確信したことは、彼を敵にまわさない事だという事だ。

この眼は、人殺しの眼だ。

或いは、それ以上か・・・

武人ならばわかるだろうが、他の者には解るまい。

月詠は、彼の眼に恐怖しているらしい。

だが、態度に出さないのは流石である。

出来れば、彼に二度と関わりたくない。


out









黄泉への誘い



[8615] 死の神と月の神
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 12:52
伝説、伊達ではなかったか・・・お前なら、悔いは無い・・・
                      シェリング




           『人類種の天敵が逝く』

アイムシィンカ~とぅとぅとぅとぅ~
アイムシュ~タ~とぅとぅとぅとぅ~

        

この歌がオールドキングが残してくれた最初で最後の贈り物だった。

それ以外、使えなかったしなぁ(笑)

「二千万、四千万、六千万、八千万、一億(笑)」じゃねぇです。

帝都のガレージで呑気にネクスト見上げながら歌ってたら、

刀持ったメガネーちゃんがいつの間にか後ろにいましたよ。

YA☆BA☆I☆

殺しに来たの?それとも罵倒しに来たの?俺死ぬの?

てか口ずさむ程度に歌ってよかった。

大熱唱したら、引かれる所だった。

恥ずかしい、逃げy「いい歌だな」・・・魔王からは逃げれない!

「友が残してくれた最初で最後の贈り物だ。」

古王(笑)って友達でいいのかな?

依頼人かな?

「そうか・・・綺麗な旋律だ。・・・だが切ないよ・・・意味は?」

日本人は外国人に話しかけられると若干ビビる!

いや、普通にビビってねぇけどさ。この人。

話しかけられたの俺だし。

この場合、俺日本人じゃね?

「・・・ラヴソングさ、コイツと俺のな・・・」

って古王(笑)が言ってた。

「そう・・・か」

・・・どう見ても引いてます。本当にありがとうございました。

逃げよう!

もう、恥ずかしくて頭がフットーしちゃうよ~(笑)

「じゃあな、女」

今回は逃げれそうd「月詠真耶だ」・・・魔王からは逃げれない!?

「・・・じゃあな、真耶」

「・・・・・・・・・ああ」

いきなり、ファーストネームは不味いか。

殺される前に、バックステッポゥ!

ミッションは明日だし、早めに休むか。





真耶


奴の眼が怖かった。

武人として屈辱だった。

だが、何故かあの眼に惹かれた。

ガレージに入ると奴はいた。

歌っていた、奴が。

美しかった、旋律が。

素敵だった、歌詞が。

頭じゃなく、心で理解できた。

素敵で哀しい歌だと。

戦術機とのラヴソングか・・・

・・・あぁ、分かってしまった。

なぜ、あの眼に恐怖したか。

なぜ、あの眼に惹かれたか。

あの眼には希望が無い。

あの眼には絶望が無い。

まるで、機械だ。

なるほど、確かに、貴方に相応しい歌だ。

神よ、出来ることなら・・・彼を救って欲しい。


out









黄泉路へ







初めてのあとがき?

シィンカーの歌詞乗っけたら消される可能性があることを指摘されたので、
各自脳内補完して下さい。

主人公はちゃんと歌ってますよ?
ホントダヨ?ウソジャナイヨ?



[8615] 命を刈る者
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 12:53
無念・・・
    真改



       『人類種の天敵が逝く』



明らかに、ナマモノ(笑)に狙われてる。

お前ら、ノーマルに行けよ!

俺は、ハーメルンの笛吹きかよ!

若しくは、鳥か!?

いつの間にか俺はお母さん鳥か!?

俺の傍に近寄るなぁー!!

キングク○ムゾン!!!

ふぅ~、どうやらノーマル部隊が無防備な瞳ちゃんを潰してくれたらしい。

やっとハイブに入れる。

じゃあ、逝こうか。



う~、ハイブハイブ~!

今 ハイブの中でOBしている僕は

ミッション中のごく一般的なネクスト

強いて違うところをあげるとすれば

コジマ垂れ流しってとこかナ―

機体名はタナトス

そんなわけで、ハイブの最奥にやって来たのだ

ふと見ると反応炉があった

ウホッ!いい反応炉・・・

やらないか?(AA的な意味で)

アサルト・アッー!マー


帰り際にオラオラと無駄無駄とアリアリをやりました。

たのしかったです。

三年二組  タナトス




速瀬


BETAは私達に眼もくれず、あの傭兵の所に行った。

「ふざけるな!」

腹の底から叫んでしまった。

いつもなら注意する、伊隅大尉も黙っている。

いつもならからかってくる、宗像も黙っている。

他の隊員も黙っている。

きっと、全員同じ気持ちなのだろう。

A-01は世界でもトップクラスの部隊である。

それは間違いない。

それなのに、それなのに!

あの傭兵は単機でハイブを落した。

人外めっ!

私は嫉妬にも似た怒りを覚えた。

いや、これは嫉妬そのものだ。

良いだろう!

私もその領域に立ってみせる!

だから待っていろ、傭兵!!

次の日から、A-01の訓練が厳しくなったのは、言うまでも無い。














ようこそ、歓迎しよう。異形共、ココがタルタロスだ。




[8615] 平穏な時間、平和のための取引
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 12:55
はっ・・・当然か・・・私が見込んだのだからな、お前にやられるのも、悪くない
                              セレン・ヘイズ





セレン・・・

クソ、調子狂うな・・・

切り捨てた筈なのに、チラつきやがる。

この選択に後悔は無かった筈なのに・・・

俺の事、セレンはどう思ってたのかな?

手のかかる弟?

頼りになる相棒?

覚えの悪い弟子?

俺は、一人の男として、あんたの事が好きだったぜ。

俺はこの手であんたを殺す。

さようなら、我が愛しき人よ。

          


          『人類種の天敵が逝く』



シリアスにしてみたけど似合わないですね(笑)

厨二病全快ですね(笑)

因みに、クレイドル襲撃の依頼を請ける事になったのは、コイントスです。

裏が出たから襲撃しました(笑)

そんなことで決めたせいで、セレンに見捨てられました(笑)

そうそう、また依頼が来ました。

今回は国連からの依頼です。

オリジナルハイブの破壊。及び、上位存在『あ号標的』の駆逐

だそうです。

今回は、単機突入だそうです。

一応、今までの依頼の報酬として弾薬費、修理費、生活費をもらいました。

んで、オリジナルハイブが遠いのでヴァンガード・オーバード・ブースト(VOB)を作ってもらってます。

作るように頼んだ、将軍とオッサンと真耶に正気かどうか疑われました(笑)

作戦内容はVOBによる時速2000kmでの高速移動により一気に接敵し、毎度のごとくフルボッコ。

ほとんど、今までと変わらんな(笑)

作戦日は、一週間後。12:00より作戦開始です。

それまでは、休暇らしいんだが、暇でしょうがない・・・

因みに、ココは月詠真耶のご自宅です。

内心ドキドキしてます。辻斬り的な意味で・・・

お願い!早く一週間たって!!

もう持たない!精神的な意味で・・・









真耶

彼を預かってから、もう四日が過ぎた。

最初は何故、家に住まわせたか分からなかった。

彼が住む場所が無かったから?

大事な作戦前に逃げられるのを阻止するため?

話をしてみたかったから?

どれも正解だし、どれも違う。

この四日間で言葉を交わしたのは数えるほどしかなかった。

だが、こんな関係も悪くないと私は思う。

この思いがなんなのかは未だにわからない。


out



香月


私は貴方を侮っていたわ。

貴方にとって、ハイブなんてゲームにもならないのね。

貴方は、全ハイブ落してこの戦いを終わらせる事ができるでしょうね。

でも私は、コジマ粒子なんて許すわけにはいかないの。

貴方が、全ハイブを落としたら、それこそ終わりなのよ。

地球に住めなくなるなんて認めないわ。

消えてもらうわ、イレギュラー。

恨んでくれて構わないわ。

貴方の生き方はキライじゃなかったわ。

さようなら。



out





           ????

「強すぎる、このような力は有ってはならないと、私は思うよ。」

「だがハイブ落しの英雄だぞ?どうするつもりだね?」

「確かに、この世な武力を個人に委ねるのは慎むべき事ではあるが。」

「そんな事は分かっている。だからこそ我々が頭を痛ませているんだ。」

「生きている英雄というのは実に厄介だな。」

「まぁ、今回は流石に無理だろう?フェイズ6のハイブに単機など。」

「しかし、対策は必要でしょう?」

「確かにな、もしオリジナルを落したならば、他のハイブに行かせ使い潰せばよかろう。」

「妥当だな。」

コンコン

「失礼します。」

「なんだね?会議中だぞ?」

「いえ、横浜基地の香月副指令からの連絡です。」








「な!なんだこの情報は!?確かなのか!!?」

『間違いないわ』

「ふざけるな!このような存在認めるか!!」

「く!力の代償か!!」

「排除するか。」

「しかし対抗できまい?」

「いや、我が国に任せてもらおうか。」

「なんだと?」

「XG-70bは知っているな?」

「それで何とかなるわけないでしょう!?制御も出来てないときくわ!!」

「あれはフェイクだ、本命は別にある。これを見てもらおうか。」









「・・・なるほど、それで行こう。」

「ふん、所詮は個人、組織に・・・ましてや国に、世界にかなうものか。」

「恨んでくれるなよ、英雄。地球の為だ。」

「・・・この決断が世界平和の為になる事を願う。」

(よく言うわ、自分達が死にたくない為でしょうが・・・クズ共が!)









巨人の力、世界の選択



[8615] タルタロス
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/17 15:15
心しておけ・・・貴様等の惰弱な発想が、人類を壊死させるのだと・・・
                 マクシミリアン・テルミドール(オッツダルヴァ) 



             『人類種の天敵が逝く』




もうそろそろオリジナルハイブですよぉ。

ここまで来るのにどれだけの瞳ちゃんとすれ違った事か。

最低でも1000匹はいくかな?

イチロー並みに正確なレーザービームでした。

ちょっと、かーちゃんの砲撃を思い出しました。懐かしいなぁかーちゃん。

とりあえずQBで避けまくってグレネードをプレゼントしてやったぜ!

ざまぁwww

『ハイブ見えました。VOBパージ「しなくていい。」・・・え?』

面白そうだからVOBのまま突っ込みたいと思います。

『いくらなんでも危険です!この速さじゃ『彼がそう言ってるんだ、しなくていい』』

『ですが!『命令だ』・・・了解しました』

今回のオペ子は心配性だなぁ。オッサンは話がわっかるぅ!

ハイブって意外に広いから、VOBとか普通に入るんだよね。

え?ドリフトとシャフトはどうした?んなもん気合です。

え?無理?

何でそこで諦めるんだよ!頑張れよ!!絶対出来る絶対出来る絶対出来るって!!!

やって見ろって!全力でやって見ろって!!はい死んだ!!!今弱い気持ちが死んだ!!!!

にしても、流石はオリジナル。

キモイほどナマモノ(笑)がウジャウジャいますよ。

適当に、グレネードで焼き払いつつ奥へ奥へ。

途中、変な門みたいなのあったけど、正面から行かせて貰った。社長戦法ですが何か?

そういえば今回、ナマモノ(笑)殲滅も依頼の中に入ってるんだ。

いくらなんでも、弾薬が持たないのでデッカイ刀持って来ました!

ひゃほー!刀ってカッコ良いよね!

3本もくれたんだ!

小太刀2本と長刀1本。

これで、

「オニワバン■スタイル」

「ガトチュエロスターイム☆」

「フルチン!サーセンwww」

とかができる。

ふははは!楽しみすぎる!!

テンションフルマックスだぜ!

CCOさんの技は流石に無理だけど。

お?なんか行き止まりっぽい。

VOBパージっと。

俺!参上!!

あ、VOBが変なナマモノ(笑)に当たった。

アレが[あ号標的]か・・・

なんか触手的なモノが飛んできたがQBで余裕でした。

キモーイ!触手が許されるのは、2次までだよねぇー(笑)

意味は無いけれど、ムシャクシャしたから~♪AAぶっ放す~♪

意味は無いけれど、生きていたから~♪死ぬまでAA乱射する~♪

デンデンデデンデン!カッキーン☆

俺の強さにナマモノ(笑)が泣いた。無理ゲー的な意味で。

さてと、仕事終わったし、人切り罵倒祭ごっこして帰ろう。








    ????


「タナトス目標を破壊しました、帰還してきます。」

「まさか、オリジナルを落すとはな・・・」

「あの速さでハイブ内に突っ込むとはな・・・狂ってるな。」

「圧倒的過ぎる・・・」

「・・・BETA以上の化け物ですね。」

「くそ!人外めッ!!」

『・・・喜ぼうじゃない、オリジナルが落ちのよ。』

「手放しでは喜べんがな・・・」

「まぁ良いではないか、”アレ”も完成した事だ。」

「NYXG-94のことか?」

「ああ、昨日完成したよ。」

「ふん、後は奴をそちらに向わせればいいのか?」

「ああ、依頼を頼むぞ」

『・・・わかったわ。(老害め・・・自分では何も出来ない、臆病者風情が!・・・私も同じ穴の狢か・・・クソ・・・)』











異形の王陥落



[8615] 終幕
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/28 02:25
今回は書き方、また主人公の性格などが変わっています。また、独自解釈、ご都合主義等がふんだんです。ご注意ください。
いつもの方がいい場合は番外としてのっけるかもしれません。




一つの命を思う、それを愚かと呼ぶか・・・歪んでるよ・・・お前も、世界も・・・
                     ウィン・D・ファンション




               『人類種の天敵が逝く』


香月


「今回のミッションはアメリカに向ってもらうわ。詳しい内容は向こうで説明される。以上」

なんて不審な依頼だろう、これでは断れるかもしれない。

天才がこの程度の事も出来ないなんて、笑えないわね。

『了解した。』

意外な事に彼は即答してくれた。

貴方は、こんない依頼も請けるの?

「そう、じゃあお願いね。集合位置はコレだから。」

傭兵の鑑ね。



out





おそらく、俺を始末する算段だろう。

だが依頼だ、行くしかあるまい。

もとより裏切りには慣れている。

そうはなりたくなかったがね。

予備で作ったVOBをタナトスに装着させて、俺はアメリカへと向う



      

              【終幕】

「・・・!ちぃ!!」

クイックブーストで巨大な砲弾をよける。

目視できないこの距離でこの正確さ、スピリット・オブ・マザーウィル (SOM)か!

VOBで来て正解だったな。

『騙して、ごめんなさい。』

「よく言う、女狐が。」

『恨んでくれて構わないわ、当然だもの。』

「ふん」

会話中にも飛んでくる二発の砲弾を避ける。

『コジマ粒子は危険すぎる。貴方も理解しているはずよ。』

「この世界の誰よりも・・・な」

『!やはり貴方、異世界だって解ってわね?』

砲弾が眼前に迫る、避けれたが今のは危なかった。

「ノーマルの性能が悪すぎるからな、元の世界より。」

『・・・そう』

「名乗ってなかったな、この機体はタナトス。」

『?そんな事は知ってるわ。』

「話は最後まで聞け、俺の名前はレイヴン、正式名称A0624だ。」

『・・・え?それって「聞け」・・・どうぞ』

「俺の世界ではアナトリアの傭兵という男がいた。そいつは、他の誰よりも強かった。

―その最強を欲しがったのは、アスピナ機関   ネクストの操縦システムであるAMS(Allegory Manipulate System)の

開発・研究を手掛ける研究機関。アスピナ機関はアナトリアプロジェクトを立ち上げる。最強の兵器が欲しいために・・・・

内容は簡単だ、ソイツを元に新たなリンクスを作り出す。タダそれだけの為に1000体以上の素体を作った。

うち半分はそのまま死んだ。500対以上が生まれる事は無かったんだ、残った半分は、成長するまでに色々な戦略・戦術・格闘・射撃などの闘争を叩き込まれる。

成長したら強化人間の手術を受ける。コレで2/3か消えた。次にAMS、コレでさらに半分。

気が付いたら、仲間は10人くらいしか居なくなってたよ。

その10人はいきなりネクストを与えられ実践投入。俺だけになった。―

それでやっと名を貰ったのさ、アナトリアのレイヴン、だから名はレイヴンだ」

『・・・それで?私に何を求めてるの?慰めて欲しい?』

「まさか、よくある話さ。不幸にも入らない。」

この会話中も砲撃は止まない、それどころか砲弾が増え始めた。

「知らないと困るだろ?人類種の天敵の名前を・・・それなりに気に入っているしな。」

『そう』

「所で、アレの名前はなんだ?」

『NYXG-94、和名は迦具土(カグツチ)よ』

「ふん、センスが無いな。俺が名付けよう。-スピリット・オブ・マザーウィル-だ」

死神は、母神に歩み寄る。



SOM内部


『第五ブロックにて火災発生!』

所詮は個人、群像には敵わない。

『第七、第八もです!』

それが共通認識だったはずだ。

『メインシャフトに被害が及んでます!』

なのに、あの悪魔は易々と、このNYXG-94接敵した。

『このままでは、NYXG-94が崩壊するぞ!』

アレほどの、砲弾を放ったのにも関わらず。あぁ、何が群像だ。

『総員!地上装備に!!脱出しろ!!!』

そんなもの、あの悪魔にかかれば造作もなく潰される。

『・・・NYXG-94崩壊』

絶望が目の前に立っていた。

「さようならだ、諸君」

コレが”ハイヴ落しの英雄”か。


out


馬鹿め、もう既に潰した事のある兵器など容易くバラせる。

地上へ降りた人間をAAで吹き飛ばす。

今ので1500人は逝ったか?

まあいい残りは200体ぐらいのノーマルか。

楽しませてくれ。








アルフレッド・ウォーケン


「信じられん!これが”ハイヴ落しの英雄”の力か!!」

あのNYXG-94を落したのか。

『なんだよ!聞いてねぇぞ!!』

「どうした!?ケベック05!?」

『きかねぇんだよ!銃がヨ!!』

「なんだと?」

そんな馬鹿な!?

私は望遠にしてターゲットを目視する。

・・・?

なんだあの膜は?いや、アレが弾丸を弾いている。む!?薄くなった?そうか!!

「あの膜を破壊しろ!各機銃で飽和攻撃を仕掛けるんだ!!」

『ほう?流石に気が付くか・・・だが負けんよ!俺は!』

この機体、明らかに対BETAではなく、対戦術機を考慮されている!!

「なに!?」

”ハイヴ落しの英雄”の狂気とも言える機動は知っていたが、まさかココまでとは・・・



私以外は皆死んでいった。

私が生き延びれたのは、英雄の気まぐれとこの試作機のお陰だろう。

『ふむ・・・簡易なQBか・・・なるほど。存外、軍も馬鹿ではないらしいな。』

ただ、戦う事は出来ない。弾薬もないし、接敵出来るほど甘くはない。

そもそも、近距離戦を考慮されてない。しかも、もう意識が飛びそうだ!!

これ以上の動きをして平気なのか!?

『もう動けなそうだな。』

バレバレか・・・

「お見事。私はアルフレッド・ウォーケン少佐だ。もう反撃しない。好きにしてくれ。」

『俺はレイヴン、傭兵だ・・・命乞いしないのか?』

「私も軍人の端くれ、恥は曝せん!可能性がある限り足掻くが、その可能性がない。」

『・・・出来れば、戦友として出会いたかった。アルフレッド・ウォーケン』

「!・・・感謝する、レイヴン!!」

『さらばだ、友よ』

  ターン!

さらばだ戦友、私も出来れば貴殿と共に戦いたかった。


out






コレによりアメリカは深刻なダメージを負う事になる。

コレが後に語り継がれる。群像対個人の戦争『レイヴンズウォー』である。







人類種の天敵



[8615] 終幕(笑)  ネタver
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/28 02:26
終幕のいつものバージョンです。終幕と見比べると面白いかもしれません。



To Nobles Welcome to the Earth(高貴なる者達よ、地上へようこそ)
              ORCA旅団による声明文




               『人類種の天敵が逝く』




どう見ても『騙して悪いが・・・』フラグです。ほんt(ry

だが依頼だし、行くしかないでしょう。

伊達にオールドキングに付き合ってないぜ!2対5は予想外だったがな!!

てかアナトリアの傭兵には2体の癖に、俺には5体かよ!(古王は数えない)

見せしめですか?見せしめなんですか!?泣くぞ!!?

いかん、落ち着け俺。自重ww俺自重しろwww

予備で作ったVOBをタナトスに装着させて、アメリカへと向う。

ちょお前!ネクスト使うなってぇー!!



      

              【終幕(笑)】

「・・・!ちぃ!!」

クイックブーストで巨大な砲弾をよける。

死ぬかと思った!

目視できないこの距離でこの正確さ、かーちゃん!かーちゃんじゃないか!!

『騙して、ごめんなさい。』

はいはい、わかってたよ。わかりやすいフラグ有難う。

『恨んでくれて構わないわ、当然だもの。』

依頼だから別にいいんだけど、依頼料はもう貰ったし。

『コジマ粒子は危険すぎる。貴方も理解しているはずよ。』

「この世界の誰よりも・・・な」

だって、一番の被害者だし?常にコジマ漬だし。コジマの漬物って不味いだろうな。味的な意味で。

『!やはり貴方、異世界だって解ってわね?』

え!そうなの!?気が付かなかった・・・恥ずかしい、誤魔化そう!

「ノーマルの性能が悪すぎるからな、元の世界より。」

『・・・そう』

え?今ので誤魔化せたの?てか、名前で呼んでくれないのね。

ん?名前教えて無かったんだっけ?自己紹介しよう!

「名乗ってなかったな、この機体はタナトス。」

『?そんな事は知ってるわ。』

「話は最後まで聞け、俺の名前はレイヴン、正式名称A0624だ。」

『・・・え?それって「聞け」・・・どうぞ』

「俺の世界ではアナトリアの傭兵という男がいた。そいつは、他の誰よりも強かった。

・・・・・・・・・

それでやっと名を貰ったのさ、アナトリアのレイヴン、だから名はレイヴンだ」

『・・・それで?私に何を求めてるの?慰めて欲しい?』

できれば慰めて欲しいな!下半身をな!!

「まさか、よくある話さ。不幸にも入らない。」

そう、よくある話だ。主人公的な意味で。

それに、生き残ってる時点で俺tueeeeeee!!フラグ(笑)

この会話中も砲撃は止まない、それどころか砲弾が増え始めた。

砲撃のシャワーだ!今の運はジャンケン小僧をも凌ぐぜ!!!

「知らないと困るだろ?人類種の天敵の名前を・・・それなりに気に入っているしな。」

『そう』

「所で、アレの名前はなんだ?」

『NYXG-94、和名は迦具土(カグツチ)よ』

なんという厨二ネーム(笑)ニュクスとかペ○ソナ3かよ。

ニュクスアバターは攻撃時「あは~ん」って聞こえるよね?

「ふん、センスが無いな。俺が名付けよう。-スピリット・オブ・マザーウィル-だ」

マザーつまり、かーちゃん!かーちゃんじゃないか!!

待っていろ、かーちゃん!


SOM崩壊




馬鹿め、もう既に潰した事のある兵器など容易くバラせる。

地上へ降りた人間をAAで吹き飛ばす。

今ので1500人は逝ったか?

まあいい残りは200体ぐらいのノーマルか。

楽しませてくれ。

・・・俺カッコいい!

楽しませてくれ。

だってお!!(笑)







『あの膜を破壊しろ!各機銃で飽和攻撃を仕掛けるんだ!!』

「ほう?流石に気が付くか・・・だが負けんよ!俺は!」

ネクストがノーマルに負けるのは恥ずかしいからな!!





一体以外全部壊したけど・・・

あのノーマル、機動がネクストと似てるんだよねー。

ヤベェ!俺tueeeeeeeできない!!

そんなふうに考えてた時期が、俺にもありました

「ふむ・・・簡易なQBか・・・なるほど。存外、軍も馬鹿ではないらしいな。」

でも機動以外はノーマル、苦戦すら論外だ。

「もう動けなそうだな。」

いきなり動かなくなったから、燃料切れかな?

『お見事。私はアルフレッド・ウォーケン少佐だ。もう反撃しない。好きにしてくれ。』

おお自己紹介してくれた、これは俺もしなければ!

「俺はレイヴン、傭兵だ・・・命乞いしないのか?」

できれば、ノーカウントだ!ノーカウント!!って言って。

『私も軍人の端くれ、恥は曝せん!可能性がある限り足掻くが、その可能性がない。』

か、カッコいい・・・惚れた!抱いて!!

『・・・出来れば、戦友として出会いたかった。アルフレッド・ウォーケン」

本当に古王(笑)じゃなくて、彼が相棒だったら良かったな・・・

『!・・・感謝する、レイヴン!!』

感謝されたけど、ごめん・・・悲しいけど、これって戦争なのよね。

「さらばだ、友よ」

  ターン!


















人類種の天敵(笑)



[8615] カーテンコール  修正
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/17 15:14
そして人は、揺り籠で空を飛び続ける・・・か。お前が決めた事だ・・・悔いは無いさ。
             セレン・ヘイズ




           『人類種の天敵が逝く』










香月


タナトス・・・か。

成る程、これ以上無いくらい、御似合いじゃない。

タナトスはNYX(ニュクス)の息子、貴方が名付けたのはスピリット・オブ・マザーウィル

ニュクスは死そのものを殺すとはね。

それに親殺しは、大罪よ?皮肉ね・・・

凡人の魂はタナトスが冥界へ運ぶともされる。

あの兵器は代替が可能な多くの人員によって運用できる戦力。

兵器としては強力、でも操ってるのは凡人でしか無い。

それとも、貴方以外は皆、凡人ってことかしら?

この私でさえも?

でも、貴方はもういない。

私の勝ちよ、レイヴン。

はぁ、いつから私はこんなロマンティストになったのかしら。

馬鹿馬鹿しい。


out




事の顛末を語ろう。

香月は、SOM撃破の時点で、レイヴンの事を発表した。

ハイブ落しの功績、既存の戦術機とは違うコンセプトで作られたネクスト、

ネクストの特色と特性、彼の過去、そして人類未発見粒子について。

この発表に全人類は、歓喜と畏怖と恐怖した。

この世界は、何処へ向かっていくのか。

国連は、彼をBETAとは別の人類の敵として、正式に決定した。

国連支部や日本帝国の一部からは、抗議があったが、概ね受け入れられた。

そして、四体のSOM(製造途中でさえ)使い、彼を排除しようとした。

その御蔭もあり、見事にタナトスの反応はロストした。

がしかし、同時に四体のSOMの反応も消えたのだ。

人類は致命的なダメージを背負う。

全人類の1/50が死去し、国としての形は何とか残したが、国連加盟国は国力の1/7以上を使う事になった。

彼は人類種の天敵にして、ハイブ落としの英雄として全人類に知られる事になったのだ。




タナトスがロストしてから、1週間後。

一人の男が現れる。

彼は新たな概念を作り、天才的な衛士であった。

英雄が現れた。この事により、国連の上層部は恐怖した。

が、その英雄は香月夕呼により、手綱を握られており、使い勝手のいい英雄である、手放す必要は無い。

人類は地球を元に戻していく。

様々な戦いの傷跡を残しながら。

これ以上語るのはやめよう、新たなる英雄の事は私が語るべき事ではない。








    






・・・・・・Sound only


『これでよかったのか?』

『あぁ、誰もが天敵より英雄の事が好きだろう?』

『ふん、貴様の考えがわからんよ。あのまま滅ぼせたろうに。』

『それこそ意味が無い。いいじゃないか、地球は救われるんだ。』

『貴様は、救われていないじゃないか!』

『くくく・・・お前は優しいな。』

『・・・ふん、早く帰って来い、待っているぞ。』

『ありがとう、感謝しているよ。真耶』








人類種の天敵が逝く fin



[8615] 第二部? 天敵の帰還
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 12:59
ああ・・なんて無様・・・




         第二部?『人類種の天敵が逝く』



真耶


レイヴンが死んで一週間がすぎた。

信じなかった、いや信じたくなかった。

あの、いつも憮然としていた男が私の心の枷になっている。

交わした言葉は、少なかった。

共に過ごした時間も、少なかった。

彼の事を全く知らない。

それなのに、いつの間にか私の心の深いところまで彼は入っていた。

時折、考えてしまうのだ。

彼を敵と断定した国連に、そして受け入れた忠を尽くすべき殿下に、疑念を。

殿下だって、国連の判断を快く思っていないはずなのに。

だが、立場から・・・国を背負っている者として、苦渋の選択だったはずなのに。

それなのに、私は・・・私は!!

ああ・・・なんて無様なんだろう。


pipipipipi♪


・・・連絡だ、気持ちを切り替えよう。

鎧衣か・・・気が滅入る。

『久しぶりだな、真耶。・・・変わり無いか?』

!!

この男は・・・私をどれ程驚かせれば気が済むんだ?

「どういう事だ?貴様は死んだはずだが?」

『なに、コジマ粒子のことは知っているだろう?』

「ああ、国連の香月博士からの発表でな。」

『これ以上、地球を汚染するわけにはいかないからな、それにどこかの国はネクストの戦力を欲しがるだろう?』

「そうだな・・・特にアメリカは欲しそうだったな。まぁ迦具土の発案国だから引っ込みがつかなくなっていたが。」

『くくく・・・それは笑えるな。』

「それで?」

『ああ、死んでいれば手出しできんだろう?鎧衣には見つかったがな。』

あの男、たまにはいい事をする。

『それでな、今はネクストの中で暮らしているんだ。』

「なに!落されたんじゃなかったのか!?」

『それで真耶の家にまた住まわせてもらいたい。』

「おい!無視するんじゃない!」

『そうか駄目か、では他をあたるとしよう。』

「待て!駄目とは・・・言っていない・・・///」

『くくく、お前は優しいな、真耶』

「うるさい!」

『鎧衣に頼んで、日本まで秘密裏にネクストを運んで貰う、三日後辺りに着く。秘匿のガレージを空けておいてくれ。じゃあな』

「まったく、面倒ごとを・・・」



不機嫌そうな声の割には、彼女の口元は緩んでいた。











      天敵、凱旋



[8615] 天敵、再び舞台へ
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 13:00
騙して悪いが・・・続いたんだよ!!
ΩΩ Ω<な、なんだってー!!!




         第二部?『人類種の天敵が逝く』








SOM四体から一週間が過ぎた。

正直死ぬかと思った。

アレは反則だろ・・・jk

何とかバラしたけど、正直機体がボロボロです。

移動とかは、大丈夫だけどOBは無理。

戦闘なんかは、攻撃食らう前に空中分解しそうだよ。

戦えない事は無いけど、タダではすまないだろうな。

・・・これって、ヤムチャしやがってフラグじゃね?

嫌だぞ!

「ここは俺に任せて先に逝け」

『でも!』

「後で追いかけるさ・・・」

『・・・わかった。必ず来いよ!約束だからな!!』

「・・・ヤレヤレだぜ、そんな役回りだ。待たせたな、BETA。ちょっと付き合えよ。地獄までな・・・」

ってなるのは!死亡フラグじゃねえか!!

ドラゴンB〇ールねぇだろこの世界に!生き返れんわ!!

どこぞの水没王子じゃあるまいし!!!

落ち着け、落ち着くんだ俺・・・魚が逃げる。

ただいま、絶賛釣り中です。

釣れないと今日の飯は乾パンだ。

ああ、ショッパイ雨が降って来やがった、チグショウ!!

俺はナイヤガラの滝の中心にいる。

てか、魚いる?全く釣れないんだけど?

今日も乾パンかぁ・・・

ん?なんか聞こえたような?まぁいいか気のせいだろう。





鎧衣


ふむ、アレがネクストか。

意外と小さいんだな。

ん?釣りの最中か・・・後ろから話しかけて驚かそう。

うむ、我ながら少年のような心はまだ失っていないな。

「こんにちは、釣れるかね?」

「・・・・・・・・・・」

「いや、私は怪しいものじゃないよ?」

「・・・・・・・・・・」

「これ、エジプトのお土産だ、オベリスク像。」

「・・・・・・・・・・」

「しかし、オベリスクというのは、塔のような物の筈なのに、何でこんな魔人の姿なんだろうかね。やはりわたs(ry」

「・・・・・・・・・・」


・・・・・・・一時間後


「~~~だと私は思うのだよ。」

「で、何のようだ?」

「ん?それはね連れて帰ろうと思ってね。同僚、というか、まあ知り合いがね、君が居なく無くなって腑抜けてしまったんだよ。」

「誰だ?」

「月詠君さ。」

「?」

「知らないかい?月詠真耶」

「ああ、真耶の事か。」

「うん、住む所あるかい?無いなら月詠君に頼むといいよ。」

「・・・なぜ真耶なんだ?アンタのとこでもいいだろう?」

「名前は鎧衣左近だよ。断られたら吝かじゃないけどね、とりあえず聞いてみたまえ。多分断らないが。」

「?・・・了解」

「ハイこれ。電話。」

「かかっているのか?」

「うん。あ、電話にでたよ。」

「久しぶりだな、真耶。・・・変わり無いか?」



out


「~~~だと私は思うのだよ。」

驚いた、いつの間にか後ろにオッサンが居たよ。

ビックリした。

「で、何のようだ?」

てか、誰ですか?私をどうするつもりですか?ふえ~ん!!

みく〇ちゃん萌え!でも俺はナガ〇派!!〇ガト萌え!!!

話したらなんか、真耶がどうとか言っていたな。

まあいいや聞いてみよう。

え?電話?はいよ。


「久しぶりだな、真耶。・・・変わり無いか?」

『どういう事だ?貴様は死んだはずだが?』

何?いつの間に俺死んでんの?

よし誤魔化そう。イケメンランク(笑)No,1の水没王子の様に、裏で何かやる為に死んだ事にした的な。

ついでに俺も立ち上げちゃおっかな、タナトス旅団。若しくは、幻影旅団。

「なに、コジマ粒子のことは知っているだろう?」

『ああ、国連の香月博士からの発表でな。』

「これ以上、地球を汚染するわけにはいかないからな、それにどこかの国はネクストの戦力を欲しがるだろう?」

『そうだな・・・特にアメリカは欲しそうだったな。まぁ迦具土の発案国だから引っ込みがつかなくなっていたが。』

「くくく・・・それは笑えるな。」

『それで?』

「ああ、死んでいれば手出しできんだろう?鎧衣には見つかったがな。」

そういえば、鎧衣が聞けって言ってたな。

「それでな、今はネクストの中で暮らしているんだ。」

『なに!落されたんじゃなかったのか!?』

「それで真耶の家にまた住まわせてもらいたい。」

『おい!無視するんじゃない!』

「そうか駄目か、では他をあたるとしよう。」

『待て!駄目とは・・・言っていない・・・///』

あれ?ツンデレじゃね?いつの間にか、デレ期突入してね?

「くくく、お前は優しいな、真耶」

『うるさい!』

はいはい、ツンデレツンデレ。

「鎧衣に頼んで、日本まで秘密裏にネクストを運んで貰う、三日後辺りに着く。秘匿のガレージを空けておいてくれ。じゃあな」

















   あとがき
GWが終わりましたね。
これに伴い作者も大学が始まるので
更新速度がVOBからMT並みに遅れると思います。
ご了承ください。



[8615] 天敵、月神との生活
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 13:01
この雷電を削りきるとは、化け物が・・・!
               有澤 隆文



         『人類種の天敵が逝く』



真耶の家に厄介になって、2週間が過ぎてしまった。

名前が変わりました。

『レイヴン』の名前は知られてますからね。

俺は『烏丸 葉兵』(カラスマ ヨウヘイ)になりました。

・・・まんまじゃね?

エピソードとしては、大陸にいて、住んでいた街がBETA(ナマモノってBETAって言うのな)に襲われて山ん中に住んでて、この間のオリジナルハイブの帰りに『レイヴン』に回収されて、真耶に世話になってたって事になってます。

そういえば、BETAって元人間らしいね。地球に優しい?リサイクルだな。糞が・・・

まてよ?

てことは、結局『人類種の天敵(笑)』じゃね?

違うかぁ!ははは

あと、いつまでも真耶のヒモになるのはプライドに関わるので、俺の戦術機(ノーマルって(ry )を作って貰ってる。

あと、帝国陸軍技術廠と仲良くなりました。

怖い顔のオッサン居るけどいい人でした。頻りに娘を紹介しようとしたり娘自慢するけど・・・

戸籍とかは作ってもらいました。

え?真耶との進展?真耶が俺の事を好きなわけ無いだろ。

真耶は他に奴が居るらしいしな。応援してやろう。

「祝福しよう、結婚には それが必要だ。」って言おうかな?

・・・はいはい、鈍感主人公気取りですよ。

まぁ、好かれてるのはわかってるんだぞっと。

とりあえず、色々としましたよ?

大変、美味しゅう御座いました。




・・・抹茶がな!










真耶


早く帰りたい。

ここ最近、家に帰るのが楽しみになってきている。

レイヴンが居るからだろう。

彼が生きていた事を悠陽殿下は喜んでくれた。

それどころか、私を応援してくれている。

最初は、責務を遂げようと思っていたが恥しくも注意散漫になってしまい、紅蓮大将に怒られてしまった。

それから、私は毎日家に帰るようになった。

早足になる、息が弾む、心臓が高鳴る。

やっと着いた。

レイヴンが庭の掃除をしてくれていた。ふふ、似合わんな。

「ん?ああ、お帰り真耶。なんだ、息が切れてるじゃないか。」

「早く会いたかったんだ。嫌・・・か?」

不安になる、呆れられて愛想を尽かされるんじゃないかと。

こんな事で怖がるなんて、まるで乙女だ。

私にもそんなものあったのだな。

「ははは、嫌じゃないさ。」

本人は何となく言ってるだろうが、私にとっては重要だ。

「そうか、よかった///」

本当に、よかったよ。

「・・・そういえばお前の機体出来上がったぞ。」

こいつの機体は武御雷の改造機だ。

頭部、胸部、腕部、脚部のパーツに分かれさせて、他の機体パーツとも繋げれるように依頼したのだ。

この依頼を、帝国陸軍技術廠が気に入り、企業に各パーツ単体の生産をさせた。

今後はパーツごとに購入する事となった。

他にも色々技術廠連中とごちゃごちゃやってるらしいが、まぁ後々語ろう。

「そうか、わかった。おいで、食事にしよう。」

「ああ!そうしよう!!」

「ふ、元気だな。」

「うるさい!行くぞ!!」

きっと私は、微笑っている。

あぁ、私は幸せだ。









新たなる半身



[8615] 【R15?】月見酒
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/09 13:02
ああ、今夜はこんなにも月がきれいだ・・・
              七夜 志貴




            『人類種の天敵が逝く』



食事の後、今日は満月なので酒を飲もうって事になった。

何で満月だから酒飲むの?

え?月見酒?何それ美味しいの?

・・・へ~そういう文化が日本にあるんだぁ。

月見ながら酒を飲むのって首疲れない?

とりあえず、日本酒(一升瓶)もって縁側にきました。

なんか、大吟醸っていうすごい高い酒らしいけど、うまいのか?

日本酒なんて飲んだ事無いぞ?

「秘蔵の酒だ飲め。」

にしても真耶は色々俺に日本文化を体験させてくれるな。

茶道、華道、書道、能、柔道、剣道、柔術、剣術

前半はまだ良いけど(よく解らなかったが)、後半の武術は勘弁してもらいたい。

俺は強化人間ですよ?下手に力入れれば人間なんて”グシャ”ですよ。

それでも、真耶に勝てないって、どんだけぇ~。

「おい、私の酒を飲めないのか?」

・・・お前まだ酒飲んでないだろ、なぜ酔っ払いのテンプレしてる。

「初めてなんだ、日本酒。」

初体験なの・・・やさしくしてね?

「そ、そうか。///」

待て、なぜ顔を紅くしている。

「飲んでみろ、物は試しだ。」

あ、誤魔化した。

まぁ飲んで見ますか。

・・・うまいな、ってかメッチャうめぇ~!

お兄ちゃんドンドン飲んじゃうよ!!

「良い飲みっぷりだな。気に入ってくれたか?」

「ああ、気に入った。ありがとう真耶。」

「私も飲むか///」

それにしても酒久しぶりだな。

忘れてた俺、酒弱いんだった。

ついでに酒癖悪いんだった。

まず~い、もうい・・・しき・・・が・・・・・・・・ムリポ。








真耶


なかなか飲まない

「おい、私の酒を飲めないのか?」

「初めてなんだ、日本酒。」

っ!なんて色っぽく言うんだ!!

「飲んでみろ、物は試しだ。」

まだ、顔が熱い・・・恥ずかしい。

む?ふふ、気に入ったようだな。

高い酒を水のように飲むな、コイツは。

「良い飲みっぷりだな。気に入ってくれたか?」

「ああ、気に入った。ありがとう真耶。」

「私も飲むか///」

まったく、コイツのストレートな物言いは慣れないな///

?なんだ?いきなり飲むのをやめて・・・

気が付いたら顔が目の前にあった。

「おいどうし「真耶ってきれいだな。」っ!」

「ま、待てい「キスしていいか?」・・・はぁ!?」

こいつ酒弱いのか!?てか酒癖わるぅ!!

「ちょっとま《ズキュウウウウゥゥゥゥンッ!!!》・・・んん!?」

いきなりキスされた。しかもコイツ・・・かなり上手い。

「んっ、ちゅ・・・んぅっ、ちゅぅぅ・・・ぷはっ、はぁはぁ。///」

いけない、今のでかなり・・・キタ・・・

「真耶」

奴が私の首筋に顔を埋める。

「え?な、何?ひゃうっ!!」

もう・・・無理、我慢ができない・・・

「・・・頼む、お願いだか「寝床いくか?」・・・はい///」









ワタシハトロケテシマッタ・・・










翌日


まてまて、この状況は何だ?

またか!またやっちまたのか!?

セレンの時と一緒じゃねえか!!












     交わる



[8615] 魔女との再会、異能の恐怖
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/12 22:33
結局・・・人生なんて、死ぬまでのひまつぶしだろ?
                   作者の友人




             『人類種の天敵が逝く』






「そういえば、葉兵君の機体できたぞ。」

ガチャガチャガチャ

「ああ、真耶に聞いたよ。」

カチカチ

「ほう、出来上がったか。」

コロコロ

「なにやら、試験機という事でいろいろ着けたらしいね。」

南三局

「紅蓮からだ。」

タン・・・

「ああ、計画書みて驚いたぞ。」

カチャ・・・タン

「私も驚いたんですよ。でも鎧衣さんがやっても大丈夫っていってましたしね。」

カチャ・・・タン

「ポン!なに、面白そうだったからね。葉兵君も大丈夫らしいし。」

タン・・・

「カン、ああネクストに比べたらコレでも足りんくらいだ。」

カチャ

「ツモ、大三元。役満だ。」

「また、葉兵君かぁ、強いね。」

「まったく、悠陽殿下並みに強いな貴様。」

「悠陽殿下って、麻雀するんですか!?」

「滅茶苦茶強いぞ。東一局で天和、字一色、四暗刻のトリプル役満でハコった。」

「「「勝てねぇよ」」」

麻雀してます。メンバーは巌谷、紅蓮、鎧衣です。

三連続トップです。メシウマ状態!!

倍プッシュだ!

「巌谷中佐!ガレージで麻雀しないでくださいっていつも言ってるでしょう!!」

「げ、唯依ちゃん来ちゃった!じゃ皆さん今回は解散で・・・ていねぇし!!」

はははサラバだ巌谷、お前の死は無駄にしない。

「葉兵君、横浜行くけど行く?」

「ん?行く。」

「んじゃ、行こっか」

「了解。」











香月


まさか生きてるとは・・・

やっと、希望が見えてきたのにね・・・

「久しぶりだな、香月。」

「久しぶりね、殺しに来たの?」

まぁ、しょうがないわね、あんな事したんだから。

「まさか、殺さないさ。」

「・・・どういうことよ。」

「依頼料は前払いされたからな、どんな依頼でも請ける。」

まったく、本当に傭兵の鑑ね。

騙したのに許すなんて・・・裏切りなれてるのね。

「ただ、俺は死んだ事にして欲しい。新しい名前は『烏丸葉兵』だ。」

「わかったわ、誰にも言わないし、ピアティフにも言っておくわ。」

「感謝する夕呼。」

名前呼ぶ事くらい許してあげるわ。

「・・・そういえばアンタ何歳なの?」

「20代後半の筈だが、詳しくは知らん。」

いい男ね。欲しいわ。

「アンタまだ傭兵なの?」

「いや、近衛軍に入った。第1独立遊撃部隊、通称”タルタロス”部隊の部隊長だ。一人だがね。」

「・・・なによその適当さ。」

「悠陽の厚意でな、今までと殆ど同じだ。困った事があったら、呼ぶといい。」

まったく、殿下を呼び捨てなんて・・・よく生きてるわね。

「あの機体は使わないでよね。」

本当に使わないで欲しい。

「安心しろ、もうバラした。パーツは戦術機に大体移したが、コジマは出んよ。」

まったく、本当にいい男よ、貴方。

out








怖い。

あの人が怖い。

前に来た時に感じた事だ。

いや、今も怖い。

あの人の心は限りなく透明に近い。

何人も人を殺した筈なのに、何回も殺されそうになったのに。

まるで、水のようだ。限りなく透明で澄んでいる。

きっと、人を殺す時に表情を動かさないで殺すだろう。

なんでそんな風になれるの?

わからない。

怖い。

「お、霞・・・どうしたんだ?震えてるぞ?」

「タケルさん・・・」

「おわ!」

タケルさんに抱きつく。

そうしないと、恐怖で押し潰されそうになるから。

「・・・よしよし。」

タケルさんが撫でてくれた。

「落ち着いたか?じゃ俺先生の所いってく「ダメ!」へ?」

「今はダメです。」

「ん~まぁ急ぎじゃないしな、・・・そうだ、霞一緒に遊ぼう?」

「・・・はい。」

タケルさんの心は私を癒してくれる。

ああ・・・私は救われた。



out






動き出す物語



[8615] 天敵から英雄へ
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/10 19:02
ねぇ、聞こえる?・・・ありがとう





         『人類種の天敵が逝く』







11月それは起こった。

新潟にBETA上陸。

横浜基地の香月博士の報告により展開していた前線により非常に有利に進んでいた。

誰もが勝利を疑わなかった。

未確認大型種(母艦級に命名)により7万~10万のBETAが来襲するまでは・・・

この軍団規模のBETAの来襲により、戦局は覆される。

人々は絶望した。

誰もが死を覚悟した。

あの衛士が現れるまでは・・・







皆さん、こんにちは。

なにやら、軍団規模のBETAが来て戦局が変わったので悠陽から依頼が来ました。

なんか、ものすごい悲壮な顔で依頼されたんだけど?

なんかもう「明日には、豚肉として店先に並ぶのですね・・・可哀想に。」

って感じだった。なんで?

「巌谷、VOBの調整は済ましたか?」

調整して無く、空気の壁にあたってパーン☆はヤダ。

某虎殺しの息子みたいになるのなんてマジ勘弁。

それでも、あの原人を倒せないってどんだけぇ~

「済ませてある、ちゃんと音速にならないようにしておいた。」

「他は?」

「ああ、AMSはほぼ完璧だ、戦術機のほうも人間の動きなら再現可能だ。」

「QBの方は?」

「ネクスト並みとは行かないが、普通の戦術機とは比べ物にならん。」

「推進剤はどうなった?」

「通常の2倍積んであるが、油断するなよ。残量はちゃんとチェックしろ。」

「了解。あと、オレ専用の補給コンテナをVOBに積んでおいてくれ。」

「わかった。武運を」

「ああ、じゃあな。」

とりあえず、目の前の修羅を何とかしないとな・・・






真耶

アイツが新潟に行くらしい。

無茶だ!幾らなんでも軍団規模なんて!!

「葉兵・・・新潟に行くのか?」

「ああ、依頼だからな。」

「無茶だ!10万の数のBETAになんて敵う訳無いだろ!!それに新型のテストをしたこと無いじゃないか!!!」

「実戦の方がテストに適している、もとよりそうしてきた。」

「頼む・・・行かないでくれ。私を一人にしないで・・・おねがい・・・」

お前はやっと見つけた私の居場所なんだ。

お願いだから、一人にしないで・・・

「元々、死ぬ気は無いが・・・依頼するか?」

「え?」

「生きて帰ってくる依頼をするか?」

コイツは10万のBETAが怖くないのか?

だが、コイツが請けて達成しなかった依頼はなかった。

「する・・・するから生きて帰って来い!!」

「了解した。コレは前払い分だ・・・」

「ん・・・」

唇に触れる程度の接吻。

そして、あの希望も絶望の無い眼で私を見つめながら言う。

「確かにこの依頼請け負った、残りは帰ってからのお楽しみだな・・・」

私はしばらくその場を動けなかった・・・



out




~~~♪

只今、戦闘中です。

え?戦闘中に音楽聴くな?

無理無理、ゲーム中に音楽流れるだろ?聞きたくなかったら各自テレビの音量をミュートにしてくれ。

とりあえず新潟に着いたときにVOBをパージして、真ん中辺りに捨てた後、BETA轢殺して、燃料タンクにぶっ放して爆発させました。

アレで結構いなくなったので、ある程度楽になったけど・・・

瞳ちゃんuzeeeeeeeeee!!

「オペレーター」

「は、はひ!なんでしゅか!?少佐!!」

ああ、言い忘れてたけど、おれ少佐になりました。

「今から飛ぶ、レーザー種の場所を把握し、俺に伝えろ。」

「そんな無茶な!ああ!飛んでるし!!はわわわ、照射されてますよ!!!」

このオペレーター、ロリータボイスで煩いんですけど・・・

てか、ドコの天才軍師だよ?あんた・・・

「レーザー来ます!!」

まぁこんなもん、避けますがね。

QBを発動して、ヒラリと避ける。気分はマタドール。

「すごいです!避けちゃいました!!レーザー種の位置マッピングしました!!!」

やっぱりネクストとは違うなぁ・・・

いつもの、半分も実力が出せない。

QBの出力も弱いから、若干焦った。

まぁいい、くくく、さて瞳ちゃん、オレのヒテンミツルギスタイルを喰らいやがれ!!








帝国軍衛士


鬼だ鬼がいる・・・

オレはもう死んでいて地獄にいるのか?

あの黒い武御雷が来て戦局がまた変わった。

あの武御雷の機動は狂ってやがる。

まるで、人間の動きじゃねぇか・・・

しかも、空に飛んでレーザー避けやがった・・・

誰かが呟いた。

『鬼だ・・・黒い鬼神がいる・・・』

概ね、同感だ・・・


out








ヤ☆バ☆イ☆

燃料がもうほとんど無い・・・

どうしよう・・・あれ?他にも帝国の奴らいたよな?

オープンチャンネルで呼び掛けてみよう!

「タルタロスより各隊。応答しろ。」

『・・・あ、ああ。どうした?』

おお!生き残りがいるじゃねぇか。

ちょっと頑張ってもらおう。

「こちら、近衛軍第一独立遊撃部隊部隊長、烏丸葉兵少佐だ。燃料がもう残り少ない、しばらく持ち堪えてくれないか?」

てか、してくれないと死ぬ。

『承知した!皆のもの!!鬼神の食べ残しを頂くぞ!!!気合入れろ!!!!!』

鬼神って何ぞ?何その厨二な、二つ名。

『了解!!!!!』×無数

メッチャ気合入ってますね~

まぁいいか補給しよう。











新潟での作戦は成功した。

それは多くの人々に希望をもたらした。

そして、語り継がれる事になる。

帝国の「漆黒の鬼神」。

もう一人の英雄、国連の「白銀の戦神」と共に、人類の双璧となる「漆黒の鬼神」の初陣になった。

また、「鬼神」は「天敵」ではないかと実しやかに語られる。

だが真実は誰にもわからなかった・・・









半身の力



[8615] オルカ
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/13 23:46
雌伏のうちに果てるとは・・・これも戦場を甘く見た報いか・・・





           『人類種の天敵が逝く』






なんか、帰って来た帝国軍の皆さんに握手を求められた。

物凄く感謝されて、我々の希望だとか、君の部隊に行きたいとか言われました。

何で?

真耶に帰還したときにガレージで抱きつかれ、キスされました。深い方・・・

衛士とか整備士の生暖かい視線と冷たい視線が痛かったです。

その後、悠陽に報告に行ってみたら「え?生きて帰ったの?」って表情だった。

・・・殺す気だったんですか?

とりあえず、衛士の命が助かった事を喜んでました。

あと、いいこと思い付いたって表情してたけど、なんなんだ?










真耶


ガレージであんな事してしまった・・・恥ずかしい。

ともかく、悠陽殿下に呼ばれた。

急がなければ・・・

「真耶、貴方を第一独立遊撃部隊の副官に命じます。」

「は!・・・え?」

部屋に入っていきなり言われた。

「烏丸少佐に裏切りの疑いがあります。監視しなさい。」

優しげな表情で言われた。

殿下もそんな事を思っていないだろし、葉兵もそんな事しないだろう。

私の為にしてくれているのだろう。

ああ、私は幸せ者だ・・・



out











真耶が帰ってきたら上機嫌だった。

理由を聞いても教えてくれん・・・なんなんだ?

翌日、部下が出来ました。

皆さんご存知の真耶さんです。

「危なっかしい。」って理由でついたらしいよ?

・・・ツンデレだからわからんけどな。

その後、腕つかまれて「もう離さない。」って言われた。

・・・え?ヤンデレ?

まぁ可愛かったです。

あと、真耶からタルタロスは縁起悪いから他のにしろって言われました。

オルカにしよう!力を貸してくれ!照美ちゃん!!









悠陽


オルカ・・・か。

古代ローマ、大プリニウスの著書『博物誌』に出てくる、海に棲む魔龍だった筈・・・

いい名ですね。

貴方が味方で良かったですよ。

それにしても、すごい映像ですね・・・

画面の中で伊邪那岐(黒い武御雷の改造機の名称)が人間のような動きで暴れまわっている。

突撃級の突進を紙一重で避け、光線級を74式近接戦闘長刀で切り裂く。

要撃級の攻撃も返す刀で切り捨て、重光線級の足を切り、倒れたところを照射粘膜に長刀を突き立てる。

そのままレーザー属種たちに切りかかる。

ほかのBETAたちもある程度殺しているようだが、レーザー属種を優先的に始末しているようだ。

大半のレーザー属種を始末した時に補給に下がった。

その間は帝国軍がカバーに入ったが、士気が最高潮に上がっているのがわかる。

今まで、殆ど動かなかった帝国の衛士が見違えたように暴れていた。

戦場で動かないなんて自殺行為だが、それでも生き残ったのは葉兵のお陰だろう。

最初は動かないところをBETAに狙われそうになっている所を葉兵に助けられている。

しかも、暫くすると葉兵の伊邪那岐の方にBETAが集まっていた。

補給が終わったのだろう、伊邪那岐は戻ってくると空に飛び上がった。

そこで、後ろで折り畳んでいた二挺のグレネードキャノンを構えて放った。

残りの光線級を含めたBETAを爆死させた。

そのまま、空を漂いグレネードの雨を降らし残りのBETAを殲滅した。

コレにより、軍団規模のBETAは壊滅し、人類は勝利した・・・

はぁ、圧倒的過ぎる。

本気で裏切るとは思いませんが、真耶を就けて正解ですね。

契約で「帝国に不利益を及ぼさなければ、他の所からの依頼を請け負ってもいい」

と約束するのは早計でしたかね・・・

しかも、何人かは彼の部隊への転向を望んでますし・・・

本当に味方で良かったですよ・・・


out









鬼神の女房



[8615] 英雄達の出会い
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/28 02:27
私か、侮ったのは・・・すまんな、皆。最早、共に成就は叶わん・・・



    


         『人類種の天敵が逝く』



この度、武御雷の搬入ついでに横浜基地に呼ばれました。

今は香月博士の部屋の前にいます。

横に副官の真耶が居るんですが・・・

なんで殺気出してんの?

え?横浜の魔女?何その悪そうな二つ名。

まぁツンデレですからね、夕呼は。

・・・真耶さん、なんで睨むんですか?

とりあえず、入りましょう。

断じて逃げてねぇですぅ!おっと、ツンデレ人形が乗り移った。

「軍団規模のBETAを殲滅するなんてアンタ最高よ~!!!!」

いきなり抱き付かれました。

「しかも何!?あの背中の装備!データ寄越しなさい!!」

グレネードのことか?めんどくさいから巌谷に丸投げしよう。

「巌谷に言え、俺の管轄じゃない。」

「巌谷中佐からはアンタが良いって言えばデータくれるらしいわ!」

・・・先に丸投げされてたのね。

「なら巌谷に言っとけ。」

「本当!?も~キスしちゃうわ!!!」

「おい、ちょっとま、んんっ!」

キスされました。

チョット待て!深い方するな!!舌を絡ますな!!!てか、うまっ!!!!

・・・真耶さん、呆けてないで助けて下さい。

再起動にもう暫くかかりそうです。もういい!反撃じゃ~!!

「んっ!?ん、んっ・・・く、ふ・・・んふぅ・・・」

くっくっく、反撃が来るとは思ってなかっただろう!!

「・・・うわぁ~、・・・は!何をしている葉兵から離れろ!!」

ああ、再起動したのね、もうチョット早くして欲しかったな。

「ふぁ・・・え?何よ?良い所だったのに。」

「黙れ、魔女。葉兵を誑かすな!」

「何よ?アンタの物なの?」

「それは、違うが・・・」

「じゃあ、私にもチャンスはあるのね?」

「なんだと?魔女が色気付いたか!?」

「ハ、月詠家は名家でしょ?コイツの立場じゃ無理じゃない?」

「ふ、コイツは帝国軍で英雄となっている。立場は問題ないなぁ。」

・・・怖いよ、お前等。

暇だしどっかに行こう。そうしよう!

断じて逃げてねぇですぅ!!





・・・なんか絡まれた(涙)








白銀


タマが武御雷に触れるのを止め月詠さんに今回初めて会ったときにアイツはやって来た・・・

「?何やってるんだ?真耶」

「は?誰だ貴様・・・」

「私の上官の烏丸葉兵少佐だ。」

「真耶?いや、失礼しました。烏丸少佐!」

「ん?双子か?」

「いや、私の従妹の月詠真那だ。」

「そうか・・・烏丸葉兵だ。宜しくな真那。」

「よりにもよって、従姉妹に口説くんじゃない。」

「イタ、痛い。蹴るな真耶。」

何なんだこの漫才は。

大体コイツ誰だ?烏丸葉兵?前の世界に居なかったな・・・

何でだろう、初めて会った筈なのに心の何処かでコイツを嫌っている。

ふとアイツと眼が合った。ゾクリと肌が粟立つ。

コイツの眼が怖いのか?俺は・・・

「すみません・・・質問しても良いですか?」

なんで?なんで俺は質問している・・・

「貴様、訓練生風情が「いい」・・・失礼しました。」

「で、なんだ?」

何なんだ、コイツの眼が気に入らない。

「は!自分は国連軍第207衛士訓練部隊所属の訓練兵、白銀武訓練生であります。」

「それで?」

「少佐は、任務で死んでいった衛士をどう思いますか?」

俺はなんて当たり前の質問をしている。どうせ誇りに思うとか言うに決まっている。

「どうも思わんが?それがどうした。」

な!?

「・・・どうも思わないんですか?」

「ああ、死んだ人間に感傷を抱いた事は一度しかない。」

「一度?聞いても宜しいですか?」

月詠大尉が食って掛かると思ったが何も言ってこない。どうやら気になるらしい。

「・・・昔、恩人を殺した時だけだ。」

なん・・・だと?

「人を・・・殺したんですか?」

「ああ、依頼でな。別に初めてじゃなかったが・・・やはり恩人を殺した時は流石に調子が狂った。」

コイツ・・・

「依頼があれば・・・殿下も殺すんですか?」

「ふむ、昔なら殺しただろうな。」

「な!?貴様!!」

月詠中尉が銃に手をかける。

「落ち着け。今は悠陽・・・殿下の、帝国の首輪付きだ。」

「ちゃんと、否定はしないんですね・・・貴方は最低だ。」

「貴様ぁ!そこに直れ!叩き切って「真耶」しかし!?「月詠真耶」っ!了解しました・・・!」

今度は月詠大尉が刀に手をかけるが少佐が諫める。

「成る程、お前は正しいよ。白銀武。」

「・・・」

「お前から見たら俺は最低の人間だろう。」

「・・・」

「だが、覚えておけ。貴様の惰弱な発想が人類を壊死させると言う事を・・・」

それだけ言って少佐達は立ち去る。

ああ、成る程・・・だからあの眼が嫌いなんだ。

あれは、他人にも自分にも興味の無い眼だ・・・

アイツは事実、人を殺した事があるだろう。

そして、それに対して何も感じていない。

・・・クソ!

アイツが居なくなって、喜んでいる自分が居る・・・

人類を壊死させる・・・か。

チクショウ・・・

もっと強くなりてぇな。






out







なんか、変な電波拾ったな・・・

何が「だが、覚えておけ。貴様の惰弱な発想が人類を壊死させると言う事を・・・」だ。

ツンデレ人形の次は、照美ちゃんの幽霊でも取り付いたか?

御祓いって何処でやってるんだろ?

後で誰かに聞いてみよう。

何で絡まれただー!?わからん!!

今度は初代JOJ○かよ・・・

マジに御祓いしてもらおうかな?

まいっか!

食堂の飯いこ~♪

ここの飯旨いんだよなぁ。

ああ!涎が!!

ん?真耶はドコ行った?

ああ、いたいた。

何であんな後ろに居るんだ?









真耶


恩人・・・か。

おそらく、妻か恋人だろう。

遠いなぁ。

「真耶?飯行くぞ。」

でも、何時か追いついて・・・

「ああ、今行く。」

お前を振り向かせて見せる!














それぞれの決意



[8615] 魔窟での食事
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/28 02:28
まさか、ここで終わりとはな・・・遂げろよ、メルツェル。





          『人類種の天敵が逝く』






「志津江の料理は旨いから好きだ。合成野菜炒め定食を」

「あいよ、そんな事言わなくても大盛りにしてあげるよ。」

「世辞では無く、本心だ。」

「嬉しいねぇ、超大盛りにしてあげるよ。」

「ありがとう、志津江。あと、世辞じゃないぞ。」

「わかってるよ。残すんじゃないよ。」

「ああ、頂こう。」

なんか、漫画盛りになってるな。

まぁ楽勝で食えますけどね!

真耶は合成生姜焼き定食普通盛りです。

「・・・お前は女誑しだな。」

えぇぇ、いきなりなんですか?真耶さん

「嫉妬か?」

「ああ、嫉妬だ。」

「そうか、そんな気は無いんだがな・・・」

てか、今のやり取りでドコにそんな部分あった?

しかも食堂のオバちゃんですよ?

「はぁ、天然か・・・」

とりあえず、席に着いて落ち着こう。

「いただきます。ドコが女誑しなんだ?」

「いただきます。お前の言動はストレートすぎる。」

うん!やっぱり横浜の飯は旨いな!!

「その方が意思疎通しやすいだろ?何が悪いんだ?」

「悪くは無いが・・・(これ以上ライバルは増やしたくない)」

「まぁ一応、覚えておこう。」

「ああ、そうしろ。」

そういえば明日何か有ったような・・・

なんだっけ?

「明日の予定は?」

「・・・まったく、お前忘れただろう。」

「すまんな、最近新しい部下と他の帝国軍の連中との訓練で忙しかった。」

「それは私も同じだろうに・・・明日は次世代OSのトライアルだ。」

「新OS?そんなに変わるものか?」

「そうでなくては、あの魔女の手札にならんだろうよ。」

「確かにな、だから夕呼は上機嫌だったのか・・・」

「それだけでは無いと思うが・・・相手はお前だぞ。」

・・・え?聞いてないですけど!?

「3日前に言ったぞ?」

「・・・そうか。」

チクショウ、俺のせいかよ・・・

まぁいいけどさ。

あん?ウルセェなぁ。

さっきの訓練兵と・・・知らん2人?

人が飯食ってる時に邪魔するんじゃねぇよ。

飯が不味くなる、折角旨いのに・・・

メンチビームでもするか。










衛士1


訓練生にチョッカイを出していた時だった。

急に気温が下がったように感じた。

ふと視線を動かしてみると、帝国軍の奴等がチラッと見えた。

ゾッとした。

今の会話を聞かれたら、下手するとスパイ容疑を掛けられかねない。

まずいな・・・逃げるか。

「ハッ、調子に乗るんじゃねぇぞ!おい行くぞ・・・どうした?」

「・・・なんでもない。行こう。」

そういうとサッサと行ってしまった。

何なんだ?アイツ・・・


out





衛士2


殺気を感じた。

最初は気のせいだと思った。

ここは後方の基地だし、大体ココは基地内だ。

その筈なのに・・・

帝国軍の男と眼が合った。

その時だった・・・私に悪寒が走る。

脊髄に氷柱を突っ込まれた気分だ・・・

体の震えが止まらない。

「ハッ、調子に乗るんじゃねぇぞ!おい行くぞ・・・どうした?」

地獄に仏とはこの事だ。

「・・・なんでもない。行こう。」

一刻も早くココを立ち去りたかった。

PXから出た後も私の震えは止まらなかった。



out







お?イジメが終わったか。

これでやっと飯が旨く食えるな。

それにしても、一人震えてたな・・・風邪か?

俺も風邪に罹らないようにしないとな。

「そういえば、真那と話したのか?」

「いや、まだだ。今日の夜当たりに冥夜様の様子を聞いてこようと思ってる。」

「冥夜?ああ、悠陽の双子の妹か。」

「・・・不用意に口にするな。デリケートな問題なんだ。」

「まぁ俺には関係無いな。」

さっきチラッと見たけど・・・凄い髪型だったな・・・

なんか見てたらガン〇ムを思い出した。GP-●2を。

悠陽も似てるんだよなぁ。ガー●ラ・●トラに。

俺がガ〇ダムだ!!

まぁ、いいか。

明日のトライアルに向けて何かしようかな?















変わる歴史



[8615] 閑話 月の女神達のお茶会
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/17 15:16
まさか、これほどとはな・・・、所詮二流だったという事か・・・





           『人類種の天敵が逝く』






真那


夜、真耶が訪ねて来た。

横浜基地には、悠陽殿下の命令で来たらしい。

合成玉露を出し冥夜様の近況報告をする。

「という訳だ、あと最近白銀と言う訓練兵が・・・」

「ああ、あの餓鬼か。」

上官を馬鹿にされたのが腹立たしいのはわかるが殺気を出すんじゃない。

「・・・そうだ、アイツが冥夜様に近づいてる。また悠陽殿下との関係の知っている様だ。」

それでいてあの態度だからな、ある意味大物だな。

「殺せば良いだろう、所詮死人だ。」

・・・飛躍しすぎじゃないか?

「お前は・・・そうもいかん、香月博士の協力者だぞ?下手な事はできん。」

「何?魔女の?尚の事、殺せ。」

「・・・どうした?お前らしくもない、それに冥夜様の心の支えになりつつある。」

「チッ、危険性は無いのか?」

「眼が腐ってないし、私は大丈夫だと思うぞ?少なくともお前の上官よりはな・・・」

あの、漆黒よりも暗い眼を・・・死人のような眼をする男よりは安全だと思う。

しかも、あの会話中の発言の数々・・・危険な思想だ。

「・・・真那、私を敵に回すつもりか?」

「なに?人の死を、戦場に散って逝った者に対し、何も思わん奴なんだぞ!?」

「アイツは自分が死ぬ事も特に思わんさ・・・そういう奴なんだ。」

コイツは私の従姉妹の真耶なのか?

なんか、キャラが違うぞ・・・?

「良いだろう、私がアイツの事を教えてやろう。アイツはな・・・」

その後、色々な事を頼みもしないのに語りだした。

曰く、凄腕の衛士で、軍団規模のBETAを殲滅した

曰く、生身でも強く、武術は使わないが、行動に無駄が無い

曰く、悲しい眼をする人、ただあの眼が好きだ

曰く、私の好きな人で、いつかは振り向かせて見せる

・・・惚気か?

もう既に、お前の方がどっぷりハマッてるんじゃないか?

とりあえず、冷める前にお茶飲もう・・・

「後、優しく抱いてもらったな。」

ブフゥゥゥ!!!!

「汚いな、イキナリどうした?」

・・・コイツは本当に真耶なのか!?

私の中の真耶のイメージが・・・

コイツは洗脳でもされたのか?

「しかも、アイツは言動がどストレートで無自覚に人を口説く。帝国の衛士も何人か堕ちてたな・・・」

その夜、惚気は延々と続いた・・・

勘弁してもらいたい・・・













[8615] トライアル
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/17 16:19
すまねぇな、相棒。この辺りが俺の器らしい・・・よかったぜ、お前とは・・・






          『人類種の天敵が逝く』






只今ガレージに向って真耶と歩いてます。今からトライアルです。

仮想敵役をやるらしいよ?

てか、BETA相手なのに、なんで戦術機相手?

まぁ兵器としては、色々な場合を想定するべきだけど。

BETAとの戦争が終ったら、国家間で戦争しそうだな・・・

「烏丸少佐!」

ん?誰だぞ、我が覇道を邪魔する奴は・・・まぁもうガレージに着いたんですがね。

「ああ、唯依か。どうしてココに?」

「巌谷中佐からトライアルを見て来いと言われ、今日横浜基地につきました。」

「そうか。他の連中は?」

帝国も新OSを注目してるらしいな。

「今回は私だけしか来ていません。今、横浜基地には帝国軍人が結構いますからね」

「確かにな、判断は唯依が?」

「いえ、映像やデータを帝国に送り、最終判断はあちらがします。」

マジで?ふざけられねぇじゃん・・・

いや、逆に考えるんだ。きっと内部音声なんて記録しないと考えるんだ。

「唯依が来る必要ないんじゃないか?」

「・・・迷惑ですか?」

何でそんな悲しそうな顔をする!?てか、いつの間に俺はフラグを立てた!!?

「そうじゃないが・・・」

「あの葉兵さん!トライアル頑張ってくださいね。私、応援してますから・・・。それでは失礼します!」

「ああ」

まぁ、応援されちゃったし、がんばりますか。

さてと・・・

「随分と仲が良いじゃないか。ん?」

・・・あの、真耶さん?視線が痛いんですけど。

うわぁい、後ろを振り向いたら般若が居たよ(^O^)/

ええ、わかっていますよ。さっきのが修羅場フラグてのはな!!

「どうした?何か無いのか?何か言ったらどうなんだ?んん!?」

お得意のキスでの誤魔化しですが・・・何か問題でも?

真耶タンはキスに弱いからな、いつも誤魔化せる。

計画通り☆ 新世界の神に俺はなる!ネタが混ざった。

「ふぁ・・・わ、私がいつもキスで誤魔化されると思うなよ!!」

・・・あるぇ?(・3・)効かない・・・だと?

しまった!この方法使いすぎた!!くそったれ!!!

よろしい、ならば謝罪だ。

「すまないな、どうすれば許してもらえる?」

「・・・もっと・・・してくれ///」

・・・計画通り☆本当だよ?嘘じゃないよ?

「ふ、承知しましたお姫様。」

「ふふ、よきにはからえ。」

忘れてたけどココはガレージでした。視線が痛いよ!!





唯依


私は叔父様からの要請で横浜基地に来ている。

本当は巌谷中佐が来る筈だったが、私が志願して来たなんて事は無い。

無いッたら、無い。・・・私は誰に言い訳してるんだ。

とにかく、トライアルが開始した。

最初は葉兵さんと横浜の白銀訓練兵が演習している。

最初は一分も持たないと思っていた。

「嘘でしょ・・・」

だが、白銀訓練兵は予想に反し5分も持ち堪えている。

勿論、葉兵さんの方が圧倒している。だが、訓練兵が5分以上持ち堪えるとは・・・

白銀訓練兵も腕が立つのだろう。だが、葉兵さんは強さが異常なのだ。1大隊を相手に三十分で壊滅させ、腕部中破しただけだった。

成る程、素晴しいOSだ。

帝国にも普及させれべきだろう。とりあえず、データを送ろう。

・・・葉兵さん、負けるとは思いませんが頑張って下さいね。






out


いやぁ帝国連中に比べれば強いけど、まだまだだね。

忘れちゃ困る、伊邪那岐はネクストの劣化版だぜ?

元々、対人戦闘に特化されてる兵器。劣化しているとはいえ既存の戦術機に負ける筈が無い。

まぁ人海戦術とか使われたら流石に無理。

帝国で1大隊相手したけど、新潟の情報知らない上、1体だから油断したんだろう。奇襲が面白いほど上手くいった。

でも、本当に強いなコイツ・・・白銀だったっけ?

強いのも有るんだろうけど、新OSが厄介だな。今までの奴等よりも隙が圧倒的に少ない。

殺ったと思っても、逃げやがる。俺の『ガトチュエロスターイム☆』まで避けるとは思わなかったぜ・・・

いつまで、戦場に逝く?無論、死ぬまで。

カッコいい!俺カッコいい!!

でもネタを口にはしてない。

『チクショウ!なんて機動だよ!!』

そう、今回はなんかコクピット内の音声が外に聞こえるらしいんだ。

だから、ネタが恥ずかしくて出来なかった。

チクショウ!最近、ネタが口に出せないのがココまで辛いとは・・・

だが、もうムリポ・・・

「死力を尽くせ、或いは届くかも知れん・・・」

マーボー神父!!!!

『お前に・・・お前には負けたくないんだよぉぉぉ!!!!!!』

うん!ナイス絶叫!!

叫んで漫画の主人公みたいに強くなりやがった。

右腕部大破か・・・QBには問題無いッぽい。

おk!お前がそう来るなら、俺は自重をもうしない!!全力全壊だ!!!!

「成る程、確かにいい戦士だ。」

ベルリオーズ!!!!

「だが、所詮この世は弱肉強食・・・」

CCOさん!!!!

「覚悟が無い者に悪鬼羅刹は殺せまい、お前にはまだ覚悟が足りない。」

・・・誰だよ!!??

まぁ、すっきりしたし!いっか!!

さて、狩るか。

避けまくって演習場がペイント塗れだった。俺のせい?







白銀


くそ!なんて動きしやがる!!

動きが予想できない!予測できても機体が追いついていない!!

何とか大破はしてないけど、いずれはやられる。

まだ大破してないのは、アイツがXM3の機動が初見なのと、まだ本気じゃないからだろうな

『死力を尽くせ、或いは届くかも知れん・・・』

舐めやがって!

でも、負けたくない。人の死を何も思わない、お前には・・・

「お前に・・・お前には負けたくないんだよぉぉぉ!!!!!!」

やった!右腕を大破できた!!これで・・・

『成る程、確かにいい戦士だ。』

ゾクリ・・・

まただ、あの時と同じ感覚だ!

『だが、所詮この世は弱肉強食・・・』

本気になったのか?でも負けない!

『覚悟が無い者に悪鬼羅刹は殺せまい、お前にはまだ覚悟が足りない。』

「え?」

アイツが肩のスラスターを使って視界から消えて、それを追った。そして、いつの間にか、俺は大破判定されていた。

負けた・・・のか?

『演習終了、白銀戻りなさい。』

夕呼先生・・・

「すいません、俺・・・勝てませんでした。」

『・・・アイツが異常なのよ。1大隊相手に腕部中破だけのバケモノなんだから。』

それでも・・・それでも負けたくなかった。

覚悟が足りない・・・か。

覚悟を決めた筈だったんだけどな・・・

強く・・・なりてぇな。



out









速瀬


あの動きは・・・

「似ているな。あの傭兵に・・・」

伊隅大尉が呟いた。

「本当に似てますね・・・でも死んだ筈ですよ?」

そう、死んだ筈だ。

「・・・そうだな。それにしてもXM3で慢心していたな。下手すると訓練兵に負けるかもしれない。」

それは私も思った。あの傭兵が死んでから目標が無くなった様だった。

XM3を使って傭兵の領域に立ったつもりでいた。

でも、世界は広い。まだまだ強い奴がいる。

私はまだ強くなれる。

皆も同じらしい、顔付きが変わった

「ふふ、トライアルが終ったら、皆で訓練だな。とりあえず、気を引き締めろ、我々は負けれんぞ?」

そうだ、今はトライアルに集中しよう。

そう思っていた。だけどトライアル終盤にそれは起こった。




out













覚悟



[8615] 蹂躙する鬼神
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/17 15:14
潮時か・・・まあいい、最早私も無用だ、人類に黄金の時代を・・・





            『人類種の天敵が逝く』










多恵


あーあ、真っ先に落されちゃったな。

今はXM3同士の演習をしている。

私は戦術機の中で他のA-01の皆の演習を見ていた。

やっぱり、まだ先任の人には敵わない。

でも最初の1対1の演習は凄かったなぁ。

戦術機ってあんな動き出来るんだね、すごい。

私は最初の演習を思い出していた。

ロックオンも出来させず、その急な動きで相手を翻弄し、腕一本で一瞬で大破させた帝国の人。

帝国で『漆黒の鬼神』と呼ばれている烏丸葉兵少佐。

この演習の次にあの人とA-01で演習するんだよね?勝てるかなぁ。

そういえば、先任の人たちが【天敵にして英雄】に似ているといってたなぁ・・・

でも、天敵は死んだ筈だし、きっとネクストっていう戦術機に似せて作ったんだろうな、あの戦術機。

憧れるなぁ、私も頑張ればあんな風になれるかなぁ。

『多恵!!!!!』

・・・え?

意識を戻すと要撃級が前腕を振り上げていた。

うそ?なんで?間に合わない・・・

ああ死んだなぁ。

自分の中で冷静に自分の死を受け入れていた。

でも私は死ななかった。

帝国のあの人の戦術機が要撃級を蹴り飛ばし、倒れた所をボッコボコに殴っていた。

殴り殺した後、私の所にやって来て声を掛けてくれた。

胸が苦しいのはBETAの恐怖からだと思う。




out




なんか次の演習の為に待機していたらBETAが居ました。

武器無いんですけど・・・ん?てことは、まさか!?

【フタエノキワミアッー!】とか【ライダーキック】とか出来るじゃん!!

ナイス俺!よく気が付いた!!

とりあえず、あの要撃級でネタしますか。

ホップ!ステップ!!ジャンプ!!!ライダーキック!!!!

まぁドロップキックなんですがね・・・顔みたいな所を蹴ったら吹っ飛んだ。

あれ?戦術機いたの?

まぁいいや、まだまだネタがあるし、後回しで・・・

さぁBETA準備はいいか?最初からクライマックスだぜ!!!

ボッコボコにしてあげる~♪フタエノキワミアッー!ゴブリンバット~ニャ~!強姦パウダー!!ロードローラだ!!!ッガシ、ボカ!BETAは死んだ。


葉兵ボコリ中


ふう、さてと・・・

「大丈夫か?」

『ふぇ?・・・あ、ありがとうございます!!!』

「ああ、無事でよかったよ。戻って武装持って来い。今は演習用だろ?他の奴等も取りに戻ったぞ。」

『はい!』

くくく、コレで誰も居ない・・・ネタが全力で出来る!今まで出来なかった分してやるぜぇ!!

いい感じに取れてた要撃級の前腕で撲殺だぜ!!撲殺天使も真っ青な撲殺だな!!!

フハハハハハハハ!!俺様最強!!!!





白銀


俺は基地内を走り回っていた。

今回も夕呼先生のBETAのばら撒きがあった。

前よりも要撃級と突撃級が多いけど・・・

いや、今はそんなことは気にしてる場合じゃない。

今はもう警戒態勢が解除されてしまっている。

だけど前の時は撃ち漏らしがいた、もし今回も居るなら・・・

まりもちゃんをやらせはしない!

「はぁはぁはぁ、見つからないな・・・しょうがない、ここで待伏せしか無いか。」

「白銀?どうしたんだ?もう警戒態勢は解かれているぞ?」

!!!

いつの間にかまりもちゃんが後ろに居た。

ふりむくとまりもちゃんのうしろにへいしきゅうがくちをひろげていた。

「まりもちゃん!!!」

「え?」

クソ!この位置だと誤射しかねない!!

その時、誰かがまりもちゃんを突き飛ばした。

「どけ。」

そして、あの男の・・・烏丸葉兵の右腕が兵士級の口の中に・・・

「嘘でしょ・・・葉兵ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!

月詠大尉が絶叫した。



out







なんか、ち〇こが美人さんを食おうとしてたんで助けたんだけど・・・

「嘘でしょ・・・葉兵ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!

真耶さんに大絶叫で名前を呼ばれた。

とりあえず、ち〇こに片腕に取っ付かれてるのは精神衛生上良くないので持ち上げて地面に叩き付ける。

「なんだ?」

そんな叫ば無くても聞こえるから。

「「「は?・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!????」」」

真耶と白銀と美人さんが叫んだ・・・何なんだ?

っと、止めささないと。

「白銀、その銃貸せ。」

「・・・あ、はい。どうぞ。」

ありがとさん、さぁ!ち〇こに鉛球をプレゼントだ!!!弾幕はパワーだぜ☆

こんだけ叩き込めば死んだろう。てか、やりすぎて原型が無いな・・・掃除大変だね!!

「おい!大丈夫なのか!?」

ふふふ、真耶さん強化人間舐めるんじゃねです。

え?無理?

何でそこで諦めるんだよ!頑張れよ!!絶対出来る絶対出来る絶対出来るって!!!

やって見ろって!全力でやって見ろって!!もっと熱くなれよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!

うん!困った時の、シュー☆造だね!!

「問題ない。」

「お前は大概バケモノだな。」

「ふっ、そう褒めるな。」

「褒めてない。」

「あ、あの!!」

美人さんに話しかけられました。

「ん?どうした?」

「助けていただき、ありがとうございました。」

「気にするな・・・あー名前は?」

「神宮寺まりも軍曹であります。」

「そうか、まりも、君が無事でよかったよ。」

「ありがとうございます///その、なんとお礼をしていいか・・・」

「そうだな・・・一緒に食事でもしないか?」

「食事・・・ですか?」

「駄目かな?」

「ゼゼゼ全然大丈夫であります!光栄です!!!」

「それは良かった。美人と一緒に食べる飯は格別だからな。」

「え?美人なんて・・・そんな嬉しい///」

おおう、照れる姿が可愛らしいなぁ。

「貴様・・・はぁ、またライバルが増えた・・・」

「何かいったか?真耶。」

「なんでもない・・・もう諦めた。」

「?何なんだ?」









こうして捕獲したBETAによる襲撃は重軽傷者10名、死者0名で幕を閉じた










多恵


BETA襲撃の夜、私はベットの上で考え事をしていた。

何だろうこの感じ・・・胸の辺りがチクチクする。

夕飯の時までは普通だったのに・・・

葉兵少佐が神宮寺軍曹と楽しそうに食事しているのを見るまでは普通だったのに・・・

私は悲しいの?怖いの?悔しいの?

その後、葉兵少佐と会ってお礼をした。

『君が無事でよかったよ。』

なんだろう?この気持ち・・・

胸がチクチクする。

私はどうしちゃったの?

でも・・・心地いいのは何でだろう?



out





まりも


あの人は私の命の恩人だ。

恐怖がやっと来たのだろう。だから、こんなに胸が苦しいんだ・・・

夜、自分のベットの中で考える。

本当にそうか?本当は好きになったんじゃないのか?自分に嘘を付くのか?

自分の心の何所かでそんな声が聞こえる・・・

ああ、そうだ。好きになった。だけどあの人は・・・あの人には月詠大尉が居る。

関係ない。奪ってしまえ。いっそ一緒に愛してもらえ。

自分の心の整理が出来ない。

彼の悲しい眼が脳裏から離れない。

ああ、そうだ悲しい眼だった。何故かそう思った。

その夜、私は自分で慰めた。



out











嵐が過ぎた夜



[8615] 【R15?】狂犬と魔女
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/18 17:12
へッ、ここまでか・・・悔いはねぇ。楽しかったぜ、メルツェル・・・






             『人類種の天敵が逝く』







トライアルから一日が経ちました。

夕飯食ってたら、まりもが来たんだ。なんか夕呼が呼んでるらしい。

真耶と唯依は先にトライアルのデータ持って帰ってるんですが・・・

俺は・・・その、ほら!アレだよ。

伊邪那岐がね、コア以外の部分がほぼ大破状態でして・・・整備の方々に・・・ね?

直すまで帰れまてん(涙)

真耶と唯依は残ろうとしたけど上からの命令で帰っていった。

今日は真耶と唯依と整備の方の説教とかお話で一日が過ぎました。

真耶は、『心配を掛けるな。』とか『BETAに生身で挑むとはどういう了見だ。』とか『これ以上ライバルを増やすな・・・いっそ重婚でもするか?』

唯依は、『御無事でよかった。』とか『カッコ良かったです。』とか『でも、無理しないで下さいね。心配したんですよ。』

整備長は、『お前は馬鹿か?殴り合いは想定外だよ!』とか『価格知ってんのか?ん?』とか『この戦術機面白れぇな!バラしていいか!?』

抜粋すると以上の説教された。

真耶は色々して誤魔化した。

整備班にはコア以外いじってもおkって言っておいた。

唯依は文章では優しいけど・・・眼が怖かった。笑うという行為は(ry

「あの、烏丸少佐?」

「・・・ああ、すまない。考え事をしていた。」

「そうですか。では、行きましょう。」

「そうだな、夕呼は待たせると恐ろしそうだ。」

遅れたら直ぐ不機嫌になりそうだな・・・あのツンデレ。

「仲・・・いいんですか?」

「?夕呼はクライアントだが?」

「そういう事じゃないですが・・・」

「?急ごう、早く行かないと夕呼が拗ねるぞ。」

「はぁ・・・そうですね。行きましょう。」



                    葉兵移動中



着いたんだけど・・・

「入らないんですか?」

・・・また入った瞬間に抱き付かれるのは、ちょっと・・・ね?

嬉しいんだけど、・・・性欲を持て余す。ってなっちゃうし、今日はもう真耶居ないし。

「まりもが先に入ってくれ。」

「?了解しました。失礼します、烏丸少佐を連れてきました。」

「ええ、ご苦労様。」

「何か依頼か?」

「・・・なんでそんなに警戒してるのよ。」

「また不意打ちを食らうのはご免だ・・・処理に困る。」

「あら?手伝ってあげましょうか?」

・・・マジで!?

「ゆ・・・香月副指令、冗談が過ぎますよ。」

「今は誰も居ないから普通でいいわよ。」

「・・・夕呼、烏丸少佐には月詠大尉がいるのよ?」

「関係ないわ。まだ誰のモノでもないようだし・・・まりもも一緒にする?」

マジで!!??

ん?軍曹が副指令にタメ口って・・・友達なのか。

「え!?そんな私は・・・」

「なによ、まりもも満更じゃないのね?」

マジで!!!???

ってかまりもの眼が怖いんですけど!??話を変えないと食われる!性的な(ry

「で?何だ?」

「っと、そうだったわ。」

ふう!何とか話を逸らせたな。

「今回のBETA襲撃は私の仕業だったのよ。」

「な!?」

まりもが驚いてる。まぁ死に掛けたのが友達のせいだからねぇ。

「それで?」

「・・・驚かないのね。最前線なのに危機感が足りなかったから・・・」

「成る程、確かに効果はある。」

「ええ、それで私の親友が死に掛けたわ。」

「まりもの事か。」

「その通り。副指令でも博士でもなく一人の女としてお礼を言うわ、ありがとう葉兵。貴方のお陰で私は親友を殺さずにすんだ。」

「どういたしまして。BETAが食うには勿体無い美人だからな。」

「あ、ありがとございます///」

「・・・(ニヤリ)」

何かゾクッと来た!逃げなきゃ!!

「どちらに行くんですか?」

まりもさん!いつの間に後ろに回ったんですか!?

「葉兵・・・逃がさないわよ?」

夕呼が前にいる。前門の虎、後門の狼ですね?わかります。

「「うふふふふふ・・・・・・」」

笑うという行為は本来攻撃的なものであり(ry

アッーーーーーーーーーーーーーーー!!!!










白銀


「天敵の機動?」

夜、雑談している時に冥夜に言われた。

「ああ、天敵の機動は今まで想像出来なかったが、トライアルを見ていたら想像出来た。」

天敵か・・・

「まぁ、そのネクストの真似をしたんでしょ?」

委員長の言葉も最もだ。

何だろう?引っかかる・・・

今までの言動、行動、考え方。

烏丸葉兵・・・傭兵レイヴン

まんまじゃないか?

まさか、そんな簡単な・・・

でも、半ば確信に近い考え。

人類種の天敵、傭兵レイヴンは烏丸葉兵だ。



out










巌谷


むぅ、このOSは凄まじいな。

あの葉兵君にここまで持ち堪えるとは・・・

AMSには及ばないが、汎用性が高い。そもそもAMSは素質が必要だ。

コンボ、キャンセル、先行入力。

これなら一般衛士にも扱えるだろう。勿論、慣らす必要が有るが。

ふむ、伊邪那岐の情報と交換でいけるか?

魔女の事だ、どんな無理難題を吹っ掛けられる事か・・・

だが、普及させる価値はある。

それにしても・・・

画面にはBETAに対して格闘戦をしている伊邪那岐の映像が流れている。

BETAに格闘戦か・・・その発想は無かった。

面白そうだな。むぅ久方ぶりに心躍るな。

しかし残念だ・・・是非、葉兵君とXM3搭載の部隊との演習が見たかったな・・・



out










真耶がヤンデレ化しないといいなぁ。

でも最近、嫉妬が少なくなってる気がしないでもない。

は!まさかのハーレムフラグか!?

「ちょっと、今は他の女の事を考えないでよ。」

「そうですよ。今は私達の事だけ見て下さい。」

・・・エスパーですか?

「違うわよ。」「違いますよ。」

・・・・・・・・・・・

「さぁ葉兵、もっとして頂戴。」

「その///葉兵さんもっとして下さい///」

まぁいっか!!
















気付き



[8615] クーデター(前編)
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/20 20:31
リンクス、彼に代わりお礼を申し上げます。ありがとうございました。でも、これでラインアークは終わりかもしれません・・・






             『人類種の天敵が逝く』









むぅ~・・・今日でこの美味い飯ともサヨナラかぁ。

いっその事、国連軍に移ろうかな・・・無理か。

でも、本気で帰りたくないかも・・・

作り方教えてもらおうかな。

「あの・・・ご一緒しても宜しいでしょうか?」

ん?ロリ巨乳・・・じゃなく。

「多恵か、俺は構わないぞ。可愛らしい少女と食べるのは好きだ。」

「ありがとうございます///それじゃあ失礼しますね。」

「それにしても横浜基地の飯は美味いな。」

「いただきます。帝国のご飯は美味しくないんですか?」

美味いには美味いが・・・

「横浜は特別美味い。」

「確かに、おばちゃんのご飯は美味しいですよね。」

「そうだな。」

「あの・・・もう帰っちゃうんですか?」

「ああ、伊邪那岐の修理も終ったからな。結局、頭部とコア以外は全て交換だったがね。」

「そう・・・ですか。」

寂しそうな顔だな・・・フラグ立ってます。本当にあ(ry

ロリ巨乳・・・アリだな。

「そんな顔するな。君が望めばいつでも会える。」

「にゃ!?」

・・・猫みたいな娘だな。

「それとも、俺とは会いたくないかな?」

「そそそそんな事ないであります!光栄でありましゅ!!」

あ、噛んだ。

「ふ、可愛い娘にそう言われるとお世辞でも嬉しいな。」

「あぅあぅ///」

むぅ萌えるなぁ。お持ち帰りぃぃ!したくなった。

≪――――ッ!!!!≫

そんな時、防衛基準体制2が基地内に鳴り響いた。











沙霧


「沙霧大尉、富士教導隊が一個大隊参加して貰える事になった。」

「そうか・・・これである程度戦力が整ったな。」

「しかし、こんな時期に起こすのか?幾らなんでも早すぎると思うのですが・・・」

確かに早いだろうな。

「ああ、諸事情により早くせざるをえなかった。」

「はぁ・・・」

早めた理由は米軍の過干渉も勿論有る。

だが、それよりも・・・『漆黒の鬼神』と『人類種の天敵』。

おそらくは、同一人物だろう。

決起に参加してくれた者の中でその事に気が付いているのは私を含めて数人しかいない。

それに、時間が無いのだ。

『天敵』がある作戦を計画し、それを進めている。

この情報も数人しか知らない。

計画の詳細は知らないが、いずれ人類に牙を向けるだろう。

そうなる前に、政威大将軍殿下に権威を戻して頂き、日本国民に一致団結して貰わなければ・・・




out










皆さん、こんにちは私は今、A-01と一緒に行動しています。

顔合わせしてないんだけどね!

・・・なんでこんな事に。

クーデターが起きて帝都に帰れなくなった俺は夕呼に呼ばれた。

部屋に行くと鎧衣がいました。

なんやかんや言ってたけど要約すると、『一時的に横浜基地の指揮下に入れ。だがある程度自由に行動していい。』

・・・適当すぎる。

まぁ結局、夕呼の依頼を請け負う形に落ち着いた。

すっかり忘れてたけど、帝国軍所属だけど傭兵って立場なんだよね。

んで、依頼内容はA-01と一緒に哨戒しろとの事。

おっと、お客さんか。

『富士教導隊だと!?くそ!』

A-01の隊長が愚痴ってる。まぁ強いらしいからねぇ。

一個大隊かぁ、流石にキツイ・・・アレやるか。

『こちらに戦闘の意図無し、武装を解除されたし。繰り返す、こちらに戦闘の意図無し、武装を解除されたし。』

『伊隅大尉!どうするんですか!?』

『武装解除など出来るものか!!』

まぁそうだろうね。

「A-01の指揮官。俺が話そう。」

『なんだと?・・・いや、お願いしよう。』

「了解した。」

『話は纏まったか?』

富士教導隊の皆さんは律儀に待ってくれていた。

「ああ、一応な。自己紹介しておこう、烏丸葉兵だ。」

『!!?貴官が漆黒の鬼神か・・・』

「その呼び名は余り好きではないがな。」

『失礼した。武装解除して、退いて頂きたい。』

「ふむ、わかった。暫し待て。」

『な!?何を言っている!!』

伊隅?大尉に怒鳴られた。

『感謝す《ドゴーン》なっ!!?』

まぁ最初から解除する気は無いんですけどね!まさに外道!!

とりあえず、グレネードで不意打ち、乱発してやった。

『貴様ぁ!!騙したな!!?』

一個大隊が一個中隊くらいになったな。

「何か問題でも有るか?もとより俺には貴様の指示に従う理由が無い。A-01、何をしている?戦闘はもう始まっているぞ?」

『・・・了解した。各機迎撃を開始しろ。』

『しかし!!』

『速瀬!命令だ!!』

『了解しました・・・』







ベネ!ほぼ被害無し。

『葉兵、至急207の方へ向って頂戴。』

夕呼か・・・

「了解した。」

『急いでね。』

え~ここから結構距離有るんですけどぉ。

しょうがないな。

「指揮官、夕呼から依頼が来た。俺は離脱する。」

『了解』

さて、急ぎますか。ブーーーン










伊隅


奴のお陰で我々に被害は無かった。

奴のとった行動も正しい判断だろう。

理解は出来る・・・だが納得が出来ない。

『気分悪いわぁ。』

速瀬の言い分は私も同意だ・・・だが。

「そういうな、富士教導隊の一個大隊相手に正面からあたったら我々が負けていたかもしれん。」

『そうなんですけど・・・』

『私も納得しかねますね。確かに彼が居なければ負けていたかも知れませんが・・・』

風間もか・・・

「確かに、私も納得は出来ん。だが彼に助けられたのも事実だ。」

『そう・・・ですね。』

「後悔は後にしろ。今は任務に集中しろ。今度こそ死ぬかもしれんぞ?」

『了解』

生き残れば、まだ強くなれるんだ。

今は任務に集中しよう。




out








『烏丸少佐!?』

ふぅ、追いついたけど・・・

「手遅れみたいだな・・・」

『・・・え?』

「空挺作戦か・・・ふん、派手なご登場だな。」












空からの襲撃



[8615] クーデター(後編)
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/22 22:23
・・・手負いを襲い、なお負けるか・・・所詮ここらが限界か・・・




         『人類種の天敵が逝く』






『まさか、空挺作戦を仕掛けてくるとは・・・』

空挺作戦か・・・チャ~ンス☆

「まりも、進行方向の敵を吹き飛ばす。敵が混乱している間に突っ込むぞ。」

『・・・それしかないわね。』

『ああ、その作戦で行こう。』

・・・誰だ?この無駄にダンディボイスは?

『いや、すまない。私は米軍対日派遣部隊指揮官、ジャスパー・スミス少佐だ。』

・・・米軍ですかぁ。

俺の正体はバレては無いだろうが、疑われてるのか?

バレたら不味いな。

『二個小隊を其方につける、イルマお前が指揮しろ。残りはココで足止めする。』

『了解しました。』

ん~いっその事、全員ココに残って死んでもらいたかったなぁ。俺の事バレたら国際問題になりかねないし・・・

まぁしょうがないな。

「タイミングは俺に合わせろ。」

『了解!』

あれ?皆さんなんでそんなに気合は言ってるの?

「3・2・1、GO!!」

丁度、相手が着地した瞬間の隙を付いてグレネードで吹き飛ばす。

おお、いい感じに爆風に巻き込まれてくれた。

後は87式突撃砲で狙い撃つぜ!!!

俺が・・・俺達がガンダムだぁ!!!!

あ、突撃砲が弾切れしちゃった。








ジャスパー


米軍対日派遣部隊の人間は全員が米国諜報機関の工作員だ。

今回の任務で日本に恩を売るのが目的だ。

だが、最優先事項は帝国軍の烏丸葉兵の調査。

彼には傭兵レイヴンと同一人物の疑いがかかっている。

そうならば日本に大きなアドバンテージを築ける。

だが、上層部も確信を持っていないのだろう・・・

だから調査を行っている。

イルマをつけたが大丈夫だろうか・・・

私は・・・ココまでの様だ。上手くやれよ、イルマ・・・










白銀


くそ!未然に防げなかったか!!

夕呼先生には伝えておいたが、流石に帝国だから手が回らなかったらしい。

それに今回は時期が早い・・・まだ11月だ。

オリジナルハイブがもう墜ちている事からもう解っていたけど・・・

前回とは全く違うと思った方がいいな。

やっぱり、ターニングポイントは傭兵レイヴン・・・烏丸葉兵か・・・

『お前にはまだ覚悟が足りない。』

・・・解ってるさ、そんな事。

まだ人を殺す事に決心がついてない事くらい・・・

未だに前の世界の冥夜の事が脳裏にチラつく・・・

くそ・・・

「白銀?どうかしましたか?」

「・・・なんでも無いよ、悠陽。」

そうだ・・・今は任務に集中しよう。

今は悠陽の安全が第一だ。

アイツが考えた作戦で何とか窮地を脱したけど・・・

このまま、上手くいけば良いんだけど・・・

『そこの国連軍!此方からは危害を加えない!直ちに停止しろ!!』

やっぱり・・・

二個中隊分の戦術機相手に生き残って追いかけてきたか。

流石に無傷じゃないが、それでも二個小隊残ってる。

そんな時だった、悠陽があんな命令したのは・・・




out








追いつかれたかぁ。

『葉兵、ココで足止めしなさい。』

お?依頼か?

「その依頼請け負った。」

『すみません。』

ん?このパターンは!!

「謝る事は無い、それと悠陽。」

『何ですか?』

あの名台詞を言えるじゃないか!!

「足止めするのはいいが・・・別に倒してしまっても構わんのだろう?」

一回言って見たい台詞だったんだよね。

『ふふ、それではお願いしますね。』

207部隊は行ったけど・・・米軍が残ってます(涙)

『私達も残りましょう。』

お前らもサッサと行けよ!

「いらん、邪魔だ。」

『・・・では、せめて一個小隊を残させて下さい。』

・・・凄く食い下がります。

助けてください!米軍と一緒に居たくないんです!!誰か助けてください!!!

「・・・ちぃ、仕方ないか。」

そうじゃなきゃ、全員残りそうだし・・・

よし、他の奴等はもう行ったな。

『烏丸葉兵少佐ですね?私は沙霧尚哉大尉であります。』

沙霧が前に出てきた。

俺も米軍連中を残し前へ出る

「ああ、俺が烏丸葉兵だそれがどうした?」

『少佐は今の日本の状況をどう思いますか?』

速攻で攻撃してくると思ったんだがなぁ。

「特に何も思わんが。」

『それでは少佐が進めている作戦は順調ですか?』

「ああ、順調だ。」

『そうですか・・・』

「何が言いたい。」

『いい加減に正体を現せ!烏丸葉兵!!いや人類種の天敵、傭兵レイヴン!!!』

なんてタイミングが悪いんだ・・・

クイックターンで反転し米軍連中をグレネードで始末する。

ん~何とか情報が他に行く前に殺せたかな?

『な!貴様!!仲間を殺すのか!!?』

「仲間?奴等は米軍だ、俺の忠告を無視しココに残ったんだ。一々そんな奴等を俺は仲間扱いしない」

今の会話中にグレネードで始末しようと思ったんだが、沙霧の野郎避けやがった

『き、貴様ぁ!!許さんぞ!!!』

沙霧以外は始末できたが・・・

「ちぃ、弾切れか。長刀で決着を着けよう。」

『望むところだぁ!!!』

ん?意外と強い。

近接戦が異常に強いなコイツ・・・

『貴様はその力で何を守る!!』

「・・・」

『人の命を何だと思ってる!!答えろ!!!』

「尊いものだ。だが大切にし過ぎると命は淀む。」

単純馬鹿が・・・てか、五月蝿い。

なんか熱血漢すぎるんだけど。











ふぅ、やっと鍔迫り合いに持ち込めた。

十分以上斬り合ったか?

さてと・・・

グレネード、グレネード、皆大好きグレネード。

ココまで接近してたら、こっちも喰らうがまぁしょうがないな。

ギュッとして、ドッカ~ン!

『な!騙したな貴様!!』

「騙して何が悪い?兵とはそういうモノだ。」

何とか無力化できたな。

こっちも爆風を防いだコア以外は結構危ない状況だが・・・

『・・・お前は人類にまた牙を向けるか?』

「さてな、それは人類次第だ。」

『どうしてもか?』

「・・・犠牲無き解決があればよし。そうで無ければ袂を分かった仲間の遺志を俺が継ごう。」

今にして思えば、テルミドールの意思が分かる・・・

『・・・そうか、最後に願いがある。』

「冥土の土産だ、聴こう。」

『帝国を・・・いや悠陽殿下を裏切らないで貰いたい。』

「・・・悠陽が裏切らなければ、そして各国が私利私欲に奔らなければ。」

依頼ならば何でも請け負った俺がこうも変わるとはな・・・

俺はこの世界で成長しているのか、それとも退化しているのか・・・

『・・・感謝する。日本を・・・世界を頼む。』

「先に逝け。いつかは俺も逝く」

『ああ、待っているぞ。』

「じゃあな。また会おう。」




こうして、クーデターは幕を閉じた。










遺志を継ぐ者



[8615] 過去との折り合い
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/28 02:28
やはりな・・・






          『人類種の天敵が逝く』








あの後、悠陽達に追いついた。

うん、謁見してたよ・・・俺KYだね!

なんか、妹と完全に決別したらしい。

それで良いのか聞いてみたら、

『私は政威大将軍ですから・・・それに冥夜の邪魔をしたくありません。』

だってさ。

強い娘だねぇ・・・

後、好きな人が出来たらしいよ。

白銀って言うらしい・・・アイツかぁ。

まぁ、有りじゃないか?

『無くしたモノは戻りません。ですが、全てが終ってから新しい関係を築いてみせます。』

本当に強い娘だ・・・

んで、翌日に演説して、拡大解釈が是正され将軍職本来の権限が返上された・・・らしい

正直、俺はあんまり関係ないけどねぇ。

結局のところ悠陽の首輪付きだし。

後、米軍連中はスパイ容疑で拘束した。

明らかに、俺の事探ってたし。

バレては思うけど・・・一応ねぇ?

拘束って言っても帰還を許さないだけ、今は帝国で事務の仕事してる。

スパイを養う必要ないし、もし出来るなら二重スパイにでもすればいい。

特にイジメとかも無いらしい。あと、全員女だったよ?

特には接触無いけどね。

それにしても・・・

ん~☆

なんか、自分に対して違和感っていうか、なんて言うか・・・何だろう?

まぁ、いいか。

とりあえず、久しぶりに煙草でも吸いますかね。

屋上に行くか。










真耶


前回の軍団規模のBETA殲滅と今回のクーデターの件でアイツの大佐への昇進が決まった。

これで帝国の士気も上がるだろし、他国も下手に手は出せないだろう。

目撃情報では屋上へ向ったらしい。

・・・いた、仰向けで寝ていた。

I'm thinker,I could break it down.

あの歌か・・・

「お前、煙草吸うのか?」

近づくと横に灰皿と煙草があった。煙草を吸う所初めて見たな。

「ん?ああ真耶か・・・たまに吸っている。」

何だろう、いつもと違う。

「何か有ったのか?」

「・・・なんでもないさ。」

やっぱり、些細な違和感がある。

「どうしたんだ?」

私は葉兵の隣に座り、夕暮れの空を見上げながら尋ねる

「・・・お前には敵わんな。」

その後、ゆっくりと話し始めた。

この世界のモノではない事・・・

所属していたORCAの事・・・

前の世界で一億人以上殺した事・・・

先日の沙霧との最後の会話・・・

そして、自分の中の変化したナニカ・・・

「それでも、俺は今までと変わらない行動をするだろう。」

葉兵は消えてしまった煙草を灰皿に捨てる。

新しい煙草に火を点け、立ち上がる。

いつの間にか夕日は沈み、夜空になっていた。

「真耶、俺は兵器だ。作られた存在って事は知ってるだろう?」

「・・・ああ、魔女の発表でな・・・」

「前の世界では依頼だけを受けていた。自分自身の為に戦場に立った事は無い。兵器に無駄な目的はいらない。」

「・・・」

「それがこの世界に来て、自分自身でクローズプランを進めている。」

「・・・」

「なぁ、真耶・・・俺は成長したのか?それとも退化したのか?」

私は葉兵の背中に抱きついた。

そうしなければ、何処かへ行ってしまいそうだったから・・・

「退化しているだろうな。」

「・・・そうか。」

「でも、兵器としてだ。人間としては成長しているさ。」

「・・・」

「お前は人間だ。誰がなんと言おうと人間だ。誰も認めなくても私が認める。」

「・・・」

「お前の世界でした事は私が許す。他の誰もが許さなかったとしても・・・」

「・・・傲慢だな。」

「恋する乙女は傲慢なんだ、好きな人の事なら何でも認めれるし許せる。」

「お前はいい女だな。」

葉兵はゆっくりとこちらを向き、私の顔を指で上へ傾ける

「今更気が付いたか?鈍いんだな。」

「ああ、そうだな。これは御礼と御詫びだ。」

「・・・ん。」

触れるだけの口付け。

本当に私はキスに弱いな・・・




out









翌日


グヌヲヲヲヲォォォォォ!!!!!

何が『俺は兵器だ。』だ!!!

何が『作られた存在だ。』だ!!!

ヤメテ!!!

俺の黒歴史を暴かないで!!!

いやあああぁぁぁ!!!

恥ずかしくて死んでしまいたい・・・グスン












変わるモノと変わらないモノ



[8615] 帝国での様子
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/28 18:02
まだまだ、まだまだで・・・





           『人類種の天敵が逝く』



「調子はどうだ?」

シュミレータールームに来ています。

休憩中らしい雨宮中尉に話しかけてみた。

「ん?これは烏丸大佐、ちょっと待ってください。篁中尉!烏丸大佐ですよ!!」

いや別に、君でも構わないんですが・・・

そうそう、いつの間にか大佐になってました。

真耶が伝えに来たらしいですが・・・ヤメロこれ以上はイケナイ!黒歴史が!!

・・・危くまた悶絶する事になる所だった。

ともかく、大佐になりました。

スネーク応答しろ!スネーク!!スネェェェェク!!!

「・・・どうかされましたか?烏丸大佐。」

応答されました。

・・・いつの間にか来てたよ。気付かなかったぜ!

は!?まさか本物のスネークなのか!!?

「では、私は慣熟訓練に戻ります。」

雨宮中尉がニヤニヤしながら去って行った。

まぁいいか。唯依の方が詳しい話も出来る。

「グレネードはどうだ?」

「はい、やはり威力が高いのであまり近くで放つとダメージを受けますね。大破までは行きませんが、戦闘続行は出来ません。」

「それは身を持って知った。」

「・・・また無茶したんですか?」

「そう睨むな、沙霧がそれだけ強かったんだ。」

「・・・失礼しました。ですがデメリットを差し引いても強力な武器になります。」

「物量のBETAに対しては爆発に巻き込めるからな。」

「はい、ですがやはり扱いが難しいので慣れが必要ですね。」

「世界が違っても有澤は有澤か・・・」

「え?何か言われました?」

「いや、なんでもない・・・」

そう、何故かありました。有澤重工が・・・

しかも、社長も居ましたよ。帝国軍に・・・勿論、衛士としてな!!

グレネードの開発を依頼したら速攻で引き受けてくれた。

元々、S-11の開発は有澤製だったらしい。

一週間もしない内に開発しやがった。

しかも、ネクスト用のグレネードよりも強力な兵器になってしまった。

今は社長砲と自分用の戦術機(雷電だろうけど)開発中らしいよ・・・

「新OSの方は?」

XM3だっけ?

前のグレネードと伊邪那岐と俺のAMSの情報と交換で、簡単に夕呼がくれたんだよね。

後は俺が横浜に行ってAMSを見せるだけ。

「最初はやはり戸惑いました。でも慣れると前の機体では物足りないですね。」

ん~まぁ上々か・・・

「帝国全てに導入するとして、どれくらいの時間が必要だ?」

「導入は一ヶ月位かかりますね。CPUの交換と慣熟訓練が必要なので一気に導入するわけには行きませんし・・・」

「まぁ妥当か。クローズプランはクリスマス前後に出来るな。」

「クロースプラン?ああ、甲19号作戦の事ですか。大佐の案でしたか・・・」

クローズプランは実は甲19号作戦だけじゃないけどねぇ。

「ああ、国連と帝国に了承が取れたからな、正式発表してもらった。」

「訓練の内容が明確になりましたし、皆の士気も高まってますね。」

「ハイブ攻略と軍団規模のBETAとの戦闘の調子は?」

「はい、ホワイトファング隊はハイブ攻略組なので今はオリジナルハイブデータで訓練してますが・・・」

「見た方が早そうだな。」

「・・・では少々お待ちください。」

さてさて、何所まで行けるかな?

にしても、唯依の対応が硬いんだよなぁ・・・

なんか違和感があるんだけど・・・なんだろう?






「中層で全滅か・・・」

「申し訳ございません。」

「謝る事じゃない。問題点も分かったしな。」

「問題点・・・ですか?」

「ああ、唯依は隊の連中を連れてきてくれ。」

「了解しました。」

問題点に心当たり無い様だな・・・

全員がこの調子じゃ、ハイブの攻略なんてできねぇぞ・・・

ん?ああ違和感の正体が分かった、目が合わないんだ。

む~嫌われたのか?






「僭越ながら俺が君達をハイブ攻略のアドバイスを教えよう。」

「「「「よろしくお願いします!!!」」」」

「ああ、まず君達の問題点は何だと思う?では君。」

ガチムチの君に決めた!あだ名はビリー隊長だな。

「自分でありますか?問題点は恥ずかしながら自分達が未熟だからだと思います。」

「違う、では君だ。」

釘宮ボイスが聞こえそうなツリ目な女の子に聞いてみる。

「私ですか?・・・弾薬の少なさかな?中層に着くまでに弾薬が切れちゃうし・・・」

「違う。」

「じゃあ何なんッスか?」

・・・君はなにやらダン・モロと同じ匂いがするな。

「お前達の甲19号作戦での目的は何だ?」

「BETAの殲滅です。」

ビリー隊長・・・なんか鼻息が荒いですよ?

まさか俺の尻を狙ってます?・・・俺の勘違いであってほしい。

「根本的に間違っている。お前達の目的は反応炉の破壊だ。」

「反応炉の破壊ですか?」

雨宮さん、何でそんな意外そうな顔をしているんだ?

「ああ、基本的に飛んで行け、ハイブ内には光線級はいない。そうでなければハイブ攻略なんぞできん。」

「ですが、弾薬が切れちゃいますよ?」

釘宮ちゃん君は今までの話を聞いて気付かないかな?かな?

「一々BETAの相手をするな。邪魔なBETAを排除する時と足場を作る時以外は攻撃の必要は無い。」

「「「「・・・・・・」」」」

今ので少しは認識が変わればいいんだけど・・・

「今の事を踏まえて、もう一度オリジナルハイブデータに挑んで見てくれ。」

「「「「了解!!!」」」」









帝国軍食堂


「それにしても、少し変えただけでも全然違うんッスね!」

興奮気味なダン(メンドクサイからダンでいいや)が唾と米を飛ばしまくってる。

「煩い!しかも汚いわよ!!」

くぎゅ(メンド(ry)がダンを注意してる・・・何となく、ピンクの胸が虚無な女の子に見える。

「そう言うな、実際は篁中尉だけだが反応路に到達したんだからな。」

流石はビリー(メ(ry)、皆を纏めてる・・・ダンとパンツレスリングしたのか?

「よくそんな量食べれますね・・・」

雨宮が俺の食事を見て顔を歪めている。

何時もの如く特盛りです。

「昔は乾パンと水だけの食事だったからな。これでも少ない方だぞ?」

横浜基地の場合マンガ盛になります。

「「「「・・・・・・」」」」

「それにしても、唯依はなぜ来なかったんだ?」

「・・・さぁ?失恋でもしたんじゃないですか?」

「なぜ俺を見る・・・」

見えているのか?見えているのかと聞いているんだ!!雨宮ッ!

「「「「はぁ」」」」

なんか全員が溜息をついた。

何なんだ?










唯依


私は逃げるように部屋に戻って、浴槽に座り込み、お湯がシャワーとなって私の頭へと浴びせられる。

まともに顔を見れなかった。

分かってはいたのに・・・

葉兵さんは月詠大尉とそういう関係だって事は分かっていたのに・・・

私が勝手に横恋慕しただけ・・・なのに私は葉兵さんに八つ当たりしそうになった。

先日、私は葉兵さんを探していた。

月詠大尉が探していたので、私も手伝う事にしたのだ。

結局見つからず屋上に気分転換をする為に行った。

屋上に出ようと思ったらドアの窓越しに葉兵さんが居た。

話しかけようとドアを開けようとしたのだが月詠大尉がその背中に抱き着いていた・・・

葉兵さんは振り向き、キスを・・・した。

私は今日みたいに逃げてシャワーを浴びた。

涙と鼻水を、降り注ぐ飛沫が隠してくれた。

でも、諦める事が出来ない。

叔父様から紹介されて葉兵さんに初めて会った時に言われた。

『唯依の髪は綺麗だな、触っていいか?』

ただ、それだけだった。

それだけで私は葉兵さんに好意を抱いた・・・

・・・ああ、成る程。

今思えば一目惚れだったのか・・・

「葉兵さん・・・ん・・・あっ、はっ・・・ひゃぁ。」

私は自分自身で慰める。

せめて、私の頭の中だけでは・・・

-コンコン-

「唯依、居るか?」

へ?なんで?葉兵さん?

「居ないのか?」

「いいいい居るであります。」

え?どうしよう?えっととりあえず出ないと・・・

「お待たせしました。如何されました?」

私は葉兵さんを部屋に招き入れる。

「・・・その格好はどうかと思うぞ?」

・・・バスタオル一枚でした。

「すみませんでした。」

「・・・どうした?何か悩み事か?」

貴方の事ですよ・・・

「あの・・・少しお話しませんか?」

止めろ、何を言うつもりだ。

「構わないが・・・着替えたらどうだ?」

「・・・あの、私・・・」

言っては駄目だ。言ってしまっては止まらなくなる。

「話を聞いているか?」

「貴方の事が・・・好きみたいです。」

言ってしまった。もう後戻りは出来ない・・・

「・・・は?」

「葉兵さんが月詠大尉と付き合っているのは知っています。でももう嫌なんです。自分を偽るのは、私は貴方が好きです。」

「・・・」

「私の事を恋人にしろとは言いません。ですが・・・今だけ貴方の温もりを私に分けて下さい。」

「・・・勘違いしているが、俺は真耶と付き合ってる訳じゃない。」

「え?」

「それと据え膳を食わん男じゃないぞ?」

「あ・・・///」

私の顔を葉兵さんの指が撫ぜる。

「それでもいいのか?」

「はい・・・私を抱いてください。」

私は・・・貴方の事が・・・







out










クローズプラン始動



[8615] 横浜での様子
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/05/31 13:17
こうなるか!?・・・新しい、惹かれるな・・・





            『人類種の天敵が逝く』






俺は今、横浜基地に来ています。

AMSを見せる為に夕呼の執務室に来たんですが・・・

「お願い、入れてちょうだ~い。」

「・・・イキナリなんだ?」

「いや、AMSを。」

「・・・伊邪那岐に行こう。」

軽くセクハラを受けています。訴えるよ!?そして勝つよ!!?

にしても、凄いクマだな・・・寝てないのか?


とりあえず、伊邪那岐の中まで来ました。

「普通の戦術機より狭いわね」

「そうなのか?」

「そうよ。それにしてもなんだか、変な気分になってきちゃった。」

「これがAMSのプラグだ。」

「あ~ん、いけずぅ。」

「接続するぞ。」

「私にも貴方のプラグを接続してほしいなぁ。」

「・・・ハァ、後でな。」

「は~い。」

・・・この人、こんなキャラだっけ?

「っ!」

「だ、大丈夫!?」

「・・・心配するな。いつもの事だ・・・」

なんか、頭を抱えられた。オッパーイ!

「・・・落ち着くまで胸を貸してあげるわ。」

もう落ち着いてるんですけど・・・気持ちいいからもうチョットこうしてよう。



「落ち着いた?」

「御蔭様でな、質問は?」

「ええ、まず――――」

「ああ、それは――――」

AMSの説明になったら研究者の顔になったな。

研究者はあまり好きじゃないけどね!

まぁ旧アクアビットやアスピナの連中の狂気は感じないから大丈夫だろう。

アスピナの連中は自分達以外の人間の事を実験動物としか思ってなかったし。

旧アクアビットが作るものは変態なモンばっかだからねぇ。

ソルディオス砲が自立してるとか有り得ない。

「って感じだ。できそうか?」

「・・・出来無い事は無いけど、時間が無いわ。貴方のクローズプランには間に合いそうに無いわ」

「・・・そうか。」

「素質が有る人間を探すだけでも時間がかかるし、00ユニットにつける意味無さそうだしね。」

「00ユニット?」

何それ?おいしいの?

「貴方なら言っても大丈夫か・・・00ユニットってのはね―――」

説明された内容を省略すると『機械の体に人間の魂を宿らせた存在』だそうだ。

・・・まったく分からん。

『その気になれば世界中のコンピューターにハッキングし支配下に置くことが可能。』とかどんだけぇ~。

「本来なら00ユニットはXG-70dを使う筈だったけど、貴方がSoMを破壊したせいで焦ったアメリカがXG-70dの計画が再開したのよね。」

「SoMはもう作らないのか?」

「いいえ、作ってるわ。アメリカの国土防衛に充てるそうよ。でもSoMとXG-70dはクローズプランには使えないわね。」

「まぁ、00ユニット自体あまり使わなくてもいいんだがな。」

「ふふん、天才を舐めないでちょうだい。代わりを見つけたの。」

「代わり?」

「ええ、突撃型の輸送機よ。自立兵器が搭載可能、戦術機も数十機くらい乗っけられるわ。」

「・・・まさかとは思うがアルゼブラ製のカブラカンか?」

「・・・何で知ってるのよ?」

有るのかよ!?アルゼブラ!!・・・他にもオーメルとかインテリオルもありそうだな。

事実、有澤重工あったし。

とりあえず、変態企業が無い事を祈るしかない。

「まぁ間引き用の兵器ね。一応レーザーを耐える事は出来るけど、使う時は先に光線級を始末して置いた方が安全ね。」

「なるほど、甲19号作戦では間引きをお願いしよう。」

「ええ、クローズプランは絶対に失敗は出来ないわよ。」

「・・・どうした?何時もより顔に余裕が無いぞ?」

「・・・昨日、クローズプランが失敗した場合、オルタネイティヴ5に移行する事になったわ。」

「何だ、そんな事か。」

「そんな事ですって!?もし失敗すれば約10万人だけ逃げてそれ以外の人類は見殺しにされるのよ!!?」

別に5に移行しても良いとは思うけどねぇ。アサルトセル無いんだし。

『宇宙へのフロンティア』

オルカ旅団の目的だったモノ。

でも、まぁ・・・

「失敗しないさ。」

「え?」

「心配はいらない、必ず成功させる。約束しよう。」

BETA如きに負けるのは趣味じゃない。

「・・・まったく、貴方はいい男ね。」

「今更気が付いたか?鈍いんだな。」

ん?なんかデジャブ・・・

最近、聞いたような会話だけど・・・

「ふふ、そうかもしれないわね。」

気のせいか!そうに違いない!!

「そういえば、グレネードのデータは役に立ったか?」

「ええ、グレネードは扱いが難しいからA-01だけに訓練させてるわ。シュミレーターでの成果は上々ね。」

「伊邪那岐の方は?」

「各ユニット化は直ぐには無理よ。これもA-01に試験的に導入したわ。」

「どんな感じだ?」

「例えば、腕が大破したらその機体が修理が終るまで出撃出来ないでしょう?それが交換すれば即出撃できるようになったのよ。整備班が喜んでたわ。」

「なるほど。」

まぁその分コストは掛かるけど、修理できない場合は一体丸々変えるよりは安く済むからな。

「他にも利点はあったけどソレが一番大きいわね。前線では整備が遅いと命取りだからね。あとサイドスラスターもいい感じよ、熟練すればレーザー避けれるし。」

「そうか、天才が言うんだ、間違いないだろう。巌谷に言って世界に発表させて他国に恩を売ろう。」

「まぁ妥当ね。そうそう面白い情報があるわ。聞く?」

「対価は何だ?」

「話が早くて助かるわ・・・と言いたい所だけど今回はオマケしてタダで教えてあげるわ。」

「それで?」

「ええ、反応炉はどうやらBETAのエネルギー生成、捕獲した炭素系生命の生命維持活動、上位存在との通信があるらしいわ。まぁ上位存在は貴方が排除したけどね。」

「らしい?」

「ええ、この情報は他から仕入れたのよ。この情報が確かならクローズプランの重要性が高まるわ。」

「発表しても?」

「構わないわ。その為に教えたってのもあるし。」

「了解。」

「いつまでコッチに居るの?」

「三日の予定だ。」

そして!これが終ったら暫く休暇だ!!やっほーい!!!

釣りにでも行こうかな?一日中ゴロゴロしてようかな?

うん!社長に場所教えて貰ったし天然の温泉に行こう!!

「そう・・・じゃ00ユニットに会わせられるわね。」

「いいのか?機密なんだろう?」

「いいのよ。」

まぁ責任者が言うんだし、大丈夫か。

にしても、機械の体かぁ。

ターミネーターの骨みたいな奴かな?

某猫型ロボットみたいな奴かな?

大穴で最終兵器カノジョみたいな奴だったりして!・・・ソレは無いかぁ。

オラ、わくわくしてきたぞ!










夕呼



今年中に4が成功しなければ5に移行する。

オリジナルハイブが落ちた事で期限が延びた筈なのに・・・

そこまでして地球から逃げたいのか!あの老害共め!!

私は焦った。

勿論、成功させる自信はある。

でも、もし失敗したら?何処かに落とし穴が存在するんじゃないのか?

そんな不安が私の中で駆け巡る。

昨日はなかなか寝付けなかった。

今日は無理やりハイテンションで頑張ってた。

葉兵が来る予定だったから・・・弱いところを見せたくなかった。

それなのに葉兵は必ず成功させると言った。

何故か、信じられた。

私の中の不安は何処かに消えていた。

明日には00ユニットの人格移植をしよう。

00ユニットにアイツの内面を読ませるのも面白いかもしれない。

霞はアイツの事を怖がっていたけど00ユニットはどうだろう?

今日は気持ちよく寝れそうだ。





out









約束



[8615] 00ユニット
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/06/04 13:01
何が天才だ・・・笑わせる・・・





          『人類種の天敵が逝く』






夕呼


「おはよう、気分はどうかしら?」

私はついに00ユニットを完成させた。

これで・・・これでようやく腑抜け共を黙らせられる。

「武・・・ちゃん?」

「純夏どうした?大丈夫か?痛いところ無いか?」

「ごめんね・・・私のせいで武ちゃんをまた巻き込んじゃった・・・」

また?どういう事かしら・・・前回の記憶がある?

「え?・・・まさか!?前回の記憶があるのか!!?」

「うん・・・」

記憶のダウンロード?どうやって?

「・・・夕呼先生すいません、しばらく二人だけにしてもらいますか?」

「・・・分かったわ。鑑、終ったら私の執務室に来なさい。白銀は帰りなさい。」

「「わかりました。」」

・・・私も甘くなったわね。

誰の影響かしらね?

「遅かったじゃないか・・・」

葉兵・・・

「いつの間に執務室に来たのかしら?」

ソファに座りながらコーヒーモドキを飲んでいた。

「・・・私にもソレ頂戴。あとしばらく待ってなさい。00ユニットが来るから。」

さて、どんなリアクションを見せてくれるのかしら?


out









白銀


「で?どう言う事だ?」

「ぶぅ~私は起きたばっかだよ?分かるわけ無いじゃんかぁ~。あ!おはようのキスをブチュ~ってちょうだい。」

・・・なんか、違くないか?

もっと、こう・・・シリアスになってもいいと思うんだけど?

「武ちゃんどしたの?」

「・・・はぁ、もういい。」

なんか疲れた・・・

「なんだよぉ~。ん?オリジナル落ちてる?え!?一人だけで!!?」

「・・・なんで知ってる?」

「いや、ちょっと基地のコンピューターにハッキングして・・・傭兵レイヴン?」

いきなり、ハッキングするなよ・・・

「烏丸葉兵と同一人物?・・・?横浜基地に今居る・・・クローズプラン?なにこれ?」

「Need to know。それ以上口にしない方がいい。最悪、本人に消されるぞ。」

大体の人間は烏丸葉兵は傭兵レイヴンにあやかってつけた名前だと思っている。

例え気付いても聞く事は出来ない。

悠陽や夕呼先生の個人的な依頼を受けているんだ。

そんな人物、恐ろしくて聞ける事じゃない。

「うん。分かった・・・あれ?オリジナルが落ちてるなら私必要ない?」

「そ、そんな事無いだろ?夕呼先生が無駄な事するとは思えないし・・・」

「そ、そうだよね!夕呼先生が無駄な事する筈無いよね!!」

「「あははははは・・・はぁ。」」

夕呼先生を信じるしかないか・・・

「じゃ、私は夕呼先生の所に行ってくるね。」

「ああ、わかった。」



out









00ユニットが完成したらしい。

それにしても、ちょっと楽しみだ。

きっと、某ロボットアニメに出てくる球体状の若干イラつくモノでファイナルアンサー!

・・・鷲掴みして砕かないかどうか心配だ。

「それにしても・・・何待ちなんだ?」

「さぁ?知らないわ。」

「知らないって・・・ソレでいいのか作成者?」

「そんな事言われてもねぇ。っと来たわね、紹介するわ。彼女が00ユニットの鑑純夏よ。」

・・・・・・・・・は?

「何の冗談だ?唯の女の子じゃないか。」

「ふふん、そう思うのは仕方が無いかもしれないけど事実よ!」

大穴の最終兵器カノジョだったかぁ・・・

これは予想外だったな・・・

「第1独立遊撃部隊部隊長、烏丸葉兵大佐だ。よろしく頼む。」

「・・・あ、はい私は00ユニットの鑑純夏です。え?・・・はい分かりました。」

なんか夕呼と鑑が頷き合ってる。何なんだ?

鑑はなんか困ってるけど・・・

それにしても、作られた存在か・・・

むぅ、何となく自分の昔を見ているようだな。

思えば今まで色々とあったなぁ・・・

「?・・・ッ!?」

さて、鑑にクローズプランの説明しなければな。

「クローズプランの第一段階では君にアームズフォートカブラカンに乗ってもらい―――」

「はい、分かりました。・・・?」

それにしても、なんで可哀相な人を見るような目で見とるんですか?













夕呼先生に命令されて烏丸大佐の内面を見た。

試験管・・・作られた存在・・・アナトリアの傭兵のコピー・・・訓練・・・手術・・・実験・・・死んで逝く兄弟・・・AMS手術・・・実戦・・・戦場・・・殺し合う人々・・・一人ぼっち・・・リンクス・・・孤独・・・実戦・・・実験・・・アスピナ襲撃・・・セレン・ヘイズ・・・引き取られる・・・MT・・・AC・・・ネクスト・・・AF・・・ラインアーク襲撃・・・スピリット・オブ・マザーウィル撃破・・・スティグロ撃破・・・ORCA旅団・・・アルテリア・ウルナ破壊・・・Oアルテリア・カーパルス襲撃・・・宇宙へのフロンティア・・・クレイドル03破壊・・・地へ落ちる鳥籠・・・一億以上の命・・・依頼・・・裏切り・・・5体のネクスト・・・恩人の殺害・・・クレイドル襲撃・・・人類種の天敵・・・違う世界・・・BETA・・・ハイブ・・・単機突入・・・帝国・・・ネクストとのラヴソング・・・佐渡島ハイヴ攻略・・・オリジナルハイブへの単機突入・・・あ号標的・・・裏切りの依頼・・・知っていながら請け負う・・・NYXG-94破壊・・・連隊規模の戦術機を排除・・・再び人類種の天敵へ・・・新しい人生・・・戦術機の改造・・・月詠大尉との一夜・・・裏切りに対する慣れ・・・軍団規模のBETAの襲撃・・・虐殺・・・オルカ部隊・・・クローズプラン・・・武との出会い・・・トライアル・・・まりもを助ける・・・夕呼とまりも・・・クーデター・・・騙し討ち・・・変わる心境・・・兵器としての退化・・・人間としての成長・・・それでも変わらない意思・・・

細かくは読めなかったけど、断片的に見えた。

最初に戸惑い、その出生の秘密に私は戸惑った。

第二に同情、兵器として生まれ、その扱いに私は同情した。

第三に怒り、平然と人を殺し、何も思わない事に怒りを覚えた。

最後に哀れみ、ソレしか選択肢が無かった事に哀れみを感じた。

私は傲慢だ。

命令されたとはいえ、勝手に人の内面を覗いて勝手に戸惑い、同情し、怒り、哀れんだ。

これを傲慢以外になんと言う。

この人は強い。

技術とか身体ではなく心が強い。

私には心の支えに武ちゃんが居る。

でも、この人は心の支えを人に求めてない。

月詠さんにも、夕呼先生にも、まりも先生にも、唯依さんにも・・・セレンという恩人にも

全部、自分で背負ってる。

人を殺した理由を他人に押し付けてない。

自分が兵器だという事を不幸だと思っていない。

「クローズプランの第一段階では君にアームズフォートカブラカンに乗ってもらい―――」

あ・・・また・・・

クローズプラン第一段階・・・襲撃・・・

クローズプラン第二段階・・・派遣・・・

クローズプラン最終段階・・・?・・・見えない?

説明が終わり、烏丸大佐は夕呼先生としばらく話し、部屋を出る。

夕呼先生があの人の事を聞いてきたので、なるべく正確に話す。

私はあの人は哀しい人だと思う。



out









何が違うんだ?

横浜基地の飯は美味いけど・・・

材料が違うのか?

調味料か?

う~ん分からん。

・・・今度聞いてみようかな。

「あの・・・ご一緒によろしいですか?」

ん?多恵か。

「ああ、俺は構わないが・・・物凄く睨まれているんだが?」

誰かは知らないけど物凄く睨まれてます。

全員、女性だけどなんかしたっけ?

「ふぇ?あ、・・・A-01の皆です。」

A-01?ああ、クーデターの時一緒だったな。

「それで、なんで俺は睨まれているんだ?」

全く心当たりが無いぞ?

「それは・・・そのぉ、クーデターの時・・・騙し討ちしたじゃないですか。」

「?それがどうした?」

「え?・・・そ、そういえば大佐になったんですね!おめでとうございます!」

あきらかに話を変えようとしてるけど、まぁ追及しないでやろう。

「ありがとう。」

会話が止まっちゃった・・・

食い終わっちゃったよ。

「・・・あの、少しお時間よろしいですか?」

「ココで良いのか?」

「あの、出来れば違う場所で・・・屋上なんてどうでしょう?」

「わかった。じゃ、行こうか。」


                 傭兵と少女移動中


「煙草は吸っても?」

「あ、はい。どうぞお構いなく。」

いや~屋上来ると何故か煙草を吸いたくなるんだよねぇ。

「・・・」

「・・・で?話というのは?」

「はい、・・・私は貴方の事が好きです。」

何となくは分かっていたけど・・・やっぱりかぁ~!!

「貴方の事を考えると胸が苦しくなります。貴方が居なかったら私はもう死んでいます。」

「・・・」

「A-01の皆はクーデターでの貴方の行動は快く思っていませんが、私はそうは思えません。」

「・・・」

「私は貴方の事が好きです。」

「・・・君は勘違いをしている。」

「え?」

「俺が君を助けたのは偶然だ。結果的に君を助けただけだ。」

「そんな事分かってます。」

「君が俺に抱いているのは憧れだ。」

「憧れもしてます。でも好きなのも事実です。」

「君は若い他にいい男を見つけられるさ。」

「若くても戦場に出ます。死ぬ事だってあります。」

「自分を大切にしなさい。」

「私の事が嫌いですか?」

「俺は数人と体の関係を持っているぞ?」

「それがどうかしましたか?」

「・・・君は思っていた以上に頑固者だな。」

「あはは、自分でも驚いてます。」

「付き合う事は出来んぞ?」

「最初から期待していませんよ。」

「君が20歳を超えるまで手は出さない。」

唯でさえロリっぽいんだ、バックベアード様に「このロリコンがぁ」って言われちまう。

P4のアメノサギリってバックベアードに似てるよね。

「・・・それじゃ、キスしてください。」

「仕方が無いな、前払い分だ。」

「んっ」

それにしてもこの世界に来てからモテ過ぎじゃね?





















覚醒



[8615] 戦う理由
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/06/10 17:43
ちくしょう・・・俺のせいかよ・・・・










           『人類種の天敵が逝く』










要塞級の足を長刀で切り裂き、倒れた所を87式突撃砲で止めを刺す。

要撃級の振り上げた前肢を避けて食いしばった顔の様に見える感覚器を突き刺す。

跳躍し、グレネードで小型種を纏めて吹き飛ばす。

光線級のレーザーをサイドブースターで避け着地。

着地地点に突撃級が迫る。

「くそ・・・」

サイドブースターで回避しようとするが、間に合わない。

『大破、状況を終了します。』

今は横浜基地のシュミレーターを借りてます。

それにしてもムズイ!!

よくこんな操作方法で戦場に出れるな。

ノーマルよりも自由度が低いし・・・

ガンダ〇とかでよく思うけど、あそこまで細かい動作をレバーとかペダルとかで出来るモンなのか?

だとしたら、相当なOSなんだろうなぁ。

『烏丸大佐?どうかされましたか?』

「いや、なんでもない・・・そろそろ休憩にしようか。まりも。」

『了解しました。』



「それにしても凄まじいですね・・・」

「何が?」

「単機で大小合わせて500体以上のBETAを倒す事なんて普通出来ませんよ。」

AMSでやれば3倍以上いけると思う。

まぁその分、推進剤が物凄い勢いで無くなるけどねぇ。

そういえば、まりもは大尉になってました。

此間の訓練兵達がクーデターの後に任官した。

もう、育てる訓練兵が居なくなったから復帰したらしい。

所属はA-01だったっけ?

「でも、トライアルの時よりも切れが無かったですね。」

「だろうな、操縦が難しかったよ。」

「操縦が難しい?帝国と国連で操縦は殆ど代わりませんよ?」

「夕呼から聞いてないのか?俺の操縦方法が他とは違うんだ。詳しく話すと長いんだが・・・」

「詳しくは教えてただか無くても大丈夫です。」

「そういえば、確か機密扱いになってたな。今の事は忘れてくれ。」

「忘れる?そんな話ありましたっけ?」

「・・・いや、無かったな。」

「ふふ、そうですよ。」

この世界はいい女が多いな。

前の世界じゃ・・・そもそも会う機会がなかったか。任務中はよく会ったけど・・・

休暇中は大体、寝るか、遊ぶかしてたからなぁ・・・部屋の中で。

あれ?俺ってもしかして引きこもりだった?

コジマ汚染が酷い所に住んでたからあんまり外に出なかっただけだ!

「あ、もうこんな時間ですね・・・」

「ん?もう7時か・・・晩飯に行きますか。」

「そうですね。そういえば、葉兵さんってよく食べますよね。」

「ああ、食べれる時に食べとかないとな。」

「軍人は体が資本ですからね。」

「ソレもあるが、美味いからなぁ。チョット前は乾パンのみの生活だったし。」

「はははは・・・す、凄い生活だったんですね。」

「そうだろ。あはははははは。」

あれ?目の前が霞んで見えねぇ・・・ちくせう。



「それじゃぁな。いい夢を・・・」

「はい、おやすみなさい。」

飯食って、まりもと別れる。

部屋に帰って寝ようかなと思って廊下を歩いていると話しかけられた。

「あの・・・チョットいいですか?」

男にな!!

この世界に来てモテモテだと思ったけど男にもか!?

アッー!!しちゃうのかい!?

昨日、ゲイヴンネタしたのがいけなかったのか!!?

って白銀訓練兵・・・じゃなかった少尉になったんだった。

兎も角、整備のオッちゃんがいうには、白銀は女にモテるらしいからそっちの気が無いと思う。

ん?手を出してないって話だから逆にそっちの道の人なのか?

「・・・なんの用だ?」

警戒しすぎかもしれんが後ろを獲られない様にしないとな・・・

「とりあえず、屋上行きませんか?」

・・・え?告白ですか?

ええい!儘よ!!

「わかった・・・じゃ行こうか。」

おそらく地獄に居るセレンへ貞操がピンチかも知れないです。

『お前の選択だ後悔するなよ。』

・・・幻聴だよな?










白銀


俺は怖かったんだ。

今、横で煙草を吸っている男が怖かった。

一番最初に会った時にその眼に恐怖を覚えた。

自分にも他人にも興味の無い眼が怖かったんだ。

元の平和な世界の誰かが言っていた。

『恐怖とは対象に興味が有るが、情報が少ないが為に不安感が生じるという現象だ。恐怖を取り除くには対象の情報を手に入れ不安感を解消すればいい。』

だから、自分に負けない為にも、自分から逃げない為にも・・・

この恐怖を乗り越えたい、いや乗り越えなくてはいけない。

「・・・烏丸大佐は何の為に戦うんですか?」

一番、聞きたい事。

自分の命、地位、名誉、国、愛するもの、信じるもの・・・

人は何かを守る為に戦う。

「あらためて問われると答え難いものだな、動機の言語化か・・・あまり好きじゃない。しかし案外・・・いややはりというべきか、自分を掴む鍵はソコにあるのか・・・?」

本当に何も無く戦っていたのか?

ゾクリと肌が粟立つ。

だが、この感覚は初めて眼を見た時とは違う。

・・・ああ、分かってしまった。

今のが誰かが言っていた恐怖だ。

恐怖が情報が少ないから?

確かに情報が少なくて恐怖を覚えるだろう。

人には、誰もがわかっている事、自分しかわからない事、他人しかわからない事・・・そして誰にもわからない事がある。

この人は一番最後の部分が多いのだろう。

でも、ソレは人間的な恐怖

違う、始めた会ったときの恐怖とは・・・

俺が今まで感じた恐怖とは違う。

もっと本質的で動物的で原始的な恐怖。



BETAの大群など比ではない圧倒的な死の気配。

圧倒的な強者の前に立った弱者。

蛇に睨まれた蛙。

本能の警告。

コイツを敵に回すな。コロサレルゾ。

ソレが初めて会った時に感じた恐怖。

成る程、前の世界の言葉は間違いじゃない。

前の世界では、少なくとも日本では分からない感覚。

もっと純粋な恐怖・・・

「お前はどうなんだ?」

「え?」

「俺には理由は無いのかもしれない。だから興味がある、お前にはどんな理由があるんだ?」

俺の理由・・・

「・・・人類を救う事」

「大層な理由だな。」

「人類を救う事だったんですけどね。」

前までは人類を救うつもりだった。

『死力を尽くせ、或いは届くかも知れん・・・』

自分だけの力で出来た事は何も無い。

『所詮この世は弱肉強食・・・』

皆の力でオリジナルを落とした。でも、皆は死んで逝った。

『覚悟が無い者に悪鬼羅刹は殺せまい、お前にはまだ覚悟が足りない。』

人類を救うつもりで、仲間を助けられなかった。

『だが、覚えておけ。貴様の惰弱な発想が人類を壊死させると言う事を・・・』

むしろ、仲間に助けてもらった・・・

「でも今は・・・チョット分かりません。」

「そうか、俺は結局戦う理由なんて無いだろう。だがお前には有ったんだろ?いつか見つかるさ。」

いつか見つかる?

確かに漠然としたモノはある。

でもソレが何かが解らない。

「俺はもう帰る、存分に悩め。じゃあな。」

俺は烏丸大佐が去った後、暫く動けなかった・・・




out








いやぁ~よかった。ゲイヴン側じゃなくて!

ただのお悩み相談で本当に良かったよ!!

安心して調子に乗って、ジャ〇プで休載中の狩人×2の旅団長のネタしちゃったけど・・・

まぁ大丈夫だろ。

自分の戦う理由か・・・金?










恐怖



[8615] 佐渡島ハイブ防衛戦
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/06/17 22:16
この街が終わりとはのぅ・・・わしらしいの、つくづく・・・






             『人類種の天敵が逝く』








「休暇はどうだった?」

「ん?ああ、良かったよ。温泉も気持ちよかったし、釣り道具を持って行けば良かったがな。」

「釣り好きなのか?」

「好きだな。」

「そうか・・・」

「今度一緒に行くか?真耶。」

「ふふ、そうだな。それにしても、BETAの大群を目の前にしてその余裕か?頼もしいな。」

『接敵まで後五分!各隊戦闘準備!!繰り返す、各隊戦闘準備!!』

皆さん、こんにちは。私達は今、佐渡島に来ています。

なんか、佐渡島ハイブは何回か襲撃されてるらしい。

夕呼が言ってたエネルギー補給の為だと思うけど、実際の所はよく解らん。

因みに今回は新兵器のテスト兼BETAとの戦闘をした事が無い奴等の経験を積む為に来ています。

「今回はお前が隊長だ。新兵共に声を掛けてやれ。」

「了解。だが指揮は頼むぞ、俺より上手いだろう。」

「全く、指揮をしない隊長か?」

「そういう戦い方は知らないからな。」

「まぁ、いいだろう。任せておけ」

「さてと・・・」

声を掛けるって言っても何を言えばいいやら・・・

照美ちゃんのキャラでいこう!!

「私は単独で動く、君達は月詠大尉の指揮下に入り暴れてくれ。」

『え!?か、烏丸大佐と一緒じゃないんですか!!?』

「なんだ?怖いのか?」

『・・・ははは、正直チビッちまいそうですよ。』

「他の諸君等もかな?」

『『『・・・』』』

「私が保証しよう君達は生き残れる。BETAは所詮、有象無象に過ぎん。」

『『『は、はい!』』』

・・・少しぐらいネタしてもいいよね?

「恐怖を捨てろ、前を見ろ、進め、決して立ち止まるな。」

『『『はい!!』』』

「臆せば死ぬぞ!引けば老いるぞ!!」

『『『はい!!!』』』

『BETA接近しています!旅団規模規模です!!各隊迎撃準備!!繰り返す各隊迎撃準備!!』

「いくぞ!!一匹残らず喰らい尽くせ!!!」

『『『了解!!!!』』』

さて、俺が先行しないとな。

くくく、まさかの武器だからな。

攻撃力は最強クラス。

扱いが難しすぎるけど。

烏丸葉兵!行きま~す!!




「・・・意外と隊長として才能があるんじゃないか?」

『月詠大尉!我々も行きましょう!!』

「なんだ?さっきとは違うじゃないか。」

『烏丸大佐のお墨付きですからね!頑張りますよ!!』

「ふ、頼もしい。では我々も行くとするか、情けない姿を烏丸大佐に見せるなよ!」

『『『了解!!!!』』』




来たのは良いんだけど・・・

『有澤重工、雷電だ。』

「なんで居るんですか?社長。」

この人苦手なんだよなぁ・・・

いい人なんだけど、何か敬語使わないといけない気がしてならない

『完成した新商品『老神』と雷電の性能テストだ。』

「・・・」

『正面から行かせて貰おう、それしか能がない』

「小型種の噛み付きはどうするつもりですか?」

『耐久力を従来の戦術機の4倍以上にし、タンクの周りをチェーンソーにして対策してある。』

「・・・老神の砲撃に巻き込まないでくださいよ。」

『・・・努力はしよう。』

努力だけですか・・・

まぁいい、どうせやるしかない。

「俺はレーザー属種をやります。出来れば新兵のフォローをお願いします。」

『出来る限り努力しよう。』

「じゃ俺は行きますね。」

『ああ、無いと思うが落とされるなよ。』

「心配してくれるんですか?」

『貴様が死ぬと売り上げが落ちる。』

ですよね~

さて、逝きますか。










オペレーター


今回、私は帝国軍の英雄のオペレーターになりました。

普通なら隊全体のオペレーターになる筈だったのに・・・

烏丸大佐は単独行動の方がやりやすいらしいです。

最初は、そんな馬鹿なって思いました。

うん、実際は凄いですね。

もう、スコアが140体以上です。

最初に跳躍し光線級のレーザーを避け、位置の特定。

重光線級を先に銃殺、残った光線級を斬殺しました。

大方、片付けたらそのまま長刀で近くのBETAを斬殺し続ける。

あ、200体目です。

『さて、そろそろ新兵器の性能テストに移る。』

「了解しました。新兵器の特徴は『説明はいい。』了解しました。」

最初の光線級のマーキング以外、特に仕事がありません。

それにしても暇です。






out









新兵器・・・まぁ、パイルバンカーつまり『とっつき』です。

とりあえず、要塞級にでもブッ放つか・・・

「迫撃のぉファーストブリットォォォ!!!!!!!」

ドガン


は?

なんか、要塞級が5メートルくらい吹っ飛んだ・・・

なんちゅう威力ですか!?

おもしれ~!!



その後、色々なBETAで試した所、かなり面白いぐらいにBETAが吹っ飛んでいった。

威力は申し分無いけど一匹ずつしか殺せないからなぁ・・・

予備としては申し分ないけど。


















その日、佐渡島ハイブ防衛線は死者2名、重傷者5名、負傷者12名

大破3機、中破13機、小破20機の被害を出しただけで全BETAの排除が終った。

この数字は過去3回のBETAによる襲撃の被害の1/10であった。

また、新兵器『パイルバンカー』は正式に予備兵装として採用が決まった。

有澤重工の新兵器『老神』は2000体以上のBETAを殲滅したが、運用の難しさから戦術機では雷電専用の兵器となった。











老いた神の力



[8615] 佐渡島ハイブ再突入
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/07/02 04:15
戦場だ、覚悟は出来ている・・・






          『人類種の天敵が逝く』




「悪いな、夕呼・・・」

『いいわよ、研究材料になるかもしれないしね。』

『博士、もうそろそろです。』

『そう、悪いわね、霞。』

『いえ・・・』

『でも、大丈夫なんですか?コジマ粒子でしたっけ?』

『安心しなさい、鑑。少しぐらい浴びても大丈夫らしいから。』

「・・・」

皆さんこんにちは、毎度お馴染みの烏丸葉兵です。

防衛戦から一日も経っていないんですが、佐渡島ハイブ跡地に潜ってます。

よくよく考えたら防衛戦するって事は、反応炉が機能しているって事。

少なくても、エネルギーの生産はしているって事なんだよね。

佐渡島ハイブ攻略戦でコジマ汚染を減らす為にAAを自重したせいですね?解ります。

え?AAしたじゃねぇかって?

本当なら3,4発する所を1発しかしてなかったんだぜ?これでも遠慮したんだぜ?

そのお陰でそこまでコジマ汚染は酷くないけど、人体に影響はすると思う。

寿命が1~2年減るぐらいかな?

夕呼に報告したらすっ飛んで来た・・・3時間ぐらいで。

2時間後、カブラカンも飛んできた・・・ヘリに吊るされて。

因みにパーティーは俺、夕呼、社、鑑、白銀、まりも、真耶、だけです。

カブラカンでハイブ突入してます。

夕呼、社、鑑、以外は戦術機でカブラカンに載ってます。

『それにしても、お前は来る必要ないんじゃないか?香月博士。』

『貴方こそ来る必要は無いわよ?月詠大尉。』

『『ふふふふふふふふ・・・』』

『二人とも落ち着いてください。』

『そんなんじゃ、葉兵盗られちゃうわよ。まりも』

『神宮寺大尉・・・貴様もか。』

『え?あの・・・その。』

『うぅ~夕呼先生が怖いよぉ、武ちゃん助けて。』

『・・・無理だ。』

『そんなぁ~。』

・・・なんてカオス。

BETAが全く出てないから大丈夫だけど緩みすぎじゃね?

それにしてもBETA出ねぇな。

コジマ汚染でBETAを作り出す機能が潰れたのか?

「夕呼、真耶そこまでだ、緩みすぎだぞ。」

『『・・・ごめんなさい。』』

「これで良かったかな?鑑」

『あ・・・はい、ありがとう・・・ございます。』

「別にいいさ。」

かがみんって俺の事、苦手っぽいなぁ。

なんか話してると申し訳無さそうにしてるし・・・

俺なんかされたっけ?

『鑑には随分優しいのね・・・』

「まぁ似たもの同士だしな。」

『・・・そう。』

ん?

そろそろか・・・

「夕呼そろそろ着くぞ。」

『解ったわ・・・』

ココに来るのもお久しぶりかな?

『え?あああああああああああ!!いやぁあああぁあぁぁあっぁ!!!』

何ぞ?

『霞!?くそ!!オリジナルじゃないのに、どういうことだ!!?』

『どうしたの!!?』

『恐らくBETAが交信を試みてるんです!!』

『何ですって!!??』

潰すか・・・

『存在の、証明、認識し、記録、持っている、正しい形式、照合、情報』

なんかブツブツ言ってるけど関係有りません。

丁度いいし、とっつきで殺れるか試してみるか。

『存在の、証明、認識し、記録、持っている、正しい形式、照合、情報』

ふたえのきわみあっー

『葉兵チョット待って!!』

「は?」

・・・ごめん、手遅れ。

『存在の、証明、認・・・』

まさか、一撃で沈むとは・・・

『『『『『・・・・・・・・・・・・』』』』』

俺ってKY?










暫定的上位存在退場



[8615] 戦闘準備
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/07/08 20:32
嘘よ・・・私のレッドラムが・・・










              『人類種の天敵が逝く』










佐渡島仮設基地



「結局、特に成果無しか・・・」

「・・・すまなかったな。」

夕呼にしたら無駄足だったからな。

あの後、社嬢は直に眼を覚まし、他は反応炉周辺を探索したけれど特に成果無し。

でも一応、意味はあった・・・のか?

「まぁいいわ、それで?帝国の方はどうなの?」

「ああ、大丈夫だ。ハイブ突入訓練も8割が反応炉まで潜れる。」

「間引きの方は?」

「軍団規模のBETAに挑んで3割消耗って所だな。」

「・・・ナニヨソレ?」

あの・・・夕呼さん?なんか怖いよ?

「ハイブの方は戦術だな。」

「間引きは!?」

「・・・支援砲撃専用機、霧積のお陰だな。」

「其れについては私から話そう。」

「誰よ!?」

「有澤重工、雷電だ。」

「雷電じゃないでしょうが、有澤社長。」

「其れではプレゼンを始める。」

「アレアレ?無視ですか?無視なんですか!?」

有澤重工、支援砲撃専用機、霧積は雷電を安価にしたモノ

老神は強力だが通常の戦術機に乗せるのは重過ぎるので雷電専用の兵器若しくは固定砲台にした

また、雷電自体も価格が高すぎるので霧積を開発、是により雷電は有澤隆文専用の戦術機になった

霧積も雷電と同じタンクタイプなので戦術機よりも戦車に近い為適正が少なくても乗れる

是により歩兵も霧積に搭乗可能、腕部は雷電とは違い通常の戦術機と同じで兵器を持てるようになっている

腕部の兵器に他の企業に開発してもらったのがガトリングガン、威力と速射に関しては問題ない

グレネードに関しても開発してある

通常の戦術機用のグレネードが雄琴、一挺であれば搭載可能なまでに軽量してあるが威力が低く、範囲も狭い、弾数は30発

霧積に搭載用に開発したのが山鹿、二挺まで搭載可能、威力、範囲共に雄琴よりも向上しているが、弾数が20発

老神の搭載用に開発されたのが雷電、一挺しか搭載できないが、威力、範囲共に今までの兵器とは比べ物にならない、弾数は10発

雷電の腕は武器一体腕部、雷電AW、威力、範囲共に他には敵わないが小型のBETAを爆殺する程度なら問題無し、弾数は両腕で50発

「こんな所だ。霧積、山鹿に関しては海外にも情報を発信した。既に依頼も来ている。」

「はぁ・・・」

夕呼が溜息を着きながら頭を抑えてる。

頭痛がしたんだろう。

それにしても社長テンションたけぇ。

「社長!ヤッコさんが話したいそうですよ!!」

「わかった、直に行こう。其れでは失礼する。是がカタログだ、宜しく頼む。」

社長は恐らく社員だろう男に着いて行った。

「何だったのよ・・・アレ。」

「まぁ有澤だしなぁ・・・いつの間にか世界の大企業になってたし。」

その内、ガトリンググレネード作るんじゃね?

「そういえば、夕呼。」

「何よ?」

「根回しの方はどうなった?」

「したわよ。鑑が読み取った各ハイブ内部の構造データは国連に提出したし、各国にクローズプランを納得させたし、帝国の方は?」

「ああ、帝国の訓練内容を纏めて結構前に各国に送り付けて置いた。」

「よく帝国が許したわね・・・」

「悠陽と紅蓮に許可を貰ったからな。」

「なるほど・・・戦術機関連も?」

「ソレは有澤が勝手にやってるだろ?他の企業も同じだ。」

「ハイブの事は?」

「ハイブの攻略法を纏めて送った。」

「後は甲19号作戦を成功させないとね。」

「成功させるさ。」

「統一中華も参加するそうよ?」

「面子の問題なんだろうさ。」

「後、一週間後ね・・・」

「そうだな。」

「貴方は・・・葉兵は最前線よね・・・」

「ああ。」

「死なないでね。」

「了解。」













カウントダウン



[8615] 誇り高き魂
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/09/14 22:13
これで全て終わり、世は全て事も無し・・・か。良かったんだな?ウィン・D









          『人類種の天敵が逝く』







帝国軍衛士


「烏丸葉兵だ」

それは夢。

「クローズプランを開始。ブラゴエスチェンスクハイブに対し、我々オルカ旅団による襲撃をかける」

それは誰もが見た夢。

「一個大隊の君達のターゲットはハイブ内部の反応炉だ。他の者はハイブ防衛の光線級を撃破してくれ。」

それは未来。

「ハイブ付近には多数のBETA群が展開している。」

それは誰もが描いた未来。

「我々が再突入殻による地球低軌道から軌道降下前にこれを叩く事が出来ればその後の戦闘が幾分か楽になるだろう。」

それは願い。

「BETAに対する最悪の反動勢力、ORCA旅団のお披露目だ。」

それは全人類の悲願。

「諸君、派手にいこう」

さあ、行こう。

夢を、未来を、願いを・・・

「「「「雄雄オオオォオ嗚緒ォオオオ御ォオオオォオオオ!!!!!!!!」」」」」

勝ち取る為に。










out






葉兵


緊張した~!

噛まなくてよかったよ!

うん!ついやっちゃったんだ☆

声明つったらこれぐらいしか思いつかなかったからさ・・・

ごめんよ、水没王子。

まぁ何か好評だったからいいか!

「ついに始まりましたね。」

「ん?悠陽か・・・どうした?」

「いえ、私から声をかけようかと思いまして。」

「成る程、まぁ頑張れ。」

「ふふ、わかりました。頑張ってきます。」

悠陽からの激励があればテンション上がるだろう。

しかし、悠陽が出た瞬間に雄叫びが止んだよ・・・

どんだけ人気あるんだよ・・・










帝国軍


「皆様。長きにわたり私達は戦ってきました。

先日、私の不甲斐無さにより何人もの衛士の方々がBETAではなく、同じ人の手により、その命を散らしました。」

そんな事はない。

ここにいる全ての者は悠陽殿下が不甲斐無いなど思っていない。

「悲しくないと言えば、嘘になります。同じ人でありながら殺し合った事を。

悔しくないと言えば、嘘になります。未然に防げなかった事を。

辛くないと言えば、嘘になります。彼らの命が散ってしまった事を。

しかし、彼らの誇り高い魂を汚す事は出来ません。私はもう立ち止まりません。」

私も悲しいし、悔しいし、辛い。

不謹慎だが、決起のお陰で日本は纏まった。

「その誇り高い魂を皆様が引継いでいるでしょう。皆様どうかその魂を持って日本の、いえ人類の為に力を貸して下さい。」

もとより、そのつもりだ。

この命、人類の未来の為の礎に捧げると決めて軍に入った。

「皆様にお願いがあります。

生き残る事を忘れないで下さい。理不尽な死に抗って下さい。

命を無駄にしないで下さい。

涅槃寂静しか可能性が無いとしても生きる事を諦めないで下さい。

死ぬ為ではなく生きる為に戦ってください。どうか・・・どうか!!」

死の覚悟でなく、ただ生きる意志を持って、ただ、前へ、前へ、

誇り高き魂・・・か。

「私は皆様のような英雄と同じ日本人であることを誇りに思います。

そしてわが心は、いかなる時も皆様と共に有ります。」


「「「「雄雄オオオォオ嗚緒ォオオオ御ォオオオォオオオおオオオォオオオォ大オオオォオオオォオオオォオオ御オオオォオオオォ雄オオオォオオオォォ!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」





out










帝国軍の方のテンションが異常です。


∩___∩三 ー_        ∩___∩
   |ノ      三-二     ー二三 ノ      ヽ
  /  (゚)   (゚)三二-  ̄   - 三   (゚)   (゚) |
  |    ( _●_)  ミ三二 - ー二三    ( _●_)  ミ  ウオーォオォーアッヒャアアアウオホーオオオオオ
 彡、   |∪|  、` ̄ ̄三- 三  彡、   |∪|  ミ    テンション上がってきた!!テンション上がってきた!!
/ __  ヽノ   Y ̄) 三 三   (/'    ヽノ_  |


って感じです。

俺の時よりもテンション高いし・・・

正直、着いて逝けん。

何か、疎外感を感じます(涙)










生きる覚悟



[8615] とある中佐のお茶会
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/10/06 22:10
貴様も『人類』の為には『人』の死を厭わないか、ならば、自分で死を実践してみせろ!







          【人類種の天敵が逝く】






・・・フィカーツィア・ラトロア中佐は語る。


この前の作戦で思い知ったよ。

伊邪那岐と言う戦術機は確かに有用だ。

汎用性、整備性、コスト、戦術的価値、どれをとっても素晴らしいだろう。

しかし、伊邪那岐と言う戦術機の最大の力を誰もが出し切っていない。

ただ一人を除いてな。

いや、少し語弊があるな。

伊邪那岐は奴一人の為に作られた戦術機だ。

伊邪那岐は奴が使う事に関して言えば戦術機ではない戦略兵器といっても過言ではあるまい。

ゾッとしたよ。確かに有用なのは認めるが同じ戦術機でそう差が出るものではあるまい。

それなのに奴が使う伊邪那岐はそれこそ人外の領域だったな。

圧倒的過ぎる。

他とは違う仕掛けがあったんだろうが、例え同じ仕掛けにして貰ったとしても私には無理だ。

恐らく体がついていかないだろう。

それなのに奴は作戦が終った時に大した疲れを見せなかったな。

私よりも多く動いたのにもかかわらず・・・な。

強がりややせ我慢ではない。

ああ、しかし嘯いていたな。

自分はやはり部隊の指揮には向かない、とな。

ん?仕掛けについてなぜ気付いたか?

ふふ、ああいや少し思い出してな。

作戦の後に少しシュミレーターに付き合ってもらったんだ。

奴は嫌がってたんだが、無理やり乗せた。

結果はどうなったと思う?

・・・だろうな、そう思うだろ?

私すら思ってたよ、自分が負けるって。

しかし、勝ったよ、私がな。

私は憤慨したよ、真面目にやれってな。

だが奴はなんていったと思う。

やっぱり、これの操縦は慣れない、よくあんなシステムでそこまで動かせるな。

そう言って、逆に私の事を褒めたよ。

馬鹿にされてるのかと思ったが、他意は無さそうだったよ。

そして、仕掛けがある事に気付いたんだ、何かあるんだなっとね。

あーなんで言ったかな、ああ、そうそうAMSだったかな?

詳しくは聞けなかったがね。

私が言えるのはこの位だな。

ん?・・・まさか。

もう奴とは会いたくないね。

アレは人間じゃないさ、バケモノだ。

技量の事じゃない、精神性の事さ。

奴は何の感慨も無く人間を殺せるだろうな。

殺す事に酔うのではなく、弱者をいたぶる事を楽しむでもなく。

なんの躊躇いも無く、無表情でもなく、ただ普通の顔で何の戸惑いも無く引き金を引くだろうな。

奴の副官はあのバケモノに惚れてるらしいが、狂ってると私は思うよ。

は?何故そんなに怯えるか?

・・・お前、気付かないのか?

ああ、お前あまり日本語に詳しくないんだったな。

気にするな、下手をすれば・・・お前が優秀なのは良くわかった。

私が言えた台詞ではないが、他言無用だ。

わかったな?

確かにアレは魅力的だ。

それでも、それ以上に私はあのバケモノの事が怖いんだよ。

出来れば我が祖国が奴と敵対しない事を、そして、奴が祖国に牙を向けない事を。

神にでも願う事にするよ。

さぁ訓練を再開しよう。ウィンD







錆びる事の無い乙女達



[8615] クローズプラン
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/11/30 15:20
悪いが譲れないな。だが、覚えておこう…お前の答えも








『人類種の天敵が逝く』










「オルカ旅団、旅団長マク…烏丸葉兵だ。宜しく頼む。」

クローズプランは始まりはしたが、自分はまだまだ待機中です。

なのでハイブ突入隊の人と挨拶をしてます。

まぁ、もうしばらくしたら再突入殻でハイブ突入ですけどねぇ。

「統一中華軍、暴風大隊隊長、那・小狼(ナ・シャオラン)中佐だ!宜しく頼むぜ!!」

那中佐はスキンヘッドの190cmオーバーの大男だ。

顔は切れ長な眼で眉がない…ぶっちゃけ子供が泣くレベル。

いい人なんだろうけど、顔と体格で損してそう。

「ソビエト陸軍、ジャール大隊隊長、フィカーツィア・ラトロア中佐。宜しくお願いする。」

ラトロア中佐は色素の薄い髪をポニテで縛ってる女性

かなりの美人さん、歳はセレンと同じくらいかな?

…セレンの年齢なんて知らんけどね。

その事聞くとスゲー綺麗な笑顔で『死にたいのか?』って言って来るし(涙)

マジ何歳だったんだ?見た目は20代後半強って所だけど…

「今回の作戦参加感謝する。」

「気にすんなって!一緒に頑張ろうぜ!!」

「私も同感だ。上からの命令でもある。」

ちゃんとコミニケーションしなきゃね!人間関係の基本だぜ!!

…あれ?俺って口下手じゃなかったっけ?

口下手直ってね?気のせい?

まぁいいか!

「今回の作戦成功条件はハイブ内の反応炉破壊だ。見誤るなよ?」

「あぁ言い聞かせてあるぜ!血の気の多い連中だが、腐っても軍人だしな!」

「こちらも、問題ない。シュミレーターでも作戦目標はクリアしている。」

おお!頼もしいですな!!

「ようへ…烏丸大佐、お時間です。」

「ん?わかった。ありがとう真耶。」

いよいよクローズプランの始まりだ。

「諸君、これから我々は再突入殻でハイブを制圧、また反応路の破壊する。努々油断するなよ。」

おぉ~皆、気合は言ってるなぁ

俺も久々に真面目に行こうか。

「真耶、俺は先に伊邪那岐で再突入殻に入ってる。」

「ん?ああ、分かった。…死ぬなよ、葉兵。」

「お前もな、真耶。」

伊邪那岐に乗り込みAMSを接続する。

「…っぐ!」

何時もの異物感、吐き気、頭痛。

何時もの事だ気にするな。

脳から脳髄へ、脳髄から血管を這いずり回り神経が組み変わる。

俺の頭が胴体が腕が足が伊邪那岐のモノに組み変わる。

俺は機械、俺は武器、俺は兵器。

「烏丸大佐、作戦開始時間です。」

「………………」

「?…烏丸大佐?」

「思考パターン通常モードから兵器モードへ」

「ヒィ!!?」

「作戦内容確認、敵性生命体拠点制圧。」

「作戦指揮系統最上位、譲渡不可、指揮の優先順位確認………確認完了。」

「作戦指揮の為、兵器モード移行不可。」

「了解。兵器モード移行中止」

「作戦領域に入り次第、戦闘モードに移行します。」

「自己暗示完了、意識覚醒まで5秒,4,3,2,1,0。」

「…ふぅ、ん?どうしたオペレーター。」

「い、いえ、あの作戦開始時間です。さ、再突入殻発進します。準備してください。」

「了解、ありがとう。」

「い、いえ。」

挙動不審だけど大丈夫か?

まぁいいか

さて狩りの時間だ。










オペレーターside


私は烏丸大佐に通信できる事になった。

他のオペレーターとの熾烈な戦い(ジャンケン)を勝ち抜いてやっと手に入れた。

憧れの人に通信越しとはいえ会えるのだ緊張していた。

私は願いが叶った瞬間に恐怖した。

烏丸大佐が何かを呟いていて。

それがまるで精巧に作られた人形のようで

まるで死体のようで

まるで機械のようで

暗く濁った瞳が

能面よりも無表情が

機械のように冷たい声色が

怖かった。

暫くしたら、人間の表情に戻っていた。

自己暗示だったらしいけど…

私にはあの人形の様な表情が本質のような気がした。







動き出す天敵



[8615] クローズプラン(裏)
Name: ボブ◆a64cef26 ID:7c90a482
Date: 2009/12/31 01:58
何これ?ふざけてるの?








           『人類種の天敵が逝く』








「思考パターン通常モードから兵器モードへ」
(秘儀!レイヴン脳内会議!!)

「作戦内容確認、敵性生命体拠点制圧。」
レ1(今回の議題何だったっけ?)
レ2(え~と、ああ、ナマモノの巣の駆除だね。)
レ3(オー、久しぶりだね。)
レ4(こんな大勢で行くのは初めてだけどね。)
レ5(ピクニック的な感じか?)
レ6(せんせ~バナナはオヤツに入りますかぁ~。)
レ7(先生はバナナは嫌いなので持って来た人には罪と罰を与えます!)
レ8(ちょwっまwwひどくて~www)
レ9(テンプレ乙www)
レ10(はいはい、話戻すよ~。)
レ全((((は~い!))))

「作戦指揮系統最上位、譲渡不可、指揮の優先順位確認………確認完了。」
レ1(今回ってさ、前回みたいにマヤタソ任せらんねーの?)
レ2(ん~無理っぽいよ?今回は中国とかソ連とか来ちゃってるし。)
レ3(マジかよ。だりぃ~。)
レ4(具体的には、どんな事すりゃ良いのよ。)
レ5(ほとんどの奴がユイタソの隊で教えた事、やって来たらしいよ?)
レ6(…なぁ、ぶっちゃけ、俺らの指揮って必要か?)
レ7(必要ないんじゃない?)
レ8(なにソレ~、マジ!ダリーんスけど~。)
レ9(ギャル男乙www)
レ10(じゃ、アドバイス的なモノでいいんじゃね?)
レ全((((それだ!!))))

「作戦指揮の為、兵器モード移行不可。」
レ1(にしても、今回はあんまネタに走れないね~。)
レ2(アレじゃね?ネタに走ったら、勘違い系ssみたいになるんじゃね?)
レ3(wワwロwスw)
レ4(「この人は悲しいことや辛い事が一杯有ったのね…」的な?www)
レ5(冷静になれ、お前ら俺らは客観的に見るとそこそこ不幸だぞ?)
レ6(あーオリ主の条件満たしてるしね~www)
レ7(実はオリジナルは悪魔の血とか引いて足るするんですね?解ります。)
レ8(っく!静まれ俺の右腕!!)
レ9(邪気眼乙www)
レ10(まぁ実際にssにしたら最強系オリ主だよな、俺ら。)
レ全((((確かに!!))))

「了解。兵器モード移行中止」
レ1(とりあえず、今回はネタは禁止の方向で行きましょうか。)
レ2(まぁ、妥当でしょう。)
レ3(耐えられるかどうかが心配です。)
レ4(確かにwww)
レ5(それは勘違いに期待ってことでw)
レ6(下手すると、もう既に勘違いされてる件。)
レ7(有り得るから、困るwww)
レ8(ネタに走るなよ!絶対ネタに走るなよ!!)
レ9(前フリ乙www)
レ10(まぁネタを口に出さなければ良いんだけどね)
レ全((((その発想は無かった。))))

「作戦領域に入り次第、戦闘モードに移行します。」
レ1(じゃナマモノの巣に入ったら、頑張ろうか。)
レ2(入るときまでの時間が結構ある件)
レ3(マナタソとかユイタソとトークでもする?)
レ4(イヤ、無理じゃね?作戦前だし。)
レ5(それなら乙樽ごっこしようぜ!)
レ6(水没王子ww)
レ7(どう考えても水没フラグです。本当に有難う御座いました。)
レ8(沈下の現実を教えてやる。)
レ9(ランク1、オッツダルヴァ乙www)
レ10(さて、そろそろ恒例のキャンディー投げ遣りますか!)
レ全((((うほほ~い!!))))


「自己暗示完了、意識覚醒まで5秒,4,3,2,1,0。」
レ10(行くぜ!オラオラオラオラオラオラオラオラ!!オゥラァ!!!)
レ1(ひゃっほ~!)
レ2(アベシ!)
レ3(ソコだ!)
レ4(見切った!)
レ5(そぉい!)
レ6(エクセレント!)
レ7(グレイトォ!)
レ8(ファンタスティック!)
レ9(馬鹿ばっか。)




この口調の変換は

「貴方の夢を叶えます(違法で)」アスピナ製薬
「紳士?違うね紳士という名の変態さ」トーラス自動車
「スタビを付けるとシェルエットが色々アウト」アクアビット株式会社
「私たち、結構平然と裏切りますよ?」インテリオル電気

御覧のスポンサーによって設定されてます。



あとがき

姉貴に厨二病の文章を抑えられてた。
姉貴に逆らえなくなった。
最悪、パソコンが物理的破損することになる。



[8615] Destination Unknown -死への旅-
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2010/02/18 18:57
これがレイヴン…美しい…




『人類種の天敵が逝く』







side白銀


『白銀!前に出すぎだ!後退しろ!!』

「っ!了解!!」

焦るな!落ち着け!抑えろ!律しろ!

冷静ならなければ死ぬぞ!自分だけじゃない仲間が死ぬ!

…よし、俺は大丈夫だ。まだやれる。

『こちらソビエト陸軍ブラスメイデン隊だ。そこの部隊聞こえるか?』

『ああ、こちら国連軍横浜基地所属の部隊だ。』

『補給に戻れ。暫く私達がここを受け持とう。』

『すまない、助かる。』

弾薬の残りが約2割、推進剤の残りが約1割か…

こんな事に気づかなかったなんて…危なかった。

『お客さんだぜ、ウィンD。』

『…はしゃぎ過ぎだ、BETAが!!』

『やれやれ、熱くなりすぎだ。悪いなBETA、美人の涙が最優先だ。』

補給中に立て直そう…

俺もまだ少し興奮してるな。

『な!?その事は言うんじゃない!!』

『ハハハ、いいじゃねぇか。』

女の人は素なのかもしれないけど、男の人の方は態度はわざとだな。

いくら仲が良くても、仮にも上官、他国の軍の前での態度では無い。

『ロイ!お前は何時も事ある毎に私をからかって!』

『あんた達は早く行きな、こっちはこっちでやるからよ。』

この人たちのお蔭で少し余裕が出たな。

『気遣い感謝する。武運を。A-01より各機へ!補給に戻るぞ!!』

『『『了解!!』』』

この人たちの為にも今は退こう…

そして………



out








side有澤戦術機部隊



そこには50体程の戦術機と補給部隊が集っていた。

『社長、光線級のレーザーで砲撃が届きませんね。』

「そうだな。」

有澤重工が抱える、雷電率いるタンク型戦術機部隊である。

『どうするんです?』

「何も直撃が砲撃ではない。」

部下の問いに有澤隆文の顔に迷いは無い。

『どうするんで?』

「地面には石などがあるな?」

確認するまでも無い質問

『まぁ、そりゃ有りますけど…』

「ならば道は一つ。」

直後に爆音が轟き、大地が抉れる。

『おぉ、爆発が石を巻き込んでBETAに当たってますね。』

「ふん、その程度で有澤に挑むか、小兵共が笑わせるな…」

そこに有るのは自社の製品に対する絶対の自信

『少ない所から回り込んで光線級を始末しに行きますか?』

「正面から行かせてもらおう。それしか能が無い。」

それは彼の性格であり、信念であり、生き様である。

『え?ちょと社長!?あーもう!行くぞ野郎共!!社長に続けぇぇ!!』

「全てを焼き尽くすだけだ…」

それは小さく、しかし確かな重みのある呟きだった。

『補給部隊!お前らもだ!新製品のガトリング砲も持って来い!!社長をバックアップしろ!!!』

「燃え尽きるがいい…」

この時、有澤隆文の表情は壮絶な、そして凶悪な笑みであった。


out








side伊隅ヴァルキリーズ


『流石にキツイわね。』

速瀬水月は嘯く。

相手は物量に物を言わせた数の暴力。

それに対し、人類は質や戦術を重視した戦い方。

是非も無い、それしか方法が無いのだから。

『まあ有澤の部隊のグレネードは重光線級まで届きませんからね。』

この戦争で最も厄介な個体はレーザー属種だろう。

戦術で攻めるしかない人類にとって制空権を取れないのは致命傷だ。

『レーザー属種に打ち落とされますからね~』

重光線級に直接攻撃しようにも、レーザーにより迎撃されてしまう。

それ故に、有澤は戦術を変えざるをえなかった。

重光線級への直撃ではなく、周辺のBETAを撃破しながら接敵する戦術へと

『この物量では、重光線級に接敵できるのは何時になるやら…』

重光線級に接敵しようにもそれを阻むBETAの軍勢

そう簡単には排除できない。

『でも、確実に削ってますよ。』

確かに削ってはいる。

帝国軍の士気の高さも要因の一つだろう。

有澤の部隊に限らず、どのポイントでもじわりじわりと戦線を押し上げていた。

『再突入殻が来るのは?』

しかし、楽観視は出来ない。

時間が差し迫っているのだ。

『2時間後になりますね。』

それは、絶望的に少ない時間という訳ではない。

だが、必ずしも間に合うと断言できない、そんなタイムリミット

『…間に合うかしら?』

作戦がプラン通りに進む事はそう無い。

戦場には想定外の事など良く起きる事だ。

しかし…

『間に合わせるしかない。』

しかし、それは何も人類に限った事ではない。

戦場では等しくは起こる現象。

今回はBETA側に起きただけの話だった。

そして、今回の想定外(イレギュラー)は、まだ青臭く若すぎる英雄だった。

ただ、それだけの話だ。




out





純夏…今度は必ず守るから…





英雄の産声






あとがき

卒論が終わりました!

合格できて一安心です。

後は卒業できるかどうかが気がかり…



[8615] 第零部 ~エピローグ~
Name: ボブ◆a64cef26 ID:7c90a482
Date: 2009/12/31 01:57
バカ野郎が・・・








           【人類種の天敵が逝く】
             ~エピローグ~






きっと、お前はいつも通りだったんだろうな。

よりにもよって、お前の何でも依頼を請け負う事がこんな事態を招くとはな・・・

いや、私の罪・・・か。

そういう風に私が教えたのだから。

何時からだろうな、お前が依頼を自分で選ぶようになったのは。

漸く、一人前になったと思ったんだがな。

ふふ、まさかコイントスで決めてるとは思ってなかったぞ。

【pipipi!】

漸く来たか・・・




『ウィン・D・ファンションだ。

 ミッションを依頼したい。

 知っているとは思うが、クレイドルが襲撃された。

 下手人はオールドキングと貴方の所の首輪付きだ。

 いや、もう既に首輪付きでは無かったな。

 企業連は奴等をアルテリア・カーパルスに誘き寄せるつもりだ。

 ソコで決着をつけようと思っているらしい。

 恐らく、奴等は解っていながら来るだろう。

 セレン・ヘイズ、すまないが貴方も作戦に参加してもらいたい。

 本当に・・・すまない、先輩・・・

 上層部は貴方まで利用する心算だ・・・

 嫌なら言ってくれ、私が何とかする。

 連絡を待っている。 』


相変わらずだな、あの小娘は。

全く甘い奴だよ。ウィンD

現実主義のロマンティストが。

この私が・・・

アイツを育てて、鍛えて、愛した男を

他の奴に渡すわけ無いだろうが!

オールドキングにも他の参加者にも、アイツは

渡すものか!!



私がお前を殺すにしろ。

お前が私を殺すにしろ。

最後まで、付き合って貰うぞ・・・

私の《レイヴン/愛しい人》。





その依頼

『参加する』

確かに受託した。






思いと願い






[8615] 【番外】外伝シニカルレイヴン【第一弾】
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/09/19 21:05
母さん・・・





       『人類種の天敵が逝く、外伝シニカルレイヴン』










本来ならば交わる事の無い世界



「ん?うわぁ!人が死んでる!?」

「落ち着いて、スバル。・・・まだ死んでない。運びましょう!」

「はい!なのはさん!!」



狂喜する狂人


「どうなんや?スカリエッティ。」

『ふふ、ふはははははは!何だこの機人は!面白いぞ!!』

「どういうことや!?」

『皮膚、筋肉、骨、神経、内臓、脳、弄ってない所など無い!!これの作者は私よりも狂人だ!!!』

「なん・・・やと!?」

『くくくく、面白い!!面白すぎる!!!』

「アンタの仕業じゃないんやね?」

『あんな戦闘機人、私は知らないし、作ってないな。くくく、面白いぞ!!』

「じゃあ、管理外世界からの事故による転移か・・・?」

『解剖したいのだが?いいかね?』

「アカンわ!ド阿呆!!」



目覚める天敵


「・・・ここは何所だ?」

「おはようさん、ココは機動六課の医務室や。」



「助けてやったんだから協力しろ、と言う事か。」

「まぁ簡単に言えばそうやな。アンタの名前は?」

「レイヴン、傭兵レイヴンだ。」

「ヨウヘイさんかぁ~、よろしゅうな。」

「・・・」



事実


「それで、その・・・アンタの体の事何やけど・・・」

「AMS手術の事か?それがどうした?」

「アンタは・・・悲しくないの?」

「特に気にしたことは無いが?」



相棒


「これがアンタの近くに落ちていたデバイスや。」

「AMSプラグか・・・」



白い悪魔VS人類種の天敵


「模擬戦を始めるの。Set up!!」

【Ok.Master】

「行き成りだな。まぁいい、いくぞ、タナトス。Set up。」

【システム起動、戦闘モードに移行します。】

「・・・ロボット?」



戦慄


【プライマルアーマー展開】

「バリアタイプ!?堅い!!」

「ふむ、射撃はほぼ完璧に減衰できるな。」

「それなら、スターライトブレイカー!!!!」

『ちょ!?なのはちゃん!?』

「・・・やったの?」

「砲撃もある程度、減衰するのか。しかし、流石にキツイな。まぁ有澤のOIGAMIよりましか。」

「嘘でしょ・・・」

『嘘やろ・・』

「それならスフィアで連続射撃で減衰させれば!」

【クイックブースト】

【クイックブースト】

【クイックブースト】

「いちいち、する度に言わんでいい。」

「そんな!?それなら弾幕を張れば、避けれないの!」

「ふん、成る程。しかし、遅い。」

【オーバードブースト】

「え?何所に?」

【Perhaps he move at speed of sound.】

「音速!?」

『め、滅茶苦茶や・・・』

「大体わかった。」

【非殺傷設定】

「便利なものだな、デバイスとは。そろそろ行くぞ。」

「く、キツイけど大丈夫なの!!」

「攻め切れんな。防御が堅すぎる。アサルトアーマーの準備をしろ。」

【了解、AA準備。発動まで5,4,3】

「っ!!プロテクション!!」

「反応するか。しかし、防げるかな?」

【1,0。AA発動。】

「ぐっ!!負けない!!!」


「まさか、AAを防ぐとはな。」

「ハァハァ・・・」

「まだ続けるか?」

「負けないの・・・」

『そこまでや!シャマル!なのはちゃんを医務室へ!!』



驚愕


「なのはちゃんが・・・負けた・・・」

「嘘だろ・・・高町なのはが一方的に負けただと!!?」

「バケモノが・・・!!」

「エース・オブ・エースが落ちた!?」



未知のデバイス


「何だ、このデバイス・・・」

「ヨウヘイさんのデバイスがどうかしたんか?」

「普段はストレージだが、AIが着いてる。でも、単独での魔法発動しない。」

「・・・」

「しかも、あの甲冑はバリアジャケットじゃない。着てるんではなく、アレ自身に彼がなってるんだ!」

「!!」

「ユニゾンデバイス?アームドデバイスの特性も・・・」

「・・・」

「殆どのデバイスの特性持ってるぞ・・・コレ。」

「ロストロギアなん?」

「このデバイス自体には危険性は無いが・・・」

「どのみち、ヨウヘイさんしか使えないんやね?」

「はい。」

「・・・」

「・・・考えがあります。」

「なのはチャン、嘱託魔導師・・・か?」

「うん。リベンジするの。」

「な、なのはちゃん?」

「うふふ、次は勝つの、負けないの。うふふふふふ。」

「なのはちゃーん!帰ってきてぇー!!」



診察


「リンカーコアがない?」

「いや、有ることには有るんですけど・・・」

「どういう事なん?シャマル。」

「・・・。」

「詳しく聞かせて。」

「はい、実は模擬戦で使った魔力とリンカーコアで取り込める魔力素が釣り合わないの。」

「どうゆう事やの?」

「つまり、1しか取り込めないのに10使ってるって事なのよ。」

「・・・」

「恐らく・・・」

「あのデバイスか。」

「多分だけど。彼自身のランクとしたら、せいぜいC~D程度なのよ。」



依頼


「テロリストの拠点制圧?」

「うん、行ってくれへんか?」

「了解した。」

「それで、一緒に「一人でいい。」いや、でも「邪魔になる一人でいい。」・・・。」

「しゃあないな。んじゃ頼むで。」

「了解。作戦領域上空までヘリで送ってくれ。」

「・・・ヨウヘイさんって、わがままやね。」

「?」



作戦開始


「作戦領域上空に到着、これより作戦を開始する。」

『了解、きぃつけてな。』

「了解。タナトスSet Up。」

【システム起動、戦闘モードに移行します。】

「投下開始。」



殲滅


「お前、管理局じゃないのかよ!何で殺傷設定に!!」

「く、来るなぁー!!」

「畜生!やってやる!!」

「ダニー!なにをするだー!!」

「俺の傍に近寄るなぁぁぁぁ!!!!!!!」


「成功条件達成。これより帰還する。」

【オーバードブースト】



亀裂


「なんで・・・なんで殺したん!!!」

「任務だ。」

「非殺傷設定だって有ったやろ!!」

「それがどうした?」

「なんやって?」

「所詮、敵だ。殺して何が悪いんだ?」

「もう、ええ・・・」

「甘いな、八神はやて。」

「もう、ええ。」

「何時か仲間が死ぬぞ?」

「もう、ええ!!出てけ!!!」

「了解。」



離反


「・・・ヨウヘイさんに謝らんと。」

「はやて!!」

「どうしたん?ヴィータ。」

「レイヴンの奴が離反した!」

「なんやって!?」



襲撃


「一ヶ月ぶりか・・・」

「頼むぜ、傭兵さん。」

「了解。」




「襲撃!?」

「モニターに出します!!」

「な!?ヨウヘイさん!!?」

『久しいな、八神。』

「なんで・・・?何でそこにおるん?」

『依頼だ。』

「私のせいなん?」

『何がだ?』

「私が出てけって言ったからないん?謝るから!謝るからヤメテ!!」

『関係ない。契約を既に結んだ。襲撃させてもらう。』

「やめてぇー!!!!」







その戦いの向こうに答えはあるのか?

魔法青年シニカルレイヴン

近日公開





「っていう夢を見た。セレン」

「・・・馬鹿かお前は。」




後書き?

むしゃくしゃしてやった

反省しているが、後悔もしている。

許して欲しい。

ごめんなさい。

ネタなんで怒らないで

すみません



[8615] 【番外】外伝シニカルレイヴン(笑)
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/11/30 15:03
やっぱり俺が最強か~⑨




『人類種の天敵が逝く、外伝シニカルレイヴン(笑)』







「・・・ここは何所だ?」

ん?これは!?

『知らない天井だ・・・』フラグ!!

緊張するなぁ~、せーの

「おはようさん、ココは機動六課の医務室や。」

・・・邪魔されました。



身体を要求されました(笑)

「助けてやったんだから協力しろ、と言う事か。」

「まぁ簡単に言えばそうやな。」

解ってましたけどね。

少しぐらい期待したいよね。

美人さんに身体を要求・・・スゴク・・・好物です・・・アッ―――――――――!!

「アンタの名前は?」

おっと、イカンイカン、妄想が逆流してた。

「レイヴン、傭兵レイヴンだ。」

「ヨウヘイさんかぁ~、よろしゅうな。」

・・・あれ?天然さん?

てか、八神はやてのコスプレですか?


事実(笑)


「それで、その・・・アンタの体の事何やけど・・・」

「AMS手術の事か?それがどうした?」

「アンタは・・・悲しくないの?」

「特に気にしたことは無いが?」

最強オリ主フラグだし、悲しい過去(笑)が有った方がそれっぽいし。

事実オリ主だし。



相棒(?)


「これがアンタの近くに落ちていたデバイスや。」

「AMSプラグか・・・」

ん?デバイス?

何所のリリ狩るマジ狩るだよ(笑)

いや待て、逆に考えるんだ、本当に『魔法少女(19)リリカルなのは』だと!

・・・流石に無いか。


白い悪魔VS人類種の天敵(お話的な意味で)


「模擬戦を始めるの。Set up!!」

【Ok.Master】

はい、どう見ても魔王様です。本当にありがとうございました。

やっぱり、来訪系かぁ~

てか、おかしいよね?一応、最近まで病人(?)だったのに、なんで模擬戦なんだよ!!

「行き成りだな。まぁいい、いくぞ、タナトス。Set up。」

【システム起動、戦闘モードに移行します。】

「・・・ロボット?」

あれ?ネクスト?バリジャケじゃないの?タナトスさーん?



戦慄(レイヴンが)


【プライマルアーマー展開】

「バリアタイプ!?堅い!!」

ちょ!っま!!イキナリ魔法撃ってくんな!!!

掛け声とか了承を待てよ!

PA間に合ってよかった!

キャータナトスサーン!

「ふむ、射撃はほぼ完璧に減衰できるな。」

「それなら、スターライトブレイカー!!!!」

『ちょ!?なのはちゃん!?』

(^O^)/




「・・・やったの?」

所がドッコイ、それは生存フラグです!

「砲撃もある程度、減衰するのか。しかし、流石にキツイな。まぁ有澤のOIGAMIよりましか。」

「嘘でしょ・・・」

『嘘やろ・・』

本当に生きてるのが嘘みたいです(涙)

「それならスフィアで連続射撃で減衰させれば!」

【クイックブースト】

【クイックブースト】

【クイックブースト】

「いちいち、する度に言わんでいい。」

何?デバイスって一々魔法の名前言わないと気がすまないの?

「そんな!?それなら弾幕を張れば、避けれないの!」

弾幕・・・だと?

よろしい!ならばグレイズだ!今なら俺は、楽園の素敵な巫女にすら勝る存在だ!!

乙女座じゃないけど、センチ(ry

え?あれ?スキマが無いよ?

・・・ムリポ

「ふん、成る程。しかし、遅い。」

【オーバードブースト】

グレイズ?アブネーじゃん。

する筈無いじゃん。

なにあのカラミティウォール

「え?何所に?」

【Perhaps he move at speed of sound.】

「音速!?」

『め、滅茶苦茶や・・・』

「大体わかった。」

なのは様の怖さがな!!

【非殺傷設定】

へー、そんなん有るんだ。

ニコニ〇動画のMADしか知らんから初めて知った。

「便利なものだな、デバイスとは。そろそろ行くぞ。」

「く、キツイけど大丈夫なの!!」

なん…だと!?

大丈夫なの!?鬼!悪魔!!魔王!!!

…間違ってないかぁ

「攻め切れんな。防御が堅すぎる。アサルトアーマーの準備をしろ。」

【了解、AA準備。発動まで5,4,3】

「っ!!プロテクション!!」

「反応するか。しかし、防げるかな?」

お願いだから防がないで(涙)

【1,0。AA発動。】

「ぐっ!!負けない!!!」


「まさか、AAを防ぐとはな。」

本当に人間ですか?

マジで魔族の血でも入ってんじゃね?

「ハァハァ・・・」

「まだ続けるか?」

お願いだからギブして!

ほら、健康に悪いから!!

「負けないの・・・」

・・・うそーん。

神は死んだ。

『そこまでや!シャマル!なのはちゃんを医務室へ!!』

神キタッ―――――――――!!!

ああ、八神がマジで女神に見えてきた!!



驚愕(自分が生きてる事に)


「なのはちゃんが・・・負けた・・・」

「嘘だろ・・・高町なのはが一方的に負けただと!!?」

「バケモノが・・・!!」

「エース・オブ・エースが落ちた!?」

・・・生きてるって素晴らしい!!!


未知のデバイス(ぶっちゃけAMS)


「何だ、このデバイス・・・」

「ヨウヘイさんのデバイスがどうかしたんか?」

「普段はストレージだが、AIが着いてる。でも、単独での魔法発動しない。」

「・・・」

「しかも、あの甲冑はバリアジャケットじゃない。着てるんではなく、アレ自身に彼がなってるんだ!」

「!!」

「ユニゾンデバイス?アームドデバイスの特性も・・・」

「・・・」

「殆どのデバイスの特性持ってるぞ・・・コレ。」

「ロストロギアなん?」

「このデバイス自体には危険性は無いが・・・」

「どのみち、ヨウヘイさんしか使えないんやね?」

「はい。」

「・・・」

「・・・考えがあります。」

「なのはチャン、嘱託魔導師・・・か?」

「うん。リベンジするの。」

「な、なのはちゃん?」

「うふふ、次は勝つの、負けないの。うふふふふふ。」

「なのはちゃーん!帰ってきてぇー!!」

今、ゾクって来た!!

具体的に言えば生命の危機を感じた!!!



診察


「リンカーコアがない?」

「いや、有ることには有るんですけど・・・」

「どういう事なん?シャマル。」

「・・・。」

「詳しく聞かせて。」

「はい、実は模擬戦で使った魔力とリンカーコアで取り込める魔力素が釣り合わないの。」

「どうゆう事やの?」

「つまり、1しか取り込めないのに10使ってるって事なのよ。」

「・・・」

「恐らく・・・」

「あのデバイスか。」

「多分だけど。彼自身のランクとしたら、せいぜいC~D程度なのよ。」

あの・・・そう言うのって普通患者の前で言わなくね?

依頼


「テロリストの拠点制圧?」

まぁ、よくある依頼の一つです。

「うん、行ってくれへんか?」

「了解した。」

「それで、一緒に「一人でいい。」いや、でも「邪魔になる一人でいい。」・・・。」

なるべく、一人で行動した方がいいと思うんだ。

なのは様とかと一緒になるかもしれないし・・・

あの魔王、教え子に『少し、頭冷やそうか・・・』ってレイプ眼で言って、撃ち落としたし・・・

「しゃあないな。んじゃ頼むで。」

「了解。作戦領域上空までヘリで送ってくれ。」

「・・・ヨウヘイさんって、わがままやね。」

「?」

え?普通じゃね?徒歩で行けと?


作戦開始


「作戦領域上空に到着、これより作戦を開始する。」

『了解、きぃつけてな。』

「了解。タナトスSet Up。」

【システム起動、戦闘モードに移行します。】

「投下開始。」

さてさて、やりますか。


殲滅


「お前、管理局じゃないのかよ!何で殺傷設定に!!」

「く、来るなぁー!!」

「畜生!やってやる!!」

「ダニー!なにをするだー!!」

「俺の傍に近寄るなぁぁぁぁ!!!!!!!」

初代ジョジョとボスが居たよね!?

あれ?空耳?


「成功条件達成。これより帰還する。」

【オーバードブースト】



亀裂


「なんで・・・なんで殺したん!!!」

「任務だ。」

え?駄目なの?

「非殺傷設定だって有ったやろ!!」

「それがどうした?」

だって訓練用でしょ?非殺傷設定って。

「なんやって?」

「所詮、敵だ。殺して何が悪いんだ?」

「もう、ええ・・・」

「甘いな、八神はやて。」

「もう、ええ。」

「何時か仲間が死ぬぞ?」

主に前線の俺がな!!

「もう、ええ!!出てけ!!!」

「了解。」

・・・あれ?クビですか?


離反


「・・・ヨウヘイさんに謝らんと。」

「はやて!!」

「どうしたん?ヴィータ。」

「レイヴンの奴が離反した!」

「なんやって!?」

ちくしょー!良いじゃんミスぐらい!初めてだよ?ミスぐらいするさ!!

はやてのケチ―――――――!!!



襲撃


「一ヶ月ぶりか・・・」

「頼むぜ、傭兵さん。」

「了解。」

仕事だし、しょうがないでしょ。



「襲撃!?」

「モニターに出します!!」

「な!?ヨウヘイさん!!?」

『久しいな、八神。』

「なんで・・・?何でそこにおるん?」

『依頼だ。』

「私のせいなん?」

『何がだ?』

「私が出てけって言ったからないん?謝るから!謝るからヤメテ!!」

『関係ない。契約を既に結んだ。襲撃させてもらう。』

「やめてぇー!!!!」







その戦いの向こうに答えはあるのか?

魔法青年シニカルレイヴン

近日公開



「・・・ここは何所だ?」

「あんた誰よ?」

・・・ピンクの髪?



[8615] 【番外】天敵な使い魔 第一章【第二弾】
Name: ボブ◆a64cef26 ID:0decf2d5
Date: 2009/12/17 01:45
それは遠き日の再来にして悪魔、記すことさえはばかれる四番目




              ~人類種の天敵が逝く外伝~
                 【天敵な使い魔】





召還



「・・・ここは何所だ?」

「あんた誰よ?」

「・・・」

「ちょっと!平民が貴族の事を無視するつもり!?」

「リンクス。」

「大体なんでアンタみたいな・・・え?」

「リンクス(首輪つき)のレイヴンだ。」

「リンクス(山猫)~?どうみてもアンタ平民じゃない!!」

「・・・傭兵と言う意味だ。」

「はん!だったら最初からそう言いなさい!!」



契約



「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんな事されるなんて、普通一生無いんだから。」

「?」

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え我の使い魔となせ」

「胸が熱い?・・・なんだこの刺青は?」

「ふむ、珍しいルーンだね。少しスケッチさせてくれ給え。」

「・・・Links(繋がれたモノ)か。」

「む?何か言ったかね?」

「独り言だ。それよりも、そこまで警戒する必要は有るのか?ハゲ頭。」

「・・・」



使い魔



「つまり、お前を守ればいいのか?」

「ちょっと!平民が貴族になんて言葉遣いしてんのよ!」

「それで、依頼料は?」

「この!・・・まぁいいわ。そうね衣食住の提供ね。アンタあてないでしょ。」

「・・・しょうがないか。いいだろう、その依頼を請負う。」

「なんで、上から目線なのよ!疲れたから寝る!!」




装備



「前の世界のデバイスのみか・・・」



授業



「それではミス・ヴァリエール、錬金してくださいな。」

「「「ちょッま!!」」」

「・・・はい」

「やめて!ルイズ!!」

「錬金!!」

ドゴン!!!!!!

「何をする平民!僕を盾にするんじゃぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

「・・・しまった、依頼内容を忘れてた。」



片付け



「あんた、わたしのこと馬鹿にしてるでしょ。貴族なのに魔法が使えないなんてって」

「興味がない。」

「嘘!心の中では馬鹿にしてるんでしょ!」

「価値がない」

「価値がないですって?」

「俺がお前を馬鹿にした所で特に意味も価値もない。」

「何ですって!って何処に行く気!?」

「依頼内容はお前の護衛だ、掃除は範囲ではない。」

「ちょっと待ちなさい!・・・あれ?さっき守られてなくね。」



絡まれる天敵



「君のせいで二人の女性の名誉が傷ついてしまった!どう責任を取るつもりだね?平民君。」

「知らん。」

「ああ、平民の君に分かれと言う方が酷だったね。」

「むしろ、お前のせいではないのか?」

「なに?」

「つまり、お前が馬鹿だっただけの話だ。」

「貴様ッ!決闘だ!!」

「いいだろう。」



見物人



「オールドオスマン!!」

「ん?どうかしたのかね?えーコーベル君?」

「コルベールです!そんな事よりも決闘が始まりそうなのです。」

「ほほ、血気盛んなことじゃな。」

「片方はヴァリエールの使い魔ですぞ!」

「む?高が平民の傭兵じゃろ?何をそんなに焦っておるの?」

「このボケ爺!先日の私の話を聞いていたのですか!?恐らく彼は私では敵わぬ程の実力者です。」

「君でさえもかね。」

「私の最盛期ですら、敵うかどうか・・・」

「オールドオスマン。」

「む?ミス・ロングビルどうかしたのかね。」

「はい、生徒が邪魔で決闘を中止出来ないそうです。眠りの鐘を使用したいと・・・」

「一応、準備させておきなさい。」

「わかりました。それでは。」

「とりあえずは、様子見じゃ。」

「・・・そうですね。わかりました。」



決闘?



「諸君!決闘だ!!」

「・・・」

「ふふ、来た勇気は認めてあげよう。今直謝れば許してあげよう。」

「早くしろ。」

「そうだね。早く君を叩き潰してあげようじぁないか。」

「ちょっと!何勝手にやってるのよ!!」

「これはこれはゼロのルイズじゃないか、何君の使い魔を躾けてあげようと思ってね。」

「何勝手に「早くしろ、時間の無駄だ。」ちょっと!」

「退きたまえルイズ。」

「もう知らない!勝手にすればいいんだわ」



殲滅戦



「僕はメイジだからね、魔法を使わせてもらうよ?行け!ワルキューレ!!」

「・・・」

『ベキョ』そんな音が響く

ある生徒は、生意気な平民が虐げられる事に暗い優越感に浸り

ある生徒は、生々しい音が聞こえて息を呑み視線を逸らす

「はははは、貴族に逆らうからこんな事になるんだ!」

誰もがレイヴンの敗北と思っていた。

「終わりか?」

レイヴン本人を除いて

「ひょ?」

「この程度か、デバイスを使うまでも無いな。」

「ふふふ、やせ我慢かい?無理はしない方が良いよ。」

この時ギーシュは気付かない、青銅とはいえ金属の塊。そんなモノで顔面を殴られれば最悪人間は死んでしまう。

それを受けてレイヴンは平然としている。

それは圧倒的なタフの証明

「動作チェックにすらならん。」

ワルキューレの頭に手を置き握り潰す。

そのままゴーレムを圧縮してしまう。

それは圧倒的な握力の証明

「え?」

「時間の無駄だったな。ああ、鉄屑を返そう。受け取れ。」

無造作にゴーレムだった残骸をギーシュの前まで投げる。

風圧で観客の生徒達の髪が乱れる。

それは圧倒的な腕力の証明 

この時、漸くギーシュは自身の不利を悟った。

「う、うわぁぁぁ!僕を守れ!!ワルキューレェェェ!!!」

ギーシュがゴーレムを出すものの、レイヴンの拳によって砕かれる。

右から来るゴーレム。それを簡単に手刀で貫く。

前から来るゴーレム。それを簡単に蹴り穿つ。

後から来るゴーレム。それを簡単に踵落しで踏み潰す。

左から来るゴーレム。それを簡単に手で握り潰す。

後方に居るゴーレム。それを先ほど握りつぶした塊で撃ち抜く。

「遅い、脆い、弱い。もう終わりだ、まだやるのか?」

「ま、参った」

「今度からは、ばれない様にするんだな、若しくは、ばれても問題無い程惚れさせろ。わかったか?童貞。」

「どどどど童貞ちゃうわ!!!」




第一章 完


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